JP2019116766A - デッキプレート及びデッキプレートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】長手方向の端部付近の剛性を確保するとともに、コンクリートが漏れ出すのを防ぐための別部材を取り付けることなく、打設時にデッキプレートの長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐことが可能なデッキプレート及びその製造方法を提供する。【解決手段】鋼板から折り曲げられて平面視で長方形状に成形されたコンクリートスラブ用のデッキプレート1において、コンクリートスラブの下面を支持する長方形平板状のスラブ支持部2と、このスラブ支持部2の片面から面外方向に向け長手方向に沿って突設された補強リブ3と、を備え、補強リブ3に、面外方向へ立ち上がる立上部30と、この立上部30の先端に形成された断面三角形状の補強部31と、を設けるとともに、補強部31の長手方向の端部31aをY字状に閉塞する。【選択図】図2
Description
本発明は、コンクリート打設時には型枠として機能し、コンクリート硬化後はコンクリートと一体になって引張応力を負担する合成スラブ用デッキプレート及びその製造方法に関するものである。
従来、この種の合成スラブ用デッキプレートでは、コンクリート打設時にデッキプレートの長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐため、小口塞ぎ部材をデッキプレートの端部に嵌め込むことが必要であった。
例えば、特許文献1には、敷設部材2上に敷設されたデッキプレート1の端部開口を覆うように被着させられる平板状の閉塞プレート部5と、この閉塞プレート部5の縁部ないし被着面から延出し、デッキプレート1の縁部近傍に弾性的に当接して閉塞プレート部5を被着状態に保持する係着部6とを備えたデッキプレートの端部開口閉塞具が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0038]〜[0047]、図面の図1、図7等参照)。
しかし、特許文献1に記載の端部開口閉塞具のように、デッキプレートの端部を塞ぐことは手間であり、デッキプレートの設置費用が嵩むうえ、デッキプレートとは別に端部開口閉塞具が必要なことから材料費も嵩んでしまうという問題があった。
このような問題を解決するべく、特許文献2には、本願出願人が提案した、断面三角形状の補強リブがデッキプレート幅方向両側から押し潰されてI字状に閉塞されたデッキプレートが開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0028]〜[0036]、図面の図1、図3、図4等参照)。
この特許文献2に記載のデッキプレートは、特許文献1に記載の端部開口閉塞具のような小口塞ぎは必要なくなるという顕著な作用効果を奏する。しかし、図15に示すように、補強リブをデッキプレート幅方向両側から押し潰してI字状に閉塞するには、デッキプレートの切断工程とは別に、断面三角形状の補強リブを両側から挟み込んで押し潰す工程が必要であり、製造工程及び製造時間が増えて製造コストが嵩むという問題があった。
また、デッキプレートとしては、上面が概ね平ら(フラット)で解体を要さない打込み型枠として使用されるが、構造部材として引張り応力を負担するものとは算定されないフラットデッキ用デッキプレートも知られている。
この種のフラットデッキ用デッキプレートは、一般に、打設時にデッキプレートの長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐためエンドクローズ加工が施される。例えば、特許文献3には、本願出願人が提案した、係合リブに切り欠き不要のエンドクローズ部を備えたデッキプレートが開示されている(特許文献3の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0052]〜[0067]、図面の図1、図3、図5〜図8等参照)。
特許文献3に記載のデッキプレートは、係合リブのエンドクローズ部を切り欠かなくてもデッキプレート同士の係合が可能となり、エンドクローズ部の事前の切り欠きが不要となるという顕著な作用効果を奏する。しかし、図16に示すように、デッキプレートの長手方向の端部は、係合リブも補強リブも押し潰すため、非加工の場合と比べてエンドクローズ部の断面剛性が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、長手方向の端部付近の剛性を確保するとともに、コンクリートの打設時にデッキプレートの長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐことが可能なデッキプレート及びその製造方法を提供することにある。
