JP3098049U - 側溝 - Google Patents
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Abstract
【課題】側溝蓋にガタツキが生じ難く、また、ガタツキが生じたとしても側溝蓋が側溝本体から外れ難い側溝を提供する。
【解決手段】上部に開口部21を有する側溝本体20と、該側溝本体20に連設されて前記開口部21を閉蓋する複数の側溝蓋30とを備える側溝10であって、前記側溝蓋30は、隣接する他の側溝蓋30と対向する端面32が、上面33aから下面33bに向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、互いに対向する端面32が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋30が配設されてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】上部に開口部21を有する側溝本体20と、該側溝本体20に連設されて前記開口部21を閉蓋する複数の側溝蓋30とを備える側溝10であって、前記側溝蓋30は、隣接する他の側溝蓋30と対向する端面32が、上面33aから下面33bに向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、互いに対向する端面32が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋30が配設されてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車道や歩道等の道路の側縁等に設けられる側溝の中には、上部に開口部を有する側溝本体と、この側溝本体に連設されて側溝本体の開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備えるものがある。ここで、一般的な側溝では、側溝蓋と接する側溝本体の接面や、側溝本体と接する側溝蓋の接面が平面状に形成されている。また、一般的な側溝では、側溝本体として、コンクリートを型枠に打設して成形したコンクリート製のものが用いられている。一方、側溝蓋としては、側溝本体と同様なコンクリート製のものが用いられているが、その他に、亜鉛めっき鋼板等の金属板を溶接したり、鉄などの金属を鋳造したりして形成した金属製のものも用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような側溝では、側溝本体に側溝蓋を載置した状態において、側溝本体と側溝蓋とを、互いの接面全体に渡って均一に接触させることが困難である。これは、コンクリート製の側溝本体や側溝蓋では、良好な平滑面を形成し難く、また、打設したコンクリートの養生後に歪みを生じ易く、十分な平面精度を確保することができないからである。また、側溝蓋を金属製としても、そもそも、側溝本体側の平面精度が確保できていなければ、側溝本体と側溝蓋とを接面全体に渡って均一に接触させることができないことは無論のこと、溶接や鋳造にて形成した後に歪みを生じ易く、側溝蓋自体の十分な平面精度を確保することができない。
【0004】
このように、側溝本体と側溝蓋とを、互いの接面全体に渡って均一に接触させることができないと、側溝本体に載置した側溝蓋にガタツキを生じてしまう。そして、側溝蓋にガタツキが生じていると、側溝蓋の上を車両や歩行者が通過する際に騒音を発するといった問題を生じる。また、場合によっては、側溝本体から側溝蓋が外れてしまうこともある。特に、車道に設けられた側溝では、側溝蓋の上を車両が高速で通過すると、側溝蓋に大きな衝撃荷重が加わるため、ガタツキが僅かであっても、側溝蓋が大きく跳ね上がられて側溝本体から外れてしまう虞がある。このように、側溝蓋が外れた状態では、側溝蓋が道路上に突出したり、側溝本体の開口部が露呈したままとなるので、非常に危険である。
【0005】
本考案は上記実状を鑑みてなされたものであり、側溝蓋にガタツキが生じ難く、また、ガタツキが生じたとしても側溝蓋が側溝本体から外れ難い側溝の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために本考案の採った手段は、以下の通りである。
【0007】
請求項1の考案は、
「上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなることを特徴とする側溝」
である。
【0008】
また、請求項2の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の側溝」
である。
【0009】
また、請求項3の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の側溝」
である。
【0010】
さらに、請求項4の考案は、
「両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項1に記載の側溝」である。
【0011】
本考案においては、隣接する他の側溝蓋に対向する側溝蓋の端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面、すなわち上下方向に傾斜する傾斜面となっている。そして、連設される個々の側溝蓋は、傾斜面により構成された端面が隣接する他の側溝蓋の端面と略平行状態となるようにして配設される。よって、複数が連設された状態となった個々の側溝蓋の端部は、隣接する他の側溝蓋の端面の下に潜り込んだ状態、或は、隣接する他の側溝蓋の端面の上に張り出した状態となる。
【0012】
ところで、ガタツキのある側溝蓋において、前端側または後端側の一端側の上面に荷重が加わると、他端側が側溝本体から浮き上がろうとするのであるが、この浮き上がろうとする側の端部が、隣接する他の側溝蓋の端面の下に潜り込んだ状態となっていれば、他の側溝蓋の端面によって浮き上がりが規制される。よって、側溝蓋にガタツキが生じ難くなる。一方、浮き上がろうとする側の端部が、隣接する他の側溝蓋の端面の上に張り出した状態となっていれば、隣接する他の側溝蓋の上面に乗り上げない限り、浮き上がった端部は、隣接する他の側溝蓋の端面上を滑り落ちて、元の状態に戻る。よって、側溝蓋は、その端部がたとえ浮き上がったとしても、側溝本体から外れ難くなる。
【0013】
