JPH07246012A - コンバイン等の故障診断装置 - Google Patents

コンバイン等の故障診断装置

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Publication number
JPH07246012A
JPH07246012A JP6037332A JP3733294A JPH07246012A JP H07246012 A JPH07246012 A JP H07246012A JP 6037332 A JP6037332 A JP 6037332A JP 3733294 A JP3733294 A JP 3733294A JP H07246012 A JPH07246012 A JP H07246012A
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JP
Japan
Prior art keywords
data
diagnosis
sensor
combine
microcomputer checker
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Pending
Application number
JP6037332A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Watanabe
均 渡辺
Fumio Yoshimura
文夫 吉邨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイコンチェッカの電源ONによる立ち上が
り時に、最初に他のデータに優先して各センサやアクチ
ュエータ等の故障データを表示させる。 【構成】 コントローラ1により自動制御回路A内のセ
ンサやスイッチ,アクチュエータ等の故障をチェックす
る自己診断機能と、この診断データを取り込んで表示す
るマイコンチェッカ2とを組み合わせて構成する故障診
断システム3を有するコンバイン等において、マイコン
チェッカ2の電源ONによる立ち上がり時に、最初に他
のデータに優先して故障データを表示させることを特徴
とする故障診断装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバイン等の故障
診断装置に関し、自動制御回路の故障をチェックする自
己診断機能と、この診断データを取り込んで表示するマ
イコンチェッカとを組み合わせて構成する故障診断シス
テムを有するもの等に利用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
から、コンバイン等における各装置部では、その自動制
御回路内に設けた多数のセンサ及びスイッチ等から送信
される信号をコントローラに入力して演算処理を行い、
この演算結果の出力によって多数のアクチュエータ等を
自動的に作動させるようにしている。このような自動制
御作用時に、例えば、刈取シンクロ制御、刈高さ制御、
刈取リフト制御、進行方向制御、扱深さ制御、車高制
御、車体水平制御、車速制御等各種の制御系において、
センサやスイッチ,アクチュエータ等の故障が発生した
ときは、コントローラによる自己診断機能によってこれ
らの故障をチェックし、このチェック内容を、別に接続
するマイコンチェッカに表示させるようにしているもの
が多い。
【0003】しかし、このマイコンチェッカに表示させ
る内容は、例えば、入力系のチェック、出力系のチェッ
ク、セルフチェック等を順番に表示するよう予め設定さ
れており、マイコンチェッカの各スイッチの操作を何回
も繰り返して設定された手順を経なければ故障箇所のチ
ェックができないという、操作回数の多さからくる煩わ
しさと同時に、操作自体の複雑さも加わって大変わかり
にくいものとなっている。
【0004】そこでこの発明は、マイコンチェッカの電
源ONによる立ち上がり時に、最初に他のデータに優先
して故障データを表示させるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、コントロー
ラ1により自動制御回路A内のセンサやスイッチ,アク
チュエータ等の故障をチェックする自己診断機能と、こ
の診断データを取り込んで表示するマイコンチェッカ2
とを組み合わせて構成する故障診断システム3を有する
コンバイン等において、マイコンチェッカ2の電源ON
による立ち上がり時に、最初に他のデータに優先して故
障データを表示させることを特徴とする故障診断装置の
構成とする。
【0006】
【作用、及び発明の効果】上記の構成によれば、コンバ
イン等の各装置部の自動制御回路A内に配置された多数
のセンサやスイッチ,アクチュエータ等の作動状態を、
コントローラ1における自己診断機能によって検出する
と共に、この検出値をケーブル等によりコントローラ1
と接続通信するマイコンチェッカ2の画面に表示させる
形態の故障診断システム3において、自己診断機能によ
り既に故障状態が検出されているときは、マイコンチェ
ッカ2の電源ONによる立ち上がり時に、まず最初に故
障データのチェックを行い、故障データが検出されてい
るときはこの故障データを優先して表示させるように
し、その後において予め設定されている表示順序、例え
ば、入力系のチェック、出力系のチェック、セルフチェ
ック等の順に各スイッチ操作の手順を経て表示を行うよ
うにする。
【0007】このように、マイコンチェッカ2の電源O
Nによる立ち上がり時に、各装置部のセンサやスイッ
チ,アクチュエ−タ等の故障データを優先して表示させ
ることにより、従来の如く、各装置部でチェックされて
いる故障データが表示されるまで、マイコンチェッカ2
の各スイッチの操作を予め設定されている順序に従って
何回も繰り返し行うような、操作回数の多さからくる煩
わしさや、操作自体の複雑さからくるわかりにくさを回
避して、簡単容易に素早く故障データのチェックを行い
