JPS6027909A - 自己診断機能を有する車両の制御装置 - Google Patents

自己診断機能を有する車両の制御装置

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JPS6027909A
JPS6027909A JP58136587A JP13658783A JPS6027909A JP S6027909 A JPS6027909 A JP S6027909A JP 58136587 A JP58136587 A JP 58136587A JP 13658783 A JP13658783 A JP 13658783A JP S6027909 A JPS6027909 A JP S6027909A
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Kimio Kobayashi
小林 公雄
Hiroshi Kishida
博 岸田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両例えばコンバインやバインダなどの移動
農機の電気的制御装置に関するもので、特にその調整項
目である作物の扱深さ、刈高さ等の制御についてその自
己診断機能を併有する制御装置に関するものである。
従来の移動農機の制御装置では、特開昭57−1559
16号公報に例示されるようにセンサで検出された情報
をもとにrJM整装置を駆動させる駆動信号を作り出す
ように制御を行なうことが知られている。ところが、セ
ンサに異常が発止したり制御装置が故障して正規の信号
を発生しなくなると、作業が適切に実行されなくなるば
かりでなく、調整装置が疲労するなどの問題を起こすこ
ともあり得る。
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、調整の異常を
検出してその旨を表示し得るようにした自己診I!IF
機能を有する車両の制御装置を提供することを目的とす
るものである。
このため、本発明は、制御機能を司る制御回路装置がセ
ンサからの入力情報に基づいて作成した可逆制御信号の
持続長さを判別するように構成するとともに、判別結果
を表示器にて表示させるようにしたことを特徴とする。
本願発明の1つの実施例によれば、a整装置がその調整
位置を変化させるための調整信号を供給するセンサと実
際の調整位置を検出する位置センサと組合わされてフィ
ードバック制御系を構成している場合において、その調
整過程を2つの観点から2重に異常判別するのに役立つ
。第1は位置センサからの位置信号が調整出力信号(第
1の出力信号)の発生により予定量の変化を示したかを
判別することであり、第2は第1の判別にては(調整装
置の遊びや負荷の加わり方の変化に起因して)高い精度
で異常判別ができないような場合において、位置の増減
を表わす調整出力信号の持続時間から異常を判別するこ
とで、このように2重判別することで異常認知をより確
実化することができる。
また、本発明によればフィードバンク系を構成しない調
型糸においてその異常を判別するように適応することも
できるし、フィードバンク系を構成する調整系にあって
フィードバックセンサからの信号を使用できない場合に
単独で適応することもできる。
本発明に従って、制御回路装置は、調整装置の位置を変
化させるための調整信号を供給するセンサからの検出信
号を受けて調整装置の位置を可逆的に増加、減少させて
調節するための第1の出力信号を発生する第1の手段、
およびその第1の出力信号の増加または減少の持続時間
を基準値と比較し比較結果に対応する第2の出力信号を
発生ずる第2の手段とを含んで構成される。
調整装置が可逆的に位置調整される際に、その可動部の
移動範囲の有効範囲は予め決まっている。
通常は有効範囲がストッパ部材の当接作用によって決め
られることが多い。本発明の制御回路装置において、上
記第2の手段は、第1の出力信号の増加または減少の持
続時間が、通常の条件下で調整装置が有効範囲の全スト
ロークの移動に要する時間よりも長い基準値を越えると
きに、異常があるものと判別することができる。この場
合異常の根拠は、制御回路装置自身に存在する可能性が
あり、またフィードバック系を要するものにおいては、
位置センサまたは調整装置に異常が存在する可能性があ
ると判断され得る。
第2の手段における持続時間と基準値との比較は、出力
信号が現われている実時間の比較による他、その時間を
