JPH07252085A - 吊治具 - Google Patents
吊治具Info
- Publication number
- JPH07252085A JPH07252085A JP3980594A JP3980594A JPH07252085A JP H07252085 A JPH07252085 A JP H07252085A JP 3980594 A JP3980594 A JP 3980594A JP 3980594 A JP3980594 A JP 3980594A JP H07252085 A JPH07252085 A JP H07252085A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- guide post
- lock pin
- pivotally supported
- suspended load
- Prior art date
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吊荷の掴み及び掛け外し作業を遠隔操作によ
り自動的に行なえ、しかも把持及び掛け外し動作が行な
われた後はその状態にロックできるようにした吊治具を
提供する。 【構成】 吊治具7は、ビーム10の下部に垂設された
ガイドポスト12と、ガイドポスト12に挿通されて昇
降ガイドされるフレーム14と、フレーム14の左右に
揺動可能に枢支され、かつ先端にチャック部18aを一
体に突設した一対の物品支持アーム18と、一端を各支
持アーム18の上部揺動端に枢支され、他端をビーム1
0の両側に枢支されてフレーム14の昇降毎に各支持ア
ーム18を互いに拡開,縮小方向に揺動させて吊荷とな
るポスト部材1の掴み位置に向けて各チャック部18a
を離接させるリンクレバー26と、フレーム14の中央
にあってガイドポスト12に開口されたロック孔12a
に出没可能に配置されたロックピン34と、ロックピン
34を遠隔操作によって出没動作させる電磁シリンダと
を備えている。
り自動的に行なえ、しかも把持及び掛け外し動作が行な
われた後はその状態にロックできるようにした吊治具を
提供する。 【構成】 吊治具7は、ビーム10の下部に垂設された
ガイドポスト12と、ガイドポスト12に挿通されて昇
降ガイドされるフレーム14と、フレーム14の左右に
揺動可能に枢支され、かつ先端にチャック部18aを一
体に突設した一対の物品支持アーム18と、一端を各支
持アーム18の上部揺動端に枢支され、他端をビーム1
0の両側に枢支されてフレーム14の昇降毎に各支持ア
ーム18を互いに拡開,縮小方向に揺動させて吊荷とな
るポスト部材1の掴み位置に向けて各チャック部18a
を離接させるリンクレバー26と、フレーム14の中央
にあってガイドポスト12に開口されたロック孔12a
に出没可能に配置されたロックピン34と、ロックピン
34を遠隔操作によって出没動作させる電磁シリンダと
を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊荷の把持及び掛け外
しを自動的に行なうとともに、両状態にロックする機構
を設けた吊治具に関する。
しを自動的に行なうとともに、両状態にロックする機構
を設けた吊治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばボックス形などの一様な形状に分
解可能な大形建築資材をストックヤードにストックする
必要があるものの、敷地面積が比較的狭い条件の場合、
分解された資材を積層状態にストックしなければならな
い。この場合の積層手段の一つとして、門型クレーン部
の下部をストックヤードとして用いることが行なわれ、
クレーン部で資材を吊りながら積層位置に積み上げてい
る。
解可能な大形建築資材をストックヤードにストックする
必要があるものの、敷地面積が比較的狭い条件の場合、
分解された資材を積層状態にストックしなければならな
い。この場合の積層手段の一つとして、門型クレーン部
の下部をストックヤードとして用いることが行なわれ、
クレーン部で資材を吊りながら積層位置に積み上げてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、積み上
げた状態では全体の高さが高くなるため、クレーンフッ
クの掛け外しにはその積層高さの最上段の位置で作業員
