JP2005100970A - 高分子電解質型燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な手段によって電池反応用ガスの利用効率を向上可能な高分子電解質型燃料電池を提供する。
【解決手段】 高分子電解質膜、該高分子電解質膜を挟む一対の触媒層、及び該一対の触媒層の外面に前記高分子電解質膜の周縁より内方に位置するように配設された一対のガス拡散電極7を有するMEA、並びにMEAの両面の周縁部に前記一対のガス拡散電極7との間に間隙109を有して配設された一対のガスケット6を備えたMEA−ガスケット接合体19と、MEA−ガスケット接合体19を挟むように配設され内面に電池反応用ガスの溝状の流路がガスケット6、間隙109、ガス拡散電極7、間隙109、及びガスケット6の上を順次通るように形成された一対の導電性セパレータとを備え、間隙109の一部が閉塞手段(110)によって閉塞され、あるいは間隙109が波状に折れ曲げられている。

【選択図】 図6

Description

本発明は、高分子電解質型燃料電池の構造に関し、特に、高分子電解質膜−電極接合体、ガスケット、及び導電性セパレータの積層組立て構造に関する。
従来の高分子電解質型燃料電池は以下に述べるような基本発電素子を備えている(例えば特許文献1参照)。図21は、従来の基本発電素子である高分子電解質膜―電極接合体とガスケット106の接合体の構造を示す平面図である。高分子電解質膜―電極接合体はMEA(Membrane−Electrode−Assembly)と呼ばれる。図22は、図21のXXII部の構造を示す部分拡大平面図である。図23は、図22のXXIII−XXIII線断面を示す断面図である。
図23において、MEA15は、水素イオンを選択的に透過するイオン交換膜からなる高分子電解質膜12と、高分子電解質膜12を挟むように形成される、白金族金属触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする一対の触媒層(カソード触媒層13及びアノード触媒層14)と、この一対の触媒層13,14の外面に高分子電解質膜12の周縁より内方に位置するように配設された一対のガス拡散電極107,107とから構成されている。このガス拡散電極107,107は、通気性と電子伝導性を併せ持つ炭素繊維で主に構成されている。ガス拡散電極107,107に供給される燃料ガスあるいは酸化剤ガスが外にリークしたり、燃料ガスと酸化剤ガスとが混合したりしないように、MEA15の両面の周縁部に、一対のガス拡散電極107,107との間に間隙109,109を有して一対のガスケット106,106が配設されている。MEA15とガスケット106,106は通常、熱圧着法により接合される。以下、このガスケット106,106が設けられたMEAをMEA−ガスケット接合体と呼ぶ。図23に拡大して示すように、MEA15のガス拡散電極107,107とガスケット106,106との間の間隙109,109の幅は、一般的には、0.2〜0.5mm程度である。このように間隙109,109を設けることにより、接合の際に、ガス拡散電極107,107とガスケット106,106との位置ズレが許容され、その接合が容易となる。
また、従来の構造とは異なり、ガスケットと一体化するMEAも提案されている(例えば特許文献2乃至4参照)。
特許第3045316号公報(第1図) USP第5464700号公報 特開第2002−42838号公報 特開第2001−155745号公報
ところで、この従来の高分子電解質型燃料電池は、高分子電解質膜12の一方の主面を燃料ガスに、他方の主面を空気等の酸化剤ガスに暴露し、高分子電解質膜12を介した化学反応によって水を合成し、これによって生じる反応エネルギを電気的に取り出すことを基本原理としている。
しかし、従来の高分子電解質型燃料電池では、図21及び図22に示すように、ガス拡散電極107とガスケット106との間に間隙109があることから、電池内に供給されたガスの一部は、この間隙109を伝って、排出されてしまう。
すなわち、図21において、MEA−ガスケット接合体の互いに対向する縁部に燃料ガス供給マニフォルド孔3A及び燃料ガス排出マニフォルド孔3Bが形成されている。一方、MEA−ガスケット接合体の、燃料ガスに暴露される主面(図21に示す面)には、表面に燃料ガス流路が形成されたアノード側の導電性セパレータ(図4参照)の片面が当接しており、この燃料ガス流路が、図21に破線で示すように示すように、MEA−ガスケット接合体の燃料ガス供給マニフォルド孔3A及び燃料ガス排出マニフォルド孔3B(正確には当該導電性セパレータの燃料ガス供給マニフォルド孔及び燃料ガス排出マニフォルド孔)間を結ぶように位置している。このため、燃料ガス流路と間隙109とが交差し、その交差点で互いに連通することになる。そして、燃料ガス供給マニフォルド孔3Aから燃料ガス流路に流入したガスの一部が図21に矢印で示すように、この間隙109を経由して燃料ガス排出マニフォルド孔3Bに流出する。この間隙109を経由する燃料ガスは、ガス拡散電極107に暴露されずに排出されることになる。また、MEA−ガスケット接合体の酸化剤ガスに暴露される主面には、表面に酸化剤ガス流路が形成されたカソード側の導電性セパレータ(図3参照)の片面が当接しており、上記と同様に、酸化剤ガス供給マニフォルド孔5Aから酸化剤ガス流路に流入したガスの一部が間隙109を経由して酸化剤ガス排出マニフォルド孔5Bに流出する。このようなガス拡散電極107に暴露されない電池反応用ガスの存在は、この電池反応用ガスの利用効率、ひいては発電効率を損なう。
このため、従来の高分子電解質型燃料電池は、電池反応用ガスの利用効率を向上する必要があるという課題を有していた。
