JP2017212126A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2017212126A
JP2017212126A JP2016105105A JP2016105105A JP2017212126A JP 2017212126 A JP2017212126 A JP 2017212126A JP 2016105105 A JP2016105105 A JP 2016105105A JP 2016105105 A JP2016105105 A JP 2016105105A JP 2017212126 A JP2017212126 A JP 2017212126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
separator plate
plate
resin frame
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016105105A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 慎
Shin Yoshida
慎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016105105A priority Critical patent/JP2017212126A/ja
Publication of JP2017212126A publication Critical patent/JP2017212126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】セパレータプレートと樹脂フレームの接着性を向上させた燃料電池の提供。【解決手段】膜電極ガス拡散層接合体350と枠状樹脂フレーム340とで構成されるMEGAプレート300と、第1と第2セパレータプレート100、200を備え、樹脂フレームはコア層310と、コア層310の両面に配置される接着層315、320とを有し、第1セパレータプレートと第2セパレータプレートと樹脂フレームとは、ガスマニホールド孔341を夫々有し、第1セパレータプレートは、ガスマニホールド孔よりも膜電極ガス拡散層接合体350に近い位置において樹脂フレームに接触するように凹む第1凹部101と、ガスマニホールド孔341よりも第1セパレータプレートの外縁に近い位置において樹脂フレームに接触するように凹む第2凹部102とを有し、第1凹部は、第2凹部よりも深さが大きい燃料電池。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池に関する。
特許文献1には、第1セパレータ(カソードセパレータ)と、第2セパレータ(アノードセパレータ)と、第1セパレータと第2セパレータとに挟持され両面に接着層を有するシール部材(樹脂フレーム)と、シール部材に保持された膜電極ガス拡散層接合体(MEGA)と、を備える燃料電池が記載されている。この燃料電池では、第1セパレータはシール部材側に突き出るリブ部(シール部材側に凹む凹部)を有しており、第2セパレータはシール部材側に突き出るリブ部を有しており、第1セパレータのリブ部と第2セパレータのリブ部とは、シール部材の接着層に接着している。
特開2014−67689号公報
2枚のセパレータとシール部材には、反応ガスや冷却材のためのマニホールド孔がそれぞれ形成されている。例えば、第1セパレータとMEGAの間のガス流路に供給される反応ガス(例えばカソードガス)は、その反応ガスのためのガスマニホールド孔を介して供給される。このとき、このマニホールド孔とMEGAとの間の位置において、シール部材と第2セパレータとを圧着することによって他方の反応ガス(例えばアノードガス)が第1セパレータ側のガス流路に流入しないように構成される。しなしながら、従来は、この位置における第2セパレータとシール部材(樹脂フレーム)との接着を確実に行うことに関して十分な工夫がなされていなかった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池が提供される。この燃料電池は、膜電極ガス拡散層接合体と前記膜電極ガス拡散層接合体の周囲に接合された枠状の樹脂フレームとで構成されるMEGAプレートと、前記MEGAプレートを挟持する第1セパレータプレート及び第2セパレータプレートと、を備える。前記樹脂フレームは、前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートとに挟まれ、熱可塑性樹脂製のコア層と、前記コア層の両面に配置される接着層とを有し、前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートと前記樹脂フレームとは、前記燃料電池の平面視において互いに重なる位置に前記膜電極ガス拡散層接合体と前記第1セパレータプレートとの間のガス流路に供給される反応ガスを供給するためのガスマニホールド孔をそれぞれ有し、前記第1セパレータプレートは、前記ガスマニホールド孔よりも前記膜電極ガス拡散層接合体に近い位置において前記樹脂フレームに接触するように凹む第1凹部と、前記ガスマニホールド孔よりも前記第1セパレータプレートの外縁に近い位置において前記樹脂フレームに接触するように凹む第2凹部とを有し、前記第2セパレータプレートは、前記第1凹部と対向する位置において前記樹脂フレームに接触するように凹む第3凹部と、前記第2凹部と対向する位置において前記樹脂フレームと接触するように凹む第4凹部とを有し、前記第1凹部は、前記第2凹部よりも深さが大きい。
