JPH07256774A - 反り矯正装置 - Google Patents

反り矯正装置

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JPH07256774A
JPH07256774A JP6053459A JP5345994A JPH07256774A JP H07256774 A JPH07256774 A JP H07256774A JP 6053459 A JP6053459 A JP 6053459A JP 5345994 A JP5345994 A JP 5345994A JP H07256774 A JPH07256774 A JP H07256774A
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JP
Japan
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heat generating
correction device
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Application number
JP6053459A
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English (en)
Inventor
Tomio Ando
富雄 安藤
Shigeru Fukai
茂 深井
Michio Shinozaki
巳知夫 篠崎
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報記録媒体に生じた反りの矯正装置であり、
記録装置への搭載が可能なコンパクトな装置であるこ
と、しかも安全性の確保は言うに及ばず低コスト性も兼
ね備える反り矯正装置を提供する。 【構成】発熱部と搬送部とそして搬送ガイド部とからな
り、発熱部は反りの凸面側から接しつつ加熱しつつ、搬
送部との組み合わせで情報記録媒体を加圧し、搬送部は
発熱部と搬送部との間を媒体が通過すべく、発熱部と対
向して配置され、搬送の為の力を媒体に与え、そして搬
送ガイド部は発熱部と搬送部との間から排出されつつあ
る媒体を、搬送部のある側から発熱部のある側に向かう
向き媒体を押さえつつ搬送のガイドを行なうべく、排出
用の出口付近に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IDカード、運転免許
証、そしてクレジットカードをはじめとする記録用のカ
ード類、あるいはパスポートや預金通帳をはじめとする
記録用の冊子類、等々に代表される情報記録媒体につい
て、それらに生じている反りを矯正する為の装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記IDカード、運転免許証、そしてク
レジットカードをはじめとする記録用のカード類とか、
あるいはパスポートや預金通帳をはじめとする冊子態
様、等々の情報記録媒体に対して要望される事柄のう
ち、「反り」と関わり合いがあるものには二つ有り、一
つはその情報記録媒体が持つ機能を十分に発揮するこ
と、そして残りのもう一つは、それらの媒体に課せられ
た製品規格を満足させることが挙げられる。
【0003】さて、前者を阻害する例としては、情報記
録媒体を機械式の読み取り/書き込みの処理装置で処理
しようとする際に、情報記録媒体が有している反りが間
接的な原因となって、装置による適切で正確な処理がな
されなかったりする状況とか、また反りの程度が酷い場
合には、処理装置が明らかな処理不良を起こしてしまい
処理を受け付けなくなる事態に陥るというトラブルも潜
在的に存在する。また後者を阻害する例としては、これ
ら情報記録媒体には製品規格の設定がなされてあるのが
通常であり、反り自体が存在することや、あるいは反り
の程度によって製品価値を失ってしまうことさえあり得
る。
【0004】さて、もともとは平らな情報記録媒体であ
っても、例えば受けた熱履歴(最も起こりうるのは製造
時に受ける熱の影響)によって、製品として完成された
後にも係わらず多かれ少なかれ反りが残っているのが普