また、従来の構造とは異なり、ガスケットと一体化するMEAでは、燃料電池のセル締結時にかなり大きな力が必要となりセルの締結用装置が大型化してしまうという問題や、温度変化や反応物質等に対する耐性に優れながら弾性に富むという液状EPDMやゴム素材など特殊な素材をガスケットに使用するので燃料電池の製造コストの上昇が小さくないという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡易な手段によって電池反応用ガスの利用効率を向上可能な高分子電解質型燃料電池を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る高分子電解質型燃料電池は、高分子電解質膜、該高分子電解質膜を挟む一対の触媒層、及び該一対の触媒層の外面に前記高分子電解質膜の周縁より内方に位置するように配設された一対のガス拡散電極を有するMEA、並びに前記MEAの両面の周縁部に前記一対のガス拡散電極との間に間隙を有して配設された一対のガスケットを備えたMEA−ガスケット接合体と、該MEA−ガスケット接合体を挟むように配設され内面に電池反応用ガスの溝状の流路が前記ガスケット、前記間隙、前記ガス拡散電極、前記間隙、及び前記ガスケットの上を順次通るように形成された一対の導電性セパレータとを備え、前記間隙の一部が閉塞手段により閉塞されているものである。
このような構成とすると、ガスケットとガス拡散電極との間の間隙が閉塞されているので、ガス拡散電極に暴露されない電池反応用ガスが減少し、その分利用効率が向上する。
前記閉塞手段が、前記ガスケットの内縁と前記ガス拡散電極の外縁とを部分的に接させることであってもよい。
前記閉塞手段が、前記ガスケットの内縁部と前記ガス拡散電極の外縁部とを部分的に重ね、かつ前記導電性セパレータが前記MEA−ガスケット接合体の外面に当接させることによって、前記ガス拡散電極の前記重ねられた部分を潰し、前記ガスケットの内縁と前記ガス拡散電極の外縁とが部分的に接するようにすることであってもよい。
前記閉塞手段が、塑性変形した塑性体によって前記間隙の一部を閉塞することであってもよい。
前記塑性体が熱可塑性樹脂からなっていてもよい。
前記間隙に拡幅部が形成され、前記拡幅部に置かれた前記塑性体が塑性変形することによって前記間隙の拡幅部を埋め、それによって前記間隙が閉塞されていてもよい。
前記閉塞手段が、弾性変形した弾性体によって前記間隙の一部を閉塞することであってもよい。
前記間隙に拡幅部が形成され、前記導電性セパレータの内面の前記拡幅部に対応する位置に弾性体収容孔が配設され、該弾性体収容孔に前記弾性体が嵌め込まれ、前記導電性セパレータの内面が前記MEA−ガスケット接合体の外面に当接することによって前記弾性体が前記間隙の拡幅部に嵌合し、それによって前記間隙が閉塞されていてもよい。
このような構成とすると、導電性セパレータ内面に嵌め込まれた弾性体が、MEA−ガスケット接合体と、導電性セパレータとの位置決めとなり、MEA−ガスケット接合体と前記導電性セパレータとの組立性も容易かつ良好となる。
また、本発明に係る高分子電解質型燃料電池は、高分子電解質膜、該高分子電解質膜を挟む一対の触媒層、及び該一対の触媒層の外面に前記高分子電解質膜の周縁より内方に位置するように配設された一対のガス拡散電極を有するMEA、並びに前記MEAの両面の周縁部に前記一対のガス拡散電極との間に間隙を有して配設された一対のガスケットを備えたMEA−ガスケット接合体と、該MEA−ガスケット接合体を挟むように配設され内面に電池反応用ガスの溝状の流路が前記ガスケット、前記間隙、前記ガス拡散電極、前記間隙、及び前記ガスケットの上を順次通るように形成された一対の導電性セパレータとを備え、前記間隙が波状に折れ曲がっていることである。
また、前記間隙が矩形波状、三角波状、その他直線以外の形状に折れ曲がっていてもよい。
このような構成とすると、ガスケットとガス拡散電極との間の間隙に水分が滞留して、この間隙を閉塞するので、ガス拡散電極に暴露されない電池反応用ガスが減少し、その分利用効率が向上する。また、前記間隙に滞留する水分が多くなることから、高分子電解質型燃料電池の再起動時には、高分子電解質膜が含水している状態であるため、起動から定格運転に達するまでの時間が第1回目の起動時よりも短縮される。
以上のように、本発明は、簡易な手段によって電池反応用ガスの利用効率を向上することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る高分子電解質型燃料電池の構造を示す分解斜視図である。図1においては、説明の便宜上、高分子電解質型燃料電池の積層構造の一部を分解して示している。また、図2は図1のII−II線断面を示す断面図である。図1と同様、説明の便宜上、高分子電解質型燃料電池の積層構造の一部を分解して示している。
図1及び図2において、高分子電解質膜型燃料電池は、セル(単電池:図2参照)18が積層されて構成されている。
セル18は、図2に示すように、カソード側の導電性セパレータ(以下、カソードセパレータという)1とアノード側の導電性セパレータ(以下、アノードセパレータという)2とによって、MEA−ガスケット接合体19を挟んだものである。
MEA−ガスケット接合体19、カソードセパレータ1、及びアノードセパレータ2の各々の互いに対向する一対の縁部には、図1に示すように、燃料ガスを供給する燃料ガス供給マニフォルド孔3Aと燃料ガスを排出する燃料ガス排出マニフォルド孔3Bの対、酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給マニフォルド孔5Aと酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス排出マニフォルド孔5Bとの対、及び冷却水を供給する水供給マニフォルド孔4Aと冷却水を排出する水排出マニフォルド孔4Bとの対が、それぞれ穿ってある。
