JP3845157B2 - 内視鏡の挿入部 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の挿入部に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡は一般に、手元側から操作ワイヤを介して遠隔操作することによって屈曲する湾曲部が可撓管の先端に連結されており、操作ワイヤを案内するためのガイドコイルの先端部分が、湾曲部と可撓管とを連結接続する接続管の内周面に固着されている。
【0003】
そのような内視鏡の挿入部の組み立て及び分解等を容易にするために、近年は、接続管を二つに分けて、湾曲部の後端に取り付けられた湾曲部側接続管と可撓管の先端に取り付けられた可撓管側接続管とをビスで連結固定しており、そのようなものでは、ガイドコイルの先端が湾曲部側接続管の内周面に固着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図4は、そのような従来の内視鏡の挿入部を示している。湾曲部1の骨組みは、多数の節輪を図示されていないリベットで回動自在に連結して構成されている。11は後端の節輪、12はその外周に被覆された網状管、13はゴム製の外皮チューブである。
【0005】
可撓管2は、巻き方向の異なる二重の螺旋管21の外周に網状管22を被覆して、さらにその外周に可撓性のある合成樹脂製の外皮23を被覆して構成されている。
【0006】
湾曲部1の後端には湾曲部側接続管14が取り付けられ、可撓管2の先端には可撓管側接続管24が取り付けられている。そして、両接続管14,24は部分的に重ね合わされていて、その部分において図示されていないビスによって連結固定されている。
【0007】
湾曲操作ワイヤ15を案内するガイドコイル25は、可撓管2内に全長にわたって挿通配置されていて、その先端部分は、湾曲部側接続管14の内周面に固着されている。
【0008】
しかし、構造上、可撓管2の螺旋管21の内径は湾曲部1の後端の節輪11の内径より小さくなることから、可撓管側接続管24の内径が湾曲部側接続管14の内径より小さくなる。
【0009】
そのため、図4に示されるように、湾曲部側接続管14の内周面と可撓管側接続管24の内周面との段差部分で、そこに沿って配置されているガイドコイル25が変形し、その内部で進退する操作ワイヤ15に作動不良や早期磨耗等が発生する原因になっていた。
【0010】
そこで、ガイドコイルの先端部分を湾曲部の節輪の内周面に固着したものもある(実開平2−118501号)。しかし、湾曲部内では湾曲動作の度に光学繊維束等の内蔵物が曲げられて大きく移動するので、それらが節輪の内周面から内方に突出したガイドコイルの先端部分に引っ掛かって損傷し、内視鏡としての寿命を縮めてしまう。
【0011】
そこで本発明は、湾曲操作ワイヤや他の内蔵物に悪影響を与えることのないようにガイドコイルの先端部分を固定することができる内視鏡の挿入部を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の挿入部は、手元側から操作ワイヤを介して遠隔操作することによって屈曲する湾曲部の後端に湾曲部側接続管を取り付けると共に、上記湾曲部の内径より小さい内径を有する可撓管の先端に可撓管側接続管を取り付けて、上記湾曲部側接続管と上記可撓管側接続管とを連結することによって上記湾曲部と上記可撓管とが連結接続され、上記操作ワイヤを案内するためのガイドコイルの先端部分が上記湾曲部側接続管の内周面に固着された内視鏡の挿入部において、上記ガイドコイルの先端部分が嵌まる溝を、上記湾曲部に近い側ほど中心軸線から遠ざかる向きに斜めに上記湾曲部側接続管の内周面に形成して、その溝に上記ガイドコイルの先端部分を固着し、上記可撓管側接続管の内周面を上記溝の延長線と干渉しないように形成したことを特徴とする。
【0013】
なお、上記可撓管側接続管の内周面が、上記溝の底面の延長線とほぼ平行であって上記溝の底面の延長線より内側に出っ張らないテーパ面に形成されていてもよい。
【0014】
また、上記湾曲部側接続管と上記可撓管側接続管とが、部分的に重ね合わされてその部分においてビスによって固定されていてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図3は内視鏡を示しており、遠隔操作によって屈曲する湾曲部1が可撓管2の先端に連結されていて、対物光学系等を内蔵した先端部本体3が湾曲部1の先端に連結されている。
【0016】
可撓管2の基端(手元側)は操作部4に連結されている。操作部4には、湾曲部1を遠隔操作によって屈曲させるための湾曲操作機構が配置されている。6はその湾曲操作ノブである。
【0017】
湾曲操作ノブ6を回転操作すると、それによって湾曲操作ワイヤ15が進退操作される。操作ワイヤ15は、可撓管2内を通過して、その先端は湾曲部1の先端に連結されている。
【0018】
操作ワイヤ15は、可撓管2内ではガイドコイル25内に進退自在に挿通されている。可撓管2が牽引操作されてもガイドコイル25が移動しないように、ガイドコイル25の先端部分は湾曲部1と可撓管2との接続部に固定され、ガイドコイル25の基端部分は操作部4内の不動部材に固定されている。
【0019】
図1は湾曲部1と可撓管2との接続部を示し、図2はそのII−II断面を示している。
湾曲部1の骨組みは、多数の節輪をリベットで回動自在に連結して構成されている。11はその後端の節輪である。そして、極細のステンレス鋼線等を編組して形成された網状管12がその外周に被覆され、さらにその外周に弾力性のあるゴム製の外皮チューブ13が被覆されている。
【0020】
可撓管2は、ステンレス鋼又は銅合金等の金属製帯材を一定の径で螺旋状に巻いて形成された螺旋管21の外周に、ステンレス鋼細線等を編組して形成された網状管22が被覆され、さらにその外周に可撓性のある合成樹脂製の外皮23が被覆されて構成されている。構造上、可撓管2の螺旋管21の内径は、湾曲部1の後端の節輪11の内径より小さくなっている。
