JPH072380A - 画像形成装置の用紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙部から送り出す用紙を、垂直な用紙搬送
路に向けて案内する装置において、用紙が湾曲される際
の反力により、リタードローラのニップ圧力が小さくな
ることを防止できるようにする。 【構成】 給紙トレイ１に対して配置する給紙装置２
は、ピックアップローラ３と用紙さばき装置４により構
成する。前記給紙装置の用紙さばき装置４から送り出さ
れる用紙は、ガイド部材１０の案内面１１を通って、垂
直な用紙搬送路１５に向けて案内されるが、その用紙Ｐ
が湾曲されることにより、リタードローラ７を下方に押
し下げる作用が発生する。そこで、本発明においては、
ガイド部材１０の上流部にアーム部材１３を配置し、ガ
イド部材１０が支軸１２を介して揺動された際に、アー
ム部材１３がリタードローラを上方に向けて押圧し、ニ
ップ圧力が低下することを防止できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置の給紙部
に配置する給紙装置に関し、特に、用紙さばき装置の下
流部に配置する用紙搬送路を、急激に湾曲させて構成し
た場合に、用紙さばき装置におけるさばき作用に用紙の
反力が影響しないようにする画像形成装置の用紙搬送装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子写真複写機等のような画像形成装置
においては、給紙部に装着する給紙トレイに対して、用
紙を１枚ずつさばきながら給紙する給紙装置を設けてい
る。前記給紙装置においては、給紙トレイの給紙側端部
に配置するピックアップローラと、前記ピックアップロ
ーラの下流部に配置する用紙さばき装置とから構成され
ており、前記用紙さばき装置において、用紙が重送状態
で送られてきても、用紙搬送路に向けて１枚の用紙のみ
を送り出すことができるようにされる。前述したよう
に、給紙トレイに対して配置する給紙装置は、例えば、
特開平１−３１７９３１号公報等に示されるように構成
されるものが知られている。

【０００３】前記従来例に示されるような給紙装置は、
給紙トレイから送り出される用紙を、略水平状態に配置
された用紙搬送路に沿って画像記録部に向けて搬送する
場合の例を示している。これに対して、小型の電子写真
複写機等の画像形成装置では、給紙トレイから画像転写
部に向けて用紙を送り出すために、長い水平な搬送路を
形成することができない場合がある。前記小型の画像形
成装置では、例えば、図５に示されるように、給紙トレ
イ１に配置する給紙装置２の下流部に配置する用紙搬送
路１５を、上方に向けて急激に湾曲させるような状態に
構成する場合がある。

【０００４】前記図５に示される給紙装置２では、給紙
トレイ１の給紙側先端部に対してピックアップローラ３
を配置し、前記ピックアップローラ３の下流部に用紙さ
ばき装置４を配置している。前記用紙さばき装置４は、
一般の電子写真複写機等に用いられているさばき機構と
同様に、給紙ローラ５とリタードローラ７とを対向させ
て配置し、両ローラの軸に対して、それぞれ駆動手段を
配置して、用紙に対するさばき作用を付与できるように
構成している。また、前記リタードローラ７の軸９を、
リンク部材２０により支持する機構を設け、前記リンク
部材２０を支軸２１により揺動可能に支持するととも
に、リンク部材の他端部にはスプリング２２を配置し
て、前記スプリング２２の力により、リタードローラ７
を給紙ローラ５に向けて押圧するようにしている。そし
て、前記用紙さばき装置４では、上下のローラ部材５、
７の間にニップ圧力Ｆを、スプリング２２とリンク部材
２０により設定し、用紙さばき作用を良好な状態で行い
得るように構成している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】前記図５に示されるよ
うに、給紙トレイに対して給紙装置を配置する場合に、
小型の画像形成装置では、用紙搬送路を略垂直な位置に
配置して、画像転写部に向けて送り出す用紙を、急激に
上方に向けて湾曲させながら搬送することが行われてい
る。ところが、前記図５に示される装置のように、給紙
装置の下流部で用紙搬送路を急激に上方に向けて湾曲さ
せると、用紙Ｐが曲げられる際の反力により、リタード
ローラ７に対して下方に押しさげるような力Ｆａが作用
する。そして、用紙の反力によって、リタードローラに
対して給紙ローラから離間する方向の力が作用する場合
には、用紙さばき装置でのさばき性能に大きな影響が生
じ、ミスフィードが生じやすくなる等の問題が発生す
る。

