JP2011028907A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立が簡単且つ容易に行うことができる燃料電池を提供することにある。
【解決手段】燃料電池電極と、この燃料電池電極のアノード電極とカソード電極にそれぞれ接触させて配置された燃料ガス流通路および酸化剤ガス流通路を有するセパレータとを備えた単位電池を複数個積層して構成された燃料電池積層体を締付板により互いに近接する方向に一体的に締付けて構成される燃料電池において、単位電池は、燃料電池電極11、セパレータ15,20,22の外周部にセパレータの燃料ガス流通路および酸化剤ガス流通路にそれぞれ連通するマニホルド穴を有する枠部材12,16,21,22が配置され、この枠部材と燃料電池電極および前記セパレータの周縁部の全周との間に跨って配置された接着用シート13,17,23を接着剤14,19,18,26,24,25により、燃料電池電極11およびセパレータの15,20,22と枠部材12,16,21,22とにそれぞれ接着して一体化されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、組立が簡単且つ容易な構造を有する燃料電池に関する。
燃料電池は、電解質膜の両面に触媒層を配置し、その触媒層に燃料ガスと酸化剤ガスを供給して電気化学反応により発電する装置である。
例えば、一般的な固体高分子型燃料電池では、イオン交換膜で形成された固体高分子膜の両面に白金あるいは白金化合物等からなる触媒層と多孔質カーボンペーパー等で構成されたガス拡散層を配置した電極と、さらにその両面に配置されたガス供給用の流路を備えたガス不透過性のセパレータとを複数枚積層した構造の燃料電池積層体と、この燃料電池積層体の両端に配置され、燃料電池積層体における燃料と酸化剤の化学反応によって発生した電流を燃料電池積層体の外部に導通させるための集電板と、それぞれの積層部材を互いに近接する方向に締付けて保持する締付板が設置されている。
また、電極とセパレータとには、中央の電池反応部の外周側にそれぞれ燃料ガスと酸化剤ガスとを流通させるためのマニホルド穴が設けられ、それぞれの部材を積層した状態でマニホルド穴が連結され、燃料ガスマニホルドと酸化剤ガスマニホルドが形成される。
ところで、このような構成の燃料電池を製造する場合、電極部材またはセパレータ部材には比較的高価な材料を使用しているため、材料費を低減する目的で電極部材またはセパレータ部材は電池反応部にのみ使用し、電極部材またはセパレータ部材の外周のマニホルド部には比較的安価な樹脂材料を枠状に一体成型したり、厚さ方向に2分割された枠状の樹脂材料を両面から接合したりする方法が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特開2006−172752 特許第3594345号
しかしながら、電極部材またはセパレータ部材の外周部に安価な樹脂材料を使用しても、樹脂材料を電極部材またはセパレータ部材の外周に一体成型したり、複雑な形状の樹脂材料を成型した後に電極部材またはセパレータ部材の外周に接合したりする方法では、多大な手間と時間を要し、作業効率が悪いばかりでなく、経済的にも不利である。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的は組立が簡単且つ容易に行うことができる経済的に有利な燃料電池を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は電解質膜の両面にそれぞれアノード電極とカソード電極とが配置された燃料電池電極と、この燃料電池電極の前記アノード電極と前記カソード電極にそれぞれ接触させて配置された燃料ガス流通路および酸化剤ガス流通路を有するセパレータとを備えた単位電池を複数個積層して構成された燃料電池積層体と、この燃料電池積層体の両端に設置され締付け手段により前記燃料電池積層体を互いに近接する方向に締付けるための締付板とから構成される燃料電池において、前記単位電池は、前記燃料電池電極または前記セパレータの少なくとも一方の外周部に前記セパレータの燃料ガス流通路および酸化剤ガス流通路にそれぞれ連通するマニホルド穴を有する枠部材が配置され、この枠部材と前記燃料電池電極または前記セパレータの周縁部の全周との間に跨って配置された接着用シートを接着剤により、前記燃料電池電極または前記セパレータの少なくとも一方と前記枠部材とにそれぞれ接着して一体化された構造としたものである。
