JPH0724743U - コンパクトケース - Google Patents
コンパクトケースInfo
- Publication number
- JPH0724743U JPH0724743U JP1252593U JP1252593U JPH0724743U JP H0724743 U JPH0724743 U JP H0724743U JP 1252593 U JP1252593 U JP 1252593U JP 1252593 U JP1252593 U JP 1252593U JP H0724743 U JPH0724743 U JP H0724743U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- piece
- hinge
- hook
- hook member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作ボタン23による蓋体1の開蓋操作感を
変える事なく、蓋体1の閉じた状態の係止力をより強く
する。 【構成】 器体2を構成する器外枠10と器内枠11の
間に、略L字状のスプリング片17を内装し、このスプ
リング片17の蝶番3がわ端部を器体2内に止着し、器
体2の反蝶番3がわ内壁に沿った辺、つまりフック部材
18を弾性を有して復元可能に、かつ平行移動可能に構
成し、このフック部材18の上端に、蓋体1の係止片7
が係合するフック片20を突設し、フック部材18の側
壁には、前記器外枠10を貫通して外部に突出する連結
片22を連設し、この連結片22の先端に操作ボタン2
3を止着する。
変える事なく、蓋体1の閉じた状態の係止力をより強く
する。 【構成】 器体2を構成する器外枠10と器内枠11の
間に、略L字状のスプリング片17を内装し、このスプ
リング片17の蝶番3がわ端部を器体2内に止着し、器
体2の反蝶番3がわ内壁に沿った辺、つまりフック部材
18を弾性を有して復元可能に、かつ平行移動可能に構
成し、このフック部材18の上端に、蓋体1の係止片7
が係合するフック片20を突設し、フック部材18の側
壁には、前記器外枠10を貫通して外部に突出する連結
片22を連設し、この連結片22の先端に操作ボタン2
3を止着する。
Description
【0001】
本考案は、コンパクトケースの改良に関するものである。
【0002】
従来よりコンパクトケースは、化粧料を収容した器体と蓋体とが蝶番によって 開閉自在に蝶着した構成となっていた。更にこのコンパクトケースには、蓋体を 閉じた状態で保持する係止機構及び、この蓋体の係止を任意に解除できる開蓋機 構が設けられていた。この係止機構の中では、蓋体に舌片を垂下し、この舌片に 突部を突設し、この突部を器体に係止させる構成が多く利用されていた。また、 開蓋機構の中では、器体に押しボタンを設け、この押しボタンによって蓋体を押 し上げ、蓋体の係止を解除する構成が多く利用されていた。
【0003】
この種の構成は、突部と凹部の弾性変形を利用した係止機構であるため、蓋体 の係止力を強くし過ぎると、開蓋機構を操作するために大きな力が必要となって しまった。従って、指の力全体をかけられる蓋体を閉じる際はともかくとして、 開蓋機構により蓋体を開放する際にはあまり大きな力をかけることができないた め、蓋体の係止力をあまり強くすることは出来なかった。
【0004】 しかし、蓋体の係止力を弱くし過ぎると、コンパクトケースを不用意に落とし てしまった際等、小さな衝撃で蓋体が開いてしまう危険性があった。また、コン パクトケースをハンドバッグ中に入れて携帯した場合、押しボタンが他のものに 触れて蓋体がコンパクトケース中で開いてしまう危険性もあった。従って、係止 機構の係止力には、微妙な調整が必要となっており、しかも各固体の寸法のバラ ツキによる係合力のバラツキを許容範囲に収めるのは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 蓋体と器体2が蝶番3により開閉自在に蝶着し、少なくとも器体2が、器外枠 10と収納凹所14が設けられた器内枠11とより構成され、蓋体1が閉じた状 態で係合する係止片7を蓋体1に、フック片20を器体2に設けた構成において 、前記器外枠10と器内枠11の間には、反蝶番3がわ及び直交する内壁に沿っ て、係止機構スペース16を設ける。この係止機構スペース16には、略L字状 のスプリング片17を内装する。このスプリング片17の蝶番3がわ端部を器外 枠10若しくは器内枠11に止着し、反蝶番3がわ内壁に沿った辺、つまりフッ ク部材18を弾性を有して復元可能に、かつ平行移動可能に構成する。このフッ ク部材18の上端には、フック片20を突設する。また、フック部材18の側壁 には、前記器外枠10を貫通して外部に突出する連結片22を連設する。この連 結片22の先端には、操作ボタン23を止着する。本考案は以上構成のコンパク トケースである。
