JPH07243234A - 着座センサ及びシャワーノズルの位置制御装置 - Google Patents

着座センサ及びシャワーノズルの位置制御装置

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JPH07243234A
JPH07243234A JP7240794A JP7240794A JPH07243234A JP H07243234 A JPH07243234 A JP H07243234A JP 7240794 A JP7240794 A JP 7240794A JP 7240794 A JP7240794 A JP 7240794A JP H07243234 A JPH07243234 A JP H07243234A
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Masafumi Arakawa
雅史 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便座に座っている人が大人か、子供か、男性
か女性か等を識別できる着座センサを提供し、この着座
センサを用いてシャワーノズルを便器使用者の適正な位
置に自動的に移動できる位置制御装置を提供する。 【構成】 シャワーノズル2を移動制御する機構を備え
た温水洗浄便座において、静電容量型の着座センサ1の
検出部4を便座面で複数領域に分割し、この分割検出部
4a,4b,4cにおける静電容量の変化量を検知信号
として出力して、これらの各出力を予め決めた手順によ
って比較して使用者の便座における着座状態を判断する
判断回路6と、該判断回路6の出力により前記シャワー
ノズル2を当該使用者の適正洗浄位置に移動制御する機
構部材10,11,12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温水洗浄便座において
便器使用者の着座状態を自動判断する着座センサ及び該
着座センサを用いて適正洗浄位置にシャワーノズルを移
動させることのできる位置制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洋式トイレにおいては、人が便座
に座っているかどうかを自動判定するための検出部とし
て静電容量の変化を利用した静電容量型の着座センサが
用いられている(例えば特開平5−196744号公報
参照)。この種の着座センサは、便座に座ったのを検知
して始めてシャワーノズルからの温水を噴出できるよう
に構成したり、また暖房便座において不使用時にヒータ
の加熱状態を低くして便座使用時に加熱状態を高めて消
費電力を少なくするため等の用途として用いられるもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の用途のために
用いられる従来の着座センサは、使用者が便座に座って
いるか、座っていないかのいずれか一方の状態を検出す
るに過ぎず、便座のどの位置に座っているか等について
検出するものではなかった。ところが、例えばシャワー
ノズルによって温水を噴水を行う場合には、便座に座っ
ているのが大人か子供か、または男性か女性かの判別が
できないと、肛門位置等に向けて効率よく適正に噴水で
きないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の着座センサは、静電容量の変化によって人体を検出
する着座センサの検出部を複数領域に分割した分割検出
部と、該分割検出部における静電容量の変化量を検知信
号として出力する検知信号出力回路と、該検知信号出力
回路の各出力を比較して使用者の便座における着座状態
を判断する判断回路とからなるものである。
【0005】本発明に係る請求項2記載のシャワーノズ
ルの位置制御装置は、シャワーノズルを移動制御する機
構を備えた温水洗浄便座において、静電容量の変化によ
って人体を検出する着座センサの検出部を複数領域に分
割した分割検出部と、該分割検出部における静電容量の
変化量を検知信号として出力する検知信号出力回路と、
該検知信号出力回路の各出力を比較して使用者の便座に
おける着座状態を判断する判断回路と、該判断回路の出
力により前記シャワーノズルを該使用者の適正洗浄位置
に移動制御する制御機構とを備えたものである。
【0006】
【作用】請求項1の着座センサでは、着座センサの検出
部を複数領域に分割した分割検出部の夫々の静電容量の
変化量が検知信号出力回路から検知信号として出力され
るので、これら複数の検知信号相互を比較するか又は予
め決めた所定の閾値と比較することで便座における使用
者の着座状態を判断することができる。このため、温水
洗浄便座においてはシャワーノズルを適正位置に自動移
動させることが可能となり、暖房便座においては便座の