この形態によれば、第1凹部は、第2凹部よりも深さが大きいので、第1凹部を介して樹脂フレームを第2セパレータに強く押圧することができ、第2セパレータと樹脂フレームとの間の接着性を向上させることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池の他、燃料電池の製造方法、燃料電池用セパレータプレート等の形態で実現することができる。
燃料電池を第1セパレータプレートから見たときの概略展開図。 図1に示す2A−2A切断線における燃料電池の断面図。 燃料電池の製造工程の一部を示す説明図。 図3の工程における第1凹部と第3凹部の近傍を拡大して示す説明図。
図1は、燃料電池10を第1セパレータプレート100から見たときの概略展開図である。燃料電池10は、第1セパレータプレート100と、第2セパレータプレート200と、MEGAプレート300と、を備える。第1セパレータプレート100と、第2セパレータプレート200とは、MEGAプレート300を挟持している。
第1セパレータプレート100は、金属製の略長方形形状を有する板状部材である。第1セパレータプレート100は、2つの短辺に合わせて6個のマニホールド孔151、152、153、154、155、156を備えている。マニホールド孔151、152、153、154は、それぞれカソードガスの供給用、カソードガスの排出用、アノードガスの供給用、アノードガスの排出用に用いられるので、「ガスマニホールド孔」とも呼ぶ。マニホールド孔155、156は、それぞれ冷却材の供給用、冷却材の排出用に用いられる。
第2セパレータプレート200も第1セパレータプレートと同様に、金属製の略長方形形状を有する板状部材であり、第1セパレータプレート100の6個のマニホールド孔151、152、153、154、155、156と対応する位置に6個のマニホールド孔251、252、253、254、255、256を有する。
MEGAプレート300は、膜電極ガス拡散層接合体350と、その周囲に接合された枠状の樹脂フレーム340とで構成されている。樹脂フレーム340は、熱可塑性樹脂製の略長方形形状を有する部材であり、第1セパレータプレート100の6個のマニホールド孔151、152、153、154、155、156と対応する位置に6個のマニホールド孔341、342、343、344、345、346を有し、さらに、中央に大きな開口部347を備える。中央の大きな開口部347には、膜電極ガス拡散層接合体350(「MEGA350」とも呼ぶ。)が保持される。
第1セパレータプレート100のMEGAプレート300と反対側の面には、シールガスケットが適宜配置されているが、図1では、図示を省略する。
燃料電池10が積層されると、第1セパレータプレート100の6個のマニホールド孔151、152、153、154、155、156と、第2セパレータプレート200の対応位置にあるマニホールド孔251、252、253、254、255、256と、MEGAプレート300の対応位置にあるマニホールド孔341、342、343、344、345、346とが連結して、6個のマニホールドを形成する。
図2は、図1に示す2A−2A切断線における燃料電池10の断面図である。樹脂フレーム340は、コア層310とコア層310の両面にそれぞれ形成された接着層315、320を備える。コア層310は、熱可塑性樹脂により形成されている。接着層315、320は、例えば酸変性熱可塑性樹脂により形成されている。酸変性熱可塑性樹脂は、一般に、通常の熱可塑性樹脂よりも粘度、融点が低く、通常の熱可塑性樹脂よりも他の物質との接着性が高いという性質を有している。ここで、通常の熱可塑性樹脂とは、酸などによって変性されていない熱可塑性樹脂を意味する。本実施形態では、コア層310として、ポリプロピレンを用いており、接着層315、320として、変性ポリオレフィンであるアドマー(登録商標)を用いている。なお、コア層310として、ポリプロピレンの代わりにポリエチレンやポリスチレンなどの他の熱可塑性樹脂を用いてもよい。また、接着層315、320として、アドマー(登録商標)以外の変性ポリオレフィンや、変性ポリオレフィン以外の接着剤を用いてもよい。
MEGA350は、電解質膜355と、カソード触媒層360と、アノード触媒層365と、カソードガス拡散層370と、アノードガス拡散層375と、を備える。電解質膜355は、プロトン伝導性を有する膜である。本実施形態では、電解質膜355としてパーフルオロカーボンスルホン酸ポリマのようなフッ素系電解質樹脂(イオン交換樹脂)を用いている。