通である。情報記録媒体を加熱加圧することによって反
りが生じてしまう例としては、情報記録媒体上に画像や
文字・記号等が形成された箇所に対して熱転写によりオ
ーバーコートを施す処理とか、あるいは画像(文字・記
号等も含む)を熱転写によって中間転写媒体に一旦形成
したうえで、中間転写媒体から別の被転写情報記録媒体
上に加熱加圧によって前期の画像を転写する処理(間接
転写とか二段階転写とか称される)によって反ってしま
う場合が挙げられる。
【0005】前記カード類や冊子類等の情報記録媒体が
もともとは反りを持っていなかった場合であっても、情
報記録媒体の記録面を保護する目的で形成される層材
(いわゆるオーバコート層)を、例えばサーマル記録を
施したりあるいはヒートローラ等の加熱装置で加熱した
りして反りが発生してしまった場合、情報記録媒体の凹
面側には熱による残留歪(HAZ:ヒートエイデッドゾ
ーンともいう)が生じており、この為に反りが発生す
る。
【0006】情報記録媒体は本来は反りが望まれない
が、それにも係わらずに反りが生じてしまった場合の反
りの矯正手段としては、例えばオーブン等の加熱機器内
で長時間の加熱を行ないこれによりエージングを施すこ
とによって熱による前記の歪を除去してやるという手段
が有り、この方法を採用していた。また、反りの生じた
情報記録媒体と加熱したヒートローラとの間に相対速度
を与えてやり、ヒートローラで押さえつけながら加熱し
てやる、という手段がとられる場合もある。
【0007】しかしながら、従来の技術のうち、前者の
ように長時間の加熱によりエージングする場合では、そ
の為に要する装置の規模が大きくなってしまう。その結
果、情報記録媒体へ記録する装置に、反り矯正装置を搭
載しようと試みた場合、装置設計が困難になってしまう
という問題点があった。また、後者のように、ヒートロ
ーラ等を用いる手段の場合であっても、瞬間的にニップ
(加熱)を施すことになる為にニップ時間が短くなるこ
とから、反りが矯正される量を十分に得ようとした際
に、矯正処置を高温で行なう必要性が必然的に生じてし
まう。その結果、消費電力を多く要することになり、そ
れに伴う耐熱・安全対策の為の機構や材料のことも配慮
する必要性までもが生じてしまい、設計から製造迄に多
大なコストが掛かってしまうという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の技
術の問題点に鑑みなされたものであり、その課題とする
ところは、情報記録媒体に生じた反りの矯正装置であ
り、記録装置への搭載が可能なコンパクトな装置である
こと、しかも安全性の確保は言うに及ばず低コスト性も
兼ね備えること、以上を達成できる情報記録媒体の反り
矯正装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として以下の反り矯正装置を提供する。まず請求
項1では、情報記録媒体の反り矯正装置であって、少な
くとも、発熱部と搬送部とそして搬送ガイド部とからな
り、(イ)前記発熱部は、情報記録媒体の反りの凸面側
から該情報記録媒体に接しつつ加熱し、前記搬送部との
組み合わせで該情報記録媒体を加圧すること、(ロ)前
記搬送部は、前記発熱部と該搬送部との間を前記情報記
録媒体が通過すべく、前記発熱部と対向して配置され、
搬送の為の力を前記情報記録媒体に与えること、(ハ)
前記搬送ガイド部は、前記発熱部と前記搬送部との間か
ら排出されつつある前記情報記録媒体を、前記搬送部が
ある側から前記発熱部がある側に向かう向き該情報記録
媒体を押さえつつ搬送のガイドを行なうべく、前記排出
用の出口付近に配置されていること、以上(イ)乃至
(ハ)を具備することを特徴とする反り矯正装置を提供
する。
【0010】請求項2では、前記反り矯正装置におい
て、前記情報記録媒体が搬送される際に接する前記発熱
部の面の搬送方向に沿った寸法が、前記情報記録媒体の
搬送方向に沿った寸法よりも長いことを特徴とする請求
項1記載の反り矯正装置を提供する。
【0011】請求項3では、前記反り矯正装置におい
て、前記発熱部上の前記情報記録媒体が接する面が、立
体的に円弧状をなしているか、あるいは平面をなしてい