このように構成されたセル18が、図2に示すように、間にOリング(水冷面シール部材)8を挟むようにして積層され、この積層体が集電板(図示せず)及び絶縁板(図示せず)を介して端板(図示せず)で挟まれ、締結ボルト(図示せず)で両端から締結されている。このように形成された積層電池体はスタックと呼ばれ、このスタックが高分子電解質型燃料電池の主要部を構成している。このスタックでは、図1に示すように、その互いに対向する縁部に、燃料ガス供給マニフォルド孔3A及び燃料ガス排出マニフォルド孔3B、酸化剤ガス供給マニフォルド孔5A及び酸化剤ガス排出マニフォルド孔5B、並びに水供給マニフォルド孔4A及び水排出マニフォルド孔4Bによってそれぞれ構成される、燃料ガス供給マニフォルド3A’及び燃料ガス排出マニフォルド3B’、酸化剤ガス供給マニフォルド5A’及び酸化剤ガス排出マニフォルド5B’、並びに水供給マニフォルド4A’及び水排出マニフォルド4B’が、その積層方向にそれぞれ貫通している。
図3はカソードセパレータ1の酸化剤ガス流路のパターンを示す平面図、図4はアノードセパレータ2の燃料ガス流路のパターンを示す平面図である。
図1乃至図3を参照すると、カソードセパレータ1の、MEA15に当接する主面(以下、内面という)1aには、酸化剤ガス供給マニフォルド孔5Aと酸化剤ガス排出マニフォルド孔5Bとを結ぶように溝からなる酸化剤ガス流路10が形成されている。一方、カソードセパレータ1の他方の主面(以下、外面という)1bには、水供給マニフォルド孔4Aと水排出マニフォルド孔4Bとを結ぶように溝からなる冷却水流路9(図3には示さず)が形成されている。また、この外面1bの適所には、Oリング8を収容するためのOリング収容溝8aが形成されている(図2参照)。
図1、図2及び図4を参照すると、アノードセパレータ2の、MEA15に当接する主面(以下、内面という)2aには、燃料ガス供給マニフォルド孔3Aと燃料ガス排出マニフォルド孔3Bとを結ぶように溝からなる燃料ガス流路11が形成されている。一方、アノードセパレータ2の他方の主面(以下、外面という)2bには、水供給マニフォルド孔4Aと水排出マニフォルド孔4Bとを結ぶように溝からなる冷却水流路9(図4には示さず)が形成されている。また、この外面2bの適所には、Oリング8を収容するためのOリング収容溝8aが形成されている(図2参照)。
図5はMEA−ガスケット接合体19の構造を示す平面図、図6は図5のVI部の構造を拡大して示す部分拡大平面図である。
図2及び図5に示すように、本実施の形態のMEA−ガスケット接合体19は、従来の技術の欄で説明したものと基本的に同じである。但し、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙の構造が若干異なる。したがって、MEA−ガスケット接合体19の詳しい説明は省略する。
図5において、触媒層14(図示せず)が形成された高分子電解質膜12(図示せず)の周縁部に環状(ここでは矩形の環状)のガスケット6が配設され、この環状のガスケット6の中空部に露出する触媒層14の外面に高分子電解質膜12の周縁より内方に位置するようにガス拡散層7が配設されている。高分子電解質膜12の反対側の面、すなわち酸化剤ガス側の主面においても、これと同様に、高分子電解質膜12に触媒層13が形成され、ガスケット6が配設され、ガス拡散層7が配設される(図示せず)。そして、これらが熱圧着法により接合されてMEA−ガスケット接合体19が形成される(図23参照)。ガスケット6とガス拡散電極7との間には環状の間隙109が形成されている。
ここで、図6に特に示すように、MEA−ガスケット接合体19には、本発明を特徴付ける、ガス拡散電極7とガスケット6との間隙109を閉塞する部分(以下、間隙閉塞部という)110(閉塞手段)が形成されている。すなわち、この間隙閉塞部110は、ガスケット6の中空部に露出する一対の触媒層14の外面に一対のガス拡散層7が配設される際に、ガスケット6の内縁の一部とガス拡散電極7の外縁とが部分的に接するようにして配設することによって、形成されている。本実施の形態では、ガスケット6が矩形形状を有し、その内縁部6aも矩形形状を有している。この矩形の内縁部6aの4隅が直線状(三角形)に肉付けされ、この肉付け部6bに矩形のガス拡散電極7の4つの角部7aが重ねられる。高分子電解質膜12の反対側の面、すなわち、酸化剤ガス側の主面においても、これと同様に、ガスケット6の肉付け部6bにガス拡散電極7の角部7aが重ねられる(図示せず)。そして、前述の通り熱接合されてMEA−ガスケット接合体19が形成される。
そして、図1に示すように、カソードセパレータ1及びアノードセパレータ2がMEA−ガスケット接合体19の外面に当接されることによって、ガス拡散電極7の角部7aのうち、ガスケット6の肉付け部6b上に位置する部分は押し潰れて、ガスケット6の内縁とガス拡散電極7の外縁とが部分的に接することになる。ここで、ガス拡散電極7の主成分はもろい炭素繊維であり、その空隙率は80〜90%であるため、セル締結力による局所荷重によって、ガス拡散電極の角部7aのうち、ガスケット6の肉付け部6b上に位置する部分は容易に押し潰れる。図5にはMEA−ガスケット接合体19の片面のみが示されているが、その反対側の面にも同様に間隙閉塞部110が形成される。
次に、以上のように構成された高分子電解質型燃料電池の動作を説明する。
図1乃至図6において、高分子電解質型燃料電池では、燃料ガス供給マニフォルド3A’を通って燃料ガス(例えば水素)が供給され、この燃料ガスがアノードセパレータ2の燃料ガス流路11に分岐して流入する。この燃料ガス流路11を流れる過程で燃料ガスは、MEA15に接し、ガス拡散電極7を透過して、アノード触媒層14を介して、高分子電解質膜12に接触する。そこで燃料ガスと酸化剤ガスとが電池反応し、この電池反応に伴って消費される。このときの余剰の燃料ガスは燃料ガス排出マニフォルド3B’に到達し、そこを通って排出される。一方、酸化剤ガス供給マニフォルド5A’を通って酸化剤ガス(例えば空気)が供給され、この酸化剤ガスがカソードセパレータ1の酸化剤ガス流路10に分岐して流入する。この酸化剤ガス流路10を流れる過程で酸化剤ガスは、MEA15に接し、ガス拡散電極7を透過して、カソード触媒層13を介して、高分子電解質膜12に接触する。そこで燃料ガスと酸化剤ガスとが電池反応し、この電池反応に伴って消費される。このときの余剰の酸化剤ガスは酸化剤ガス排出マニフォルド5B’に到達し、そこを通って排出される。また、この間、水供給マニフォルド4A’から供給された冷却水が冷却水流路9を通って水排出マニフォルド4B’から排出され、それにより、スタックが冷却される。