また、本発明は、電解質膜の両面にそれぞれアノード電極とカソード電極とが配置された燃料電池電極と、この燃料電池電極の前記アノード電極と前記カソード電極にそれぞれ接触させて配置された燃料ガス流通路、酸化剤ガス流通路となるガス流通路を有する2つのセパレータとを備えた単位電池を複数個積層して構成される燃料電池積層体と、この燃料電池積層体の両端に設置され締付け手段により前記燃料電池積層体を互いに近接する方向に締付けるための締付板とから構成される燃料電池において、前記一つのセパレータは、片面に第1のガス流通路が形成され周縁部に段差部を有する片面溝付きセパレータであり、前記もう一つのセパレータは、一方の面に第2のガス流通路が形成されると共に、他方の面に冷却水流通路が形成され周縁部に段差部を有する両面溝付きセパレータであり、前記燃料電池電極の該周部に配置され、該燃料電池電極が収まる開口部と燃料ガス及び酸化剤ガス並びに冷却水が流通するマニホルド穴を有する電極枠部材と、前記片面溝付きセパレータの外周部に配置され、該片面溝付きセパレータが収まる開口部と燃料ガス及び酸化剤ガス並びに冷却水が流通するマニホルド穴を有する片面溝付きセパレータ枠部材と、前記両面溝付きセパレータの外周部に配置され、該両面溝付きセパレータが収まる開口部と燃料ガス及び酸化剤ガス並びに冷却水が流通するマニホルド穴を有する両面溝付きセパレータ枠部材と、前記燃料電池電極の外周部と前記電極枠部材との間、前記片面溝付きセパレータの周縁部に有する段差部と前記片面溝付きセパレータ枠部材との間及び前記両面溝付きセパレータの周縁部に有する段差部と前記両面溝付きセパレータ枠部材との間に跨ってそれぞれ配置された接着用シートとを有し、前記燃料電池電極の外周部と前記電極枠部材、前記片面溝付きセパレータの周縁部に有する段差部と前記片面溝付きセパレータ枠部材及び前記両面溝付きセパレータの周縁部に有する段差部と前記両面溝付きセパレータ枠部材と、前記各接着用シートとを接着剤によりそれぞれ接着して一体化した枠付き電極及び枠付きセパレータを構成し、前記電極枠部材、前記片面溝付きセパレータ枠部材及び両面溝付きセパレータ枠部材のガスマニホルド穴は、前記片面溝付きセパレータ及び両面溝付きセパレータの該当するガス流通路に連通し、また冷却水マニホルド穴は、前記両面溝付きセパレータの冷却水流通路に連通する構造としたものである。
本発明によれば、電極部材またはセパレータ部材の外周部に樹脂材料を使用して、電極部材またはセパレータ部材と、その外周に設置された枠部品とを接着シートで接合する構成とすることで、組立を簡単且つ容易に行うことができる経済的に有利な燃料電池を提供することができる。
本発明による燃料電池の第1の実施形態を示す斜視図。 同実施形態における単位電池を示す斜視図。 同じく単位電池を示す平面図。 (a)〜(d)は図3をA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に沿ってそれぞれ切断して示す断面図。 (a)〜(d)は図4の(a)〜(d)にそれぞれ対応する切断部における構成部品を部品毎に分解した状態を示す断面図。 (a),(b)は同実施形態における燃料電池電極をアノード電極側およびカソード電極側から見た平面図。 同じく片面溝付きセパレータを燃料ガス溝側から見た平面図。 (a),(b)は同じく両面溝付きセパレータを冷却水溝側および空気溝側から見た平面図。 同実施形態における電極枠部材を示す平面図。 同じく電極枠接着用シートを示す平面図。 同じくシート状に形成されたホットメルト接着剤を示す平面図。 同実施形態における片面溝付きセパレータ枠部材を示す平面図。 同じく片面溝付きセパレータ枠部材の上面に配置されるシート状のホットメルト接着剤を示す平面図。 同じく片面溝付きセパレータ枠部材の下面側に配置されるセパレータ接着用シートを示す平面図。 同じく片面溝付きセパレータ枠部材の下面側に配置されるシート状のホットメルト接着剤を示す平面図。 同実施形態における両面溝付きセパレータ枠部材を示す平面図。 同じく両面溝付きセパレータ枠部材の下面側に配置されるセパレータ接着用シートを示す平面図。 同じく両面溝付きセパレータ枠部材の下面側に配置されるシート状のホットメルト接着剤を示す平面図。 同実施形態における両面溝付きセパレータ段差部枠部材を示す平面図。 同じく両面溝付きセパレータ段差部枠部材の上面側に配置されるシート状のホットメルト接着剤を示す平面図。 同じく両面溝付きセパレータ枠部材の上面側に配置されるシート状のホットメルト接着剤を示す平面図。 同実施形態において、単位電池の隣接する積層間に設けられるシール材を示す平面図。 本発明による燃料電池の第2の実施形態における単位電池の構成部品を図5と同様に図3に準じて切断して分解した状態を示す断面図。 本発明による燃料電池の第3の実施形態における単位電池の片面溝付きセパレータ枠部材を示す斜視図。 (a)〜(d)は本発明による燃料電池の第4の実施形態における単位電池の構成部品を図4と同様に図3に準じてA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に沿ってそれぞれ切断して示す断面図。 (a)〜(d)は図25の(a)〜(d)にそれぞれ対応する切断部における構成部品を部品毎に分解した状態を示す断面図。
(第1の実施形態)
以下本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明による燃料電池の全体構成について述べる。
図1は本発明による燃料電池の第1の実施形態を示す斜視図である。
