JPH0724083Y2 - 内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造 - Google Patents

内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造

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JPH0724083Y2
JPH0724083Y2 JP1988096876U JP9687688U JPH0724083Y2 JP H0724083 Y2 JPH0724083 Y2 JP H0724083Y2 JP 1988096876 U JP1988096876 U JP 1988096876U JP 9687688 U JP9687688 U JP 9687688U JP H0724083 Y2 JPH0724083 Y2 JP H0724083Y2
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康広 萬福
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造の改良
に関するものである。
[従来の技術] 内視鏡の湾曲操作ワイヤは、従来は、先端部本体又は最
先端の湾曲用節輪に銀ロー付等によって固着されてい
た。
[考案が解決しようとする課題] しかし、湾曲操作ワイヤを先端部本体に銀ロー付する
と、先端部本体と操作ワイヤとの熱容量の相違が大きい
ため、操作ワイヤに熱が加わり過ぎて操作ワイヤの強度
が著しく低下してしまう欠点がある。
一方、湾曲操作ワイヤを最先端の湾曲用節輪に銀ロー付
したものは、その節輪を他の全ての節輪と連結したその
連結体の外周に網状管を被覆し、両端部分でそれらを互
いにはんだ付けして、その次に、はんだ付用のフラック
スを除去する洗浄をした後、湾曲部内に挿通されている
湾曲操作ワイヤに2硫化モリブデン粉末などの減摩材を
塗布しなければならない。網状管を外周に被覆する面に
湾曲操作ワイヤに減摩材を塗布しても、フラックス洗浄
時に減摩材が流れ落ちてしまうからである。
しかし、節輪をすべて連結してその外周に網状管を被覆
した状態では、節輪内に挿通された操作ワイヤにムラな
く減摩材を塗布することは困難であり、内視鏡使用中に
操作ワイヤが摩耗して損傷してしまう欠点があった。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、取り付け
た後の湾曲操作ワイヤの耐久性が優れた内視鏡の湾曲操
作ワイヤの取付構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の湾曲操
作ワイヤの取付構造は、後端部へ抜ける凹溝が軸方向に
沿って外周壁に形成された先端部本体と、その先端部本
体の外周に嵌着されたリングと、そのリングに一端が固
着されて上記凹溝内を通って先端部本体から後方へ引き
出された湾曲操作ワイヤと、上記リングに当接するよう
に上記先端部本体に後方から嵌着された湾曲用節輪と、
その節輪を上記先端部本体に係止する係止手段とを具備
することを特徴とする。
[作用] リングの熱容量は、先端部本体に比べて著しく小さく、
湾曲操作ワイヤの熱容量と比較的近いものにすることが
できる。湾曲操作ワイヤはこのリングに固着されるの
で、湾曲操作ワイヤに熱が加わりすぎないようにして両
者を銀ロー付して、先端部本体に連結することができ
る。
また、湾曲操作ワイヤは、湾曲用節輪とは完全に独立し
ていリングを介し先端部本体に取り付けられるので、湾
曲操作ワイヤ単体に必要にして充分な量の減摩材を塗布
して組み付けることができる。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例の側面断面図、第2図はその
II−II線切断面図、第3図はIII−III線切断面図であ
る。
先端部本体1には対物レンズ2などが内蔵されている。
この先端部本体1は、内視鏡の挿入部先端に形成されて
遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部3の先端に連結され
ている。先端部本体1には、イメージガイドファイバ
4、ライトガイドファイバ5、鉗子チャンネル6などの
いわゆる内蔵物の先端が各々取着されており、それら内
蔵物は、湾曲部3内を後方に引き通されている。
湾曲部3は、互いに回動自在に連結された多数の節輪7,
8,8,9と、その外周に被覆された金属細線製の網状管10
と、さらにその外周に被覆されたゴムチューブ製の外皮
11とにより構成されている。網状管10は、その両端部
が、最先端の節輪7と最後端の節輪9の外周とのはんだ
付によって固着されており、最後端の節輪9の内周に
は、ステンレス鋼線を密着巻きした上下一対のガイドコ
イル12の先端が、銀ロー付などにより固着されている。
最後端の節輪9は、継ぎ管13を介して可撓管14に連結さ
れている。この連結部分においては、湾曲部3の網状管
10が最後端の節輪9の外周にはんだ付された状態で継ぎ
管13内に嵌入され、はんだ付によって継ぎ管13に固着さ
れている。また、湾曲部3の外皮11は、前端部が先端部
本体1の外周面に糸締め接着固定され、後端部が継ぎ管
13の外周面に糸締め接着固定されている。
可撓管14は公知の構造であり、螺旋管15の外周を網状管
16で被覆して、その外周に合成樹脂製の可撓性の外皮17