このように、本考案では、側溝蓋の一端側に荷重が加わった際における他端側の浮き上がりが規制されたり、たとえ浮き上がったとしても元の状態に戻されるため、側溝蓋のガタツキを生じ難くしたり、側溝蓋を側溝本体から外れ難くすることができる。
【0014】
なお、本考案において、側溝蓋の端面の上下方向の傾斜角度は、「5°」、「10°」、「15°」、「30°」等、上下方向に渡って略一定の角度となるように、適宜設定すればよい。
【0015】
ところで、本考案における請求項2から請求項4までの考案では、上述に加えて、以下のような作用・効果を得ることができる。
【0016】
まず、請求項2の考案では、個々の側溝蓋の両端面が互いに略平行な面であるため、側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設する場合に、同形状の複数の側溝蓋を同姿勢で配設すれば、各側溝蓋の端面同士が略平行状態となるように、好適に連設することができる。
【0017】
次に、請求項3の考案では、側溝蓋の両端面が互いに略対称な面であるため、側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設する場合に、同形状の複数の側溝蓋を上下に交互に反転させて異姿勢で配設すれば、各側溝蓋の端面同士が略平行状態となるように、好適に連設することができる。
【0018】
最後に、請求項4の考案では、両端面が互いに略平行な面の側溝蓋と互いに略対称な面の側溝蓋とを組合せるため、異なる形状の複数の側溝蓋を適宜組み合わせて配設すれば、各側溝蓋の端面同士が略平行状態となるように、好適に連設することができる。また、異なる形状の複数の側溝蓋を組合せるため、連設された適宜の側溝蓋について、両端部を双方とも他の側溝蓋の端面に潜り込んだ状態として、両端が共に浮き上がり難い側溝蓋としたり、逆に、両端部を双方とも他の側溝蓋の端面に張り出した状態として、たとえ浮き上がったとしても両端が共に元に戻り易い側溝蓋とすることができる。よって、長尺状の側溝の要所に、所望の機能を果たす側溝蓋を適宜配置することができる。
【0019】
請求項5の考案は、
「上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなり、
加えて、前記側溝本体における前記側溝蓋と接する接面は、曲面により形成され、前記側溝蓋における前記側溝本体と接する接面は、前記側溝本体の接面よりも曲率が大きい曲面により形成されており、
前記側溝蓋は、側溝本体及び側溝蓋の両接面の当接により、下面が接することなく前記側溝本体に載置されることを特徴とする側溝」
である。
【0020】
また、請求項6の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の側溝」
である。
【0021】
また、請求項7の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の側溝」
である。
【0022】
さらに、請求項8の考案は、
「両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項5に記載の側溝」である。
【0023】
ここで、曲率とは、直線に対して曲線が曲がる度合いであり、例えば、半径が一律の円弧では、半径が小さい円弧程、曲率が大きな曲線となる。
【0024】
請求項5から請求項8までの第2の考案は、上述した第1の考案に加えて、以下のような作用・効果を得ることができる。
【0025】
側溝本体と側溝蓋とが互いに接する接面は、側溝蓋側が曲率の大きな曲面により形成されているため、側溝蓋は、側溝本体の平面に面接触する状態ではなく、曲面に線接触する状態で側溝本体に載置されることになる。よって、側溝本体や側溝蓋に多少の歪みが生じていたとしても、側溝本体の長さ方向全体に渡って、側溝蓋を均一に接触させて安定させることができ、側溝蓋に生じるそもそものガタツキを少なくすることができる。このため、端面を傾斜面により形成したことによる側溝蓋のガタツキを抑制する機能、及び、側溝本体から側溝蓋が外れることを抑制する機能を、より効果的に、発揮させることができる。
【0026】
また、側溝蓋は、その下面が側溝本体に接触しないように側溝本体に載置されるため、側溝本体における側溝蓋を載置する面、すなわち載置面は、蓋収容部の底面ではなく、蓋収容部の側壁の一部により構成されることになる。よって、側溝本体の載置面には、砂利やゴミ等が溜まり難く、側溝本体と側溝蓋との接触部分に砂利やゴミ等が噛むことにより生じる側溝蓋のガタツキも抑制することができる。
【0027】
さらに、側溝蓋においては、下面ではなく、側面の一部が側溝本体に接触することになるため、側溝蓋の上面に加わる垂直方向の荷重、すなわち垂直荷重は、側溝本体と側溝蓋との接面を介して、接面の法線方向と接線方向とに分散される。よって、側溝蓋の上面に、垂直方向に大きな衝撃荷重が加わったとしても、この側溝蓋から側溝本体に伝達される応力は、分散された小さな応力となる。このため、側溝本体から受ける側溝蓋の反作用的な垂直方向の抗力も、小さくなり、側溝蓋は、垂直方向に大きな衝撃荷重が加わっても、側溝本体から大きく跳ね上げられず、外れ難くなる。
【0028】
請求項9の考案は、
「上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなり、
加えて、前記側溝本体における前記側溝蓋と接する接面は、曲面により形成され、前記側溝蓋における前記側溝本体と接する接面は、前記側溝本体の接面の面形状に対して、幾何学的に略相似で縮小された面形状に形成されており、
前記側溝蓋は、側溝本体及び側溝蓋の両接面の当接により、下面が接することなく前記側溝本体に載置されることを特徴とする側溝」
である。
【0029】
また、請求項10の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の側溝」
である。
【0030】
また、請求項11の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の側溝」
である。
【0031】
さらに、請求項12の考案は、
「両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項9に記載の側溝」である。
【0032】
