JP2003038599A

JP2003038599A - マッサージ装置

Info

Publication number: JP2003038599A
Application number: JP2001232550A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiko Takahashi; 克彦高橋; Takahiro Ishii; 崇裕石井; Hitoshi Hasegawa; 仁長谷川; Kazuyuki Motoki; 和行元木; Noriyuki Karasawa; 範之唐沢; Wataru Tanaka; 田中　　渉; Masanori Oyama; 昌紀大山
Original assignee: Fujikura Ltd
Current assignee: Fujikura Ltd
Priority date: 2001-07-31
Filing date: 2001-07-31
Publication date: 2003-02-12

Abstract

(57)【要約】【課題】利用者の体格を自動的に検知して適正位置で
のマッサージを行うことができるマッサージ装置を提供
する。【解決手段】マッサージ装置１は、背もたれ部２、着
座部３、足載部４、体格検知センサ５（５ａ〜５ｃ）、
マッサージ駆動部としてのローラ６（６ａ〜６ｆ）、検
出回路７、駆動回路８（８ａ，８ｂ）、ＣＰＵ９及び操
作スイッチ１０から構成される。利用者が、マッサージ
装置１に着座することにより、背もたれ部２、着座部３
及び足載部４に配設された体格検知センサ５に上方から
荷重が加わり、着座した人の体格が検出される。体格検
知センサ５からの検出出力を入力した検出回路７は、検
出出力のアナログ信号をディジタル信号に変換してＣＰ
Ｕ９に出力する。ＣＰＵ９は、それに応じて着座した人
の体格などを判別し、更に操作スイッチ１０からの設定
情報を考慮して、制御信号を駆動回路８に出力する。駆
動回路８は、ローラ６のマッサージ位置を決定し、ロー
ラ６の位置を利用者にとっての適正位置となるように移
動し、利用者の所望のマッサージを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、被験者が座って
利用する椅子型のマッサージ装置に関し、特に被験者の
体格を検知して適性位置でのマッサージをすることがで
きるマッサージ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、マッサージ装置として椅子型
のマッサージ装置が知られている。この椅子型マッサー
ジ装置には、通常、いわゆるリクライニング機構が装備
されているため、被験者（利用者）はマッサージ装置の
椅子の部分（椅子部）に座り適当なリクライニング位置
でマッサージを受けることができる。このような椅子型
マッサージ装置の椅子部には、内部にマッサージ機構が
組み込まれ、利用者は所定のリモートコントローラ（リ
モコン）などでマッサージ機構の制御を行うことができ
るため、局部的なマッサージや全身のマッサージなど所
望のマッサージを座ったままの状態やリクライニングし
たままの状態で受けることができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな椅子型マッサージ装置には、予め首、肩及び腰など
の標準のマッサージ位置が設定されており、利用者はこ
の標準マッサージ位置に自分の着座位置を合わせてマッ
サージに臨む必要がある。そのため、予め利用者自身の
体格などの情報をマッサージ装置に記憶させておいて、
マッサージ実行毎にその情報を読み出し、マッサージ位
置を調整することも考えられてはいるが、不特定多数の
人が利用する場合などには記憶させる情報が多すぎて不
向きであるという問題がある。

【０００４】この発明は、このような問題点に鑑みてな
されたもので、利用者の体格を自動的に検知して適正位
置でのマッサージを行うことができるマッサージ装置を
提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明に係るマッサー
ジ装置は、背もたれ部及び着座部を備える座席と、この
座席の内部に配置され前記座席に座った人の体をマッサ
ージするマッサージ機構と、このマッサージ機構を制御
するマッサージ制御部とを備えたマッサージ装置におい
て、前記マッサージ制御部は、前記座席の背もたれ部及
び着座部に配置され前記背もたれ部の背もたれ面及び着
座部の座面に加わる荷重分布パターンを検出する体格検
知センサと、この体格検知センサの検出出力に基づき前
記座席に配置された前記マッサージ機構のマッサージ位
置を制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とす
る。

【０００６】この発明によれば、マッサージ装置の座席
に荷重分布パターンを検出する体格検知センサを配設し
たことにより、この体格検知センサからの検出出力を利
用して利用者の体格に合わせた適切なマッサージを適正
位置で行うことが可能となる。このため、利用者が自ら
マッサージに臨む着座位置を適正位置に調整する必要が
なくなり、利用者の利便性を向上させることができる。

