JP2004249552A - 記録消去方法・記録消去装置・記録装置 - Google Patents

記録消去方法・記録消去装置・記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しても良好な消去性を得ることができ、作業能率の向上を実現できるようにする。
【解決手段】記録消去装置34において、図示しない給紙手段により給紙された可逆性感熱記録用紙26は搬送ローラ対12により記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3との間に導かれる。記録面ガイド部材2の裏面にはセラミックヒータ4、断熱材6が設けられており、非記録面ガイド部材3の裏面にはセラミックヒータ5、断熱材7が設けられている。非記録面ガイド部材3は固定フレーム19に支持されているが、記録面ガイド部材2はバネ11により付勢されて摺動する可動フレーム9により支持されており、可逆性感熱記録用紙26は両ガイド部材間を当接しながら搬送される。ガイド部材有する熱容量により消去時の急峻な温度変化が抑制され、高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱温度の違いにより可逆的に発色と消色の2つの状態を示すことにより繰り返し印字(画像形成)することができる可逆性感熱記録媒体を用いた記録消去方法、記録消去装置及び該記録消去装置を有する記録装置(画像形成装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の記録装置は、一般にリライタブルプリンタ(RWP)と呼ばれ、熱可逆性(Thermo−Chromic)フィルム等の可逆性感熱記録媒体を用いたものが実用化されている。
熱可逆性フィルムは、記録層にロイコ染料と顕色剤を備えており、図11に示すようなリライタブル特性を有している。消色状態(A)から例えば180℃に加熱すると、ロイコ染料分子が溶融して発色し(B)、この状態で急冷すると発色したまま凝集して発色状態が固定される(C)。
発色状態で例えば120〜160℃に加熱すると、凝集状態が崩れて顕色剤が自己凝集力で結晶化し(D)、ロイコ染料を弾き出して(E)、消色状態(A)に戻る。消色温度と発色温度はフィルムの構成材料によって異なる。
この熱可逆性フィルムの特性に対応して、記録装置では、加熱して印字を消去する記録消去装置と、加熱して印字を行う印字装置を有している。
【0003】
記録消去装置としては、ハロゲンランプやセラミックヒータ等を内蔵したヒートローラと加圧ローラを圧接し、ヒートローラにより熱を与えながら挟持搬送して記録を消去する構成が知られている。
印字装置としては、プラテンローラにサーマルヘッドを押圧し、サーマルヘッドの発熱素子に画像情報に基づいて通電し、印字する構成が知られている。
記録消去装置としては、上述した構成の他に、面状ヒータであるセラミックヒータと搬送ローラを対向接触させ、セラミックヒータの面に可逆性感熱記録媒体の記録面(印字面、画像面)を当接させながら搬送する構成も知られている。また、可逆性感熱記録媒体の記録面にハロゲンランプやセラミックヒータ等により非接触状態で熱を加えながら搬送して消去する非接触方式のものもある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−127467号公報
【特許文献2】
特開2000−309169号公報
【特許文献3】
特開平7−276814号公報
【特許文献4】
特開平6−115243号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
可逆性感熱記録シート(可逆性感熱記録媒体)の記録内容の消去を行うためには、印字面だけではなく裏面もある程度の温度にする必要がある。可逆性感熱記録シートの表裏で熱膨張・収縮率が異なり、材質によっては波打ち現象が発生する場合等があるからである。
熱源を内蔵したヒートローラにより加熱消去する方式では、ヒートローラの加熱(消去温度への立ち上がり)に時間がかかり、使用電力も大きいものになる。
可逆性感熱記録シートの基材がPET(ポリエチレンテレフタレート)等のような場合、熱伝導性がよいため、特にこの傾向が強くなる。
ヒートローラと加圧ローラによる加熱・搬送方式の場合、可逆性感熱記録シートと接触するのは僅かな範囲のニップ部分のみであり、消去に必要十分な熱量を可逆性感熱記録シートに供給するためには搬送速度をある程度遅くする必要があった。
【0006】
セラミックヒータに可逆性感熱記録シートを直接当接させる方式では、セラミックヒータの熱容量が小さいため、温度の上昇率が大きく且つ可逆性感熱記録シートの通過時の温度低下も大きくなり、可逆性感熱記録シートの消去温度を制御することが困難であった。また、セラミックヒータの場合には温度ムラの影響も出やすいという問題があった。
さらに、セラミックヒータの場合には幅も狭いために、表面のガラスにピンホールがあると消去性に大きく影響していた。
上述のように、可逆性感熱記録シートの裏面(非印字面)も加熱する必要があることからセラミックヒータの対向部位に搬送機能を兼ねたローラを設ける場合、そのローラの加熱にも第2のヒータが必要となって上記立ち上がり時間、電力量の問題が同様に生じるとともに、可逆性感熱記録シートと接触するのはニップ部分のみとなるために高速化は困難であった。
【0007】
そこで、本発明は、高速搬送においても良好な消去性を得ることができ、作業能率の向上を実現できる記録消去方法、記録消去装置及びこれを備えた記録装置の提供を、その主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、可逆性感熱記録媒体の記録内容を熱を加えて消去する記録消去方法において、可逆性感熱記録媒体の記録面と非記録面に略平行な面を有するガイド部材を対向配置し、これらのガイド部材を熱源によりそれぞれ所定の温度に加熱しながら該ガイド部材間に可逆性感熱記録媒体を通して記録内容を消去することとした。
【0009】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の記録消去方法において、上記可逆性感熱記録媒体を通すときに、その記録面と非記録面を上記ガイド部材の面にそれぞれ当接させることとした。
【0010】
請求項3記載の発明では、可逆性感熱記録媒体の記録内容を熱を加えて消去する記録消去装置において、可逆性感熱記録媒体の記録面に略平行な面を有する記録面ガイド部材と、該記録面ガイド部材に対向して設けられ可逆性感熱記録媒体の非記録面に略平行な面を有する非記録面ガイド部材と、上記記録面ガイド部材を加熱する記録面側熱源と、上記非記録面ガイド部材を加熱する非記録面側熱源を有し、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材をそれぞれ所定の温度に加熱しながらこれらの間で可逆性感熱記録媒体を搬送して記録内容を消去する、という構成を採っている。
【0011】
