JPH072560U - 重量コンクリート製カウンタウェイト - Google Patents
重量コンクリート製カウンタウェイトInfo
- Publication number
- JPH072560U JPH072560U JP3729193U JP3729193U JPH072560U JP H072560 U JPH072560 U JP H072560U JP 3729193 U JP3729193 U JP 3729193U JP 3729193 U JP3729193 U JP 3729193U JP H072560 U JPH072560 U JP H072560U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外側の鋼板とコンクリ−トとを容易に分解可
能として廃棄処理を容易にするもの。 【構成】 重量コンクリ−ト製カウンタウェイトは箱型
状の外装鋼板2と、これに内装される重量コンクリ−ト
3とからなるカウンタウェイト1において、外装鋼板2
と重量コンクリ−ト3とを別々の部品として製作し、重
量コンクリ−ト3にはねじ穴5を有するインサ−ト4を
予め埋設して、外装鋼板2とはボルト6による締結で一
体としたもの。 【効果】 廃車時には外装鋼板のリサイクルが容易であ
る。また、重量コンクリ−トについては肌が露出してい
ることから破砕が容易となり、したがって廃棄処理も簡
単となる。
能として廃棄処理を容易にするもの。 【構成】 重量コンクリ−ト製カウンタウェイトは箱型
状の外装鋼板2と、これに内装される重量コンクリ−ト
3とからなるカウンタウェイト1において、外装鋼板2
と重量コンクリ−ト3とを別々の部品として製作し、重
量コンクリ−ト3にはねじ穴5を有するインサ−ト4を
予め埋設して、外装鋼板2とはボルト6による締結で一
体としたもの。 【効果】 廃車時には外装鋼板のリサイクルが容易であ
る。また、重量コンクリ−トについては肌が露出してい
ることから破砕が容易となり、したがって廃棄処理も簡
単となる。
Description
【0001】
本考案はパワ−ショベル等の旋回体の後部に装着されているカウンタウェイト に係り、特に重量コンクリ−ト製カウンタウェイトに関する。
【0002】
従来から例えば図6にパワ−ショベル20の外観側面を示すように上部旋回体 21には前から運転室22・エンジン室23が載置されていて、その後部にカウ ンタウェイト24が作業機25とのバランスを保つために設けられている。その 構造は図7乃至図9に示すようにデザイン上の問題や外部の障害物との衝突によ る破損を防止するために、一般には鋼板製の箱26の中に注入口26aから重量 コンクリ−ト27を重填し、固まったのち蓋26bをしたものてあり、また、図 8および図9のようにその断面には固着をより強固にするために複数の丸い鋼材 からなる補強板28を設けたものもある。図9中、29は吊り具、30は車体へ の取付ブラケットで、箱26に溶接により一体となっている。
【0003】
しかして上述のような構造であると、パワ−ショベルの廃車の際に、カウンタ ウェイト24の解体ができないと云う問題がある。すなわち、外面を被覆してい る箱26を容易にコンクリ−トから分離することができないために、採算上の問 題からカウンタウェイト24は鋼板製の箱体と中のコンクリ−トとが一体のまま 廃棄されてしまうことになり、こうしたことが多量に行われれば産業廃棄物とし て環境上からも大問題となる恐れがあった。
【0004】 本考案はこれに鑑み、外側の鋼板とコンクリ−トとを容易に分解可能として廃 棄処理を容易にできるようにしたコンクリ−ト製カウンタウェイトを提供して従 来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
上記目的を達成するため本考案は箱型状の外装鋼板と、これに内装される重量 コンクリ−トとからなるカウンタウェイトにおいて、外装鋼板と重量コンクリ− トとを別々の部品として製作し、該重量コンクリ−トにはねじ穴を有するインサ −トを予め埋設して、該外装鋼板とはボルトによる締結で一体としたことを特徴 とする。
【0006】
上記構成によれば、外装鋼板と重量コンクリ−トとは締結してあるボルトを外 すことにより容易に分離できるから、廃車の際も、外装鋼板はリサイクルが容易 で、重量コンクリ−トは廃棄処理が簡単となる。
【0007】
図1は本考案にかかる重量コンクリ−ト製カウンタウェイトの一実施例の斜視 図、図2は図1の重量コンクリ−トを取付ける車台の斜視図、図3は図1のA− A断面図、図4は図1の重量コンクリ−トの背面図、図5は図4のB−B断面図 である。
【0008】 以下、本考案を図1図乃至図5に示す一実施例を参照して説明する。本考案に かかる重量コンクリ−ト製カウンタウェイトは箱型状の外装鋼板2と、これに内 装される重量コンクリ−ト3とからなるカウンタウェイト1において、外装鋼板 2と重量コンクリ−ト3とを別々の部品として製作し、該重量コンクリ−ト3に はねじ穴5を有するインサ−ト4を予め埋設して、該外装鋼板2とはボルト6に よる締結で一体としたものである。
【0009】 図1および図3に示すようにカウンタウェイト1は、底がなく、側面下側が広 く上側が狭い台形の外装鋼板2内に、類似の形状で一回り小さい重量コンクリ− ト3が収容されている。外装鋼板2の上面には2個の吊り具7が設けてあり、そ して外装鋼板2と重量コンクリ−ト3との取付けは外装鋼板2に設けられた上下 左右4個のボルト穴8を対応する重量コンクリ−ト3のインサ−ト4のねじ穴5 に合わせて外側からワッシャ9を介してボルト6により締付けて一体となるよう になっている。また、重量コンクリ−ト3の底面には前後方向に溝3a,3aが 左右方向の中心に対称に形成されていて、この溝3a,3aの上面および側面に は逆U字型の取付けブラケット10が接触するするように設けられ、この取付け ブラケット10の上面には前後にインサ−ト11が下向きに溶接により固着され 、ブラケット10を通してインサ−ト11にねじ穴12が設けられている。なお 、この取り付けブラケット10は重量コンクリ−ト3の製作時に埋め込まれる前 後左右4個のインサ−ト11に溶接により一体となっているから重量コンクリ− ト3とも接着により一体となっている。したがって重量コンクリ−ト3と車台1 3とは、図2および図5に示すように車台13に固着された部材14のボルト穴 15とねじ穴12とを合わせて、部材14の下面からワッシャ9を介してボルト 16を挿入し締付けられるようになっている。