決定するため内部に用意されるデータを比較に用いるこ
ともでき、それによって異常判別タイミングを実時間方
式よりもいくらか速くすることができる。また内部デー
タを使用するときは、デジタルコンピュータ(マイクロ
コンピュータ)を用いた制御回路装置において、デジタ
ル計算を使用した持続時間の決定方法を採用することに
より、異常判別を確実にすることができる。
すなわち、第1の出力信号の増加時間の積算値と減少時
間の積算値との差を逐次計算し、この調整装置のトータ
ル的な移動量を表わす計算結果が、先に述べた有効移動
範囲を越えたとき異常有りと判断するようにすることで
、第1の出力信号の増加と減少が断続的になされる場合
であっても、異常を判別することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施例について詳細に説
明する。
第1図は本発明になる自己診断機能を有する移動農機の
制御装置の全体構成をブロック線図で示したものである
。第1図においては、扱深さ調整機能のみを有した移動
農機の制御装置が図示されているが、本発明は刈高さi
整機能、移動速度調整機能、さらには移動方向調整機能
を併有する制御装置として実施することももちろん可能
である。
第1図において符号10は、殻稈1駁送装置を示し、図
示しない刈取装置で刈取られた殻稈を横倒れ姿勢に保持
して、図示しない脱穀装置へと搬送させる。(駁送装置
10は可逆式アクチュエータ11と組合わされて、位置
調整され傾斜角度が増減調節されるようになっている。
この実施例では、1駁送装置10の傾斜角度が変わるこ
とにJ:って、脱穀装置への殻稈挿入長さ、すなわち扱
深さ量が調整される。搬送装置10についてのよりat
細な構造、および可逆式アクチュエータ11を油圧作動
型とするための構造については、特開昭57−1449
18号公報例示のように既知である。なお、可逆式アク
チュエータ11は回転電動機と減速機構とを組合せて構
成゛することもできる。
制御回路装置12は、各種センサからの人力信号を受け
とって予め設定された制御プログラムに従って演算処理
を実行する過程で、可逆式アクチュエータ11に可逆制
御出力信号を付与し、搬送装置10の位置(角度)を調
節制御する。
制御回路装置12は、マイクロコンピュータと称される
デジタルコンピュータの構成をとるもので、主要構成要
素として、中央処理装置(CPU)13、インプットイ
ンターフェイス14、アウトプットインターフェイス1
5、制御プログラムおよび制御定数が記憶されたプログ
ラムメモリ (ROM)16、データの一時記憶用メモ
リ (RAM)17、および図示しないタイミング調整
回路等を含んでいる。なお、RAM17には後述する各
種計算データ、刻時カウンタ (タイマ)、変数(フラ
グ)等が記憶され得る。
制御回路装置12のインプットインターフェイス14に
接続される各種センサのうち、18.19.20は穂先
センサで、殻稈の長さ方向に一定間隔おきに配置された
リミソI・スイッチからなっている。この種の穂先セン
サについては例えば特開昭5’l−155918号公報
にそのi′E細が示されている。根元センサ21は穂先
センサと同様のりミツトスイッチで構成され、これによ
り当該移動農機が刈取作業中であるかどうかを検出する
位置センサ22は搬送装置10と一体に取付けられたポ
テンショメータからなり、11(l送位置の傾斜角度(
位置)に応じた電気信号(アナログ信号)を発生ずる。
インプットインターフェイス14は、上記スイッチ型の
センサ18〜21のオンオフ信号を受け取ってCPU1
3に伝送するとともに、位置センサ22からのアナログ
信号をデジタル信号に変換してCPU13に伝送する。
さらに、インプットインターフェイス14は、作業考に
より操作されるスイッチのオンオフ信号を受けとって、
CPU14に伝える役割を有している。操作スイッチに
は、モードスイッチ23とメインスイッチ24とが含ま
れている。
モードスイッチ23は移動農機を自動制御状態とするか
手動操作状態とするかを選択する信号を発生するもので
あり、メインスイッチ24はこの制御装置が作動状態に
あるかないかを示す信号を発生するものである。メイン
スイッチ24は可逆式アクチュエータ11〜の給電路中
に挿入されたスイッチであり、メインスイッチ24の投
入中のみ可逆式アクチュエータ11は給電されて制御回
路装置12からの制御出力信号に応じて作動することが
でき名。
制御回路装置12の出力側には、前記可逆式アクチュエ
ータ11の他に表示装置25と報知作動装置26とが接