るか、いずれかの面を有していることを特徴とする請求
項1乃至2記載の反り矯正装置を提供する。
【0012】請求項4では、前記反り矯正装置におい
て、前記搬送部は、ローラーもしくはベルトによって前
記情報記録媒体に力を与えて該情報記録媒体を搬送する
ことを特徴とする請求項1乃至3記載の反り矯正装置を
提供する。
【0013】請求項5では、前記反り矯正装置におい
て、前記情報記録媒体が接する前記発熱部の表面には、
潤滑性被覆層が施されていることを特徴とする請求項1
乃至4記載の反り矯正装置を提供する。
【0014】請求項6では、前記反り矯正装置におい
て、前記情報記録媒体が接する前記発熱部の表面には、
フッ素系高分子化合物による被覆層が施してあることを
特徴とする請求項1乃至5記載の反り矯正装置を提供す
る。
【0015】請求項7では、前記反り矯正装置におい
て、前記搬送ガイド部により押さえられつつ排出を完了
した前記情報記録媒体が冷却される冷却部が備わり、該
冷却部は、前記情報記録媒体の面のうち前記装置による
反り矯正の以前には凸面をなしていた側から冷却用板が
接するべく支持することを特徴とする請求項1乃至6記
載の反り矯正装置を提供する。
【0016】請求項8では、前記反り矯正装置におい
て、前記冷却用板は、前記情報記録媒体の面内で、外側
よりも中側寄りに多く接することを特徴とする請求項1
乃至7記載の反り矯正装置を提供する。請求項7、8に
記載の冷却用板の形状は、平面か曲面か何れでも良い。
接触面積が多ければ伝熱性能も高まり、速く冷却出来
る。このとき、排出を完了した前記情報記録媒体の面の
内側寄りの領域の接触面積を外側寄りのそれよりも多く
すると、内側寄りと外側寄りとで冷却速度を異ならせる
ことが出来る。その結果、剛性がかなり高い情報記録媒
体の場合には、このように面の内側と外側とで冷却速度
を異ならせることにより、能率よく反りを矯正すること
が可能となる。
【0017】請求項9では、前記反り矯正装置におい
て、前記発熱部には、加熱手段、温度感知手段が設けら
れ、且つ、該発熱部の内部もしくはその外部には該温度
感知手段により感知したデータに基づき発熱部の温度を
制御する温度制御部とがあることを特徴とする請求項1
乃至8記載の反り矯正装置を提供する。
【0018】請求項10では、前記反り矯正装置におい
て、前記加熱手段が、加熱ヒータ、ランプ、あるいは自
己温度制御性発熱素子のうちの少なくとも何れかを用い
ることを特徴とする請求項1乃至9記載の反り矯正装置
を提供する。
【0019】請求項11では、前記反り矯正装置におい
て、前記発熱部には、ヒートパイプも組み込まれている
ことを特徴とする請求項1乃至10記載の反り矯正装置
を提供する。
【0020】
【作用】本発明によると、前記情報記録媒体は発熱部の
表面に面接触と接することになり、反り矯正装置による
加熱時間(ニップ幅またはニップ時間と称する)を長く
することが出来る。その為、従来の技術で要求されてい
た程の高い温度を必要とせず、比較的低温で長い時間に
渡って加熱することが出来る。このときに、表面の熱板
の寸法が長くなると前記加熱時間も長く出来易くなり好
都合となる。
【0021】つまり、ニップ幅を多く取ることが出来る
ことから、加熱温度が低く出来、反りのある記録媒体の
凸面側から徐々にじっくりと加熱し、情報記録媒体にや
さしく逆歪を与え、安全性や低コスト性に繋げることが
出来る。また、発熱部や搬送部から排出されてまだ温度
が高い状態の情報記録媒体を、冷却部によって冷却を速
めると、反りをより速く矯正することも可能となる。
【0022】
【実施例】
<実施例1>図1は、本発明に係わる第1の実施例の概
略を示す断面図である。熱板は平面状になっており、記
録媒体が挿入されてやがて排出されるまでの部分は、記
録媒体の引っ掛かりを防止するために、若干滑らかに角
を落としてある。また、この熱板は記録媒体が接触しな
がらの移動が円滑に実現出来るように、表面に潤滑剤
(例えば、フッソ系高分子化合物のコート剤/PTFE
やPFA、FEP)を塗工している。
【0023】そしてこの熱板の近傍には、熱板と接触を
しないか、又は接触させても極軽い接触にて、回転する