【0021】
なお、螺旋管21は一重でもよいが、必要に応じて巻き方向を交互に変えて二重又は三重に重ね合わせてもよく、合成樹脂外皮23は、押し出し成形、ディッピング又はチューブ被覆等どのような製法によるものであってもよい。
【0022】
湾曲部側接続管14は、その先側半部が節輪11の後端に嵌挿されて半田付け等によって固定されている。一方可撓管側接続管24は、螺旋管21と網状管22の先端部分が後側部分に嵌挿されて、半田付け等によって固定されている。その結果、湾曲部1の中心軸線と可撓管2の中心軸線とが一致し、湾曲部側接続管14の中心軸線と可撓管側接続管24の中心軸線もそれと一致している。
【0023】
湾曲部1の外皮13と可撓管2の外皮23は、可撓管側接続管24の外周面に被せられ、そこで重ね合わされて緊縛、接合されている。そのようにするために、可撓管側接続管24の中間部分は、内外径共に小さく形成されている。
【0024】
湾曲部側接続管14の後側半部は、可撓管側接続管24の先側部分に嵌挿されていて、その位置で、図2に示されるように、湾曲部側接続管14と可撓管側接続管24とがビス27によって連結固定されている。ビス27は3か所に設けられている。
【0025】
なお、図2には、信号ケーブル(又はイメージガイドファイババンドル)31、ライトガイドファイババンドル32、鉗子チャンネル33、送気送水チューブ34、鉗子起上操作ワイヤ35等の内蔵物が図示されているが、図1にはその図示は省略されている。
【0026】
各ガイドコイル25の先端部分は、湾曲部側接続管14の内周面に例えば銀ロー付けによって固着されているが、ガイドコイル25の先端が固着される部分には、ガイドコイル25の先端部分が嵌まる溝16が湾曲部側接続管14に形成されている。
【0027】
その溝16は、湾曲部1に近い側ほど両接続管14,24の中心軸線(即ち、湾曲部1及び可撓管2の中心軸線)から遠ざかる向きに斜めに形成されており、ガイドコイル25はその向きに固着されている。したがってガイドコイル25は、可撓管2側へは、徐々に可撓管2の中心軸線に近づく向きに伸びている。
【0028】
可撓管側接続管24の内周面26は、そのように伸びているガイドコイル25がぶつからないように、溝16の延長部分と干渉しないように形成されている。即ち、この実施の形態においては、可撓管側接続管24の内周面26が、溝16の底面の延長線とほぼ平行であって溝16の底面の延長線より内側に出っ張らないような後方に向かって径が小さくなるテーパ面に形成されている。
【0029】
その結果、ガイドコイル25は、湾曲部側接続管14に固定された先端部分から可撓管2内に向かって、全く変形することなく真っ直ぐに配置されるので、内部を進退する操作ワイヤ15が擦られることなくスムーズに作動する。
【0030】
また、ガイドコイル25は湾曲部1内には全く位置していないので、光学繊維束等の各種内蔵物が湾曲部1の屈曲動作によってガイドコイル25の先端に引っ掛かって損傷するような現象も発生しない。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、湾曲操作ワイヤを案内するガイドコイルの先端部分が嵌まる溝を、湾曲部に近い側ほど中心軸線から遠ざかる向きに斜めに湾曲部側接続管の内周面に形成して、その溝にガイドコイルの先端部分を固着し、可撓管側接続管の内周面を溝の延長部分と干渉しないように形成したことにより、ガイドコイルが、先端固定部分から可撓管内に向かって全く変形することなく真っ直ぐに配置されるので、その内部を進退する操作ワイヤが擦られて引っ掛かったり磨耗したりすることなくスムーズに作動し、ガイドコイルが湾曲部内には全く位置していないので、各種内蔵物が湾曲部屈曲動作によってガイドコイルの先端に引っ掛かって損傷するような現象も発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡の湾曲部と可撓管の接続部分の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の湾曲部と可撓管の接続部分の正面断面図(II−II断面図)である。
【図3】本発明の実施の形態の内視鏡の側面略示図である。
【図4】従来の内視鏡の湾曲部と可撓管の接続部分の側面断面図である。
【符号の説明】
1 湾曲部
2 可撓管
14 湾曲部側接続管
15 湾曲操作ワイヤ
16 溝
24 可撓管側接続管
25 ガイドコイル
26 内周面

Claims (2)

  1. 手元側から操作ワイヤを介して遠隔操作することによって屈曲する湾曲部の後端に湾曲部側接続管を取り付けると共に、上記湾曲部の内径より小さい内径を有する可撓管の先端に可撓管側接続管を取り付けて、上記湾曲部側接続管と上記可撓管側接続管とを連結することによって上記湾曲部と上記可撓管とが連結接続され、上記操作ワイヤを案内するためのガイドコイルの先端部分が上記湾曲部側接続管の内周面に固着された内視鏡の挿入部において、
    上記ガイドコイルの先端部分が嵌まる溝を、上記湾曲部に近い側ほど中心軸線から遠ざかる向きに斜めに上記湾曲部側接続管の内周面に形成して、その溝に上記ガイドコイルの先端部分を固着し、上記可撓管側接続管の内周面を上記溝の延長線と干渉しないように上記溝の底面の延長線とほぼ平行であって上記溝の底面の延長線より内側に出っ張らないテーパ面に形成したことを特徴とする内視鏡の挿入部。
  2. 上記湾曲部側接続管と上記可撓管側接続管とが、部分的に重ね合わされてその部分においてビスによって固定されている請求項1記載の内視鏡の挿入部。
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