続されている。
表示袋w25は表示ランプ25Aを制御回路袋FE12
からアウトプットインターフェイス15を介して付与さ
れる制御出力信号に応動して点滅し、異常の有無を操作
表示パネル(図示せず)に表示する。なお、表示ランプ
25Aは後述するように単に異常表示するのみでな(、
制御回路装置12の制御のもとに異常状態の種別に応じ
て表示内容を変化させるようにしてもよい。
報知作動状態26は、警報器27の給電回路に挿入され
たリレースイッチ28を制御回路装置12の制御により
開閉するものであり、重大な異常が生じた場合にリレー
スイッチ28が閉成されて警報器27を鳴動させる。必
要に応じて、タイマ回路を付設し鳴動時間を制限しても
よい。リレースイッチ28は手動操作スイッチ29と並
列に接続されており、従って警報器27は手動、自動の
いずれの方法によっても鳴動可能である。
制御装置への給電は、搭載直流電源30からキースイッ
チ31を介してなされ、可逆式アクチュエータ11と警
報器27への給電路を除く他の回路部分には定電圧電源
回路32を介してなされる。
定電圧電源回路32はまた、その出力電圧の立ち上がり
に応答して制御回路装置12にパワーオンスタート信号
(リセット信号)を付与する回路を含んでいる。
第2図は制御回路装置12のプログラムメモリ16に記
憶され、CPU13により読出されて逐次実行される制
御プログラムの手段を示すフローチャートである。かか
る制御プログラムによって制御回路装置12、従って図
示された制御装置全体の動作が規定される。
以下、フローチャートに基づいて、この制御装置の動作
を説明する。符号100は、キースイッチ31の投入に
より制御回路装置12への給電が開始され、パワーオン
スタート機能によりCPU13が制御プログラムの実行
を開始するスタート処理ステップを示す。次いでCPU
はステップ101で自身の内部レジスタ、RAM17の
記憶内容、およびアウトプットインターフェイス15の
出力端子に発生する制御出力信号の状態を予め設定され
た状態に設定する。
次にCPUは、ステップ102で、インプットインター
フェイス14を介して入力される各種センサ、スイッチ
の信号を受け取る。ステップ103で、CPUは入力の
うちのメインスイッチ24の投入状態をチェックする。
メインスイッチ24が投入状態、つまりオン信号を生じ
ているならば、ステップ104以降の制御プログラムが
実行されるが、投入されていなければステップ105の
処理を経てリターンパス106に至る。ステップ105
でCPUは、変数(フラグ)Fを「0」に設定する。こ
のフラグFは、制御装置が“重大な”異常を検出したか
どうかを表わすものでその検出時に11」にセットされ
る。
ステップ104でCPUは、フラグl?の内容をチェッ
クする。F=0、つまり重大な異常が検出されてないと
ステップ104以降の扱深さ自動制御ならびに自己診断
処理プログラムを実行する。
しかし、重大な異常が検出されているときは、自動制御
ならびに診断処理をパスし直ぢにステップ124以降の
異常対策処理プログラムを実行する。
次にステップ107〜123に表わす自己診断処理につ
いて説明する。CPU13は、ステ・2プ107で穂先
センサ18〜20からの入力信号を所定の条件と比較対
照することにより、このセンサの稈長検出機能の異常有
無を判別する。ここで、比較対照される所定の条件とは
、3個のセンサ18〜20のうち、上位にあるセンサが
検出状態にあるにもかかわらず下位にあるセンサが非検
出状態にある場合を示す。
しかしこの制御装置は、1度の異常状態の判別のみでは
異常の存在を認めず、異常状態がある時間(または回数
)以上持続したときにはじめて異常の存在を認定するよ
うになっている。すなわち、異常が判別されていない間
、CPUはステップ108によりタイマ1 (第1刻時
用カウンタのデータ)を「0」に設定し、ひとたび異常
が判別されるとステップ109でタイマ1の内容を加算
し、ステップ110でタイマ1の内容が予め設定された
値TIを越えるかどうかをチェックする。
従って異常判別状態が継続している間、タイマ1は加算
され設定時間が経過するとステップ110よりステップ
111へ処理をすすめる。CPUはCPUはステップ1
11で表示装置25に対して異常表示させるための制御
出力信号を付与する。
この表示は、単に表示ランプ25Aを点灯させるだけで
も良いが、後述する“重大な”異常表示との区別をする
ために、点灯、消灯の周期を変えておくようにしてもよ
い。