搬送ローラが設けられている。この搬送ローラは、金属
やプラスチクのような剛体でもよいが、記録媒体が傷つ
きやすいものであれば、シリコンゴム、EPDM、NB
R、CR等のゴムやシリコンスポンジ等のスポンジとい
った弾性体にする。また、記録媒体の厚さが厚いものや
剛性が高い記録媒体を使用する場合は、搬送ローラをバ
ネ等で加圧しておいて記録媒体の挙動にあわせて搬送ロ
ーラが、図面に対して上下に移動できる様にしておく。
【0024】矯正前の(例えば、塩化ビニルやABS、
ポリカーボネート、PET、PMMA、PBT、ポリプ
ロピレン、紙、あるいは皮等の材料からなる)記録媒体
は、凸面が、平面熱板の加熱面に接触する位置で図の右
側より挿入されると、搬送ローラの働きにより、搬送ロ
ーラと熱板の間をスライドしながら図面の右側に向かっ
て移動する。そして、記録媒体は前記の移動中に、熱板
から記録媒体の凸面側に逆歪を与えられて、それが持つ
反りを矯正される。また、熱板より排出された記録媒体
は平面の冷却板(図示していない)を兼ねた搬送ガイド
により搬送される。
【0025】また、加熱板は、ブロック状または、板状
とし、カートリッジヒータで加熱しているが、加熱板表
面又は表面近傍に温度センサーを設け、この温度センサ
ーで感知た加熱板の温度データによりカートリッジヒー
タの通電を温調機(温度コントローラ)により制御して
いる。また、このヒータは、カートリッジヒータによら
ず、シリコンラバヒータ等様々なヒータに対応出来るこ
とはいうまでも無い。
【0026】<実施例2>図2は、本発明の第2の実施
例に係わる記録媒体矯正装置の略式断面図である。ここ
では、図1で呈示した熱板による逆歪を更に強く与えて
反りの矯正力を多くするために熱板を円弧状熱板とし
た。
【0027】<実施例3>図3では、図1と同じ平面熱
板から排出される記録媒体をさらに大きな逆歪を加える
べく媒体排出搬送ローラで、記録媒体の反りの方向と逆
方向に加圧・搬送を行う。熱板上をスライドして搬送さ
れた記録媒体は、熱板より排出されるころには温度が上
昇しており、特に熱によって軟化しやすい記録媒体では
この排出ローラの更なる反り逆方向への加圧により効果
的に反りの矯正を行うことができる。そして排出された
記録媒体は正確にまっすぐな記録媒体にするために平面
状の冷却板で冷やされて記録媒体の矯正は終了する。た
だし、この冷却は、記録媒体を静止させても良く、搬送
させても良く、ともかく平面板に接触させれば矯正は成
功する。
【0028】<実施例4>図4で呈示した実施例は、図
3で呈示した第3の実施例の熱板を円弧状にし、熱板に
よる逆歪を更に強く与える事によって反りの矯正力を大
きくしたものである。
【0029】<実施例5>図5に本実施例に係わる記録
媒体矯正装置の略式断面図を示す。図5で呈示した実施
例は、実施例3で用いた冷却板を円弧状熱板とすること
により反りの矯正力を大きくしたものである。
【0030】<実施例6>図6に本実施例に係わる記録
媒体矯正装置の略式断面図を示す。図6で呈示した実施
例は、実施例4で用いた冷却板を円弧状熱板とすること
により更に反りの矯正力を大きくしたものである。
【0031】<実施例7>前述の請求項に関する熱板の
加熱方法に関して、図7に示した。図7に示す加熱方法
は、加熱板を板状にし、記録媒体に対し裏面側に温度を
一定に保つ事が出来るヒートパイプが設置されている。
尚、ヒートパイプは加熱板との熱伝導性を向上させる為
に、(図示しない)耐熱電熱セメントやシリコン伝熱グ
リス等でヒートパイプと加熱板との隙間を埋めている。
そして、この加熱板裏面側とヒートパイプに向かって遠
赤外ヒータを発熱させ加熱板を暖める。加熱板は、上述
のヒートパイプの作用により、温度が低いところは温度
が高い箇所から熱の伝導を受け、また温度が高いところ
は温度の低いところへ熱を伝えるので非常に温度ムラの
少ない安定した加熱板を実現できる。また、この温度の
コントロールは、温度センサーと温調機で制御し、目的
温度に保持する。
【0032】<実施例8>前述の第1から第7に関する
熱板の加熱方法に関する実施例として図8に示した。図
8の加熱方法は、実施例7の遠赤外ヒータの代りにハロ
ゲンランプヒータを用い、更に加熱板裏面側とヒートパ