請求項4記載の発明では、請求項3記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が可逆性感熱記録媒体の記録面、非記録面にそれぞれ当接するように設けられている、という構成を採っている。
【0012】
請求項5記載の発明では、請求項4記載の記録消去装置において、上記記録面側熱源と上記非記録面側熱源が面状ヒータである、という構成を採っている。
【0013】
請求項6記載の発明では、請求項5記載の記録消去装置において、上記面状ヒータがセラミックヒータである、という構成を採っている。
【0014】
請求項7記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が可逆性感熱記録媒体の厚み方向に摺動可能に設けられ、相手方へ向けて所定の圧力で付勢されている、という構成を採っている。
【0015】
請求項8記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記非記録面ガイド部材の温度が上記記録面ガイド部材の温度以下であって、且つ、温度差が50℃以下である、という構成を採っている。
【0016】
請求項9記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が、単位体積当たりの熱容量が大きい材料で形成され、且つ、その厚さが0.6〜1.2mmである、という構成を採っている。
【0017】
請求項10記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が、熱伝導率の高い材料で形成され、且つ、その厚さが1.0〜2.5mmである、という構成を採っている。
【0018】
請求項11記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の平面度が、0.3mm以下である、という構成を採っている。
【0019】
請求項12記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の面粗さが、10μm以下である、という構成を採っている。
【0020】
請求項13記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面が、耐熱性及び低摩擦性を有する材料でコーティングされている、という構成を採っている。
【0021】
請求項14記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が、可逆性感熱記録媒体を高速で搬送した場合に、消去残留濃度を抑制できる形状を有している、という構成を採っている。
【0022】
請求項15記載の発明では、請求項14記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方の可逆性感熱記録媒体の厚み方向における厚さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化している、という構成を採っている。
【0023】
請求項16記載の発明では、請求項14記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうち少なくとも一方が、可逆性感熱記録媒体の搬送を誘導する誘導部を有し、該誘導部の搬送方向の長さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化している、という構成を採っている。
【0024】
請求項17記載の発明では、請求項14記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうち少なくとも一方の可逆性感熱記録媒体に当接する面の搬送方向の長さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化している、という構成を採っている。
【0025】
請求項18記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面と上記記録面側熱源、上記非記録面側熱源との間にそれぞれ温度検出手段が設けられ、該温度検出手段は上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面に接触して設けられている、という構成を採っている。
【0026】
請求項19記載の発明では、請求項18記載の記録消去装置において、上記温度検出手段の熱時定数が5秒以下である、という構成を採っている。
【0027】
請求項20記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面に上記記録面側熱源、上記非記録面側熱源が上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材に対して非固定状態に設けられ、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が上記記録面側熱源又は非記録面側熱源を介して相手方へ向け、付勢手段により所定の圧力で付勢されている、という構成を採っている。
【0028】
請求項21記載の発明では、請求項20記載の記録消去装置において、上記付勢手段と上記記録面側熱源又は非記録面側熱源との間に断熱材が設けられている、という構成を採っている。
【0029】
請求項22記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の搬送方向の長さが10mm以上である、という構成を採っている。
【0030】
請求項23記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、可逆性感熱記録媒体を挟持搬送するための搬送部材が、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向出口から搬送方向下流側へ離れた位置に設置され、該設置位置は、上記搬送部材のニップ圧により可逆性感熱記録媒体が塑性変形を起こさない距離に設定されている、という構成を採っている。
【0031】
請求項24記載の発明では、請求項23記載の記録消去装置において、上記搬送部材が、そのニップ位置が上記上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向出口から搬送方向下流側へ10mm以上離れた箇所に設置されている、という構成を採っている。
【0032】
請求項25記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、可逆性感熱記録媒体を挟持搬送するための搬送部材が設けられ、該搬送部材は、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向入り口よりも上流側に設けられている、という構成を採っている。
【0033】