【0006】
蓋体1が閉じた状態では、蓋体1の係止片7と器体2のフック片20が係合し て蓋体1の閉じた状態が保持されている。ここで器体2の操作ボタン23を横方 向に摺動操作すると、フック部材18が横方向に摺動する。蓋体1の係止片7と 係合したフック片20がフック部材18に設けられているため、横方向にずれ、 係止片7との係合が解除され、蓋体1が開放可能となる。摺動操作を止めると、 操作ボタン23はスプリング片17の弾発力により復元する。
【0007】
本考案のコンパクトケースは、蓋体1と器体2が蝶番3により開閉自在に蝶着 して構成されている。
【0008】 蓋体1は、蓋外枠4と蓋内枠5より構成されている。蓋外枠4は、金属薄板を 底の浅い皿状に成形したもので、一辺の端部には、蓋蝶番片6が巻き加工されて いる。また、反蓋蝶番片6がわ端部には、係止片7が垂下している。この係止片 7の側壁には、係止突部8が突出している。この蓋外枠4内には、蓋内枠5が止 着されている。この蓋内枠5の天井面には、鏡9が貼着されている。
【0009】 器体2は、器外枠10と器内枠11とより構成されている。器外枠10は、金 属薄板を底の浅い皿状に成形したもので、一辺の端部には、器蝶番片12が巻き 加工されている。そして、この器蝶番片12と蓋蝶番片6が開閉自在に蝶着して 蝶番3を構成し、蓋体1と器体2を開閉自在に連結している。また、器外枠10 の反蝶番3がわ側壁には、窓部13が穿設されている。
【0010】 この器外枠10内には、器内枠11が止着されている。この器内枠11のほぼ 中央には、ファンデーション、アイシャドウ、ほほ紅等の化粧料及び、その化粧 料に対応した塗布具が収納される収納凹所14が刻設されている。また、器中枠 の反蝶番3がわ端部中央には、前記蓋体1の係止片7が突入する切り欠き15が 刻設されている。また、この器外枠10と器内枠11の間には、切り欠き15が わ内壁及びその切り欠き15がわ内壁に直交する側壁に沿って、係止機構スペー ス16が設けられている。この係止機構スペース16には、切り欠き15及び窓 部13が貫通している。
【0011】 この係止機構スペース16には、略L字状のスプリング片17が内装されてい る。このスプリング片17の蝶番3がわ端部は、器内枠11に止着され、窓部1 3がわ内壁に沿った辺、つまりフック部材18が弾性を有して復元可能に、かつ 平行移動可能に構成されている。また、このフック部材18には、摺接突部19 が2ヶ所に設けられ、器外枠10の側壁及び器外枠10の内壁、それぞれに摺接 して前後にガタなく摺動するよう構成されている。なお、少なくとも器外枠10 の側壁若しくは器外枠10の内壁にテフロンシート等の自己潤滑性を有したシー トを貼着すれば、無理なく摺動操作を行う事ができる。
【0012】 このフック部材18の上端には、器中枠の切り欠き15より露出する位置に、 フック片20が突出している。このフック片20の側壁には、蓋体1の係止片7 が係合するフック突部21が突出している。また、フック部材18の側壁には、 器外枠10の窓部13を貫通して外部に突出する連結片22を連設している。こ の連結片22は、蓋体1の係止片7の幅とほぼ同じ幅となっている。更に、この 連結片22の先端には、操作ボタン23が止着されている。なお、この連結片2 2は、窓部13との間に一方向にのみ、係止片7及びフック片20の幅よりも大 きな隙間を有するよう構成されており、操作ボタン23により一方向にのみ摺動 操作可能に構成されている。その結果、操作ボタン23を摺動操作すると、フッ ク部材18が横方向に摺動し、蓋体1の係止片7と係合したフック片20が横方 向にずれて係合が解除され、蓋体1が開放可能となる。