図1において、100は燃料電池で、この燃料電池100は複数個の単位電池1を積層した燃料電池積層体2と、この燃料電池積層体2の積層方向の両端に設置された締付板3と、これら締付板3の四隅部分を燃料電池積層体2の単位電池積層方向にそれぞれ貫通し、互いに締付板3が接近する方向に一体的に締付けるタイロッド4とから構成されている。
また、締付板3の周辺部には、燃料電池積層体2を構成する各単位電池1にそれぞれ設置されたマニホルド穴に燃料ガス、冷却水および空気を導入または排出するための燃料配管5と冷却水配管6および空気配管7が設置されている。
次に本発明の第1の実施形態における単位電池1の構成について図2乃至図22を参照しながら説明する
図2は単位電池1を示す斜視図、図3は図2の単位電池1を電極側から見た平面図、図4(a)〜(d)は図2をA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に沿って切断した断面図、図5(a)〜(d)は図4の(a)〜(d)の断面図の各構成部品を部品毎に分解して示す分解図、図6〜図22は図5(a)〜(d)のそれぞれの構成部品をその上方から見た平面図である。
図2乃至図5において、11は燃料電池電極で、この燃料電池電極11は電解質膜8とその両面にそれぞれ配置されたガス透過性のアノード電極9とカソード電極10とを互いに接合して構成され、アノード電極9とカソード電極10の外周部分には図6(a),(b)に示すようにそれぞれガス不透過性のアノード電極エッジ部9aとカソード電極エッジ部10aとが形成されている。
また、15は燃料電池電極11のアノード電極9に接触させて配置されるガス不透過性で導電性の素材からなる片面溝付きセパレータで、この片面溝付きセパレータ15は図7に示すように片面、すなわちアノード電極9との接触面側に燃料ガス溝15aが形成され、その外周部分にアノード電極エッジ部9aに対応させて段差部15bが形成されている。
さらに、20は片面溝付きセパレータ15のアノード電極9側とは反対側の面に接触させて配置されるガス不透過性で導電性の素材からなる両面溝付きセパレータで、この両面溝付きセパレータ20は図8(a),(b)に示すように片面溝付きセパレータ15との接触側の面(表面)に冷却水を流通させるための冷却水溝20aが形成され、これとは反対側の面(裏面)に空気を流通させるための空気溝20bが形成され、その外周部分にはアノード電極エッジ部9aに対応させて段差部20cが形成されている。
一方、12は燃料電池電極11の外周側に配置されるガス不透過性の材料からなる枠状の電極枠部材、13はこの電極枠部材12の図示下面とアノード電極エッジ部9aに対応する片面溝付きセパレータ15の外周部分に有する段差部15bとの間に跨って配置された電極枠接着用シートで、この電極枠接着用シート13と電極枠部材12およびアノード電極エッジ部9aとの間に接着剤14として、例えばシート状に成型されたホットメルト接着剤が配置されている。
ここで、電極枠部材12は、図9に示すように中央に開口部12aを有し、その枠部には燃料ガスを流通する燃料マニホルド穴12b、空気を流通する空気マニホルド穴12c、冷却水を流通する冷却水マニホルド穴12d、四隅部分にはタイロッド4を挿通するためのタイロッド貫通穴12eがそれぞれ設けられている。
また、電極枠接着用シート13および接着剤14は、図10および図11に示すように電極枠部材12と比較し中央の開口部13a,14aのみが電極枠部材12の開口部12aより小さく、且つ開口端が片面溝付きセパレータ15の外周部分に有する段差部15bに挿入し得る大きさに形成されている以外は電極枠部材12とほぼ同一形状の枠状部品である。
この場合、燃料電池電極11の外周面と電極枠部材12の開口端との間並びに電極枠接着用シート13および接着剤14の開口端と片面溝付きセパレータ15の外周部分に有する段差部15bの垂直面との間にギャップがあっても燃料ガスが漏れたり、接着強度が損なわれたりすることはない。
また、16は片面溝付きセパレータ15の外周側に配置されるガス不透過性の材料からなる枠状の片面溝付きセパレータ枠部材、17はこの片面溝付きセパレータ枠部材16の図示下面と両面溝付きセパレータ20の段差部20cに対応する片面溝付きセパレータ15の下面との間に跨って配置されたセパレータ接着用シートで、このセパレータ接着用シート17と片面溝付きセパレータ枠部材16および片面溝付きセパレータ15との間に接着剤18として、例えばシート状に成型されたホットメルト接着剤が配置される。
ここで、片面溝付きセパレータ枠部材16は、図12に示すように中央に開口部16aを有し、その枠部には燃料ガスを流通する燃料マニホルド穴16b、空気を流通する空気マニホルド穴16d、冷却水を流通する冷却水マニホルド16d、四隅部分にはタイロッド4を挿通させるためのタイロッド貫通穴16eがそれぞれ設けられている。
そして、片面溝付きセパレータ枠部材16には、燃料マニホルド穴16bから片面溝付きセパレータ15の燃料ガス溝15aに燃料ガスを流通させるための燃料ガス連絡部16fにより燃料マニホルド穴16bと開口部16aが接続され、連続した開口部16gが形成されている。
