JP2001348810A - 舗装道路における道路設置物の補修工法、及び舗装路面の切断方法 - Google Patents

舗装道路における道路設置物の補修工法、及び舗装路面の切断方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舗装道路に設けられるマンホール等の設置物
やその周囲の舗装路面が振動や経年劣化等により沈下又
は破損等した場合に、迅速且つ低コストで補修すること
ができる、舗装道路における道路設置物の補修工法を提
供する。 【解決手段】 舗装道路に設けられるマンホール11等
の設置物及びその周囲の舗装路面12を補修する補修工
法であって、該補修工法は、前記設置物の周囲の舗装路
面12を四角形状又は円形状に切断する工程と、該切断
した舗装路面12の舗装材14を破砕してから撤去する
工程と、前記設置物の高さ調整を行う工程と、前記路床
15に樹脂コンクリートを打設して第1樹脂コンクリー
ト層18を形成し、該第1樹脂コンクリート層18の上
にコンクリート板19を配設し、該コンクリート板19
の上に樹脂コンクリートを打設して第2樹脂コンクリー
ト層20を形成し、該第2樹脂コンクリート層20の上
に樹脂モルタルを打設して樹脂モルタル層21を形成す
る工程とを有する舗装道路における道路設置物の補修工
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装道路に設けら
れるマンホール等の設置物やその周囲の舗装路面が、走
行車両による振動や経年劣化等により沈下又は破損等し
た場合に、迅速且つ低コストで補修することができる、
舗装道路における道路設置物の補修工法、及び舗装路面
の切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】舗装道路に設置されるマンホールやその
周囲の舗装路面は、走行車両の振動の影響や経年劣化等
によって陥没、沈下、クラックの発生、或いは破損等の
劣化が生じ易く、その修復工事が必要となる。その補修
工法として従来は、まず所定のカッター等によりマンホ
ール周囲の舗装路面を四角形状に切断し、その切断舗装
路面のアスファルトをブレーカー等で破砕してから取り
除く。その後、コンクリート等を用いてマンホール蓋の
受枠の高さ調整を行ってから、マンホールの周囲にアス
ファルトを打設して、そのアスファルトの上をローラを
用いて転圧している。
【0003】更に、近年においては前記の従来工法とは
別に、特別仕様の作業車に大型の円形切断具等を搭載し
てその切断具で舗装路面を一挙に切断したり、或いは大
型の工作機械によって上記の種々の作業を行う方法が採
用される場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来工法の場合
においては、舗装路面の転圧にローラを用いることか
ら、施工面積の割りには大掛かりな段取りや多くの作業
員を必要とし、作業効率が悪く作業コストも上昇すると
いう欠点がある。
【0005】また、ローラによる転圧は、舗装路面とマ
ンホールとの高さの微調整が困難であると共に、舗装路
面の均一な転圧ができないという欠点も有している。
【0006】そして、前述のように特別仕様の作業車や
大型の工作機械を使用する場合においては、従来工法よ
りも更に作業コストが上昇することになるという問題点
を有している。
【0007】更には、図11(A)に示すように、マン
ホール1の周囲の舗装路面2を円盤状のカッター3で四
角形状に切断する場合には、隅部4に余切り5が生ずる
ことになる。つまり、図11(B)に示すように、舗装
路面2を所要の深さLに切断するためには円盤状のカッ
ター3を隅部4を越える位置まで進行させる必要がある
からである。しかしながら、この余切り5の存在は、見
た目が悪くなるばかりでなく舗装路面2の強度が低下
し、また雨水等の侵入により舗装路面2の支持力を低下
させる等の問題を生じさせる。
【0008】従って、従来例における場合においては、
作業効率を向上させて迅速な補修作業を行うことと作業
コストを抑えること、及び舗装路面とマンホールとの高
さの微調整を可能にすること、更には、舗装路面を四角
形状に切断する場合に隅部に余切りを生じさせないこと
に解決しなければならない課題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、舗装道路に設けられる