イプを耐熱性黒色塗料により黒体化処理を行っている。
加熱板裏面側とヒートパイプが黒体化処理されているの
で、反射ミラーを背面に持ったハロゲンランプヒータか
らの光パワー(熱線)は、即座に加熱板裏面側とヒート
パイプ部で熱に変換され、加熱板を加熱する事になる。
また、この温度のコントロールは、温度センサーと温調
機で制御する。本実施例の場合は、加熱にハロゲンラン
プヒータを用いることが出来るので、非常に短時間で加
熱板を目的温度にする事が出来る。
【0033】<実施例9>前記実施例1乃至7に関する
熱板の加熱方法に関する実施例として図9に第9実施例
を呈示した。図9に呈示した実施例9も実施例8と同じ
くヒートパイプとハロゲンランプヒータを用いている
が、ヒートパイプを熱板から外部まで延ばしている。こ
の延ばした端面には、黒体処理が施されており、この端
面に円弧状ミラーを背面に持ったハロゲンランプヒータ
からの光パワー(熱線)は、即座にヒートパイプを介し
て温度の低い加熱部で伝熱する。また、この温度のコン
トロールは、温度センサーと温調機で制御する。その結
果、温度の差を少なくしようとするヒートパイプの効果
により加熱板は、短時間で安定した温度に保持される。
また、熱源を外部に出したのでコンパクトな熱板が実現
できる。
【0034】<実施例10>前述の第1から第7に関す
る熱板の加熱方法に関する実施例として図10に実施例
10を示した。これは、温度が低いと電機抵抗値が低く
なり、ある一定の温度に達すると急激に電機抵抗が上昇
することにより温調機無しで温度を一定に保持する事が
できる自己温度調整素子(PTC)を熱源にした熱板で
ある。この自己温度調整素子には、チタン酸バリウム
や、炭素と各種ポリマーとのブレンドによって作られた
熱半導体素子等を用いる事が出来る。この自己温度調整
素子を用いれば安全の為にバイメタルや温度ヒューズを
用いる以外は単独使用できるので、非常にシンプル且つ
小型な熱板が実現できる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係わる反り矯正装置は、大きさ
が非常にコンパクトであり、カード類や冊子類をはじめ
とする情報記録媒体への情報記録装置が比較的小型であ
ってもそこへの搭載が可能なほどである。そのうえ、反
り矯正の際に情報記録媒体へ負荷する温度が比較的低温
で済むことから、情報記録媒体に与えるタメージが少な
くて済む。しかも、安全性の確保は言うに及ばず低コス
ト性も兼ね備えていることから、前記の課題を十二分に
解決することができる反り矯正装置を提供することが出
来たといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる反り矯正装置の実施例1の概略
を示す断面図である。
【図2】本発明に係わる反り矯正装置の実施例2の概略
を示す断面図である。
【図3】本発明に係わる反り矯正装置の実施例3の概略
を示す断面図である。
【図4】本発明に係わる反り矯正装置の実施例4の概略
を示す断面図である。
【図5】本発明に係わる反り矯正装置の実施例5の概略
を示す断面図である。
【図6】本発明に係わる反り矯正装置の実施例6の概略
を示す断面図である。
【図7】本発明に係わる反り矯正装置の実施例7の概略
を示す断面図である。
【図8】本発明に係わる反り矯正装置の実施例8の概略
を示す断面図である。
【図9】本発明に係わる反り矯正装置の実施例9の概略
を示す説明図である。
【図10】本発明に係わる反り矯正装置の実施例10の
概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・搬送ローラ 2・・・温度センサ 3・・・温度調節機(温調機) 4・・・カートリッジヒーター 5・・・カートリッジヒーター 6・・・(平板状)冷却板 7・・・(曲面状)冷却板 10・・・熱板 11・・・ヒートパイプ 12・・・温度センサ 13・・・温度調節機(温調機) 14・・・赤外線ヒーター 15・・・ハロゲンランプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体の反りを矯正する装置であっ
