JPH07249417A - 燃料電池の単電池およびその製造方法 - Google Patents

燃料電池の単電池およびその製造方法

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JPH07249417A
JPH07249417A JP6067732A JP6773294A JPH07249417A JP H07249417 A JPH07249417 A JP H07249417A JP 6067732 A JP6067732 A JP 6067732A JP 6773294 A JP6773294 A JP 6773294A JP H07249417 A JPH07249417 A JP H07249417A
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fuel cell
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康宏 野々部
Takeshi Takahashi
剛 高橋
Yoshikazu Toohata
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料電池の各部材の積層面に作用する面圧を
均等にして燃料電池の内部抵抗を小さくすると共に燃料
ガスの混合や漏れを防止する。 【構成】 電解質膜30の厚みと同等か大きな直径のス
ペーサ60と電解質膜30とを一対のフレーム100で
挟持した電解質膜部材150と、集電極50が融着され
燃料ガスをシールするよう弾性接着剤420を塗布した
セパレータ200とを積層して電池モジュール10を組
み付ける。電池モジュール10の両端に所定電圧を加
え、その内部抵抗が所定値となるよう押圧加重を調節し
て弾性接着剤420を硬化させ、電池モジュール10を
完成させる。弾性接着剤420は、燃料電池に発生する
応力を吸収して部材の変形を抑制し、燃料ガスの混合や
漏れを防止する。スペーサ60は、電解質膜部材150
の厚みを一定とし、電解質膜部材150に作用する面圧
を均等にして燃料電池の内部抵抗を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池の単電池およ
びその製造方法に関し、詳しくは、電解質膜を備えた燃
料電池の単電池およびおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単電池の積層面に作用する面圧を
均等にして燃料電池の内部抵抗を小さくする燃料電池と
しては、単電池を積層した積層体の積層端に配置された
押え板の積層面に複数のバネを設け、このバネで押え板
を均等に押圧して積層体を締め付ける燃料電池が提案さ
れている(例えば、特開昭61−248368号公
報)。単電池の積層面に作用する面圧を均等にするの
は、面圧が均等でないと、面圧が過小となる部分では、
単電池内部あるいは単電池間で十分な接触が得られず内
部抵抗や接触抵抗が大きくなってしまい、面圧が過大と
なる部分では、十分な接触は得られるが、面圧の大きさ
によっては、面圧が単電池を構成する部材の材料強度を
超えて、その部材を損傷させてしまうことがあるからで
ある。
【0003】また、この燃料電池では、カソード側燃料
ガスとアノード側燃料ガスとの混合や各燃料ガスの漏れ
を防止するために、シール部材としてガスケットが用い
られている。燃料ガスの混合や漏れは、燃料電池の単位
燃料当たりの発電量を低下させると共に資源の有効利用
に資することができないといった不都合を招くから、燃
料ガスの混合や漏れを防止することは大切である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この燃
料電池では、単電池を積層して組み付ける際に、組み付
け位置にバラツキが生じると、バラツキの生じた単電池
の積層面には均等な面圧が作用せず、前述の不都合が生
じる場合があった。この不都合を回避するためには、積
層体の組み付けと積層体に加える押圧荷重の加え方とに
高い精度が要求されるが、多数の単電池を積層する場
合、これらの高い精度を維持するのは困難であった。
【0005】また、単電池を構成する部材によっては、
燃料電池が発生する熱や振動等により生じる応力によ
り、部材に歪みが生じ、ガスケットのシールの信頼性を
著しく損なうことがあるという問題があった。さらに、
ガスケットが熱疲労やクリープ等によりへたりを生じて
シールの信頼性を損なう場合もあった。
【0006】本発明の燃料電池の単電池およびその製造
方法は、こうした問題を解決し、燃料電池の各部材の積
層面に作用する面圧を均等にして燃料電池の内部抵抗を
小さくすると共に燃料ガスの混合や漏れを防止すること
を目的とし、次の構成を採った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料電池の単電
池は、電解質膜を備えた燃料電池の単電池であって、絶
縁性材料で形成され、前記電解質膜の外縁部を支持する
フレームと、導電性材料で形成され、前記フレームの両
側に配置される2つセパレータとを備え、前記フレーム
と前記2つのセパレータとを該単電池の内部抵抗が所定
の値となるよう弾性接着剤により接着してなることを要
旨とする。
【0008】ここで、前記単電池において、前記フレー
ムは、前記電解質膜の外縁部を挟持する一対のフレーム
部材と、前記電解質膜と共に前記一対のフレーム部材に
挟持され、該挟持方向に該電解質膜の厚さを規定するス
ペーサとを備え、前記一対のフレーム部材で前記電解質
膜と前記スペーサとを挟持した状態で接着剤により一体
化してなる構成とすることもできる。
【0009】本発明の燃料電池の単電池の製造方法は、
電解質膜を備えた燃料電池の単電池の製造方法であっ
て、絶縁性材料で形成されたフレームで前記電解質膜の
外縁部を支持する支持工程と、導電性材料で形成された
2つのセパレータと前記フレームとを該単電池の内部抵
抗が所定の値となるよう弾性接着剤により接着する接着
工程とからなることを要旨とする。
【0010】ここで、前記単電池の製造方法において、
前記接着工程は、前記2つのセパレータに押圧荷重を加
えて該単電池の内部抵抗を所定の値として接着する工程
である構成とすることもできる。また、前記単電池の製
造方法において、前記接着工程は、前記弾性接着剤が硬
化後にカソード側またはアノード側の燃料ガスの少なく
とも一方をシールするシール部材として作用するよう前
記フレームまたは前記セパレータの所定の位置に該弾性
接着剤を塗り付けて接着する工程である構成とすること
もできる。あるいは、前記単電池の製造方法において、
前記支持工程は、前記フレームが一対のフレーム部材か
らなり、該一対のフレーム部材に挟持されたときに該挟
持方向に前記電解質膜の厚みを規定するスペーサを該電
解質膜と共に該一対のフレーム部材で挟持し、該挟持状
態で該スペーサと該電解質膜と該一対のフレームとを接
着剤により一体化する工程である構成とすることもでき
る。
【0011】本発明の単電池の電解質膜部材は、電解質
膜の外縁部を絶縁性材料で形成された一対のフレームで
挟持してなる、燃料電池の単電池の電解質膜部材であっ
て、前記電解質膜と共に前記一対のフレームに挟持さ
れ、該挟持方向に該電解質膜の厚さを規定するスペーサ
を備え、前記一対のフレームで前記電解質膜と前記スペ
ーサとを挟持した状態で接着剤により一体化してなるこ
とを要旨とする。