請求項9から請求項12の第3の考案は、上述した第1の考案及び第2の考案に加えて、以下のような作用・効果を得ることができる。
【0033】
本考案では、側溝本体と側溝蓋との互いに接する接面が曲面により構成されているのであるが、特に、側溝蓋側の接面が、側溝本体側の接面に対して幾何学的に略相似で縮小された面形状となっている。このため、側溝本体側の面及び側溝蓋側の面における線接触する接触部分の近傍では、側溝本体側の面形状と側溝蓋側の面形状との相互の差異が小さくなる。よって、側溝本体側の接面や側溝蓋側の接面に僅かな歪みが生じており、側溝本体と側溝蓋とが設計上通りに接触しないとしても、設計上の接触部分の近傍における大きな差異のない側溝本体側と側溝蓋側との面形状によって上記歪みが吸収されて、側溝本体側と側溝蓋側とが均一に線接触し易くなる。従って、側溝蓋に生じるそもそものガタツキを少なくすることができる。
【0034】
また、側溝本体に側溝蓋を載置した状態では、側溝本体と側溝蓋との互いに対向する面の間隙が小さくなるため、この間隙から砂利やゴミが侵入し難くなる。よって、側溝本体と側溝蓋との間に砂利やゴミ等が噛むことによって側溝蓋にガタツキが生じることを防止することができる。
【0035】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係る側溝の実施形態としての一例を、図面に従って詳細に説明する。
【0036】
図1に示すように、本考案に係る側溝10は、コンクリートを型枠に打設して成形されたコンクリート製の側溝本体20と、同様にコンクリートにより成形されたコンクリート製の側溝蓋30とを備える。なお、本考案では、側溝本体20及び側溝蓋30を、コンクリートにより成形するに限らず、金属、樹脂、セラミック等、適宜の材料により成形してもよい。
【0037】
側溝本体20は、上方が開放された略U字状に形成され、上部に開口部21を備えた所謂「U字側溝ブロック」により構成されている。そして、上部の開口部21には、側溝蓋30を収納状態で載置する蓋収容部22が設けられている。ここで、蓋収容部22は、側溝蓋30の側面に沿った側壁23を有する構造となっており、載置された側溝蓋30を、側壁23の内側に収容する。
【0038】
次に、側溝蓋30の詳細を説明する。なお、説明の便宜上、側溝10の長さ方向を前後方向とし、幅方向を左右方向として、側溝蓋30の前後の面を端面32、側溝蓋30の左右の面を側面31と称して説明する。
【0039】
側溝蓋30の左右両側面31は、側溝10の長さ方向に沿った互いに平行な面により構成されているのであるが、前後両端面32は、一側面31から他側面31に向かって、例えば10°等、略一定の角度で傾斜する傾斜面により構成されている。また、前後両端面32は、互いに平行となるように、一側面31から他側面31に向かって同方向、すなわち同角度で傾斜する面となっている。そして、本例の側溝10では、同形状の側溝蓋30が、複数、側溝本体20の蓋収容部22に収容した状態で連設されている。
【0040】
このような側溝10では、側溝蓋30にガタツキが生じている場合、図2に示すように、側溝蓋30の一端側に荷重が加わると(図示A点)、他端側が浮き上がろうとするのあるが(図示矢印C)、この時、側溝蓋30の他端側は、側溝蓋30の一端側の左右両角部を結ぶ線を回動軸線(図示1点鎖線B)として、上方に回動しようとする。ここで、側溝蓋30の一端側は、上述の通り傾斜面により構成されているため、上記回動軸線は、側溝10の幅方向に対して傾斜する。よって、側溝蓋30の他端側は、側溝10の長さ方向に対して斜め方向に回動しようとする。しかしながら、側溝蓋30は、側溝本体20の蓋収容部22に収容されているため、上述のように回動しようとしても、その側面31が蓋収容部22の側壁23に接触し、回動が阻止される。よって、側溝蓋30は、その一端側に荷重が加わっても、他端側が回動せず、ガタツキが生じない。また、多少のガタツキが生じたとしても、側溝蓋30の他端側が上方に回動すればする程、側溝蓋30の側面31が蓋収容部22の側壁23に強く接触することになるため、側溝蓋30は、蓋収容部22から外れる程、大きく跳ね上げられることがない。
【0041】
なお、上記例では、連設される複数の側溝蓋30として、前後両端面32が互いに平行となるように左右に同方向に傾斜するものを採用した例を示したが、これに限らず、例えば図3(a)に示すように、前後両端面32が互いに対象となるように左右に異方向に傾斜する側溝蓋30を、交互に反転させて連設してもよい。また、例えば図3(b)に示すように、前後両端面32が互いに平行となるように左右に同方向に傾斜する側溝蓋30と、前後両端面32が互いに対象となるように左右に異方向に傾斜する側溝蓋30とを適宜組合せてもよい。
【0042】
一方、本例の側溝蓋30では、図1に示すように、上述の構成に加えて、前後両端面32が、上面33aから下面33bに向かって、例えば10°等、略一定の角度で傾斜する傾斜面により構成されている。また、前後両端面32は、互いに平行となるように、上面33aからから下面33bに向かって同方向、すなわち同角度で傾斜する面となっている。そして、本例の側溝10では、同形状の側溝蓋30が、複数、側溝本体20の蓋収容部22に収容した状態で連設されている。
【0043】
このような側溝10では、側溝蓋30にガタツキが生じている場合、図4に示すように、側溝蓋30の一端側に荷重が加わると(図示矢印A)、他端側が浮き上がろうとするのあるが(図示矢印B)、この時、他端側の端面32は、隣接する他の側溝蓋30の端面32に潜り込んだ状態であるため、隣接する他の側溝蓋30の端面32によって浮き上がりが阻止される。よって、側溝蓋30は、その一端側に荷重が加わっても、他端側が浮き上がらず、ガタツキが生じない。
【0044】
一方、側溝蓋30の他端側に荷重が加わると(図示矢印C)、一端側が浮き上がろうとし(図示矢印D)、この浮き上がりを阻止することはできないのであるが、一端側が大きく浮き上がって他の側溝蓋30の上面に乗り上げない限り、浮き上がった一端側は、他の側溝蓋30の傾斜する端面32上を滑り落ちて、元の状態に戻る。よって、側溝蓋30は、たとえ一端側が浮き上がったとしても、側溝本体20から外れ難い。
【0045】