また、セパレータ接着用シート17および接着剤18は、図14および図15に示すように片面溝付きセパレータ枠部材16と比較し中央の開口部17a,18aのみが片面溝付きセパレータ枠部材16の開口部16aより小さく、且つ開口端が両面溝付きセパレータ20の外周部分に有する段差部20cに挿入し得る大きさに形成されている以外は片面溝付きセパレータ枠部材16とほぼ同一形状の枠状部品である。
この場合、片面溝付きセパレータ15の外周面と片面溝付きセパレータ枠部材16の開口端との間並びにセパレータ接着用シート17および接着剤18の開口端と両面溝付きセパレータ20の外周部分に有する段差部20cの垂直面との間にギャップがあっても冷却水が漏れたり、接着強度が損なわれたりすることはない。
他方、片面溝付きセパレータ枠部材16と前述した電極枠接着用シート13とは、連続した開口部16gと空気マニホルド穴16cと冷却水マニホルド穴16dのそれぞれの周辺を囲むように接着剤19として、図13に示すような形状に成型されたホットメルト接着剤が配置される。
さらに、21は両面溝付きセパレータ20の外周側に有する段差部20cに配置されるガス不透過性の材料からなる枠状の両面溝付きセパレータ枠部材、22は両面溝付きセパレータ20の段差部20cの下方に位置する外周側に配置されるガス不透過性の材料からなる枠状の両面溝付きセパレータ段差部枠部材、23はこの両面溝付きセパレータ枠部材21の図示下面と両面溝付きセパレータ20の段差部20cとの間に跨って配置されるセパレータ接着用シートで、このセパレータ接着用シート23と両面溝付きセパレータ枠部材21との間に接着剤24として、例えばシート状に成型されたホットメルト接着剤が配置される。
また、両面溝付きセパレータ20の外周側に有する段差部20cの上段面とセパレータ接着用シート23および両面溝付きセパレータ段差部枠部材22と両面溝付きセパレータ接着用シート23との間に接着剤25として、例えばシート状に成型されたホットメルト接着剤が配置される。
ここで、両面溝付きセパレータ枠部材21は、図16に示すように中央に開口部21aを有し、その枠部には燃料ガスを流通する燃料マニホルド穴21b、空気を流通する空気マニホルド穴21c、冷却水を流通する冷却水マニホルド21d、四隅部分にはタイロッド4を挿通させるためのタイロッド貫通穴21eがそれぞれ設けられている。
そして、両面溝付きセパレータ枠部材21には、冷却水マニホルド穴21dから両面溝付きセパレータ20の冷却水溝20aに冷却水を流通させるための冷却水連絡部21fにより冷却水マニホルド穴21dと開口部21aが接続され、連続した開口部21gが形成される。
また、セパレータ接着用シート23は、図17示すように両面溝付きセパレータ枠部材21と比較し冷却水マニホルド穴21dが冷却水連絡部21fにより開口部21aに接続されない以外は両面溝付きセパレータ枠部材21とほぼ同一形状の枠状部品である。また、接着剤24は、図18に示すように両面溝付きセパレータ枠部材21と同一形状である。
さらに、両面溝付きセパレータ段差部枠部材22は、図19に示すように空気マニホルド穴21cから両面溝付きセパレータ20の図8(b)に示す空気溝20bに空気を流通させるための空気連絡部21hにより空気マニホルド穴21cと開口部21aが接続され、連続した開口部21iが形成される。
また、両面溝付きセパレータ段差部枠部材22とセパレータ接着用シート23との間には、図20に示すように開口部21iと燃料マニホルド穴21bと冷却水マニホルド穴21dのそれぞれの周辺を囲むように接着剤25として、例えばシート状に成型されたホットメルト接着剤が配置される。
他方、両面溝付きセパレータ枠部材21と前述した片面溝付きセパレータ接着用シート17とは、開口部21gと燃料マニホルド穴21bと空気マニホルド穴21cのそれぞれの周辺を囲むように図21に示すような形状の接着剤26として、例えばシート状に成型されたホットメルト接着剤が配置される。
このように燃料電池電極11、片面溝付きセパレータ15および両面溝付きセパレータ20の外周側に配置された電極枠部材12、片面溝付きセパレータ枠部材16、両面溝付きセパレータ枠部材21および両面溝付きセパレータ段差部枠部材22のそれぞれの間に電極枠接着用シート13とその両面側にシート状の接着剤14,19、セパレータ接着用シート17とその両面側に接着剤18,26、セパレータ接着用シート23とその両面側にシート状の接着剤24,25とを重ね合せるように配置した上で全体を加熱圧着することで、それぞれの部材が次のような状態で接合される。
すなわち、燃料電池電極11の外周部の全周が電極枠接着用シート13と接着されるとともに、電極枠部材12と電極枠接着用シート13とは開口部12aと燃料マニホルド穴12bと空気マニホルド穴12cと冷却水マニホルド穴12dのそれぞれの周辺を囲むように配置された接着剤14により接着される。