【0012】本発明の燃料電池は、単電池を複数積層し
た電池モジュールを、複数積層してなる燃料電池であっ
て、前記単電池は、請求項1または2記載の単電池であ
り、前記電池モジュールは、前記単電池間を、該電池モ
ジュールの内部抵抗が所定の値となるよう弾性接着剤に
より接着してなることを要旨とする。
【0013】
【作用】以上のように構成された本発明の燃料電池の単
電池は、弾性接着剤が、燃料電池が発生する熱や振動に
基づく応力を吸収し、単電池の耐久性を向上させる。ま
た、弾性接着剤により単電池が一体化されるので、単電
池を積層する際の取り扱いが容易となる。さらに、単電
池の内部抵抗を所定の値とするので、この単電池を積層
してなる燃料電池の性能を標準化する。
【0014】ここで、スペーサを備えた単電池では、ス
ペーサが、電解質膜と共に一体化したフレームの積層方
向の厚みを一定として、積層方向の剛性を高める。
【0015】本発明の燃料電池の単電池の製造方法は、
支持工程で、絶縁性材料で形成されたフレームで電解質
膜の外縁部を支持し、接着工程で、導電性材料で形成さ
れた2つのセパレータとフレームとを単電池の内部抵抗
が所定の値となるよう弾性接着剤により接着する。こう
して製造された単電池は、弾性接着剤が硬化後に燃料電
池に生じる熱や振動に基づく応力を吸収し、単電池の耐
久性を向上させる。また、単電池の内部抵抗を所定の値
とするので、この単電池を積層してなる燃料電池の性能
を標準化する。
【0016】ここで、セパレータに押圧荷重を加えて単
電池の内部抵抗を所定の値とする単電池の製造方法で
は、加える押圧荷重を調整して単電池の内部抵抗を所定
の値とする。弾性接着剤が硬化後に燃料ガスのシール部
材となるようフレームまたはセパレータの所定の位置に
弾性接着剤を塗り付けて接着する単電池の製造方法で
は、燃料ガスのシールをも同時に行なうことができ、単
電池を構成する部材数を少なくする。スペーサと電解質
膜とを一対のフレーム部材で挟持して接着する単電池の
製造方法では、スペーサがフレームの積層方向の厚みを
一定とし、積層方向の剛性を高くする。
【0017】本発明の燃料電池の単電池の電解質膜部材
では、スペーサが、電解質膜と共に一対のフレームに挟
持されて、一対のフレームの挟持方向の厚みを一定と
し、挟持方向の剛性を高くする。
【0018】本発明の燃料電池では、単電池を複数積層
してなる電池モジュールとしたことにより、燃料電池の
組み付けが極めて容易となる。また、電池モジュールの
内部抵抗を所定の値としたので、電池モジュールを積層
してなる燃料電池の性能を標準化する。
【0019】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、本発明の好適な一実施例である固体高
分子型燃料電池の電池モジュール10の構成を示した説
明図である。図2は、この電池モジュール10等を積層
した積層体7の外観を例示した斜視図である。
【0020】固体高分子型燃料電池は、積層体7(図
2)と、積層体7に酸化ガス(酸素または空気)および
燃料ガス(水素)を供給する燃料ガス供給装置(図示せ
ず)と、積層体7に冷却媒体(例えば、純水,代替フロ
ン,絶縁油等)を供給する冷却媒体供給装置(図示せ
ず)とから構成される。積層体7は、図2に示すよう
に、電池モジュール10と電池モジュール11とセパレ
ータ200と冷却部材300とから構成され、電池モジ
ュール10と電池モジュール11とが交互に複数積層さ
れ、一方の積層端にセパレータ200が、他端に冷却部
材300が装着されている。また、積層体7には、積層
方向に貫通する一対の酸化ガス(酸素または空気)流路
12A,燃料ガス(水素)流路12Bおよび二対の冷却
媒体流路14A,14Bが形成されている。
【0021】図1に示すように、電池モジュール10
は、発電単位である単電池20,22,24の3つを積
層して構成される。単電池20は、電解質膜30と2つ
の電極40とを備える電解質膜部材150と、電解質膜
部材150の両側に設けられ電極40とで酸化ガスまた
は燃料ガスの流路を形成する2つの集電極50と、さら
にその両側に設けられた2つのセパレータ200とから
構成されている。単電池22は、単電池20と同一の部
材で構成されており、一方のセパレータ200を隣接す
る単電池20とで共用している。単電池24は、単電池
20と同じ電解質膜部材150と、その両側に設けられ
た2つの電極40と、セパレータ200と、冷却部材3
00とを積層して構成されており、隣接する単電池22
とでセパレータ200を共用している。各単電池の電解
質膜部材150とセパレータ200および単電池24の
電解質膜部材150と冷却部材300は、弾性接着剤4
20により接着されている。
【0022】電解質膜部材150は、電解質膜30と、
2つの電極40と、一対のフレーム100と、一対のフ
レーム100の間隔を一定として剛性を持たせる多数の
スペーサ60とから構成され、電解質膜30の外縁部を
多数のスペーサ60と共に一対のフレーム100で挟持
した状態で接着剤410により接着されて一体となって
いる。また、電解質膜30の両側には、電極40が配置
されてサンドイッチ構造となっている。以下に電池モジ
ュール10を構成する各部材について詳細に説明する。
【0023】電解質膜30は、高分子材料、例えば、フ
ッ素系樹脂により形成された厚さ100μmから200
μmのイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝導
性を示す。2つの電極40は、共に炭素繊維からなる糸
で織成したカーボンクロスにより形成されており、この
カーボンクロスには、触媒としての白金または白金と他
の金属からなる合金等を担持したカーボン粉がクロスの
電解質膜30側の表面および隙間に練り込まれている。
この電解質膜30と2つの電極40は、2つの電極40
が電解質膜30を挟んでサンドイッチ構造とした状態
で、100℃ないし160℃好ましくは120℃ないし
155℃の温度で、1MPa{10.2kgf/cm2}ない
し10MPa{102kgf/cm2}好ましくは3MPa
{31kgf/cm2}ないし7MPa{71kgf/cm2}の圧
力を作用させて接合するホットプレス法により接合され
ている。なお、実施例では、2つの電極40をカーボン
クロスにより形成したが、炭素繊維からなるカーボンペ
ーパーまたはカーボンフェルトにより形成する構成も好
適である。
【0024】スペーサ60は、ポリスチレンにより形成
され、電解質膜30の厚みより若干大きな直径の球体を
している。スペーサ60の直径は、電解質膜30の厚み
と同等か大きければ如何なる大きさでもかまわないが、
電池モジュール10の厚みを薄くする必要から200μ
mから500μmとするのが好ましい。スペーサ60の
直径は、多数のスペーサ60で一対のフレーム100の
間隔を一定とすることにより、一定の値に揃っているこ
とが好ましい。実施例では、150μmの厚みの電解質
膜30に対し300μmの直径のスペーサ60を用い
た。なお、実施例では、スペーサ60をポリスチレンに
より形成したが、電池モジュール10に作用する押圧加
重(後述)に耐え得る剛性を有すれば如何なる材料で形
成してもかまわない。例えば、ガラスにより形成する構
成も好適である。また、スペーサ60は、他の導電性材
料により形成された部材(例えば電解質膜30)と接触
しない配置とすれば導電性材料で形成してもかまわない
が、他の部材との接触を考慮しなくてもよい絶縁性材料