請求項26記載の発明では、可逆性感熱記録媒体に記録された内容を熱により消去する記録消去装置と、可逆性感熱記録媒体に記録を行う印字装置を有する記録装置において、上記記録消去装置が、請求項3乃至25のうちの何れか1つに記載の記録消去装置である、という構成を採っている。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて、本実施形態における記録装置としてのリライタブルプリンタ1の構成及びプリント動作の概要を説明する。
リライタブルプリンタ1は、装置本体35と、該装置本体35の上面側に左斜め上方に突出するように固定され、可逆性感熱記録媒体としての可逆性感熱記録用紙26が収容される給紙手段25と、該給紙手段25の給紙方向下流側近傍における装置本体35内部に設けられ、可逆性感熱記録用紙26の記録内容を熱を加えて消去する記録消去装置34と、可逆性感熱記録用紙26に画像情報に基づいて印字(画像形成)を行う印字装置33と、該記録消去装置34から排出される可逆性感熱記録用紙26を印字装置33へ案内する搬送ガイド板15と、印字装置33から排出された可逆性感熱記録用紙26を冷却する冷却ローラ対18と、冷却された可逆性感熱記録用紙26を図示しない排紙トレイへ排出する排紙ローラ対20等を有している。
【0035】
給紙手段25に積載収容された可逆性感熱記録用紙26は、給紙ローラ22、23、24により1枚ずつ分離されて矢印S方向に給紙される。
記録消去装置34は、図2に示すように、ケーシング10と、該ケーシング10の上面に設けられ、可逆性感熱記録用紙26の導入口30aを有するカバー30と、ケーシング10内における導入口30aの略真下に設けられた搬送ローラ対12と、可逆性感熱記録用紙26の記録面に略平行な面を有する記録面ガイド部材2と、該記録面ガイド部材2に対向して設けられ可逆性感熱記録用紙26の非記録面に略平行な面を有する非記録面ガイド部材3と、記録面ガイド部材2を加熱する記録面側熱源としてのセラミックヒータ4と、非記録面ガイド部材3を加熱する非記録面側熱源としてのセラミックヒータ5と、セラミックヒータ4の裏面側(記録面に略平行な面と反対側)に設けられた断熱材6と、セラミックヒータ5の裏面側に設けられた断熱材7を有している。
【0036】
また、ケーシング10内部に可逆性感熱記録用紙26の厚み方向に突出するように形成された支持ブラケット8と、該支持ブラケット8上に摺動可能に設けられ、記録面ガイド部材2を支持する可動フレーム9と、該可動フレーム9を可逆性感熱記録用紙26の厚み方向に付勢するバネ11と、支持ブラケット8と略平行に突出し、可動フレーム9の摺動をガイドするガイドブラケット13と、セラミックヒータ4に埋設状態に設けられ、記録面ガイド部材2の裏面に当接する温度検出手段としてのサーミスタ14と、非記録面ガイド部材3側においてケーシング10内部に可逆性感熱記録用紙26の厚み方向に突出するように形成された支持ブラケット16と、該支持ブラケット16に固定ネジ17で固定され、非記録面ガイド部材3を支持する固定フレーム19と、セラミックヒータ5に埋設状態に設けられ、非記録面ガイド部材3の裏面に当接する温度検出手段としてのサーミスタ21等を有している。
可動フレーム9及びバネ11等により、記録面ガイド部材2を非記録面ガイド部材3へ向けて付勢する付勢手段が構成されている。
【0037】
図1に示すように、記録消去装置34で記録内容を消去された可逆性感熱記録用紙26は、円弧状の搬送経路を有する搬送ガイド板15内を搬送ローラ対27等により搬送され、印字装置33へ達する。
印字装置33は、プラテンローラ28と、該プラテンローラ28に図示しない付勢手段により圧接されたサーマルヘッド29を有している。記録消去装置34により記録内容を消去され、又は未記録の可逆性感熱記録用紙26はプラテンローラ28で搬送されながらサーマルヘッド29により印字される。
画像情報に基づいて駆動されるサーマルヘッド29の加熱温度は適正な発色温度に設定される。
図示しない制御手段のROMには、予め実験等(コンピュータシミュレーションを含む)により求められた可逆性感熱記録用紙26の材質の種類と適正な発色温度との関係データテーブルが記憶されており、上記制御手段は入力された又は自動検知された可逆性感熱記録用紙26の種類に対応する発色温度を選択し、サーマルヘッド29への電力供給を制御する。
冷却ローラ対18は、印字装置33の下流側で印字装置33によって付与された可逆性感熱記録用紙26の熱を奪う目的と搬送を兼ねて設けられたローラであり、熱伝導率の高い材料で形成することが望ましい。
【0038】
図2において、セラミックヒータ4と断熱材6は可動フレーム9に一体に固定されているが、セラミックヒータ4と記録面ガイド部材2とは非固定状態にある。同様に、セラミックヒータ5と断熱材7は固定フレーム19に一体に固定されているが、セラミックヒータ5と非記録面ガイド部材3とは非固定状態にある。
可動フレーム9は、図3に示すように、ガイドブラケット13によりガイドされる部分を除く中央部が断面略コ字状に形成され、後面9bを2つのバネ11により付勢されている。断熱材6が固定される前面9aの可逆性感熱記録用紙26の幅方向(搬送方向と直交する方向)における両端部には、記録面ガイド部材2を係合するための溝9a―1が形成されている。
【0039】
記録面ガイド部材2は、図4に示すように、後述する可逆性感熱記録用紙26の記録面26aに略平行な加熱面2aと、該加熱面2aの上端から左斜め上方に延び、可逆性感熱記録用紙26を誘導する誘導部2bと、加熱面2aの幅方向両端部にそれぞれ形成されたL字状の係合部2cと、これらの係合部2cの内面に形成され、上記可動フレーム9の溝9a―1に係合する凸部2dを有している。
図5に示すように、非記録面ガイド部材3も記録面ガイド部材2と同様に形成され、且つ対称性を有するように設けられている。すなわち、非記録面ガイド部材3は、可逆性感熱記録用紙26の非記録面26bに略平行な加熱面3aと、該加熱面3aの上端から右斜め上方に延び、可逆性感熱記録用紙26を誘導する誘導部3bと、加熱面3aの幅方向両端部にそれぞれ形成されたL字状の係合部3cと、これらの係合部3cの内面に形成され、上記固定フレーム19の図示しない溝に係合する凸部3dを有している。
【0040】
記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の対向配置によって、各誘導部2b、3bによる逆八の字形状の搬送案内部が形成されている。この搬送案内部により可逆性感熱記録用紙26の先端部が少々ばたついても確実に記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の間に通すことができる。
記録面ガイド部材2が可動フレーム9による付勢力Fで非記録面ガイド部材3へ向けて押圧され、これにより、可逆性感熱記録用紙26の記録面26aに記録面ガイド部材2の加熱面2aが当接し、可逆性感熱記録用紙26の非記録面26bに非記録面ガイド部材3の加熱面3aが当接する。
【0041】