また、片面溝付きセパレータ15の外周部の全周はセパレータ接着用シート17と接着されるとともに、片面溝付きセパレータ枠部材16とセパレータ接着用シート17とは、開口部16gと空気マニホルド穴16cと冷却水マニホルド穴16dのそれぞれの周辺を囲むように配置された接着剤18により接着される。
このとき、電極枠接着用シート13と片面溝付きセパレータ枠部材16とは、開口部16gと空気マニホルド穴16cと冷却水マニホルド穴16dのそれぞれの周辺を囲むように配置された接着剤19により接着される。
さらに、両面溝付きセパレータ枠部材21とセパレータ接着用シート23は、開口部21gと燃料マニホルド穴21bと空気マニホルド穴21cのそれぞれの周辺を囲むように配置された接着剤24により接着され、また、両面溝付きセパレータ20の段差部20cの全周はセパレータ接着用シート23と接着されるとともに、両面溝付きセパレータ段差部枠部材22とセパレータ接着用シート23は、開口部21iと燃料マニホルド穴21bと冷却水マニホルド穴21dのそれぞれの周辺を囲むように配置された接着剤25により接着される。
このとき、セパレータ接着用シート17と両面溝付きセパレータ枠部材21とは、開口部21gと燃料マニホルド穴21bと空気マニホルド穴21cのそれぞれの周辺を囲むように配置された接着剤25により接着される。
このようにして組立られる単位電池1を複数個積層する場合には、隣接した単位電池1同士の間をシールする必要があるため、単位電池1の隣接する積層間にシール材27が設けられる。
このシール材27は、図22に示すように中央に開口部27aを有する枠状の部品であり、その枠部には燃料ガスを流通する燃料マニホルド穴27bと空気を流通する空気マニホルド穴27cと冷却水を流通する冷却水マニホルド穴27dと四隅部分にはタイロッド4を挿通するためのタイロッド貫通穴27eがそれぞれ設けられている。
次に上記のように構成された第1の実施形態における燃料電池の作用について述べる。
第1の実施形態において、締付板3の一方の燃料配管5から導入された燃料ガスは、単位電池1の各部材の燃料マニホルド穴に流通し、片面溝付きセパレータ枠部材16の一方の燃料ガス連絡部16fを経由して片面溝付きセパレータ15の燃料ガス溝15aに導入され、燃料電池電極11のアノード電極9で消費された後に、未使用の燃料ガスおよび燃料ガス中の燃料以外の成分は、片面溝付きセパレータ枠部材16の他方の燃料ガス連絡部16fを経由して締付板3の他方の燃料配管5から排出される。
このとき、片面溝付きセパレータ枠部材16および接着剤19、接着剤18を除く単位電池1のそれぞれの部材では、互いに隣接する部材間の接着剤またはシール材により、燃料マニホルド穴の周囲がシールされているため、燃料ガスが燃料マニホルド穴から片面溝付きセパレータ枠部材16の燃料ガス連絡部16f以外の空間に侵入することはない。
また、片面溝付きセパレータ15の燃料ガス溝15aに導入された燃料ガスは片面溝付きセパレータ15と片面溝付きセパレータ枠部材16の隙間に侵入するが、セパレータ接着用シート17と片面溝付きセパレータ15とが接着材18によりシールされているため、燃料ガスが両面溝付きセパレータ20の冷却水溝20a側へ漏れ出ることを防止できる。
同様に片面溝付きセパレータ15の燃料ガス溝15aに導入された燃料ガスは、燃料電池電極11のアノード電極エッジ9aと接着剤14と電極枠接着用シート13とでシールされているため、燃料電池電極11の外周部を経由して燃料電池電極11側へ漏れ出ることを防止できる。
同様に空気マニホルド穴に導入された空気と冷却水マニホルドに導入された冷却水も、それぞれの部材および部材間の接着剤によりシールされ、それぞれ異なる系へ漏れ出ることを防止できる。
このように第1の実施形態では、図7〜図22に示すように単位電池1に使用する部材のうち、燃料電池電極11と片面溝付きセパレータ15と両面溝付きセパレータ20とを除いたそれぞれの部材は厚さ方向に均一な形状を有し、平板状またはシート状の材料からの打抜きなどの切断加工により容易に製作が可能である。また、それぞれの枠部材および接着用シートは予め準備した金型に樹脂材料を流し込むモールド加工でも製作が容易であるが、この際も形状が比較的単純であるため、製作が容易である。
また、第1の実施形態では、それぞれの接着用シートを同一の形状とすることが可能なので、複数の製造機材を使用する必要がなく、製造が簡単且つ容易である。
さらに、接着剤として、シート状に成型されたホットメルト接着剤を用いてそれぞれの接着用シートとセパレータ部品または電極部品とそれぞれの枠部材とを所定の配置で重ね合せた上で全体を加熱圧着しているので、それぞれの部材の接合が簡単且つ容易に実施することが可能である。