カソード触媒層360と、アノード触媒層365は、電解質膜355の各面にそれぞれ形成され、触媒(例えば白金)を担持したカーボン、及びスルホン酸基(−SOH)を有するアイオノマを有している。アノード触媒層365は電解質膜355の全領域にわたって塗工され、一方、カソード触媒層360は電解質膜355のうちの一部の矩形領域(発電領域)のみに塗工されることが好ましい。この理由は、アノード触媒層365は、カソード触媒層360に比べて単位面積当たりの触媒量が少なくて良い(典型的には1/2以下であり、例えば約1/3)ので、電解質膜355の全領域に触媒を塗工しても過度の無駄とはならない上に、塗工工程が簡単になるからである。反対に、カソード触媒層360は、アノード触媒層365に比べて単位面積当たりの触媒量が多いので、一部の小さな領域のみに塗工することによって無駄な触媒を低減できるからである。
カソードガス拡散層370とアノードガス拡散層375は、カーボンペーパーやカーボン不織布で形成されている。アノードガス拡散層375は、アノード触媒層365と接触する領域に配置されている。したがって、アノードガス拡散層375の大きさは、電解質膜355の大きさとほぼ同じである、一方、カソードガス拡散層370は、カソード触媒層360と接触する領域に配置されているが、カソードガス拡散層370の大きさは、カソード触媒層360の大きさよりも小さい。この理由は、カソードガス拡散層370がカーボンペーパーで形成されている場合に、カソードガス拡散層370の端部が、カソード触媒層360が存在しない電解質膜355の位置に存在すると、カーボンペーパーの繊維が電解質膜355に突き刺さり、電解質膜355の損傷やクロスリークの原因となる可能性があるからである。
第1セパレータプレート100は、MEGAプレート300側に凹んだ3種の凹部101、102、105を備える。第1凹部101と第5凹部105は、マニホールド孔151よりもMEGA350に近い位置に形成され、第2凹部102は、マニホールド孔151よりも第1セパレータプレート100の外縁に近い位置に形成されている。第1凹部101は、通気孔106、107を有しており、第2凹部102、第5凹部105よりもdhだけ深さが大きい。なお、第5凹部105は無くてもよい。
第2セパレータプレート200は、MEGAプレート300側に凹んだ2種の凹部203、204を備える。第3凹部203は、マニホールド孔251よりもMEGA350に近い位置に形成され、第1セパレータプレート100の第1凹部101と対向している。第4凹部204は、マニホールド孔251よりも第2セパレータプレート200の外縁に近い位置に形成され、第1セパレータプレート100の第2凹部102と対向している。第3凹部203と第4凹部204の凹みの深さは同じである。
樹脂フレーム340は、第1凹部101及び第2凹部102によって挟まれて第1セパレータプレート100及び第2セパレータプレート200に接着されており、また、第3凹部203及び第4凹部204によって挟まれて第1セパレータプレート100及び第2セパレータプレート200に接着されている。但し、第3凹部203は、樹脂フレーム340のマニホールド孔341と部分的に重なっているため、第3凹部203については、第1凹部101と対向する部分を含む一部の領域のみが、MEGAプレート300と接着している。
第1凹部101に設けられた通気孔106、107は、樹脂フレーム340と第1凹部101とが接触する部分(第1凹部101の底部)を挟んだ両側にある第1凹部101の2つの側面に設けられている。反応ガスとしてのカソードガスは、マニホールドから第1セパレータプレート100と第2セパレータプレート200との間の隙間を通って樹脂フレーム340(MEGAプレート300)と第1セパレータプレート100の間のガス流路380に流れる。ここで、カソードガスが第1凹部101に接触すると、通気孔106を透過して第1セパレータプレートのMEGAプレート300と反対側の面に移動し、さらに、通気孔107を透過して第1セパレータプレート100とMEGAプレート300との間の隙間のガス流路381に移動し、MEGA350のカソード側に達する。なお、通気孔106を通って第1セパレータプレート100のMEGAプレート300と反対側の面に移動したカソードガスが冷却材の流路に入り込まないようにするために、第1凹部101の周囲にシールガスケットを設けることが好ましい。
なお、第1凹部101の通気孔106、107は、省略してもよい。例えば、第1凹部101を平面視で円形状に形成するとともに、第1セパレータプレート100の短手方向(図1の上下方向)に沿って複数の小さな凹部101を並べて配置する形状を採用することができる。この場合には、通気孔106、107を省略しても、カソードガスが複数の凹部101の間を迂回してMEGAプレート300と第1セパレータプレート100との間のガス流路381に到達することが可能である。
