JP2580968Y2 - 大便器自動洗浄装置 - Google Patents

大便器自動洗浄装置

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JP2580968Y2
JP2580968Y2 JP5892693U JP5892693U JP2580968Y2 JP 2580968 Y2 JP2580968 Y2 JP 2580968Y2 JP 5892693 U JP5892693 U JP 5892693U JP 5892693 U JP5892693 U JP 5892693U JP 2580968 Y2 JP2580968 Y2 JP 2580968Y2
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toilet
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water
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光浩 速水
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、大便器の使用者の不感
知信号に基づいて自動的に大便器に洗浄水を供給する大
便器自動洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大便器の使用者を光センサ等で感知し、
使用者が不感知になった後、大便器に自動的に洗浄水を
供給するようにした大便器自動洗浄装置は公知である。
従来の大便器自動洗浄装置は、開平2−50469号
の通り、使用者が不感知になってから所定時間が経過し
た場合に、タイマからの信号に基づいて給水部が作動さ
れて洗浄水が大便器に供給されるよう構成されている。
【0003】なお、この種の大便器自動洗浄装置は、近
接スイッチなどのマニュアルスイッチを設け、使用者の
必要に応じ強制的に洗浄水を供給することもできるよう
に構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の大便器自動洗浄
装置においては、この使用者が不感知になってから給水
部へ作動信号が出力されるまでの上記「所定時間」(以
下、この「所定時間」を「遅延時間」ということがあ
る。)は個々の大便器自動洗浄装置に固有のものとされ
ている。即ち、大便器自動洗浄装置の製作時にこの遅延
時間は一定のものに設定されており、出荷後(例えば施
工現場で)この遅延時間を長短調節することはできなか
った。
【0005】ところが、好適な遅延時間は、トイレルー
ムの使用条件によりまちまちであり、一律に最適時間が
存在する性質のものではない。
【0006】例えば、身体の不自由な人が使用するトイ
レルームでは、マニュアルスイッチを使えない人のため
に、遅延時間は短い方が良い。
【0007】また、便器内に落とし物をするおそれがあ
る大便器の場合には、遅延時間は長い方が良い。
【0008】このようなことから、遅延時間を機種によ
り一律に設定してある従来の大便器自動洗浄装置では、
トイレルームの固有の事情に応じた最適遅延時間に適合
させることができず、不便であった。
【0009】なお、遅延時間を10秒とした場合と3分
とした場合のメリット及びデメリットは次の通りであ
る。
【0010】(1) 遅延時間を10秒とした場合メリット 近接スイッチ等のマニュアルスイッチの使用方法が
わからない場合、一般的な大便器使用者は、自動的に洗
浄水が流れ始めるまで大便器近傍で「実際に洗浄水が流
れるであろうか」と疑心を抱きながら待機するのが通例
である。遅延時間が10秒であると、この待機時間が1
0秒で済む。
【0011】 仮に使用者がマニュアル操作せずにトイレルーム外
に退出したとしても、この使用者が不感知になってから
10秒すると自動的に洗浄されるから、次回使用者が前
回使用者の汚物を目の当りにすることは、まず、ありえ
ない。
【0012】 手が不自由な人にとっては、近接スイッチ等のマニ
ュアルスイッチは使用しにくく、自動洗浄にたよる。こ
の場合、センサが不感知になってから短時間で洗浄水が
流れ始めると、実際に洗浄水が流れたことを確認でき、
便利である。
【0013】デメリット 排便後、お尻を拭く時に、使用者が極端に前かがみ
の姿勢をとったりすると使用者が不感知となる可能性が
ある。そして、まだ大便器を使用しているにもかかわら
ず、洗浄水が流れてしまう。また、その後、人体が再度
感知されることなく使用者が立ち去った場合には、ペー
パーが大便器内に残留するおそれがある。
【0014】 大便器使用者が姿勢を極端に何回も変
え、感知・不感知が繰り返された場合、洗浄水が何度も
流れるおそれがある。
【0015】(2) 遅延時間を3分とした場合メリット 着座中に前かがみになったりしても洗浄水が流れる
ことがない。
【0016】 一旦立ち上がったが、すぐにもう1回
着座した場合には洗浄水は流れない。
【0017】 便鉢内に物を落しても、3分間の間に
拾うことができる。
【0018】デメリット マニュアルスイッチの使用方法が分らない場合、3
分間待たないと実際に洗浄水が流れることを確認できな
い。
【0019】 マニュアルスイッチで洗浄しなかった
場合、使用者が不感知になってから3分以内に次の使用
者が入ってくると、汚物が残っている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本考案の大便器自動洗浄
装置は、大便器の使用者を感知する感知手段と、大便器
に洗浄水を供給する給水部と、該感知手段の出力信号に
基づき大便器使用者が感知されなくなってからの経過時
間を計時し、設定時間が経過すると前記給水部を駆動す
るタイマ装置とを備えてなる大便器自動洗浄装置におい
て、該タイマ装置の設定時間を切り替える切替装置を設
