JPH0724934A - 網状の周壁を有する筒体の製造方法 - Google Patents

網状の周壁を有する筒体の製造方法

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JPH0724934A
JPH0724934A JP19696493A JP19696493A JPH0724934A JP H0724934 A JPH0724934 A JP H0724934A JP 19696493 A JP19696493 A JP 19696493A JP 19696493 A JP19696493 A JP 19696493A JP H0724934 A JPH0724934 A JP H0724934A
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JP
Japan
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core
net
grooves
vertical
peripheral side
Prior art date
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Pending
Application number
JP19696493A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Okano
聡 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Ono Sangyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ono Sangyo Co Ltd filed Critical Ono Sangyo Co Ltd
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Publication of JPH0724934A publication Critical patent/JPH0724934A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 全体を一体的に成形することにより、製造を
容易化してコストを低減し、且つ、製品の品質を安定化
し得る斬新な製法の提供。かかる問題点を解決した斬新
な製法の提供を目的とする。 【構成】 コア1と、コア1の周側面にそれぞれ内面を
接触させて互いに閉合すると共にコア1の抜き方向に対
して垂直方向にスライドして互いに開離する複数のキャ
ビティプレート2,3を備えて、そのコア1の周側面に
網状部の縦糸を形成するための多数の細い縦溝4を抜き
方向と方向が一致するように設けると共に、キャビティ
プレート2,3の内面に網状部の横糸を形成するための
多数の細い横溝5を上記の縦溝4に対して垂直方向に且
つその内面をコア1の周側面に接触させた状態で縦溝4
に対し交点を連通せしめるように設けた射出成形用金型
を構成し、当該金型の上記の縦溝4及び横溝5に溶融樹
脂を充填して固化したのちに金型を開いて取り出すこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形フィルタのよう
な、網状の周壁を有する筒体の製造方法に関する。尚、
筒体とは両端が開口したものと、一端が開口して他端は
底によって閉塞したものとの両方を含むものとする。
又、筒体とは、断面が円形のものに限定するものではな
く、任意の断面を含むものとする。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の筒体は、一般的に、筒体
の枠部を成形する金型に、別個に形成した網体を嵌め込
んでインサートとなし、その金型に溶融樹脂を充填して
固化することにより枠部を成形すると同時に、その枠部
に網体を一体化する方法により製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製法は、網
体を別個に形成しなければならず、又、成形の際に網体
をその都度金型に対して嵌め込まなければならないの
で、極めて手間がかかってコスト高となる問題があっ
た。また、網体を金型に嵌め込むときのインサートのミ
スによって製品に品質上のばらつきが生じる問題もあっ
た。そこで本発明は、全体を一体的に成形することによ
り、製造を容易化してコストを低減し、且つ、製品の品
質を安定化することのできる斬新な製法の提供を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明における網状の周壁を有する筒体の製造方
法は、コア1と、コア1の周側面にそれぞれ内面を接触
させて互いに閉合すると共にコア1の抜き方向に対して
垂直方向にスライドして互いに開離する複数のキャビテ
ィプレート2,3を備えて、そのコア1の周側面に網状
部の縦糸を形成するための多数の細い縦溝4を抜き方向
と方向が一致するように設けると共に、キャビティプレ
ート2,3の内面に網状部の横糸を形成するための多数
の細い横溝5を上記の縦溝4に対して垂直方向に且つそ
の内面をコア1の周側面に接触させた状態で縦溝4に対
し交点を連通せしめるように設けた射出成形用金型を構
成し、当該金型の上記の縦溝4及び横溝5に溶融樹脂を
充填して固化したのちに金型を開いて取り出すことを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明は、コア1に網状部の縦糸を形成するた
めの多数の細い縦溝4を設けると共に、キャビティプレ
ート2,3に網状部の横糸を形成するための多数の細い
横溝5を設けることによって、網状部を金型によって一
体的に成形することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。まず、図1及び図2は、図3乃至図5に示した円筒
形フィルタ6を成形するための射出成形用金型を示した
ものである。この金型は、縦方向を抜き方向とする円柱
状のコア1と、断面が半円形の凹部7,8を有してその
凹部7,8の内面をそれぞれコア1の周側面に対して接