で形成するのが好ましい。実施例では、スペーサ60の
形状を球体としたが、一対のフレーム100を一定の間
隔に保てばよいので、円柱,多面体等であってもかまわ
ない。
【0025】一対のフレーム100は、樹脂(例えば、
フェノール樹脂,ポリフェニレンサルファイド(PP
S),ポリアミド等)により形成されている。電解質膜
30と一体化される前のフレーム100を図3に示す。
図3は、接着される前のフレーム100の外観を例示し
た斜視図である。図示するように、フレーム100は正
方形の薄板状に形成されており、フレーム100の中央
には、電解質膜30および電極40等により形成される
発電層を配置する正方形の孔(発電孔)110が形成さ
れている。また、フレーム100の四隅には、積層体7
を形成した際に積層体7を積層方向に貫通する二対の冷
却媒体流路14Aおよび14Bをなす円形の孔(冷却
孔)140が形成されている。このフレーム100の四
隅に形成された各冷却孔140の相互間には、積層体7
を積層方向に貫通する酸化ガス流路12Aおよび燃料ガ
ス流路12Bをなす矩形の燃料孔120および130が
形成されている。この燃料孔120と130は、同一形
状で各辺に対する配置も同じである。また、発電孔11
0と燃料孔120との間には、燃料孔130の長手方向
に沿って平行に配置された溝128が形成されている。
この溝128は、電池モジュール10が組み付けられた
ときに燃料孔120と発電孔110とを連絡する酸化ガ
スまたは燃料ガスの通路となる。
【0026】こうして形成された一対のフレーム100
は、各フレーム100に形成された溝128が外側を向
き、一方のフレーム100の燃料孔120が他方のフレ
ーム100の燃料孔130に整合するように向き合わ
せ、各フレーム100の発電孔110の周縁部で電解質
膜30の外縁部を挟持すると共に発電孔110の周縁部
以外では複数のスペーサ60を挟持した状態で接着剤4
10により接着されて電解質膜部材150となる。図4
に電解質膜部材150の外観を例示した斜視図を示す。
図示するように、各フレーム100に形成された溝12
8は、外側を向き直交する配置となっている。また、一
対のフレーム100の燃料孔120と130とは整合し
ており、向かい合う2組の燃料孔135Aおよび135
Bをなす。なお、接着剤410としては、電解質膜30
およびフレーム100との接着性および耐久性に優れた
エポキシ系の接着剤を用いた。接着剤410は、エポキ
シ系の接着剤の他に、シリコン系の接着剤等でもよく、
後述する弾性接着剤420として用いるシリコーンRT
VゴムやウレタンRTVゴム等でも差し支えない。
【0027】次に、一対のフレーム100等を接着して
電解質膜部材150とする様子について説明する。ま
ず、一対のフレーム100の一方の面(図3に表示した
面の裏面)の全面に接着剤410を塗布し、電解質膜3
0に接合した電極40が発電孔110に嵌合するよう
に、接着剤410が塗布された発電孔110の周縁部に
電解質膜30の外縁部をおく。次に、発電孔110の周
縁部以外の接着剤410が塗布された部分に1cm2 当た
り10個から100個好ましくは20個から50個とな
るようスペーサ60を均等に散布する。この際、電解質
膜30および電極40の上にスペーサ60を散布しない
ように注意する。スペーサ60を電解質膜30の上に散
布すると、一対のフレーム100を接着して電解質膜部
材150としたときに、その部分の厚みが大きくなり、
均等な厚みの電解質膜部材150とすることができず、
電池モジュール10ひいては固体高分子型燃料電池の性
能を低下させるからであり、また、電解質膜30とフレ
ーム100または電解質膜部材150とセパレータ20
0とを一体化する際の押圧によって、スペーサ60が電
解質膜30に入り込んで電解質膜30を損傷させ、電解
質膜30の有する燃料ガスの回り込み防止機能を低下さ
せるおそれが生じるからである。電極40の上にスペー
サ60を散布すると、電極40と集電極50との接触抵
抗が大きくなるからである。図5に、フレーム100に
電解質膜30を配置し、多数のスペーサ60を散布した
状態の外観を示す。
【0028】次に、もう一方のフレーム100の面(図
3に表示した面の裏面)の全面に接着剤410を塗布
し、図5に示した状態のフレーム100に、各フレーム
100に形成された溝128が直交するよう重ね合わ
せ、一対のフレーム間に押圧加重(200kPa{2Kg
f/cm2}から2000kPa{20Kgf/cm2})を作用
させて、スペーサ60が各フレーム100に接触した状
態で接着剤410を硬化させる。したがって、一対のフ
レーム100の間隔は、スペーサ60の直径で一定に保
たれる。また、電解質膜部材150に押圧加重を作用さ
せても、多数のスペーサ60が一対のフレーム100間
を支持して剛性を保つので、一対のフレーム100が歪
むことを防止する。なお、実施例では、2つの電極40
をホットプレス法により電解質膜30に接合してから一
対のフレーム100で挟持したが、電解質膜30を一対
のフレーム100で挟持して接着剤410により接着し
た後に2つの電極40を電解質膜30に接合する構成と
しても差し支えない。
【0029】集電極50は、多孔質でガス透過性を有す
る気孔率が40%ないし80%のポーラスカーボンによ
り形成されている。図6は、集電極50およびセパレー
タ200の外観を例示した斜視図である。図示するよう
に、集電極50は、正方形の板状で、フレーム100の
発電孔110に丁度嵌合するよう形成されており、その
一面には、平行に配置された複数のリブ56が形成され
ている。このリブ56は、電極40の表面とで酸化ガス
または燃料ガスの通路をなすガス通路58を形成する。
【0030】セパレータ200は、カーボンを圧縮して
ガス不透過としたガス不透過カーボンにより形成されて
おり、電解質膜30と2つの電極40と2つの集電極5
0とにより構成される単電池20の隔壁をなす。図6に
示すように、セパレータ200は、正方形の板状に形成
されており、その四隅には、フレーム100の四隅に設
けられた冷却孔140と同一の位置に同一の孔(冷却
孔)240が形成されている。この冷却孔240は、フ
レーム100の冷却孔140と共に、積層体7を積層方
向に貫通する冷却媒体流路14Aおよび14Bを形成す
る。また、各冷却孔240相互間には、フレーム100
に設けられた燃料孔120および130と同一の位置に
同一の孔(燃料孔)220が形成されている。この燃料
孔220も燃料孔120および130と共に、積層体7
を積層方向に貫通する酸化ガス流路12Aおよび燃料ガ
ス流路12Bを形成する。
【0031】こうして形成された集電極50とセパレー
タ200とは、セパレータ200のフレーム100の発
電孔110に相当する位置に集電極50のリブ56が形
成されていない面が整合するよう、テフロンディスパー
ジョン等で融着されている。図1に示すように、集電極
50が両側に融着されたセパレータ200では、両側に
融着された集電極50のリブ56が直交する配置となっ
ている。
【0032】図7は、冷却部材300の外観を例示した
斜視図である。冷却部材300は、ガス不透過カーボン
により形成されており、図示するように、積層する面が
正方形状の板状部材で、積層する面の四隅には、フレー
ム100の四隅に設けられた冷却孔140と同一の位置
に同一の孔(冷却孔)340および342が形成されて
いる。この冷却孔340および342も、フレーム10