【０００７】なお、前記体格検知センサは、前記背もた
れ部及び着座部の背もたれ面及び座面に全面的、又は部
分的に配置されているものであることが望ましい。全面
的又は部分的としたのは、確実に荷重分布パターンを検
出することができれば良いとの観点からである。

【０００８】また、前記体格検知センサは、前記座席に
座った人の着座位置、着座重量及び着座面積を判別する
ものであることが望ましい。このようにすれば、着座し
ている人間の体格（大人であるか又は子供であるか）な
どを的確に判別することができるからである。

【０００９】なお、前記体格検知センサは、対向配置さ
れた一対のシート状基材の対向面に接点部を構成する導
電パターンがそれぞれ形成され、前記導電パターンの少
なくとも一方が前記接点部に加えられる荷重が増加する
につれて抵抗値が低下する感圧層により覆われた一対の
可撓性シートと、これら可撓性シートが所定の間隔を空
けて対向するように前記一対の可撓性シートの間に介挿
されて前記接点部の位置に開口部が形成されたスペーサ
とを重合してなる感圧スイッチを含んで構成することが
できる。

【００１０】なお、前記駆動制御手段は、前記体格検知
センサからの検出出力が予め設定された複数の閾値を上
回る、又は下回ることにより着座の有無、着座位置及び
着座対象の少なくとも一つを着座状況として判別するよ
うにしても良い。このようにすれば、利用者の着座位置
や体格などを判別するために予め設定された複数の閾値
と、体格検知センサからの検出出力とをそれぞれ比較す
ることで、着座位置や体格などを着座状況として容易に
閾値に基づき判別することが可能となり、それに基づい
て適切なマッサージ機構の駆動制御を行うことなどがで
きるようになるからである。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明の好ましい実施の形態を説明する。図１は、この
発明の一実施形態に係るマッサージ装置の全体構成を示
す図である。マッサージ装置１は、背もたれ部２、着座
部３、足載部４、体格検知センサ５ａ，５ｂ，５ｃ、マ
ッサージ駆動部としてのローラ６ａ〜６ｆ、検出回路
７、駆動回路８ａ，８ｂ、ＣＰＵ９及び操作スイッチ１
０から構成される。なお、この例では背もたれ部２と一
体にヘッドレスト１１が設けられているが、ヘッドレス
ト１１を独立して設けるようにしても良い。また、足載
部４は省略されていても良い。

【００１２】背もたれ部２、着座部３及び足載部４の表
面２ａ，３ａ，４ａには、布張り又は革張りなどの表皮
１２が形成され、この表皮１２の直下には、シート状の
体格検知センサ５ａ〜５ｃが埋め込まれている。なお、
体格検知センサ５ａ〜５ｃは、確実にセンシングできる
位置であれば、背もたれ部２、着座部３及び足載部４の
どの位置に配置されても良い。

【００１３】図２は、体格検知センサ５（５ａ〜５ｃ）
の平面図、図３は、体格検知センサ５（５ａ〜５ｃ）の
構造を示す断面図である。体格検知センサ５（５ａ〜５
ｃ）は、例えばいわゆる感圧メンブレンスイッチからな
るもので、ポリエステルフィルムのような絶縁樹脂フィ
ルムなどからなる一対の可撓性シート１１，１２を、同
じく絶縁樹脂フィルムなどからなる絶縁スペーサ１３を
介して重合することにより構成されている。

【００１４】一対の可撓性シート１１，１２の対向面１
１ａ，１２ａには、それぞれ銀ペースト、銅ペーストな
どの導電材からなる導電パターン１４，１５がスクリー
ン印刷などの方法により形成されている。可撓性シート
１１に形成された導電パターン１４は、この例では、接
点部１６に対応する部分にそれぞれ形成される電極部１
４ａと、これら電極部１４ａを、例えばＶｃｃ電源端子
（図示せず）に共通にリードする図示しないリード部と
により構成されている。

【００１５】一方、可撓性シート１２に形成された導電
パターン１５は、この例では、接点部１６に対応する部
分にそれぞれ形成される電極部１５ａと、各電極部１５
ａをそれぞれ図示しない抵抗を介して接地するリード部
（図示せず）とにより構成されている。

【００１６】また、図３に示すように、可撓性シート１
２の導電パターン１５の電極部１５ａには、この電極部
１５ａを覆うように感圧インク（感圧電極）１９が形成
されている。この感圧インク１９は、加えられる荷重
（圧力）に応じて抵抗値（接触抵抗）が変化するもので
ある。感圧インク１９は、ペースト状材料をスクリーン
印刷、オフセット印刷などの方法により成形する方法
や、予め成型した膜状電極を所定の場所に固定する方法
などにより形成されるものである。

