JPH0640698Y2

JPH0640698Y2 - 衛生洗浄便器

Info

Publication number: JPH0640698Y2
Application number: JP12240388U
Authority: JP
Inventors: 理松原; 健一金子; 光弘大原; 成司田中
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1988-09-19
Filing date: 1988-09-19
Publication date: 1994-10-26
Anticipated expiration: 2003-09-19
Also published as: JPH0242978U

Description

【考案の詳細な説明】〔考案の目的〕（産業上の利用分野）本考案は衛生洗浄便器に関し、詳しくは、便座の使用状
態を判別して、便器内を洗浄する水量を選択する装置に
かかわるものである。

（従来の技術）従来、この種の装置として特開昭60-43542号公報に開示
された技術が知られる。

このものでは、当該明細書及び添付図面でみられるよう
に：座板部の下部に人体の荷重によつてONする重力スイ
ツチ：便ブタの裏面に座板が開けられて立てかけられて
いることを検知する座板位置検出スイツチ等になる使用
状態検知部：装置本体に洗浄ノズルより洗浄水を噴出さ
せるポンプ駆動用のポンプスイツチ等が配設されてい
て、局部洗浄ノズル使用終了等に多量の水にて便器内洗浄を
行ない、座板を上に開けて立てかけられた技術が記載さ
れている。

（考案が解決しようとする課題）しかし、上記従来の方法では下記に示すような不都合が
ある。即ち、（１）使用者が用便する以前に局部をしげきする為に洗
浄ノズルを使用した時にも便器内洗浄が行なてれてしま
い、使用水量が増加してしまう。

（２）座板を上に開けて一定時間後に便器内洗浄が行な
われる為、座板を開けてから小便が終了するまでの時間
が長い時には、小便途中において便器内洗浄が行なわれ
てしまう。

又、短い時には、小便終了後なかなか便器内洗浄が行な
われないため、すぐに便所から使用者が離れにくい。

（３）洗浄ノズルを装備していない衛生洗浄便器におい
ては大水量による便器内洗浄が選択できない。

本考案では、このような不都合の解消を計つたものであ
る。

〔考案の構成〕

（課題を解決するための手段）上記課題解決のため、本考案では次のような手段を講じ
た。即ち、便ブタと座板それぞれの閉動作を検知する各
検知を設けて、この両検知装置は、検知した前記便ブ
タ、座板の閉動作信号を、別に設けた演算装置へ送るよ
うにした。そして、演算装置は前記信号を入力して、略
同一時間に便ブタ及び座板の閉動作を検知した場合は、
便器内洗浄水量自動調節装置に対して、少量水にて便器
内洗浄するスタート信号を出すようにした。

また、前記入力信号により便ブタのみの閉動作を検知し
た場合は多量水にて便器内洗浄するスタート信号を出す
ようにした。

（作用）使用者が座板を着座して用便をするときは、この座板は
閉状態で便ブタとは必ず開状態にある。

従つて、用便後便ブタを閉じると、閉動作は便ブタのみ
のため、演算装置より多量の水にて便器内洗浄するスタ
ート信号が、洗浄水量自動調節装置に出力して便器内が
洗浄される。

使用者（男性）が便器前に立つた状態で小便をするとき
は、通常一般には便ブタ、座板の双方を共に開状態とし
て使用する。従つて小便後前記便ブタと座板を略同時に
閉めると、双方が略同時に閉動作するため演算装置は少
量の水にて便器内洗浄するスタート信号を洗浄水量自動
調節装置へ出力する。

（実施例）添付図面を参照し、本考案実施例を説明する。

図において、１は便器、２は座板、３は便ブタである。
４は便器１内に水を送り出す便器内洗浄装置で、５は水
タンク、６は便器内洗浄水量自動調節装置（以下水量調
節装置という）、７は排水管である。

８は前記座板２と水タンク５の間に位置する支持ケース
で、該ケース８内には、座板２及び便ブタ３夫々の閉動
作を検知する座板閉動作検知装置９及び便ブタ閉動作検
知装置10、並びにこの両検知装置から出力する夫々の閉
動作信号を受入れる演算装置11が配置されている。

そして、演算装置11は信号を入力して、石器したよう
に、略同一時間に座板２及び便ブタ３閉動作を検知した
ときは少量水にて、便ブタ３のみのときは多量水にて便
器内洗浄するスタート信号を水量調節装置６へ出力す
る。これにより、便器内洗浄装置４にて洗浄される。

尚、変形例として、座板、便ブタの閉動作を電動下し
て、電動スイツチと連動させ次の２パターンを選択する
こともできる。

パターン1:座板と便ブタの閉動作＋少量水による便器内
洗浄。

パターン2:便ブタの閉動作＋多量水による便器内洗浄。

〔考案の効果〕

（１）洗浄ノズルを使用しただけでは便器内洗浄は行な
われないため、斯様な場合、余分な洗浄水の浪費がな
い。

（２）男性使用者の小用に費す時間に関係なく、使用終
了後に少量の水にて便器内洗浄ができる。

（３）洗浄ノズルを装備していない衛生洗浄便器におい
ても、多量の水による便器内洗浄が自動選択できる。

【図面の簡単な説明】

図は、本考案衛生洗浄便器の構成説明図である。１……便器，２……座板，３……便ブタ，４……便器内洗浄装置（組），６……水量調節装置，９……座板閉動作検知装置， 10……便ブタ閉動作検知装置， 11……演算装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭60−111964（ＪＰ，Ａ) 特開昭60−112942（ＪＰ，Ａ) 特開昭59−102026（ＪＰ，Ａ)

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】便器と便器内洗浄装置の間に、座板及び便
ブタの閉動作を検知してこれを出力する夫々の座板閉動
作検知装置と便ブタ閉動作検知装置、並びにこれら出力
が入力される演算装置を配置し、この演算装置が前記座
板及び便ブタの閉動作信号を略同時に入力したときは、
少量の水にて、また、便ブタのみの閉動作信号を入力し
たときは、多量の水にて、便器内洗浄するスタート信号
を前記便器内洗浄装置を構成する便器内洗浄水量自動調
節装置へ出力し、便器内洗浄がなされる衛生洗浄便器。