JP7256535B2 - 既設側溝の補修方法および既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材 - Google Patents
既設側溝の補修方法および既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材 Download PDFInfo
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Description
蓋体を含む側溝構造体の補修については、種々の方法が提案されている。最近では、側溝構造体全部を取り替えるのではなく、蓋体部分のみを補修する(取り替える)方法が提案されている。例えば、既設側溝の傷んだ側溝上部を切削した後、新しい蓋体を配置するもの(特開2006-322138、特開2011-219960、特開2012-149513等)や、新しい蓋体を配置するための型枠を使用するもの(特開2007-239315、特開2008-031728等)や、現場で蓋体部分を作製するもの(特開2018-080559等)がある。
ここで、特許文献1(特開2011-080306)には、側溝全体の取り替えを必要とせず、既設側溝蓋の除去、既設側溝の蓋受け部の確認、幅方向長さが既設側溝の蓋受け部より短い新設側溝蓋の準備、既設側溝の蓋受け部への新設側溝蓋の載置、蓋受け部と新設側溝蓋間への填材注入、および新設側溝蓋の上面への新設道路面と面一にするための透水舗装材の敷設といった作業を含む、プレキャスト工法が開示されている。
しかし、これは、特に、既設側溝蓋の除去後に構造物測定を実施して、新設側溝蓋を作成するものであるため、少なくとも3週間程度のかなり長い施工期間を必要とする。
また、既設側溝の変形や破損は一様ではなく、新設側溝蓋の寸法設定によっては、一部の新設側溝蓋が蓋受け部に載置できなかったり、蓋受け部と新設側溝蓋との間の隙間が大き過ぎたり等といった不具合が生じる。これに対し、一様でない既設側溝の変形や破損に対応するために、複数種類の新設側溝蓋を準備するのは、コストの面から現実的ではない。
(1) 既設側溝の補修方法であって、
前記既設側溝の補修方法は、
既設蓋を取り除いた既設側溝本体の長手方向に延び、かつ向かい合う一対の上面部からなる蓋受部に載置するためのコンクリート製蓋部材であり、かつ、長手方向の両側面に、下方に向かって外側に傾斜する傾斜面を有し、上面幅が下面幅よりも小さい既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材を準備する蓋部材準備工程と、
前記既設側溝より前記既設蓋を取り除いた前記既設側溝本体の前記蓋受部に、前記コンクリート製蓋部材の下面側を載置する蓋部材載置工程と、
前記蓋受部に載置された前記コンクリート製蓋部材の長手方向の両側面の側部上面側より充填材を充填する充填材充填工程とを行うものであり、
さらに、前記既設側溝の補修方法は、準備した前記コンクリート製蓋部材の幅が、前記既設蓋を取り除いた前記既設側溝本体の前記蓋受部の幅よりも大きい場合に、前記コンクリート製蓋部材の側面下部を切断する幅調整工程を行うものであることを特徴とする既設側溝の補修方法。
(2) 既設側溝の補修方法であって、
前記既設側溝の補修方法は、
既設蓋を取り除いた既設側溝本体の長手方向に延び、かつ向かい合う一対の上面部からなる蓋受部に載置するためのコンクリート製蓋部材であり、かつ、長手方向の両側面に、下方に向かって外側に傾斜する傾斜面を有し、上面幅が下面幅よりも小さく、さらに、前記両側面に前記コンクリート製蓋部材の長手方向に延びる切断起点用段部を備える既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材を準備する蓋部材準備工程と、
前記既設側溝より前記既設蓋を取り除いた前記既設側溝本体の前記蓋受部に、前記コンクリート製蓋部材の下面側を載置する蓋部材載置工程と、
前記蓋受部に載置された前記コンクリート製蓋部材の長手方向の両側面の側部上面側より充填材を充填する充填材充填工程とを行うものであり、
さらに、前記既設側溝の補修方法は、準備した前記コンクリート製蓋部材の幅が、前記既設蓋を取り除いた前記既設側溝本体の前記蓋受部の幅よりも大きい場合に、前記切断起点用段部を用いて、前記コンクリート製蓋部材を切断する幅調整工程を行うものであることを特徴とする既設側溝の補修方法。
(3) 既設蓋を取り除いた既設側溝本体の長手方向に延び、かつ向かい合う一対の上面部からなる蓋受部に載置するための既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材であって、
前記コンクリート製蓋部材は、上面と、前記既設側溝本体の前記蓋受部に載置するための下面と、長手方向の両側面に、下面方向に向かって外側に傾斜する傾斜面を有し、上面幅が下面幅よりも小さく、さらに、前記両側面に前記コンクリート製蓋部材の長手方向に延びる切断起点用段部を備えることを特徴とする既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材。
(4) 前記コンクリート製蓋部材は、上記(1)に記載の既設側溝の補修方法に用いられるものである上記(3)に記載の既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材。
(5) 前記コンクリート製蓋部材は、前記切断起点用段部よりも下部かつ側部となる部分以外の部分に補強用鉄筋が埋設されている上記(3)または(4)に記載の既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材。