【００１７】絶縁スペーサ１３の接点部１６に対応する
位置には、電極部１４ａ，１５ａが互いに十分接触でき
るだけの開口径を有する開口部１７が形成され、この開
口部１７を介して背もたれ部２、着座部３及び足載部４
への荷重印加時に電極部１４ａと感圧インク１９とが接
触するような構造となっている。また、この開口部１７
を備える接点部１６は、図２に示すように、体格検知セ
ンサ５（５ａ〜５ｃ）においてマトリックス状に複数配
置され形成されている。

【００１８】この体格検知センサ５（５ａ〜５ｃ）の感
圧メンブレンスイッチでは、図３に示すように、可撓性
シート１１の導電パターン１４の電極部１４ａ側の接点
部１６の上方から押圧力（荷重Ｆ）が可撓性シート１２
の導電パターン１５の電極部１５ａの方向に加えられ、
可撓性シート１１が撓み、電極部１４ａが感圧インク１
９に接触すると、感圧インク１９に加わる荷重（即ち、
圧力）に応じて（反比例して）感圧インク１９の抵抗値
が変化する。即ち、可撓性シート１１の電極部１４ａの
接点部１６に荷重（Ｆ）が加えられていない状態では、
電極部１４ａ，１５ａが互いに絶縁スペーサ１３で離さ
れているため、その抵抗値が無限大であるが、可撓性シ
ート１１の電極部１４ａの上方（接点部１６の上方）か
ら下方向に荷重（Ｆ）が加えられ、可撓性シート１１が
撓み、電極部１４ａが感圧インク１９と接触し、更に接
点部１６に荷重が加えられていくと、感圧インク１９に
加わる荷重（即ち、圧力値）Ｆは徐々に増えていき、感
圧インク１９の抵抗値はなだらかに低下していく。この
ときの圧力印加パターンは、山なり（山状）となる。

【００１９】感圧メンブレンスイッチは、上述したよう
に、接点部１６の荷重値（圧力値）に応じて感圧インク
１９の抵抗値が変化（荷重値が増えると抵抗値が低下）
するので、等価的に可変抵抗とみなすことができる。こ
の感圧メンブレンスイッチの接点部１６の電極部１４ａ
は、定電圧Ｖｃｃを出力する図示しない定電圧源と接続
され、可撓性シート１２の電極部１５ａは、図示しない
抵抗を介してそれぞれ接地されている。従って、可変抵
抗の一端に定電圧Ｖｃｃが供給され、可変抵抗の他端が
抵抗を介して接地されているのと等しいことになる。

【００２０】検出回路７内には、図示しないＡ／Ｄ変換
器が設けられ、感圧メンブレンスイッチの接点部１６の
他端、即ち、電極部１５ａと抵抗との接続点とそれぞれ
接続されている。これらＡ／Ｄ変換器は、それぞれ接続
点の電位をアナログ信号からディジタル信号に変換す
る。こうしてディジタル信号に変換された出力は、ＣＰ
Ｕ９にそれぞれ入力されている。

【００２１】ＣＰＵ９は、Ａ／Ｄ変換器から出力された
ディジタル信号に基づき、マッサージ装置１に搭載され
たローラ６ａ〜６ｆの駆動位置（マッサージ位置）を利
用者の体格に合わせて適切な位置に補正し、操作スイッ
チ１０により設定された種々のマッサージ態様（首回り
のみのマッサージ、全身マッサージなど）を実行すべ
く、駆動制御回路８ａ，８ｂに制御信号を出力する。な
お、この例では、駆動回路８ａ，８ｂでそれぞれ異なる
ローラ６ａ〜６ｆを駆動制御するようにしているが、駆
動制御回路を一つのみ設けてローラ６ａ〜６ｆを駆動制
御するようにしても良い。