0の冷却孔140と共に積層体7を積層方向に貫通する
冷却媒体流路14Aおよび14Bを形成する。また、冷
却孔340と342の間には、フレーム100に設けら
れた燃料孔120および130と同一の位置に同一の孔
(燃料孔)320および330が形成されている。この
燃料孔320および330も、フレーム100の燃料孔
120および130と共に積層体7を積層方向に貫通す
る酸化ガス流路12Aおよび燃料ガス流路12Bを形成
する。
【0033】冷却部材300のフレーム100の発電孔
110に相当する位置には、他の表面より低い段差部3
54が形成されており、この段差部354には、複数の
平行なリブ356が形成されている。このリブ356
は、電池モジュール10が積層された際に、隣接する他
の電池モジュール10を構成するセパレータ200とで
冷却媒体の通路358を形成する。また、この段差部3
54は、対角の位置に形成された2つの冷却孔342と
2つの溝352で連絡されており、冷却部材300は、
一方の冷却孔342から冷却媒体が段差部354に流入
し、他方の冷却孔342から流出する構成となってい
る。なお、実施例では、段差部354に複数のリブ35
6を設けて冷却媒体の通路358を形成したが、2つの
冷却孔342を葛折状等の溝で連絡して冷却媒体の通路
を形成する構成も好適である。
【0034】弾性接着剤420には、シリコーンRTV
ゴムやウレタンRTVゴム等(例えば、Three B
ond社の液状ガスケット1211、コニシボンドのエ
ポキシ樹脂に変性シリコンを加えたMOS7)が使用で
き、硬化後に、硬度が20ないし40,引張りせん断強
度が800kPa{8.2Kgf/cm2}ないし10000
kPa{102Kgf/cm2},伸びが150%ないし30
0%程度の性状を示すのが好ましい。なお、実施例で
は、Three Bond社の液状ガスケット1211
を用いた。
【0035】次に、こうして構成された各部材により電
池モジュール10を組み付ける様子について説明する。
まず、セパレータ200および冷却部材300の所定の
位置に弾性接着剤420を塗布する。セパレータ200
の弾性接着剤420を塗布する位置の一例を図8に示
す。弾性接着剤420は、セパレータ200の図8の斜
線のハッチの部分(燃料孔220と集電極50との間お
よび各孔の周辺以外の部分)に塗布する。冷却部材30
0の弾性接着剤420を塗布する位置も、セパレータ2
00の塗布する位置と同様である。
【0036】続いて、電解質膜部材150を挟んで対峙
する集電極50のリブ56が直交するように、弾性接着
剤420を塗布したセパレータ200と電解質膜部材1
50とを交互に積層し、その積層端の電解質膜部材15
0に集電極50および冷却部材300を装着して電池モ
ジュール10とする。
【0037】電池モジュール10を組み付けた後、弾性
接着剤420が硬化する前に、積層端のセパレータ20
0と冷却部材300とに所定電圧(例えば、100V)
を加え、さらに電池モジュール10の積層方向に調節可
能な押圧加重を加える。そして、この押圧加重を調節し
て積層端のセパレータ200と冷却部材300とに生じ
る電気抵抗を所定値以下とし、その状態で弾性接着剤4
20を硬化させる。実施例では、電解質膜30を湿潤状
態としたときに単電池当たり1mΩとなるよう電気抵抗
の所定値を設定した。したがって、電池モジュール10
では、積層端のセパレータ200と冷却部材300との
間に単電池を3つ積層しているので電気抵抗の所定値を
3mΩに設定し、電解質膜30を湿潤状態とするために
電池モジュール10を水蒸気中に置いた。また、実施例
では、電気抵抗を所定値とするのに加えられる押圧加重
は、400kPa{4.1Kgf/cm2}ないし700kP
a{7.1Kgf/cm2}とした。ここで、単電池当たりに
設定される電気抵抗の所定値は、単電池の構成や単電池
を構成する各部材の材質等によって定められるものであ
り、積層端のセパレータ200と冷却部材300との間
に設定される電気抵抗の所定値は、電池モジュール10
として積層された単電池の数や電池モジュール10を構
成する各部材の材質等によって定められるものである。
電池モジュール10の積層方向に加えられる押圧加重
は、弾性接着剤420の硬化前の物性や電池モジュール
10を構成する各部材の材料強度等によって定められる
ものである。
【0038】なお、実施例では、電解質膜30を湿潤状
態とするために電池モジュール10を水蒸気中に置いて
弾性接着剤420を硬化させたが、予め電解質膜30の
含水率と電気抵抗値との関係を求めておき、この関係と
弾性接着剤420を硬化させる際の電解質膜30の含水
率とから電気抵抗の所定値を定める構成も好適である。
【0039】図2に示した電池モジュール11は、電池
モジュール10と同一の部材(3つの電解質膜部材15
0と3つのセパレータ200と冷却部材300)により
構成されており、冷却部材300の配置を除いて同一の
積層構造をしている。図1に示したように、電池モジュ
ール10の冷却部材300は、段差部354に形成され
たリブ356と冷却部材300と接触する集電極50に
形成されたリブ56とが直交する配置で装着されている
が、電池モジュール11の冷却部材300は、リブ35
6とリブ56とが平行となる配置で装着されている。し
たがって、電池モジュール10と電池モジュール11と
を交互に積層すると、電池モジュール11の冷却孔34
2は、電池モジュール10の冷却孔340と連絡する。
【0040】図2に示した積層体7は、こうして形成さ
れた電池モジュール10と電池モジュール11とを交互
に積層し、積層端の一方にセパレータ200を、他方に
冷却部材300を装着して組み付けられる。電池モジュ
ール10と電池モジュール11とは、電池モジュール1
0の積層端のセパレータ200に電池モジュール11の
冷却部材300が接するように、かつ、電池モジュール
10の冷却部材300のリブ356と電池モジュール1
1の冷却部材300のリブ356とが直交するように積
層する。このように積層することで、電池モジュール1
0から電池モジュール11にかけて隣り合う集電極50
のリブ56も直交する配置となる。
【0041】こうして形成された積層体7に燃料ガス供
給装置(図示せず)と冷却媒体供給装置(図示せず)と
を取り付けて固体高分子型燃料電池を完成する。こうし
て完成された固体高分子型燃料電池の一対の酸化ガス流
路12Aを酸化ガスの流入流路および排出流路とし、燃
料ガス流路12Bを燃料ガスの流入流路および排出流路
として、酸化ガスおよび燃料ガスを流せば、電解質膜3
0を挟んで直交するガス通路58に酸化ガスおよび燃料
ガスが流れ、電解質膜30の両側に配置された両電極4
0に酸化ガスおよび燃料ガスが供給されて、次式に示す
電気化学反応が行なわれ、化学エネルギを直接電気エネ
ルギに変換する。
【0042】 カソード反応:2H++2e-+(1/2)O2→H2O アノード反応:H2→2H++2e-
【0043】また、積層体7の積層面の対角に位置する
二対の冷却媒体流路14Aおよび14Bの各対の一方の
流路を冷却媒体供給装置から供給される冷却媒体の流入
流路とし他方の流路をその排出流路として冷却媒体を流
すことによって固体高分子型燃料電池が冷却される。
【0044】電解質膜部材150の組み付けの様子、電
池モジュール10の組み付けの様子および固体高分子型
燃料電池の組み付けの様子については、既に大方説明し
たが、以下に図9ないし図11に基づき説明する。図