この際、MEA−ガスケット接合体19では、間隙閉塞部110が形成されているため、ガス拡散電極7とガスケット6との間隙109を経由して、燃料ガス供給マニフォルド3A’から燃料ガス排出マニフォルド3B’に燃料ガスが流れること、及び酸化剤ガス供給マニフォルド5A’から酸化剤ガス排出マニフォルド5B’に酸化剤ガスが流れることが防止される。
次に、本実施の形態に即した実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1では、図5及び図6に示すMEA−ガスケット接合体19を以下のプロセスで製作した。
まず、比表面積800m2/g、DBP吸油量360ml/100gのケッチェンブラックEC(ケッチェンブラック・インターナショナル社製ファーネスブラック)に、白金を重量比1:1の割合で担持させた。次に、この触媒粉末10gに、水35g及び水素イオン伝導性高分子電解質のアルコール分散液(旭硝子株式会社製、9%FSS)59gを混合し、超音波攪拌機を用いて分散させて、触媒層インクを作製した。そして、この触媒インクを、ポリプロピレンフィルム(東レ株式会社製トレファン50−2500)に塗装し、乾燥させることにより触媒層13,14を形成した。得られた触媒層13,14を104×216mmに切断し、330×150mmの高分子電解質膜12(Dupont社のNafion117、厚み50μm)の両面中央部に、温度135℃、圧力3.2MPaの条件で転写した。
続いて、厚み50μmのPETのシートの両面にそれぞれ100μmのEPDMをコートして電子線架橋を行い、全厚み250μmのシートガスケットを作製した。その後、このシートガスケットを、トムソン型を用いて、図5に示す形状、すなわち、全体サイズ130×300mmで、内縁部6aの4つの隅部に肉付け部6bを有するようにした108×220mmの中空部と、空気、燃料ガス、水各一対のマニフォルドとを備えた形状に打ち抜いて、ガスケット6を作製した。
ガス拡散電極7には、107×219mmのサイズで、厚み0.3mmの炭素繊維布(ジャパンゴアテックス株式会社 カーベルCL300)を用いた。
そして、高分子電解質膜中央部の触媒層13,14(図示せず)がガスケットの中空部に位置するようガスケット6,6を配置し、ガス拡散電極7,7を、触媒層13,14の外面に高分子電解質膜12の周縁より内方に位置し、かつその4つの角部7aがガスケット6の内縁部6aの4つの隅部に設けた肉付け部6bに乗り上げるように配置した上で、130℃、2MPaで1分間の熱圧着を行って、MEA−ガスケット接合体19を形成した。このようにして、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109を間隙閉塞部110において閉塞したMEA−ガスケット接合体19が得られた。なお、ガス拡散電極の4つの角部7aは熱圧着によって厚み約45μmとなり、さらに、セル締結時において、カソードセパレータ1及びアノードセパレータ2がMEA−ガスケット接合体19の外面に当接されることによって、さらに押し潰され、ガスケット6のガスシール機能の支障となるものではなかった。
これを、図3及び図4に示す形状のカソードセパレータ1及びアノードセパレータ2(厚さ3mmの東海カーボン株式会社製グラッシーカーボンを材料として用い、切削機械加工で製作したもの。背面の水流路形状は図面上割愛してある)に挟んで、締結治具を用いて2.5トンの荷重をかけて締結し、図1及び図2に示す様式の4セルスタックを組立てた。
以上のようにして作製された4セルスタックの性能を確認するために、次のような特性試験を行った。また、比較例1として、図21に示す従来の形状であって、肉付け部がない点を除き実施例1と同じ寸法のガスケット6及び実施例1と同じ寸法のガス拡散電極7を有するMEA15を、実施例1と同様の製作プロセスで製作し、これを4セルスタックに組立てて、同一の特性試験を行った。
両者を、セル温度が70度、燃料ガスが純水素(露点70度となるように加湿、燃料利用率;80%)、かつ酸化ガスが空気(露点70度となるように加湿、空気利用率;40%)という条件で運転し、電流―電圧特性を測定して、図7の結果を得た。図7に示すように、図中実線で示す実施例の結果は図中破線で示す比較例1に比して、ガス供給量が少ない低電流密度側での出力の改善が認められ、高分子電解質型燃料電池の発電効率の向上が確認された。
また、図8に、80セルスタックを製作したときの、各セルにおける燃料ガス供給マニフォルド3A’と燃料ガス排出マニフォルド3B’との間における圧力損失の状況を示す。図8に示すように、燃料ガス供給マニフォルド3A’と燃料ガス排出マニフォルド3B’との間での圧力損失は各セル毎のばらつきが従来例に比して低減した。この理由は、以下の通りである。つまり、従来例では、ガス拡散電極7とガスケット6の中空部との位置決めがセル組立てプロセス上困難であるため、ガス拡散電極7の外縁部では、間隙109の幅が均一とはならない。その結果、燃料ガス供給マニフォルド孔3Aから燃料ガス排出ガスマニフォルド孔3Bに至る間隙109を経由する燃料ガスの量は、各セル毎にまちまちな量となり、燃料ガス供給マニフォルド3A’と燃料ガス排出マニフォルド3B’との間における圧力損失は各セル毎に一定ではなかった。しかし、本実施例において、間隙109を経由する燃料ガスが遮断されていることから、燃料ガス供給マニフォルド3A’と燃料ガス排出マニフォルド3B’との間における圧力損失の各セル毎のバラツキが少なくなったものとなったものと推定される。これによって、特に、燃料ガス供給マニフォルド3A’と燃料ガス排出マニフォルド3B’との間における圧力損失が高いセルにおいては、ガス供給量が少ない、電流密度の低い領域における運転時に水の排出が困難であり、ひいてはフラッディングが発生するという課題が改善され、高分子電解質型燃料電池の安定した運転にとっても好ましい結果がもたらされた。