JP2007018813A - 燃料電池スタック - Google Patents

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俊哉 若穂囲
Manabu Tanaka
学 田中
Masaru Iguchi
勝 井口
Ken Takahashi
謙 高橋
Isato Kachi
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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、鉛直方向に積層するとともに、良好な発電性能を確保することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が鉛直方向に積層された積層体14を備え、この燃料電池スタック10の積層方向下方に配置される第1エンドプレート20aには、マニホールド部材60a、60bが取り付けられる。マニホールド部材60a、60bは、幅広部62a、62bを設け、前記幅広部62a、62bを配置板58上に直接載置することにより、燃料電池スタック10全体を支持するマウントを構成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体高分子電解質膜の両側に一対の電極が設けられた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが鉛直方向に積層される積層体を備え、前記積層体には、反応ガス及び冷却媒体を積層方向に流通させる反応ガス連通孔及び冷却媒体連通孔が前記積層方向に貫通して形成される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ電極触媒(電極触媒層)と多孔質カーボン(拡散層)からなるアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持する発電セルを構成している。通常、燃料電池では、この発電セルを所定の数だけ積層した燃料電池スタックが使用されている。
上記の燃料電池では、積層されている各発電セルのアノード側電極及びカソード側電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、内部マニホールドを構成する場合が多い。この内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔を備えており、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路(酸化剤ガス流路及び燃料ガス流路)の入口側端部及び出口側端部には、前記反応ガス入口連通孔及び前記反応ガス出口連通孔がそれぞれ連通している。
ところで、この種の燃料電池は、各発電セルを水平方向に積層する構成の他、鉛直方向に積層する構成が採用されている。発電セルを鉛直方向に積層する構成として、例えば、特許文献1に開示されているスタック構造が知られている。このスタック構造は、外部マニホールドを構成しており、図8に示すように、3個の単電池1A、1B及び1Cが鉛直方向に積層されて直列接続されたスタックが、容器2内に収容されている。
各単電池1A、1B及び1Cは、固体電解質膜3aに燃料極膜3bと空気極板3cとが設けられるとともに、前記空気極板3c側には、セパレータ4を介して酸化剤ガス通路5が形成されている。単電池1A、1B及び1Cの端部には、マニホールド部材6が接続されており、前記マニホールド部材6に一端が接続される酸化剤ガス供給管6aは、酸化剤ガス室7に開放されている。
容器2には、酸化剤ガス室7に酸化剤ガスを供給するための供給口8a、燃焼排ガスを予熱室9に供給するための排ガス管8b、及び前記予熱室9から排ガスを排出するための排出口8cが設けられている。
特開平11−185793号公報(図4)
しかしながら、上記の特許文献1では、単電池1A、1B及び1Cを鉛直方向に積層した状態で、容器2を他の部材(図示せず)上に載置しようとすると、例えば、供給口8aや排ガス管8bが障害となり易く、この容器2を直接載置することができない。このため、専用のマウント部材を設ける必要があり、スタック構造全体が大型化且つ重量化するとともに、コストが高騰するという問題が指摘されている。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、鉛直方向に積層するとともに、良好な発電性能を確保することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、固体高分子電解質膜の両側に一対の電極が設けられた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが鉛直方向に積層される積層体を備え、前記積層体には、反応ガス及び冷却媒体を積層方向に流通させる反応ガス連通孔及び冷却媒体連通孔が前記積層方向に貫通して形成される燃料電池スタックである。
積層体に積層されて鉛直方向下方に配置されるエンドプレートには、電極の発電領域外の領域に対応し、反応ガス連通孔及び冷却媒体連通孔に連通するマニホールド部材が設けられるとともに、前記マニホールド部材、又は前記マニホールド部材に接続される管部材は、燃料電池スタック全体を他の部材上に載置させるためのマウントを構成している。