マンホール等の設置物及びその周囲の舗装路面を補修す
る補修工法であって、該補修工法は、前記設置物の周囲
の舗装路面を四角形状又は円形状に切断する工程と、該
切断した舗装路面の舗装材を破砕してから撤去する工程
と、前記設置物の高さ調整を行う工程と、前記路床に樹
脂コンクリートを打設して第1樹脂コンクリート層を形
成し、該第1樹脂コンクリート層の上にコンクリート板
を配設し、該コンクリート板の上に樹脂コンクリートを
打設して第2樹脂コンクリート層を形成し、該第2樹脂
コンクリート層の上に樹脂モルタルを打設して樹脂モル
タル層を形成する工程とを少なくとも有することを特徴
とする舗装道路における道路設置物の補修工法を提供す
るものである。
【0010】そして、前記設置物の高さ調整は、マンホ
ール蓋の受枠の下部に樹脂製の調整リングをプライマー
で接着して行うこととしたものであり、また、前記コン
クリート板は、第1樹脂コンクリート層の上に複数枚を
隣接させて配設すると共に、各コンクリート板の端縁が
傾斜してテーパー状に形成されていることとしたもので
あり、更に、前記コンクリート板のテーパー状に形成さ
れた端縁には、樹脂モルタルを充填することとしたもの
である。
【0011】また、本発明は、舗装路面を円盤状のカッ
ターを用いて所要大きさの四角形状に切断し、該切断し
た舗装路面の舗装材を破砕して撤去する方法であって、
前記四角形状の四隅部位置を各々円形状に切断し、該円
形状の切断面に接する状態で前記四角形状の四辺を直線
状に切断することを特徴とする舗装路面の切断方法を提
供するものである。
【0012】そして、前記円形状の切断は、円形コアド
リルを用いることとしたものである。
【0013】本発明に係る舗装道路における道路設置物
の補修工法においては、舗装材を撤去した路床に樹脂コ
ンクリートを打設するので、舗装路面の強度がアスファ
ルトに比べて高くなり、陥没、沈下、クラックの発生等
の劣化が生じ難い。また、樹脂コンクリートの打設は舗
装路面が強固に形成され、且つローラによる転圧を必要
としないので、従来例のような大掛かりな段取りや多く
の作業員を必要とせず、作業効率が良好になり迅速に補
修作業が行えると共に作業コストも低下する。同様にロ
ーラによる転圧を行わないことから、舗装路面とマンホ
ールとの高さの微調整が可能である。更に、第1樹脂コ
ンクリート層と第2樹脂コンクリート層との間にコンク
リート板を積層することから、各樹脂コンクリート層が
厚くなり過ぎないのでその中に気泡が残ったり空洞が生
じたりせず、結果的に施工性が良好になる。更には、コ
ンクリート板と第1及び第2樹脂コンクリート層とが一
体化することにより舗装路面の強度が更に向上し、陥
没、沈下、クラックの発生等の劣化が生じ難い。
【0014】本発明に係る舗装路面の切断方法において
は、四隅部位置が円形に切断されているので、円盤状の
カッターを隅部を越える位置まで進行させる必要がな
い。即ち、隅部に余切りが生じないので、従来例のよう
な余切りの存在による舗装路面の強度低下や美観が悪化
するなどの種々の問題が生じない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の舗装道路における
道路設置物の補修工法、及び舗装路面の切断方法につい
て図面を参照しながら説明する。例えば図1に示すよう
にマンホール11の周囲のアスファルト等の舗装路面1
2を四角形状に切断する場合には、四角形状の四隅部位
置を各々円形状に切断して所要深さの孔部13、13…
を形成する。この場合円形状の切断は、コアビット寸法
が直径75mm程度の円形コアドリル(図示せず)を使
用すれば切断作業が良好に行える。
【0016】次に、円盤状のカッターを備える舗装路面
切断機(図示せず)等を用いて、図2に示すようにそれ
ぞれの孔部13の切断面13aに接する状態で四角形状
の四辺13b、13b…を直線状に切断する。このよう
にすることによって、隅部の孔部13が所要深さまで切
断されているので、カッターを隅部を越える位置まで進
行させる必要がなく、隅部に余切りが生じないのであ
る。
【0017】尚、図1及び図2においては、マンホール
11の周囲の舗装路面12を四角形状に切断する場合を
示したが、円形状に切断しても良いことは勿論である。