なお、上記例では、連設される複数の側溝蓋30として、前後両端面32が互いに平行となるように上下に同方向に傾斜するものを採用した例を示したが、これに限らず、例えば図5(a)に示すように、前後両端面32が互いに対象となるように上下に異方向に傾斜する側溝蓋30を、交互に反転させて連設してもよい。また、例えば図5(b)に示すように、前後両端面32が互いに平行となるように上下に同方向に傾斜する側溝蓋30と、前後両端面32が互いに対象となるように上下に異方向に傾斜する側溝蓋30とを適宜組合せてもよい。
【0046】
ところで、図6に示すように、本例の側溝10では、側溝本体20の蓋収容部22における側溝蓋30と接する接面が曲面により構成されている。そして、側溝蓋30における側溝本体20と接する接面は、側溝本体20の接面よりも曲率の大きな曲面により構成されている。よって、側溝本体20と側溝蓋30とは、均一に線接触し(図示1点鎖線A)、側溝30のガタツキがそもそも生じ難い。
【0047】
また、図示では、側溝本体20側の接面と側溝蓋30側の接面との曲率の差が明確となるように誇張してあるため、側溝本体20と側溝蓋30との対向する面が略相似な形状となってはいないが、実際には、側溝本体20と側溝蓋30との対向する面全体を、側溝蓋30側が縮小された幾何学的に略相似な面形状とする。これにより、側溝本体20と側溝蓋30とが接触する部分近傍における側溝本体20側の面形状と側溝蓋30側の面形状の差異を少なくすることができ、側溝本体20側または側溝蓋30側の接面に歪みが生じていたとしても、この歪みが僅かであれば、側溝本体20と側溝蓋30との設計上の接触部分における近傍の曲面によって、上記歪みが吸収され、側溝本体20と側溝蓋30とが良好に線接触する。また、側溝本体20と側溝蓋30との対向する面の間隙は、全体に渡って狭くなるため、この間隙から砂利やゴミが侵入し難くなり、砂利やゴミが噛むことによって側溝蓋30にガタツキが生じることを防止することができる。
【0048】
本考案に係る側溝は、以上の例に限らず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更してもよい。例えば図7には、本考案に係る側溝10の別の例を示す。この例では、側溝本体20が、所謂「U字側溝ブロック」により構成されていることは前述の例と同様であるが、上部の開口部21に蓋収容部22を有さず、側溝蓋30を収容状態で載置する点で相違する。
【0049】
このような側溝10においても、連設された側溝蓋30の前後両端面32が上下方向に傾斜する傾斜面により構成されているため、個々の側溝蓋30の一端側に荷重が加わり、他端側が浮き上がろうとしても、隣接する他の側溝蓋30の端面32により浮き上がりが防止されたり、たとえ浮き上がったとしても、隣接する他の側溝蓋30の端面32上を滑り落ちて元に戻る。よって、このような側溝10であっても、側溝蓋30を、ガタツキ難くしたり、側溝本体20から外れ難くすることができる。
【0050】
また、本考案では、側溝本体を、上述の各例のように所謂「U字側溝ブロック」により構成するに限らず、図示は省略するが、下方が開放された逆U字状に形成され、上部に天板を備えた所謂「可変側溝ブロック」により構成してもよい。この場合、天板の一部に、複数の側溝蓋を連設して載置する開口部を設ければよい。そして、この開口部に、上述の例のような蓋収容部を設けてもよい。
【0051】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、まず、請求項1から請求項4までの第1の考案によれば、側溝蓋の一端側に荷重が加わって他端側が浮き上がろうとしても、この他端側が他の側溝蓋の端面の下に潜り込んだ状態であれば、他の側溝蓋の端面によって浮き上がりを防止することができるため、側溝蓋にガタツキが生じ難い側溝とすることができる。一方、浮き上がろうとする側溝蓋の他端側が他の側溝蓋の端面の上に張り出した状態であれば、他の側溝蓋の端面によって浮き上がった側溝蓋の他端側を元に戻すことができるため、側溝本体から側溝蓋が外れ難い側溝とすることができる。
【0052】
次に、請求項5から請求項8までの第2の考案によれば、第1の考案に加えて、側溝蓋を側溝本体に、均一に線接触させることができることから、側溝蓋に生じるそもそものガタツキを少なくすることができ、側溝蓋の端面形状による側溝蓋のガタツキを抑制する機能や側溝本体から側溝蓋が外れることを抑制する機能を、より効果的に発揮させることができる。
【0053】
次に、請求項9から請求項12までの第3の考案によれば、第1の考案及び第2の考案に加えて、側溝や側溝蓋に歪みが生じていたとしても、側溝本体と側溝蓋とを均一に線接触し易くすることができることから、側溝蓋に生じるそもそものガタツキを、より一層、少なくすることができ、側溝蓋の端面形状による側溝蓋のガタツキを抑制する機能や側溝本体から側溝蓋が外れることを抑制する機能を、より一層、効果的に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る側溝の一例を示す斜視図である。
【図2】側溝本体に側溝蓋を連設した状態を示す平面図である。
【図3】(a)及び(b)は、夫々、側溝本体に側溝蓋を連設した状態の別例を示す平面図である。
【図4】側溝蓋を連設した状態を示す縦断面図である。
【図5】(a)及び(b)は、夫々、側溝蓋を連設した状態の別例を示す縦断面図である。
【図6】蓋収容部の詳細を示す部分拡大斜視図である。
【図7】本考案に係る側溝の別例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 側溝
20 側溝本体
21 開口部
22 蓋収容部
23 側壁
30 側溝蓋
31 側面
32 端面
33a 上面
33b 下面
【考案の属する技術分野】