(6) 前記コンクリート製蓋部材は、幅方向の中央部分に厚さ方向に貫通するスリット孔が設けられており、かつ、上面に、前記スリット孔に向かって下方に傾斜する傾斜面を有する上記(3)ないし(5)のいずれかに記載の既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材。
本発明の既設側溝の補修方法を行うにあたり、対象となる既設側溝より、既設蓋が取り外される。そして、既設側溝6より既設蓋61を取り除いた既設側溝本体62の蓋受部65に、コンクリート製の蓋部材1の下面(3)側を載置する蓋部材載置工程を行うが、この蓋部材載置工程を行う前に、必要な場合には、幅調整工程を行う。
2 上面
3 下面
4 側面
5 補強用鉄筋
6 既設側溝
8 充填材
23 スリット孔
24 傾斜面
41 傾斜面
44 第1切断起点用段部
45 第2切断起点用段部
61 既設蓋
62 既設側溝本体
63 上面部
64 上面部
65 蓋受部
Claims (6)
- 既設側溝の補修方法であって、
前記既設側溝の補修方法は、
既設蓋を取り除いた既設側溝本体の長手方向に延び、かつ向かい合う一対の上面部からなる蓋受部に載置するためのコンクリート製蓋部材であり、かつ、長手方向の両側面に、下方に向かって外側に傾斜する傾斜面を有し、上面幅が下面幅よりも小さい既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材を準備する蓋部材準備工程と、
前記既設側溝より前記既設蓋を取り除いた前記既設側溝本体の前記蓋受部に、前記コンクリート製蓋部材の下面側を載置する蓋部材載置工程と、
前記蓋受部に載置された前記コンクリート製蓋部材の長手方向の両側面の側部上面側より充填材を充填する充填材充填工程とを行うものであり、
さらに、前記既設側溝の補修方法は、準備した前記コンクリート製蓋部材の幅が、前記既設蓋を取り除いた前記既設側溝本体の前記蓋受部の幅よりも大きい場合に、前記コンクリート製蓋部材の側面下部を切断する幅調整工程を行うものであることを特徴とする既設側溝の補修方法。 - 既設側溝の補修方法であって、
前記既設側溝の補修方法は、
既設蓋を取り除いた既設側溝本体の長手方向に延び、かつ向かい合う一対の上面部からなる蓋受部に載置するためのコンクリート製蓋部材であり、かつ、長手方向の両側面に、下方に向かって外側に傾斜する傾斜面を有し、上面幅が下面幅よりも小さく、さらに、前記両側面に前記コンクリート製蓋部材の長手方向に延びる切断起点用段部を備える既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材を準備する蓋部材準備工程と、
前記既設側溝より前記既設蓋を取り除いた前記既設側溝本体の前記蓋受部に、前記コンクリート製蓋部材の下面側を載置する蓋部材載置工程と、
前記蓋受部に載置された前記コンクリート製蓋部材の長手方向の両側面の側部上面側より充填材を充填する充填材充填工程とを行うものであり、
さらに、前記既設側溝の補修方法は、準備した前記コンクリート製蓋部材の幅が、前記既設蓋を取り除いた前記既設側溝本体の前記蓋受部の幅よりも大きい場合に、前記切断起点用段部を用いて、前記コンクリート製蓋部材を切断する幅調整工程を行うものであることを特徴とする既設側溝の補修方法。
- 既設蓋を取り除いた既設側溝本体の長手方向に延び、かつ向かい合う一対の上面部からなる蓋受部に載置するための既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材であって、
前記コンクリート製蓋部材は、上面と、前記既設側溝本体の前記蓋受部に載置するための下面と、長手方向の両側面に、下面方向に向かって外側に傾斜する傾斜面を有し、上面幅が下面幅よりも小さく、さらに、前記両側面に前記コンクリート製蓋部材の長手方向に延びる切断起点用段部を備えることを特徴とする既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材。
- 前記コンクリート製蓋部材は、請求項1に記載の既設側溝の補修方法に用いられるものである請求項3に記載の既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材。
- 前記コンクリート製蓋部材は、前記切断起点用段部よりも下部かつ側部となる部分以外の部分に補強用鉄筋が埋設されている請求項3または請求項4に記載の既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材。
- 前記コンクリート製蓋部材は、幅方向の中央部分に厚さ方向に貫通するスリット孔が設けられており、かつ、上面に、前記スリット孔に向かって下方に傾斜する傾斜面を有する請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の既設側溝補修用のコンクリート製蓋部材。
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JP3098049U (ja) | 2003-05-26 | 2004-02-19 | 平田 純一 | 側溝 |
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JPH11315615A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-16 | Koreaki Matsuoka | 格子状の溝をつけたコンクリート板 |
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