JP4995573B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、ポータブル電源、電気自動車用電源、家庭内コージェネレーションシステムなどに使用する燃料電池、特に高分子電解質膜を用いた燃料電池に関する。
従来の燃料電池として高分子電解質型燃料電池がある。この高分子電解質型燃料電池では、高分子電解質膜を挟んで触媒反応層とガス拡散層とからなるアノード及びカソードが形成されており、アノード及びカソードにそれぞれ、水素を含有する燃料ガスと空気など酸素を含有する酸化剤ガス(以下、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応ガスと総称する場合がある)とが供給される。そして、アノードにおいて、電極反応により燃料ガス中の水素原子から電子が開放されて水素イオンが生成されるとともに、この電子が外部回路(負荷)を通じてカソードに到達する。一方、水素イオンは高分子電解質膜を通過してカソードに到達する。そして、カソードにおいて、水素イオンと電子と酸化剤ガス中の酸素とが結合して水が生成される。そして、この反応の際に電力と熱とが同時に発生する。
ここで、従来の燃料電池においては、水素イオンを選択的に輸送する高分子電解質膜の両面に、白金などの触媒能を有する金属を担持させたカーボン粉末を主成分とする触媒反応層を形成した後、この触媒反応層の外側に燃料ガスの通気性と電子伝導性を併せ持つガス拡散層を形成したものが使用される。これを電極電解質膜接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)と呼ぶ。
次に、従来の燃料電池においては、図16に示すように、供給する燃料ガス及び酸化剤ガスが外に漏れ出したり、それぞれのガスが互いに混合したりしないように、MEA4のガス拡散層5及び触媒層6を囲むようにして高分子電解質膜7の周縁部に当接するガスケット40を配設し、さらに、隣接したMEA4を互いに電気的に直列に接続するための導電性のセパレータ41を配設したものが用いられる。MEA4とガスケット40とセパレータ41とで構成されたものをセルと呼ぶ。
セパレータ41とMEA4のガス拡散層5とが接触する部分には、アノード及びカソードに反応ガスを供給し、生成ガスや余剰ガスを運び去るためのガス流路3が形成されている。ガス流路3はセパレータ41と別に設けることもできるが、セパレータ41の表面に溝を形成し、この溝とガス拡散層5とによって形成される流路溝をガス流路3とする方式が一般的である。
また、従来の燃料電池においては、前記高分子電解質膜7の機械的強度が弱いため、図17に示すように、高分子電解質膜7の周縁部を保護膜10で補強する方法も採用されている(特許文献1、特許文献2参照)。
上記のような燃料電池では、MEA4がセパレータ41によって均一に加圧されている必要がある。MEA4がセパレータ41によって均一に加圧されていない場合には、MEA4がセパレータ41によって強く加圧される部分と、弱く加圧される部分とが生じる。
ここで、MEA4がセパレータ41によって強く加圧される部分においては、前述したように固体電解質膜7は機械的強度が弱いため、局所的な圧力の集中により固体電解質膜7にピンホールが生じる原因となる。
一方、MEA4がセパレータ41によって弱く加圧される部分においては、ガス拡散層5とセパレータ41とが十分に接触せず、全体としてガス拡散層5とセパレータ41との接触面積が減少するため、発電電圧が低下してしまう。
さらに、MEA4がセパレータ41によって弱く加圧される部分においては、セパレータ41とガス拡散層5との間に隙間が生じることがある。そして、図18に示すように、反応ガス供給マニホールド孔2aから供給された反応ガスが反応ガス排出マニホールド孔2bに至る過程において、この隙間を通り抜けやすくなり(図18中のBで示した部分)、ガス流路3の一部に反応ガスの供給が不足する部分が生じる(図18中のAで示した部分)。反応ガスの供給が不足する部分では、電極反応の分極が増大するため、電池性能が低下する。
また、一般的な固体高分子電解質膜7は、湿潤状態で高いイオン伝導性を示すため、セパレータ41に形成されたガス流路3に供給される反応ガスは加湿された状態となっている。さらに電極反応による生成水が加わるため、ガス流路3の中は結露水が発生しやすい環境となっている。この結露水がガス流路3を閉塞することを防ぐため、従来の燃料電池におけるガス流路3は、結露水を除去するのに十分な圧力で反応ガスが供給されるよう設計がなされている。しかし、前述のようにガス流路3の反応ガスの供給が不足する部分では、結露水を除去する能力が低下し、電池性能が低下することになる。
そこで、上記のような燃料電池では、ガス拡散層5がセパレータ41によって均一に加圧されるようにするため、セパレータ41とガス拡散層5との接触面が均一となるように、ガス拡散層5と接触するセパレータ41の表面高さを均一にすることが一般的であった。
特開平5−242897号公報 特開2004−47230号公報
しかしながら、上記のような従来の燃料電池においては、セパレータとガス拡散層とが十分均一に接触していなかった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、セパレータとガス拡散層とが十分均一に接触した燃料電池を提供することを目的としている。