本考案は、上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車道や歩道等の道路の側縁等に設けられる側溝の中には、上部に開口部を有する側溝本体と、この側溝本体に連設されて側溝本体の開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備えるものがある。ここで、一般的な側溝では、側溝蓋と接する側溝本体の接面や、側溝本体と接する側溝蓋の接面が平面状に形成されている。また、一般的な側溝では、側溝本体として、コンクリートを型枠に打設して成形したコンクリート製のものが用いられている。一方、側溝蓋としては、側溝本体と同様なコンクリート製のものが用いられているが、その他に、亜鉛めっき鋼板等の金属板を溶接したり、鉄などの金属を鋳造したりして形成した金属製のものも用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような側溝では、側溝本体に側溝蓋を載置した状態において、側溝本体と側溝蓋とを、互いの接面全体に渡って均一に接触させることが困難である。これは、コンクリート製の側溝本体や側溝蓋では、良好な平滑面を形成し難く、また、打設したコンクリートの養生後に歪みを生じ易く、十分な平面精度を確保することができないからである。また、側溝蓋を金属製としても、そもそも、側溝本体側の平面精度が確保できていなければ、側溝本体と側溝蓋とを接面全体に渡って均一に接触させることができないことは無論のこと、溶接や鋳造にて形成した後に歪みを生じ易く、側溝蓋自体の十分な平面精度を確保することができない。
【0004】
このように、側溝本体と側溝蓋とを、互いの接面全体に渡って均一に接触させることができないと、側溝本体に載置した側溝蓋にガタツキを生じてしまう。そして、側溝蓋にガタツキが生じていると、側溝蓋の上を車両や歩行者が通過する際に騒音を発するといった問題を生じる。また、場合によっては、側溝本体から側溝蓋が外れてしまうこともある。特に、車道に設けられた側溝では、側溝蓋の上を車両が高速で通過すると、側溝蓋に大きな衝撃荷重が加わるため、ガタツキが僅かであっても、側溝蓋が大きく跳ね上がられて側溝本体から外れてしまう虞がある。このように、側溝蓋が外れた状態では、側溝蓋が道路上に突出したり、側溝本体の開口部が露呈したままとなるので、非常に危険である。
【0005】
本考案は上記実状を鑑みてなされたものであり、側溝蓋にガタツキが生じ難く、また、ガタツキが生じたとしても側溝蓋が側溝本体から外れ難い側溝の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために本考案の採った手段は、以下の通りである。
【0007】
請求項1の考案は、
「上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなることを特徴とする側溝」
である。
【0008】
また、請求項2の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の側溝」
である。
【0009】
また、請求項3の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の側溝」
である。
【0010】
さらに、請求項4の考案は、
「両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項1に記載の側溝」である。
【0011】
本考案においては、隣接する他の側溝蓋に対向する側溝蓋の端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面、すなわち上下方向に傾斜する傾斜面となっている。そして、連設される個々の側溝蓋は、傾斜面により構成された端面が隣接する他の側溝蓋の端面と略平行状態となるようにして配設される。よって、複数が連設された状態となった個々の側溝蓋の端部は、隣接する他の側溝蓋の端面の下に潜り込んだ状態、或は、隣接する他の側溝蓋の端面の上に張り出した状態となる。
【0012】
ところで、ガタツキのある側溝蓋において、前端側または後端側の一端側の上面に荷重が加わると、他端側が側溝本体から浮き上がろうとするのであるが、この浮き上がろうとする側の端部が、隣接する他の側溝蓋の端面の下に潜り込んだ状態となっていれば、他の側溝蓋の端面によって浮き上がりが規制される。よって、側溝蓋にガタツキが生じ難くなる。一方、浮き上がろうとする側の端部が、隣接する他の側溝蓋の端面の上に張り出した状態となっていれば、隣接する他の側溝蓋の上面に乗り上げない限り、浮き上がった端部は、隣接する他の側溝蓋の端面上を滑り落ちて、元の状態に戻る。よって、側溝蓋は、その端部がたとえ浮き上がったとしても、側溝本体から外れ難くなる。
【0013】
このように、本考案では、側溝蓋の一端側に荷重が加わった際における他端側の浮き上がりが規制されたり、たとえ浮き上がったとしても元の状態に戻されるため、側溝蓋のガタツキを生じ難くしたり、側溝蓋を側溝本体から外れ難くすることができる。
【0014】
なお、本考案において、側溝蓋の端面の上下方向の傾斜角度は、「5°」、「10°」、「15°」、「30°」等、上下方向に渡って略一定の角度となるように、適宜設定すればよい。
【0015】
ところで、本考案における請求項2から請求項4までの考案では、上述に加えて、以下のような作用・効果を得ることができる。
【0016】
まず、請求項2の考案では、個々の側溝蓋の両端面が互いに略平行な面であるため、側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設する場合に、同形状の複数の側溝蓋を同姿勢で配設すれば、各側溝蓋の端面同士が略平行状態となるように、好適に連設することができる。
【0017】
次に、請求項3の考案では、側溝蓋の両端面が互いに略対称な面であるため、側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設する場合に、同形状の複数の側溝蓋を上下に交互に反転させて異姿勢で配設すれば、各側溝蓋の端面同士が略平行状態となるように、好適に連設することができる。
【0018】
最後に、請求項4の考案では、両端面が互いに略平行な面の側溝蓋と互いに略対称な面の側溝蓋とを組合せるため、異なる形状の複数の側溝蓋を適宜組み合わせて配設すれば、各側溝蓋の端面同士が略平行状態となるように、好適に連設することができる。また、異なる形状の複数の側溝蓋を組合せるため、連設された適宜の側溝蓋について、両端部を双方とも他の側溝蓋の端面に潜り込んだ状態として、両端が共に浮き上がり難い側溝蓋としたり、逆に、両端部を双方とも他の側溝蓋の端面に張り出した状態として、たとえ浮き上がったとしても両端が共に元に戻り易い側溝蓋とすることができる。よって、長尺状の側溝の要所に、所望の機能を果たす側溝蓋を適宜配置することができる。
【0019】
請求項5の考案は、
「上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなり、