が荷役作業を行なわなければならず、高所作業のため危
険であった。
げた状態では全体の高さが高くなるため、クレーンフッ
クの掛け外しにはその積層高さの最上段の位置で作業員
が荷役作業を行なわなければならず、高所作業のため危
険であった。
【0004】そこでこの発明は、吊荷の掴み及び掛け外
し作業を遠隔操作により自動的に行なえ、しかも把持及
び掛け外し動作が行なわれた後はその状態にロックでき
るようにした吊治具を提供することを目的とする。
し作業を遠隔操作により自動的に行なえ、しかも把持及
び掛け外し動作が行なわれた後はその状態にロックでき
るようにした吊治具を提供することを目的とする。
【0005】またこの発明では、吊治具を吊荷の上部に
概略位置した状態から下降させると精度良く目的位置に
位置決めされるようにすることを他の目的とする。
概略位置した状態から下降させると精度良く目的位置に
位置決めされるようにすることを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、ビームの下部に垂設されたガイドポス
トと、該ガイドポストに挿通されて昇降ガイドされるフ
レームと、該フレームの左右に揺動可能に枢支され、か
つ先端にチャック部を一体に突設した一対の物品支持ア
ームと、一端を該各支持アームの上部揺動端に枢支さ
れ、他端を前記ビームの両側に枢支されて前記フレーム
の昇降毎に前記各支持アームを互いに拡開,縮小方向に
揺動させて吊荷の掴み位置に向けて前記各チャック部を
離接させるリンクレバーと、前記フレームの中央にあっ
て前記ガイドポストに開口されたロック孔に出没可能に
配置されたロックピンと、該ロックピンを遠隔操作によ
って出没動作させる駆動機構を備えたことを特徴とす
る。
め、この発明は、ビームの下部に垂設されたガイドポス
トと、該ガイドポストに挿通されて昇降ガイドされるフ
レームと、該フレームの左右に揺動可能に枢支され、か
つ先端にチャック部を一体に突設した一対の物品支持ア
ームと、一端を該各支持アームの上部揺動端に枢支さ
れ、他端を前記ビームの両側に枢支されて前記フレーム
の昇降毎に前記各支持アームを互いに拡開,縮小方向に
揺動させて吊荷の掴み位置に向けて前記各チャック部を
離接させるリンクレバーと、前記フレームの中央にあっ
て前記ガイドポストに開口されたロック孔に出没可能に
配置されたロックピンと、該ロックピンを遠隔操作によ
って出没動作させる駆動機構を備えたことを特徴とす
る。
【0007】また、この発明では、前記フレームを前記
ビームの下部両端に配置するとともに、該各フレームの
外側端面下部には前記吊荷の長さ方向端面に摺接する縦
方向ガイドプレートを固定し、左右下部には前記吊荷の
幅方向両側に摺接する横方向ガイドプレートを固定した
構造も採用できる。
ビームの下部両端に配置するとともに、該各フレームの
外側端面下部には前記吊荷の長さ方向端面に摺接する縦
方向ガイドプレートを固定し、左右下部には前記吊荷の
幅方向両側に摺接する横方向ガイドプレートを固定した
構造も採用できる。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、ビームに対するフレーム
の下降動作に伴いリンク機構を介して両物品支持アーム
がその両チャック部を広げる方向に揺動する。またフレ
ームの上昇動作にともないその逆に両チャック部が縮小
する。このチャック部の拡開縮小動作に応じて吊荷は吊
治具に掴まれるか掛け外される。
の下降動作に伴いリンク機構を介して両物品支持アーム
がその両チャック部を広げる方向に揺動する。またフレ
ームの上昇動作にともないその逆に両チャック部が縮小
する。このチャック部の拡開縮小動作に応じて吊荷は吊
治具に掴まれるか掛け外される。
【0009】掴みまたは掛け外し後、遠隔操作により駆
動機構を動作させてロックピンを突出動作させることに
よって、フレームは上昇位置にロックされ、吊荷はフレ
ームに掴まれた状態か掛け外し状態に保たれる。
動機構を動作させてロックピンを突出動作させることに
よって、フレームは上昇位置にロックされ、吊荷はフレ
ームに掴まれた状態か掛け外し状態に保たれる。
【0010】請求項2の構造とした場合には、吊治具を
吊荷の上部に概略位置決めし、下降させていくと、吊荷
の長さ方向両側、及び幅方向両側にそれぞれのガイドプ
レートが摺接し、両フレームを吊荷の掴み位置に自己修