うるものである。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。コンバインの車台4の下部側に、土壌面を走
行する左右一対の走行クローラ5を有する走行装置6を
配設し、該車台4上に、フィードチエン7に挟持して供
給される穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収
して一時貯留するグレンタンク8を備えた脱穀装置9を
配設する。この脱穀装置9の前方側に立毛穀稈を分草し
引き起こして刈り取ると共に、この刈り取った穀稈を後
方側へ搬送しながら横倒れ姿勢に変更して該フィードチ
エン7へ受け渡しする刈取装置10を、土壌面に対して
上下昇降自在となるよう該車台4の前端部へ懸架する。
また、該刈取装置10の一側にコンバインの操作制御を
行う操作装置11と、この操作のための操作席12とを
設け、この操作席12の下方にエンジン13を配設して
車体14を構成する。
【0009】該操作装置11の近傍にCPUを主体とす
るコントローラ1を設け、このコントローラ1へ各装置
6、9、10、11部に配置した多数の各センサ15か
らの検出信号を送信し、この送信した信号の演算処理結
果により各アクチュエ−タ16を作動させて、コンバイ
ン作業に必要な各制御作用、例えば、車速と刈取搬送関
係の速度とを同調させる刈取シンクロ制御や、土壌面の
凹凸に対応して刈り取り高さが一定となるよう調節する
刈高さ制御や、刈り取りが終了した時点で刈取装置10
を自動的に上昇させる刈取リフト制御や、刈取進行方向
を自動的に選択して倣い直進させる進行方向制御や、刈
り取り穀稈に長短があっても脱穀装置9への穀稈供給深
さを一定となるよう調節する扱深さ制御や、軟弱な土壌
面において沈下する車体14を自動的に浮上させる車高
制御や、車体14のローリングやピッチングに対して自
動的に水平状態を維持させる車体水平制御や、作業負荷
に対して車速を自動的に調節する車速制御等の各制御系
を構築する。
【0010】該コントローラ1の内部には、CPUの演
算処理に必要な定数や固定プログラム等を記憶させるR
OM17と、電源をOFFしても記憶が消去されないE
PROMやEEPROM等からなる不揮発性RAM18
とを設けると共に、その外部端子に、入力インタフェー
ス19を介して各センサ15の接続と、出力インタフェ
ース20を介して各アクチュエータ16の接続と、通信
インタフェース21を介して外部とのシリアル通信回線
の接続とを可能にする自動制御回路Aを構成すると共
に、この回路A内の各センサ15や各アクチュエータ1
6の自己診断を行う診断機能を備えさせる。なお、該R
OM17と不揮発性RAM18は外部接続としてもよ
い。
【0011】該自動制御回路A内の各センサ15や各ア
クチュエータ16の自己診断内容を画面に表示させると
共に、該不揮発性RAM18への各センサ15の基準値
又は調整値等の書き込みを行うツールとしてのマイコン
チェッカ2を別体で設け、図3に示す如く、このマイコ
ンチェッカ2を外部から該コントローラ1の通信インタ
フェース21へハーネス22を介して脱着可能に接続し
て故障診断システム3を構成する。
【0012】該マイコンチェッカ2の自己診断の表示機
能は、例えば、目的別のICカード2aの挿入により、
このICカード2aの挿入後複数の各スイッチ2bの操
作により、該コントローラ1による自動制御回路A内の
自己診断の内容を、入力系のチェック、出力系のチェッ
ク、セルフチェックの順序に従って表示画面2cに表示
させるよう構成する。
【0013】このマイコンチェッカ2の表示画面2cに
各センサ15や各アクチュエータ16の故障状態を表示
させるには、従来であれば、例えば、自己診断機能によ
り刈取回転センサ15aの異常が検出されているとき
は、図4に示す如く、マイコンチェッカ2に表示させる
ための各スイッチ2bの操作が、1回目の操作で「ホン
キチェック」を表示し、2回目の操作で「ニュウリョク
チェック」の表示でパスし、3回目の操作で「シュツリ
ョクチェック」の表示でパスし、4回目の操作で「セル
フチェック」の表示で実行に移行し、5回目の操作で
「カリダツクラッチイジョウ」の表示で更に実行に移行
し、6回目の操作で「カリトリシンクロイジョウ」の表
示により異常状態の表示に到達し、7回目の操作で「カ
リトリカイテンセンサパルスケンシュツナシ」の表示に
より、やつと故障データのチェックが行われる。このよ
うに現状における故障データのチェックは、マイコンチ
ェッカ2の電源ON後、予め設定された順序に従って各
スイッチ2bの操作を何回も繰り返し行う必要があるた
め、操作回数の多さからくる煩わしさと、複数の各スイ
ッチ2bを選択して操作する操作自体のわかりにくさと
によりオペレータが悩まされる問題がある。
【0014】このため本発明では、例えば図5に示す如
く、マイコンチェッカ2の電源ONによる立ち上り時
に、直ちに「イジョウナイヨウヲカクニンチュウ」を表
示し、続いて「カリトリシンクロイジョウ」が表示さ
れ、このときに各スイッチ2bの1回だけの操作により
実行に移行し「カリトリカイテンセンサパルスケンシュ
ツナシ」の表示により故障データのチェックを行い、そ
の後他に故障データが検出されていないときは、予め設
定された本来の自己診断の表示を最初から行わせるとい
うように、該コントローラ1による自動制御回路A内の
自己診断の結果により故障データが検出されているとき
は、マイコンチェッカ2の電源ON後、予め設定されて
いる本来の表示順序に先だって、直ちにその故障状態を
優先して表示させるように構成することにより、故障デ
ータのチェックを簡単容易に素早く行うことができる。
【0015】また、該コントローラ1はその自己診断機
能により、自動制御回路A内の各センサ15や各アクチ
ュエータ16の故障診断内容を記憶させる通常のRAM
を有しているが、この通常のRAMの記憶では電源をO
FFしたときに記憶内容が消去されてしまうので、これ
を消去させないために前記不揮発性RAM18を設けて