また、反応ガス連通孔は、燃料ガス供給連通孔、燃料ガス排出連通孔、酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔を有する一方、冷却媒体連通孔は、冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔を有している。そして、管部材は、燃料ガス供給管、燃料ガス排出管、酸化剤ガス供給管、酸化剤ガス排出管、冷却媒体供給管及び冷却媒体排出管を有するとともに、エンドプレートは、長方形状に構成されて長手方向両端側にそれぞれマニホールド部材を設け、各マニホールド部材には、前記管部材が3つずつ接続されることが好ましい。
さらに、管部材は、エンドプレートに対して対称位置に且つ均等間隔ずつ離間して各マニホールド部材に3つずつ接続されることが好ましい。
本発明によれば、エンドプレートに設けられるマニホールド部材自体、又は前記マニホールド部材に接続される管部自体が、マウントを構成するため、別途、専用のマウント部材を用意する必要がない。従って、燃料電池スタック全体の構成が簡素化且つ軽量化するとともに、前記燃料電池スタックを経済的に構成することができる。
しかも、マニホールド部材は、電極の発電領域外に設けられている。このため、積層体が鉛直方向に積層された際に、過剰な反力が発電領域内に作用することを良好に阻止することができ、シール性の低下や固体高分子電解質膜の破損等を有効に防止して、良好な発電性能を確保することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10の概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の側面説明図である。
燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が鉛直方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備え、前記積層体14の積層方向両端部には、第1及び第2ターミナルプレート16a、16bと、第1及び第2絶縁プレート18a、18bと、第1及び第2エンドプレート20a、20bとが、順次、設けられる。なお、燃料電池スタック10は、図示しないが、例えば、締め付けボルト等により締め付け保持される。
図3に示すように、発電セル12は、鉛直方向(矢印A方向)に積層される電解質膜・電極構造体22と、第1及び第2金属セパレータ24、26とを備える。なお、第1及び第2金属セパレータ24、26に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
電解質膜・電極構造体22は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜28と、該固体高分子電解質膜28を挟持するアノード側電極30及びカソード側電極32とを備える。アノード側電極30及びカソード側電極32は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。
発電セル12の矢印B方向の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)40a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔(冷却媒体連通孔)42a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)44bが、矢印C方向に配列して設けられる。
発電セル12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)44a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔(冷却媒体連通孔)42b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)40bが、矢印C方向に配列して設けられる。
第1金属セパレータ24の電解質膜・電極構造体22に向かう面24aには、酸化剤ガス流路46が設けられる。酸化剤ガス流路46は、複数の酸化剤ガス流路溝46aを有するとともに、前記酸化剤ガス流路溝46aは、矢印B方向に延在している。なお、酸化剤ガス流路溝46aは、例えば、矢印B方向に一往復半だけ折り返すサーペタイン流路溝を構成してもよい。
第2金属セパレータ26の電解質膜・電極構造体22に向かう面26aには、燃料ガス流路48が設けられる。燃料ガス流路48は、酸化剤ガス流路46と同様に、矢印B方向に延在する複数の燃料ガス流路溝48aを有する。
第1金属セパレータ24と第2金属セパレータ26とは、互いに対向する面24b、26bに冷却媒体流路50を一体的に形成する。冷却媒体流路50は、酸化剤ガス流路46の裏面側、及び燃料ガス流路48の裏面側に一体的に形成され、矢印B方向に延在する複数の冷却媒体流路溝50aを有する。この冷却媒体流路50は、冷却媒体入口連通孔42aと冷却媒体出口連通孔42bとに連通する。