なお、上記実施形態では接着用シートとセパレータ部品または電極部品とそれぞれの枠部材とをシート状に成型されたホットメルト接着剤を用いて全体を加熱圧着することで、それぞれの部材間を接合するようにしたが、これらを安定した状態で重ね合せることが難しいときは接着樹脂により各部材間を仮接着した状態で、全体を加熱圧着するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図23は本発明による燃料電池の第2の実施形態における単位電池の構成部品を図5と同様に図3に準じて切断して分解した状態を示す断面図で、同一部品には同一符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態においては、図23に示すようにシート状またはロール材として供給されるポリエチレンテレフタレート等の基材の両面にポリエステル等の接着層を形成した後、基材と接着層とを同時に切断加工することで所定形状の接着剤付き接着用シートを製作し、これらの接着剤付き接着用シートとそれぞれの部材を貼り合わせることで単位電池を構成するようにしたものである。
本実施形態と第1の実施形態との相違点は、接着シートと接着剤を同時に切断加工することにより接着剤14と接着剤19、接着剤18と接着剤26、接着剤24と接着剤25が接着剤付き接着用シートと同一形状となり、接着剤の一部がガスまたは冷却水の流通路に対して露出していることである。
一般に燃料電池では燃料電池反応部に外部から不純物が混入することにより電池特性が低下する傾向にあるため、接着剤としては不純物の溶出の少ない材料を使用することが望ましい。
次に上記のように構成された第2の実施形態における燃料電池の作用について述べる。
第2の実施形態においては、第1の実施形態と同様に燃料マニホルド穴に導入された燃料ガスと空気マニホルド穴に導入された空気と冷却水マニホルドに導入された冷却水がそれぞれの部材および部材間の接着剤によりシールされるため、それぞれ異なる系へ漏れ出ることを防止できる。
このように第2の実施形態では、シート状またはロール材として供給される基材の両面に接着層を形成した後、基材と接着層とを同時に切断加工することで所定形状の接着剤付き接着用シートを製作するようにしているので、その製作に要する手間や時間を大幅に短縮することができる。
また、本実施形態では、それぞれの接着剤付き接着用シートは全て同一形状とすることが可能なので、製造のために複数の製造機材を使用する必要がなく、製造が容易である。
さらに、第1の実施形態と同様にそれぞれの枠部品も平板状またはシート状の材料からの打抜きなどの切断加工またはモールド加工により容易に製作することができる。
また、それぞれの接着剤付き接着用シートとセパレータ部品または電極部品とそれぞれの枠部材とを所定の配置で重ね合せて接着することで、それぞれの部材の接合を容易に行うことができる。
このように本実施形態では、単位電池の組立を簡単且つ容易に行うことができ、作業性の優れたものとなし得る。
(第3の実施形態)
図24は本発明による燃料電池の第3の実施形態における単位電池の片面溝付きセパレータ枠部材を示す斜視図である。
第3の実施形態においては、第1の実施形態の片面溝付きセパレータ枠部材16に代えて、図24に示すような片面溝付きセパレータ枠部材28を配置したもので、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
本実施形態の片面溝付きセパレータ枠部材28は、第1の実施形態の片面溝付きセパレータ枠部材16と同様に中央に開口部28aを有する枠状の部品であり、その枠部には燃料ガスを流通する燃料マニホルド穴28b、空気を流通する空気マニホルド穴28c、冷却水を流通する冷却水マニホルド28d、四隅部分にはタイロッド4を挿通させるためのタイロッド貫通穴28eがそれぞれ設けられているが、燃料マニホルド穴28bから片面溝付きセパレータ15の燃料ガス溝15aに燃料ガスを流通させるための燃料ガス連絡部28fは片面溝付きセパレータ枠部材28の片面に成型された燃料ガス連絡部であり、この燃料ガス連絡部28fの連絡溝のリブ上面は隣接する電極枠接着用シート13と接触するように形成されている。
次に上記のように構成された第3の実施形態における燃料電池の作用について述べる。
第3の実施形態では、第1の実施形態と同様に燃料マニホルド穴に導入された燃料ガスと空気マニホルド穴に導入された空気と冷却水マニホルドに導入された冷却水がそれぞれの部材および部材間の接着剤によりシールされるため、それぞれ異なる系へ漏れ出ることを防止できる。
また、燃料ガス連絡部28fの連絡溝のリブ上面は隣接する電極枠接着用シート13と接触するように形成されているため、電極枠接着用シート13は電極枠部材12と片面溝付きセパレータ枠部材28とに挟持されており、電極枠部材12に接着剤14にて接合されている電極枠接着用シート13が電極枠部材12から剥離することを防止できる。
このように第3の実施形態では、単位電池の組立を簡単且つ容易に行うことができ、電極枠接着用シート13と電極枠部材12との剥離を防止し、長期の運転において信頼性の高いものとなし得る。
(第4の実施形態)
図25(a)〜(d)は本発明による燃料電池の第4の実施形態における単位電池の構成部品を図4と同様に図3に準じてA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に沿ってそれぞれ切断して示す断面図、図26(a)〜(d)は図25の(a)〜(d)にそれぞれ対応する切断部における構成部品を部品毎に分解した状態を示す断面図で、図4および図5と同一部品には同一符号を付してその説明を省略する。
