JPH07247684A - 型枠巾止金具およびこの型枠巾止金具による型枠巾止構造 - Google Patents

型枠巾止金具およびこの型枠巾止金具による型枠巾止構造

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JPH07247684A
JPH07247684A JP3852594A JP3852594A JPH07247684A JP H07247684 A JPH07247684 A JP H07247684A JP 3852594 A JP3852594 A JP 3852594A JP 3852594 A JP3852594 A JP 3852594A JP H07247684 A JPH07247684 A JP H07247684A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP3852594A
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English (en)
Inventor
Akira Tomita
彰 富田
Yasushi Matsumoto
安史 松本
Kazuyoshi Ito
和好 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N S P KK
Sekisui House Ltd
NSP Corp
Original Assignee
N S P KK
Sekisui House Ltd
NSP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1回のコンクリート打設によるベタ基礎の成形
方法を寸法精度良く簡単に行うための型枠巾止金具と型
枠巾止構造とを提供することを目的としている。 【構成】型枠4の下辺の内面および外面に係合する爪部
21,22が立設され、この係合状態で型枠4の下辺リ
ブ41に折り返すことによってこの下辺リブ41に係合
する折返係合片23が形成された型枠係合部材2と、一
対の型枠係合部材2を、段違い高さの所定間隔で位置決
め固定する位置決め部材3とを具備した型枠巾止金具1
である。また、外周基礎部61の内側を成形する内枠4
aと外側を成形する外枠4bとが、あらかじめ両者の高
さの差の分だけ外枠4bを低くした段違いの高さで配置
され、外枠4bおよび内枠4aの下辺に、型枠巾止金具
1の型枠係合部材2を係合させた状態で、外枠下辺と内
枠下辺との対峙巾が、この段違い高さに対応した位置決
め部材3によって維持されてなる型枠巾止構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型枠を用いたコンクリ
ートの打設工法によってベタ基礎を成形する場合におい
て型枠の対峙状態を維持するために用いられる型枠の巾
止金具と、この巾止金具による型枠の巾止構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、コンクリート打設に
よって成形したベタ総基礎aは、外周基礎部bの内側高
さhが、厚みなどの関係で外側高さHよりも低くなされ
ている。
【0003】従来より、このようなコンクリートの打設
工法によってベタ基礎aを成形する場合、まず、ベタ床
基礎部cを成形して平滑な床基礎表面を成形した後、こ
のベタ床基礎部cの表面に、外周基礎部bの内側高さh
に等しい型枠dを設けて外周基礎部bのコンクリートの
打設を行っていた。この打設の際、型枠dは、巾方向に
広がらないように、その上辺に型枠dの巾を規制する巾
止金具eを設けて対峙巾を維持するようになされてい
た。また、型枠dの下辺は、あらかじめベタ床基礎部c
の成形時に組み込んでおいたアンカーボルト(図示省
略)などに固定して対峙巾を維持するようになされてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の打
設工法の場合、2回のコンクリート打設が必要となって
しまい、作業日数や工数が嵩み、コスト高になってしま
うといった不都合を生じる。また、外周基礎部bは、2
回のコンクリート打設による打ち継ぎとなってしまうの
で、この継ぎ目gの部分から水などが浸入し易くなると
いった不都合を生じる。
【0005】そこで、本発明者らは、外枠と内枠とを、
外枠を低くした段違い高さで配置し、1回のコンクリー
ト打設によってベタ基礎を成形する方法を提案してい
る。
【0006】しかし、この場合、従来のようなベタ床基
礎部cが無いので外枠および内枠の下辺を固定すること
ができず、かつ、この外枠と内枠との下辺が段違い高さ
となるので対峙巾を規制することができない。その結
果、打設作業が上手くいかなかったり、外周基礎部の寸
法精度が悪くなるといった不都合を生じる。
【0007】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、1回のコンクリート打設によるベタ基礎の成
形方法を寸法精度良く簡単に行うための型枠巾止金具
と、この型枠巾止金具による型枠巾止構造とを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の型枠巾止金具は、型枠の下辺に当接した状態
で、この型枠の内面および外面に係合するようになされ
た爪部が立設されるとともに、この係合状態で型枠の下
辺リブに折り返すことによってこの下辺リブに係合する
ようになされた折返係合片が形成されてなる型枠係合部
と、一対の型枠係合部を、段違い高さの所定間隔で位置
決め固定するようになされた位置決め部とを具備したも
のである。
【0009】また、この型枠巾止金具による外枠および
内枠の巾止構造であって、外周基礎部の内側高さに相当
する高さの成形が可能な内枠と、外周基礎部の外側高さ
に相当する高さの成形が可能な外枠とが、あらかじめ両
者の高さの差の分だけ外枠を低くした段違いの高さで配
置され、外枠および内枠の下辺に、型枠係合部を係合さ
せた状態で、この外枠下辺と内枠下辺との対峙巾が、こ
の段違い高さに対応した位置決め部によって維持されて
なるものである。
【0010】
【作用】本発明によると、外枠および内枠の下辺に、外
枠係合部および内枠係合部を係合することで、この外枠
下辺と内枠下辺との対峙巾が位置決め部によって段違い
高さの所定巾で維持されることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】図1は型枠巾止金具1の全体構成の概略を
示し、図2は同型枠巾止金具1による巾止構造を示して
いる。
【0013】すなわち、この型枠巾止金具1は、型枠係
合部材2と、位置決め部材3とからなり、段違いの高さ
で配置した型枠4の下辺の間隔を維持するようになされ
ている。
【0014】型枠係合部材2は、L字状に折り曲げられ
た板状体からなり、この折り曲げられて起立した部分