この実施例の制御装置は、穂先センサの異常認定は低レ
ベルの異常として扱っており、もし異常となると表示装
置25により作業者に知らせるとともに可逆式アクチュ
エータ11への制御出力信号の付与を停止して、搬送装
置10の位置をそのままの位置に保持する。
CPUはステップ112で、モードスイッチ23の1桑
作状態をチェックし、自動制御が選択されているか手動
操作が選択されているかを判別する。
もし手動操作が選択されているならば、扱深さの自動制
御ならびにその異常診断処理は不要であるから、ステッ
プ126へ処理をジャンプする。この場合、制御回路装
置12は可逆式アクチュエータ11に制御出力信号を付
与しない。搬送装置10は、図示しないが別に設けられ
た手動作動機構によりそのQ角度(位置)が変化され得
る。
さて、CPUはステップ113で扱深さ調整処理を実行
する。この調整処理は、根元センサ21からの入力信号
によりこの移動農機が刈取作業中であることを判別する
第1の段階と、刈取作業中における穂先センサ18〜2
0からの入力信号に基づいて、予め定められている搬送
装置10の目標傾斜角度(位置)をROM16より読出
す(この続出方法に代えて所定の計算手順を採用しても
よい)第2段階と、読出された目標位置と位置センサ2
2からの入力信号になる実際位置とを比較して、その差
分に対応して傾斜角の増減を示す調整出力を作成する第
3段階とを含んでいる。
第3段階においては、上記差分に対応して、扱深さを減
少させる方向に可逆式アクチュエータ11を作動させる
浅扱信号、および扱深さを増加させる方向に可逆式アク
チュエータ11を作動、させる深扱信号を選択的に作成
する。また、上記差分が僅少値(不感帯として認定され
た値)である場合には上記浅扱信号、深扱信号の発生は
停止され可逆式アクチュエータ11をその位置に保持さ
・Uようとする。なお、このステップ113においては
、上記浅扱信号、深扱信号、およびその発生の停止を決
定して内部に記憶するのみで、アウトプットインターフ
ェイス15を介して可逆式アクチュエータ11に制御出
力を付与するのは、後続する診断処理を経て後である。
ステップ114〜123は、重大な異常を診断する自己
診断プログラムを表わしており、このプログラムは制御
装置が自動モードで作動している間くり返し実行される
ステップ114のCPU13は、浅扱信号と深扱信号の
いずれかが発生されようとしているかどうかをチェック
する。いずれかが発生されようとしている場合、CPU
はステップ117を処理するが、一方浅扱/深扱信号が
いずれも発生されていないときにCPUはステップ11
5でタイマ2(第2刻時用カウンタのデータ)をrOJ
に設定し、さらにステップ116でそのときの最新の位
置センサ22からの入力位置センサを特別に記憶してお
く。従って、タイマ2の内容はステップ113における
調整において、浅扱/深扱出力を発生しようとし続けて
いる時間、また作業中において浅扱/深扱出力を実際に
発生し続けている時間を表わずものとなる。
ステップ117〜123で規定される診断処理は、要す
るに、重大な異常が存在するかどうかを予め設定された
条件により判定して、その結果により、プログラムの実
行をステップ124以降の異常対策処理にすすめるかス
テップ125の調整出力処理にすすめるかの分岐を行う
ことである。
異常判定の条件として以下の(11、(2)、(3)の
3つが設定されている。
条件(1):浅扱出力または深扱出力が可逆式アクチュ
エータ11に付与されてから、予め設定された第1の時
間(T3)後に位置センサ22からの入力位置信号が変
化したか? 条件(2):浅扱出力または深扱出力が予め設定された
第2の時間(T4)以上にわたって連続して付与された
か? 実施例を参照して説明すると、浅扱出力または深扱出力
の発生している時間は、タイマ2の内容(ステップ11
5で「0」にリセットされ、ステップ117において所
定量ずつ加算される)によって示される。
まず、条件(1)について説明するとステップ118で
CPU13は、浅扱または深扱の出力時間がタイマ2の
内容が第1の時間を表わす基準データT 3を越えたか
どうかを判別する。判別結果が肯定であるときにCPL
Iは、位置センサから入力された最新の位置データが、
ステップ1t6で時間T 3以前に入力された位置デー
タに比して決められた変化を示しているかどうかを判別
する。すなわらステップ119では、最新の位置データ
と記を合されている位置データとの差分を計算し、ステ