その場合には、コアビット寸法が所要長さの円形コアド
リルを使用すれば良く、前述の余切りの問題も生じな
い。
【0018】次に、図3に示すように舗装路面12の切
断が完了したら、アスファルト等の舗装材14を、好ま
しくは低騒音のブレーカー等で破砕してから、バックホ
ー等を使用して撤去する(図4参照)。尚、以下の各図
中、符号22はアスファルト等の既設舗装を示し、符号
23はコンクリート壁を示し、符号24は基層を示す。
【0019】舗装材14を撤去した路床15は、ランマ
ー等を使用して転圧する。そして、図5に示すように、
マンホール蓋16の受枠17の下部に樹脂製の調整リン
グ17aをプライマーで接着して、受枠17の高さ調整
を行う。
【0020】次に、図6に示すように、路床15にミキ
サーで混合した樹脂コンクリートを打設して所要厚さの
第1樹脂コンクリート層18を形成する。樹脂コンクリ
ートは、従来周知の合成樹脂材と骨材とを重量比1:1
0〜25程度の割合で混合したものであり、この場合の
骨材は、砂利からなる粗骨材と砂等からなる細骨材とを
容積比2:1程度の割合で混合したものを使用する。
【0021】次に、図7に示すように、第1樹脂コンク
リート層18の上に、上下両面にプライマーを塗布した
所要厚さのコンクリート板19を配設する。尚、コンク
リート板19は内部に鉄筋が配設されている鉄筋コンク
リート板でも良い。コンクリート板19は、図8(A)
に示すように、受枠17の曲面に沿った曲部19aを有
する板材であり、このコンクリート板19を4枚用いて
受枠17の周囲に隣接させた状態で配設する(図8
(B)参照)。そして、各コンクリート板19の端縁1
9bは、図8(C)に示すように、傾斜してテーパー状
に形成されており、傾斜角度Aは15度程度が望まし
い。
【0022】このように、コンクリート板19を4枚用
いて、それを隣接させて配設すると共に、各コンクリー
ト板19の端縁19bが傾斜してテーパー状に形成され
ていることによって、コンクリート板19と第1樹脂コ
ンクリート層18及び後述する第2コンクリート樹脂層
20との接合面積が増加することとなり、舗装路面の強
度が増大するのである。
【0023】そして、図8(D)に示すように、コンク
リート板19のテーパー状に形成された端縁19bに樹
脂モルタル21aを充填する。樹脂モルタル21aは、
後述する樹脂モルタル層21を形成する際のものと同一
のものである。このようにすることによって、隣接する
コンクリート板19同士、及びコンクリート板19と既
設舗装22、受枠17(又は調整リング17a)との樹
脂モルタル21aを介した接合面積が増加することとな
り、これらが強固に接合し全体が一体化するので、舗装
路面の強度が更に増大するのである。
【0024】次に、図9に示すように、コンクリート板
19の上にミキサーで混合した樹脂コンクリートを打設
して所要厚さの第2樹脂コンクリート層20を形成す
る。この場合の樹脂コンクリートは、前記第1樹脂コン
クリート層18のものと同一である。
【0025】このように、第1樹脂コンクリート層18
と第2樹脂コンクリート層20との間にコンクリート板
19を積層するので、各樹脂コンクリート層18、20
が厚くなり過ぎない。従って、各樹脂コンクリート層1
8、20の中に気泡が残ったり空洞が生じたりせず、結
果的に施工性が良好になる。つまり、樹脂コンクリート
は粘性が高いので、厚く形成し過ぎるとその中に気泡が
残ったり空洞が生じたりする欠点があるが、コンクリー
ト板19の存在によってそのような欠点が生じないので
ある。更には、コンクリート板19と第1及び第2樹脂
コンクリート層18、20とが一体化することにより舗
装路面の強度が更に向上する。
【0026】次に、図10に示すように、第2樹脂コン
クリート層20の上に樹脂モルタルを打設して所要厚さ
の樹脂モルタル層21を形成する。樹脂モルタルは、表
面仕上げ用に用いたものであり、従来周知の合成樹脂材
と骨材とを重量比1:7〜8程度の割合で混合したもの
であって、この場合の骨材は砂等からなる細骨材を使用
し、砂利からなる粗骨材は使用しない。尚、樹脂モルタ
ルを打設後、約60分程度の時間で交通開放に充分な強
度となる。
【0027】以上のような工程による道路設置物の補修
工法によると、樹脂コンクリート及び樹脂モルタルを打
設することから舗装路面の強度が高く、陥没、沈下、ク