正しつつガイドする。
吊荷の上部に概略位置決めし、下降させていくと、吊荷
の長さ方向両側、及び幅方向両側にそれぞれのガイドプ
レートが摺接し、両フレームを吊荷の掴み位置に自己修
正しつつガイドする。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】図1はこの発明の吊治具を含む門型クレー
ン部の概略を示すものである。図において、吊荷はその
断面が1.9m角、長さ6mの直方体骨格のタワークレ
ーン用ポスト部材1であり、搬出入位置[イ]から搬出
入され、クレーンガイドレール2の下部一側部に立設さ
れたガイド柱3を位置決め治具とするストック位置
[ロ]に多段にストックされる。
ン部の概略を示すものである。図において、吊荷はその
断面が1.9m角、長さ6mの直方体骨格のタワークレ
ーン用ポスト部材1であり、搬出入位置[イ]から搬出
入され、クレーンガイドレール2の下部一側部に立設さ
れたガイド柱3を位置決め治具とするストック位置
[ロ]に多段にストックされる。
【0013】ガイドレール2にはクレーンフック4を昇
降可能に垂設したトロリー5が走行する。フック4の下
部にはこの発明による吊治具7が吊下され、この吊治具
7の下部に前記ポスト部材1が把持されて積み込み,積
み下ろしされる。
降可能に垂設したトロリー5が走行する。フック4の下
部にはこの発明による吊治具7が吊下され、この吊治具
7の下部に前記ポスト部材1が把持されて積み込み,積
み下ろしされる。
【0014】吊治具7は図2〜4に示すように、ビーム
10と、ビーム10の長手方向両端下部に一体に垂設さ
れたガイドポスト12と、中央をガイドポスト12に挿
通されて昇降ガイドされるフレーム14と、フレーム1
4の左右に枢支ピン16を介して揺動可能に枢支され、
かつその下部外側にチャック部18aを一体に設けた略
L字形の一対の支持アーム18と、下部を連結ピン20
を介して前記各支持アーム18に連結し、上端を前記ビ
ーム10の両側に溶接されたブラケット部22に連結ピ
ン24を介して連結された一対のリンクレバー26とを
備えている。
10と、ビーム10の長手方向両端下部に一体に垂設さ
れたガイドポスト12と、中央をガイドポスト12に挿
通されて昇降ガイドされるフレーム14と、フレーム1
4の左右に枢支ピン16を介して揺動可能に枢支され、
かつその下部外側にチャック部18aを一体に設けた略
L字形の一対の支持アーム18と、下部を連結ピン20
を介して前記各支持アーム18に連結し、上端を前記ビ
ーム10の両側に溶接されたブラケット部22に連結ピ
ン24を介して連結された一対のリンクレバー26とを
備えている。
【0015】ビーム10は二本のコ字形鋼材を平行に連
結したもので、その上部中央には特に図2に示すよう
に、一対のブラケット28が溶接され、このブラケット
28間に前記クレーンフック4に係止されるピン30が
軸受されている。
結したもので、その上部中央には特に図2に示すよう
に、一対のブラケット28が溶接され、このブラケット
28間に前記クレーンフック4に係止されるピン30が
軸受されている。
【0016】前記各フレーム14はハンガー状をなすコ
字形鋼材を表裏に連結したもので、前記ポスト部材1の
長手方向両側に対応した位置に配置されている。フレー
ム14が自重によりビーム10の下降位置に位置した状
態では、前記リンクレバー26と連結する各支持アーム
18のチャック部18aは図4に示すように、両側に拡
開してポスト部材1の内側に突出してチャックする。
字形鋼材を表裏に連結したもので、前記ポスト部材1の
長手方向両側に対応した位置に配置されている。フレー
ム14が自重によりビーム10の下降位置に位置した状
態では、前記リンクレバー26と連結する各支持アーム
18のチャック部18aは図4に示すように、両側に拡
開してポスト部材1の内側に突出してチャックする。
【0017】またフレーム14が着地した状態でビーム
10をさらに下降させると、相対的にフレーム14が上
昇し、この上昇動作に伴ってチャック部18aを縮小す
べく支持アーム18が揺動し、この結果チャック部18
aはポスト部材1より掛け外される。
10をさらに下降させると、相対的にフレーム14が上
昇し、この上昇動作に伴ってチャック部18aを縮小す
べく支持アーム18が揺動し、この結果チャック部18