ガスマニホールド孔151、251、341を介して供給されたカソードガスは、図2において、矢印で示す経路を経て、MEGA350と第1セパレータプレート100との間のガス流路381に供給される。したがって、仮に、第1凹部101とMEGAプレート300との接着性が不十分であってもシール上大きな問題とはならない。一方、第3凹部203の底部とMEGAプレート300とが十分に接着していないと、アノードガスがリークしてカソードガスのガス流路381に到達するおそれがある。
そこで、本実施形態では、第1凹部101の凹みの深さを第2凹部102の凹みの深さよりも大きくしている。そのため、図2に示すように、第1凹部101と第3凹部203の間の間隔H1は、第2凹部102と第4凹部204の間の間隔H2よりも狭くなる。そのため、燃料電池10の製造時に、MEGAプレート300は、第1凹部101と第3凹部203の間において、第2凹部102と第4凹部204の間よりも強く押圧される。その結果、第3凹部203とMEGAプレート300との間の接着性(図2の領域Xにおける接着性)を、高めることができる。その結果、アノードガスのリークを抑制できる。
図3は、燃料電池10の製造工程の一部を示す説明図である。燃料電池10の製造装置40は、上部接着治具400と、下部接着治具410とを備える。上部接着治具400は、第1凸部401と第2凸部402と第5凸部405とを備える。第1凸部401と第2凸部402と第5凸部405は、それぞれ、第1セパレータプレート100の第1凹部101、第2凹部102、第5凹部105に対応する位置に設けられている。第2凸部402と第5凸部405の高さは同じであり、第1凸部401の高さは、第2凸部402、第5凸部405の高さよりもdhだけ大きい。また、第1凸部401の高さは、第1凹部101の凹みの深さよりも大きく、第2凸部402と第5凸部405の高さは、それぞれ、第2凹部102の凹みと第5凹部105の凹みの深さよりも大きい。
下部接着治具410は、第3凸部413と第4凸部414とを備える。第3凸部413と第4凸部414とは、それぞれ、第2セパレータプレート200の第3凹部203、第4凹部204に対応する位置に設けられている。第3凸部413と第4凸部414の高さは同じである。また、第3凸部413の高さは、第3凹部203の凹みの深さよりも大きく、第4凸部414の高さは、第4凹部204の凹みの深さよりも大きい。
図3に示す工程では、先ず、上部接着治具400と、下部接着治具410との間に、下部接着治具410側から順に、第2セパレータプレート200とMEGAプレート300と第1セパレータプレート100を配置する。
次に、上部接着治具400と、下部接着治具410とを加熱し、上部接着治具400と、下部接着治具410とで第1セパレータプレート100とMEGAプレート300と第2セパレータプレート200とを挟んで、押圧する。上部接着治具400は、第1凸部401と第2凸部402と第5凸部405のみが、第1セパレータプレート100と接触する。また、下部接着治具410は、第3凸部413と第4凸部414のみが、第2セパレータプレート200と接触する。この結果、第1セパレータプレート100の第1凹部101及び第2凹部102と、第2セパレータプレート200の第3凹部203及び第4凹部204とがMEGAプレート300に押圧されて、MEGAプレート300と接着する。なお、第5凹部105は、MEGAプレート300と接触していないので、MEGAプレート300と接着しない。
図4は、第1凹部101と第3凹部203の近傍を拡大して示す説明図である。左側の2つの図が本実施形態であり、右側の2つの図が比較例である。また、上の2つの図は、第1セパレータプレート100及び第2セパレータプレート200をMEGAプレート300に押圧していない状態であり、下の2つの図は、第1セパレータプレート100と第2セパレータプレート200との間の間隔が同じになるように、第1セパレータプレート100及び第2セパレータプレート200をMEGAプレート300に押圧した状態を示している。
上の2つの図を比較すれば分かるように、本実施形態の第1凹部101の深さは、比較例の第1凹部101aよりもdhだけ大きい。下の2つの図を比較すれば分かるように、本実施形態の第1凹部101は、接着層315を超えて、コア層310まで押圧されている。また、第3凹部203は、接着層320が薄くなった状態まで接着層320を押圧している。その結果、領域Xにおいて第3凹部203(第2セパレータプレート200)と樹脂フレーム340(MEGAプレート300)が強く接着される。そのため、第3凹部203(第2セパレータプレート200)と樹脂フレーム340(MEGAプレート300)との間をアノードガスが漏れて、カソードガスが流れるガス流路380にリークすることが発生し難い。これに対し、比較例では、第1凹部101a及び第3凹部203は、それぞれ、接着層315、320に接触しているが、押圧前(上の図)の接着層315、320の厚さに比べて、押圧後(下の図)の接着層315、320の厚さは、さほど薄くなっておらず、本実施形態に比べると、第3凹部203(第2セパレータプレート200)と樹脂フレーム340(MEGAプレート300)との接着力は弱い。そのため、第3凹部203(第2セパレータプレート200)と樹脂フレーム340(MEGAプレート300)との間をアノードガスが漏れて、カソードガスが流れるガス流路380にリークするおそれがある。