第1発明に係るデッキプレートは、鋼板から折り曲げられて平面視で長方形状に成形されたコンクリートスラブ用のデッキプレートであって、コンクリートスラブの下面を支持する長方形平板状のスラブ支持部と、このスラブ支持部の片面から面外方向に向け長手方向に沿って突設された補強リブと、が備えられ、前記補強リブは、面外方向へ立ち上がる立上部と、この立上部の先端に形成された断面三角形状の補強部と、が設けられているとともに、前記補強部は、長手方向の端部がY字状に閉塞されていることを特徴とする。
第2発明に係るデッキプレートは、第1発明において、前記補強部は、長手方向の端部がデッキプレートの端部切断時に同時に押し潰されることでY字状に閉塞されていることを特徴とする。
第3発明に係るデッキプレートは、第1発明又は第2発明において、前記補強部は、長手方向の端部が、端から水平距離で70mm以内の範囲のみ押し潰されていることを特徴とする。
第4発明に係るデッキプレートは、第1発明ないし第3発明のいずれかの発明において、前記スラブ支持部の長手両側の縁に沿って左右一対の係合リブが形成され、これらの係合リブには、前記スラブ支持部の面外方向に立ち上がる平板状のウェブ部と、このウェブ部の先端から面外の一方向に張り出すフランジ部と、がそれぞれ設けられ、前記フランジ部の各フランジ部は、各ウェブ部に対して同一方向に張り出しているとともに、面外方向に傾斜して短手方向にずれることを防止する折り返し部が形成されていることを特徴とする。
第5発明に係るデッキプレートは、第1発明ないし第3発明のいずれかの発明において、前記スラブ支持部の長手一側の縁に沿ってさらに長手方向の端部がY字状に閉塞された前記補強リブが形成されているとともに、前記スラブ支持部の長手両側の縁に沿って左右一対の係合爪が形成されていることを特徴とする。
第6発明に係るデッキプレートの製造方法は、コンクリートスラブの下面を支持する長方形平板状のスラブ支持部と、このスラブ支持部の片面から面外方向に向け長手方向に沿って突設された断面三角形状の補強部と、を有する補強リブを、備えたデッキプレートを製造するデッキプレートの製造方法であって、前記補強リブを形成する補強リブ形成工程と、この補強リブ形成工程後に、デッキプレートを平面視で長方形状に切断する切断工程とを、有し、この切断工程では、切断と同時にデッキプレートを切断する切断刃と一緒に可動する治具により前記補強リブの長手方向の端部を押圧してY字状に閉塞することを特徴とする。
第1発明〜第5発明によれば、Y字状に閉塞することで閉塞部分の断面性能を殆ど低下させることなくデッキプレートの長手方向の端部付近の剛性を確保することができる。また、コンクリートが漏れ出すのを防ぐための別部材を取り付ける箇所数や部品点数を低減して、打設時に補強リブの長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐことができる。このため、デッキプレートの材料コスト及びデッキプレートの施工コストを低減することができる。
特に、第2発明によれば、補強リブの補強部の押し潰しと、デッキプレートの切断が一度のプレス作業で行えることとなり、デッキプレートの製造コストを低減することができる。
特に、第3発明によれば、補強リブの押し潰しによるデッキプレートの断面性能の低下を極力抑えることができる。
特に、第4発明によれば、溶接やカシメなどの固定作業を行わずにデッキプレート同士の連結を容易且つ確実に行うことができ、施工の単純化による施工コストの低減を達成することもできる。
特に、第5発明によれば、従来の小口塞ぎ部材のようなコンクリートが漏れ出すのを防ぐための別部材を全く取り付ける必要がなくなる。このため、デッキプレートの材料コスト及びデッキプレートの施工コストを低減することができる。
第6発明によれば、長手方向の端部付近の剛性を確保するとともに、打設時にデッキプレートの長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐことができるデッキプレートを製造することができる。それに加え、強リブの補強部の押し潰しと、デッキプレートの切断を一度のプレス工程で行えることとなり、製造工程の短時間化を達成してデッキプレートの製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施形態に係るデッキプレートについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
先ず、図1〜図9を用いて、本発明の第1実施形態に係るデッキプレートについて説明する。本発明の第1実施形態に係るデッキプレート1は、建築物の床スラブや屋根スラブなどの構造物のコンクリートスラブを構築するため解体を要さない打込み型枠として用いられるコンクリートスラブ用のデッキプレートである。