本件発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、ガス拡散層の製造時において、ガス拡散層の外面の周縁部に隆起部が形成されることが原因であることを突き止めた。すなわち、ガス拡散層を製造する場合には、面積の大きい原反から目的とする寸法にガス拡散層を切断加工する方法が一般的に用いられる。しかし、切断加工時にガス拡散層の切断端部に隆起部が形成されるため、ガス拡散層は均一な厚みとはならない。加工時の厚みの変化は、ガス拡散層の寸法や材質などにより多少の違いがあるが、例えば、実際にカーボンクロス(東レ株式会社製:CO6645B)を切断加工し、その厚みを測定した結果、ガス拡散層の切断端部より1mm内側までの周縁部において、他の部分よりも厚みが5%〜10%増大していた。また、図17に示すように、高分子電解質膜の周縁部を保護膜で補強した場合には、ガス拡散層の外面の周縁部に形成される隆起部が大きくなり、周縁部の厚みがさらに増大する。
従って、本件発明者らは、従来のようにガス拡散層と接触するセパレータの表面高さを均一にしても、ガス拡散層の外面の周縁部に隆起部が形成されている場合においては、セパレータとガス拡散層との接触面を均一にすることができないことを見いだした。
そして、上記のような周縁部の厚くなったガス拡散層を用いて燃料電池を製造すると、10,000時間を超えるような長期間、燃料電池を作動させた場合に、高分子電解質膜の劣化が促進されることが明らかになった。これは、ガス拡散層の周縁部が高分子電解質膜を局所的に押圧することが原因であると推測される。
そこで、本発明の燃料電池は、高分子電解質膜と該高分子電解質膜の周縁部を除いて該高分子電解質膜を挟むように設けられた一対のガス拡散層とを有するMEAと、該MEAを挟むように配設され、全体として板状に形成され、導電性を有するセパレート部及び該セパレート部に比べて弾性的なシール部を有し、少なくとも前記セパレート部が前記ガス拡散層に当接し、かつ前記シール部が前記ガス拡散層を囲むようにして前記高分子電解質膜の周縁部に当接する一対の自己シールセパレータと、を有するセルを有し、1以上の前記セルが積層されてなる燃料電池において、前記自己シールセパレータに前記ガス拡散層の外面の周縁部に形成された隆起部を収容する低部が形成され、該低部に前記シール部が配設されている。
このような構成とすると、ガス拡散層の外面の周縁部に形成された隆起部が前記低部に収容されるため、自己シールセパレータのセパレート部とガス拡散層とを十分均一に接触させることができる。また、前記低部にシール部が配設されているので、シール部とセパレート部との位置決めが簡単になり、燃料電池の組立が容易になる。
前記低部が前記自己シールセパレータの内面に形成され前記隆起部を収容する溝を有し、かつ該溝に前記シール部が配設されていてもよい。
前記低部が前記自己シールセパレータの内面に前記隆起部を収容可能なように他の部分より低く形成された段部を有し、かつ該段部に前記シール部が配設されていてもよい。
前記低部が前記自己シールセパレータの内面に形成された溝を有し、該溝に前記シール部が配設され、該シール部が前記MEAの高分子電解質膜の周縁部に当接する凸部と該溝の該凸部が形成されていない領域の底面に膜状に形成され弾性変形して前記隆起部を収容する弾性膜部とを有していてもよい。
また、本発明の燃料電池は、高分子電解質膜と該高分子電解質膜の周縁部を除いて該高分子電解質膜を挟むように設けられた一対のガス拡散層とを有するMEAと、該MEAを挟むように配設され、全体として板状に形成され、導電性を有するセパレート部及び該セパレート部に比べて弾性的なシール部を有し、少なくとも前記セパレート部が前記ガス拡散層に当接し、かつ前記シール部が前記ガス拡散層を囲むようにして前記高分子電解質膜の周縁部に当接する一対の自己シールセパレータと、を有するセルを有し、1以上の前記セルが積層されてなる燃料電池において、前記自己シールセパレータに前記ガス拡散層の外面の周縁部に形成された隆起部を収容する低部が形成され、該低部が、前記自己シールセパレータの内面に形成された溝と、該溝の開口部に架け渡された弾性膜とを備える。
また、本発明の燃料電池は、高分子電解質膜と該高分子電解質膜の周縁部を除いて該高分子電解質膜を挟むように設けられた一対のガス拡散層とを有するMEAと、該MEAを挟むように配設され、全体として板状に形成され、導電性を有するセパレート部及び該セパレート部に比べて弾性的なシール部を有し、少なくとも前記セパレート部が前記ガス拡散層に当接し、かつ前記シール部が前記ガス拡散層を囲むようにして前記高分子電解質膜の周縁部に当接する一対の自己シールセパレータと、を有するセルを有し、1以上の前記セルが積層されてなる燃料電池において、前記自己シールセパレータに前記ガス拡散層の外面の周縁部に形成された隆起部を収容する隆起部収容部が形成され、該隆起部収容部が、前記自己シールセパレータの内面に形成された貫通孔と、該貫通孔に充填され弾性変形して前記隆起部を収容する弾性充填部材を備える。
また、本発明の燃料電池は、高分子電解質膜と該高分子電解質膜の周縁部を除いて該高分子電解質膜を挟むように設けられた一対のガス拡散層とを有するMEAと、該MEAを挟むように配設され、全体として板状に形成され、導電性を有するセパレート部及び該セパレート部に比べて弾性的なシール部を有し、少なくとも前記セパレート部が前記ガス拡散層に当接し、かつ前記シール部が前記ガス拡散層を囲むようにして前記高分子電解質膜の周縁部に当接する一対の自己シールセパレータと、を有するセルを有し、1以上の前記セルが積層されてなる燃料電池において、前記自己シールセパレータに前記ガス拡散層の外面の周縁部に形成された隆起部を収容する隆起部収容部が形成され、前記自己シールセパレータの、前記ガス拡散層の前記隆起部が形成された部分より内方の部分に当接する第1の部分及び該第1の部分以外の第2の部分がそれぞれ前記セパレート部及び前記シール部で構成され、該シール部が弾性変形して前記隆起部を収容するようにして、前記隆起部収容部を構成している。
