JP2584383Y2 - 重量コンクリート製カウンタウェイト - Google Patents

重量コンクリート製カウンタウェイト

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JP2584383Y2
JP2584383Y2 JP1993037291U JP3729193U JP2584383Y2 JP 2584383 Y2 JP2584383 Y2 JP 2584383Y2 JP 1993037291 U JP1993037291 U JP 1993037291U JP 3729193 U JP3729193 U JP 3729193U JP 2584383 Y2 JP2584383 Y2 JP 2584383Y2
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counterweight
concrete
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勝之 鷦鷯
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパワ−ショベル等の旋回
体の後部に装着されているカウンタウェイトに係り、特
に重量コンクリ−ト製カウンタウェイトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば図6にパワ−ショベル2
0の外観側面を示すように上部旋回体21には前から運
転室22・エンジン室23が載置されていて、その後部
にカウンタウェイト24が作業機25とのバランスを保
つために設けられている。その構造は図7乃至図9に示
すようにデザイン上の問題や外部の障害物との衝突によ
る破損を防止するために、一般には鋼板製の箱26の中
に注入口26aから重量コンクリ−ト27を重填し、固
まったのち蓋26bをしたものてあり、また、図8およ
び図9のようにその断面には固着をより強固にするため
に複数の丸い鋼材からなる補強板28を設けたものもあ
る。図9中、29は吊り具、30は車体への取付ブラケ
ットで、箱26に溶接により一体となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかして上述のような
構造であると、パワ−ショベルの廃車の際に、カウンタ
ウェイト24の解体ができないと云う問題がある。すな
わち、外面を被覆している箱26を容易にコンクリ−ト
から分離することができないために、採算上の問題から
カウンタウェイト24は鋼板製の箱体と中のコンクリ−
トとが一体のまま廃棄されてしまうことになり、こうし
たことが多量に行われれば産業廃棄物として環境上から
も大問題となる恐れがあった。
【0004】本考案はこれに鑑み、外側の鋼板とコンク
リ−トとを容易に分解可能として廃棄処理を容易にでき
るようにしたコンクリ−ト製カウンタウェイトを提供し
て従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的としてな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は箱型状の外装鋼板と、これに内装される重量コ
ンクリ−トとからなるカウンタウェイトにおいて、外装
鋼板と重量コンクリ−トとを別々の部品として製作し、
該重量コンクリ−トにはねじ穴を有するインサ−トを予
め埋設して、該外装鋼板とはボルトによる締結で一体と
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、外装鋼板と重量コンクリ−
トとは締結してあるボルトを外すことにより容易に分離
できるから、廃車の際も、外装鋼板はリサイクルが容易
で、重量コンクリ−トは廃棄処理が簡単となる。
【0007】
【実施例】図1は本考案にかかる重量コンクリ−ト製カ
ウンタウェイトの一実施例の斜視図、図2は図1の重量
コンクリ−トを取付ける車台の斜視図、図3は図1のA
−A断面図、図4は図1の重量コンクリ−トの背面図、
図5は図4のB−B断面図である。
【0008】以下、本考案を図1図乃至図5に示す一実
施例を参照して説明する。本考案にかかる重量コンクリ
−ト製カウンタウェイトは箱型状の外装鋼板2と、これ
に内装される重量コンクリ−ト3とからなるカウンタウ
ェイト1において、外装鋼板2と重量コンクリ−ト3と
を別々の部品として製作し、該重量コンクリ−ト3には
ねじ穴5を有するインサ−ト4を予め埋設して、該外装
鋼板2とはボルト6による締結で一体としたものであ
る。
【0009】図1および図3に示すようにカウンタウェ
イト1は、底がなく、側面下側が広く上側が狭い台形の
外装鋼板2内に、類似の形状で一回り小さい重量コンク
リ−ト3が収容されている。外装鋼板2の上面には2個
の吊り具7が設けてあり、そして外装鋼板2と重量コン
クリ−ト3との取付けは外装鋼板2に設けられた上下左
右4個のボルト穴8を対応する重量コンクリ−ト3のイ
ンサ−ト4のねじ穴5に合わせて外側からワッシャ9を
介してボルト6により締付けて一体となるようになって
いる。また、重量コンクリ−ト3の底面には前後方向に