記録面ガイド部材2及び非記録面ガイド部材3の材料としては、金属、耐熱性樹脂、セラミック等を採用でき、特に金属が望ましい。金属においては熱伝導率の高いアルミニウム、銅及びその合金等が挙げられるが、特にアルミニウムが好ましい。アルミニウムで形成する場合、記録面ガイド部材2及び非記録面ガイド部材3の厚さtは、1.0mm〜2.5mmであることが好ましい。
好適な材料としては他に、単位体積当たりの熱容量の高いステンレスなど、鉄を基材とする金属も上げられる。この場合、記録面ガイド部材2及び非記録面ガイド部材3の厚さtは、0.6mm〜1.2mmであることが好ましい。
また、記録面ガイド部材2の加熱面2aと非記録面ガイド部材3の加熱面3aの平面度は、0.3mm以下であることが好ましい。
【0042】
また、記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の可逆性感熱記録用紙26と当接する部分の長さ、すなわち、加熱面2a、加熱面3aの可逆性感熱記録用紙26の搬送方向における長さhは、10mm以上にすることが好ましい。
記録面ガイド部材2とセラミックヒータ4との間に配置されたサーミスタ14と、非記録面ガイド部材3とセラミックヒータ5の間に配置されたサーミスタ21は、その熱時定数が5秒以下のものが好ましい。
【0043】
記録面ガイド部材2はセラミックヒータ4により一定温度(所定の消去温度)に加熱され、非記録面ガイド部材3はセラミックヒータ5により一定温度に加熱される。可逆性感熱記録用紙26はその記録面26aが記録面ガイド部材2の加熱面2aに当接し、非記録面26bが非記録面ガイド部材3の加熱面3aに当接しながら搬送されることにより、波打ち現象を呈することなく記録内容を消去される。
上述のように、本実施形態においては、セラミックヒータ4により発生した熱は記録面ガイド部材2を介して間接的に可逆性感熱記録用紙26の記録面へ伝えられ、セラミックヒータ5により発生した熱は非記録面ガイド部材3を介して間接的に可逆性感熱記録用紙26の非記録面へ伝えられる。
【0044】
記録面ガイド部材2、非記録面ガイド部材3を介することなく、セラミックヒータ4、5により直接可逆性感熱記録用紙26を加熱した場合、すなわち、従来における加熱方式の場合、図6(a)に示すように、可逆性感熱記録用紙26がセラミックヒータ4、5間を通過する際に急激な温度降下が起き、可逆性感熱記録用紙26の消去可能温度帯を下回ってしまい、消去不能となる場合がある。
これに対し、本実施形態における上記構成の場合には、セラミックヒータ4、5で発生した熱は記録面ガイド部材2、非記録面ガイド部材3に蓄えられた状態で可逆性感熱記録用紙26へ移動するので、急激な温度降下は抑制され、可逆性感熱記録用紙26の消去可能温度帯内に収められるため、可逆性感熱記録用紙26を高速に搬送しても記録内容を確実に消去することができる。
【0045】
すなわち、可逆性感熱記録用紙26は熱源であるセラミックヒータ4、5の熱を直接に奪わないので、急激な温度降下は起きない。
本実施形態では、上記制御手段によるセラミックヒータ4、5の制御により、非記録面ガイド部材3の加熱面3aの温度が記録面ガイド部材2の加熱面2aの温度以下になるように設定されており、且つ、その温度差が50℃以下になるように設定されている。
これにより、可逆性感熱記録用紙26の厚み方向における温度勾配は小さくなり、可逆性感熱記録用紙26を高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。
本実施形態における効果を図7に示す。従来技術であるAにおいては可逆性感熱記録用紙26の搬送速度が大きくなると、消去残留濃度が大きくなり、可逆性感熱記録用紙26の消去が不可能となる。
本実施形態(B、C)では、可逆性感熱記録用紙26との当接部分を記録面ガイド部材2及び非記録面ガイド部材3の存在により長く且つ任意の長さに設定できるので、高速に搬送しながら消去残量濃度を抑制することができる。
【0046】
次に、図8に基づいて第2の実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態において同じ)。
セラミックヒータ4とセラミックヒータ5の発熱面内の温度分布の勾配が大きい場合には、可逆性感熱記録用紙26の記録内容を消去したときに、局所的に残留濃度が大きくなることがある。本実施形態ではこの問題を解決することを目的としている。
上記問題を解決するために、本実施形態では、記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3のうちの少なくとも一方が、可逆性感熱記録用紙26を高速で搬送した場合に、消去残留濃度を抑制できる形状を有していることを特徴としている。
具体的には、記録面ガイド部材2及び非記録面ガイド部材3の、あるいは記録面ガイド部材2又は非記録面ガイド部材3の可逆性感熱記録用紙26の厚み方向における厚さが、可逆性感熱記録用紙26の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録用紙26の幅方向(矢印W方向)の位置により変化していることを特徴としている。
【0047】
図8は、図4において記録面ガイド部材2を矢印E方向から見た図(底面図)を示している。記録面ガイド部材2の加熱面2aの厚みmが、中央部で薄くなり、両端部で徐々に厚くなるように設定されている。本実施形態では非記録面ガイド部材3においても記録面ガイド部材2と同様に加熱面3aにおける厚み変化の設定がなされている。
加熱面2aの厚みmの変化により、可逆性感熱記録用紙26に与える熱量が加熱面2aの位置により異なり、これによりセラミックヒータ4の発熱面内の温度分布の勾配の影響を補正できる。すなわち、温度分布の勾配を小さくすることができ、局所的に残留濃度が大きくなることを防止できる。
【0048】
図9に示すように、記録面ガイド部材2における誘導部2bの搬送方向の長さnを、可逆性感熱記録用紙26の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録用紙26の幅方向(矢印W方向)の位置により変化させるようにしても、第2の実施形態と同様の機能を得ることができる(第3の実施形態)。
本実施形態では、誘導部2bの長さnが中央部で最大となり、両端部へ向かって徐々に小さくなるように設定されており、非記録面ガイド部材3の誘導部3bにおいても同様の形状に設定されている。
誘導部2bにもセラミックヒータ4による加熱は及んでおり、直接可逆性感熱記録用紙26に接触はしないが、その形状を変化させることにより可逆性感熱記録用紙26に対する熱量を操作でき、セラミックヒータ4の発熱面内の温度分布の勾配の影響を補正できる。すなわち、温度分布の勾配を小さくすることができ、局所的に残留濃度が大きくなることを防止できる。
記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3のうち何れか一方の誘導部の搬送方向の長さを変化させるようにしてもよい。
【0049】