9,図10,図11は、それぞれ電解質膜部材150の
組み付けの様子,電池モジュール10の組み付けの様
子,固体高分子型燃料電池の組み付けの様子を例示した
工程図である。
【0045】電解質膜部材150の組み付けは、図9に
示すように、まず、2つの電極40で電解質膜30を挟
んでサンドイッチ構造とし、この状態で100℃ないし
160℃好ましくは120℃ないし155℃の温度で、
1MPa{10.2kgf/cm2}ないし10MPa{10
2kgf/cm2}好ましくは3MPa{31kgf/cm2}ない
し7MPa{71kgf/cm2}の圧力を作用させて接合す
る(工程11)。次に、一対のフレーム100の面(図
3に表示した面の裏面)の全面に接着剤410を塗布し
(工程12)、一方のフレーム100の接着剤410が
塗布された面の発電孔110の外縁部に電解質膜30の
外縁部を、電解質膜30に接合した電極40が発電孔1
10に嵌合するように配置する(工程13)。
【0046】続いて、電解質膜30が配置されたフレー
ム100の発電孔110の周縁部以外の接着剤410が
塗布された部分に、スペーサ60を1cm2 当たり10個
から100個好ましくは20個から50個となるよう均
等に散布する(工程14)。スペーサ60が散布された
フレーム100に、図3に表示した面の裏面全体に接着
剤410が塗布されたフレーム100を、各フレーム1
00に形成された溝128が直交するように重ね合わせ
る(工程15)。重ね合わせた一対のフレームに押圧加
重(200kPa{2Kgf/cm2}から2000kPa
{20Kgf/cm2})を作用させて、スペーサ60が各フ
レーム100に接触した状態とし、この状態で接着剤4
10を硬化させて(工程16)、電解質膜部材150を
完成する。なお、電解質膜30と電極40との接合(工
程11)は、工程16の後に行なってもよい。
【0047】電池モジュール10の組み付けは、図10
に示すように、まず、集電極50を、セパレータ200
のフレーム100の発電孔110に相当する位置に集電
極50のリブ56が形成されていない面が整合するよう
にテフロンディスパージョン等により融着する(工程2
1)。なお、セパレータ200の両面に集電極50を融
着する場合には、セパレータ200の両側の集電極50
のリブ56が直交する配置となるよう融着する。次に、
セパレータ200および冷却部材300に、図8に示し
たセパレータ200の斜線のハッチの部分(燃料孔22
0と集電極50との間および各孔の周辺以外の部分)に
弾性接着剤420を塗布する(工程22)。続いて、電
解質膜部材150を挟んで対峙する集電極50のリブ5
6が直交するように弾性接着剤420を塗布したセパレ
ータ200と電解質膜部材150とを交互に積層し、そ
の積層端の電解質膜部材150に集電極50および冷却
部材300を装着する(工程23)。
【0048】この積層直後に、積層端のセパレータ20
0と冷却部材300とに所定電圧(例えば、100V)
を供給する電極と電流計を設置する(工程24)。電極
が設置された積層体に押圧加重を加え、この押圧加重
を、積層端のセパレータ200と冷却部材300とに生
じる電気抵抗値が所定値以下となるよう調節する(工程
25)。実施例での電気抵抗値の所定値は、前述したよ
うに単電池20に許容される電気抵抗を1mΩに設定し
たものであり、積層端のセパレータ200と冷却部材3
00との間では、3mΩである。積層端のセパレータ2
00と冷却部材300とに生じる電気抵抗値が所定値以
下となるよう調節された状態で弾性接着剤420を硬化
させて(工程26)、電池モジュール10を完成する。
なお、実施例では、集電極50をセパレータ200に融
着させたが、融着させない構成でもかまわない。この場
合には、工程21は不要である。また、電池モジュール
11も電池モジュール10と同様にして組み付けられ
る。
【0049】固体高分子型燃料電池の組み付けは、図1
1に示すように、まず、電池モジュール10と電池モジ
ュール11とを電池モジュール10の積層端のセパレー
タ200に電池モジュール11の冷却部材300が接す
るように、かつ、電池モジュール10の冷却部材300
のリブ356と電池モジュール11の冷却部材300の
リブ356とが直交するように交互に積層し、積層端の
一方にセパレータ200を、他方に冷却部材300を装
着して積層体7とする(工程31)。この積層体7に燃
料ガス供給装置(図示せず)と冷却媒体供給装置(図示
せず)とを取り付けて(工程32)、固体高分子型燃料
電池を完成する。
【0050】以上説明した実施例の固体高分子型燃料電
池では、弾性接着剤420により電解質膜部材150と
セパレータ200とを接着したので、電解質膜部材15
0やセパレータ200の厚みの誤差を吸収することがで
きる。したがって、接着剤410に乾燥後は硬化するエ
ポキシ系の接着剤を用いて電解質膜30とスペーサ60
と一対のフレーム100とを一体化しても、固体高分子
型燃料電池等が発生する熱や振動等によるずれは、弾性
接着剤420が吸収することので、電解質膜30とフレ
ーム100とに相対的なずれが発生することがなく、こ
の相対的なずれが生じることによる電解質膜30の損傷
を防止することができる。また、弾性接着剤420が酸
化ガスおよび燃料ガスをシールするシール部材を兼ねる
ので、電池モジュール10を構成する部品数を少なくし
て製造を容易とすることができる。さらに、固体高分子
型燃料電池が発生する熱や固体高分子型燃料電池の外部
から加えられる振動等により生じる応力を弾性接着剤4
20により吸収することができる。したがって、電極4
0等に不均一な面圧が作用するのを防止すると共に酸化
ガスおよび燃料ガスの漏れを防止することができ、発電
効率を高く維持することができる。加えて、前述の応力
を弾性接着剤420が吸収するので、固体高分子型燃料
電池の耐久性を向上させることができる。
【0051】また、電池モジュール10の両端に位置す
るセパレータ200と冷却部材300との間の電気抵抗
値を所定値以下として電池モジュール10を形成したの
で、電池モジュール10を積層して形成される固体高分
子型燃料電池の抵抗値不良を減少することができ、固体
高分子型燃料電池の性能を標準化することができる。電
池モジュール10を積層して固体高分子型燃料電池とし
たので、電池モジュール10単位で抵抗値のチェックや
燃料ガスの漏れのチェックを行なうことができる。
【0052】実施例の電解質膜部材150では、電解質
膜30と共に電解質膜30の厚みと同等か大きな直径を
有するスペーサ60を一対のフレーム100で挟持した
ので、その積層方向の剛性を高めることができ、電解質
膜部材150の積層方向の厚み均一にすることができ
る。したがって、他の部材と積層した後に押圧加重を加
えた際、作用する面圧を一定にすることができ、高品質
な固体高分子型燃料電池の形成を可能とすることができ
る。また、接着剤410に乾燥後は硬化するエポキシ系
の接着剤を用いたので、電解質膜30とスペーサ60と
一対のフレーム100とを一体化した後は、電解質膜3
0とフレーム100とに相対的なずれが発生することが
なく、この相対的なずれが生じることによる電解質膜3
0の損傷を防止することができる。さらに、電解質膜3
0は、フレーム100の発電孔110より少し大きけれ
ばよいので、フレーム100の外縁部まで必要とされる
場合に比較して電解質膜30の面積を小さくすることが
でき、製造コストを低減することができる。