また、酸化剤ガスについても同様に間隙109を経由する酸化剤ガスが遮断されていることから、酸化剤ガス供給マニフォルド5A’と酸化剤ガス排出マニフォルド5B’との間における圧力損失の各セル毎のバラツキが少なくなるものと推察される。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係る高分子電解質型燃料電池のMEA−ガスケット接合体19の構造を示す平面図、図10(a)は、図9のX部の構造を拡大して示す部分拡大平面図である。図9及び図10(a)において、図5及び図6と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図9及び図10(a)に示すように、本実施の形態のMEA−ガスケット接合体19は、実施の形態1のMEA−ガスケット接合体19とは、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109の構造が若干相違し、その他の点は同様である。
具体的には、図9及び図10(a)に示すように、MEA−ガスケット接合体19において、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109が矩形波状(ピッチ6mm×50ターン)に形成されている。すなわち、ガス拡散電極7の外縁が、連続した矩形の凹凸形状(ピッチ6mm×50ターン)に形成され、このガス拡散電極7の周囲に、内縁部6aがガス拡散電極7の外縁の凹凸形状に所定の間隙を有して噛み合う連続した矩形の凹凸形状に形成されたガスケット6が配設されている。例えば、本実施の形態では、ガスケット6の内縁部6aはガス拡散電極7の外縁部よりも縦横とも1mm程度大きいサイズを有している。つまり、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109は、平均して0.5mm程度の幅を有している。
次に、以上のように構成された高分子電解質型燃料電池の動作を説明する。この高分子電解質型燃料電池では、その動作原理上、所望の電池性能が得られるには、高分子電解質膜が充分に含水する必要があることから、燃料ガス及び酸化剤ガスには水分が含まれている。このため、MEA−ガスケット接合体19の燃料ガス側の主面において、起動の当初には、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109に燃料ガスの一部が流れるが、間隙109が矩形波状に形成されているので、時間の経過とともに、燃料ガスに含まれている水分が、間隙109のいずれかの折曲部に溜まることによって該間隙109を閉塞し、燃料ガスの流れが遮断される。これにより、間隙109を経由して、燃料ガス供給マニフォルド3A’から燃料ガス排出マニフォルド3B’に燃料ガスが流れることが防止される。また、同様に、MEA−ガスケット接合体19の酸化剤ガス側の主面において、酸化剤ガスに含まれている水分あるいはMEA15において生成される水が、経時的に、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109のいずれかの折曲部に溜まることによって、酸化剤ガスの流れが遮断されるため、ガス拡散電極7とガスケット6との間隙109を経由して、酸化剤ガス供給マニフォルド5A’から酸化剤ガス排出マニフォルド5B’に酸化剤ガスが流れることも防止される。
以下、本実施の形態に即した実施例について説明する。
[実施例2]
実施例2として、図9及び図10(a)に示すMEA−ガスケット接合体19を、間隙109の形状を除き、実施例1と同様に製作した。
そして、本実施例のMEA−ガスケット接合体19の性能を確認するために、次のような特性試験を行った。また、実施例1との比較に用いた比較例1を再度製作し、これを4セルスタックに組立てて、同一の特性試験を行った。
本実施例のMEA−ガスケット接合体19を用いた4セルスタックをセル温度が70度、燃料ガスが純水素(露点70度となるように加湿、燃料利用率;80%)、かつ酸化ガスが空気(露点70度となるように加湿、空気利用率;40%)という条件で運転し、その運転開始からの、燃料ガス供給マニフォルド3A’と燃料ガス排出マニフォルド3B’との間における圧力損失の推移を測定し、図11の結果を得た。図11において、起動から約10分間内に燃料ガス供給マニフォルド3A’と燃料ガス排出マニフォルド3B’との間における圧力損失は逓増して、その後定常状態に達している。この圧力損失の挙動は、燃料ガスに含まれている水分が経時的にガスケット6とガス拡散電極7との間隙109を閉塞することによるものと推察される。
また、本実施例の再起動特性を図12に示す。図12において、従来例(比較例1)の4セルスタックは、再起動に際して、起動から定格運転に達するまでの時間が第1回目の起動時とほぼ同じであったのに対し、本実施例の4セルスタックは、図12から明らかなように、再起動に際して、起動から定格運転に達するまでの時間が従来例に比べ短縮された。高分子電解質型燃料電池は、その動作原理上、高分子電解質膜が充分に含水するまでは所望の電池特性が得られず、概ね起動から数分〜十数分かかって定格運転に達するのが通常である。ところが、本実施例においては、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109の形状が波状に折れ曲がっていることにより、燃料ガス供給ガスマニフォルド孔3Aと燃料ガス排出マニフォルド孔3Bとの間、及び酸化剤ガス供給ガスマニフォルド孔5Aと酸化剤ガス排出マニフォルド孔5Bとの間をつなぐ間隙109,109が長くなり、そこに燃料ガスに含まれる水分が多く滞留する。こうして、高分子電解質型燃料電池の再起動時には、間隙109,109に水が貯蔵されていて、高分子電解質膜が含水している状態であるため、起動から定格運転に達するまでの時間が第1回目の起動時よりも短縮されたものと推察される。
[変形例1]
図10(b)及び(c)は、実施の形態2の変形例1にかかる図9のX部に相当する部位の構造を拡大して示す部分拡大平面図である。図10(b)においては、間隙109が三角波状が連なる形状(ピッチ6mm×50ターン)となっており、図10(c)においては、間隙109が円弧状が連なる形状(ピッチ6mm×50ターン)となっている。このように、間隙109が三角波状、その他直線以外の形状に形成されても、間隙109は屈曲部を有して長くなり、そこに燃料ガスに含まれる水分が多く滞留するので、同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図13は、本発明の実施の形態3に係る高分子電解質型燃料電池のMEA−ガスケット接合体19の構造を示す平面図、図14は、図13のXIV部の構造を拡大して示す部分拡大平面図である。図15は、図14のXV−XV線断面を示す断面図である。図13乃至図15において、図5及び図6と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図13乃至図15に示すように、本実施の形態のMEA−ガスケット接合体19は、実施の形態1において説明したものと基本的に同じであり、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109の構造が若干相違する。以下、MEA−ガスケット接合体19の詳しい説明は省略し、実施の形態1と相違する部分についてのみ説明する。
図14に示すように、本実施の形態では、MEA−ガスケット接合体19の燃料ガス側の主面におけるガスケット6とガス拡散電極7との間隙109の一部に塑性体16が配設されている。また、塑性体16が配設される位置には、ガスケット6の内縁部6aに、塑性体16の大きさに応じた半円状の切欠を設け、間隙109の拡幅部16aを形成している。なお、MEA−ガスケット接合体19の反対側の面、すなわち酸化剤ガス側の主面においても、これと同様に、間隙109の一部に塑性体16が配設され、間隙109の拡幅部16aが形成されている(図示せず)。
図14及び図15に示すように、このMEA−ガスケット接合体19は、高分子電解質12と、高分子電解質膜12中央部の両面に配置した触媒層13,14と、触媒層13,14の外面に高分子電解質膜12の周縁より内方に位置するように配設されたガス拡散電極7,7と、MEA15の両面の周縁部に間隙109,109を有して配設されたガスケット6,6と、ガスケット6,6の拡幅部16a,16a(図15では図示せず)に置かれた塑性体16,16(閉塞手段)とを接合することにより形成する。塑性体16,16は塑性変形することによって、間隙109,109の拡幅部16a,16aを埋める。本実施の形態では、塑性体16を熱可塑性樹脂とし、MEA15とガスケット6,6とを熱圧着する。塑性体16,16は、熱圧着により溶解し、ガスケット6,6とガス拡散電極7,7の間隙109,109の拡幅部16a,16aを塞ぐ形で固化する。
このように構成された高分子電解質型燃料電池では、MEA−ガスケット接合体19の燃料ガス側の主面において、間隙109に塑性体16が配設されているため、該間隙109を経由して、燃料ガス供給マニフォルド3A’から燃料ガス排出マニフォルド3B’に燃料ガスが流れることが防止される。また、同様に、MEA−ガスケット接合体19の酸化剤ガス側の主面においても、隙間109に塑性体16が配設されているため、該間隙109を経由して、酸化剤ガス供給マニフォルド5A’から酸化剤ガス排出マニフォルド5B’に酸化剤ガスが流れることが防止される。
以下、本実施の形態に即した実施例について説明する。
[実施例3]
実施例3として、図13乃至図15に示すMEA−ガスケット接合体19を以下のプロセスで製作した。
まず、実施例1同様の手法を用いて高分子電解質膜12に触媒層13,14を転写した。
続いて、厚み50μmのPETの両面にそれぞれ100μmのEPDMをコートして電子線架橋を行い、全厚み250μmのシートガスケットを作製した。その後、このシートガスケットを、トムソン型を用いて、図13に示す形状、すなわち、半円状の切欠をもつ108×220mmの内縁部6aと、燃料ガス、水及び酸化剤ガス各一対のマニフォルド孔3A,3B,4A,4B,5A,5Bとをもつ、130×300mmの形状に打ち抜いて、ガスケット6を作製した。
また、塑性体16を形成するための材料部材として、直径3mmのポリエチレン丸棒を400μm厚にスライスしたポリエチレンチップを用いた。
そして、図14及び図15に示すように、高分子電解質12と、高分子電解質膜12中央部の両面に配置した触媒層13,14と、触媒層13,14の外面に高分子電解質膜12の周縁より内方に位置するように配置したガス拡散電極7,7(107mm×219mm、ジャパンゴアテックス株式会社製カーベルCL300)と、ガス拡散電極7,7との間に間隙109,109を有して配設したガスケット6,6と、間隙109の拡幅部16a,16aに置かれたポリエチレンチップ16,16とを、130℃、2MPaで1分間の熱圧着を行って、MEA−ガスケット接合体19を形成した。このとき、ポリエチレンチップ16は溶解したのち固化し、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109の拡幅部16aを閉塞した。これを、実施例1と同様にして、4セルスタックに組立て、実施例1と同様の特性試験を行い、同様の好ましい結果を得た。
(実施の形態4)