先ず、図1〜図9を用いて、本発明の第1実施形態に係るデッキプレートについて説明する。本発明の第1実施形態に係るデッキプレート1は、建築物の床スラブや屋根スラブなどの構造物のコンクリートスラブを構築するため解体を要さない打込み型枠として用いられるコンクリートスラブ用のデッキプレートである。
図1は、本発明の実施形態に係るデッキプレート1を示す斜視図であり、図2は、そのデッキプレート1の長手方向の一端部を拡大して示す部分拡大斜視図である。また、図3は、そのデッキプレート1をH形鋼上に載置した状態を示す斜視図である。図3に示すように、このデッキプレート1は、H形鋼(形鋼)Hや型枠間に架け渡され、上面にコンクリートが打設されて使用され、硬化後はコンクリートと一体になって引張応力を負担する合成スラブ用デッキプレートである。
このデッキプレート1は、溶融亜鉛めっき鋼板(JIS G3302:SGCC,SGC340,SGH340)などの防錆処理が施された0.8mm〜1.6mm程度の鋼板からロール成形等により折り曲げられて、所定の長さの平面視で長方形状に成形されたデッキプレートである。なお、デッキプレート1の長さは、構築するコンクリートスラブの長さ、及び鋼板の厚さや用途によって相違するが、一般的には、0.8m〜3.7m程度の範囲の長さとなっている。
本実施形態に係るデッキプレート1は、図1〜図3に示すように、コンクリートスラブの下面を支持する長方形平板状のスラブ支持部2と、このスラブ支持部2の片面(図上の上面)から垂直(鉛直)に長手方向に沿って突設された補強リブ3と、スラブ支持部2の長手両側の縁に沿って形成された互いに係合し合う形状の左右一対の係合リブ4,5など、から構成されている。
なお、デッキプレート1は、合成スラブ用デッキプレートであるため、図1〜図3に示すように、デッキプレート1のリブ(補強リブ3、係合リブ4,5)が上を向いた状態でスラブ支持部2がH形鋼H上に載置される。
(スラブ支持部)
図1、図2に示すように、このデッキプレート1は、スラブ支持部2の中央に一条だけ補強リブ3が突設されており、スラブ支持部2は、この補強リブ3を境に第1スラブ支持部21と、第2スラブ支持部22に分割されている。勿論、補強リブ3は、複数条設けられていてもよく、スラブ支持部2も3以上に分割されていてもよい。
図1、図2に示すように、このデッキプレート1は、スラブ支持部2の中央に一条だけ補強リブ3が突設されており、スラブ支持部2は、この補強リブ3を境に第1スラブ支持部21と、第2スラブ支持部22に分割されている。勿論、補強リブ3は、複数条設けられていてもよく、スラブ支持部2も3以上に分割されていてもよい。
図4は、図2のA−A線端面図であり、図5は、そのB−B線端面図、図6は、そのC−C線端面図である。図1〜6に示すように、スラブ支持部2は、第1スラブ支持部21と第2スラブ支持部22とが、補強リブ3を境に線対称となった左右一対の平板状の部材であり、曲げ剛性を高めるため長手方向に沿って折り曲げられて凹凸が形成されている。
本実施形態に係るスラブ支持部2では、図4等に示すように、曲げ剛性を高める凹凸として、第1スラブ支持部21と第2スラブ支持部22のいずれにも断面台形状の凸条である山形リブ23が二本ずつ形成されている。
このため、デッキプレート1上に打設されたコンクリートの強度が発現するまでの施工時の型枠としてのデッキプレート1の強度計算において、デッキプレート1の長手方向に直交する図4の鉛直断面の全断面積が有効として算定することができる。結果的に、必要強度に比してデッキプレートの厚さを薄くすることができ、輸送費を含めデッキプレート1の設置費用を低減することができる。
勿論、スラブ支持部2に設ける凹凸として、断面台形状の凸条である山形リブ23を例示したが、断面三角形状や多角形状の凸条でもよい。即ち、スラブ支持部2に設ける凹凸は、曲げ剛性を高めるため長手方向に沿って折り曲げられる凹凸であれば、他の形状からなる凸条、凹条のリブでも構わない。
(補強リブ)
補強リブ3は、図4等に示すように、スラブ支持部2の片面中央(第1スラブ支持部21と第2スラブ支持部22の間)に上方に向け垂設され、2枚の平板状の鋼板が重なり合った立上部30と、この立上部30の先端に形成された断面三角形状の補強部31など、から構成されており、スラブ支持部2の長手方向に対する曲げ剛性を向上する機能を有している。
補強リブ3は、図4等に示すように、スラブ支持部2の片面中央(第1スラブ支持部21と第2スラブ支持部22の間)に上方に向け垂設され、2枚の平板状の鋼板が重なり合った立上部30と、この立上部30の先端に形成された断面三角形状の補強部31など、から構成されており、スラブ支持部2の長手方向に対する曲げ剛性を向上する機能を有している。