このような構成とすると、燃料電池に用いられる部品の加工の手間を省くことができるため、燃料電池の生産性を向上させることができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明は、上述のような構成を有しており、燃料電池において、自己シールセパレータのセパレート部とガス拡散層とを十分に接触させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。図2は、本発明の第1実施形態の燃料電池に用いるセルの構成を示す部分断面図であって、セパレータを図1に示すII-II線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。図3は、本発明の第1実施形態の燃料電池の構成を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の燃料電池は、自己シールセパレータ1を備えている。自己シールセパレータ1は、セパレート部41と、このセパレート部41に形成されたシール部40とを有している。セパレート部41は、いわゆるセパレータに相当し、ここでは、矩形の板状に形成されている。そして、セパレート部41の一方の主面(以下、内面という)に、通常のシール部材(ここではガスケット)が配設されてシール部40が形成されている。このように、本発明においては、シール部材を備えたセパレータ、すなわち、セパレータとセパレータに配設されたシール部材とを総称して自己シールセパレータ1と呼び、セパレータに相当する部分をセパレート部41と呼び、シール部材に相当する部分をシール部40と呼ぶ。
自己シールセパレータ1は、後述するセル102毎に一対配設されている。まず、一方の自己シールセパレータ1について説明する。
一方の自己シールセパレータ1のセパレート部41は、剛性を有する導電性の板材で製造することができる。例えば、セパレート部41は、グラッシーカーボン製の板の表面に切削加工で後述するガス流路3を形成する方法により製造することができる。また、セパレート部41は、天然黒鉛や人造黒鉛などの導電性炭素材料に、熱可塑性樹脂(ポリエチレン、ポリビニルアルコールなど)又は熱硬化性樹脂(フェノール樹脂、エポキシ樹脂など)をバインダーとして添加したものを、当該樹脂(熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂)が黒鉛化しない温度で、加熱圧縮成形、トランスファー成形または射出成形して製造することもできる。さらに、セパレート部41は、金属製の板(ステンレス鋼、金メッキした銅、鉄など)をプレス加工して製造することもできる。このセパレート部41の周縁部には、2種類の反応ガス(燃料ガス及び酸化剤ガス)をそれぞれ供給及び排出する二対のマニホールド孔2が、該セパレート部41を厚み方向に貫通するように形成されている。そして、一方の対のマニホールド孔2を接続するように一方の種類の反応ガスの流路(以下、ガス流路という)3が形成されている。ガス流路3の大部分は、セパレート部41の内面の周縁部を除く所定の領域(以下、流路形成領域という)103に形成されている。この流路形成領域103は、後述するように、自己シールセパレータ1がセル102に組み込まれたときに、MEA4のガス拡散層5の隆起部51を除く部分が当接する領域である。ガス流路3は、セパレート部41の内面に形成された溝で構成され、多数の分流路を有するように形成されている。
そして、流路形成領域103を囲むように隆起部収容部11が形成されている。隆起部収容部11は、セパレート部41の内面に形成された低部としての溝で構成されている。本発明において、低部とは、溝(第2、第3、第5、及び第7実施形態)、及び低位段部(第6実施形態)を含む概念である。隆起部収容部11は、後述するように、自己シールセパレータ1がセル102に組み込まれたとき、MEA4のガス拡散層5の隆起部51が位置する領域である。隆起部51は、ガス拡散層5の周縁部に環状に形成されている。そして、隆起部収容部11は、セパレート部41の流路形成領域103がガス拡散層5の隆起部51を除く領域に当接した状態で、隆起部51を収容可能な幅及び深さを有するように形成されている。隆起部収容部11は、ガス流路3より浅く形成されているので、流路形成領域103とマニホールド孔2との間に形成されたガス流路3によって切断されている(ガス流路3上には隆起部収容部11が形成されていない)。隆起部収容部11は、セパレート部41の一領域として成形加工や射出成形加工などにより形成される。また、隆起部収容部11は、セパレート部41を作成後、これを切削加工することにより形成される。隆起部収容部11の溝の深さは、ガス拡散層の材質や寸法、加工精度などにより最適な設計を行う必要があるが、次式で求められる値以上であればよい。
溝の深さ=(t−t×β)×α
ここで、図2に示すように、tはガス拡散層5の隆起部51の厚み、tはガス拡散層5の隆起部51以外の部分の厚みである。また、βはガス拡散層5の締結時の圧縮率(セルスタックに組み立てられた状態における圧縮率)、αはセパレート部41やガス拡散層5の公差から決定される係数(安全係数)である。