おり、この不揮発性RAM18はデータの書き込み回数
に制限(10万回)があるため、自己診断の検出内容は
一旦通常のRAMに格納し、例えば60秒毎に内容のチ
ェックを行い故障データがあれば、これを不揮発性RA
M18に書き込むと共に、故障状態が解除(回復)され
た場合は、故障データの取り消しとして同様に不揮発性
RAM18に書き込むようにする。このように、不揮発
性RAM18に対する故障データの書き込みを、一定の
タイミングを設けてその書き込み回数を管理することに
より、故障データの検出回数が異常に増大しても、書き
込みが無差別に行われることがないので、書き込み回数
がオーバーして不揮発性RAM18が使用不可となるこ
とを防止できる。
【0016】また、前記ハーネス22を介してコントロ
ーラ1の通信インタフェース21へ接続したマイコンチ
ェッカ2によって、自動制御回路A内の各センサ15を
選択してその基準値等の調整を行うことができるが、作
業時等において、このマイコンチェッカ2が無いときは
調整ができないという不便さがあった。このため、マイ
コンチェッカ2がコントローラ1に接続されていない場
合においても、前記操作装置11の一側に設けた各セン
サ15の調整チェックを行うセンサ調整スイッチ23
(既存の何れかのスイッチで代用してもよい)の操作に
よって、車体14側のコントローラ1により調整作用を
行わせる。例えば、各センサ15のうち車体14の左右
傾斜状態を検出する左右傾斜センサ15bの調整を行う
ときは、図6のフローチャートに示す如く、マイコンチ
ェッカ2が接続されていないことを確認したときは、次
に、調整モードのフラグがONしていないかどうかを確
認し、フラグがONしていないときはセンサ調整スイッ
チ23をONし、このスイッチ23のONを確認後1秒
以内に左右傾斜スイッチ24(パワステレバー25に係
合させたパワステスイッチで代用する)をONさせる。
【0017】このONにより左右傾斜センサ15bの調
整モードとなって、左右傾斜センサ15bを水平状態に
調整した後、一旦、センサ調整スイッチ23をOFF
し、このOFFを確認後1秒以内に再度ONすることに
より、この左右傾斜センサ15bの調整値を前記不揮発
性RAM18に書き込んで調整を終了する。このよう
に、各センサ15における基準値等の調整を行う際に、
マイコンチェッカ2を用いるときは、ガイドメッセージ
等の表示によりオペレータでも簡単に調整を行うことが
できるが、このマイコンチェッカ2が何等かの都合で使
用できないときにおいても、センサ調整スイッチ23の
ONによりコントローラ1を調整モードとして、各セン
サ15のうち調整を必要とするセンサを、調整対象セン
サ指定スイッチ(例えば左右傾斜センサ15bでは左右
傾斜スイッチ24)のONによって調整を行った後、セ
ンサ調整スイッチ23のOFF→ONにより調整内容を
不揮発性RAM18に書き込むことができ、マイコンチ
ェッカ2が手元に無い場合でも各センサ15の調整を容
易に行えるので、オペレータの要求に何時でも応じるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体を示す側面図。
【図2】コンバインの自動制御回路を示すブロック図。
【図3】マイコンチェッカの全体とその接続状態を示す
斜視図。
【図4】マイコンチェッカの表示内容のプログラムを示
す表示画面図。
【図5】マイコンチェッカの表示内容のプログラムを示
す表示画面図。
【図6】各センサの基準値等の調整作業手順を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1. コントロ−ラ 2. マイコンチェッカ 3. 故障診断システム A. 自動制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントローラ1により自動制御回路A内
    のセンサやスイッチ,アクチュエータ等の故障をチェッ
    クする自己診断機能と、この診断データを取り込んで表
    示するマイコンチェッカ2とを組み合わせて構成する故
    障診断システム3を有するコンバイン等において、マイ
    コンチェッカ2の電源ONによる立ち上がり時に、最初
    に他のデータに優先して故障データを表示させることを
    特徴とする故障診断装置。
JP6037332A 1994-03-08 1994-03-08 コンバイン等の故障診断装置 Pending JPH07246012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6037332A JPH07246012A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 コンバイン等の故障診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6037332A JPH07246012A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 コンバイン等の故障診断装置

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JPH07246012A true JPH07246012A (ja) 1995-09-26

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ID=12494682

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JP6037332A Pending JPH07246012A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 コンバイン等の故障診断装置

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