図7は、デッキプレートの補強リブを中間省略して示す側面図である。図7及び図1,2に示すように、この補強部31は、長手方向の両端部31aが、移行部31b(図5も参照)を経て徐々に上方から押し潰されて、図6に示すように、断面Y字状に閉塞されている。このため、補強リブ3の閉塞部分である両端部31aにおいても、曲げ応力に対して有利な中立軸からの距離が低減されることのないY字状の形状を保持したままであり、閉塞部分の断面係数などの断面性能が殆ど低下することがない。
その上、閉塞された両端部31aで打設時にデッキプレート1の長手方向の端部から補強部31に入り込んだフレッシュコンクリートが立上部30の2枚の鋼板の間伝いにデッキプレート1の下面から漏れ出すのを防ぐことができる。よって、補強リブ3の端部には、小口塞ぎようの別部材を取り付ける必要がなく、従来と比べて小口塞ぎの作業手間と部材数量を低減することができる。
なお、打設時にフレッシュコンクリートが補強部31に入り込まないようにするためなので、補強部31が押し潰されている範囲は、移行部31bを含めて、両端部31aの端から水平距離で70mm以内の範囲だけで充分である。また、補強部31を押し潰す範囲が100mmを超えると補強部31の端部の剛性が低下する範囲が増えるため好ましくない。よって、補強部31を押し潰す範囲は、100mm以下であることが好ましく、70mm以下であればさらに好ましい。また、現状補強部31を押し潰せる範囲の下限値は、50mm以上である。
(第1係合リブ)
一対の係合リブのうち図4に示す左側の係合リブである第1係合リブ4は、スラブ支持部2の面外方向である第1スラブ支持部21の面に対して垂直に立ち上がる平板状の第1ウェブ部40と、この第1ウェブ部40の先端から内側(補強リブ3側、以下同じ)上方に向け傾斜して立ち上がる立上傾斜部41(ウェブ部)と、この立上傾斜部41の先端から水平に連続する第1フランジ部42と、この第1フランジ部42の先端から下方に傾斜する係合傾斜部43と、この係合傾斜部43の先端から係合傾斜部43と逆方向に傾斜する案内傾斜部44など、から構成されている。
一対の係合リブのうち図4に示す左側の係合リブである第1係合リブ4は、スラブ支持部2の面外方向である第1スラブ支持部21の面に対して垂直に立ち上がる平板状の第1ウェブ部40と、この第1ウェブ部40の先端から内側(補強リブ3側、以下同じ)上方に向け傾斜して立ち上がる立上傾斜部41(ウェブ部)と、この立上傾斜部41の先端から水平に連続する第1フランジ部42と、この第1フランジ部42の先端から下方に傾斜する係合傾斜部43と、この係合傾斜部43の先端から係合傾斜部43と逆方向に傾斜する案内傾斜部44など、から構成されている。
この第1係合リブ4は、隣接する他のデッキプレート1の第2係合リブ5と係合してデッキプレート1同士を連結する機能を有している。
図8は、デッキプレートを示す側面図である。図8等に示すように、この第1ウェブ部40には、幅8mmで全長が40mmの平板面から内側へ突出する複数のエンボス45が所定の間隔をおいて平行に並んで形成されている。このエンボス45は、水平視で上下に傾斜する長孔状の凸条となっており、デッキプレート1とその内側に打設されたコンクリートとが両者の界面でずれることを防止する機能を有している。このように、エンボス45の凸条が、上下に傾斜しているため、1種類のエンボスで、上下方向、水平方向のいずれの方向にもずれること防止することができる。
なお、第1ウェブ部40、立上傾斜部41、第1フランジ部42、係合傾斜部43、案内傾斜部44の各部の接合部となる角は、全て曲面加工され折り曲げられ、丸面角となっている。
また、本発明に係るデッキプレートでは、ウェブ部の一部である立上傾斜部41は、傾斜せず第1ウェブ部40と同一平面上で連続していても構わないし、フランジ部の一部である案内傾斜部44もなくてもよい。但し、デッキプレート1のように、フランジ部の折り返し部である係合傾斜部43を設けた方が好ましい。フランジ部の折り返し部である係合傾斜部43があれば、一方のデッキプレートを持ち上げてデッキプレート同士を互いに係合させることが可能となるからである。
(第2係合リブ)
一対の係合リブのうち図4に示す右側の係合リブである第2係合リブ5は、スラブ支持部2の面外方向である第2スラブ支持部22の面に対して垂直に立ち上がる平板状の第2ウェブ部50と、この第2ウェブ部50の先端から内側上方に向け傾斜して立ち上がる乗り越え傾斜部51と、この乗り越え傾斜部51の先端から下方に傾斜する押圧傾斜部52など、から構成されている。
一対の係合リブのうち図4に示す右側の係合リブである第2係合リブ5は、スラブ支持部2の面外方向である第2スラブ支持部22の面に対して垂直に立ち上がる平板状の第2ウェブ部50と、この第2ウェブ部50の先端から内側上方に向け傾斜して立ち上がる乗り越え傾斜部51と、この乗り越え傾斜部51の先端から下方に傾斜する押圧傾斜部52など、から構成されている。