そして、この隆起部収容部11と二対のマニホールド孔2を囲むように、シール部40が形成されている。シール部40は、他方の対の各マニホールド孔に関しては、これを囲むように形成されている。シール部40は、自己シールセパレータ1がセル2に組み込まれた状態でMEA4の高分子電解質膜7の周縁部に当接可能な高さに形成されている。シール部40は、ここでは、セパレート部41より大きな弾性を有する材料からなるシール部材がセパレート部41の内面に形成された溝(図示せず)に嵌挿されるようにして形成されている。シール部40を構成するシール材料としては、本発明の作用効果を得られるものであれば特に限定されないが、例えば、フッ素ゴム、シリコンゴム、天然ゴム、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、ブチルゴム、塩化ブチルゴム、臭化ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニルゴム、アクリルゴム、ポリイソプロピレンポリマー、パーフルオロカーボン、熱可塑性エラストマー(ポリスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマーなど)、ラテックス(イソプレンゴム、ブタジエンゴムなど)を用いた接着剤、液状の接着剤(ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、シリコンゴム、フッ素ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムなどを用いた接着剤)などを好ましく挙げることができる。なお、上述のシール材料は、単体で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよく、2種類以上を複合して用いてシール部40を構成してもよい。
また、上述したシール材料の他に、難燃剤や可塑剤などの添加剤をさらに適宜配合してシール部40を構成し、難燃性の向上、可塑性の向上などの目的とする機能の向上を図ってもよい。
上記難燃剤としては、本発明の作用効果を得られるものであれば特に限定されないが、例えば、塩素化パラフィン、パークロロシクロデカン、クロレンド酸、フォスフェートエステル、フォスフォネート、フォスフォリネン、塩素化フォスフェートエステル、塩素化ジフォスフェート、臭素化フォスフェートエステル、テトラブロモ無水フタル酸、ポリジブロモフェニレンオキサイド、ポリテトラブロモスチレン、ヘキサブロモシクロドデカン、メラミンリン酸塩ジメラミンフォスフェート、ポリリン酸アンモニウムなどを好ましく挙げることができる。
上記可塑剤としては、本発明の作用効果を得られるものであれば特に限定されないが、例えば、フタル酸エステル、ジオクチルアジペート、ジイソノニルアジペート、トリメリット酸エステル、ピロメリット酸エステル、ビフェニルテトラカルボン酸エステルなどを好ましく挙げることができる。
次に、他方の自己シールセパレータ1について説明する。この他方の自己シールセパレータ1では、他方の対のマニホールド孔2を結ぶように他方の種類の反応ガスのガス流路3が形成されている。そして、シール部40は、他方の対の各マニホールド孔ではなく、一方の対の各マニホールド孔2を囲むよう形成されている。これ以外の点は、一方の自己シールセパレータ1と同様である。
そして、この一対の自己シールセパレータ1の流路形成領域103が形成された面(内面)でMEA4を挟むようにして、セル102が形成されている。MEA4は周知のもので構成され、背景技術の欄でも説明したので、その詳細な説明は省略する。MEA4は、高分子電解質膜7の周縁部を除く部分の各面にそれぞれ触媒層6及びガス拡散層5が積層されて構成されている。そして、ガス拡散層5の周縁部に、加工方法に起因する隆起部51が形成されている。ガス拡散層5は通気性と電子伝導性とを有する材料で構成されている。このような材料として、織布(例えばカーボンクロス)、不織布、紙、パンチングメタル、スチールウール、及びパンチングメタルとスチールウールとを組み合わせたものなどが挙げられる。また、ガス拡散層5は、弾性を有する材料で構成することが好ましい。
セル102では、MEA4のガス拡散層5の隆起部51を除く部分と自己シールセパレータ1の流路形成領域103とが当接している。これにより、ガス流路3を流れる反応ガスが電極(ガス拡散層5及び触媒層6)に供給される。また、ガス拡散層5の隆起部51が自己シールセパレータ1の隆起部収容部11に収容されている。そして、自己シールセパレータ1のシール部40の先端がMEA4の高分子電解質膜7の周縁部に当接している。これにより、反応ガスが外部にリークしたり、2種類の反応ガスが混ざったりすることが防止される。
そして、図3に示すように、このセル102が厚み方向に所定数積層され、このセル102の積層体の各端に集電板8、絶縁板(図示せず)、及び端板9がそれぞれ配置され、かつ各セル102、集電板8、絶縁板、及び端板9に形成されたボルト挿通孔(図示せず)に締結ボルト(図示せず)が挿通されてこれをナットで締結することによってセルスタック101が形成されている。この締結ボルトによる締結力は所定値に設定されている。このセルスタック101においては、各自己シールセパレータ1の各マニホールド孔2が繋がって、各マニホールドが形成されている。これにより、セルスタック101の外部から各反応ガスの供給側のマニホールドに各反応ガスがそれぞれ供給され、この供給された各反応ガスがセル102のガス流路3を通って、各反応ガスの排出側のマニホールドからセルスタック101の外部に排出される。そして、その過程で、各セル102の各電極に各反応ガスがそれぞれ供給され、そこで化学反応を生じて、電気及び熱が発生する。そして、この化学反応に寄与しなかった余剰の反応ガスが排出側のマニホールドに流出する。
次に、以上のように構成された燃料電池の作用効果について説明する。
