JPH0724563U - 位置決め治具付きインパクトレンチ - Google Patents
位置決め治具付きインパクトレンチInfo
- Publication number
- JPH0724563U JPH0724563U JP5267493U JP5267493U JPH0724563U JP H0724563 U JPH0724563 U JP H0724563U JP 5267493 U JP5267493 U JP 5267493U JP 5267493 U JP5267493 U JP 5267493U JP H0724563 U JPH0724563 U JP H0724563U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide pin
- impact wrench
- holder
- bolt
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワーク相互の回転を防止しつつ簡便にボルト
締めを行うことができる位置決め治具付きインパクトレ
ンチを提供する。 【構成】 インパクトレンチ本体1に横方向に延びる保
持具2を取付け、この保持具2にガイドピン3をインパ
クトレンチ本体1の軸線と平行に取り付ける。このガイ
ドピン3をワークの他のボルト孔に挿入しつつ、インパ
クトレンチ本体1によるボルト締めを行う。
締めを行うことができる位置決め治具付きインパクトレ
ンチを提供する。 【構成】 インパクトレンチ本体1に横方向に延びる保
持具2を取付け、この保持具2にガイドピン3をインパ
クトレンチ本体1の軸線と平行に取り付ける。このガイ
ドピン3をワークの他のボルト孔に挿入しつつ、インパ
クトレンチ本体1によるボルト締めを行う。
Description
【0001】
本考案は、複数のワークをボルト締めする際に用いられる位置決め治具付きイ ンパクトレンチに関するものである。
【0002】
図10に示すように2枚のワークW1、W2をボルト21、22によって固定する ような場合、従来からインパクトレンチが広く使用されている。ところが最初の ボルト21を締め付ける際には、ボルト21とワークとの間に作用する回転トルクに よりボルト21を中心として一方のワークが他方のワークに対して回転してしまう という問題がある。この問題を避けるため、従来はまずボルト22を仮締めした状 態でボルト21を締結し、その後にボルト22を本締めするという面倒な方法が取ら れていた。
【0003】 また、図11に示すようにガイドピン24を使用し、ワークW1、W2を予め位 置決めしたうえでボルト21、22を締め付ける方法もあるが、ガイドピン24の脱着 工程が必要となることから、特殊な例を除いてあまり活用されていないのが実情 である。
【0004】
本考案は上記した従来の問題点を解決し、ワーク相互の回転を防止しつつ簡便 にボルト締めを行うことができる位置決め治具付きインパクトレンチを提供する ために完成されたものである。
【0005】
上記の課題を解決するためになされた本考案は、インパクトレンチ本体に横方 向に延びる保持具を取付け、この保持具上にワークのボルト孔に挿入されるガイ ドピンを、インパクトレンチ本体の軸線と平行に取り付けたことを特徴とするも のである。
【0006】
本考案の位置決め治具付きインパクトレンチによれば、インパクトレンチ本体 に保持具を介して取り付けられたガイドピンをワークの他のボルト孔に挿入しつ つインパクトレンチ本体によりボルト締めを行うことができるので、ボルト締め の際にワーク相互の回転を生ずることがなく、ワークを手で支える必要もなく、 最初から本締めを行うことができる。また従来のような別のガイドピンを使用し ないので、その脱着工程が不要となる利点もある。
【0007】
以下に本考案を図示の実施例によって更に詳細に説明する。 実施例を示す図1において、1はインパクトレンチ本体、2はこのインパクト レンチ本体1に取り付けられた横方向に延びる保持具、3はこの保持具2に取り 付けられたガイドピンであり、インパクトレンチ本体1の軸線と平行に取り付け られている。
【0008】 インパクトレンチ本体1は市販のものを使用すればよいが、保持具2の取付け が容易な寸法を持ち、凹凸の少ない外形状のものを選択することが好ましい。保 持具2の材質は金属または合成樹脂製とするのが普通であり、軽量化を考慮して 選択することが好ましい。ガイドピン3は鋼材とするのが普通であるが、ワーク W1、W2の構造や材質によっては合成樹脂製としてもよい。
【0009】 図2は図1のA−A断面図であり、図3は図1のB−B断面図である。これら の図に示すように、実施例では保持具2は4本のボルト4によりインパクトレン チ本体1に取り付けられている。またガイドピン3もボルト5により保持具2に 取り付けられている。このため、4本のボルト4の片側を緩めて反対側を締め付 けることにより、インパクトレンチ本体1の中心とガイドピン3との間隔を調整 することができる。
【0010】 保持具2に対するガイドピン3の取付け構造は2つのタイプがある。その1番 目のタイプは、図4に示すようにワークW1、W2のボルト孔が同径の場合であ り、この場合には図5に示すように保持具2に対してガイドピン3をボルト5に より固定してある。ガイドピン3を固定する位置は、締め付け後のボルト6を基 準として、ガイドピン3の先端テーパ部3aを除く真円部3bがワークW2のボルト 孔の入口よりも1〜2mm程度挿入される位置とする。
【0011】 このような構造としておくことにより、ボルト6の締め付けと同時に他方のボ ルト孔のセンター出しが可能となる利点がある。また最初からボルト6の本締め が可能となり、他方のボルト孔のセンター出しのためにワークを手で保持する必 要がない。さらにインパクトレンチ本体1によるボルト6の締め付け後はガイド ピン3を引き抜く必要があるが、このような構造のガイドピン3は引抜きが容易 でねじ孔の損傷が少なくなる利点がある。