また、乗り越え傾斜部51の傾斜高さは、係合傾斜部43と案内傾斜部44の傾斜高さより高く、且つ、乗り越え傾斜部51の傾斜角度は、係合傾斜部43と案内傾斜部44の傾斜角度と相違してこれらの傾斜角度より緩くなっている。このため、デッキプレート1を載置した鋼材等の上を水平方向にスライド移動させた際に、乗り越え傾斜部51が係合傾斜部43及び案内傾斜部44を容易に乗り越えて第2係合リブ5と他のデッキプレートの第1係合リブとが係合し易くなっている。
その上、押圧傾斜部52の傾斜は、係合傾斜部43と同一方向に略同角度で傾斜している。このため、第2係合リブ5と他のデッキプレートの第1係合リブとが係合した際に、デッキプレート1の自重により係合傾斜部43及び押圧傾斜部52の傾斜で第2係合リブ5と他のデッキプレート1の第1係合リブとが押圧される方向に荷重が掛かり、デッキプレート1同士をピッタリ係合させることができる。よって、コンクリート打設時のノロ漏れによりセメント成分が硬化してデッキプレートの下面に剥離困難な汚れが付着してしまうことを防止することができる。
なお、図2等に示すように、第2ウェブ部50には、エンボス45と同様に、幅8mmで全長が40mmの平板面から内側へ突出する複数のエンボス53が所定の間隔をおいて平行に並んで形成されている。このエンボス53は、図2に示すように、エンボス45と逆方向の上下に傾斜する長孔状の凸条となっており、デッキプレート1とその内側に打設されたコンクリートとが両者の界面でずれることを防止する機能を有している。また、エンボス53とエンボス45の傾斜が逆方向となっているため、一体となって界面でずれることを防止するコンクリートとの合成効果がさらに高くなっている。
各図に示すように、第1係合リブ4と同様に、第2係合リブ5の第2ウェブ部50、乗り越え傾斜部51、押圧傾斜部52の各部の接合部となる角も、全て曲面加工され折り曲げられ、丸面角となっている。
ここで、本発明に係るデッキプレートでは、フランジ部の一部である乗り越え傾斜部51は、傾斜しておらず水平となっていてもよい。但し、デッキプレート1のように、フランジ部の折り返し部である押圧傾斜部52を設けた方が好ましい。短手方向にずれること防止することができるからである。
[第2実施形態]
次に、図10〜図14を用いて、本発明の第2実施形態に係るデッキプレートについて説明する。本発明の第2実施形態に係るデッキプレート1’が前述の第1実施形態に係るデッキプレート1と相違する点は、係合リブが無くなり補強リブや係合爪となっている点である。そのため、その相違点について主に説明し、同一構成は同一符号を付し説明を省略する。
次に、図10〜図14を用いて、本発明の第2実施形態に係るデッキプレートについて説明する。本発明の第2実施形態に係るデッキプレート1’が前述の第1実施形態に係るデッキプレート1と相違する点は、係合リブが無くなり補強リブや係合爪となっている点である。そのため、その相違点について主に説明し、同一構成は同一符号を付し説明を省略する。
図10は、本発明の第2実施形態に係るデッキプレート1’を示す斜視図であり、図11は、そのデッキプレート1’の長手方向の一端部を拡大して示す部分拡大斜視図である。また、図12は、図10のD−D線端面図であり、図13は、デッキプレート1’を端部から長手方向に沿って見た正面図である。
本実施形態に係るデッキプレート1’は、デッキプレート1と同様に、溶融亜鉛めっき鋼板からロール成形等により折り曲げられて長方形状に成形されたコンクリートスラブ用の合成デッキプレートである。このデッキプレート1’は、図10〜図13に示すように、コンクリートスラブの下面を支持する長方形平板状のスラブ支持部2’と、このスラブ支持部2’の片面から垂直に長手方向に沿って突設された前述の補強リブ3と、スラブ支持部2’の長手両側の縁に沿って形成された互いに係合し合う左右一対の係合爪4’,5’など、から構成されている。
(スラブ支持部)
図10〜図14に示すように、このデッキプレート1’は、スラブ支持部2’の中央と左縁にそれぞれ前述の補強リブ3が2条突設されており、中央の補強リブ3を境に第1スラブ支持部21’と、第2スラブ支持部22’に分割されている。勿論、スラブ支持部2’が補強リブ3を境に3以上に分割されていてもよい。
図10〜図14に示すように、このデッキプレート1’は、スラブ支持部2’の中央と左縁にそれぞれ前述の補強リブ3が2条突設されており、中央の補強リブ3を境に第1スラブ支持部21’と、第2スラブ支持部22’に分割されている。勿論、スラブ支持部2’が補強リブ3を境に3以上に分割されていてもよい。
図12,図13に示すように、スラブ支持部2’は、第1スラブ支持部21’と第2スラブ支持部22’とが、中央の補強リブ3を境に線対称となった左右一対の平板状の部材であり、曲げ剛性を高めるため長手方向に沿って折り曲げられて凹凸が形成されている。