本実施の形態の燃料電池では、自己シールセパレータ1の内面に隆起部収容部11が形成され、この隆起部収容部11にMEA4のガス拡散層5の隆起部51が収容されているので、この隆起部51に自己シールセパレータ1からの圧力が加わらない。従って、自己シールセパレータ1のセパレート部41とMEA4のガス拡散層5とを十分均一に接触させることができる。その結果、燃料電池の電池性能を向上させ、かつ寿命を延ばすことができる。
[変形例]
隆起部収容部11として上述の溝に代えて、貫通孔をセパレート部41に形成してもよい。このような構成としても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。図5は、本発明の第2実施形態の燃料電池に用いるセルの構成を示す部分断面図であって、セパレータを図4に示すV-V線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。図4及び図5において、図1及び図2と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図4及び図5に示すように、本実施形態では、第1実施形態の隆起部収容部11を構成する溝に相当する溝(低部)11aとこの溝11aを埋めるように形成された弾性充填体12とが隆起部収容部11を構成している。弾性充填体12の表面には、MEA4のガス拡散層5の隆起部51を丁度収容可能な形状、つまり隆起部51の外面形状に対応する内面形状を有する凹部12aが形成されている。これ以外の点は第1実施形態と同様である。
詳しく説明すると、本実施形態の隆起部収容部11は、例えば、自己シールセパレータ1のセパレート部41の内面に溝11aを形成した後、該溝11aに弾性材料を充填して弾性充填体12を形成し、かつその際に該弾性充填体12の表面形状を、型などを用いて、MEA4のガス拡散層5の隆起部51の外面形状に略対応する形状に形成することにより、形成される。この場合、凹部12aは、その深さが、ガス拡散層5の隆起部51の他の部分からの突出高さより若干小さくなるように形成することが好ましい。このようにすると、セル102において、弾性充填体12に隆起部51が当接し、該隆起部51に押圧されて弾性充填体12が弾性的に収縮し、それにより、その表面に、隆起部51に丁度対応する形状の凹部12aが形成される。
弾性充填体12は、フッ素ゴム、シリコンゴム、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)などのゴム材料、樹脂材料や接着剤のような液状材料などで構成されるが、ガス拡散層5の隆起部51により押圧されて窪む材料であれば特に限定されない。
次に、以上のように構成された燃料電池の作用効果について説明する。
本実施形態の燃料電池では、セル102が組み立てられた状態、すなわち、自己シールセパレータ1の内面とMEA4のガス拡散層5とが当接した状態で、隆起部収容部11の弾性充填体12の表面にガス拡散層5の隆起部51が当接して、該弾性充填体12の表面に、隆起部51に丁度対応する形状の凹部12aが形成される。これにより、弾性充填体12とガス拡散層5の隆起部51とが隙間なく接触するので、反応ガスが通気性を有するガス拡散層5の隆起部51から溝11aに漏れ出すのを防止することができる。
[変形例]
弾性充填体12は、自己シールセパレータ1とMEA4のガス拡散層5とを当接させた後、溝11aに液状の弾性材料を流し込んで硬化させることによって形成してもよい。このような構成としても上述の構成と同様の効果を得ることができる。
また、弾性充填体12を十分柔軟な材料で構成し、凹部12aを予め形成しないようにしてもよい。つまり、溝11aを完全に埋めかつその表面が平坦になるように弾性充填体12を形成してもよい。この場合、セル102において、弾性充填体12の平坦な表面に隆起部51が当接し、それにより、その平坦な表面が窪んで、弾性充填体12に隆起部51に丁度対応する形状の凹部が形成され、該凹部に隆起部51が収容される。このように、本発明の燃料電池の隆起部収容部11は、セル102に組み立てた状態でガス拡散層5の隆起部51を収容するものであればよい。このような構成としても上述の構成と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図である。図6において、図5と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態では、自己シールセパレータ1の隆起部収容部11は、第2実施形態の溝(低部)11aと、この溝11aの開口部に架け渡すように形成された弾性膜13とによって構成されている。弾性膜13は、フッ素ゴム、シリコンゴム、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)などのゴム材料で構成されるが、ガス拡散層5の隆起部51により押圧されて撓む材料であれば特に限定されない。これ以外の点は第2実施形態と同様である。
次に、以上のように構成された燃料電池の作用効果について説明する。