ップ120でこの差分の絶対値が予め設定された基準値
を越えたかどうかをヂエソクすればよい。
次に条件(2+については、ステップ121における判
別がこれに該当する。ここで、浅扱または深扱の出力時
間の測定はステップ117において加算されるタイマ2
の内容を、そのまま第2の時間を表す基準データT4と
比較するだけでよい。第2の時間(T4)は可逆式アク
チュエータ11が全移動ストロークを移動するに要する
時間とほぼ同じに定めるものとする。
条件(3)二作業中、つまりメインスイッチ24が投入
されている時間中における浅扱出力と深扱出力との時間
比率がアンバランスになっていないかどうか? つまり、可逆式アクチュエータ11により動かし得る搬
送装置10の傾斜角度(位置)の範囲は予め決まってお
り、また浅扱出力によるアクチュエータ11の一方の方
向への単位時間当りの移動量と深扱出力によるアクチュ
エータ11の他方の方向への単位時間当りの移動量とが
その絶対値において仮に等しいものとすると、制御装置
が正常に作動し続けている限り上記移動量はほぼ相殺さ
れ浅扱出力の発生時間と深扱出力の発生時間とはほぼ等
しくなる。ところが、何らかの支障によりアクチュエー
タIIの一方向への移動に対してのみ過大な負荷が加わ
ると、移動量が相殺された力1どうかは別問題として浅
扱/深扱の出力時間の差分の絶対値が大きくなる。
ステップ122.123は、こうした上記条件(1)を
判定するために用意にされている。cputよステップ
122において、浅扱出力時間と深扱出力時間との積分
値を計算する。この計算は、(浅扱出力時間の合計値T
 A )と(深扱出力時間の合計値TB)との差をめる
ことによって行うことができる。
この実施例では、ステ・ンプ102以下のプログラム処
理の時間間隔がほぼ一定になることを利用して、ステッ
プ122において浅扱出力が発生しζいるときはデータ
TAを所定数7”aだけ加算し、深扱出力が発生してい
るときはデータT Bを所定数Tbだけ加算し、その差
TATBをめることによって実現できる。なおT a 
= Tbとする場合には、アップダウンカウンタの要領
でいきなり積分値をめることができる。
ステップ123でCPU13は、計算された積分値の絶
対値を予め設定された基準値T2と比較する。この基準
値T2は、浅扱/深扱出力により可逆式アクチュエータ
11が全ストロークを移動するのに通常要する時間以上
の値で余裕度をもって任意に定めることができる。上記
積分値は、機械的な誤差のために装置が正常であっても
作業時間が長くなると上記基準値T2に接近する心配が
ある。このため、前記合計値TA、TBを適当な周期で
予め定めた値に設定し直すようにしてもよい。
さて、上述した以上診断処理が実行された後、以上が存
在しなければCPUはステ・ノブ125.126に示す
調整出力処理または出力強いて処理を行う。つまりCP
Uは調整出力処理ステ・ノブ125ではステップ113
で決定された浅扱信号または深扱信号を可逆式アクチュ
エータ11に付与し、ステップ126では上記両信号の
付与を停止する。かくして、制御回路装置12は穂先セ
ンサ18〜20等のセンサからの入力信号に基づいて決
定される傾斜角度となるように搬送装置10を可逆的に
調節し、またはこれを保持することによって扱深さが最
適となるように調整する。
異常が存在する場合、CPUはステップ124〜131
に表わす異常対策処理を実行する。ここで、CPUはス
テップ124において、フラグFをrlJにセットする
。これによって、制御装置は異常存在の認定を確定し、
これ以後ステップ107以下の不要な異常診断を中止す
る。
ステップ127でCPU13はアウトブッI・インター
フェイス15を介しての可逆式アクチュエータ11への
浅扱/深扱出力の付与を停止する。
このため、可逆式アクチュエータ11による搬送層WI
Oの角度調節機能は無効となる。搬送層10の傾斜角度
はそのまま保持され、図示しない手動操作機構によって
のみ傾斜角度を変えることが可能となる。
ステップ128でCPUは、アウトプットインターフェ
イス15を介して表示装置25に制御出力信号を付与し
、表示ランプ25Aを点灯させる。
さらにCPUはステップ129でモードスイッチ23の
操作状態をチェックし、自動制御が選択されている間、
ステップ130でアウトプットインターフェイス15を
介して報知作動装置26に付勢信号を与える。付勢信号
はモードスイッチ23により手動操作が選択されて、ス
テップ131を実行するまで付与されつづける。結局、