aはポスト部材1より掛け外される。
【0018】そして、ビーム10に対する各フレーム1
4の上昇位置において、前記ガイドポスト12には特に
図3に示すように、フレーム14の中央に開口されたロ
ック孔14aに一致するロック孔12aが開口されてい
る。
4の上昇位置において、前記ガイドポスト12には特に
図3に示すように、フレーム14の中央に開口されたロ
ック孔14aに一致するロック孔12aが開口されてい
る。
【0019】これに対し、フレーム14の中央背面には
台32が一体化され、この台32上には前記ロック孔1
4aに対し出没可能なロックピン34を進退駆動する電
磁シリンダ36が設けられている。ロックピン34は電
磁シリンダ36に内蔵された図示しないバネによって突
出方向に付勢されている。
台32が一体化され、この台32上には前記ロック孔1
4aに対し出没可能なロックピン34を進退駆動する電
磁シリンダ36が設けられている。ロックピン34は電
磁シリンダ36に内蔵された図示しないバネによって突
出方向に付勢されている。
【0020】さらに前記ロックピン34にはフレーム1
4上に揺動可能に保持されたベルクランク37の一端が
連結され、他端をビーム10内に設けたガイドプーリ3
8を通じて外部に引き出される非常時のロック解除用紐
部材40に連結されている。電磁シリンダ36は、その
電源をビーム10の一側部に搭載されたバッテリ(図省
略)に接続されているとともに、他側部に搭載された無
線操縦用の制御装置44(図2参照)に接続され、図示
しない遠隔操縦用無線機の押しボタン動作によつてオン
オフされる。
4上に揺動可能に保持されたベルクランク37の一端が
連結され、他端をビーム10内に設けたガイドプーリ3
8を通じて外部に引き出される非常時のロック解除用紐
部材40に連結されている。電磁シリンダ36は、その
電源をビーム10の一側部に搭載されたバッテリ(図省
略)に接続されているとともに、他側部に搭載された無
線操縦用の制御装置44(図2参照)に接続され、図示
しない遠隔操縦用無線機の押しボタン動作によつてオン
オフされる。
【0021】したがって、フレーム14が下降した状態
で電磁シリンダ36をオフにすれば、図3に示すよう
に、ロックピン34はバネの付勢力によりロック孔14
a内に突出してガイドポスト12の表面に当接し、フレ
ーム14を下降位置に保持してチャック部18aを掴み
状態にロックする。
で電磁シリンダ36をオフにすれば、図3に示すよう
に、ロックピン34はバネの付勢力によりロック孔14
a内に突出してガイドポスト12の表面に当接し、フレ
ーム14を下降位置に保持してチャック部18aを掴み
状態にロックする。
【0022】ロック状態から電磁シリンダ36をオンに
すれば、ロックピン34が前記バネの付勢力に抗して引
き込まれ、フレーム14をアンロックする。
すれば、ロックピン34が前記バネの付勢力に抗して引
き込まれ、フレーム14をアンロックする。
【0023】また、その逆にフレーム14が上昇し、ロ
ック孔12aにロック孔14aが一致した状態で電磁シ
リンダ36をオフにすれば、ロックピン34はバネの付
勢力によってロック孔12a,14a内に突出し、フレ
ーム14を上昇位置に保持してチャック部18aを掛け
外し状態にロックする。またこのロック状態から電磁シ
リンダ36をオンにすれば、フレーム14がアンロック
される。
ック孔12aにロック孔14aが一致した状態で電磁シ
リンダ36をオフにすれば、ロックピン34はバネの付
勢力によってロック孔12a,14a内に突出し、フレ
ーム14を上昇位置に保持してチャック部18aを掛け
外し状態にロックする。またこのロック状態から電磁シ
リンダ36をオンにすれば、フレーム14がアンロック
される。
【0024】さらに、前記各フレーム14の外側端面下
部には互いに外側に向けて傾斜する縦方向ガイドプレー
ト46が固定され、背面の左右下部にはそれぞれ一対の
横方向ガイドプレート48が固定されている。
部には互いに外側に向けて傾斜する縦方向ガイドプレー
ト46が固定され、背面の左右下部にはそれぞれ一対の
横方向ガイドプレート48が固定されている。
【0025】縦方向ガイドプレート46はポスト部材1
の長さ方向両側に摺接し、横方向ガイドプレート48は
ポスト部材1の幅方向の内側に摺接するもので、吊治具
7をポスト部材1のほぼ真上に位置させた状態で下降さ
