JPH0725282B2 - 不整地走行用4輪駆動車 - Google Patents

不整地走行用4輪駆動車

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JPH0725282B2
JPH0725282B2 JP61123681A JP12368186A JPH0725282B2 JP H0725282 B2 JPH0725282 B2 JP H0725282B2 JP 61123681 A JP61123681 A JP 61123681A JP 12368186 A JP12368186 A JP 12368186A JP H0725282 B2 JPH0725282 B2 JP H0725282B2
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高低速切換機構、前後進切換機構を備えるい
わゆるパートタイム式の不整地走行用4輪駆動車に関す
るものである。
(発明の背景) 車体中央付近に搭載されたエンジンの上方に跨座式運転
シートを有する小型の不整地走行用車では、通常エンジ
ンと一体化した主変速機を備えている。ここに主変速機
は足動式の変速ペダルによって変速される。
っこの種の車両で後進伝導系を設ける場合に、主変速機
の後に前後進切換機構を付加し、前後進切換えを主変速
機の変速レバーで行なうように構成することが考えられ
る。しかしこのようにすると、足の操作が複雑になり、
操作位置を目視確認しにくいので操作を間違えやすいと
いう問題が生じる。
そこで前進変速のみを足動式の変速レバーで行ない、前
後進切換えを手動操作子で行なうことが考えられる。し
かしこの場合主変速機の前進変速段位置によって後進速
度が変わることになり、前進変速段を一定の変速段に入
れてから後進に切換えるようにしなければならず、操作
が面倒になる。
またこの車両に高低速切換機構を追加した不整地走行用
4輪車ではこれら両機構の切換を共通一個の操作子で切
換え可能とするのが、操作性を簡素にできて望ましい。
このような車輛で、さらに前後輪を直結する4輪駆動と
前後輪を切離した2輪駆動とに切換え可能とする、いわ
ゆるパートタイム式4輪駆動方式を採用することが考え
られている。しかしこの場合には、前記高低速切換およ
び前後進切換のための操作子の他に、2・4駆の切換操
作子が必要となり、操作が複雑になるばかりか操作機構
も複雑で部品点数も増えるという問題が生じる。
一方この種の車輛で一般に4輪駆動での走行が必要にな
るのは、悪路で車輪がスタックした時、湖沼や砂地ある
いは雪上などのすべり易い路面を走行する時、急坂の登
板時などである。このような場合には通常中、低速で走
行することが多く、高速で走行することはほとんどな
い。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、後
進へ切換える際に前進用の変速レバーを操作することな
く常に一定の変速比の後進段に切換えることができてそ
の切換え操作が簡単になり、またこの前後進切換機構の
他に高低速切換機構および2・4駆の切換機構を備える
場合に、操作を単純化して操作性を良好にしまた操作機
構を簡単にして部品点数お減少を可能にする不整地走行
用4輪駆動車を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、車体中央付近に搭載された
エンジンと、このエンジンの上方に位置する跨座式運転
シートと、この運転シートの前方に位置する操向バーハ
ンドルと、前記エンジンの回転出力を前進複数段に足動
式変速レバーにより変速可能な主変速機と、前進2段に
切換える高低速切換機構と、前後進切換機構と、エンジ
ン出力の2輪あるいは4輪への伝達を切換える2・4駆
切換機構とを備える不整地走行用4輪駆動車において、
前記前後進切換機構の後進位置で前記主変速機を迂回し
て回転伝達する後進伝導系を備え、前記高低速切換機構
と前後進切換機構と2・4駆切換機構とを共通1個の手
動操作子により高速前進、低速前進および低速後進の3
位置に切換可能とし、前記2・4駆切換機構は前記手動
操作子の高速前進位置で2駆状態にまた低速前進および
低速後進位置で4駆状態にそれぞれ切換えることを特徴
とする不整地走行用4輪駆動車、により達成される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の動力系統図、第2図はその
車輛の側面図、第3図は同じく一部断面した平面図、第
4図は分配機の側断面図、第5図はそのIV−IV線断面図
である。
第2,3図において符号10は車体フレームであり、このフ
レーム10は、後部が斜め上後方へ折曲された左右一対の