を被覆したものである。尚、螺旋管15は2重又は3重以
上に重ね合わせた構造にしてもよい。
先端部本体1の外周には、金属製のリング18が後方から
嵌着されている。このリング18の周壁には、上下に一対
の孔が穿設されており、そこに、湾曲操作ワイヤ19の一
端が例えば銀ロー付により固着されている。リング18の
熱容量は先端部本体1に比べれば著しく小さく、湾曲操
作ワイヤ19の熱容量に近いので、本考案では湾曲操作ワ
イヤ19に熱がかかりすぎないように銀ロー付を行うこと
ができる。そして、その湾曲操作ワイヤ19は、リング8
の内側で後方に曲げられて湾曲部3内に引き出されてい
る。先端部本体1の外周壁には、湾曲操作ワイヤ19が通
る部分に、後端部へ抜ける凹溝20が管軸方向に沿って形
成されており、湾曲操作ワイヤ19は、その凹溝20内を通
って後方に引き出されている。
先端部本体1の外周には、最先端の節輪7がリング18の
後方から嵌着されており、この節輪7は、例えば3本の
係止ピン21によって先端部本体1に係止されている。そ
して、最先端の節輪7の前端部はリング18に当接してお
り、リング18は、先端部本体1外周の中ほどに形成され
た凸状部22と最先端の節輪7とに挟まれて固定されてい
る。
係止ピン21は、細い足部21aと太い頭部21bとにより形成
されており、内蔵物と干渉しないように先端部本体1に
穿設された係止孔23に足部21aが差し込まれ、最先端の
節輪9に穿設された係合孔24に係止ピンの頭部21bが係
合している。尚、係止ピン21の代りに、小ねじ等を用い
てもよい。
このようにして先端部本体1と湾曲部3とが接続されて
おり、湾曲操作ワイヤ19はガイドコイル12内に通され
て、後方の操作部(図示せず)に至っている。そして、
操作部から湾曲操作ワイヤ19を牽引することにより、湾
曲部3を任意に屈曲させることができる。
次に、上記実施例の組立について、第4図及び第5図を
も参照して説明する。
第4図に示されるように、湾曲操作ワイヤ19とリング18
とは、互いに固着された状態で1つのユニットとなる。
そして、この状態でリング18が先端部本体1に嵌着され
る。したがって、湾曲操作ワイヤ19単体に対して、2硫
化モリブデン粉末などの減摩材を充分に塗布することが
できる。
一方、湾曲部3は、第5図に示されるように、ガイドコ
イル12を最後端の節輪9に固着して、全ての節輪を互い
に連結し、その外周に網状管10を被覆して、両端部で網
状管10を節輪にはんだ付した状態で1つのユニットとな
る。そして、この状態で、はんだ付用のフラックスを湯
洗い等によって完全に洗浄することができる。
そして、湾曲部3が完全に乾いたら、2硫化モリブデン
粉末などの減摩材を充分に塗布した湾曲操作ワイヤ19を
湾曲部3からガイドコイル12内に挿通し、湾曲部3と先
端部本体1とを連結する。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造によれば、
湾曲操作ワイヤは、先端部本体に比較して熱容量の近い
リングに固着することができるので、銀ロー付を行って
も、湾曲操作ワイヤに熱が加わりすぎて強度が低下する
ようなことがない。しかも、湾曲操作ワイヤは湾曲用節
輪とは完全に独立して先端部本体に取り付けることがで
きるので、湾曲操作ワイヤに減摩材などを充分に塗布す
ることができ、優れた耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面断面図、第2図及び第
3図はそのII−II線及びIII−III線切断面図、第4図及
び第5図はその実施例の組立途中に作られるユニットの
斜視図である。 1…先端部本体、3…湾曲部、7,8,9…節輪、10…網状
管、18…リング、19…湾曲操作ワイヤ、20…凹溝、21…
係止ピン、23…係止孔、24…係合孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後端部へ抜ける凹溝が軸方向に沿って外周
    壁に形成された先端部本体と、湾曲用節輪の内径と同程
    度の内径とその湾曲用節輪の外周に被覆された網状管の
    外径と同程度の外径を有する環状に形成されて上記湾曲
    用節輪とは別体に設けられ上記先端部本体の外周に嵌着
    されたリングと、そのリングに一端が固着されて上記凹
    溝内を通って先端部本体から後方へ引き出された湾曲操
    作ワイヤと、上記リングに当接するように上記先端部本
    体に後方から嵌着された湾曲用節輪と、その節輪を上記
    先端部本体に係止する係止手段とを具備することを特徴
    とする内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造。
JP1988096876U 1988-07-20 1988-07-20 内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造 Expired - Fee Related JPH0724083Y2 (ja)

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JPS62227313A (ja) * 1986-03-27 1987-10-06 旭光学工業株式会社 内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造

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