なお、図2において、第1セパレータプレート100の第1凹部101の底部が樹脂フレーム340と接触する幅W1(面積S1)と、第2セパレータプレート200の第3凹部203の底部が樹脂フレーム340と接触する幅W3(面積S1)については、説明していなかったが、第1凹部101の底部が樹脂フレーム340と接触する幅W1(面積S1)は、第3凹部203の底部が樹脂フレーム340と接触する幅W3(面積S1)よりも小さいことが好ましい。こうすれば、単位面積当たりの押圧力の大きさの違いにより、第1凹部101の底部がコア層310に達するまで押圧されたときでも、第2セパレータプレート200の第3凹部203の凹みの底部は、コア層310に達せず、接着層320に接触するので、第3凹部203の底部と、樹脂フレーム340との接着力を大きく出来る。
また、第1セパレータプレート100の第2凹部102の底部が樹脂フレーム340と接触する幅W2(面積S2)は、第2セパレータプレート100の第4凹部204の底部が樹脂フレーム340と接触する幅W4(面積S4)とほぼ等しく、第1セパレータプレート100の第1凹部101の底部が樹脂フレーム340と接触する幅W1(面積S1)よりも十分に大きいことが好ましい。この場合、第1セパレータプレート100の第2凹部102と、樹脂フレーム340との間の押圧力が十分に強くなくても、幅W2(面積S2)が十分に大きいので、第1セパレータプレート100の第2凹部102と、樹脂フレーム340との間を接着でき、カソードガスのリークを抑制できる。なお、第2セパレータプレート100の第4凹部204と樹脂フレーム340とについても、同様に、幅W4(面積S4)が十分に大きいので、第2セパレータプレート200の第4凹部204と、樹脂フレーム340との間を接着でき、カソードガスのリークを抑制できる。
以上、本実施形態によれば、第1凹部101の凹みの深さを第2凹部102の凹みの深さよりも大きくしている。そのため、第3凹部203とMEGAプレート300との間の接着性(図2、図4の領域Xにおける接着性)を、より高めることができる。
本実施形態では、反応ガスとしてカソードガスを例にとり、その供給系を例にとって説明したが、カソードガスの排出系についても同様の構造を採用できる。また、反応ガスとしてのアノードガスの供給系、排出系についても同様の構造を採用できる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…燃料電池
40…製造装置
100…第1セパレータプレート
101、101a…第1凹部
102…第2凹部
105…第5凹部
106、107…通気孔
151、152、153、154、155、156…マニホールド孔
200…第2セパレータプレート
203…第3凹部
204…第4凹部
251、252、253、254、255、256…マニホールド孔
300…MEGAプレート
310…コア層
315、320…接着層
340…樹脂フレーム
341、342、343、344、345、346…マニホールド孔
347…開口部
350…膜電極ガス拡散層接合体(MEGA)
355…電解質膜
360…カソード触媒層
365…アノード触媒層
370…カソードガス拡散層
375…アノードガス拡散層
380…ガス流路
381…ガス流路
400…上部接着治具
401…第1凸部
402…第2凸部
405…第5凸部
410…下部接着治具
413…第3凸部
414…第4凸部
dh…第1凹部と第2凹部の凹みの差
H1…間隔
H2…間隔
W1…第1凹部と樹脂プレートとが接触する幅
W2…第2凹部と樹脂プレートとが接触する幅
W3…第3凹部と樹脂プレートとが接触する幅さ
W4…第4凹部と樹脂プレートとが接触する幅
X…領域

Claims (1)

  1. 燃料電池であって、
    膜電極ガス拡散層接合体と前記膜電極ガス拡散層接合体の周囲に接合された枠状の樹脂フレームとで構成されるMEGAプレートと、
    前記MEGAプレートを挟持する第1セパレータプレート及び第2セパレータプレートと、
    を備え、
    前記樹脂フレームは、前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートとに挟まれ、熱可塑性樹脂製のコア層と、前記コア層の両面に配置される接着層とを有し、
    前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートと前記樹脂フレームとは、前記燃料電池の平面視において互いに重なる位置に前記膜電極ガス拡散層接合体と前記第1セパレータプレートとの間のガス流路に供給される反応ガスを供給するためのガスマニホールド孔をそれぞれ有し、
    前記第1セパレータプレートは、前記ガスマニホールド孔よりも前記膜電極ガス拡散層接合体に近い位置において前記樹脂フレームに接触するように凹む第1凹部と、前記ガスマニホールド孔よりも前記第1セパレータプレートの外縁に近い位置において前記樹脂フレームに接触するように凹む第2凹部とを有し、