本実施形態に係るスラブ支持部2’では、図12等に示すように、曲げ剛性を高める凹凸として、第1スラブ支持部21’と第2スラブ支持部22’のいずれにも断面逆台形状(蟻足状)の凸条である蟻足リブ23’が一本ずつ形成されている。
勿論、スラブ支持部2’に設ける凹凸として、断面逆台形状の凸条である蟻足リブ23’を例示したが、断面三角形状や多角形状の凸条でもよい。即ち、スラブ支持部2’に設ける凹凸は、曲げ剛性を高めるため長手方向に沿って折り曲げられる凹凸であれば、他の形状からなる凸条又は凹条のリブでも構わない。
(補強リブ)
補強リブ3は、立上部30と、補強部31など、から構成されており、スラブ支持部2’の長手方向に対する曲げ剛性を向上する機能を有した前述の補強リブ3である(図10〜図13参照)。デッキプレート1’が、デッキプレート1と相違するのは、スラブ支持部2の左端(左縁)に形成された第1係合リブ4が、補強リブ3となり、その代わりに立上部30の脇に係合爪4’が形成されている点である。
補強リブ3は、立上部30と、補強部31など、から構成されており、スラブ支持部2’の長手方向に対する曲げ剛性を向上する機能を有した前述の補強リブ3である(図10〜図13参照)。デッキプレート1’が、デッキプレート1と相違するのは、スラブ支持部2の左端(左縁)に形成された第1係合リブ4が、補強リブ3となり、その代わりに立上部30の脇に係合爪4’が形成されている点である。
この補強リブ3は、いずれの補強リブ3も、デッキプレート1の補強リブ3と同様に、長手方向の両端部31aが、移行部31bを経て徐々に上方から押し潰されて断面Y字状に閉塞されている(図10,図11,図13参照)。このため、閉塞部分の断面係数などの断面性能が殆ど低下することがない。
その上、閉塞された両端部31aで打設時にデッキプレート1’の長手方向の端部から補強部31に入り込んだフレッシュコンクリートが立上部30の2枚の鋼板の間伝いにデッキプレート1の下面から漏れ出すのを完全に防ぐことができる。よって、補強リブ3の端部だけでなく、デッキプレート1’の端部には、小口塞ぎようの別部材を取り付ける必要がなくなる。このため、第1実施形態に係るデッキプレート1と比べても小口塞ぎの作業手間を無くすことができる。
(係合爪)
図11,図12に示すように、スラブ支持部2’の左端の縁沿いには、上方が開放された鉤爪状の第1係合爪4’が形成され、スラブ支持部2’の右端の縁沿いには、下方が開放された鉤爪状の第2係合爪5’が形成されている。
図11,図12に示すように、スラブ支持部2’の左端の縁沿いには、上方が開放された鉤爪状の第1係合爪4’が形成され、スラブ支持部2’の右端の縁沿いには、下方が開放された鉤爪状の第2係合爪5’が形成されている。
図14は、隣接するデッキプレート1’同士を連結する係合爪4’,5’の係合部分を拡大して示す部分拡大断面図である。図14に示すように、これらの第1係合爪4’と隣接する第2係合爪5’は、互いに係合してデッキプレート1’同士を左右に連結する機能を有している。このため、係合爪同士を簡単に係合させて溶接やカシメなどの固定する作業は不要となる。
なお、本実施形態に係るデッキプレート1’では、図14等に示すように、2枚の鋼板が重なる立上部30には、ロール成形時に補強リブ3の成形とエンボス加工を同時にできないため、デッキプレート1と相違してエンボス45やエンボス53は形成されていない。勿論、別工程としてエンボス加工を施すことも可能である。
<実施形態に係るデッキプレートの製造方法>
次に、本発明の実施形態に係るデッキプレートの製造方法を説明する。前述のデッキプレート1を製造する場合を例示して説明する。なお、本実施形態に係るデッキプレートの製造方法が、従来のデッキプレートの製造方法と相違する点は、補強リブ3のエンドクローズ加工をする点だけなので、その点を中心に説明し、他の工程の説明は省略する。
次に、本発明の実施形態に係るデッキプレートの製造方法を説明する。前述のデッキプレート1を製造する場合を例示して説明する。なお、本実施形態に係るデッキプレートの製造方法が、従来のデッキプレートの製造方法と相違する点は、補強リブ3のエンドクローズ加工をする点だけなので、その点を中心に説明し、他の工程の説明は省略する。
本実施形態に係るデッキプレートの製造方法では、従来の製造方法と同様に、0.8mm〜1.6mm程度の薄鋼板からロール成形により折り曲げ加工して、補強リブ3、第1係合リブ4、第2係合リブ5(デッキプレート1’の場合係合爪4’,5’)などを形成する補強リブ形成工程である折曲工程を行う。
そして、本工程では、同時に係合リブ(第1係合リブ4及び第2係合リブ5)にエンボス45,エンボス53、及びスラブ支持部2に山形リブ23(デッキプレート1’の場合蟻足リブ23’)もロール成形により形成する。勿論、この工程は、折曲工程の前後に別工程とすことも可能である。なお、デッキプレート1’の場合は、エンボス加工は行わない。