加えて、前記側溝本体における前記側溝蓋と接する接面は、曲面により形成され、前記側溝蓋における前記側溝本体と接する接面は、前記側溝本体の接面よりも曲率が大きい曲面により形成されており、
前記側溝蓋は、側溝本体及び側溝蓋の両接面の当接により、下面が接することなく前記側溝本体に載置されることを特徴とする側溝」
である。
【0020】
また、請求項6の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の側溝」
である。
【0021】
また、請求項7の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の側溝」
である。
【0022】
さらに、請求項8の考案は、
「両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項5に記載の側溝」である。
【0023】
ここで、曲率とは、直線に対して曲線が曲がる度合いであり、例えば、半径が一律の円弧では、半径が小さい円弧程、曲率が大きな曲線となる。
【0024】
請求項5から請求項8までの第2の考案は、上述した第1の考案に加えて、以下のような作用・効果を得ることができる。
【0025】
側溝本体と側溝蓋とが互いに接する接面は、側溝蓋側が曲率の大きな曲面により形成されているため、側溝蓋は、側溝本体の平面に面接触する状態ではなく、曲面に線接触する状態で側溝本体に載置されることになる。よって、側溝本体や側溝蓋に多少の歪みが生じていたとしても、側溝本体の長さ方向全体に渡って、側溝蓋を均一に接触させて安定させることができ、側溝蓋に生じるそもそものガタツキを少なくすることができる。このため、端面を傾斜面により形成したことによる側溝蓋のガタツキを抑制する機能、及び、側溝本体から側溝蓋が外れることを抑制する機能を、より効果的に、発揮させることができる。
【0026】
また、側溝蓋は、その下面が側溝本体に接触しないように側溝本体に載置されるため、側溝本体における側溝蓋を載置する面、すなわち載置面は、蓋収容部の底面ではなく、蓋収容部の側壁の一部により構成されることになる。よって、側溝本体の載置面には、砂利やゴミ等が溜まり難く、側溝本体と側溝蓋との接触部分に砂利やゴミ等が噛むことにより生じる側溝蓋のガタツキも抑制することができる。
【0027】
さらに、側溝蓋においては、下面ではなく、側面の一部が側溝本体に接触することになるため、側溝蓋の上面に加わる垂直方向の荷重、すなわち垂直荷重は、側溝本体と側溝蓋との接面を介して、接面の法線方向と接線方向とに分散される。よって、側溝蓋の上面に、垂直方向に大きな衝撃荷重が加わったとしても、この側溝蓋から側溝本体に伝達される応力は、分散された小さな応力となる。このため、側溝本体から受ける側溝蓋の反作用的な垂直方向の抗力も、小さくなり、側溝蓋は、垂直方向に大きな衝撃荷重が加わっても、側溝本体から大きく跳ね上げられず、外れ難くなる。
【0028】
請求項9の考案は、
「上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなり、
加えて、前記側溝本体における前記側溝蓋と接する接面は、曲面により形成され、前記側溝蓋における前記側溝本体と接する接面は、前記側溝本体の接面の面形状に対して、幾何学的に略相似で縮小された面形状に形成されており、
前記側溝蓋は、側溝本体及び側溝蓋の両接面の当接により、下面が接することなく前記側溝本体に載置されることを特徴とする側溝」
である。
【0029】
また、請求項10の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の側溝」
である。
【0030】
また、請求項11の考案は、
「個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の側溝」
である。
【0031】
さらに、請求項12の考案は、
「両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項9に記載の側溝」である。
【0032】
請求項9から請求項12の第3の考案は、上述した第1の考案及び第2の考案に加えて、以下のような作用・効果を得ることができる。
【0033】
本考案では、側溝本体と側溝蓋との互いに接する接面が曲面により構成されているのであるが、特に、側溝蓋側の接面が、側溝本体側の接面に対して幾何学的に略相似で縮小された面形状となっている。このため、側溝本体側の面及び側溝蓋側の面における線接触する接触部分の近傍では、側溝本体側の面形状と側溝蓋側の面形状との相互の差異が小さくなる。よって、側溝本体側の接面や側溝蓋側の接面に僅かな歪みが生じており、側溝本体と側溝蓋とが設計上通りに接触しないとしても、設計上の接触部分の近傍における大きな差異のない側溝本体側と側溝蓋側との面形状によって上記歪みが吸収されて、側溝本体側と側溝蓋側とが均一に線接触し易くなる。従って、側溝蓋に生じるそもそものガタツキを少なくすることができる。
【0034】
また、側溝本体に側溝蓋を載置した状態では、側溝本体と側溝蓋との互いに対向する面の間隙が小さくなるため、この間隙から砂利やゴミが侵入し難くなる。よって、側溝本体と側溝蓋との間に砂利やゴミ等が噛むことによって側溝蓋にガタツキが生じることを防止することができる。
【0035】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係る側溝の実施形態としての一例を、図面に従って詳細に説明する。
【0036】
図1に示すように、本考案に係る側溝10は、コンクリートを型枠に打設して成形されたコンクリート製の側溝本体20と、同様にコンクリートにより成形されたコンクリート製の側溝蓋30とを備える。なお、本考案では、側溝本体20及び側溝蓋30を、コンクリートにより成形するに限らず、金属、樹脂、セラミック等、適宜の材料により成形してもよい。
【0037】
側溝本体20は、上方が開放された略U字状に形成され、上部に開口部21を備えた所謂「U字側溝ブロック」により構成されている。そして、上部の開口部21には、側溝蓋30を収納状態で載置する蓋収容部22が設けられている。ここで、蓋収容部22は、側溝蓋30の側面に沿った側壁23を有する構造となっており、載置された側溝蓋30を、側壁23の内側に収容する。
【0038】
次に、側溝蓋30の詳細を説明する。なお、説明の便宜上、側溝10の長さ方向を前後方向とし、幅方向を左右方向として、側溝蓋30の前後の面を端面32、側溝蓋30の左右の面を側面31と称して説明する。