せることによって各ガイドプレート46,48はこれら
の縦横方向に摺接しつつ各フレーム14が正しい掴み位
置に着地すべくガイドする。
の長さ方向両側に摺接し、横方向ガイドプレート48は
ポスト部材1の幅方向の内側に摺接するもので、吊治具
7をポスト部材1のほぼ真上に位置させた状態で下降さ
せることによって各ガイドプレート46,48はこれら
の縦横方向に摺接しつつ各フレーム14が正しい掴み位
置に着地すべくガイドする。
【0026】なお、図1〜3において符号50は、ポス
ト部材1の平行を保つための引き紐であり搬送時におい
て振れが生じた場合にこの引き紐50を引いて平行に保
つようにしており、前記ロック解除用紐部材40ととも
に、ビーム10の内側に軸受されたガイドプーリ52を
通じてビーム10の外に引き出される。
ト部材1の平行を保つための引き紐であり搬送時におい
て振れが生じた場合にこの引き紐50を引いて平行に保
つようにしており、前記ロック解除用紐部材40ととも
に、ビーム10の内側に軸受されたガイドプーリ52を
通じてビーム10の外に引き出される。
【0027】次に以上の構成の吊治具7を用いてポスト
部材1を搬出入位置[イ]からストック位置[ロ]に搬
送する場合について図5を用いて説明する。
部材1を搬出入位置[イ]からストック位置[ロ]に搬
送する場合について図5を用いて説明する。
【0028】先ず、チャック部18aが閉じられている
状態、すなわちフレーム14のビーム10に対する上昇
位置で、トロリー5を搬出入位置[イ]で停止し、この
位置にあるポスト部材1に向けてフック4を下ろせば、
吊り治具7は下降し、ガイドプレート46,48がポス
ト部材1の前後および内側に当接し、この状態でさらに
下降することにより、各フレーム14は掴み位置に位置
決めされ、(a)に示すように、吊り下ろしを停止す
る。
状態、すなわちフレーム14のビーム10に対する上昇
位置で、トロリー5を搬出入位置[イ]で停止し、この
位置にあるポスト部材1に向けてフック4を下ろせば、
吊り治具7は下降し、ガイドプレート46,48がポス
ト部材1の前後および内側に当接し、この状態でさらに
下降することにより、各フレーム14は掴み位置に位置
決めされ、(a)に示すように、吊り下ろしを停止す
る。
【0029】次に遠隔装置により電磁シリンダ36をオ
フすればロックピン34は引き抜かれ、フレーム14は
自重により下降し、この結果、(b)に示すように、各
チャック部18aが拡開し、ポスト部材1はその前後を
チャック部18aによりチャックされる。
フすればロックピン34は引き抜かれ、フレーム14は
自重により下降し、この結果、(b)に示すように、各
チャック部18aが拡開し、ポスト部材1はその前後を
チャック部18aによりチャックされる。
【0030】この状態でビーム10をクレーンによって
吊り上げると、リンクレバー26を介してチャック部1
8の上端に上向きの力がかかり、ロックピン34により
ロックしなくてもロック状態を保持することができる。
吊り上げると、リンクレバー26を介してチャック部1
8の上端に上向きの力がかかり、ロックピン34により
ロックしなくてもロック状態を保持することができる。
【0031】掴み動作完了後、フック4のワイヤを巻き
上げ、吊治具7に保持されたポスト部材1を吊り、次い
でトロリー5を走行させてストック位置[ロ]上の適切
な積層場所で停止し、再びフック4を下降させて積層位
置に着底させる。
上げ、吊治具7に保持されたポスト部材1を吊り、次い
でトロリー5を走行させてストック位置[ロ]上の適切
な積層場所で停止し、再びフック4を下降させて積層位
置に着底させる。
【0032】この状態でビーム10をさらに下降させる
と、フレーム14はポスト部材1上に停止したままの状
態でビーム10が下降することになり、この相対上昇動
作により各チャック部18aは縮小し、ポスト部材1か
ら掛け外される。
と、フレーム14はポスト部材1上に停止したままの状
態でビーム10が下降することになり、この相対上昇動
作により各チャック部18aは縮小し、ポスト部材1か
ら掛け外される。
【0033】そして、ロック孔12aとロックピン34
の位置が合致した時、電磁シリンダ36内に内蔵された
バネの付勢力によってロックピン34がロック孔12a
内に突出する結果、フレーム14はガイドポスト12の
上昇位置にロックされ、チャック部18aは掛け外し状