次に、本実施形態に係るデッキプレートの製造方法では、デッキプレートを平面視で長方形状の所定の長さに切断する切断工程を行う。
本工程では、油圧のプレス動作で上下動する切断刃でデッキプレートを切断する。このとき、切断のプレス動作と同時に、油圧で上下動する切断刃が装着されたブロックに取り付けた治具により、前述の補強部31の両端部31a付近を押圧して補強リブ3の長手方向の端部のみをY字状に閉塞する(図2,図6,図11,図13等参照)。
このため、打設時に補強リブ3の長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐことができるデッキプレート1を製造することができる。また、従来のフラットデッキの場合のエンドクローズ加工と相違して、エンドクローズ加工のためのプレス動作が必要なくなり、デッキプレートの製造時間を短縮して製造コストを低減することができる。
その上、前述のように、補強部31を押し潰す範囲は、移行部31bを含めて、両端部31aの端から水平距離で50mm以上で100mm以内、好ましくは70mm以内の範囲のみである。このため、補強リブ3の断面性能は、ほとんど低下することはない。
<実施形態に係るデッキプレートの作用効果>
以上説明した本発明の第1実施形態に係るデッキプレート1、第2実施形態に係るデッキプレート1’、及びその製造方法によれば、小口塞ぎ部材の設置箇所や部品点数を低減して打設時にデッキプレートの長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐことができる。特に、第2実施形態に係るデッキプレート1’によれば、従来の小口塞ぎ部材のようなコンクリートが漏れ出すのを防ぐための別部材を全く取り付ける必要がなくなる。このため、デッキプレート1,1’の材料コスト及びデッキプレートの施工コストを低減することができる。
以上説明した本発明の第1実施形態に係るデッキプレート1、第2実施形態に係るデッキプレート1’、及びその製造方法によれば、小口塞ぎ部材の設置箇所や部品点数を低減して打設時にデッキプレートの長手方向の端部からコンクリートが漏れ出すのを防ぐことができる。特に、第2実施形態に係るデッキプレート1’によれば、従来の小口塞ぎ部材のようなコンクリートが漏れ出すのを防ぐための別部材を全く取り付ける必要がなくなる。このため、デッキプレート1,1’の材料コスト及びデッキプレートの施工コストを低減することができる。
それに加え、従来のフラットデッキのように、広範囲に亘って補強リブ3を押し潰す必要がない。このため、デッキプレート1,1’の長手方向の端部付近の剛性を確保して、デッキプレート1,1’の断面性能の低下を極力抑えることができる。
また、デッキプレート1によれば、デッキプレート1同士の連結がデッキプレート1を持ち上げることなく水平にスライドさせるだけで容易に行える。このため、デッキプレート1同士を溶接やカシメなどの固定する作業が不要となる。また、デッキプレート1’であっても係合爪同士を簡単に係合させて溶接やカシメなどの固定する作業は不要である。
そして、デッキプレート1によれば、係合傾斜部43の斜面と押圧傾斜部52の斜面とが、同一方向に略同角度で傾斜するように形成されている。このため、係合させるデッキプレート1同士が互いに押圧される結果となり、コンクリート打設時のノロ漏れによりセメント成分が硬化してデッキプレートの下面に剥離困難な汚れが付着してしまうことを防止することができる。
それに加え、デッキプレート1,1’によれば、スラブ支持部2,2’の平板面に断面台形状の山形リブ23や断面逆台形状の蟻足リブ23’が形成されているので、スラブ支持部2,2’の曲げ剛性が向上する。よって、デッキプレート上に打設されたコンクリートの強度が発現するまでの施工時の型枠としてのデッキプレートの強度計算において、デッキプレートの長手方向に直交する鉛直断面の全断面積が有効として算定することができる。このため、結果的に、必要強度に比してデッキプレートの厚さを薄くすることができ、輸送費を含めデッキプレートの設置費用を低減することができる。
さらに、デッキプレート1には、エンボス45とエンボス53が形成されているので、デッキプレート1とその内側に打設されたコンクリートとが両者の界面でずれることを防止することができる。
以上、本発明の実施形態に係るデッキプレート及びその製造方法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
特に、デッキプレートをH形鋼などの形鋼間に架け渡す場合を例示して説明したが、デッキプレートを基礎等の木製型枠などの型枠間に架け渡してもよいことは云うまでもない。また、デッキプレートの補強リブの両端部が閉塞されたものを例示したが、外壁に面するスラブなど、一端が閉塞されていればよく、必ずしも両端部が閉塞されている必要はない。