    前記第2セパレータプレートは、前記第1凹部と対向する位置において前記樹脂フレームに接触するように凹む第3凹部と、前記第2凹部と対向する位置において前記樹脂フレームと接触するように凹む第4凹部とを有し、
    前記第1凹部は、前記第2凹部よりも深さが大きい、
    燃料電池。
JP2016105105A 2016-05-26 2016-05-26 燃料電池 Pending JP2017212126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105105A JP2017212126A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 燃料電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105105A JP2017212126A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 燃料電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017212126A true JP2017212126A (ja) 2017-11-30

Family

ID=60476802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016105105A Pending JP2017212126A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 燃料電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017212126A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200070944A (ko) 2018-12-10 2020-06-18 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀
KR20200072197A (ko) 2018-12-12 2020-06-22 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀
KR20200072198A (ko) 2018-12-12 2020-06-22 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀
KR20200132294A (ko) 2019-05-16 2020-11-25 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 연료전지 스택
KR20210015384A (ko) 2019-08-02 2021-02-10 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀
KR20210051557A (ko) 2019-10-30 2021-05-10 현대자동차주식회사 연료전지용 단위 셀
KR20210075776A (ko) 2019-12-13 2021-06-23 현대자동차주식회사 탄성체 더미 셀 프레임 및 이를 이용한 연료전지 스택
KR20210076468A (ko) 2019-12-16 2021-06-24 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200070944A (ko) 2018-12-10 2020-06-18 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀
US11050074B2 (en) 2018-12-10 2021-06-29 Hyundai Motor Company Elastomeric cell frame for fuel cell and manufacturing method thereof, and unit cell using the same
US11024866B2 (en) 2018-12-12 2021-06-01 Hyundai Motor Company Elastomeric cell frame for fuel cell, method of manufacturing same, and unit cell having same
KR20200072198A (ko) 2018-12-12 2020-06-22 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀
KR20200072197A (ko) 2018-12-12 2020-06-22 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀
US11367883B2 (en) 2018-12-12 2022-06-21 Hyundai Motor Company Elastomeric cell frame for fuel cell, method of manufacturing same, and unit cell using same
KR20200132294A (ko) 2019-05-16 2020-11-25 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 연료전지 스택
US11251441B2 (en) 2019-05-16 2022-02-15 Hyundai Motor Company Elastomeric cell frame for fuel cell, method for manufacturing the same and fuel cell using the same
KR20210015384A (ko) 2019-08-02 2021-02-10 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀
US11581551B2 (en) 2019-08-02 2023-02-14 Hyundai Motor Company Elastomeric cell frame for fuel cell, manufacturing method of the same and unit cell using the same
KR20210051557A (ko) 2019-10-30 2021-05-10 현대자동차주식회사 연료전지용 단위 셀
US11171340B2 (en) 2019-10-30 2021-11-09 Hyundai Motor Company Unit cell for fuel cell
KR20210075776A (ko) 2019-12-13 2021-06-23 현대자동차주식회사 탄성체 더미 셀 프레임 및 이를 이용한 연료전지 스택
KR20210076468A (ko) 2019-12-16 2021-06-24 현대자동차주식회사 연료전지용 탄성체 셀 프레임 및 그 제조방법과 이를 이용한 단위 셀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017212126A (ja) 燃料電池
KR100907781B1 (ko) 연료전지용 막전극 접합체, 고분자 전해질형 연료전지용셀, 고분자 전해질형 연료전지 및 막전극 접합체의제조방법
JP5615875B2 (ja) 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体
JP3897808B2 (ja) Mea、meaの製造方法及び高分子電解質形燃料電池
CN110224154B (zh) 装备框架的膜电极组件及其生产方法,以及燃料电池
JP5683433B2 (ja) 燃料電池スタック
JP5855442B2 (ja) 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体の製造方法
JP6402728B2 (ja) 燃料電池セル、及び、燃料電池セルの製造方法
US11171341B2 (en) Fuel cell and method of manufacturing fuel cell
JP2008171613A (ja) 燃料電池
US9318753B2 (en) Fuel cell
JP6100225B2 (ja) 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体
JP2017079170A (ja) 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体及びその製造方法
KR20180008899A (ko) 연료 전지
JP2015090793A (ja) 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体
JP2020140944A (ja) 燃料電池
US11177485B2 (en) Terminal plate for fuel cell
US11018363B2 (en) Fuel cell including frame member
JP2018045882A (ja) 燃料電池スタック
JP6287556B2 (ja) 燃料電池
JP2008192403A (ja) 燃料電池、その製造方法、および燃料電池用積層部材
JP2020119885A (ja) 枠付き電解質膜・電極構造体の製造方法、枠付き電解質膜・電極構造体及び燃料電池
JP2016012483A (ja) 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体
JP2011048970A (ja) 燃料電池
JP2016091936A (ja) 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体の製造方法