【0053】実施例の固体高分子型燃料電池の製造方法
では、弾性接着剤420で電解質膜部材150とセパレ
ータ200とを接着するので、容易に単電池20を複数
積層して電池モジュール10を形成することができる。
したがって、形成された電池モジュール10を積層して
固体高分子型燃料電池を形成するので、各構成部品を積
層して固体高分子型燃料電池を形成する場合に比較し
て、きわめて容易に固体高分子型燃料電池を組み付ける
ことができる。
【0054】なお、実施例では、スペーサ60を挟持し
た電解質膜部材150を用いたが、スペーサ60の代わ
りにフレーム100の接合面に電解質膜30の厚みより
若干甲高の突起を複数設ける構成も好適であり、スペー
サ60を備えず突起も設けない構成であってもかまわな
い。また、実施例では、電池モジュール10に冷却部材
300を備えたが、冷却部材300を備えない構成も差
し支えない。さらに、実施例では、別体の電極40,集
電極50およびセパレータ200を備えたが、電解質膜
30と接触する接触部と酸化ガスまたは燃料ガスの通路
とをセパレータに形成し、別体の電極および集電極を備
えない構成でも差し支えない。
【0055】実施例では、電池モジュール10に内蔵さ
れる単電池20を3つとしたが、内蔵される単電池20
の数はいくつでもかまわない。また、電池モジュール1
0を形成する手法を単電池の形成に用いる構成も好適で
ある。この構成例を図12に示す。図示するように、単
電池20Aは、電池モジュール10を構成する電解質膜
部材150,集電極50,セパレータ200と同一の部
材により構成され、その積層の仕方も電池モジュール1
0の積層の仕方と同じである。また、セパレータ200
に弾性接着剤420を塗布する部分も電池モジュール1
0の場合と同一である。積層したセパレータ200間に
所定電圧(例えば、100V)を接続し、電気抵抗値が
所定値(例えば1mΩ)以下となるようセパレータ20
0に押圧加重を加えて弾性接着剤420を硬化させ、単
電池20Aとする。こうして形成された単電池20Aお
よびこの単電池20Aを複数積層して構成される燃料電
池についても上述の効果と同様な効果を得ることができ
る。
【0056】次に、本発明の第2の実施例の固体高分子
型燃料電池について説明する。第2実施例の固体高分子
型燃料電池は、第1実施例の固体高分子型燃料電池の一
部のセパレータをフレームに内蔵させた構造のものであ
る。したがって、第2実施例の固体高分子型燃料電池を
構成する部材の一部は、第1実施例の固体高分子型燃料
電池を構成する部材と同一なので、同一の部材には同一
の符号を付し、その説明を省略する。なお、第2実施例
の固体高分子型燃料電池は、第1実施例の固体高分子型
燃料電池と同様に、冷却部材300の配置が異なる2種
類の電池モジュール10Bと電池モジュール11Bとを
交互に積層してなる積層体と、この積層体に酸化ガスお
よび燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置(図示せず)
と、同じく積層体に冷却媒体を供給する冷却媒体供給装
置(図示せず)とから構成される。
【0057】図13は、電池モジュール10Bの構成を
例示した説明図である。図示するように、電池モジュー
ル10Bは、電解質膜30と2つの電極40とを備える
2つの電解質膜部材150Bと、同じく電解質膜30と
2つの電極40とを備える電解質膜部材150Cと、電
極40とで酸化ガスまたは燃料ガスの流路を形成する6
つの集電極50と、積層した際に単電池20Bの隔壁を
なすと共に電解質膜部材150B間等に内蔵される2つ
のセパレータ250と、電池モジュール10の一端に装
着されるセパレータ200と、他端に装着される冷却部
材300とから構成され、セパレータ250と電解質膜
部材150Bの間等は弾性接着剤420により接着され
ている。電解質膜部材150Bは、電解質膜30と、2
つの電極40と、フレーム500と、フレーム600
と、スペーサ60とから構成され、電解質膜30の外縁
部および電極40の外縁部を多数のスペーサ60と共に
フレーム500とフレーム600とで挟持した状態で接
着剤410により接着されて一体となっている。
【0058】フレーム500は、樹脂(例えば、フェノ
ール樹脂,ポリフェニレンサルファイド(PPS),ポ
リアミド等)により形成されている。電解質膜30等と
一体化される前のフレーム500を図14に示す。図示
するように、フレーム500は正方形の薄板状に形成さ
れており、フレーム500の中央には、電解質膜30お
よび電極40等により形成される発電層を配置する正方
形の孔(発電孔)510が形成されており、発電孔51
0の周囲には、段差部515が形成されている。また、
フレーム500の四隅には、積層体を形成した際に積層
体を積層方向に貫通する冷却媒体流路をなす円形の孔
(冷却孔)540が形成されている。このフレーム50
0の四隅に形成された各冷却孔540の相互間には、積
層体を積層方向に貫通する酸化ガス流路および燃料ガス
流路をなす矩形の燃料孔520および530が形成され
ている。この燃料孔520と530は、同一形状で各辺
に対する配置も同じである。また、発電孔510と燃料
孔520との間には、燃料孔530の長手方向に沿って
平行に配置された溝528が形成されている。図15
は、フレーム500の図14に現わされた面の裏面(矢
印I方向から見た面)を例示した斜視図である。図示す
るように、フレーム500の発電孔510の周囲には、
段差部518が形成されている。
【0059】フレーム600も、フレーム500と同様
に、樹脂(例えば、フェノール樹脂,ポリフェニレンサ
ルファイド(PPS),ポリアミド等)により形成され
ている。電解質膜30等と一体化される前のフレーム6
00を図16に示す。図示するように、フレーム600
にも正方形の薄板状に形成されており、フレーム600
の中央には発電孔610が形成されている。また、フレ
ーム500と同様に、フレーム600の四隅にも、冷却
媒体流路をなす冷却孔640が形成されていおり、各冷
却孔640の相互間には、酸化ガス流路および燃料ガス
流路をなす燃料孔620および630が形成されてい
る。発電孔610と燃料孔620との間には、燃料孔6
30の長手方向に沿って平行に配置された溝628が形
成されている。図17は、フレーム600の図16に現
わされた面の裏面(矢印II方向から見た面)を例示し
た斜視図である。図示するように、フレーム600の発
電孔610の周囲には、フレーム500の段差部518
と同一形状の段差部618が形成されている。
【0060】こうして形成されたフレーム500とフレ
ーム600とを、溝528と溝628が外側を向き、フ
レーム500の燃料孔520がフレーム600の燃料孔
630に整合するように向き合わせ、フレーム500の
段差部518とフレーム600の段差部618で電極4
0の外縁部を挟持すると共に複数のスペーサ60を挟持
した状態で、接着剤410により接着して電解質膜部材
150Bとする。なお、電極40は、段差部518に嵌
合する形状に形成されており、上述のホットプレス法に
より電解質膜30に接合されている。また、電解質膜部
材150Bの組み付けの様子については、第1実施例の
電解質膜部材150と同様なので、その説明は省略す
る。
【0061】電解質膜部材150Cは、電解質膜30
と、2つの電極40と,複数のスペーサ60と、2つの
フレーム600とから構成されている。電解質膜部材1
50は、2つのフレーム600を、各フレーム600の
