JPH0725126U - 手摺棒用継手 - Google Patents

手摺棒用継手

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JPH0725126U
JPH0725126U JP6035293U JP6035293U JPH0725126U JP H0725126 U JPH0725126 U JP H0725126U JP 6035293 U JP6035293 U JP 6035293U JP 6035293 U JP6035293 U JP 6035293U JP H0725126 U JPH0725126 U JP H0725126U
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JP
Japan
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handrail
joint
screw
rod
handed
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Pending
Application number
JP6035293U
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English (en)
Inventor
智信 小田中
Original Assignee
株式会社サンカシ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸棒状の手摺棒を迅速容易に現地接続できる
作業性のよい継手を提供する。 【構成】 中心部に角穴3を穿設した短円柱状の継手本
体2と、角穴3に嵌脱自在な角棒5の一方の端部に右ね
じのねじ棒6aを突設し他方の端部に左ねじのねじ棒6
bを突設して成るねじ金具4と、接続対象である手摺棒
15a,15bの相対する端面部に取付けられる取付金
具であってねじ金具4の各ねじ棒に螺合する右ねじのね
じ穴8aをそなえた取付金具7aと左ねじのねじ穴8b
をそなえた取付金具7bとから成る一対の取付金具とを
具備して成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は建築物の階段などの手摺において、丸棒状の手摺棒の対向する端部 同士を接続する継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
家屋内の階段の手摺には、丸棒状の手摺棒が用いられることが多いが、階段の 曲り角部や踊り場などでは、この手摺棒は一般に直線状のものが用いられ、たと えば傾斜配置した手摺棒と水平配置した手摺棒との端部間にすきまが設けられて いる。しかしこのすきまは、老人等にとっては不安感をあたえるものであり、す きまのない連続した手摺棒とすることが望ましい。
【0003】 そこでたとえば図7に示すように、90度あるいは135度などの所望角度に 湾曲した短尺の湾曲手摺棒31でもって、直線状の手摺棒32,33間を接続し ようとすると、建築現場において手摺棒の各端部31a,32a間および31b ,33b間を接続する作業が必要となるが、これに適した作業性のよい継手がな かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記の点にかんがみてなされたもので、丸棒状の手摺棒を迅速容易 に現地接続できる作業性のよい継手を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この出願の第1の考案の手摺棒用継手は、中心部に角穴を穿設した短円柱状の 継手本体と、前記角穴に嵌脱自在な角棒の一方の端部に右ねじのねじ棒を突設し 他方の端部に左ねじのねじ棒を突設して成るねじ金具と、接続対象である手摺棒 の相対する端面部に取付けられる取付金具であって前記ねじ金具の各ねじ棒に螺 合する右ねじのねじ穴をそなえた取付金具と左ねじのねじ穴をそなえた取付金具 とから成る一対の取付金具とを具備して成る。
【0006】 またこの出願の第2の考案の手摺棒用継手は、一端部に右ねじのねじ棒を突設 し他端部に左ねじのねじ棒を突設した短円柱状の継手本体と、接続対象である手 摺棒の相対する端面部に取付けられる取付金具であって前記継手本体の各ねじ棒 に螺合する右ねじのねじ穴をそなえた取付金具と左ねじのねじ穴をそなえた取付 金具とから成る一対の取付金具とを具備して成る。
【0007】
【作用】