第1金属セパレータ24の面24a、24bには、この第1金属セパレータ24の外周縁部を周回して第1シール部材54が射出成形等により一体的に設けられる。第1シール部材54は、面24aにおいて、酸化剤ガス入口連通孔40a、酸化剤ガス出口連通孔40b及び酸化剤ガス流路46を覆って酸化剤ガスの洩れ止めを行う。第1シール部材54は、酸化剤ガス入口連通孔40a、冷却媒体入口連通孔42a、燃料ガス出口連通孔44b、燃料ガス入口連通孔44a、冷却媒体出口連通孔42b及び酸化剤ガス出口連通孔40bの内周面を覆っており、第1金属セパレータ24の液絡を防止している。なお、以下に説明する第2シール部材56も同様である。
第2金属セパレータ26の面26a、26bには、この第2金属セパレータ26の外周縁部を周回して第2シール部材56が射出成形等により一体的に設けられる。第2シール部材56は、面26aにおいて、燃料ガス入口連通孔44a、燃料ガス出口連通孔44b及び燃料ガス流路48を覆って燃料ガスの洩れ止めを行う。第2シール部材56は、面26bにおいて、冷却媒体入口連通孔42a、冷却媒体出口連通孔42b及び冷却媒体流路50を覆って冷却媒体の漏れ止めを行う。
図1及び図4に示すように、第1エンドプレート20aは、矢印B方向に長尺な長尺形状に構成されるとともに、この第1エンドプレート20aの矢印B方向両端縁部には、すなわち、発電セル12の発電領域57(図3及び図4参照)の外方の領域に対し、他の部材、例えば、配置板58上に直接載置されるマニホールド部材60a、60bが取り付けられる。マニホールド部材60a、60bは、樹脂材で構成されており、矢印C方向に長尺な略矩形状を有するとともに、端面に幅広部62a、62bが設けられてマウントを構成している。
マニホールド部材60aには、矢印C方向に配列されて段付き孔部64a、66b及び68bが形成される。段付き孔部64a、66b及び68bは、燃料電池スタック10の燃料ガス入口連通孔44a、冷却媒体出口連通孔42b及び酸化剤ガス出口連通孔40bに対応する。燃料ガス入口連通孔44a、冷却媒体出口連通孔42b及び酸化剤ガス出口連通孔40bは、開口形状が縦長の略矩形状に構成される一方、孔部64a、66b及び68bは、例えば、円形状に構成される。
マニホールド部材60aには、段付き孔部64a、66b及び68bに連通する管部材である燃料ガス供給管76a、冷却媒体排出管78b及び酸化剤ガス排出管80bが、Oリング(シール部材)82を介して取り付けられる(図2参照)。
マニホールド部材60bは、上記のマニホールド部材60aと同様に、縦長の略矩形状を有する酸化剤ガス入口連通孔40a、冷却媒体入口連通孔42a及び燃料ガス出口連通孔44bに一部を重合して配置される円形状の段付き孔部68a、66a及び64bを設ける。
マニホールド部材60bには、段付き孔部68a、66a及び64bに連通する管部材である酸化剤ガス供給管80a、冷却媒体供給管78a及び燃料ガス排出管76bが、Oリング82を介して取り付けられる。図2に示すように、配置板58には、各管部材を挿入するための孔部84が形成される。
図4に示すように、第1エンドプレート20aに対して、燃料ガス供給管76aと燃料ガス排出管76bとは、略対称位置(対角位置)に配置される。同様に、冷却媒体供給管78aと冷却媒体排出管78bとは、略対称位置に配置されるとともに、酸化剤ガス供給管80aと酸化剤ガス排出管80bとは、略対称位置に配置される。
燃料ガス供給管76a及び燃料ガス排出管76bと、冷却媒体供給管78a及び冷却媒体排出管78bと、酸化剤ガス供給管80a及び酸化剤ガス排出管80bとは、それぞれ互いに角度α1、α2(α1=α2)の角度を有し、すなわち、均等間隔ずつ離間して配置される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
図2に示すように、燃料電池スタック10では、第1エンドプレート20aが鉛直下端位置に配置され、この第1エンドプレート20a上に積層体14が積層されている。そして、第1エンドプレート20aに取り付けられるマニホールド部材60a、60bは、配置板58上に直接載置される。一方、管部材である燃料ガス供給管76a、冷却媒体排出管78b、酸化剤ガス排出管80b、酸化剤ガス供給管80a、冷却媒体供給管78a及び燃料ガス排出管76bは、前記配置板58の各孔部84に挿入されるとともに、前記マニホールド部材60a、60bに対してOリング82を介し気密乃至液密に取り付けられる。
そこで、図1に示すように、燃料電池スタック10を構成する第1エンドプレート20aにおいて、酸化剤ガス供給管80aから酸化剤ガス入口連通孔40aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給管76aから燃料ガス入口連通孔44aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給管78aから冷却媒体入口連通孔42aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔40aから第1金属セパレータ24の酸化剤ガス流路46に導入される。酸化剤ガス流路46では、酸化剤ガスが複数の酸化剤ガス流路溝46aに分散される。このため、酸化剤ガスは、各酸化剤ガス流路溝46aを介して電解質膜・電極構造体22のカソード側電極32に沿って移動する。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔44aから第2金属セパレータ26の燃料ガス流路48に導入される。この燃料ガス流路48では、燃料ガスが複数の燃料ガス流路溝48aに分散される。さらに、燃料ガスは、各燃料ガス流路溝48aを介して電解質膜・電極構造体22のアノード側電極30に沿って移動する。