本実施形態では、自己シールセパレータ1の隆起部収容部11が、溝11aの開口部に弾性膜13が架け渡すように形成されて構成されている。この弾性膜13はフリーな状態では平板状であるが、セル102が組み立てられた状態、すなわち、自己シールセパレータ1の内面とMEA4のガス拡散層5とが当接した状態では、ガス拡散層5の隆起部51が当接して、該弾性膜13が該隆起部51の外面に沿うように変形する。これにより、弾性膜13の外面側に隆起部51に丁度対応する形状の凹部13aが形成され、この凹部13aに該隆起部51が収容される。これにより、弾性膜13とガス拡散層5の隆起部51とが隙間なく接触するので、反応ガスが通気性を有するガス拡散層5の隆起部51から溝11aに漏れ出すのを防止することができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図である。図7において、図5と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態では、第2実施形態の溝11aに代えて、該溝11aと同じ平面形状を有し自己シールセパレータ1のセパレート部41を厚み方向に貫通する貫通孔14が形成され、該貫通孔14を埋めるように弾性充填体12が形成され、この貫通孔14とこの弾性充填体12とが隆起部収容部11を構成している。弾性充填体12の表面には、第2実施形態と同様の凹部12aが形成されている。これ以外の点は第2実施形態と同様である。
次に、以上のように構成された燃料電池の作用効果について説明する。
本実施形態の燃料電池では、セル102が組み立てられた状態で、隆起部収容部11の弾性充填体12の表面にガス拡散層5の隆起部51が当接して、該弾性充填体12の表面に、隆起部51に丁度対応する形状の凹部12aが形成される。これにより、弾性充填体12とガス拡散層5の隆起部51とが隙間なく接触するので、反応ガスが通気性を有するガス拡散層5の隆起部51から溝11aに漏れ出すのを防止することができる。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。図9は、本発明の第5実施形態の燃料電池に用いるセルの構成を示す部分断面図であって、セパレータを図8に示すIX-IX線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。図8及び図9において図1及び図2と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図8及び図9に示すように、本実施形態では、自己シールセパレータ1の隆起部収容部11は、セパレート部41の内面に形成された溝で構成され、この溝が第1実施形態におけるシール部41の形成領域を含むように幅広く形成されている。そして、この溝(低部)内にシール部40が形成されている。この溝のシール部40が形成された領域を除く領域は、セパレート部41の流路形成領域103がガス拡散層5の隆起部51を除く領域に当接した状態で、隆起部51を収容可能な幅及び深さを有するように形成されている。これ以外の点は第1実施形態と同様である。
次に、以上のように構成された燃料電池の作用効果を説明する。
本実施形態の燃料電池では、隆起部収容部11が、隆起部51とシール部40とを収容可能な幅を有するように形成されているので、シール部40を隆起部収容部11の外周側の内側面に沿って配設することができる。その結果、シール部40とセパレート部41との位置決めが簡単になるので、燃料電池の組立が容易になる。
(第6実施形態)
図10は、本発明の第6実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。図11は、本発明の第6実施形態の燃料電池に用いるセルの構成を示す部分断面図であって、セパレータを図10に示すXI-XI線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。図10及び図11において図1及び図2と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図10及び図11に示すように、本実施形態では、自己シールセパレータ1の隆起部収容部11は、セパレート部41の内面に流路形成領域103を囲みかつ該流路形成領域103(正確には反応ガス流路3が形成されていない部分)より一段低くなるように形成された低位段部(低部)で構成されている。そして、この低位段部にシール部40が形成されている。この低位段部の流路形成領域103との段差は、第1実施形態における隆起部収容部11の溝の深さと同様にして決定される。また、この低位段部のシール部40より内側の領域は、セパレート部41の流路形成領域103がガス拡散層5の隆起部51を除く領域に当接した状態で、隆起部51を収容可能な幅を有するように形成されている。これ以外の点は第1実施形態と同様である。
以上のような構成としても、第1実施形態の燃料電池と同様の効果を奏する。
(第7実施形態)
図12は、本発明の第7実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。図13は、本発明の第7実施形態の燃料電池に用いるセルの構成を示す部分断面図であって、セパレータを図12に示すXIII-XIII線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。図12及び図13において図8及び図9と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図12及び図13に示すように、本実施形態は、第5実施形態を変形したものであり、本実施形態では、第5実施形態における溝(低部)11aの全領域に渡ってシール部40が形成されている。本実施形態におけるシール部40は、第5実施形態におけるシール部40に相当する凸部(セル102が組み立てられた状態においてMEA4の高分子電解質膜7に当接する部分)40aと、溝11aの凸部40aが形成されていない領域の底面に膜状に形成された弾性膜部40bとで構成されている。弾性膜部40bは、凸部40aと同じ弾性材料で構成されかつ該凸部40aと一体的に形成されている。この弾性膜部40bは所定の厚みを有するように形成されている。この所定の厚みは、例えば、セル102の組み立て時にMEA4のガス拡散層5の隆起部51がその表面に当接したとき、該隆起部51を収容するように該弾性膜部40bが十分窪むことが可能な厚みに決定される。この所定の厚みは実験などによって決定される。また、本実施形態における溝11aは、第5実施形態における溝11aに比べて、弾性膜部40bの厚みの分だけ深く形成される。そして、本実施形態における隆起部収容部11は、溝11aと弾性膜部40bとから構成される。