けたことを特徴とするものである。
【0021】
【作用】本考案の大便器自動洗浄装置は、使用者が不感
知になってから洗浄開始されるまでの時間(遅延時間)
を長短調節できる。このため、個々の大便器の使用環境
に応じて適切な遅延時間を設定できる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は実施例に係る大便器自動洗浄装置の制御ブ
ロック図、第2図はトイレルームの斜視図、第3図はコ
ントローラの正面図である。
【0023】トイレルームの配管ユニット1の前面に洋
風便器2が設置されている。この洋風便器2の後部上面
に便座ボックス3が設置され、便座4及び便蓋5が枢着
されている。この便座ボックス3には、使用者の臀部を
洗浄するための温水洗浄装置(図示略)が設置されてい
る。この洋風便器2は、配管ユニット1内に設置された
給水管6から直接的に洗浄水が供給されるように構成さ
れており、この給水管6に給水部としての電磁弁7が設
けられている。
【0024】トイレルームの壁面8にコントローラ9が
設置されている。このコントローラ9の前面には、第3
図の通り、便座4に着座した人体を感知するための発光
素子10及び受光素子11よりなる人体感知センサと、
コントローラ9に近接された手を感知するための発光素
子12及び受光素子13よりなる近接センサと、受光素
子11,13が作動していることを表示するためのLE
D14,15と、遅延時間の切替スイッチ16とが設置
されている。この切替スイッチ16は、遅延時間を10
秒と3分とに切り替えることができるようになってい
る。
【0025】このコントローラ9の前面には、さらに、
人体感知センサの検知距離の調整スイッチ17、近接セ
ンサの検知距離の調整スイッチ18、電磁弁の開弁時間
を調整するためのスイッチ19が設けられている。第1
図の20は、このコントローラ9内に設置された制御回
路ユニットを示す。なお、コントローラ9の前面はカバ
ーにて覆われている。
【0026】このように構成された大便器自動洗浄装置
において、使用者が便座4に所定時間以上着座した後、
立ち上がると、受光素子11が不感知となり、制御回路
ユニット20内のタイマがスタートされる。このタイマ
が10秒(又は3分)を計時すると、電磁弁7が開弁さ
れ、洋風便器2に洗浄水が供給される。この遅延時間の
10秒と3分は、スイッチ16の切替操作にて切り替え
ることができる。
【0027】なお、人体が便座4上に着座している状態
においても、手をコントローラ9に近づけることによ
り、電磁弁7が開弁され、洋風便器2に洗浄水が供給さ
れる。
【0028】また、人体が便座4から立ち上がり、タイ
マが計時している途中のときにコントローラ9に手を近
づけた場合でも、同様に電磁弁7が開弁され、洗浄水が
洋風便器2に供給される。この場合、近接センサがON
となったときにタイマがキャンセルされ、人体不感知に
なってから10秒(又は3分)が経過しても電磁弁7が
開弁されることはない。即ち、自動洗浄に先立ってマニ
ュアル洗浄が行なわれたときには、自動洗浄は行なわれ
ない。
【0029】上記実施例では遅延時間を10秒と3分の
2段階に切り替えるよう構成されているが、3段階以上
に切り替えるようにしても良く、遅延時間が連続的に変
わるようにしても良い。
【0030】上記実施例では壁埋込型コントローラ9に
人体感知センサが設置されているが、この人体感知セン
サは便器や便座ボックスなどの便器付属部材に設置され
ても良い。
【0031】上記実施例では洋風便器が用いられている
が、和風便器など他の大便器を採用しても良い。
【0032】
【考案の効果】以上の通り、本考案の大便器自動洗浄装
置にあっては、人体不感知になってから大便器への洗浄
水供給が開始されるまでの時間を大便器の設置箇所にお
いても調整することができる。従って、個々の大便器の
使用条件に応じて適切な遅延時間を設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る大便器自動洗浄装置の制御ブロッ
ク図である。
【図2】実施例装置を備えたトイレルームの斜視図であ
る。
【図3】コントローラの本体部分の正面図である。
【符号の説明】
2 洋風便器 4 便座 6 給水管 7 電磁弁 9 コントローラ 11,13 発光素子 12,14 受光素子 17 遅延時間調整スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大便器の使用者を感知する感知手段と、 大便器に洗浄水を供給する給水部と、 該感知手段の出力信号に基づき大便器使用者が感知され
    なくなってからの経過時間を計時し、設定時間が経過す
    ると前記給水部を駆動するタイマ装置とを備えてなる大
    便器自動洗浄装置において、 該タイマ装置の設定時間を切り替える切替装置を設けた
    ことを特徴とする大便器自動洗浄装置。
JP5892693U 1993-11-01 1993-11-01 大便器自動洗浄装置 Expired - Lifetime JP2580968Y2 (ja)

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JPH0729074U JPH0729074U (ja) 1995-06-02
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EP3743564A1 (en) * 2018-01-22 2020-12-02 Hydraze, Inc. Programmable toilet flush initiating, monitoring and management system and method thereof
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