従って、電解質膜・電極構造体22では、カソード側電極32に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極30に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極32に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔40bに排出される(図3参照)。同様に、アノード側電極30に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔44bに排出される。
一方、冷却媒体入口連通孔42aに供給された冷却媒体は、第1及び第2金属セパレータ24、26間に形成された冷却媒体流路50に導入される。この冷却媒体流路50では、冷却媒体が矢印B方向に移動する。従って、冷却媒体は、電解質膜・電極構造体22の発電領域57全面にわたって冷却した後、冷却媒体出口連通孔42bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、第1エンドプレート20aにマニホールド部材60a、60bが設けられるとともに、このマニホールド部材60a、60bは、図2に示すように、配置板58上に直接載置されてマウントを構成している。
このため、燃料電池スタック10では、積層体18が鉛直方向に積層された状態で、配置板58上に載置される際、別途、専用のマウント部材を設ける必要がない。従って、燃料電池スタック10全体の構成が簡素化且つ軽量化するとともに、前記燃料電池スタック10を経済的に構成することができるという効果が得られる。
しかも、マニホールド部材60a、60bは、発電セル12の発電領域57の外方に対応して設けられている。このため、複数の発電セル12が、鉛直方向に積層された際に、過剰な反力が発電領域57の内方に作用することを良好に阻止することができ、シール性の低下や固体高分子電解質膜28の破損等を有効に防止して、良好な発電性能を確保することが可能になる。
さらに、第1の実施形態では、図4に示すように、燃料ガス供給管76aと燃料ガス排出管76b、冷却媒体供給管78aと冷却媒体排出管78b及び酸化剤ガス供給管80aと酸化剤ガス排出管80bが、それぞれ略対称位置に且つ均等間隔ずつ離間して配置されている。これにより、積層方向(鉛直方向)の荷重が均等に分散され、燃料ガス入口連通孔44a、冷却媒体出口連通孔42b、酸化剤ガス出口連通孔40b、酸化剤ガス入口連通孔40a、冷却媒体入口連通孔42a及び燃料ガス出口連通孔44bを囲繞するシールに対し、均等の荷重が作用する。従って、確実且つ良好なシール機能を有することができるという利点がある。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック100の側面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3及び第4の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック100は、鉛直方向(積層方向)下方に配置される第1エンドプレート20aの矢印B方向両端縁部には、マニホールド部材102a、102bが取り付けられる。マニホールド部材102aの段付き孔部64a、66b及び68bには、燃料ガス供給管76a、冷却媒体排出管78b及び酸化剤ガス排出管80bの小径端部104が、Oリング106を介して液密乃至気密に取り付けられる。
マニホールド部材102bの段付き孔部68a、66a及び64bには、それぞれ酸化剤ガス供給管80a、冷却媒体供給管78a及び燃料ガス排出管76bの各小径端部108が、Oリング110を介して液密乃至気密に装着される。
配置板58には、各管部材を挿入するための孔部84が形成されており、前記孔部84に挿入される各管部材である燃料ガス供給管76a、冷却媒体排出管78b、酸化剤ガス排出管80b、酸化剤ガス供給管80a、冷却媒体供給管78a及び燃料ガス排出管76bは、溶接あるいは接着剤等の固定部112によって前記配置板58に固定される。すなわち、各管部材は、燃料電池スタック100を配置板58上に載置させるためのマウントを構成している。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック120の側面説明図である。
燃料電池スタック120は、積層方向下方に配置される第1エンドプレート20aにマニホールド部材102a、102bが取り付けられる。マニホールド部材102aに接続される燃料ガス供給管76a、冷却媒体排出管78b及び酸化剤ガス排出管80bには、フランジ部122が設けられており、このフランジ部122が配置板58上に直接載置される。