下チューブ12(12a,12b)と、側方視略直角に折曲され
た左右一対の前チューブ14(14a,14b)と、左右一対の
前上チューブ16(16a,16b)と、後上チューブ18(18a,1
8b)と、前立チューブ20と、後立チューブ22(22a,22
b)とを備える。前チューブ14の前端は、下チューブ12
の前端を連結するクロスチューブ24に固着され、後端は
前立チューブ20の中間部位に固着されている。前立チュ
ーブ20の上端は前上チューブ16を連結するクロスチュー
ブ26に固着され、下端は下チューブ12を連結するクロス
チューブ28に固着されている。
前上チューブ10の前端にはクロスチューブ30が固着さ
れ、その左右の各端部と前チューブ14とは緩衝器タワー
32(一方のみ図示)で連結されている。後上チューブ18
は下チューブ12後端と後立チューブ22の上端とに固着さ
れ、その前端はクロスチューブ34を介して前上チューブ
16の後端に固着されている。
36(36a,36b)は幅広低圧タイヤ付きの左右一対の前輪
であり、変形ダブルウィッシュボーン型懸架装置により
保持されている。すなわち前輪36のナックルブラケット
(図示せず)の上部は、平面視略A型のアッパアーム38
によって前チューブ14に連結され、下部は前駆動部40
(一方のみ図示)とテンションロッド42(42a,42b)と
で連結されている。なお前駆動軸40の内端は、下チュー
ブ12に固定された前終減速機44に十字継手を介して連結
され、外端はナックルブラケットに回転自在に保持され
たスピンドル46に十字継手を介して連結されている。ま
たアッパアーム38と前記緩衝器タワー32の上端との間に
は筒型緩衝器48(48a,48b)が介装されている。なお前
終減速機44は差動装置を内蔵するものであってもよい。
50(50a,50b)は幅広低圧タイヤ付きの後輪である。こ
の後輪50は、後終減速機52から突出する後車軸54に固定
され、後終減速機52は上下に揺動自在なスイングアーム
56と一体化されている。なおこのスイングアーム56は緩
衝器57によって支持されている。また後終減速機52には
差動装置を内蔵させてもよい。
58は車体フレーム10の中央付近に搭載されたエンジンで
ある。このエンジン58は第1図に示すように、車体幅方
向に配設されたクランク軸60、主軸62、副軸64、中間歯
車軸66、出力軸68、後進軸70を備える。72はピストンで
ある。クランク軸60の回転はクランク軸60の右端に設け
られた発進用遠心クラッチ74および変速用クラッチ76を
介して主軸62に伝えられる。この主軸62と副軸64には、
前進用主変速機78が設けられている。この主変速機78は
足動式の変速レバー79により前進複数段(実施例では5
段)に変速可能となっている。
出力軸68には高速用および低速用の各歯車80、82と後進
用歯車84が回転自在に取付けられている。副軸64の回転
は中間歯車軸66を介して各歯車80、82に伝えられる。ま
た主軸62の回転は主変速機78を迂回し後進軸70を介して
歯車84に伝えられる。前記各歯車80、82、84の間にはこ
れらと噛合クラッチを形成するスライダ86、88が軸方向
に摺動可能に設けられ、これらにより前進2段に変速す
る高低速切換機構90と前後進切換機構92が形成される。
このように前後進切換機構92の後進位置では、主軸62の
回転は主変速機78を迂回する後進伝動系によって出力軸
68に回転が伝えられる。ここに前後進切換機構92はその
後進位置で高低速切換機構90の低速状態とほぼ同じ減速
比が得られるようにされている。
エンジン58の後部左側からは終出力軸94が後方へ突出し
ている。この終出力軸94は出力軸68により傘歯車を介し
て駆動される。この終出力軸94の回転は、自在継手96お
よび後駆動軸98を介して後終減速機52に伝えられる。な
お後駆動軸98はスイングアーム56の左側の筒内を挿通さ
れている。
エンジン58の後側部には終出力軸94を横断して下方にの
びる分配機100が固定されている。この分配機100には、
終出力軸94の回転を分配機出力軸101に伝える伝動装置
が収容されている。この伝動装置は第4、5図に示すよ
うに、終出力軸94に固定した第1歯車102と、第2歯車1
04と、分配機出力軸101に固定した第3歯車106と、第
2、第3歯車104、106間に介在するドッグクラッチ108
とを備え、これらは前後割りのケース110内に収容され
ている。ドッグクラッチ108は後2輪駆動と4輪駆動と
の切換えを行う2・4駆切換機構を形成する。すなわち
第2歯車104の軸112に、第2歯車104と共にドッグクラ
ッチ108を形成するスリーブ114を設け、このスリーブ11
4に係合するフォーク116を、外部から操作軸118および