作業者が警報器27の鳴動に気づいてモードスイッチ2
3を切替えるまで、警報器27は鳴動しつづける。
以上説明したように、ステップ104〜131の制御プ
ログラムを制御回路装置12が実行することによって、
この制御装置は搬送装置10の位置を自動調節して扱深
さが最適なるように自動調整するとともに、その過程に
おいて穂先センサ18〜20、位置センサ22、可逆式
アクチュエータ11、搬送装置10、さらには制御回路
装置12自身を含む電気回路、の以上を判別して作業者
に表示(報知)する。さらに”重大な”異常と認定した
場合に、可逆式アクチュエータ11の調節機能を無効と
し可逆式アクチュエータ11または搬送装置fIOに過
大な負荷が加わり続けるのを防止する。
ステップ104〜131に図示された扱深さ調整につい
て制御プログラムが実行された後、CPUはリターンパ
ス106を経てステップ102からのプログラム実行を
再びくり返す。この際この制御装置が移動農機のその他
の調整機能を併用する場合、移動速度調整、移動方向調
整、刈高さ調整等の各調整制御プログラム132.13
3.134を実行するようにしてもよい。これらの調整
制御プログラムにおいても、扱深さ調整と同様に異常診
断処理を設定することができることは言うまでもない。
また、その他の異常検出スイッチからの人力を受けて、
別に設けた異常警報装置を作動させる警報制御プログラ
ム135を付加することもできる。
リターンパス106において、CPU13一定時間間隔
が到来するまで待ちステップ136をくり返ず。つまり
CPUは処理時期が到来するとステップ102からの処
理を実行するタイミング調整機能をもっている。
以上詳細に述べたように、本発明は、可逆的に位置調節
される調整装置をもつものにおいて、この調整装置を可
逆的に調節作動させる出方信号の持続時間を監視するこ
とにより、調整装置の実際の作動状態を直接に調べるこ
となく異常有無を判別でき、車両の制御装置の安全性向
上に実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例になる車両の制御装置の全体
構成を示すブロック線図、第2図は第1図に示される制
御回路装置12によって実行される制御プログラムを示
すフローチャートである。 IO・・・殻稈搬送装置(調整装置)、11・・・可逆
式アクチュエータ(駆動装置)、12・・・制御回路装
置、18〜20・・・穂先センサ、25・・・表示装置
。 代理人弁理士 岡 部 隆

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1つの調整項目を調整するために調整
    装置が電気的制御装置により可逆0!Jζこ位置凹部さ
    れるようになっている車両の制御装置であって、 前記調整装置の位置を変化させるための調整信号を供給
    するセンサと、 このセンサからの検出信号を受けて前記調整装置の位置
    を可逆的に増加、減少させて調節J゛るための第1の出
    力信号を発生する第1の手段およびその第1の出力信号
    の増加または減少の持続118間を基準値と比較し比較
    結果に対応する第2の出力信号を発生する第2の手段と
    を含む制御回路装置と、 前記調整装置を前記制御回路装置の第1の出力信号によ
    り可逆的に調節する駆動装置と、前記プログラム制御装
    置の第2の出力(3号により異常を表示する表示装置と
    、 を備えてなる自己診断機能を有する車両の制御装置。
  2. (2)前記制御回路装置において前記第2の手段が、前
    記第1の出力信号の増加時間の積算値と減少時間の積算
    値との差に相当する計算値と所定の基準値とを比較する
    ようになっている特許請求の範囲第1項に記載の自己診
    断機能を有する車両の制御装置。
  3. (3)前記制御回路装置が、前記第2の手段により異常
    が判別されたときに前記第1の手段による調節機能を無
    効にするように構成されている特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項に記載の自己診断機能を有する車両の制御装
    置。
  4. (4)前記調整項目が、移動農機における扱深さである
    特許請求の範囲第1項または第2項または第3項に記載
    の自己診断機能を有する車両の制御装置。
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