ラックの発生等の劣化が生じ難い。また、樹脂コンクリ
ートはローラによる転圧を必要としない。そして、路床
15の隅部や狭い隙間等に樹脂コンクリートが進入でき
るよう所要の治具で押し込める程度で良い。更に、樹脂
コンクリートは水分を吸収して接着硬化する性質を有す
るので、舗装路面12の切断面等が完全に乾燥していな
くても良く、カッターによる切断時に水を使用した場合
であっても濡れている部分を拭き取るだけで良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る舗装道
路における道路設置物の補修工法は、舗装道路に設けら
れるマンホール等の設置物及びその周囲の舗装路面を補
修する補修工法であって、該補修工法は、前記設置物の
周囲の舗装路面を四角形状又は円形状に切断する工程
と、該切断した舗装路面の舗装材を破砕してから撤去す
る工程と、前記設置物の高さ調整を行う工程と、前記路
床に樹脂コンクリートを打設して第1樹脂コンクリート
層を形成し、該第1樹脂コンクリート層の上にコンクリ
ート板を配設し、該コンクリート板の上に樹脂コンクリ
ートを打設して第2樹脂コンクリート層を形成し、該第
2樹脂コンクリート層の上に樹脂モルタルを打設して樹
脂モルタル層を形成する工程とを少なくとも有すること
によって、特に舗装材を撤去した路床に樹脂コンクリー
トを打設することから、舗装路面の強度がアスファルト
に比べて高くなり、陥没、沈下、クラックの発生等の劣
化が生じ難い。また、樹脂コンクリートの打設は舗装路
面が強固に形成され、且つローラによる転圧を必要とし
ないので、従来例のような大掛かりな段取りや多くの作
業員を必要とせず、作業効率が良好になり迅速に補修作
業が行えると共に作業コストも低下する。同様にローラ
による転圧を行わないことから、舗装路面とマンホール
との高さの微調整が可能であるという種々の優れた効果
を奏する。
【0029】更に、第1樹脂コンクリート層と第2樹脂
コンクリート層との間にコンクリート板を積層すること
から、各樹脂コンクリート層が厚くなり過ぎないのでそ
の中に気泡が残ったり空洞が生じたりせず、結果的に施
工性が良好になる。つまり、樹脂コンクリートは粘性が
高いので、厚く形成し過ぎるとその中に気泡が残ったり
空洞が生じたりする欠点があるが、コンクリート板の存
在によってそのような欠点が生じないのである。更に
は、コンクリート板と第1及び第2樹脂コンクリート層
とが一体化することにより舗装路面の強度が更に向上
し、陥没、沈下、クラックの発生等の劣化が生じ難いと
いう種々の優れた効果を奏する。
【0030】そして、設置物の高さ調整は、マンホール
蓋の受枠の下部に樹脂製の調整リングをプライマーで接
着して行うことによって、従来例のコンクリートを用い
る場合と比較して強度が高くなるという優れた効果を奏
する。
【0031】また、コンクリート板は、第1樹脂コンク
リート層の上に複数枚を隣接させて配設すると共に、各
コンクリート板の端縁が傾斜してテーパー状に形成され
ていることによって、コンクリート板と樹脂コンクリー
トとの接合面積が増加することとなり、舗装路面の強度
が増大するという優れた効果を奏する。
【0032】更に、コンクリート板のテーパー状に形成
された端縁には、樹脂モルタルを充填することによっ
て、隣接するコンクリート板同士、及びコンクリート板
と既設舗装、受枠(又は調整リング)との樹脂モルタル
を介した接合面積が増加することとなり、これらが強固
に接合し全体が一体化するので、舗装路面の強度が更に
増大するという優れた効果を奏する。
【0033】また、本発明に係る舗装路面の切断方法
は、舗装路面を円盤状のカッターを用いて所要大きさの
四角形状に切断し、該切断した舗装路面の舗装材を破砕
して撤去する方法であって、前記四角形状の四隅部位置
を各々円形状に切断し、該円形状の切断面に接する状態
で前記四角形状の四辺を直線状に切断することによっ
て、四隅部位置が円形に切断されているので、円盤状の
カッターを隅部を越える位置まで進行させる必要がな
い。即ち、隅部に余切りが生じないので、従来例のよう
な余切りの存在による舗装路面の強度低下や美観が悪化
するなどの種々の問題が生じないという優れた効果を奏
する。
【0034】そして、円形状の切断は、円形コアドリル