レバー120を介して移動させることによりドッグクラッ
チ108を断続するものである。
この分配機出力軸101はケース110から前方へ突出し、そ
の回転は自在継手122、前駆動軸124、自在継手126を介
して前記前終減速機44に伝えられる。
第1図において128は手動の切換操作子であり、高速前
進位置(H)と、低速前進位置(L)と、低速後進位置
(R)との3位置に切換え可能とされている。この操作
子128は前記後低速切換機構90と、前後進切換機構92
と、2・4駆切換機構としてのドッグクラッチ108とに
連動切換機構としてのドッグクラッチ108とに連動し、
これらを次表のように切換える。
すなわち高速前進位置(H)では操作子128の動きがワ
イヤ機構などを介して操作軸118に伝えられ、レバー120
が第4図で時計方向に回動されてドッグクラッチ108が
切れる。このため後2輪駆動(2WD)となる。また低速
前進位置(L)および低速後進位置(R)ではドッグク
ラッチ108が接続し、4輪駆動(4WD)となる。この結果
高低速切換と、前後進切換と、2・4駆切換えが共通1
個の操作子128で操作される。
なお図中130、130は左右一対の足置台、132は気化器、1
34は吸気清浄器、136は排気マフラ、138は前フェンダ、
140は後フェンダ、142は操向バーハンドル、144はエン
ジン58の上方に位置する前後方向に長い跨座式運転シー
トである。
従ってこの実施例によれば、操作子128をH位置にすれ
ば、ドッグクラッチ108は切れて後輪50のみによる2輪
駆動(2WD)となり、この時高低速切換機構90は高速に
また前後進切換機構92は前進となり、2輪駆動により高
速での前進走行が可能となる。また操作子128をL位置
にすればドッグクラッチ108は接続し、低速高トルクで
4輪駆動(4WD)により前進走行ができる。されに操作
子128をR位置にすればドッグクラッチ108は接続し低速
高トルクで4輪駆動(4WD)により後進走行ができる。
(発明の効果) 本発明は以上のように、足動式の変速レバーにより変速
される主変速機を迂回する後進伝動系を有するから、前
進から後進に切換える際に主変速機がどの変速段にあっ
ても常に一定の変速比の後進段に切換えることができ、
その切替え操作を簡単にできる。また高低速切換機構と
前後進切換機構と2・4駆切換機構とを備える場合に、
これらを共通1個の操作子により高速前進、低速前進お
よび低速後進の3位置に切換可能とし、高速前進位置で
は2輪駆動に、また低速前進および低速後進位置では4
輪駆動に切換えるようにしたから、実際上の走行に全く
不都合を生じることなく操作を単純化でき、操作性を向
上させることができる。また操作機構が簡単になるので
部品点数も減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の動力系統図、第2図はその
車輛の側面図、第3図は同じく一部断面した平面図、第
4図は分配機の側断面図、第5図はそのIV−IV線断面図
である。 58……エンジン、 78……主変速機、 79……足動式変速レバー、 90……高低速切換機構、 92……前後進切換機構、 108……2・4駆切換機構としてのドッグクラッチ、 128……手動操作子、 142……操向バーハンドル、 144……跨座式運転シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体中央付近に搭載されたエンジンと、こ
    のエンジンの上方に位置する跨座式運転シートと、この
    運転シートの前方に位置する操向バーハンドルと、前記
    エンジンの回転出力を前進複数段に足動式変速レバーに
    より変速可能な主変速機と、前進2段に切換える高低速
    切換機構と、前後進切換機構と、エンジン出力の2輪あ
    るいは4輪への伝達を切換える2・4駆切換機構とを備
    える不整地走行用4輪駆動車において、 前記前後進切換機構の後進位置で前記主変速機を迂回し
    て回転伝達する後進伝導系を備え、前記高低速切換機構
    と前後進切換機構と2・4駆切換機構とを共通1個の手
    動操作子により高速前進、低速前進および低速後進の3
    位置に切換可能とし、前記2・4駆切換機構は前記手動
    操作子の高速前進位置で2駆状態にまた低速前進および
    低速後進位置で4駆状態にそれぞれ切換えることを特徴
    とする不整地走行用4輪駆動車。
JP61123681A 1986-05-30 1986-05-30 不整地走行用4輪駆動車 Expired - Fee Related JPH0725282B2 (ja)

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