図16は、本発明の実施の形態4に係る高分子電解質型燃料電池のカソードセパレータ内面1aの構造を示す平面図、図17は、図16のXVII部の構造を拡大して示す部分拡大平面図及び部分拡大断面図である。図18は、本発明の実施の形態4に係る高分子電解質型燃料電池のMEA−ガスケット接合体19の構造を示す平面図、図19は、図18のXIX部と、XIX部に当接するカソードセパレータ1及びアノードセパレータ2との積層構造を分解して示す部分拡大分解斜視図である。図20は、セル締結時における図19のXX−XX線断面を示す断面図である。図16乃至図20において、図5及び図6と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図16乃至図19に示すように、本実施の形態のカソードセパレータ1及びMEA−ガスケット接合体19は、実施の形態1において説明したものと基本的に同じであり、カソードセパレータ内面1aと、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109の構造とが若干相違する。以下、カソードセパレータ1及びMEA−ガスケット接合体19の詳しい説明は省略し、実施の形態1と相違する部分についてのみ説明する。また、アノードセパレータ内面2aは、カソードセパレータ内面1aと本実施形態における特徴的構成が同一であることから、図示を省略した。
図16及び図17に示すように、本実施の形態では、カソードセパレータ内面1aに、本実施形態を特徴付ける、弾性体17(閉塞手段)が配設されている。弾性体17は、ここでは円柱形状を有している。図16及び図17に示すように、本実施の形態では、カソードセパレータ内面1aには、MEA−ガスケット接合体19のガスケット6とガス拡散電極7との間隙109に対応する位置であって、矩形の環状の間隙109の4隅部分に対応する位置に、弾性体17の嵌め込み用の弾性体収納孔17aが設けられている。そして、弾性体17は、図17に示すように、この弾性体収納孔17aに嵌め込まれている。
一方、図18に示すように、MEA−ガスケット接合体19の酸化剤ガス側、すなわち図16のカソードセパレータ内面1aと当接される側の主面における間隙109の一部には円形の拡幅部17bが形成されている。この拡幅部17bは、本実施の形態では、間隙109の4つの隅部、つまり、ガスケット内縁部6aの4つの隅部とガス拡散電極7の4つの角部とを丸取りすることによって形成されている。すなわち、この拡幅部17bは、ガスケット内縁部6aの4つの隅部の切欠とガス拡散電極7の4つの角部の切欠とが略円形をなすようにして配設されることにより形成されている。
また、図示しないが、これと同様に、アノードセパレータ内面2aにも、弾性体収納孔17aが設けられ、この弾性体収納孔17aに弾性体17が嵌め込まれている。そして、MEA−ガスケット接合体19の燃料ガス側、すなわちアノードセパレータ内面2aと当接される側の主面においても、これと同様に、間隙109に拡幅部17bが形成されている。
そして、図19に示すように、カソードセパレータ1と、MEA−ガスケット接合体19と、アノードセパレータ2とはセル18の締結時に積層される。セル締結後は、図19及び図20に示すように、間隙109の4隅において、弾性体17が、拡幅部17bに嵌り込み、間隙109を閉塞することになる。
以上のように構成された高分子電解質型燃料電池では、ガスケット6とガス拡散電極7との間隙109の4隅に弾性体17がそれぞれ配設されているため、この間隙109を経由して、MEA−ガスケット接合体19の燃料ガス側の主面においては、燃料ガス供給マニフォルド3A’から燃料ガス排出マニフォルド3B’に燃料ガスが流れることが防止され、同様に、MEA−ガスケット接合体19の酸化剤ガス側の主面においては、酸化剤ガス供給マニフォルド5A’から酸化剤ガス排出マニフォルド5B’に酸化剤ガスが流れることが防止される。
以下、本実施の形態に即した実施例について説明する。
[実施例4]
実施例4として、図16及び図17に示すカソードセパレータ1及び図19乃至図20に示すMEA−ガスケット接合体19を作製した。アノードセパレータ2はカソードセパレータ1と同様であり、図面は割愛した。図16及び図17において、カソードセパレータ内面1aには、MEA−ガスケット接合体19の間隙109の4隅に対応する位置に弾性体17が嵌り込むように弾性体収納孔17aを穿った。アノードセパレータ内面2aについても同様に弾性体収納孔17aを穿った。弾性体17は、ゴム製ボス(材質:バイトン(DUPONT)、硬度Hs55)で構成した。
一方、図18において、MEA−ガスケット接合体19には、ガスケット内縁部6aの4つの隅及びガス拡散電極7の4つの角の丸取りした切欠からなる、間隙109の拡幅部17bを形成した。そして、このカソードセパレータ1、アノードセパレータ2、及びMEA−ガスケット接合体19を用いて、実施例1と同様の手法でセルスタックを製作した。
本実施例についても実施例1同様の特性試験に供し、同様の好ましい結果を得た。
なお、本実施例の副次的な効果として、カソードセパレータ内面1a及びアノードセパレータ内面2aに嵌め込まれたゴム製ボス17が、MEA−ガスケット接合体19と、カソードセパレータ1と、アノードセパレータ2との位置決めとなり、積層時の組立性が容易かつ良好となった。
本発明に係る高分子電解質型燃料電池は、簡易な手段によって電池反応用ガスの利用効率を向上することが可能な高分子電解質型燃料電池等として有用である。
本発明の実施の形態1に係る高分子電解質型燃料電池の構造を示す斜視図である。 図1のII−II線断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係るカソードセパレータの酸化剤流路パターンを示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係るアノードセパレータの燃料ガス流路パターンを示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る高分子電解質型燃料電池が備えるMEA―ガスケット接合体の構造を示す平面図である。 図5のVI部の構造を拡大して示す部分拡大平面図である。 本発明の実施例1に係る高分子電解質型燃料電池と従来の高分子電解質型燃料電池例との電池特性比較図である。 本発明の実施例1に係る高分子電解質型燃料電池と従来の高分子電解質型燃料電池例との各セル間の燃料ガス供給マニフォルドと燃料ガス排出マニフォルドとの間における圧力損失比較図である。 本発明の実施の形態2に係る高分子電解質型燃料電池が備えるMEA―ガスケット接合体の構造を示す平面図である。 