次に、以上のように構成された燃料電池の作用効果について説明する。
本実施形態の燃料電池では、自己シールセパレータ1の隆起部収容部11において、溝11a内に凸部40aと弾性膜部40bとからなるシール部40が形成され、弾性膜部40bが、溝11a内の凸部40aが形成されていない領域の底面に延在し、その弾性膜部40bにガス拡散層5の隆起部51が当接するので、隆起部51から反応ガスが漏れ出すのを低減することができる。
(第8実施形態)
図14は、本発明の第8実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。図15は、本発明の第8実施形態の燃料電池に用いるセルの構成を示す部分断面図であって、セパレータを図14に示すXV-XV線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。図14及び図15において図4及び図5と同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態は、第2実施形態を変形したものである。第2実施形態では、自己シールセパレータ1は、セルスタック101において隣接するMEA4同士を離隔する役割を果たす板状の部分(通常のセパレータに相当する部分、以下、板部という)と、この板部の内面から突出してMEA4の周縁部に当接し、それによって反応ガスの漏えいを防止する役割を果たす凸状の部分(以下、凸部という)とで構成されている。そして、全ての板部がセパレート部41で構成され、凸部のみがシール部40で構成されている。これに対し、本実施形態では、図14及び図15に示すように、自己シールセパレータ1は、この板部のうち、流路形成領域103を有する部分(第1の部分)のみが実質的にセパレート部41で構成され、残りの部分(第2の部分)、すなわち、流路形成領域103を有する部分を囲む板部の周縁部分(以下、板周縁部という)がシール部40で構成されている。従って、本実施形態では、シール部40は、この板周縁部40cとこの板周縁部40cの内面から突出するように形成された凸部40aとで構成され、これらが一体的に形成されている。また、板周縁部40cにマニホールド孔2と、ガス流路3の、マニホールド孔2とガス流路3の流路形成領域103に形成された部分とを結ぶ部分3aと、が形成されている。そして、板周縁部40cの内面に、第2実施形態の弾性充填体12の凹部12aと同様の位置及び形状を有するように凹部40dが形成され、この凹部40dにガス拡散層5の隆起部51が収容されている。従って、本実施形態では、シール部40(より詳細には、板周縁部40c)が隆起部収容部11を構成している。シール部40とセパレート部41とは、例えば、二色成形加工により一体として形成される。これ以外の点は第2実施形態と同様である。
次に、以上のように構成された燃料電池の作用効果について説明する。
本実施形態の燃料電池では、セル102が組み立てられた状態、すなわち、自己シールセパレータ1の内面とMEA4のガス拡散層5とが当接した状態で、板周縁部40cの凹部40dの内面がガス拡散層5の隆起部51に押圧されて若干窪み、それにより凹部40dが隆起部51に丁度対応する形状を有するものとなる。これにより、板周縁部40cとガス拡散層5の隆起部51とが隙間なく接触するので、反応ガスが通気性を有するガス拡散層5の隆起部51から溝11aに漏れ出すのを防止することができる。また、互いに異なる材料で構成されるセパレート部41とシール部40とを有する自己シールセパレータ1を、例えば二色成形で簡単に一体的に作成することができるので燃料電池に用いられる部品の加工の手間を省くことができ、燃料電池の生産性を向上させることができる。
[変形例]
本実施の形態においても第2実施形態の変形例と同様の変形例を構成することができる。具体的には、シール部40を十分柔軟な材料で構成し、凹部40dを予め形成しないようにしてもよい。つまり、シール部40の板周縁部40cを、凸部40aが形成された部分を除いて、平坦な表面を有するように形成してもよい。この場合、セル102において、板周縁部40cの平坦な表面に隆起部51が当接し、それにより、その平坦な表面が窪んで、板周縁部40cに隆起部51に丁度対応する形状の凹部40dが形成され、該凹部40dに隆起部51が収容される。このような構成としても上述の構成と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態において、ガス拡散層5の外面の周縁部に形成される隆起部51は、ガス拡散層5の切断時において形成される場合だけでなく、切断時においては隆起部のないガス拡散層5を有するMEA4がセルスタック101に組み立てられる際に、その圧力によって形成される場合も含む。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の燃料電池は、セパレータとガス拡散層とが十分均一に接触した燃料電池として有用である。