溝628が外側を向き、一方のフレーム600の燃料孔
620が他方のフレーム600の燃料孔630に整合す
るように向き合わせ、各フレーム600の段差部618
で電極40の外縁部を挟持すると共に複数のスペーサ6
0を挟持した状態で接着剤410により接着されて一体
となっている。
【0062】図18は、集電極50およびセパレータ2
50の外観を例示した斜視図である。セパレータ250
は、カーボンを圧縮してガス不透過としたガス不透過カ
ーボンにより形成されている。図示するように、セパレ
ータ250は、フレーム500に形成された段差部51
5に嵌合する正方形状で、その厚みは、段差部515の
深さより若干薄く形成されている。セパレータ250の
両面の中央には、各集電極50のリブ56が直交する配
置となるようテフロンディスパージョン等により融着さ
れている。
【0063】次に、こうして構成された各部材により電
池モジュール10Bを組み付ける様子について説明す
る。まず、電解質膜部材150Bのフレーム600およ
びセパレータ250に弾性接着剤420を塗布する。図
19は、フレーム600に弾性接着剤420を塗布する
部分(斜線のハッチの部分)を例示した説明図である。
弾性接着剤420は、図示するように、フレーム600
の周辺部、2つの燃料孔620を囲む位置、冷却孔64
0を囲む位置、燃料孔630を「コ」の字形で開口部を
内側に向けた位置に塗布される。図20は、セパレータ
250に弾性接着剤420を塗布する部分(斜線のハッ
チの部分)を例示した説明図である。図示するように、
弾性接着剤420は、セパレータ250の集電極50に
形成されたリブ56と平行な辺付近に塗布される。
【0064】続いて、電解質膜部材150Bのフレーム
500の段差部515に、セパレータ250の弾性接着
剤420が塗布された面と段差部515が接触するよう
に、かつ、セパレータ250の弾性接着剤420が塗布
された面に融着された集電極50のリブ56とフレーム
500に形成された溝528とが平行な配置となるよう
にセパレータ250を装着する。この配置とすることに
より、セパレータ250は、段差部515の溝528が
形成されていない辺の面に弾性接着剤420によって接
着される。次に、2つの電解質膜部材150Bを、一方
の電解質膜部材150Bのフレーム500と他方の電解
質膜部材150Bのフレーム600とがセパレータ25
0を挟んで向き合うように、かつ、一方の電解質膜部材
150Bのフレーム500に形成された溝528と他方
の電解質膜部材150Bのフレーム600に形成された
溝628が直交するように重ね合わせる。なお、電解質
膜部材150Bと電解質膜部材150Cとの重ね合わせ
の配置も電解質膜部材150B同士の重ね合わせの配置
と同様である。こうして重ね合わせた電解質膜部材15
0Cに集電極50および冷却部材300を装着し、電解
質膜部材150Bにセパレータ200を装着して電池モ
ジュール10Bとする。
【0065】電池モジュール10Bを組み付けた後、弾
性接着剤420が硬化する前に、積層端のセパレータ2
00と冷却部材300とに所定電圧を加え、この間の電
気抵抗値を所定値以下となるよう押圧加重を作用させ
て、弾性接着剤420を硬化させる。この様子について
は、第1実施例の電池モジュール10の場合と同一なの
で、その説明は省略する。
【0066】電池モジュール11Bは、電池モジュール
10Bと同一の部材により構成されており、冷却部材3
00を、段差部354に形成されたリブ356と冷却部
材300と接触する集電極50に形成されたリブ56と
が直交する配置として装着したものである。
【0067】第2実施例の固体高分子型燃料電池は、こ
うして形成された電池モジュール10Bと電池モジュー
ル11Bとを交互に積層し、積層端の一方にセパレータ
200を、他方に冷却部材300を装着して積層体を組
み付け、この積層体に燃料ガス供給装置(図示せず)と
冷却媒体供給装置(図示せず)とを取り付けて完成す
る。この第2実施例の固体高分子型燃料電池も燃料ガス
供給装置から酸化ガスおよび燃料ガスが供給されること
により前述した反応式の電気化学反応が行なわれ、化学
エネルギを直接電気エネルギに変換する。
【0068】以上説明した第2実施例の固体高分子型燃
料電池では、セパレータ250をフレーム500の段差
部515に嵌合する形状とし、装着したときにフレーム
500に内蔵される構成としたので、セパレータ250
に燃料孔や冷却孔等の加工の必要がなく、製造を容易と
することができる。また、電極40を電解質膜30と共
にフレーム500とフレーム600により挟持したの
で、電極40が電解質膜30からめくれるといった不都
合を回避することができる。この他、第1実施例と同様
な効果を奏する。
【0069】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃料電池の
単電池では、燃料電池が発生する熱や振動に基づく応力
を弾性接着剤が吸収するので、単電池の耐久性を向上さ
せることができる。また、単電池の内部抵抗を所定の値
としたので、この単電池を積層してなる燃料電池の抵抗
値不良を減少させ、燃料電池の性能を標準化することが
できる。さらに、弾性接着剤により単電池を一体化する
ので、電解質膜やセパレータを多数積層して燃料電池を
組み付ける場合に比較して、組み付けを容易とすること
ができる。もとより、電解質膜の外縁部をフレームで支
持したので、コストの高い電解質膜のほとんどを発電に
用いることができ、コストを低減することができる。
【0071】請求項2記載の単電池では、電解質膜と共
にスペーサを一対のフレーム部で挟持して一体化したの
で、フレームの挟持部における積層方向の厚みを一定に
することができ、積層方向の剛性を高めることができ
る。したがって、単電池を積層した際、積層面に作用す
る応力等によるフレームの挟持部の変形を防止すること
ができ、燃料ガスの混合や漏れを防止することができ
る。
【0072】本発明の燃料電池の単電池の製造方法で
は、接着工程で、2つのセパレータとフレームとを単電
池の内部抵抗が所定の値となるよう弾性接着剤により接
着するので、内部抵抗が均一な単電池を製造することが
できる。したがって、こうした単電池を積層して燃料電
池とすれば、抵抗値不良の少ない燃料電池とすることが
でき、燃料電池の性能を標準化することができる。ま
た、弾性接着剤で接着して単電池を製造するので、単電
池は一体となり、燃料電池を積層する際の組み付けを容
易とすることができる。もとより、支持工程で、電解質
膜の外縁部をフレームで支持するので、電解質膜が発電
に用いられる有効面積を多くすることができ、コストの
低減化を図ることができる。
【0073】請求項4記載の単電池の製造方法では、加
える押圧荷重を調整することにより容易に単電池の内部
抵抗を所定の値とすることができる。
【0074】請求項5記載の単電池の製造方法では、弾
性接着剤を、燃料ガスをシールするシール部材とするこ
とができる。したがって、単電池を構成する部材数を少
なくすることができ、その製造を容易とすることができ
る。
【0075】請求項6記載の単電池に製造方法では、ス
ペーサを電解質膜と共に一対のフレーム部材で挟持して
一体化するので、フレームの挟持部における積層方向の
厚みを均一にすることができ、積層方向の剛性を高める
ことができる。したがって、積層面に作用する応力によ
るフレームの変形を抑制して燃料ガスの混合や漏れを防