溝3a,3aが左右方向の中心に対称に形成されてい
て、この溝3a,3aの上面および側面には逆U字型の
取付けブラケット10が接触するするように設けられ、
この取付けブラケット10の上面には前後にインサ−ト
11が下向きに溶接により固着され、ブラケット10を
通してインサ−ト11にねじ穴12が設けられている。
なお、この取り付けブラケット10は重量コンクリ−ト
3の製作時に埋め込まれる前後左右4個のインサ−ト1
1に溶接により一体となっているから重量コンクリ−ト
3とも接着により一体となっている。したがって重量コ
ンクリ−ト3と車台13とは、図2および図5に示すよ
うに車台13に固着された部材14のボルト穴15とね
じ穴12とを合わせて、部材14の下面からワッシャ9
を介してボルト16を挿入し締付けられるようになって
いる。
【0010】つぎに作用を説明する。まず、カウンタウ
ェイト1を組立るには重量コンクリ−ト3の上部から外
装鋼板2を吊り具7を使ってクレ−ン等により被せるよ
うに降ろし、重量コンクリ−ト3のねじ穴と外装鋼板2
のボルト穴8を合わせてボルト6によりワッシャ9を介
して締結して一体のカウンタウェイト1を完成する。こ
のようなカウンタウェイト1を車台13に取付けるに
は、クレ−ン等により吊り具7の部分で吊り上げて、車
台13の部材14の上に取付けブラケット10の部分が
重なるように降ろす。そしてねじ穴12と車台13の部
材14のボルト穴15とを合わせて部材14の下側から
ボルト16をワッシャ9を介して挿入し締付けることに
より固定される。つぎに廃車等によりカウンタウェイト
1取り外す場合には、車台13からボルト16を取外し
たのち、クレ−ン等により車台13より離れた場所に降
ろしてボルト16を取り除くと外装鋼板2と重量コンク
リ−ト3とは別体となるから、外装鋼板2は吊り上げて
リサイクルが可能であれば、利用し、重量コンクリ−ト
3は肌が露出しているので細かくする破砕は容易であり
廃棄処理が簡単に行える。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案は箱型状の外
装鋼板と、これに内装される重量コンクリ−トからなる
カウンタウェイトにおいて、外装鋼板と重量コンクリ−
トとを別々の部品として製作し、該重量コンクリ−トに
はねじ穴を有するインサ−トを予め埋設して、該外装鋼
板とをボルトによる締結で一体としたから、外装鋼板と
重量コンクリ−トとが容易に分離でき、廃車時には外装
鋼板のリサイクルが容易である。また、重量コンクリ−
トについては肌が露出していることから破砕が容易とな
り、したがって廃棄処理も簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる重量コンクリ−ト製カウンタウ
ェイトの一実施例を示す斜視による説明図である。
【図2】図1の重量コンクリ−トを取付ける車台の斜視
による説明図である。
【図3】図1のA−A断面を示す説明図である。
【図4】図1の重量コンクリ−トの背面を示す説明図で
ある。
【図5】図4のB−B断面を示す説明図である。
【図6】本考案が適用される従来のパワ−ショベルの外
観を示す説明図である。
【図7】従来のカウンタウェイトの外観を示す斜視によ
る説明図である。
【図8】図7のC−C断面を示す説明図である。
【図9】図8のZ方向から見た正面の説明図である。
【符号の説明】
1 カウンタウェイト 2 外装鋼板 3 重量コンクリ−ト 4 インサ−ト 5 ねじ穴 6 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱型状の外装鋼板と、これに内装される
    重量コンクリ−トとからなるカウンタウェイトにおい
    て、外装鋼板と重量コンクリ−トとを別々の部品として
    製作し、該重量コンクリ−トにはねじ穴を有するインサ
    −トを予め埋設して、該外装鋼板とはボルトによる締結
    で一体としたことを特徴とする重量コンクリ−ト製カウ
    ンタウェイト。
JP1993037291U 1993-06-15 1993-06-15 重量コンクリート製カウンタウェイト Expired - Lifetime JP2584383Y2 (ja)

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JPH072560U JPH072560U (ja) 1995-01-13
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WO1997036061A1 (fr) * 1996-03-27 1997-10-02 Komatsu Ltd. Contrepoids pour equipement de construction et son procede de fabrication
DE202010011720U1 (de) * 2010-08-24 2010-10-21 Manitowoc Crane Group France Sas Einstellbares Fußlager

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