第4の実施形態では、図25および図26(a)〜(d)に示すように燃料電池電極11のアノード電極9に接触させてガス不透過性で導電性の素材からなる両面溝付きセパレータ30を配置し、この両面溝付きセパレータ30のアノード電極9側とは反対側の面にガス不透過性で導電性の素材からなる片面溝付きセパレータ31を接触させて配置する構成としたものである。
この両面溝付きセパレータ30は、アノード電極9との接触面側に燃料ガス溝30aを形成し、また、片面溝付きセパレータ31との接触側の面に冷却水を流通させるための冷却水溝30bを形成したもので、その外周部分にはアノード電極エッジ部9aに対応させて上向き段差部30cと下向き段差部30dが形成されている。
また、片面溝付きセパレータ31は、両面溝付きセパレータ30との接触面と反対側の面に空気を流通させるための空気溝31aを形成したものである。
一方、燃料電池電極11の外周側に配置される電極枠部材12、両面溝付きセパレータ30の燃料ガス溝30aに対応する外周側に配置されるセパレータ枠部材16および冷却水溝30bに対応する外周側に配置されるセパレータ枠部材26、片面溝付きセパレータ31の空気溝に対応する外周側に配置されるセパレータ段差部枠部材22については第1の実施形態と同様であり、またこれらの枠部材を燃料電池電極11のエッジ部分と各セパレータに接着剤によりそれぞれ接着する構成については前述した実施形態と全く同様である。
このように両面溝付きセパレータと片面溝付きセパレータとを第1の実施形態とは逆にして配置する構成としても、前述と全く同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々変形して実施できるものである。
例えば、第1の実施形態の単位電池1は、片側に燃料電池電極11を配置し、これとは反対側に両面溝付きセパレータ20を配置して、シール材27を介して複数の単位電池1を積層する構成のものであるが、燃料電池電極11を挟んで一方の面側に両面溝付きセパレータ20を、他方の面側に片面溝付きセパレータ15を配置して単位電池を構成した上で両面溝付きセパレータ20と片面溝付きセパレータ15のそれぞれの枠部品をシール材を介して積層することも可能である。
また、前述した各実施形態では、電極枠部材12、セパレータ枠部材16、両面セパレータ枠部材21およびセパレータ段差部枠部材22相互間に接着用シートの両面側に接着剤を設ける構成について述べたが、これら何れか任意の枠部材間に設けられる接着剤に代えて弾性を有するシール材を設けるようにしてもよい。
さらに、シール材の形状として枠部材側の下面に断面が半円弧状の溝を設け、この溝にOリング状のシール材を嵌合するようにしてもよい。
また、前述した第3の実施形態では、片面溝付きセパレータ枠部材28の片面に燃料ガスを流通させるための燃料ガス連絡溝28fを設けたが、枠部品の開口部と空気マニホルド穴との連絡部や枠部品の開口部と冷却水マニホルド穴との連絡部を連絡溝として、リブ表面が隣接する部材と接触する構成とすることも可能である。
さらに、燃料電池電極11、片面溝付きセパレータ15、両面溝付きセパレータ20の何れか1つまたは2つの部材を枠部材に相当する部分を含む大きさとし、この枠部材に相当する部分に燃料、冷却水、空気の各マニホルド穴を設けることで枠部材を設けない構成とすることも可能である。
1…単位電池、2…燃料電池積層体、3…締付板、4…タイロッド、5…燃料配管、6…冷却水配管、7…空気配管、8…電解質膜、9…アノード電極、9a…アノード電極エッジ部、10…カソード電極、10a…カソード電極エッジ部、11…燃料電池電極、12…電極枠部材、12a…開口部、12b…燃料マニホルド穴、12c…空気マニホルド穴、12d…冷却水マニホルド穴、12e…タイロッド貫通穴、13…電極枠接着用シート、14,18,19,24,25,26…接着材、15…片面溝付きセパレータ、15a…燃料ガス溝、15b…段差部、16…片面溝付きセパレータ枠部材、16a…開口部、16b…燃料マニホルド穴、16c…空気マニホルド穴、16d…冷却水マニホルド穴、16e…タイロッド貫通穴、16g…連続した開口部、17,23…セパレータ接着用シート、20…両面溝付きセパレータ、20a…冷却水溝、20b…空気溝、20c…段差部、21…両面溝付きセパレータ枠部材、21a…開口部、21b…燃料マニホルド穴、21c…空気マニホルド穴、21d…冷却水マニホルド穴、21e…タイロッド貫通穴、21f…冷却水連絡部、21g…連続した開口部、21h…空気連絡部、21i…連続した開口部、22…両面溝付きセパレータ段差部枠部材、27…シール材、27a…開口部、27b…燃料マニホルド穴、27c…空気マニホルド穴、27d…冷却水マニホルド穴、27e…タイロッド貫通穴、28…片面溝付きセパレータ枠部材、28a…開口部、28b…燃料マニホルド穴、28c…空気マニホルド穴、28d…冷却水マニホルド穴、28e…タイロッド貫通穴、28f…燃料ガス連絡部、30…両面溝付きセパレータ、31…片面溝付きセパレータ、30a…燃料ガス溝、30b…冷却水溝、30c…上向き段差部、30d…下向き段差部、31…片面溝付きセパレータ、31a…空気溝