図9のX部の構造を拡大して示す部分拡大平面図(a)と、実施の形態2の変形例1にかかる図9のX部に相当する部位の構造を拡大して示す部分拡大平面図(b)、(c)である。 本発明の実施例2に係る高分子電解質型燃料電池の燃料ガス供給マニフォルドと燃料ガス排出マニフォルドとの間における圧力損失の起動特性図である。 本発明の実施例2に係る高分子電解質型燃料電池の電池電圧の起動特性図である。 本発明の実施の形態3に係る高分子電解質型燃料電池が備えるMEA―ガスケット接合体の構造を示す平面図である。 図13のXIV部の構造を拡大して示す部分拡大平面図である。 図14のXV−XV線断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係る高分子電解質型燃料電池が備えるカソードセパレータ内面の構造を示す平面図である。 図16のXVII部の構造を拡大して示す部分拡大平面図及び部分拡大断面図である。 本発明の実施の形態4に係る高分子電解質型燃料電池が備えるMEA―ガスケット接合体の構造を示す平面図である。 図18のXIX部と、XIX部に当接するカソードセパレータ1及びアノードセパレータ2との積層構造を分解して示す部分拡大分解斜視図である。 図19の締結時のXX−XX線断面を示す断面図である。 従来のMEA―ガスケット接合体の構造を示す平面図である。 図21のXXII部の構造を拡大して示す部分拡大平面図である。 図22のXXIII−XXIII線断面を示す断面図である。
符号の説明
1 カソードセパレータ
1a カソードセパレータ内面
1b カソードセパレータ外面
2 アノードセパレータ
2a アノードセパレータ内面
2b アノードセパレータ外面
3A 燃料ガス供給マニフォルド孔
3A’ 燃料ガス供給マニフォルド
3B 燃料ガス排出マニフォルド孔
3B’ 燃料ガス排出マニフォルド
4A 水供給マニフォルド孔
4A’ 水供給マニフォルド
4B 水排出マニフォルド孔
4B’ 水排出マニフォルド
5A 酸化剤ガス供給マニフォルド孔
5A’ 酸化剤ガス供給マニフォルド
5B 酸化剤ガス排出マニフォルド孔
5B’ 酸化剤ガス排出マニフォルド
6 ガスケット
6a 内縁部
6b 肉付け部
7 ガス拡散電極
7a 角部
8 Oリング
8a Oリング収容溝
9 冷却水流路
10 酸化剤ガス流路
11 燃料ガス流路
12 高分子電解質膜
13 カソード触媒層
14 アノード触媒層
15 高分子電解質膜−電極接合体(MEA)
16 塑性体
16a 拡幅部
17 弾性体
17a 弾性体収納孔
17b 拡幅部
18 セル
19 MEA−ガスケット接合体
106 ガスケット
107 ガス拡散電極
109 間隙
110 間隙閉塞部

Claims (10)

  1. 高分子電解質膜、該高分子電解質膜を挟む一対の触媒層、及び該一対の触媒層の外面に前記高分子電解質膜の周縁より内方に位置するように配設された一対のガス拡散電極を有するMEA、並びに前記MEAの両面の周縁部に前記一対のガス拡散電極との間に間隙を有して配設された一対のガスケットを備えたMEA−ガスケット接合体と、該MEA−ガスケット接合体を挟むように配設され内面に電池反応用ガスの溝状の流路が前記ガスケット、前記間隙、前記ガス拡散電極、前記間隙、及び前記ガスケットの上を順次通るように形成された一対の導電性セパレータとを備え、
    前記間隙の一部が閉塞手段によって閉塞されている、高分子電解質型燃料電池。
  2. 前記閉塞手段が、前記ガスケットの内縁と前記ガス拡散電極の外縁とを部分的に接させることである、請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池。
  3. 前記閉塞手段が、前記ガスケットの内縁部と前記ガス拡散電極の外縁部とを部分的に重ね、かつ前記導電性セパレータが前記MEA−ガスケット接合体の外面に当接させることによって、前記ガス拡散電極の前記重ねられた部分を潰し、前記ガスケットの内縁と前記ガス拡散電極の外縁とが部分的に接するようにすることである、請求項2に記載の高分子電解質型燃料電池。
  4. 前記閉塞手段が、塑性変形した塑性体によって前記間隙の一部を閉塞することである、請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池。
  5. 前記塑性体が熱可塑性樹脂からなる、請求項4に記載の高分子電解質型燃料電池。
  6. 前記間隙に拡幅部が形成され、前記拡幅部に置かれた前記塑性体が塑性変形することによって前記間隙の拡幅部を埋め、それによって前記間隙が閉塞されている、請求項5に記載の高分子電解質型燃料電池。
  7. 前記閉塞手段が、弾性変形した弾性体によって前記間隙の一部を閉塞することである、請求項1に記載の高分子電解質型燃料電池。
  8. 前記間隙に拡幅部が形成され、前記導電性セパレータの内面の前記拡幅部に対応する位置に弾性体収容孔が配設され、該弾性体収容孔に前記弾性体が嵌め込まれ、前記導電性セパレータの内面が前記MEA−ガスケット接合体の外面に当接することによって前記弾性体が前記間隙の拡幅部に嵌合し、それによって前記間隙が閉塞されている、請求項7に記載の高分子電解質型燃料電池。
  9. 高分子電解質膜、該高分子電解質膜を挟む一対の触媒層、及び該一対の触媒層の外面に前記高分子電解質膜の周縁より内方に位置するように配設された一対のガス拡散電極を有するMEA、並びに前記MEAの両面の周縁部に前記一対のガス拡散電極との間に間隙を有して配設された一対のガスケットを備えたMEA−ガスケット接合体と、該MEA−ガスケット接合体を挟むように配設され内面に電池反応用ガスの溝状の流路が前記ガスケット、前記間隙、前記ガス拡散電極、前記間隙、及び前記ガスケットの上を順次通るように形成された一対の導電性セパレータとを備え、
    前記間隙が波状に折れ曲がっている、高分子電解質型燃料電池。
  10. 前記間隙が矩形波状、三角波状、その他直線以外の形状に折れ曲がっている、請求項9に記載の高分子電解質型燃料電池。
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