図10に示すように、記録面ガイド部材2の可逆性感熱記録用紙26に当接する面(加熱面2a)の搬送方向の長さrを、可逆性感熱記録用紙26の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録用紙26の幅方向(矢印W方向)の位置により変化させるようにしても、第2の実施形態と同様の機能を得ることができる(第4の実施形態)。
本実施形態では、加熱面2aの長さrが中央部で最小となり、両端部へ向かって徐々に大きくなるように設定されており、非記録面ガイド部材3の加熱面3aにおいても同様の形状に設定されている。
加熱面2aの長さrの変化により、可逆性感熱記録用紙26に与える熱量が加熱面2aの位置によりことなり、これによりセラミックヒータ4の発熱面内の温度分布の勾配の影響を補正できる。すなわち、温度分布の勾配を小さくすることができ、局所的に残留濃度が大きくなることを防止できる。
記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3のうち何れか一方の可逆性感熱記録用紙26に当接する面(加熱面)の搬送方向の長さを変化させるようにしてもよい。
【0050】
上記各実施形態では、可逆性感熱記録用紙26の加熱面2aが可逆性感熱記録用紙26の記録面に当接し、且つ、非記録面ガイド部材3の加熱面3aが非記録面に当接する方式であるので、可逆性感熱記録用紙26が記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の間を通過する際に、可逆性感熱記録用紙26の表面に摩擦による傷が発生する懸念がある。
この場合、記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の可逆性感熱記録用紙26に当接する面(加熱面2a、加熱面3a)の面粗さを、10μm以下とすることにより傷の発生を防止することができる(第5の実施形態)。
記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の可逆性感熱記録用紙26に当接する面(加熱面2a、加熱面3a)を、耐熱性及び低摩擦性を有する材料でコーティングしても同様の傷発生防止機能を得ることができる(第6の実施形態)。
耐熱性及び低摩擦性を有する材料としては、例えばフッ素樹脂やポリイミド樹脂を採用することができる。
【0051】
可逆性感熱記録用紙26の材料に、樹脂など軟化点温度が消去温度より低い材料が使われている場合、記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の間を通過後、可逆性感熱記録用紙26がその軟化点温度以下に冷却される前に、搬送ローラなどにより加圧を行うと、可逆性感熱記録用紙26が塑性変形を起こしてしまい、問題となる。
このような場合、可逆性感熱記録用紙26を挟持搬送するための搬送部材が、記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の搬送方向出口から搬送方向下流側へ離れた位置に設置されるケースにおいては、該設置位置は、上記搬送部材のニップ圧により可逆性感熱記録用紙26が塑性変形を起こさない距離に設定するようにする(第7の実施形態)。
【0052】
具体的には、図1で示した構成において、搬送ローラ対27は、そのニップ位置が記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の搬送方向出口から搬送方向下流側へ10mm以上離れた箇所に設置するようにする。
可逆性感熱記録用紙26を挟持搬送するための搬送部材を、記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の搬送方向入り口よりも上流側に設けても上記と同様の塑性変形防止機能を得ることができる(第8の実施形態)。
具体的には、本実施形態の場合、図1に示す搬送ローラ対12が可逆性感熱記録用紙26を挟持搬送するための搬送部材となる。
【0053】
上記各実施形態では、記録面ガイド部材2と非記録面ガイド部材3の間をそれぞれの面に当接させながら可逆性感熱記録用紙26を搬送する構成としたが、各面(加熱面2a、加熱面3a)との間に僅かな隙間を有する状態にして非接触状態で搬送するようにしても、上記各実施形態と同様の消去機能を得ることができる。この場合、可動フレーム9は固定方式となる。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、可逆性感熱記録媒体の記録内容を熱を加えて消去する記録消去方法において、可逆性感熱記録媒体の記録面と非記録面に略平行な面を有するガイド部材を対向配置し、これらのガイド部材を熱源によりそれぞれ所定の温度に加熱しながら該ガイド部材間に可逆性感熱記録媒体を通して記録内容を消去することとしたので、ガイド部材の有する熱容量により消去時の急峻な温度変化を抑制することができ、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送して記録内容を消去することができる。これによりリライタブルプリンタ等における記録消去の作業能率を向上させることができる。
【0055】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の記録消去方法において、上記可逆性感熱記録媒体を通すときに、その記録面と非記録面を上記ガイド部材の面にそれぞれ当接させることとしたので、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を高精度に消去することができる。
【0056】
請求項3又は26記載の発明によれば、可逆性感熱記録媒体の記録内容を熱を加えて消去する記録消去装置において、可逆性感熱記録媒体の記録面に略平行な面を有する記録面ガイド部材と、該記録面ガイド部材に対向して設けられ可逆性感熱記録媒体の非記録面に略平行な面を有する非記録面ガイド部材と、上記記録面ガイド部材を加熱する記録面側熱源と、上記非記録面ガイド部材を加熱する非記録面側熱源を有し、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材をそれぞれ所定の温度に加熱しながらこれらの間で可逆性感熱記録媒体を搬送して記録内容を消去する構成としたので、記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材の有する熱容量により消去時の急峻な温度変化を抑制することができ、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送して記録内容を消去することができる。これによりリライタブルプリンタ等における記録消去の作業能率を向上させることができる。
【0057】
請求項4又は26記載の発明によれば、請求項3記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が可逆性感熱記録媒体の記録面、非記録面にそれぞれ当接するように設けられている構成としたので、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を高精度に消去することができる。