【０００６】そこで、前述したような問題を解消するた
めに、例えば、実開昭６４−５６４２８号公報や、特開
昭６４−４１３３５号公報等に示されるように、リター
ドローラの押圧力を調整する手段を設け、用紙の反力が
作用する時点で、ニップ圧力を大きく設定することが考
えられる。つまり、前記従来例の場合には、用紙さばき
装置を通った用紙が、所定の距離だけ送り出された状態
で、用紙さばき装置でのニップ圧力を低下させるような
手段を設けている。これに対して、前記従来例の機構を
逆にして用いると、用紙が湾曲される際の反力により、
リタードローラのニップ圧力が低下する状態では、リタ
ードローラに対する付勢手段を用いてニップ圧力を大き
くするような機構になり、用紙さばき作用を良好な状態
に設定できることになる。しかしながら、前記従来例の
ように、ソレノイド等を用いてニップ圧力を変化させる
機構を用いる場合には、それ等のニップ圧力を制御する
機構を組み込むために、装置の構成が大きくなるという
問題が発生し、ソレノイドに対する制御のための機構を
組み込むことも必要となるので、装置の製造コストにも
影響が生じる。

【０００７】前述したような問題の他に、前記図５に示
されるような給紙装置において、厚紙を給紙する場合に
は、その厚紙が急激に湾曲されると、リタードローラを
押し下げる力が比較的大きく作用し、用紙さばき作用に
支障が生じることがある。例えば、はがきのような腰の
強い用紙類の場合には、リタードローラに加えられる反
力Ｆａは、非常に大きな力となるので、その反力に対抗
するためには、スプリングによる押圧力Ｆを大きな値に
設定することが必要となる。ところが、スプリングを強
力なもので構成し、用紙さばき装置におけるニップ圧力
を大きな値に設定した場合には、給紙不良等の問題が発
生する。また、前記特開平１−３１７９３１号公報等に
示されるように、給紙トレイから送り出す用紙の位置
を、用紙さばき装置のローラでのニップ位置よりも下側
に配置した場合には、厚紙がリタードローラを下方に押
し下げる力が大きくなり、給紙不良が発生する度合いが
多くなるという問題がある。

【０００８】

【発明の目的】本発明は、前述したような従来の給紙装
置の問題を解消するもので、特に、給紙装置の下流部
に、急激に上方に向けて湾曲する用紙搬送路を配置した
場合に、用紙の反力により、リタードローラが押し下げ
られることを防止し、ニップ圧力を一定の値に維持でき
る装置を提供することを第１の目的とし、厚紙等に対し
ては、給紙トレイの給紙位置を用紙さばき装置のニップ
位置よりも高い位置に設定できるように、給紙トレイか
らの給紙位置を調整可能な装置を提供することを第２の
目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段および作用】本発明は、給
紙トレイの給紙部に配置するピックアップローラと、前
記ピックアップローラの下流部に配置する用紙さばき装
置から給紙装置を構成し、前記用紙さばき装置の下流部
に配置する用紙搬送路を、上向きに急激に湾曲させて構
成した装置に関する。本発明においては、前記用紙さば
き装置の下流部に、用紙を上向きに案内するガイド部材
を配置し、前記ガイド部材を水平な支軸を介して揺動可
能に設けるとともに、前記ガイド部材の上流側にアーム
部材を突出させて配置し、用紙さばき装置のリタードロ
ーラを、前記アーム部材により給紙ローラに向けて付勢
する手段を構成している。また、本発明においては、前
記給紙トレイの用紙送り出し位置を、用紙さばき装置の
ニップ位置に対して高さを調整可能な支持手段を介して
設け、用紙の腰の強さに対応させて、給紙トレイの給紙
位置を変化させる機構を設けることもできる。

【００１０】前述したように構成したことにより、本発
明において、用紙搬送路の湾曲部に配置するガイド部材
を、リタードローラに対して押し上げる作用を行う場合
には、用紙の腰の強さによりガイド部材が揺動される
と、前記ガイド部材の揺動によりリタードローラを給紙
ローラに向けて押圧する作用を付与することになる。し
たがって、用紙の反力が加えられても、用紙さばき装置
におけるさばき力が低下することが防止され、給紙不良
等が生じることがなくなる。また、給紙トレイからの給
紙位置を変化させる手段を設ける場合には、給紙トレイ
の支持機構に若干の追加的な機構を付与するのみである
から、給紙部の機構が複雑になることがない。そして、
用紙の送り出し位置を、給紙ローラの側に設定する場合
には、腰の強い用紙を給紙する場合に、リタードローラ
に対して押し下げるような反力が生じないので、他の付
属手段を設けなくても、用紙さばき装置の性能を良好に
発揮させることができる。