【００２２】次に、マッサージ装置１の動作について説
明する。図４は、マッサージ装置１の体格検知を伴う動
作を示すフローチャートである。まず、利用者が、図１
に示したマッサージ装置１に着座することにより、背も
たれ部２、着座部３及び足載部４に配設された体格検知
センサ５ａ〜５ｃに上方から荷重（圧力）が加わり、着
座した人の体格が検出される（Ｓ１）。体格検知センサ
５ａ〜５ｃに加えられる荷重値は、例えば着座した人の
体格（体重など）により変化する。仮に、大柄な人が着
座した場合、この荷重値が増加して、感圧インク１９の
抵抗値が緩やかに低下していく。感圧インク１９の抵抗
値、即ち、感圧メンブレンスイッチの各接点部１６の等
価的な可変抵抗値が低下していくと、感圧インク１９に
流れる電流が増加していき、その結果、電極部１５ａに
接続された抵抗の電圧降下が増してこれらの接続点の電
位も上昇していく。体格検知センサ５ａ〜５ｃからの検
出出力を入力した検出回路７は、例えば内部のＡ／Ｄ変
換器で検出出力のアナログ信号をディジタル信号に変換
してＣＰＵ９に出力する。ＣＰＵ９は、Ａ／Ｄ変換器か
ら出力される体格検知センサ５ａ〜５ｃの各接点部１６
の感圧インク１９の圧力値（荷重値）に比例した接続点
の電位のディジタル信号を入力する。

【００２３】ＣＰＵ９は、その電位を入力すると、それ
に応じて着座した人の体格や着座位置などを判別し、更
に操作スイッチ１０からの設定情報（マッサージ設定情
報）を考慮して、その判別結果と設定情報に基づく制御
信号を駆動回路８ａ，８ｂに出力する。駆動回路８ａ，
８ｂは、入力した判別結果などに基づき、ローラ６ａ〜
６ｆのマッサージ位置を決定し、ローラ６ａ〜６ｆの位
置を利用者にとっての適正位置となるように移動する
（Ｓ２）。そして、ＣＰＵ９からの設定情報に基づき上
述したような利用者の所望のマッサージを開始する（Ｓ
３）。このようにこのマッサージ装置１では、利用者が
着座するだけで適切なマッサージ位置でのマッサージを
行うことができるため、利用者がいちいち着座位置を調
整する必要がなく、利用者の利便性を向上させることが
できる。

【００２４】以下、本発明のマッサージ装置１を用いた
マッサージについて幾つかの実施例を挙げて説明する。

【００２５】（１）実施例１この実施例１では、マッサージ装置１の背もたれ部２、
着座部３及び足載部４の背もたれ面、着座面及び足載せ
面の全面に体格検知センサ５ａ〜５ｃを配置し、マッサ
ージを行う。

【００２６】（２）実施例２この実施例２では、マッサージ装置１に着座した利用者
の首、肩、腰などの主要部分に当たることが推定される
３箇所に体格検知センサ５ａ〜５ｃを配置し、マッサー
ジを行う。

【００２７】（３）比較例この比較例では、マッサージ装置１に体格検知センサ５
ａ〜５ｃを設けず、従来通りのマッサージを行う。

【００２８】これら実施例１，２と比較例について、３
名の被験者についてマッサージを行った。被験者が身長１８５ｃｍ、体重８５ｋｇの男性の場
合、実施例１，２共に「快適」と思われるマッサージが
行われたが、比較例では、「肩と首の位置が合わないた
めに自分で動いて調整した。」という結果になった。被験者が身長１７３ｃｍ、体重６７ｋｇの男性の場
合、実施例１，２及び比較例共に「快適」と思われるマ
ッサージが行われた。被験者が身長１５０ｃｍ、体重４２ｋｇの女性の場
合、実施例１，２共に「快適」と思われるマッサージが
行われたが、比較例では、「肩と首の位置が合わないた
めに自分で動いて調整した。」という結果になった。

【００２９】これらの結果から、実施例１，２では、利
用者の体格などに合わせてマッサージ位置の調整をある
程度の柔軟性をもって自動的に行うことで、ほぼ全ての
人（利用者）に対し快適なマッサージを実現することが
可能となる。これに対し比較例では、ほぼ全ての利用者
が自分でマッサージ位置に合わせて体を動かす必要があ
るため、快適とは言い難いマッサージとなってしまっ
た。

【００３０】なお、この実施形態における体格検知セン
サ５ａ〜５ｃは、感圧メンブレンスイッチを含むもので
あるが、感圧インク（感圧層）１９が形成されていない
電極部１５ａを備えた通常のメンブレンスイッチを用い
て体格検知センサ５ａ〜５ｃを構成するようにしても良
い。この場合、着座の際の荷重値を検出することは困難
であるが、電極部１４ａ，１５ａの接点部１６における
荷重の有無（接点のオン／オフ）を検出して荷重の分布
パターンなどを解析することにより利用者の体格や着座
位置などを判別するようにすれば、感圧メンブレンスイ
ッチと同様の効果を得ることができるより安価な体格検
知センサ５ａ〜５ｃを製造することが可能となる。ま
た、体格検知センサ５ａ〜５ｃを背もたれ部２、着座部
３及び足載部４の背もたれ面、着座面及び足載せ面の全
面に配設する場合について説明したが、図５に示すよう
に、体格検知センサ５ａ〜５ｃを、マッサージ装置１の
背もたれ部２や着座部３の背もたれ面や着座面に分割し
て配設するようにしても良い。このようにすれば、体格
検知センサ５ａ〜５ｃをコンパクトに製造することがで
き、材料費などの製造コストを削減することができるか
らである。