図1は本発明の第1実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。 図2は本発明の第1実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図であって、セパレータを図1に示すII-II線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。 図3は本発明の第1実施形態の燃料電池の構成を示す分解斜視図である。 図4は本発明の第2実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。 図5は本発明の第2実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図であって、セパレータを図4に示すV-V線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。 図6は本発明の第3実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図である。 図7は本発明の第4実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図である。 図8は本発明の第5実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。 図9は本発明の第5実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図であって、セパレータを図8に示すIX-IX線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。 図10は本発明の第6実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。 図11は本発明の第6実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図であって、セパレータを図10に示すXI-XI線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である 図12は本発明の第7実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。 図13は本発明の第7実施形態の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図であって、セパレータを図12に示すXIII-XIII線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。 図14は本発明の第8実施形態の燃料電池に用いるセパレータの構成を示す平面図である。 図15は本発明の第8実施形態の燃料電池に用いるセルの構成を示す部分断面図であって、セパレータを図14に示すXV-XV線に沿って切断するようにして当該セルを切断した場合における断面図である。 図16は従来の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図である。 図17は従来の燃料電池に用いるセルを示す部分断面図である。 図18は従来の燃料電池内における反応ガスの流れを示す模式図である。
符号の説明
1 自己シールセパレータ
2 マニホールド孔
2a 反応ガス供給マニホールド孔
2b 反応ガス排出マニホールド孔
3 ガス流路
4 MEA
5 ガス拡散層
6 触媒層
7 高分子電解質膜
8 集電板
9 端板
10 保護膜
11 隆起部収容部(低部、溝、低位段部)
11a 溝
12 弾性充填体
12a 凹部
13 弾性膜
13a 凹部
14 貫通孔
40 シール部(ガスケット)
40a 凸部
40b 弾性膜部
40c 板周縁部
40d 凹部
41 セパレート部(セパレータ)
51 隆起部
101 セルスタック
102 セル
103 流路形成領域
A ガスが不足する領域
B 通り抜けた反応ガス

Claims (4)

  1. 高分子電解質膜と該高分子電解質膜の周縁部を除いて該高分子電解質膜を挟むように設けられた一対のガス拡散層とを有するMEAと、該MEAを挟むように配設され、全体として板状に形成され、導電性を有するセパレート部及び該セパレート部に比べて弾性的なシール部を有し、少なくとも前記セパレート部が前記ガス拡散層に当接し、かつ前記シール部が前記ガス拡散層を囲むようにして前記高分子電解質膜の周縁部に当接する一対の自己シールセパレータと、を有するセルを有し、1以上の前記セルが積層されてなる燃料電池において、
    前記自己シールセパレータに前記ガス拡散層の外面の周縁部に形成された隆起部を収容する低部が形成され、該低部に前記シール部が配設されている、燃料電池。
  2. 前記低部が前記自己シールセパレータの内面に形成され前記隆起部を収容する溝であり、かつ該溝に前記シール部が配設されている、請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記低部が前記自己シールセパレータの内面に前記隆起部を収容可能なように他の部分より低く形成された段部であり、かつ該段部に前記シール部が配設されている、請求項1記載の燃料電池。
  4. 前記低部が前記自己シールセパレータの内面に形成された溝であり、該溝に前記シール部が配設され、該シール部が前記MEAの高分子電解質膜の周縁部に当接する凸部と該溝の該凸部が形成されていない領域の底面に膜状に形成され弾性変形して前記隆起部を収容する弾性膜部とを有している、請求項1記載の燃料電池。
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