JP3003046U - 門扉ヒンジ用埋込金具

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(57)【要約】【目的】本考案は、より強固にコンクリートブロッ
クと一体化するにある。【構成】ヒンジピン１を有する取付金具２と、ブロ
ック４をねじで連結し、孔５に鉄筋７を固着するよう構
成されている。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、門扉用ヒンジを、門または塀に取付ける金具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の埋込金具は、種々のものがあり、例えば丸棒の先端をＬ形にしたアンカーボルト形式のものや、角材の先端部をＴ形にしたもの等があるが、いずれもコンクリートブロックを補強するための鉄筋とは無関係であり、埋込金具単体で強度を持たせるために長尺であることは周知のとおりである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように、長尺であるため、コンクリートブロックを大きく砕かなければならず、また設置も不安定で、施工に時間を要する等の欠点があった、本考案は、従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは上記の課題を解決するにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案は、中心にねじ孔を設け、それと直角方向に鉄筋７用の孔５を有するブロック４の一端に、ヒンジピン１を固着した取付金具２のねじ部をロックナット３で固定し、他端は、セツボルト６で鉄筋７を固定するよう構成する。

【０００５】

【作用】

前記のように構成した埋込金具を２式コンクリートブロック８内に挿入し、モルタルにて固定して門扉のヒンジとする。

【０００６】

【実施例】

鉄筋７を挿入しセツボルト６で固定したブロック４の一端に、ヒンジピン１を固着した取付金具２をセットしてなる埋込金具を、上下２式を一体化した後モルタルにて固定する。

【０００７】

【考案の効果】

前述のように上下２式の埋込金具が、ブロック４に完全に固定された鉄筋７を通してコンクリートブロック８と一体化されるため強度が大である、またヒンジピン１の間隔ｌを調整することが可能であり、コンパクトであるため施工が簡単である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の平面図

【符号の説明】

１はヒンジピン２は取付金具３はロックナット４はブロック５は孔６はセツボルト７は鉄筋８はコンクリートブロック

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）中心にねじ孔を設け、それと直角方
向に孔５を設けたブロック４に鉄筋７を挿入しセットボ
ルト６で固定する。（ロ）一端にヒンジピン１を固着し、他端にねじ部を有
する取付金具２をブロック４にロックナット３で固定す
る。以上の如く構成された門扉ヒンジ用埋込金具。