が、型枠4の外面側に当接可能な外爪部21となされて
いる。また、この外爪部21に対向する型枠係合部材2
の他端側は、その中央部が外爪部21と平行するように
立設され、この立設された部分が、型枠4の内面側に当
接可能な内爪部22を形成するようになされている。ま
た、外爪部21の中央部には、切込が設けられて可撓変
形可能となされた折返係合片23が形成されている。す
なわち、この型枠係合部材2の外爪部21と内爪部22
との間に型枠4の下辺を係合させた状態で、この折返係
合片23を折り返すことによって、この折返係合片23
を型枠4の下辺リブ41に係合できるようになされてい
る。また、この型枠係合部材2は、外爪部21から内爪
部22に向かう長手方向に沿って溝状の窪みや凹凸が形
成された波板状となされており、この型枠係合部材2全
体の構造的補強がなされている。
【0015】位置決め部材3は、1本の鉄筋部材を折り
曲げて形成されており、その両端に互いに平行する平行
部31を有し、中央部分がこの平行部31に対して傾斜
した傾斜部32を形成するようになされている。この位
置決め部材3は、両端の平行部31に上記型枠係合部材
2を溶接固定して型枠巾止金具1として構成される。そ
のため、この傾斜部32の傾斜角度や長さは、一対の型
枠4を段違い高さで配置した際の下辺間の高低差や対峙
巾に対応するように適宜形成されたものが使用される。
【0016】なお、本実施例では型枠係合部材2と位置
決め部材3とを溶接固定して型枠巾止金具1を構成して
いるが、図3に示すように、1本の金属製の長板を加工
して、その両端部に外爪部11、内爪部12を有する型
枠係合部13を形成し、中央部を位置決め部14とした
型枠巾止金具10を構成することもできる。
【0017】このようになる型枠巾止金具1は、図2に
示すように、外周基礎部61の内側高さに相当する高さ
の成形が可能な内枠4aと、外周基礎部61の外側高さ
に相当する高さの成形が可能な外枠4bとを、あらかじ
め両者の高さの差の分だけ外枠4bを低くした段違いの
高さで配置した状態において、この内枠4aと外枠4b
との下辺に、型枠係合部材2を係合させることによって
使用される。なお、内枠4aと外枠4bとの上辺部分に
は、汎用されている通常の巾止金具5が使用される。
【0018】この型枠巾止金具1を用いた巾止構造によ
ると、内枠4aと外枠4bとの下辺間の間隔が、段違い
高さであっても維持されることとなるので、1回のコン
クリート打設で外周基礎部61およびベタ床基礎部62
を成形する場合、外周基礎部61の巾をしっかりと規制
することができる。すなわち、1回の打設作業によって
ベタ基礎6を成形する場合、作業工数の削減、コスト低
下、一体成形による防水性および強度の確保などといっ
た優れた効果が得られるが、これに加えてこの巾止構造
を用いることで、寸法精度などの面においても、優れた
ベタ基礎6を成形することが可能となる。
【0019】なお、外周基礎部61は図示していない
が、これが間仕切り基礎であってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、外
枠下辺と内枠下辺との対峙巾を位置決め部によって段違
い高さの所定巾で維持することができるので、1回のコ
ンクリート打設によってベタ基礎を成形する場合に、外
枠および内枠のずれによる打設作業の失敗や外周基礎部
の寸法精度の悪化などを防止し、簡単に優れた寸法精度
のベタ基礎を成形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠巾止金具の全体構成およびその使用状態を
示す斜視図である。
【図2】型枠巾止金具による型枠巾止構造を示す部分破
断断面図である。
【図3】型枠巾止金具の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】従来のベタ基礎の成形方法を説明する部分断面
図である。
【符号の説明】
1 型枠巾止金具 2 型枠係合部材(型枠係合部) 21 外爪部(爪部) 22 内爪部(爪部) 23 折返係合片 3 位置決め部材(位置決め部) 4 型枠 4a 内枠(型枠) 4b 外枠(型枠) 41 下辺リブ 61 外周基礎部 62 ベタ床基礎部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 和好 岐阜県中津川市千旦林189番地 株式会社 エヌ・エス・ピー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠の下辺に当接した状態で、この型枠
    の内面および外面に係合するようになされた爪部が立設
    されるとともに、この係合状態で型枠の下辺リブに折り
    返すことによってこの下辺リブに係合するようになされ
    た折返係合片が形成されてなる型枠係合部と、 一対の型枠係合部を、段違い高さの所定間隔で位置決め
    固定するようになされた位置決め部とを具備したことを
    特徴とする型枠巾止金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の型枠巾止金具による外枠
    および内枠の巾止構造であって、 外周基礎部の内側高さに相当する高さの成形が可能な内
    枠と、外周基礎部の外側高さに相当する高さの成形が可
    能な外枠とが、あらかじめ両者の高さの差の分だけ外枠
    を低くした段違いの高さで配置され、外枠および内枠の
    下辺に、型枠係合部を係合させた状態で、この外枠下辺
    と内枠下辺との対峙巾が、この段違い高さに対応した位
    置決め部によって維持されてなることを特徴とする型枠
    巾止構造。
JP3852594A 1994-03-09 1994-03-09 型枠巾止金具およびこの型枠巾止金具による型枠巾止構造 Pending JPH07247684A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010077606A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Sumitomo Forestry Co Ltd ベタ基礎外周立上り部の型枠取付け金物
CN112459482A (zh) * 2020-11-30 2021-03-09 晟通科技集团有限公司 沉降部位模板加固组件及沉降部位模板框架

Cited By (3)

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JP2010077606A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Sumitomo Forestry Co Ltd ベタ基礎外周立上り部の型枠取付け金物
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