【0010】 つぎに作用を説明する。まず、カウンタウェイト1を組立るには重量コンクリ −ト3の上部から外装鋼板2を吊り具7を使ってクレ−ン等により被せるように 降ろし、重量コンクリ−ト3のねじ穴と外装鋼板2のボルト穴8を合わせてボル ト6によりワッシャ9を介して締結して一体のカウンタウェイト1を完成する。 このようなカウンタウェイト1を車台13に取付けるには、クレ−ン等により吊 り具7の部分で吊り上げて、車台13の部材14の上に取付けブラケット10の 部分が重なるように降ろす。そしてねじ穴12と車台13の部材14のボルト穴 15とを合わせて部材14の下側からボルト16をワッシャ9を介して挿入し締 付けることにより固定される。つぎに廃車等によりカウンタウェイト1取り外す 場合には、車台13からボルト16を取外したのち、クレ−ン等により車台13 より離れた場所に降ろしてボルト16を取り除くと外装鋼板2と重量コンクリ− ト3とは別体となるから、外装鋼板2は吊り上げてリサイクルが可能であれば、 利用し、重量コンクリ−ト3は肌が露出しているので細かくする破砕は容易であ り廃棄処理が簡単に行える。
【0011】
以上説明したように本考案は箱型状の外装鋼板と、これに内装される重量コン クリ−トからなるカウンタウェイトにおいて、外装鋼板と重量コンクリ−トとを 別々の部品として製作し、該重量コンクリ−トにはねじ穴を有するインサ−トを 予め埋設して、該外装鋼板とをボルトによる締結で一体としたから、外装鋼板と 重量コンクリ−トとが容易に分離でき、廃車時には外装鋼板のリサイクルが容易 である。また、重量コンクリ−トについては肌が露出していることから破砕が容 易となり、したがって廃棄処理も簡単となる。
【図1】本考案にかかる重量コンクリ−ト製カウンタウ
ェイトの一実施例を示す斜視による説明図である。
ェイトの一実施例を示す斜視による説明図である。
【図2】図1の重量コンクリ−トを取付ける車台の斜視
による説明図である。
による説明図である。
【図3】図1のA−A断面を示す説明図である。
【図4】図1の重量コンクリ−トの背面を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】図4のB−B断面を示す説明図である。
【図6】本考案が適用される従来のパワ−ショベルの外
観を示す説明図である。
観を示す説明図である。
【図7】従来のカウンタウェイトの外観を示す斜視によ
る説明図である。
る説明図である。
【図8】図7のC−C断面を示す説明図である。
【図9】図8のZ方向から見た正面の説明図である。
1 カウンタウェイト 2 外装鋼板 3 重量コンクリ−ト 4 インサ−ト 5 ねじ穴 6 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 箱型状の外装鋼板と、これに内装される
重量コンクリ−トとからなるカウンタウェイトにおい
て、外装鋼板と重量コンクリ−トとを別々の部品として
製作し、該重量コンクリ−トにはねじ穴を有するインサ
−トを予め埋設して、該外装鋼板とはボルトによる締結
で一体としたことを特徴とする重量コンクリ−ト製カウ
ンタウェイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037291U JP2584383Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 重量コンクリート製カウンタウェイト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037291U JP2584383Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 重量コンクリート製カウンタウェイト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072560U true JPH072560U (ja) | 1995-01-13 |
JP2584383Y2 JP2584383Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=12493611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993037291U Expired - Lifetime JP2584383Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 重量コンクリート製カウンタウェイト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584383Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997036061A1 (fr) * | 1996-03-27 | 1997-10-02 | Komatsu Ltd. | Contrepoids pour equipement de construction et son procede de fabrication |
KR101289572B1 (ko) * | 2010-08-24 | 2013-07-24 | 매니토웍 크레인 그룹 프랑스 에스에이에스 | 조절가능한 풋 베어링 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP1993037291U patent/JP2584383Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997036061A1 (fr) * | 1996-03-27 | 1997-10-02 | Komatsu Ltd. | Contrepoids pour equipement de construction et son procede de fabrication |
KR101289572B1 (ko) * | 2010-08-24 | 2013-07-24 | 매니토웍 크레인 그룹 프랑스 에스에이에스 | 조절가능한 풋 베어링 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2584383Y2 (ja) | 1998-10-30 |
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