    て、少なくとも、発熱部と搬送部とそして搬送ガイド部
    とからなり、(イ)前記発熱部は、情報記録媒体の反り
    の凸面側から該情報記録媒体に接しつつ加熱し、前記搬
    送部との組み合わせで該情報記録媒体を加圧すること、
    (ロ)前記搬送部は、前記発熱部と該搬送部との間を前
    記情報記録媒体が通過すべく、前記発熱部と対向して配
    置され、搬送の為の力を前記情報記録媒体に与えるこ
    と、(ハ)前記搬送ガイド部は、前記発熱部と前記搬送
    部との間から排出されつつある前記情報記録媒体を、前
    記搬送部がある側から前記発熱部がある側に向かう向き
    該情報記録媒体を押さえつつ搬送のガイドを行なうべ
    く、前記排出用の出口付近に配置されていること、以上
    (イ)乃至(ハ)を具備することを特徴とする反り矯正
    装置。
  2. 【請求項2】前記反り矯正装置において、 前記情報記録媒体が搬送される際に接する前記発熱部の
    面の搬送方向に沿った寸法が、前記情報記録媒体の搬送
    方向に沿った寸法よりも長いことを特徴とする請求項1
    記載の反り矯正装置。
  3. 【請求項3】前記反り矯正装置において、 前記発熱部上の前記情報記録媒体が接する面が、立体的
    に円弧状をなしているか、あるいは平面をなしている
    か、いずれかの面を有していることを特徴とする請求項
    1乃至2記載の反り矯正装置。
  4. 【請求項4】前記反り矯正装置において、 前記搬送部は、ローラーもしくはベルトによって前記情
    報記録媒体に力を与えて該情報記録媒体を搬送すること
    を特徴とする請求項1乃至3記載の反り矯正装置。
  5. 【請求項5】前記反り矯正装置において、 前記情報記録媒体が接する前記発熱部の表面には、潤滑
    性被覆層が施されていることを特徴とする請求項1乃至
    4記載の反り矯正装置。
  6. 【請求項6】前記反り矯正装置において、 前記情報記録媒体が接する前記発熱部の表面には、フッ
    素系高分子化合物による被覆層が施してあることを特徴
    とする請求項1乃至5記載の反り矯正装置。
  7. 【請求項7】前記反り矯正装置において、 前記搬送ガイド部により押さえられつつ排出を完了した
    前記情報記録媒体が冷却される冷却部が備わり、該冷却
    部は、前記情報記録媒体の面のうち前記装置による反り
    矯正の以前には凸面をなしていた側から冷却用板が接す
    るべく支持することを特徴とする請求項1乃至6記載の
    反り矯正装置。
  8. 【請求項8】前記反り矯正装置において、 前記冷却用板は、前記情報記録媒体の面内で、外側より
    も中側寄りに多く接することを特徴とする請求項1乃至
    7記載の反り矯正装置。
  9. 【請求項9】前記反り矯正装置において、 前記発熱部には、加熱手段、温度感知手段が設けられ、
    且つ、該発熱部の内部もしくはその外部には該温度感知
    手段により感知したデータに基づき発熱部の温度を制御
    する温度制御部とがあることを特徴とする請求項1乃至
    8記載の反り矯正装置。
  10. 【請求項10】前記反り矯正装置において、 前記加熱手段が、加熱ヒータ、ランプ、あるいは自己温
    度制御性発熱素子のうちの少なくとも何れかを用いるこ
    とを特徴とする請求項1乃至9記載の反り矯正装置。
  11. 【請求項11】前記反り矯正装置において、 前記発熱部には、ヒートパイプも組み込まれていること
    を特徴とする請求項1乃至10記載の反り矯正装置。
JP6053459A 1994-03-24 1994-03-24 反り矯正装置 Pending JPH07256774A (ja)

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JP6053459A JPH07256774A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 反り矯正装置

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