【0058】
請求項5又は26記載の発明によれば、請求項4記載の記録消去装置において、上記記録面側熱源と上記非記録面側熱源が面状ヒータである構成としたので、消去温度への立ち上がり時間を短くでき、省電力化を実現できる。
【0059】
請求項6又は26記載の発明によれば、請求項5記載の記録消去装置において、上記面状ヒータがセラミックヒータである構成としたので、消去温度への立ち上がり時間を短くでき、省電力化を実現できる。
【0060】
請求項7又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が可逆性感熱記録媒体の厚み方向に摺動可能に設けられ、相手方へ向けて所定の圧力で付勢されている構成としたので、可逆性感熱記録媒体に対する記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材の空隙を少なくすることができ、記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材の熱を可逆性感熱記録媒体の全面に速やかに伝えることができる。これにより、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。
【0061】
請求項8又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記非記録面ガイド部材の温度が上記記録面ガイド部材の温度以下であって、且つ、温度差が50℃以下である構成としたので、記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材に挟まれた部分における可逆性感熱記録媒体の厚さ方向の温度勾配が小さくなるため、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。
【0062】
請求項9又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が、単位体積当たりの熱容量が大きい材料で形成され、且つ、その厚さが0.6〜1.2mmである構成としたので、可逆性感熱記録媒体が記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材間を通過する際に発生する急峻な温度降下を抑制することができ、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。また、記録面ガイド部材及び非記録面ガイド部材の適正な厚みにより消去温度への立ち上がり時間を短くできる。
【0063】
請求項10又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が、熱伝導率の高い材料で形成され、且つ、その厚さが1.0〜2.5mmである構成としたので、可逆性感熱記録媒体が記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材間を通過する際に発生する急峻な温度降下を抑制することができ、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。また、記録面ガイド部材及び非記録面ガイド部材の適正な厚みにより消去温度への立ち上がり時間を短くできる。
【0064】
請求項11又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の平面度が、0.3mm以下である構成としたので、可逆性感熱記録媒体に対する記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材の空隙を少なくすることができ、記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材の熱を可逆性感熱記録媒体の全面に速やかに伝えることができる。これにより、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。
【0065】
請求項12又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の面粗さが、10μm以下である構成としたので、記録面ガイド部材及び非記録面ガイド部材に対する可逆性感熱記録媒体の摩擦を低減でき、可逆性感熱記録媒体の表面を損傷することなく記録内容を消去することができる。
【0066】
請求項13又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面が、耐熱性及び低摩擦性を有する材料でコーティングされている構成としたので、可逆性感熱記録媒体の表面を損傷することなく記録内容を消去することができる。
【0067】
請求項14又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が、可逆性感熱記録媒体を高速で搬送した場合に、消去残留濃度を抑制できる形状を有している構成としたので、熱源の温度分布を補正することができ、可逆性感熱記録媒体の全面を均一に高精度に消去することができる。
【0068】
請求項15又は26記載の発明によれば、請求項14記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうち少なくとも一方の可逆性感熱記録媒体の厚み方向における厚さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化している構成としたので、熱源の温度分布を補正することができ、可逆性感熱記録媒体の全面を均一に高精度に消去することができる。
【0069】
請求項16又は26記載の発明によれば、請求項14記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうち少なくとも一方が、可逆性感熱記録媒体の搬送を誘導する誘導部を有し、該誘導部の搬送方向の長さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化している構成としたので、熱源の温度分布を補正することができ、可逆性感熱記録媒体の全面を均一に高精度に消去することができる。
【0070】
請求項17又は26記載の発明によれば、請求項14記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうち少なくとも一方の可逆性感熱記録媒体に当接する面の搬送方向の長さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化している構成としたので、熱源の温度分布を補正することができ、可逆性感熱記録媒体の全面を均一に高精度に消去することができる。
【0071】