Claims (6)

  1. 電解質膜の両面にそれぞれアノード電極とカソード電極とが配置された燃料電池電極と、この燃料電池電極の前記アノード電極と前記カソード電極にそれぞれ接触させて配置された燃料ガス流通路および酸化剤ガス流通路を有するセパレータとを備えた単位電池を複数個積層して構成された燃料電池積層体と、この燃料電池積層体の両端に設置され締付け手段により前記燃料電池積層体を互いに近接する方向に締付けるための締付板とから構成される燃料電池において、
    前記単位電池は、前記燃料電池電極または前記セパレータの少なくとも一方の外周部に前記セパレータの燃料ガス流通路および酸化剤ガス流通路にそれぞれ連通するマニホルド穴を有する枠部材が配置され、この枠部材と前記燃料電池電極または前記セパレータの周縁部の全周との間に跨って配置された接着用シートを接着剤により、前記燃料電池電極または前記セパレータの少なくとも一方と前記枠部材とにそれぞれ接着して一体化されていることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記セパレータは2つのセパレータにより構成され、その一つは片面に第1のガス流通路を有する片面溝付きセパレータであり、もう一つは一方の面に第2のガス流通路を有し、他方の面に冷却水流通路を有する両面溝付きセパレータであることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池において、前記接着用シートは、前記枠部材と前記セパレータの周縁部に形成された段差部との間に跨って配置されることを特徴とする燃料電池。
  4. 電解質膜の両面にそれぞれアノード電極とカソード電極とが配置された燃料電池電極と、この燃料電池電極の前記アノード電極と前記カソード電極にそれぞれ接触させて配置された燃料ガス流通路、酸化剤ガス流通路となるガス流通路を有する2つのセパレータとを備えた単位電池を複数個積層して構成される燃料電池積層体と、この燃料電池積層体の両端に設置され締付け手段により前記燃料電池積層体を互いに近接する方向に締付けるための締付板とから構成される燃料電池において、
    前記一つのセパレータは、片面に第1のガス流通路が形成され周縁部に段差部を有する片面溝付きセパレータであり、前記もう一つのセパレータは、一方の面に第2のガス流通路が形成されると共に、他方の面に冷却水流通路が形成され周縁部に段差部を有する両面溝付きセパレータであり、
    前記燃料電池電極の外周部に配置され、該燃料電池電極が収まる開口部と燃料ガス及び酸化剤ガス並びに冷却水が流通するマニホルド穴を有する電極枠部材と、
    前記片面溝付きセパレータの外周部に配置され、該片面溝付きセパレータが収まる開口部と燃料ガス及び酸化剤ガス並びに冷却水が流通するマニホルド穴を有する片面溝付きセパレータ枠部材と、
    前記両面溝付きセパレータの外周部に配置され、該両面溝付きセパレータが収まる開口部と燃料ガス及び酸化剤ガス並びに冷却水が流通するマニホルド穴を有する両面溝付きセパレータ枠部材と、
    前記燃料電池電極の外周部と前記電極枠部材との間、前記片面溝付きセパレータの周縁部に有する段差部と前記片面溝付きセパレータ枠部材との間及び前記両面溝付きセパレータの周縁部に有する段差部と前記両面溝付きセパレータ枠部材との間に跨ってそれぞれ配置された接着用シートとを有し、
    前記燃料電池電極の外周部と前記電極枠部材、前記片面溝付きセパレータの周縁部に有する段差部と前記片面溝付きセパレータ枠部材及び前記両面溝付きセパレータの周縁部に有する段差部と前記両面溝付きセパレータ枠部材と、前記各接着用シートとを接着剤によりそれぞれ接着して一体化した枠付き電極及び枠付きセパレータを構成し、
    前記電極枠部材、前記片面溝付きセパレータ枠部材及び両面溝付きセパレータ枠部材のガスマニホルド穴は、前記片面溝付きセパレータ及び両面溝付きセパレータの該当するガス流通路に連通し、また冷却水マニホルド穴は、前記両面溝付きセパレータの冷却水流通路に連通していることを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の燃料電池において、前記接着用シートとこれに隣接する部材との接着に使用される接着剤は、シート状に成型されたホットメルト接着剤であることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の燃料電池において、前記接着用シートとこれに隣接する部材との接着に使用される接着剤は、シート基材の片面または両面に予め形成された接着層であることを特徴とする燃料電池。
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