を用いることによって、切断作業が良好に行えるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンホールの周囲の舗装路面に孔部を形成した
状態を示す平面図である。
【図2】孔部の切断面に接する状態で舗装路面を四角形
状に切断した状態を示す平面図である。
【図3】舗装路面の切断が完了した状態を示す断面図で
ある。
【図4】切断した舗装路面の舗装材を撤去した状態を示
す断面図である。
【図5】受枠の下部に調整リングを接着して高さ調整を
行う断面図である。
【図6】路床に樹脂コンクリートを打設して第1樹脂コ
ンクリート層を形成した状態を示す断面図である。
【図7】第1樹脂コンクリート層の上にコンクリート板
を配設した状態を示す断面図である。
【図8】(A)コンクリート板の斜視図である。 (B)コンクリート板を4枚配設する状態を示す平面図
である。 (C)コンクリート板の側面図である。 (D)コンクリート板の端縁にモルタルを充填した状態
を示す断面図である。
【図9】コンクリート板の上に樹脂コンクリートを打設
して第2樹脂コンクリート層を形成した状態を示す断面
図である。
【図10】第2樹脂コンクリート層の上に樹脂モルタル
を打設して樹脂モルタル層を形成した状態を示す断面図
である。
【図11】(A)四角形状に切断した舗装路面の平面図
である。 (B)円盤状のカッターで舗装路面を切断する状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2 舗装路面 3 カッター 4 隅部 5 余切り 11 マンホール 12 舗装路面 13 孔部 13a切断面 13b四辺 14 舗装材 15 路床 16 マンホール蓋 17 受枠 17a調整リング 18 第1樹脂コンクリート層 19 コンクリート板 19a曲部 19b端縁 20 第2樹脂コンクリート層 21 樹脂モルタル層 21a樹脂モルタル 22 既設舗装 23 コンクリート壁 24 基層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装道路に設けられるマンホール等の設
    置物及びその周囲の舗装路面を補修する補修工法であっ
    て、該補修工法は、前記設置物の周囲の舗装路面を四角
    形状又は円形状に切断する工程と、該切断した舗装路面
    の舗装材を破砕してから撤去する工程と、前記設置物の
    高さ調整を行う工程と、前記路床に樹脂コンクリートを
    打設して第1樹脂コンクリート層を形成し、該第1樹脂
    コンクリート層の上にコンクリート板を配設し、該コン
    クリート板の上に樹脂コンクリートを打設して第2樹脂
    コンクリート層を形成し、該第2樹脂コンクリート層の
    上に樹脂モルタルを打設して樹脂モルタル層を形成する
    工程とを少なくとも有することを特徴とする舗装道路に
    おける道路設置物の補修工法。
  2. 【請求項2】 設置物の高さ調整は、マンホール蓋の受
    枠の下部に樹脂製の調整リングをプライマーで接着して
    行うことを特徴とする請求項1に記載の舗装道路におけ
    る道路設置物の補修工法。
  3. 【請求項3】 コンクリート板は、第1樹脂コンクリー
    ト層の上に複数枚を隣接させて配設すると共に、各コン
    クリート板の端縁が傾斜してテーパー状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の舗装道路における
    道路設置物の補修工法。
  4. 【請求項4】 コンクリート板のテーパー状に形成され
    た端縁には、樹脂モルタルを充填することを特徴とする
    請求項1又は3に記載の舗装道路における道路設置物の
    補修工法。
  5. 【請求項5】 舗装路面を円盤状のカッターを用いて所
    要大きさの四角形状に切断し、該切断した舗装路面の舗
    装材を破砕して撤去する方法であって、前記四角形状の
    四隅部位置を各々円形状に切断し、該円形状の切断面に
    接する状態で前記四角形状の四辺を直線状に切断するこ
    とを特徴とする舗装路面の切断方法。
  6. 【請求項6】 円形状の切断は、円形コアドリルを用い
    ることを特徴とする請求項4に記載の舗装路面の切断方
    法。
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