【0039】
側溝蓋30の左右両側面31は、側溝10の長さ方向に沿った互いに平行な面により構成されているのであるが、前後両端面32は、一側面31から他側面31に向かって、例えば10°等、略一定の角度で傾斜する傾斜面により構成されている。また、前後両端面32は、互いに平行となるように、一側面31から他側面31に向かって同方向、すなわち同角度で傾斜する面となっている。そして、本例の側溝10では、同形状の側溝蓋30が、複数、側溝本体20の蓋収容部22に収容した状態で連設されている。
【0040】
このような側溝10では、側溝蓋30にガタツキが生じている場合、図2に示すように、側溝蓋30の一端側に荷重が加わると(図示A点)、他端側が浮き上がろうとするのあるが(図示矢印C)、この時、側溝蓋30の他端側は、側溝蓋30の一端側の左右両角部を結ぶ線を回動軸線(図示1点鎖線B)として、上方に回動しようとする。ここで、側溝蓋30の一端側は、上述の通り傾斜面により構成されているため、上記回動軸線は、側溝10の幅方向に対して傾斜する。よって、側溝蓋30の他端側は、側溝10の長さ方向に対して斜め方向に回動しようとする。しかしながら、側溝蓋30は、側溝本体20の蓋収容部22に収容されているため、上述のように回動しようとしても、その側面31が蓋収容部22の側壁23に接触し、回動が阻止される。よって、側溝蓋30は、その一端側に荷重が加わっても、他端側が回動せず、ガタツキが生じない。また、多少のガタツキが生じたとしても、側溝蓋30の他端側が上方に回動すればする程、側溝蓋30の側面31が蓋収容部22の側壁23に強く接触することになるため、側溝蓋30は、蓋収容部22から外れる程、大きく跳ね上げられることがない。
【0041】
なお、上記例では、連設される複数の側溝蓋30として、前後両端面32が互いに平行となるように左右に同方向に傾斜するものを採用した例を示したが、これに限らず、例えば図3(a)に示すように、前後両端面32が互いに対象となるように左右に異方向に傾斜する側溝蓋30を、交互に反転させて連設してもよい。また、例えば図3(b)に示すように、前後両端面32が互いに平行となるように左右に同方向に傾斜する側溝蓋30と、前後両端面32が互いに対象となるように左右に異方向に傾斜する側溝蓋30とを適宜組合せてもよい。
【0042】
一方、本例の側溝蓋30では、図1に示すように、上述の構成に加えて、前後両端面32が、上面33aから下面33bに向かって、例えば10°等、略一定の角度で傾斜する傾斜面により構成されている。また、前後両端面32は、互いに平行となるように、上面33aからから下面33bに向かって同方向、すなわち同角度で傾斜する面となっている。そして、本例の側溝10では、同形状の側溝蓋30が、複数、側溝本体20の蓋収容部22に収容した状態で連設されている。
【0043】
このような側溝10では、側溝蓋30にガタツキが生じている場合、図4に示すように、側溝蓋30の一端側に荷重が加わると(図示矢印A)、他端側が浮き上がろうとするのあるが(図示矢印B)、この時、他端側の端面32は、隣接する他の側溝蓋30の端面32に潜り込んだ状態であるため、隣接する他の側溝蓋30の端面32によって浮き上がりが阻止される。よって、側溝蓋30は、その一端側に荷重が加わっても、他端側が浮き上がらず、ガタツキが生じない。
【0044】
一方、側溝蓋30の他端側に荷重が加わると(図示矢印C)、一端側が浮き上がろうとし(図示矢印D)、この浮き上がりを阻止することはできないのであるが、一端側が大きく浮き上がって他の側溝蓋30の上面に乗り上げない限り、浮き上がった一端側は、他の側溝蓋30の傾斜する端面32上を滑り落ちて、元の状態に戻る。よって、側溝蓋30は、たとえ一端側が浮き上がったとしても、側溝本体20から外れ難い。
【0045】
なお、上記例では、連設される複数の側溝蓋30として、前後両端面32が互いに平行となるように上下に同方向に傾斜するものを採用した例を示したが、これに限らず、例えば図5(a)に示すように、前後両端面32が互いに対象となるように上下に異方向に傾斜する側溝蓋30を、交互に反転させて連設してもよい。また、例えば図5(b)に示すように、前後両端面32が互いに平行となるように上下に同方向に傾斜する側溝蓋30と、前後両端面32が互いに対象となるように上下に異方向に傾斜する側溝蓋30とを適宜組合せてもよい。
【0046】
ところで、図6に示すように、本例の側溝10では、側溝本体20の蓋収容部22における側溝蓋30と接する接面が曲面により構成されている。そして、側溝蓋30における側溝本体20と接する接面は、側溝本体20の接面よりも曲率の大きな曲面により構成されている。よって、側溝本体20と側溝蓋30とは、均一に線接触し(図示1点鎖線A)、側溝30のガタツキがそもそも生じ難い。
【0047】
また、図示では、側溝本体20側の接面と側溝蓋30側の接面との曲率の差が明確となるように誇張してあるため、側溝本体20と側溝蓋30との対向する面が略相似な形状となってはいないが、実際には、側溝本体20と側溝蓋30との対向する面全体を、側溝蓋30側が縮小された幾何学的に略相似な面形状とする。これにより、側溝本体20と側溝蓋30とが接触する部分近傍における側溝本体20側の面形状と側溝蓋30側の面形状の差異を少なくすることができ、側溝本体20側または側溝蓋30側の接面に歪みが生じていたとしても、この歪みが僅かであれば、側溝本体20と側溝蓋30との設計上の接触部分における近傍の曲面によって、上記歪みが吸収され、側溝本体20と側溝蓋30とが良好に線接触する。また、側溝本体20と側溝蓋30との対向する面の間隙は、全体に渡って狭くなるため、この間隙から砂利やゴミが侵入し難くなり、砂利やゴミが噛むことによって側溝蓋30にガタツキが生じることを防止することができる。
【0048】
本考案に係る側溝は、以上の例に限らず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更してもよい。例えば図7には、本考案に係る側溝10の別の例を示す。この例では、側溝本体20が、所謂「U字側溝ブロック」により構成されていることは前述の例と同様であるが、上部の開口部21に蓋収容部22を有さず、側溝蓋30を収容状態で載置する点で相違する。
【0049】