請求項18又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面と上記記録面側熱源、上記非記録面側熱源との間にそれぞれ温度検出手段が設けられ、該温度検出手段は上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面に接触して設けられている構成としたので、可逆性感熱記録媒体の温度を正確に測定でき、フィードバック制御により適正な消去温度に維持して高速に搬送しながら記録内容を消去できる。
【0072】
請求項19又は26記載の発明によれば、請求項18記載の記録消去装置において、上記温度検出手段の熱時定数が5秒以下である構成としたので、可逆性感熱記録媒体の温度を正確に測定でき、フィードバック制御により適正な消去温度に維持して高速に搬送しながら記録内容を消去できる。
【0073】
請求項20又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面に上記記録面側熱源、上記非記録面側熱源が上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材に対して非固定状態に設けられ、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が上記記録面側熱源又は非記録面側熱源を介して相手方へ向け、付勢手段により所定の圧力で付勢されている構成としたので、可逆性感熱記録媒体に対する記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材の空隙を少なくすることができ、記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材の熱を可逆性感熱記録媒体の全面に速やかに伝えることができる。これにより、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。
【0074】
請求項21又は26記載の発明によれば、請求項20記載の記録消去装置において、上記付勢手段と上記記録面側熱源又は非記録面側熱源との間に断熱材が設けられている構成としたので、熱源から付勢手段への熱移動を抑制でき、熱源による記録面ガイド部材、非記録面ガイド部材の加熱効率の低下を防止できる。
【0075】
請求項22又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の搬送方向の長さが10mm以上である構成としたので、可逆性感熱記録媒体の単位面積当たりの記録面ガイド部材、非記録面ガイド部材との接触時間を長くすることができ、可逆性感熱記録媒体を高速に搬送しながら記録内容を消去することができる。
【0076】
請求項23又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、可逆性感熱記録媒体を挟持搬送するための搬送部材が、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向出口から搬送方向下流側へ離れた位置に設置され、該設置位置は、上記搬送部材のニップ圧により可逆性感熱記録媒体が塑性変形を起こさない距離に設定されている構成としたので、可逆性感熱記録媒体が十分に冷却されてから搬送部材による圧力が加えられるため、可逆性感熱記録媒体の塑性変形の発生を防止できる。
【0077】
請求項24又は26記載の発明によれば、請求項23記載の記録消去装置において、上記搬送部材が、そのニップ位置が上記上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向出口から搬送方向下流側へ10mm以上離れた箇所に設置されている構成としたので、可逆性感熱記録媒体が十分に冷却されてから搬送部材による圧力が加えられるため、可逆性感熱記録媒体の塑性変形の発生を防止できる。
【0078】
請求項25又は26記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、可逆性感熱記録媒体を挟持搬送するための搬送部材が設けられ、該搬送部材は、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向入り口よりも上流側に設けられている構成としたので、可逆性感熱記録媒体の塑性変形の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における記録装置としてのリライタブルプリンタの概要正面図である。
【図2】記録消去装置の拡大概要正面図である。
【図3】記録消去装置における記録面ガイド部材の付勢手段の概要斜視図である。
【図4】記録面ガイド部材の概要斜視図である。
【図5】可逆性感熱記録媒体に対する記録面ガイド部材と非記録面ガイド部材の位置関係を示す図である。
【図6】可逆性感熱記録媒体の通紙期間(時間)とヒータ温度との関係を示す図で(a)は従来における図、(b)は本実施形態における図である。
【図7】可逆性感熱記録媒体の搬送速度と消去残留濃度との関係を示すグラフで、従来品と本実施形態における比較を示すグラフである。
【図8】第2の実施形態における記録面ガイド部材の概要底面図である。
【図9】第3の実施形態における記録面ガイド部材の概要斜視図である。
【図10】第4の実施形態における記録面ガイド部材の概要斜視図である。
【図11】可逆性感熱記録媒体の消色・発色メカニズムを示す図である。
【符号の説明】
2 記録面ガイド部材
2a 可逆性感熱記録媒体の記録面に略平行な面としての加熱面
2b、3b 誘導部
3 非記録面ガイド部材
3a 可逆性感熱記録媒体の非記録面に略平行な面としての加熱面
4 記録面側熱源としてのセラミックヒータ
5 非記録面側熱源としてのセラミックヒータ
6、7 断熱材
26 可逆性感熱記録媒体
26a 記録面
26b 非記録面
33 印字装置
34 記録消去装置

Claims (26)

  1. 可逆性感熱記録媒体の記録内容を熱を加えて消去する記録消去方法において、
    可逆性感熱記録媒体の記録面と非記録面に略平行な面を有するガイド部材を対向配置し、これらのガイド部材を熱源によりそれぞれ所定の温度に加熱しながら該ガイド部材間に可逆性感熱記録媒体を通して記録内容を消去することを特徴とする記録消去方法。
  2. 請求項1記載の記録消去方法において、
    上記可逆性感熱記録媒体を通すときに、その記録面と非記録面を上記ガイド部材の面にそれぞれ当接させることを特徴とする記録消去方法。
  3. 可逆性感熱記録媒体の記録内容を熱を加えて消去する記録消去装置において、
    可逆性感熱記録媒体の記録面に略平行な面を有する記録面ガイド部材と、該記録面ガイド部材に対向して設けられ可逆性感熱記録媒体の非記録面に略平行な面を有する非記録面ガイド部材と、上記記録面ガイド部材を加熱する記録面側熱源と、上記非記録面ガイド部材を加熱する非記録面側熱源を有し、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材をそれぞれ所定の温度に加熱しながらこれらの間で可逆性感熱記録媒体を搬送して記録内容を消去することを特徴とする記録消去装置。