第1の考案の手摺棒用継手においては、ねじ金具を角穴に挿通した継手本体を 、端面に取付金具を取付けた手摺棒間に挾んで、継手本体をその中心軸線のまわ りに手でねじ棒ねじ込み方向に回動させれば、向きの異なるねじ部を有するねじ 棒が両取付金具の対応するねじ穴に螺合して両手摺棒を引寄せる形で締結し、継 手本体は両手摺棒間に挟持されて手摺棒の一部を形成する形で両手摺棒が接続さ れる。
【0008】 第2の考案の手摺棒用継手においては、ねじ棒を突設した継手本体を、端面に 取付金具を取付けた手摺棒間に挾んで、継手本体をその中心軸線のまわりに手で ねじ棒ねじ込み方向に回動させれば、向きの異なるねじ部を有するねじ棒が両取 付金具の対応するねじ穴に螺合して両手摺棒を引寄せる形で締結し、継手本体は 両手摺棒間に挟持されて手摺棒の一部を形成する形で両手摺棒が接続される。
【0009】
【実施例】
以下図1乃至図3により第1の考案の一実施例を説明する。図1は手摺棒用継 手1の構成部品を示し、2は木製の短円柱状の継手本体で、その中心部には角穴 3が貫通して設けられている。4はねじ金具で、上記角穴3に少量のすきまをも って嵌合する角棒5の両端部に、右ねじのねじ棒6aと、左ねじのねじ棒6bを 突設して成る。
【0010】 7a,7bは接続対象である手摺棒15a,15b(図2参照)の端面に取付 けられる一対の取付金具で、取付金具7aには右ねじのねじ穴8a,取付金具7 bには左ねじのねじ穴8bがそれぞれ穿設されている。9は手摺棒への取付用の 木ねじ16を挿通するための取付穴である。そして継手本体2の両端部には、取 付金具7(取付金具7a,7bの総称。以下他の部分も同様に総称する。)がす きまをもって嵌り込む穴部10が設けてある。
【0011】 上記構成の手摺棒用継手1を使用して木製の手摺棒15aと15bを接続する には、先ず図2に示すように取付金具7a,7bを手摺棒15a,15bの各端 面の中心部に木ねじ16により取付ける。この取付は、工場において手摺棒を所 定寸法に切断したのちおこなっておくと、現地作業が少なくてすみ、特に好まし い。
【0012】 次にねじ金具4を継手本体2の角穴5内に挿入し、ねじ金具4の右ねじのねじ 棒6aが取付金具7a側に、左ねじのねじ棒6bが取付金具7b側になるように して、両手摺棒15a,15b間に継手本体2を挾む形で押圧しながら、継手本 体2を手で中心軸線のまわりに回動させ、ねじ金具4を取付金具7のねじ穴8に ねじ込む作業をおこなえば、両手摺棒15a,15bは互いに引寄せられる。継 手本体2を締込めば、図3に示すように継手本体2が手摺棒15a,15b間に すきまなく挟圧保持された形で締結され、手摺棒の接続作業は短時間で終る。
【0013】 上記作業中、手摺棒15自体は回転させる必要はなく、たとえば図7に示す湾 曲手摺棒31のような湾曲した手摺棒の湾曲方向は、所望の方向に維持したまま 、接続作業ができる。またねじ金具4に対して継手本体2は長手方向に摺動自在 なので、最終締込状態において、継手本体2の両端部はすきまなく手摺棒15a ,15bに圧接され、すぐれた連結性が得られるのである。
【0014】 また上記実施例においては、取付金具7を手摺棒15よりも小直径とし、継手 本体2の穴部10内に挿入されるようにしたので、金属部品が露出しないため、 木質で統一された落着いた外観が得られるという長所を有するものである。
【0015】 次に図4は第1の考案の他の実施例を示し、取付金具7a,7bを手摺棒15 と同直径とし、継手本体2の穴部10(図2参照)を省略してねじ金具4を長く した他は、図1の実施例と同じ構成を有するものであるので、図1と同一または 相当部分に同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。この実施例において も継手本体2の回動作業により、迅速容易に手摺棒15の接続をおこなうことが できる。
【0016】 次に図5は第2の考案の一実施例を示し、23aは右ねじのねじ棒24aを金 属製の円板状の取付板25aに突設固着したねじ金具、23bは左ねじのねじ棒 24bを取付板25bに突設固着したねじ金具で、それぞれ短円柱状の木製の継 手本体22の両端部に設けた穴部10の底部に、取付板25を貫通する木ねじ2 6によって取付けてある。また取付金具7a,7bは、図1と同一部品であり、 木ねじ16によって手摺棒15a,15bの端面に取付けられる。
【0017】 この実施例の手摺棒用継手21も、図1の実施例と同様にして継手本体22を 手で回動操作することにより、手摺棒15a,15bを迅速容易に接続すること ができる。