【0012】 保持具2に対するガイドピン3の取付け構造の2番目のタイプは、図6に示す ように片側のボルト孔がバカ孔の場合であり、このときには図7に示すように保 持具2に対してガイドピン3を進退自在に支持する。ガイドピン3の径はバカ孔 側の径に合わせ、先端はテーパ部3aとしておく。ガイドピン3はバネ7により常 に前向きに押し出されており、そのバネ力はねじ込み式のキャップ8により調整 するものとする。
【0013】 この図6、図7の構造とした場合には、インパクトレンチ本体1によるボルト 6の締め付け前から締め付け後まで、ガイドピン3は常時ワークW1、W2の一 方のボルト孔のセンター出しを可能にしている。インパクトレンチ本体1により ボルト6を締め付けていくと、ガイドピン3はバネ7の力により一段と強力にボ ルト孔に押し付けられ、確実なセンター出しが可能となる。なおこの構造の場合 にも、図5に示したものと同様の効果を達成できることはいうまでもない。
【0014】 図8はガイドピン3の各種の形状例を示す図であり、ボルト孔の保護と作業性 の向上のためにワークの材質や構造に応じて適切なガイドピン3を選択すればよ い。また図9はインパクトレンチ本体1に対するガイドピン3の位置をより自由 に変えられるようにした保持具2の構造を示すもので、保持具2をインパクトレ ンチ本体1側の本体部分2aと、これに対して位置調整可能に取り付けられたガイ ドピン保持部分2bとに分割したものである。両者を適当な位置にセットし、ボル ト9で固定して使用する。
【0015】
以上に説明したように、本考案の位置決め治具付きインパクトレンチは、イン パクトレンチ本体に保持具を介してガイドピンを取り付けたものであるので、こ のガイドピンをワークのボルト孔に挿入しつつインパクトレンチ本体によるボル ト締めを行うことにより、ワーク相互の回転を防止しつつ簡便にボルト締めを行 うことができる。また本考案によれば、従来のような別体のガイドピンを必要と しないので、ボルト締め工程を簡素化できる効果がある。よって本考案は従来の 問題点を解消した位置決め治具付きインパクトレンチとして、その実用的価値は 極めて大きいものである。
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】ボルト孔とガイドピンとの関係を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】ガイドピンの取付け構造を示す断面図である。
【図6】ボルト孔とガイドピンとの他の関係を示す断面
図である。
図である。
【図7】ガイドピンの他の取付け構造を示す断面図であ
る。
る。
【図8】ガイドピンの各種の形状例を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】保持具の他の構造を示す断面図である。
【図10】2枚のワークを示す斜視図である。
【図11】従来例を示す斜視図である。
1 インパクトレンチ 2 保持具 3 ガイドピン
Claims (1)
- 【請求項1】 インパクトレンチ本体(1) に横方向に延
びる保持具(2) を取付け、この保持具(2) 上にワークの
ボルト孔に挿入されるガイドピン(3) を、インパクトレ
ンチ本体(1) の軸線と平行に取り付けたことを特徴とす
る位置決め治具付きインパクトレンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5267493U JPH0724563U (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 位置決め治具付きインパクトレンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5267493U JPH0724563U (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 位置決め治具付きインパクトレンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724563U true JPH0724563U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=12921431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5267493U Pending JPH0724563U (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 位置決め治具付きインパクトレンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724563U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018202526A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 日東精工株式会社 | ねじ締め装置 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5267493U patent/JPH0724563U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018202526A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 日東精工株式会社 | ねじ締め装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000218 |