  4. 請求項3記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が可逆性感熱記録媒体の記録面、非記録面にそれぞれ当接するように設けられていることを特徴とする記録消去装置。
  5. 請求項4記載の記録消去装置において、
    上記記録面側熱源と上記非記録面側熱源が面状ヒータであることを特徴とする記録消去装置。
  6. 請求項5記載の記録消去装置において、
    上記面状ヒータがセラミックヒータであることを特徴とする記録消去装置。
  7. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が可逆性感熱記録媒体の厚み方向に摺動可能に設けられ、相手方へ向けて所定の圧力で付勢されていることを特徴とする記録消去装置。
  8. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記非記録面ガイド部材の温度が上記記録面ガイド部材の温度以下であって、且つ、温度差が50℃以下であることを特徴とする記録消去装置。
  9. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が、単位体積当たりの熱容量が大きい材料で形成され、且つ、その厚さが0.6〜1.2mmであることを特徴とする記録消去装置。
  10. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材が、熱伝導率の高い材料で形成され、且つ、その厚さが1.0〜2.5mmであることを特徴とする記録消去装置。
  11. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の平面度が、0.3mm以下であることを特徴とする記録消去装置。
  12. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の面粗さが、10μm以下であることを特徴とする記録消去装置。
  13. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面が、耐熱性及び低摩擦性を有する材料でコーティングされていることを特徴とする記録消去装置。
  14. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が、可逆性感熱記録媒体を高速で搬送した場合に、消去残留濃度を抑制できる形状を有していることを特徴とする記録消去装置。
  15. 請求項14記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうち少なくとも一方の可逆性感熱記録媒体の厚み方向における厚さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化していることを特徴とする記録消去装置。
  16. 請求項14記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうち少なくとも一方が、可逆性感熱記録媒体の搬送を誘導する誘導部を有し、該誘導部の搬送方向の長さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化していることを特徴とする記録消去装置。
  17. 請求項14記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうち少なくとも一方の可逆性感熱記録媒体に当接する面の搬送方向の長さが、可逆性感熱記録媒体の搬送方向と略直交する可逆性感熱記録媒体の幅方向の位置により変化していることを特徴とする記録消去装置。
  18. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面と上記記録面側熱源、上記非記録面側熱源との間にそれぞれ温度検出手段が設けられ、該温度検出手段は上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面に接触して設けられていることを特徴とする記録消去装置。
  19. 請求項18記載の記録消去装置において、
    上記温度検出手段の熱時定数が5秒以下であることを特徴とする記録消去装置。
  20. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のそれぞれの裏面に上記記録面側熱源、上記非記録面側熱源が上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材に対して非固定状態に設けられ、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材のうちの少なくとも一方が上記記録面側熱源又は非記録面側熱源を介して相手方へ向け、付勢手段により所定の圧力で付勢されていることを特徴とする記録消去装置。
  21. 請求項20記載の記録消去装置において、
    上記付勢手段と上記記録面側熱源又は非記録面側熱源との間に断熱材が設けられていることを特徴とする記録消去装置。
  22. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の可逆性感熱記録媒体に当接する面の搬送方向の長さが10mm以上であることを特徴とする記録消去装置。
  23. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    可逆性感熱記録媒体を挟持搬送するための搬送部材が、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向出口から搬送方向下流側へ離れた位置に設置され、該設置位置は、上記搬送部材のニップ圧により可逆性感熱記録媒体が塑性変形を起こさない距離に設定されていることを特徴とする記録消去装置。
  24. 請求項23記載の記録消去装置において、
    上記搬送部材が、そのニップ位置が上記上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向出口から搬送方向下流側へ10mm以上離れた箇所に設置されていることを特徴とする記録消去装置。
  25. 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の記録消去装置において、
    可逆性感熱記録媒体を挟持搬送するための搬送部材が設けられ、該搬送部材は、上記記録面ガイド部材と上記非記録面ガイド部材の搬送方向入り口よりも上流側に設けられていることを特徴とする記録消去装置。
  26. 可逆性感熱記録媒体に記録された内容を熱により消去する記録消去装置と、可逆性感熱記録媒体に記録を行う印字装置を有する記録装置において、
    上記記録消去装置が、請求項3乃至25のうちの何れか1つに記載の記録消去装置であることを特徴とする記録装置。
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