【0018】 また図6は第2の考案の他の実施例を示し、取付金具7a,7bが手摺棒15 と同直径である点、およびねじ金具23が、継手本体22の両端面からねじ棒2 4が突出する位置に設けてある点を除けば、図5と同じ構成を有するものである ので、図5と同一または相当部分に同一符号を付して、その詳細な説明は省略す る。この実施例においても継手本体22の回動作業により、迅速容易に手摺棒1 5の接続をおこなうことができる。
【0019】 この考案は上記各実施例に限定されるものではなく、たとえば継手本体2,2 2の外面は直円柱面状としてもよく、またねじ金具の角棒5部および継手本体の 角穴3は、六角形など、四角形以外の形としてもよい。また上記実施例では継手 本体を木製としたので、木製の手摺棒に対する異和感がなく、すぐれた外観が得 られるものであるが、これをプラスチック等、木以外の材質のものとすることも 可能である。また取付金具7やねじ金具23等の取付は、木ねじ以外の方法によ っておこなうようにしてもよく、ねじ金具23は他の形状のものとしてもよい。
【0020】 またこの考案の継手は、直線状の手摺棒同士の接続にも使用することができる 。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、継手本体の一方向への回動操作によっ て、丸棒状の手摺棒を迅速容易に接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案の一実施例を示す手摺棒用継手の構
成部品の斜視図である。
【図2】図1の継手の接続前の状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】図1の継手による接続状態を示す縦断面図であ
る。
【図4】第1の考案の他の実施例を示す図3相当図であ
る。
【図5】第2の考案の一実施例を示す図3相当図であ
る。
【図6】第2の考案の他の実施例を示す図3相当図であ
る。
【図7】この考案の手摺棒用継手の使用に適した手摺棒
の配置例を示す側面図である。
【符号の説明】
1…手摺棒用継手、2…継手本体、3…角穴、4…ねじ
金具、5…角棒、6a…ねじ棒、6b…ねじ棒、7a…
取付金具、7b…取付金具、8a…ねじ穴、8b…ねじ
穴、15a…手摺棒、15b…手摺棒、21…手摺棒用
継手、22…継手本体、23a…ねじ金具、23b…ね
じ金具、24a…ねじ棒、24b…ねじ棒。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に角穴を穿設した短円柱状の継手
    本体と、前記角穴に嵌脱自在な角棒の一方の端部に右ね
    じのねじ棒を突設し他方の端部に左ねじのねじ棒を突設
    して成るねじ金具と、接続対象である手摺棒の相対する
    端面部に取付けられる取付金具であって前記ねじ金具の
    各ねじ棒に螺合する右ねじのねじ穴をそなえた取付金具
    と左ねじのねじ穴をそなえた取付金具とから成る一対の
    取付金具とを具備して成る手摺棒用継手。
  2. 【請求項2】 一端部に右ねじのねじ棒を突設し他端部
    に左ねじのねじ棒を突設した短円柱状の継手本体と、接
    続対象である手摺棒の相対する端面部に取付けられる取
    付金具であって前記継手本体の各ねじ棒に螺合する右ね
    じのねじ穴をそなえた取付金具と左ねじのねじ穴をそな
    えた取付金具とから成る一対の取付金具とを具備して成
    る手摺棒用継手。
JP6035293U 1993-10-13 1993-10-13 手摺棒用継手 Pending JPH0725126U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058614A (ja) * 2009-09-15 2011-03-24 Toshimaro Iida 積層部材の連結構造
JP2019151987A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社B&B技術事務所 ブレースおよびブレース取付構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232135B2 (ja) * 1983-12-19 1987-07-13 Fuiritsupusu Furuuiranpenfuaburiken Nv

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