態に保持され、フック4を上昇させれば吊り治具7をポ
スト部材1から離間させる((a)参照)。
の位置が合致した時、電磁シリンダ36内に内蔵された
バネの付勢力によってロックピン34がロック孔12a
内に突出する結果、フレーム14はガイドポスト12の
上昇位置にロックされ、チャック部18aは掛け外し状
態に保持され、フック4を上昇させれば吊り治具7をポ
スト部材1から離間させる((a)参照)。
【0034】なお、ストック位置[ロ]から搬出入位置
[イ]に搬送する場合の操作方法も前記と同一である。
[イ]に搬送する場合の操作方法も前記と同一である。
【0035】また、上記実施例では、ロックピン34が
挿入されるロック孔12bをガイドポスト12に一つ形
成したが、上下に離間して二つのロック孔を形成しても
よい。
挿入されるロック孔12bをガイドポスト12に一つ形
成したが、上下に離間して二つのロック孔を形成しても
よい。
【0036】
【発明の効果】以上実施例により説明したように、この
発明に係る吊治具にあっては、ビームに対するフレーム
の下降動作に伴いリンク機構を介して両物品支持アーム
がその両チャック部を広げる方向に揺動し、フレームの
上昇動作にともないその逆に両チャック部が縮小し、こ
の拡開縮小動作に応じて吊荷が掴まれるか掛け外される
ため、従来のように人手による直接的な玉掛けや掛け外
しなどの荷役作業が不要となる。またこの発明では、掴
みまたは掛け外し後、遠隔操作により駆動機構を動作さ
せてロックピンを突出動作させることによって、フレー
ムがロックされるため、搬送時の落下事故も未然に防止
できる。
発明に係る吊治具にあっては、ビームに対するフレーム
の下降動作に伴いリンク機構を介して両物品支持アーム
がその両チャック部を広げる方向に揺動し、フレームの
上昇動作にともないその逆に両チャック部が縮小し、こ
の拡開縮小動作に応じて吊荷が掴まれるか掛け外される
ため、従来のように人手による直接的な玉掛けや掛け外
しなどの荷役作業が不要となる。またこの発明では、掴
みまたは掛け外し後、遠隔操作により駆動機構を動作さ
せてロックピンを突出動作させることによって、フレー
ムがロックされるため、搬送時の落下事故も未然に防止
できる。
【0037】またこの発明では請求項2の構造とした場
合に、吊治具を吊荷の上部に概略位置決めし下降させて
いくと、吊荷の長さ方向両側、及び幅方向両側にそれぞ
れのガイドプレートが摺接し、両フレームを吊荷の掴み
位置に自己修正しつつガイドするため、吊荷のチャック
時における位置決め作業も容易となる。
合に、吊治具を吊荷の上部に概略位置決めし下降させて
いくと、吊荷の長さ方向両側、及び幅方向両側にそれぞ
れのガイドプレートが摺接し、両フレームを吊荷の掴み
位置に自己修正しつつガイドするため、吊荷のチャック
時における位置決め作業も容易となる。
【図1】この発明の吊治具を適用した門型クレーン部の
概略説明図である。
概略説明図である。
【図2】吊治具の全体を示す側面図である。
【図3】図2のA部拡大断面図である。
【図4】要部斜視図である。
【図5】(a),(b)は同吊治具のチャック部の動作
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 ポスト部材(吊荷) 7 吊治具 10 ビーム 12 ガイドポスト 12a ロック孔 14 フレーム 18 物品支持アーム 18a チャック部 26 リンクレバー 34 ロックピン 36 電磁シリンダ(駆動機構) 46 縦方向ガイドプレート 48 横方向ガイドプレート
Claims (2)
- 【請求項1】 ビームの下部に垂設されたガイドポスト
と、該ガイドポストに挿通されて昇降ガイドされるフレ
ームと、該フレームの左右に揺動可能に枢支され、かつ
先端にチャック部を一体に突設した一対の物品支持アー
ムと、一端を該各支持アームの上部揺動端に枢支され、
他端を前記ビームの両側に枢支されて前記フレームの昇
降毎に前記各支持アームを互いに拡開,縮小方向に揺動
させて吊荷の掴み位置に向けて前記各チャック部を離接
させるリンクレバーと、前記フレームの中央にあって前
記ガイドポストに開口されたロック孔に出没可能に配置
されたロックピンと、該ロックピンを遠隔操作によって
出没動作させる駆動機構を備えたことを特徴とする吊治
具。 - 【請求項2】 前記フレームを前記ビームの両端下部に