このような側溝10においても、連設された側溝蓋30の前後両端面32が上下方向に傾斜する傾斜面により構成されているため、個々の側溝蓋30の一端側に荷重が加わり、他端側が浮き上がろうとしても、隣接する他の側溝蓋30の端面32により浮き上がりが防止されたり、たとえ浮き上がったとしても、隣接する他の側溝蓋30の端面32上を滑り落ちて元に戻る。よって、このような側溝10であっても、側溝蓋30を、ガタツキ難くしたり、側溝本体20から外れ難くすることができる。
【0050】
また、本考案では、側溝本体を、上述の各例のように所謂「U字側溝ブロック」により構成するに限らず、図示は省略するが、下方が開放された逆U字状に形成され、上部に天板を備えた所謂「可変側溝ブロック」により構成してもよい。この場合、天板の一部に、複数の側溝蓋を連設して載置する開口部を設ければよい。そして、この開口部に、上述の例のような蓋収容部を設けてもよい。
【0051】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、まず、請求項1から請求項4までの第1の考案によれば、側溝蓋の一端側に荷重が加わって他端側が浮き上がろうとしても、この他端側が他の側溝蓋の端面の下に潜り込んだ状態であれば、他の側溝蓋の端面によって浮き上がりを防止することができるため、側溝蓋にガタツキが生じ難い側溝とすることができる。一方、浮き上がろうとする側溝蓋の他端側が他の側溝蓋の端面の上に張り出した状態であれば、他の側溝蓋の端面によって浮き上がった側溝蓋の他端側を元に戻すことができるため、側溝本体から側溝蓋が外れ難い側溝とすることができる。
【0052】
次に、請求項5から請求項8までの第2の考案によれば、第1の考案に加えて、側溝蓋を側溝本体に、均一に線接触させることができることから、側溝蓋に生じるそもそものガタツキを少なくすることができ、側溝蓋の端面形状による側溝蓋のガタツキを抑制する機能や側溝本体から側溝蓋が外れることを抑制する機能を、より効果的に発揮させることができる。
【0053】
次に、請求項9から請求項12までの第3の考案によれば、第1の考案及び第2の考案に加えて、側溝や側溝蓋に歪みが生じていたとしても、側溝本体と側溝蓋とを均一に線接触し易くすることができることから、側溝蓋に生じるそもそものガタツキを、より一層、少なくすることができ、側溝蓋の端面形状による側溝蓋のガタツキを抑制する機能や側溝本体から側溝蓋が外れることを抑制する機能を、より一層、効果的に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る側溝の一例を示す斜視図である。
【図2】側溝本体に側溝蓋を連設した状態を示す平面図である。
【図3】(a)及び(b)は、夫々、側溝本体に側溝蓋を連設した状態の別例を示す平面図である。
【図4】側溝蓋を連設した状態を示す縦断面図である。
【図5】(a)及び(b)は、夫々、側溝蓋を連設した状態の別例を示す縦断面図である。
【図6】蓋収容部の詳細を示す部分拡大斜視図である。
【図7】本考案に係る側溝の別例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 側溝
20 側溝本体
21 開口部
22 蓋収容部
23 側壁
30 側溝蓋
31 側面
32 端面
33a 上面
33b 下面
Claims (12)
- 上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなることを特徴とする側溝。 - 個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の側溝。
- 個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の側溝。
- 両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項1に記載の側溝。
- 上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなり、
加えて、前記側溝本体における前記側溝蓋と接する接面は、曲面により形成され、前記側溝蓋における前記側溝本体と接する接面は、前記側溝本体の接面よりも曲率が大きい曲面により形成されており、
前記側溝蓋は、側溝本体及び側溝蓋の両接面の当接により、下面が接することなく前記側溝本体に載置されることを特徴とする側溝。 - 個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の側溝。
- 個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の側溝。
- 両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項5に記載の側溝。
- 上部に開口部を有する側溝本体と、該側溝本体に連設されて前記開口部を閉蓋する複数の側溝蓋とを備える側溝であって、
前記側溝蓋は、隣接する他の側溝蓋と対向する端面が、上面から下面に向かって略一定角度で傾斜する傾斜面となっており、
互いに対向する端面が略平行状態となるようにして隣接する二つの側溝蓋が配設されてなり、
加えて、前記側溝本体における前記側溝蓋と接する接面は、曲面により形成され、前記側溝蓋における前記側溝本体と接する接面は、前記側溝本体の接面の面形状に対して、幾何学的に略相似で縮小された面形状に形成されており、
前記側溝蓋は、側溝本体及び側溝蓋の両接面の当接により、下面が接することなく前記側溝本体に載置されることを特徴とする側溝。 - 個々の側溝蓋の両端面は、互いに略平行となるように同方向に傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の側溝。
- 個々の側溝蓋の両端面は、互いに略対称となるように異方向に傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の側溝。
- 両端面が互いに略平行となるように同方向に傾斜する側溝蓋と、両端面が互いに略対称となるように異方向に傾斜する側溝蓋とを組合せて、前記側溝本体の長手方向に複数の側溝蓋を連設してなることを特徴とする請求項9に記載の側溝。
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2003
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