領域毎に必要な暖房制御をすることが可能となる。請求
項2のシャワーノズルの位置制御装置では、請求項1記
載の着座センサの出力によって判断された便器使用者の
着座状態に応じてシャワーノズルを適正位置に自動移動
させることができる。具体的には、着座センサの出力に
より便器使用者が便座のどの位置に座っているかが判断
できるので、座っている人が大人か子供か、または男性
か女性かの対象についての特性を自動判断することがで
きるので、このような判断結果に応じて予め決めている
適正なシャワー位置までシャワーノズルを移動させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る着座センサ及びシャワー
ノズルの位置制御装置について図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係る着座センサ1を用いてシャワー
ノズル2の位置制御装置を示す概略システム図である。
着座センサ1の動作原理としては公知のように、人が便
座3に座ったときと座っていないときとで変化する静電
容量を検出する検出部4と、該検出部4に接続され前記
静電容量の変化を電気信号として取り出す検知信号出力
回路5とを含んでいる。そして、本例の着座センサ1で
は、その検出部4は後面側検出部4a,両側部の検出部
を合わせた側面側検出部4b,前面側検出部4cの3箇
所に分割されている。本例においてこのように分割した
のは、便座3に座る場合に、大人の男性の場合には脚を
広げて座り、大人の女性は脚は揃えて座り、子供は女性
と同様に前寄りに座るために、これら三者間の着座状態
を後述のようにして識別するために必要なためであり、
勿論検出部4の分割方法及びその分割数は特に限定する
ものではない。
【0008】また、本例の検知信号出力回路4は、3つ
に分割された各検出部4a,4b,4cで検出される静
電容量の変化量を信号レベルとして区別して出力する同
じ回路構成からなる検知信号出力回路5a,5b,5c
によって構成されている。この検知信号出力回路5a,
5b,5cは、例えば前記各検出部4a,4b,4cで
検出される静電容量の値を発振回路を構成するキャパシ
タンスとして取り込み、この静電容量が変化することで
変化する発振周波数を整流してアナログ直流電圧からな
る検知信号S,S,Sに変換して出力するもので
ある。勿論、周波数が変化した信号をそのまま出力して
もよく、また電流、抵抗値の変化にかえて出力してもよ
く、要は静電容量の変化量を電気的な信号の変化として
捉えれるように出力するものである。
【0009】検知信号出力回路5a,5b,5cから出
力されるアナログ直流電圧の検知信号S,S,S
はそれぞれ判断回路6に入力され、ここでこれら信号の
絶対値間で予め決めた一定手順によって比較ないし、所
定の閾値と比較される。そして、この判断回路6によっ
て、便器使用者が男性の大人か、女性の大人か、子供か
のいずれかが判別される。その判別方法は、大人の男
性、大人の女性、子供が便座3に座った時の態様及びそ
の時の前記検知信号S,S,Sを夫々示す図2,
図3,図4に基づいて以下説明する。
【0010】すなわち、図2(A)に示すように大人の
男性が便座3に座る時には、脚を広げて奥の方まで座る
ので、検知信号のレベルは、図2(B)に示すように、
>S>Sとなり、図3(A)に示すように大人
の女性の場合には、脚を揃えて便座3に座るので、図3
(B)に示すように、S>S>Sとなり、図4
(A)に示すように、子供が便座3に座る場合には、前
よりに座るので、図4(B)に示すように、S
,Sとなる。
【0011】しかして、判断回路6では、まず、S
値が予め決めた所定の第1の閾値Vよりも大きい時
に、便座3に人が座ったと判断し、次にSの値が所定
の第2の閾値Vよりも大きいか小さいかを判断し、大
きいときには後面側検出部4a側まで座っているので、
大人の男性であると判断し、さらにSの値が所定の第
3の閾値Vよりも大きいか小さいかを判断し、大きい
時には前面側検出部4c側に座っているので大人の女性
であると判断し、小さい時には子供であると判断する。
なお、上記閾値V,V,Vは、便座3の大きさや
形状ないし、各検出部4a,4b,4cの検出精度等に
よって適宜変更される値であり、すべての閾値が異なる
値であっても、同じ値であってもよい。特に、同じ値で
ある場合には、判断回路6の回路構成が簡単となる。
【0012】そして、上記したように便座3に座ってい
る人の特性を検知信号出力回路5a,5b,5cからの
検知信号S,S,Sにより判別できるので、それ
に対応してシャワーノズル2を移動制御する。例えば、
大人の男性の場合には、後方側に位置する肛門位置7a
に対応してシャワーノズル2を配置し、一方、大人の女
性又は子供の場合には、肛門位置7aよりも前よりの肛