配置するとともに、該各フレームの外側端面下部には前
記吊荷の長さ方向端面に摺接する縦方向ガイドプレート
を固定し、左右下部には前記吊荷の幅方向両側に摺接す
る横方向ガイドプレートを固定したことを特徴とする請
求項1記載の吊治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3980594A JP2806247B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 吊治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3980594A JP2806247B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 吊治具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07252085A true JPH07252085A (ja) | 1995-10-03 |
JP2806247B2 JP2806247B2 (ja) | 1998-09-30 |
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ID=12563181
Family Applications (1)
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JP3980594A Expired - Fee Related JP2806247B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 吊治具 |
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JP (1) | JP2806247B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002128457A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Eagle Kuranpu Kk | コンクリート内吊りクランプ |
CN104192699A (zh) * | 2014-08-29 | 2014-12-10 | 中铁科工集团轨道交通装备有限公司 | 用于大型环形件吊装的吊具 |
RU2610770C1 (ru) * | 2016-02-02 | 2017-02-15 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Российский Федеральный ядерный центр - Всероссийский научно-исследовательский институт экспериментальной физики" (ФГУП "РФЯЦ-ВНИИЭФ") | Траверса |
JP2018192574A (ja) * | 2017-05-18 | 2018-12-06 | Smc株式会社 | ワーク把持装置 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP3980594A patent/JP2806247B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200003017A (ko) * | 2017-05-18 | 2020-01-08 | 에스엠시 가부시키가이샤 | 워크피스 파지장치 |
US11235474B2 (en) | 2017-05-18 | 2022-02-01 | Smc Corporation | Workpiece gripping device |
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Publication number | Publication date |
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JP2806247B2 (ja) | 1998-09-30 |
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