マニホールド部材102bに接続される酸化剤ガス供給管80a、冷却媒体供給管78a及び燃料ガス排出管76bには、同様に、配置板58上に直接載置されるフランジ部122が形成される。
従って、第3の実施形態では、各管部材に設けられるフランジ部122が、燃料電池スタック120を配置板58上に載置するマウントを構成している。
図7は、本発明の第4実施形態に係る燃料電池スタック130の一部分解斜視説明図である。
燃料電池スタック130は、積層体14がケーシング132内に収容される。このケーシング132は、端板としての第1及び第2エンドプレート20a、20bと、側板134a〜134dとを備える。側板134a〜134dは、第1及び第2エンドプレート20a、20bにボルト136を介して固定される。
第1エンドプレート20aには、マニホールド部材60a、60bが取り付けられる。なお、マニホールド部材60a、60bに代えて、第2〜第3の実施形態のいずれかの構成を採用してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの側面説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の分解斜視図である。 前記燃料電池スタックの第1エンドプレート側からの正面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの側面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの側面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックの一部分解斜視説明図である。 特許文献1のスタック構造の説明図である。
符号の説明
10、100、120、130…燃料電池スタック
12…発電セル
20a、20b…エンドプレート 22…電解質膜・電極構造体
24、26…金属セパレータ 28…固体高分子電解質膜
30…アノード側電極 32…カソード側電極
40a…酸化剤ガス入口連通孔 40b…酸化剤ガス出口連通孔
42a…冷却媒体入口連通孔 42b…冷却媒体出口連通孔
44a…燃料ガス入口連通孔 44b…燃料ガス出口連通孔
46…酸化剤ガス流路 48…燃料ガス流路
50…冷却媒体流路 58…配置板
60a、60b、102a、102b…マニホールド部材
62a、62b…幅広部
64a、64b、66a、66b、68a、68b…段付き孔部
76a…燃料ガス供給管 76b…燃料ガス排出管
78a…冷却媒体供給管 78b…冷却媒体排出管
80a…酸化剤ガス供給管 80b…酸化剤ガス排出管
84…孔部 112…固定部
122…フランジ部 132…ケーシング

Claims (3)

  1. 固体高分子電解質膜の両側に一対の電極が設けられた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが鉛直方向に積層される積層体を備え、前記積層体には、反応ガス及び冷却媒体を積層方向に流通させる反応ガス連通孔及び冷却媒体連通孔が前記積層方向に貫通して形成される燃料電池スタックであって、
    前記積層体に積層されて鉛直方向下方に配置されるエンドプレートには、前記電極の発電領域外の領域に対応し、前記反応ガス連通孔及び前記冷却媒体連通孔に連通するマニホールド部材が設けられるとともに、
    前記マニホールド部材、又は前記マニホールド部材に接続される管部材は、前記燃料電池スタック全体を他の部材上に載置させるためのマウントを構成することを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記反応ガス連通孔は、燃料ガス供給連通孔、燃料ガス排出連通孔、酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔を有する一方、前記冷却媒体連通孔は、冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔を有し、
    前記管部材は、燃料ガス供給管、燃料ガス排出管、酸化剤ガス供給管、酸化剤ガス排出管、冷却媒体供給管及び冷却媒体排出管を有するとともに、
    前記エンドプレートは、長方形状に構成されて長手方向両端側にそれぞれ前記マニホールド部材を設け、各マニホールド部材には、前記管部材が3つずつ接続されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項2記載の燃料電池スタックにおいて、前記管部材は、前記エンドプレートに対して対称位置に且つ均等間隔ずつ離間して各マニホールド部材に3つずつ接続されることを特徴とする燃料電池スタック。
JP2005197620A 2005-07-06 2005-07-06 燃料電池スタック Pending JP2007018813A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008235231A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Ihara Science Corp 家庭用燃料電池における各ユニットの配管接続装置
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