門位置7b,7cに対応してシャワーノズル2を例えば
10mmだけ前方へ移動させる。なお、大人の女性の場
合と子供の場合とで、移動距離を変えてもよいのは勿論
である。この移動させるためる機構は、特に限定するも
のではないが、図1に示すように、出力軸9を任意回転
数だけ正逆回転させることができるステッピングモータ
10と、該出力軸9に取り付けたピニオンギヤ11と、
該ピニオンギヤ11に噛合するラックギヤ12とによっ
て構成され、このラックギヤ12の先端部に前記シャワ
ーノズル2が取り付けられている。そして、同図の場合
には、上記した判断回路6からの回転指令信号Sによ
ってステッピングモータ10を正逆回転させてシャワー
ノズル2を上記10mmだけ前後へ移動可能に構成して
いる。
【0013】なお、上記判断回路6における判断方法
は、上記した方法に限らず、他に例えばSの値で便座
3に人が座ったかどうかを判断し、その後SとS
加算値が所定の閾値よりも大きいか小さいかで大人か子
供かを判別し、さらにSの値が所定の閾値よりも大き
いか小さいかで大人の男性か大人の女性かを判別しても
よい。また、判断回路6は、比較器等の回路素子を組み
合わせた電気回路であっても、マイクロコンピュータを
用いてもよい。
【0014】さらに、上記着座センサ1は本例のように
温水洗浄便座だけではなく暖房便座に利用してヒータを
加熱すべき領域を決めることができるので、その場合に
は無駄な領域のヒータを加熱しないのでそれだけ省電力
化を図ることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の着座センサ
によれば、便座に座る人が大人の男性か、大人の女性
か、子供かなどを判別することが可能となり、暖房便座
やシャワートレイのシャワーノズルの位置制御として用
いることが可能となる。また、本発明のシャワーノズル
の位置制御装置は、かかる着座センサによって検出結果
を用いて着座状態に応じた適正な位置にシャワーノズル
を移動制御することができるので、大人でも、子供でも
快適に使用することができる。さらに、静電式のセンサ
を用いているので、圧力センサに比べると、便器の形状
や反り、歪みに影響されにくいので、正確な判別が可能
であり、また正確な位置制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る着座センサを用いてシャワーノズ
ルの位置制御装置を示す概略システム図である。
【図2】大人の男性が便座に座った時の状態を示し、
(A)は平面図、(B)は検知信号を示すグラフであ
る。
【図3】大人の女性が便座に座った時の状態を示し、
(A)は平面図、(B)は検知信号を示すグラフであ
る。
【図4】子供が便座に座った時の状態を示し、(A)は
平面図、(B)は検知信号を示すグラフである。
【符号の説明】
1…着座センサ 2…シャワーノズル 3…便座 4…検出部 5…検知信号出力回路 6…判断回路 10…ステッピングモータ 11…ピニオンギヤ 12…ラックギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電容量の変化によって人体を検出する
    着座センサの検出部を複数領域に分割した分割検出部
    と、該分割検出部における静電容量の変化量を検知信号
    として出力する検知信号出力回路と、該検知信号出力回
    路の各出力を比較して使用者の便座における着座状態を
    判断する判断回路とからなることを特徴とする着座セン
    サ。
  2. 【請求項2】 シャワーノズルを移動制御する機構を備
    えた温水洗浄便座において、静電容量の変化によって人
    体を検出する着座センサの検出部を複数領域に分割した
    分割検出部と、該分割検出部における静電容量の変化量
    を検知信号として出力する検知信号出力回路と、該検知
    信号出力回路の各出力を比較して使用者の便座における
    着座状態を判断する判断回路と、該判断回路の出力によ
    り前記シャワーノズルを該使用者の適正洗浄位置に移動
    制御する制御機構とを備えたことを特徴とするシャワー
    ノズルの位置制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100784268B1 (ko) * 2006-09-12 2007-12-11 위니아만도 주식회사 비데 및 비데 제어방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100784268B1 (ko) * 2006-09-12 2007-12-11 위니아만도 주식회사 비데 및 비데 제어방법

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