触させた状態で互いに閉合すると共にコア1の抜き方向
に対して垂直方向にスライドして互いに開離する左右一
対のキャビティプレート2,3とを少なくとも備えて構
成されている。
【0007】そして、コア1の周側面には抜き方向と同
一方向の細い縦溝4を多数形成し、又、キャビティプレ
ート2,3の凹部7,8の内面には上記の縦溝4に対し
て垂直方向の横溝5を多数形成している。キャビティプ
レート2,3を閉じてその凹部7,8の内面をコア1の
周側面に接触させた状態では、縦溝4と横溝5がその交
点を連通状態とする。
【0008】キャビティプレート2,3の凹部7,8の
内面には上記の横溝5の他に、上記縦溝4の両端部と中
間部にそれぞれ対応する位置に、横溝5と同一方向で横
溝5より幅も深さも大きい周溝9,10,11を設ける
と共に、円周方向の複数箇所には、上記の縦溝4より幅
も深さも大きい縦向き太溝12を設けている。
【0009】コア1の周側面には上記の縦溝4の他に、
上記の各縦向き太溝12の幅方向の両端部位に対応する
箇所にそれぞれ縦溝4とほぼ同じ大きさの縦向き細溝1
3を設けている。
【0010】また、金型には上記の一端の周溝9に連通
するゲート14を設けている。
【0011】金型の上記の縦溝4、横溝5、周溝9,1
0,11、縦向き太溝12、及び縦向き細溝13に対し
て、ゲート14から熱可塑性合成樹脂を加熱して溶融し
たものを充填した後に、冷却固化してから金型を開くと
図3乃至図5に示すような円筒形フィルタ6の成形品が
得られる。この円筒形フィルタ6は、両端に環状縁部1
5,16を有し、周壁面は多数の縦糸17と多数の横糸
18が垂直に交叉してその交点を接続した構造の網状部
19となっており、網状部19の中には縦桟20と横桟
21とが混じって網状部19を補強した構成となってい
る。この円筒形フィルタ6の両端の環状縁部15,16
は上記金型の周溝9,10によって、網状部19の縦糸
17と横糸18は同じく縦溝4と横溝5によって、縦桟
20は同じく縦向き太溝12によって、横桟21は同じ
く周溝11によって、又、縦桟20の内面に突設したリ
ブ22は同じく縦向き細溝13によって形成される。
【0012】次に、図6は、図7に示すような底23を
有する円筒形フィルタ24を成形するための射出成形用
金型を示したものである。この金型は、キャビティプレ
ート2,3においてコア1の先端面と向き合う位置に、
それぞれ半円板形キャビティ25,26を周溝9と連通
するように設けてあり、その他は上記の金型と同一構造
である。そして、その半円板形キャビティ25,26に
よって底23を形成するものである。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記の通りであり、網状部19
を含む全体を金型によって一体成形できるので、上記従
来例のインサート成形を用いた製法のように網体を別個
に形成する手間や、網体を金型に嵌め込む手間を省くこ
とができて、極めて能率的に生産できてコスト低減を達
成できるという効果がある。また、上記従来例の製法に
おいて発生するインサートのミスという問題がなく、網
状部19を正確に成形できるので製品の品質が安定する
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】金型の要部縦断面図である。
【図2】金型の要部横断面図である。
【図3】円筒形フィルタの一部切断側面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】網状部の一部拡大斜視図である。
【図6】金型の要部縦断面図である。
【図7】円筒形フィルタの一部切断側面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 キャビティプレート 3 キャビティプレート 4 縦溝 5 横溝 6 円筒形フィルタ 7,8 凹部 9,10,11 周溝 12 縦向き太溝 13 縦向き細溝 14 ゲート 15,16 環状縁部 17 縦糸 18 横糸 19 網状部 20 縦桟 21 横桟 22 リブ 23 底 24 円筒形フィルタ 25,26 半円板形キャビティ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア1と、コア1の周側面にそれぞれ内
    面を接触させて互いに閉合すると共にコア1の抜き方向
    に対して垂直方向にスライドして互いに開離する複数の
    キャビティプレート2,3を備えて、そのコア1の周側
    面に網状部の縦糸を形成するための多数の細い縦溝4を
    抜き方向と方向が一致するように設けると共に、キャビ
    ティプレート2,3の内面に網状部の横糸を形成するた
    めの多数の細い横溝5を上記の縦溝4に対して垂直方向
    に且つその内面をコア1の周側面に接触させた状態で縦
    溝4に対し交点を連通せしめるように設けた射出成形用
    金型を構成し、当該金型の上記の縦溝4及び横溝5に溶
    融樹脂を充填して固化したのちに金型を開いて取り出す
    ことを特徴とする網状の周壁を有する筒体の製造方法。
JP19696493A 1993-07-14 1993-07-14 網状の周壁を有する筒体の製造方法 Pending JPH0724934A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069174A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Juken Fine Tool:Kk プラスチックフィルタ用金型
JP2008284744A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Achilles Corp 可撓性管継手の製造方法
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JP2016013634A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 株式会社カネカ 射出成型用金型

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