1,1’:デッキプレート
2,2’:スラブ支持部
21,21’:第1スラブ支持部
22,21’:第2スラブ支持部
23:山形リブ
23’:蟻足リブ
3:補強リブ
30:立上部
31:補強部
31a:両端部
31b:移行部
4:第1係合リブ
40:第1ウェブ部
41:立上傾斜部
42:第1フランジ部
43:係合傾斜部(折り返し部)
44:案内傾斜部
45:エンボス
4’:第1係合爪(係合爪)
5:第2係合リブ
50:第2ウェブ部
51:乗り超え傾斜部
52:押圧傾斜部(折り返し部)
53:エンボス
5’:第2係合爪(係合爪)
H:H形鋼(形鋼)
2,2’:スラブ支持部
21,21’:第1スラブ支持部
22,21’:第2スラブ支持部
23:山形リブ
23’:蟻足リブ
3:補強リブ
30:立上部
31:補強部
31a:両端部
31b:移行部
4:第1係合リブ
40:第1ウェブ部
41:立上傾斜部
42:第1フランジ部
43:係合傾斜部(折り返し部)
44:案内傾斜部
45:エンボス
4’:第1係合爪(係合爪)
5:第2係合リブ
50:第2ウェブ部
51:乗り超え傾斜部
52:押圧傾斜部(折り返し部)
53:エンボス
5’:第2係合爪(係合爪)
H:H形鋼(形鋼)
Claims (6)
- 鋼板から折り曲げられて平面視で長方形状に成形されたコンクリートスラブ用のデッキプレートであって、
コンクリートスラブの下面を支持する長方形平板状のスラブ支持部と、このスラブ支持部の片面から面外方向に向け長手方向に沿って突設された補強リブと、が備えられ、
前記補強リブは、面外方向へ立ち上がる立上部と、この立上部の先端に形成された断面三角形状の補強部と、が設けられているとともに、
前記補強部は、長手方向の端部がY字状に閉塞されていること
を特徴とするデッキプレート。 - 前記補強部は、長手方向の端部がデッキプレートの端部切断時に同時に押し潰されることでY字状に閉塞されていること
を特徴とする請求項1に記載のデッキプレート。 - 前記補強部は、長手方向の端部が、端から水平距離で100mm以内の範囲のみ押し潰されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のデッキプレート。 - 前記スラブ支持部の長手両側の縁に沿って左右一対の係合リブが形成され、
これらの係合リブには、前記スラブ支持部の面外方向に立ち上がる平板状のウェブ部と、このウェブ部の先端から面外の一方向に張り出すフランジ部と、がそれぞれ設けられ、
前記フランジ部の各フランジ部は、各ウェブ部に対して同一方向に張り出しているとともに、面外方向に傾斜して短手方向にずれること防止する折り返し部が形成されていること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のデッキプレート。 - 前記スラブ支持部の長手一側の縁に沿ってさらに長手方向の端部がY字状に閉塞された前記補強リブが形成されているとともに、前記スラブ支持部の長手両側の縁に沿って左右一対の係合爪が形成されていること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のデッキプレート。 - コンクリートスラブの下面を支持する長方形平板状のスラブ支持部と、このスラブ支持部の片面から面外方向に向け長手方向に沿って突設された断面三角形状の補強部と、を有する補強リブを、備えたデッキプレートを製造するデッキプレートの製造方法であって、
鋼板を折り曲げ加工して前記補強リブを形成する折曲工程と、
この折曲工程後に、デッキプレートを所定の長さに切断する切断工程と、を有し、
この切断工程では、切断と同時にデッキプレートを切断する切断刃と一緒に可動する治具により前記補強リブの長手方向の端部を押圧してY字状に閉塞すること
を特徴とするデッキプレートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017250986A JP6437625B1 (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | デッキプレート及びデッキプレートの製造方法 |
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JP6160857B2 (ja) * | 2013-03-27 | 2017-07-12 | 日鐵住金建材株式会社 | デッキプレート及び床構造 |
-
2017
- 2017-12-27 JP JP2017250986A patent/JP6437625B1/ja active Active
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