【００３１】

【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
マッサージ装置の座席に荷重分布パターンを検出する体
格検知センサを配設したことにより、この体格検知セン
サからの検出出力を利用して利用者の体格に合わせた適
切なマッサージを適正位置で行うことが可能となる。こ
のため、利用者が自らマッサージに臨む着座位置を適正
位置に調整する必要がなくなり、利用者の利便性を向上
させることができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態に係るマッサージ装置
の全体構成を示す図である。

【図２】同マッサージ装置の体格検知センサの平面図
である。

【図３】同マッサージ装置の体格検知センサの断面図
である。

【図４】同マッサージ装置の体格検知を伴う動作を示
すフローチャートである。

【図５】同マッサージ装置の体格検知センサの他の配
置例を示す構成図である。

【符号の説明】

１…マッサージ装置、２…背もたれ部、３…着座部、４
…足載部、５…体格検知センサ、６…ローラ、７…検出
回路、８…駆動回路、９…ＣＰＵ、１０…操作スイッ
チ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者長谷川仁千葉県佐倉市六崎1440番地株式会社フジクラ佐倉事業所内 (72)発明者元木和行千葉県佐倉市六崎1440番地株式会社フジクラ佐倉事業所内 (72)発明者唐沢範之千葉県佐倉市六崎1440番地株式会社フジクラ佐倉事業所内 (72)発明者田中渉千葉県佐倉市六崎1440番地株式会社フジクラ佐倉事業所内 (72)発明者大山昌紀千葉県佐倉市六崎1440番地株式会社フジクラ佐倉事業所内Ｆターム(参考） 2F051 AA17 AB07 AC07 BA07 BA08 4C100 AE15 AE18 AE19 AF06 AF07 BA01 BA10 BB04 CA03 DA04 DA05 DA10

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】背もたれ部及び着座部を備える座席と、
この座席の内部に配置され前記座席に座った人の体をマ
ッサージするマッサージ機構と、このマッサージ機構を
制御するマッサージ制御部とを備えたマッサージ装置に
おいて、前記マッサージ制御部は、前記座席の背もたれ部及び着座部に配置され前記背もた
れ部の背もたれ面及び着座部の座面に加わる荷重分布パ
ターンを検出する体格検知センサと、この体格検知センサの検出出力に基づき前記座席に配置
された前記マッサージ機構のマッサージ位置を制御する
駆動制御手段とを備えたことを特徴とするマッサージ装
置。
【請求項２】前記体格検知センサは、前記背もたれ部
及び着座部の背もたれ面及び座面に全面的に配置されて
いるものであることを特徴とする請求項１記載のマッサ
ージ装置。
【請求項３】前記体格検知センサは、前記背もたれ部
及び着座部の背もたれ面及び座面に部分的に配置されて
いるものであることを特徴とする請求項１記載のマッサ
ージ装置。
【請求項４】前記体格検知センサは、前記座席に座っ
た人の着座位置、着座重量及び着座面積を判別するもの
であることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項記
載のマッサージ装置。
【請求項５】前記体格検知センサは、対向配置された一対のシート状基材の対向面に接点部を
構成する導電パターンがそれぞれ形成され、前記導電パ
ターンの少なくとも一方が前記接点部に加えられる荷重
が増加するにつれて抵抗値が低下する感圧層により覆わ
れた一対の可撓性シートと、これら可撓性シートが所定の間隔を空けて対向するよう
に前記一対の可撓性シートの間に介挿されて前記接点部
の位置に開口部が形成されたスペーサとを重合してなる
感圧スイッチを含むものであることを特徴とする請求項
１〜４のいずれか１項記載のマッサージ装置。
【請求項６】前記駆動制御手段は、前記体格検知セン
サからの検出出力が予め設定された複数の閾値を上回
る、又は下回ることにより着座の有無、着座位置及び着
座対象の少なくとも一つを着座状況として判別するもの
であることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項記
載のマッサージ装置。