止することができる。
【0076】本発明の燃料電池の単電池の電解質膜部材
では、スペーサを電解質膜と共に一対のフレームで挟持
して一体化するので、フレームの挟持方向の厚みを均等
にすることができ、挟持方向の剛性を高めることができ
る。したがって、単電池を積層して燃料電池を構成した
際、積層面に作用する応力によるフレームの変形を抑制
して燃料ガスの混合や漏れを防止することができる。
【0077】本発明の燃料電池では、単電池を複数積層
し、所定の内部抵抗として接着した電池モジュールを更
に積層して燃料電池としたので、燃料電池の組み付けを
極めて容易とすることができる。また、燃料電池が発生
する熱や振動に基づく応力を弾性接着剤が吸収するの
で、燃料電池の耐久性を向上させることができる。さら
に、電池モジュールの内部抵抗を所定の値としたので、
この電池モジュールを積層してなる燃料電池の抵抗値不
良を減少させ、燃料電池の性能を標準化することができ
る。加えて、電池モジュール毎に燃料ガスのリークのチ
ェックまたは内部抵抗値のチェックを行なうことができ
るので、燃料電池が所定の性能を示さないときに、容易
にチェックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である固体高分子型燃料電池
の電池モジュール10の構成を示した説明図である。
【図2】電池モジュール10等を積層した積層体7の外
観を例示した斜視図である。
【図3】フレーム100の外観を例示した斜視図であ
る。
【図4】電解質膜30と一体化した一対のフレーム10
0の外観を例示する斜視図である。
【図5】電解質膜30および多数のスペーサ60を配置
したフレーム100の外観を例示した説明図である。
【図6】集電極50およびセパレータ200の外観を例
示した斜視図である。
【図7】冷却部材300の外観を例示した斜視図であ
る。
【図8】セパレータ200に弾性接着剤420を塗布す
る部分を例示した説明図である。
【図9】電解質膜部材150の組み付けの様子を例示し
た工程図である。
【図10】電池モジュール10の組み付けの様子を例示
した工程図である。
【図11】第1実施例の固体高分子型燃料電池の組み付
けの様子を例示した工程図である。
【図12】単電池20Aの構成を例示した説明図であ
る。
【図13】第2実施例である固体高分子型燃料電池の電
池モジュール10Bの構成を例示した説明図である。
【図14】フレーム500の外観を例示した斜視図であ
る。
【図15】図14に示したフレーム500を裏面から見
た斜視図である。
【図16】フレーム600の外観を例示した斜視図であ
る。
【図17】図16に示したフレーム600を裏面から見
た斜視図である。
【図18】集電極50およびセパレータ250の外観を
例示した斜視図である。
【図19】フレーム600に弾性接着剤420を塗布す
る部分を示した説明図である。
【図20】セパレータ250に弾性接着剤420を塗布
する部分を例示した説明図である。
【符号の説明】
7…積層体 10,10B…電池モジュール 11,11B…電池モジュール 12A…酸化ガス流路 12B…燃料ガス流路 14A,14B…冷却媒体流路 20,20A,20B…単電池 30…電解質膜 40…電極 50…集電極 56…リブ 58…ガス通路 60…スペーサ 100…フレーム 110…発電孔 120,130…燃料孔 128…溝 140…冷却孔 150,150B,150C…電解質膜部材 200…セパレータ 220…燃料孔 240…冷却孔 250…セパレータ 300…冷却部材 320…燃料孔 340,342…冷却孔 352…溝 354…段差部 356…リブ 358…通路 410…接着剤 420…弾性接着剤 500…フレーム 510…発電孔 515,518…段差部 520,530…燃料孔 528…溝 540…冷却孔 600…フレーム 610…発電孔 618…段差部 620,630…燃料孔 628…溝 640…冷却孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質膜を備えた燃料電池の単電池であ
    って、 絶縁性材料で形成され、前記電解質膜の外縁部を支持す
    るフレームと、 導電性材料で形成され、前記フレームの両側に配置され
    る2つセパレータとを備え、 前記フレームと前記2つのセパレータとを該単電池の内
    部抵抗が所定の値となるよう弾性接着剤により接着して
    なる単電池。
  2. 【請求項2】 前記フレームは、 前記電解質膜の外縁部を挟持する一対のフレーム部材
    と、 前記電解質膜と共に前記一対のフレーム部材に挟持さ
    れ、該挟持方向に該電解質膜の厚さを規定するスペーサ
    とを備え、 前記一対のフレーム部材で前記電解質膜と前記スペーサ
    とを挟持した状態で接着剤により一体化してなる請求項
    1記載の単電池
  3. 【請求項3】 電解質膜を備えた燃料電池の単電池の製
    造方法であって、 絶縁性材料で形成されたフレームで前記電解質膜の外縁
    部を支持する支持工程と、 導電性材料で形成された2つのセパレータと前記フレー
    ムとを該単電池の内部抵抗が所定の値となるよう弾性接
    着剤により接着する接着工程とからなる単電池の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記接着工程は、前記2つのセパレータ
    に押圧荷重を加えて該単電池の内部抵抗を所定の値とし
    て接着する工程である請求項3記載の単電池の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記接着工程は、前記弾性接着剤が硬化
    後にカソード側またはアノード側の燃料ガスの少なくと
    も一方をシールするシール部材として作用するよう前記
    フレームまたは前記セパレータの所定の位置に該弾性接
    着剤を塗り付けて接着する工程である請求項3または4
    記載の単電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記支持工程は、前記フレームが一対の
    フレーム部材からなり、該一対のフレーム部材に挟持さ
    れたときに該挟持方向に前記電解質膜の厚みを規定する
    スペーサを該電解質膜と共に該一対のフレーム部材で挟
    持し、該挟持状態で該スペーサと該電解質膜と該一対の
    フレームとを接着剤により一体化する工程である請求項
    3ないし5記載の単電池の製造方法。
  7. 【請求項7】 電解質膜の外縁部を絶縁性材料で形成さ
    れた一対のフレームで挟持してなる、燃料電池の単電池
    の電解質膜部材であって、 前記電解質膜と共に前記一対のフレームに挟持され、該
    挟持方向に該電解質膜の厚さを規定するスペーサを備
    え、 前記一対のフレームで前記電解質膜と前記スペーサとを
    挟持した状態で接着剤により一体化してなる電解質膜部
    材。
  8. 【請求項8】 単電池を複数積層した電池モジュール
    を、複数積層してなる燃料電池であって、 前記単電池は、請求項1または2記載の単電池であり、 前記電池モジュールは、前記単電池間を、該電池モジュ
    ールの内部抵抗が所定の値となるよう弾性接着剤により
    接着してなる燃料電池。
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