【0013】 なお、本考案実施例においては、蓋外枠4及び器外枠10を金属薄板で成形し 、その中に蓋内枠5と器内枠11を止着して蓋体1と器体2を構成したコンパク トケースについて説明したが、蓋外枠4及び器外枠10を金属薄板以外の合成樹 脂等で成形する事も可能である。また、本考案は少なくとも器体2を器外枠10 と器内枠11とで構成すれば実施可能であり、蓋体1を一体で成形してもよい。 更に、本考案の実施例は、化粧品を収納するコンパクトケースについて説明した が、化粧品の分野以外でも利用可能である事は言うまでもない。
【0014】
本考案は以上のように、蓋体1の係止片7と器体2のフック片20との係合解 除は、フック片20が横方向にずれる事によって行われるため、蓋体1の係止片 7と器体2のフック片20との係合を開蓋操作性に関係なく強くする事ができる ようになっている。しかも操作ボタン23は、蓋体1の係止片7及び器体2のフ ック片20の幅以上摺動しないと係止片7とフック片20の係合が解除しないよ うになっている。従って、コンパクトケースを落下させてしまった場合等の衝撃 、また、ハンドバッグ中に携帯した際他のものに押された場合等、蓋体1が不用 意に開いてしまう事故を完全に防止している。
【図1】本考案実施例の分解斜視図である。
【図2】蓋体が閉じた状態の正面図である。
【図3】開蓋操作状態の正面図である。
1 蓋体 2 器体 3 蝶番 7 係止片 10 器外枠 11 器内枠 14 収納凹所 16 係止機構スペース 17 スプリング片 18 フック部材 20 フック片 22 連結片 23 操作ボタン
Claims (1)
- 【請求項1】 蓋体(1)と器体(2)が蝶番(3)により開閉
自在に蝶着し、少なくとも器体(2)が器外枠(10)と、収
納凹所(14)が設けられた器内枠(11)とより構成され、蓋
体(1)が閉じた状態で係合する係止片(7)を蓋体(1)に、
フック片(20)を器体(2)に設けた構成において、 前記器外枠(10)と器内枠(11)の間には、反蝶番(3)がわ
内壁及び直交する側壁に沿って、係止機構スペース(16)
を設け、該係止機構スペース(16)には略L字状のスプリ
ング片(17)を内装し、該スプリング片(17)の蝶番(3)が
わ端部を器体(2)内に止着し、反蝶番(3)がわ内壁に沿っ
た辺、つまりフック部材(18)を弾性を有して復元可能
に、かつ平行移動可能に構成し、該フック部材(18)の上
端には、フック片(20)を突設し、フック部材(18)の側壁
には、前記器外枠(10)を貫通して外部に突出する連結片
(22)を連設し、該連結片(22)の先端に操作ボタン(23)を
止着し、 該操作ボタン(23)を摺動操作する事により、フック部材
(18)を横方向に摺動させ、フック片(29)が横方向にずれ
て係止片(7)との係合を解除し、蓋体(1)を開放可能にす
る事を特徴とするコンパクトケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1252593U JP2551576Y2 (ja) | 1993-01-05 | 1993-01-05 | コンパクトケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1252593U JP2551576Y2 (ja) | 1993-01-05 | 1993-01-05 | コンパクトケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724743U true JPH0724743U (ja) | 1995-05-12 |
JP2551576Y2 JP2551576Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=11807759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1252593U Expired - Fee Related JP2551576Y2 (ja) | 1993-01-05 | 1993-01-05 | コンパクトケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551576Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-05 JP JP1252593U patent/JP2551576Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551576Y2 (ja) | 1997-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |