JP3068372U - キャブオ―バ型自動車のフロア構造 - Google Patents

キャブオ―バ型自動車のフロア構造

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JP3068372U
JP3068372U JP1999008233U JP823399U JP3068372U JP 3068372 U JP3068372 U JP 3068372U JP 1999008233 U JP1999008233 U JP 1999008233U JP 823399 U JP823399 U JP 823399U JP 3068372 U JP3068372 U JP 3068372U
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JP
Japan
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floor
cut
cab
entrance
getting
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Application number
JP1999008233U
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English (en)
Inventor
佐 岸村
Original Assignee
鉄道車輛工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブオーバ型自動車のアプローチアング
ル、乗心地および走破性などに影響を及ぼす車両諸元を
大幅に変更することなく乗降性を改善して乗降にともな
うアシスタントなどの体力的負担を軽減する。 【解決手段】 アシスタントシート1前方のフロア2を
段付状に切下げ形成するとともに、該切下げ部4の外側
端を乗降口5に開放したことにより、切下げ寸法に相当
する分たけ乗降口5の地上高さを低下させて乗降にとも
なう体力的負担を軽減するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はキャブオーバ型自動車のフロア構造に係り、特に、車両諸元を大幅に 変更することなく乗降頻度の高いアシスタントの体力的負担を軽減することがで きるフロア構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キャブオーバ型自動車においては、例えばボンネット型自動車に対比してフロ アの地上高さが大きく、乗降にともなう体力的負担が大きいために、従来ではス プリングのローキャンバ化またはタイヤの扁平化を行い、場合によっては両者を 併用して低床化を図ることにより、乗降性を改善していた。
【0003】 しかしながら、アプローチアングル、乗心地および走破性などの観点から地上 高の許容範囲内でしか低床化を行うことができないために、乗降にともなう体力 的負担を軽減するにも限界があり、塵芥車あるいは集配車などのように乗降頻度 の高い自動車においては何らかの方策が要請されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであって、アプローチアングル、乗心 地および走破性などに影響を及ぼす車両諸元を大幅に変更することなく乗降性を 改善することにより、乗降にともなうアシスタントなどの体力的負担を軽減する ことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に係る考案においては、アシスタントシー ト前方のフロアを段付状に切下げ形成するとともに、該切下げ部の外側端を乗降 口に開放したことを特徴としている。また、請求項2に係る考案では、アシスタ ントシート前方におけるフロアをフロアフレームの外側縁から乗降口に亙って段 付状に切下げ形成したことを特徴としている。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係る キャブオーバ型自動車のフロア構造の一実施形態を示す概略斜視図、図2は図1 のA−A線に沿う拡大断面図である。
【0007】 これらの図において、キャブオーバ型自動車のキャブに搭載したアシスタント シート1の前方のフロア2を、該フロア2の一般面3より段付状に切下げて切下 げ部4を形成するとともに、該切下げ部4の外側端を乗降口5に開放している。
【0008】 具体的には、フロア2を構成するフロアパネル6をフロアフレーム7の外側縁 から乗降口5の内側縁に亙って切り取ったうえで、上方および車体外側がそれぞ れ開放された補助パネル8を前記切り取り部分に取り付けることにより、段付状 の切下げ部4を構成している。
【0009】 一方、アルミ縞板で構成した飾りパネル9を補助パネル8の上面に重合させる とともに、この飾りパネル9のフランジ部10をフロアパネル6の上面に敷き込 んだフロアマット11の端縁上面に重合させている。従って、飾りパネル9で切 下げ部4のすべり止め効果を得ると同時に、フロアマット11の捲れ上りを回避 することができるが、必ずしも飾りパネル9を設ける必要性はない。
【0010】 12はフロアサイドプレート13と補助パネル8の結合部を補強する補強骨、 14はドア開口部5の外側縁に沿って取り付けたドアシール、15は樹脂資材で 構成したステップカバー、16はステップである。
【0011】 従って本実施形態によれば、切下げ部3による補助的なステップが車室内に形 成されるとともに、この補助ステップをドア開口部3に開放させているために乗 降口5の地上高が低下する。このために、アプローチアングル、乗心地および走 破性などに影響を及ぼす車両諸元を大幅に変更することなく乗降口5の地上高さ を実質的に低くすることができ、乗降にともなう体力的負担を軽減することがで きる。
【0012】 また、アシスタントシート1の前方のフロア2を段付状に低くしているために 、切下げ寸法に相当する寸法だけアシスタントシート2の取付高さを低くしても その居住性を損なうことがない。同様に、切下げ部3の切下げ寸法に相当する寸 法だけステップ16の取付高さを低くすることができるために、アシスタントシ ート2への乗降性がより改善される。
【0013】 従って、アシスタントシート1の居住性を損なうことなくアシスタントシート 側からの乗降性を改善することができるとともに、図示しないドライバーズシー トからのアシスタントシート1側への側方直接視界が拡大して安全性がより高く なる。
【0014】 一方、アシスタントなどの履物に付着して異物が車室に持ち込まれた場合にお いても、履物から脱落した異物が切下げ部4を越えてフロアの一般面3まで拡散 し難い。従って、アシスタントなどが頻繁に乗降を繰り返して多量の異物が持ち 込まれた場合においても、切下げ部3以外の車室内の床面が汚損され難くなる。
【0015】 なお、上記実施形態のようにアシスタントシート1前方のフロア2をフロアフ レーム7の外側縁から乗降口5に亙ってフロア2の一般面より段付状に切下げ形 成した場合は、キャブの強度に大きな影響を及ぼすフロアフレーム7を改造する ことなく所期の目的を達成することができるために、改造コストの上昇を抑制す ることができる利点がある。
【0016】 さらに、上記実施形態においてはアルミ縞板により構成した飾りパネル9を補 助パネル8の上面に重合させてすべり止め効果と装飾効果を得るとともに、この 飾りパネル9のフランジ部10をフロアマット11の端部上面に重合させてフロ アマット押えとしても機能させるようにしているが、飾りパネル9を省略するこ ともできる。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案は、アシスタントシート前方のフロアを 段付状に切下げ形成したうえで、該切下げ部の外側端を乗降口に開放したもので あるから、切下げ寸法に相当する分だけ乗降口の地上高さを低下させることがで き、乗降にともなう体力的負担を軽減することができる。また、アシスタントな どの履物に付着して異物が車室に持ち込まれた場合においても、この異物が切下 げ部の範囲を越えてフロアの一般面まで拡散し難く、車室内の汚損防止機能が高 くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャブオーバ型自動車のフロア構
造の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 アシスタントシート 2 フロア 3 フロア2の一般面 4 切下げ部 5 乗降口 6 フロアパネル 7 フロアフレーム 8 補助パネル 9 飾りパネル 10 フランジ部 11 フロアマット 12 補強骨 13 フロアサイドプレート 14 ドアシール 15 ステップカバー 16 ステップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アシスタントシート前方のフロアを段付状
    に切下げ形成するとともに、該切下げ部の外側端を乗降
    口に開放したことを特徴とするキャブオーバ型自動車の
    フロア構造。
  2. 【請求項2】 アシスタントシート前方のフロアをフロ
    アフレームの外側縁から乗降口に亙って段付状に切下げ
    形成するとともに、該切下げ部の外側端を乗降口に開放
    したことを特徴とするキャブオーバ型自動車のフロア構
    造。
JP1999008233U 1999-09-22 1999-09-22 キャブオ―バ型自動車のフロア構造 Expired - Lifetime JP3068372U (ja)

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ID=43201867

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022100459A1 (de) 2022-01-11 2023-07-13 Man Truck & Bus Se Fahrerhaus für Lastkraftwagen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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