【００１１】

【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の用紙搬送装置を説明する。図１に示される例
は、前記図５の従来例と同様に、給紙トレイ１の給紙部
にピックアップローラ３を配置し、その下流部に給紙ロ
ーラ５とリタードローラ７を組み合わせた用紙さばき装
置４を配置している。また、前記用紙さばき装置の下流
部には、用紙を急激に上方に向けて湾曲させる状態で案
内するために、ガイド部材１０を配置して、垂直に配置
する用紙搬送路１５に向けて用紙を案内する機構を構成
している。

【００１２】前記用紙さばき装置４の給紙ローラ５は、
駆動軸６が給紙部の固定位置に保持されて、ローラ部材
を給紙方向に駆動する。前記給紙ローラ５に対向して配
置するリタードローラ７は、駆動軸９との間にトルクリ
ミッター８を配置し、前記駆動軸９を、給紙ローラの軸
６と同方向に駆動する機構を配置しており、前記駆動軸
９に対して、図示を省略する付勢手段を配置して、用紙
さばき装置の両ローラの間でのニップ圧力を設定できる
ように構成している。そして、前記リタードローラに対
してトルクリミッターを配置することにより、フリクシ
ョンリタード方式の用紙さばき装置において、用紙が重
送状態で用紙さばき装置のニップ部に挿入された場合に
は、さばき作用を発揮するが、用紙が１枚だけニップ部
に入った状態では、リタードローラが逆転されずに、給
紙ローラによる用紙の送り出し作用に支障を与えないよ
うになる。

【００１３】前記用紙さばき装置４の下流部に配置する
ガイド部材１０は、図１、２に示されるように、円弧状
の案内面１１を設けており、前記案内面１１を介して、
垂直に配置する用紙搬送路１５に向けて用紙を案内す
る。前記ガイド部材１０は、用紙搬送路のフレーム１６
に設けた支軸１２を介して揺動可能に設けており、案内
面１１が用紙Ｐにより押圧されると、支軸１２を介して
ガイド部材１０を反時計方向に揺動させるようにする。
また、前記ガイド部材１０には、用紙さばき装置の側に
向けてアーム部材１３、１３ａを突出させて設け、前記
アーム部材１３……の先端部をリタードローラ７の軸９
の下部にまで突出させることにより、ガイド部材１０が
揺動された際に、リタードローラ７の軸９を上側に向け
て押圧する作用を行うようにされる。

【００１４】本発明の装置において、給紙トレイから給
紙される用紙の先端部が、ガイド部材１０の案内面１１
に衝突して上方に湾曲される際に、軸１２を介してガイ
ド部材を揺動させる作用を行う。また、前記ガイド部材
を揺動させる作用とともに、用紙が上方に湾曲されるこ
とに対応して、用紙がリタードローラ７を下方に向けて
押し下げるような作用が生じる。しかし、本発明の装置
では、前記ガイド部材１０が反時計方向に揺動される
と、ガイド部材の上流側に設けたアーム１３が、リター
ドローラ７の軸９を押し上げる作用を発揮するので、用
紙の腰の強さにより、リタードローラを押し下げる力に
対抗して、アーム部材によりリタードローラを押し上げ
る力が作用する。したがって、前記図１に示されるよう
に、ガイド部材を揺動可能に構成した装置では、給紙装
置から送り出される用紙が、ガイド部材の案内面１１を
介して急激に上方に湾曲される状態に案内する機構を設
けた場合にも、用紙さばき装置におけるさばき性能を良
好な状態で発揮させることができる。

【００１５】前記図１に示される用紙搬送装置の他に、
本発明においては、図３、図４に示されるような用紙搬
送装置を構成することができる。この実施例に示される
装置では、給紙トレイ１の給紙位置を、用紙さばき装置
のニップ位置よりも間隔Ｈだけ上方に配置し、ピックア
ップローラ３により送り出される用紙Ｐの先端部が給紙
ローラ５の表面に当たってから、前記給紙ローラの回転
にしたがって、用紙さばき装置のニップ位置に突入する
ように構成される。前記給紙装置２に対応させて配置す
る給紙トレイ１では、図示されるように、ピックアップ
ローラ３が用紙を押圧して送り出す位置を、高い位置に
設定している。

【００１６】また、前記給紙トレイに対して、はがきの
ような特殊な用紙類を収容する際にのみ、給紙部のトレ
イ支持部材の位置を変化させる機構を設けることもでき
る。前記給紙トレイに対して配置する給紙装置では、ピ
ックアップローラ３を図１の場合よりも上側で作用する
状態に、その制御機構を設定し、給紙の動作を行わせる
ようにする。さらに、用紙さばき装置の下流部に配置す
るガイド部材１０では、前記図１の装置のように、上流
側にアーム部材を突出させて、リタードローラを上昇さ
せる作用を行う機構を設けることもできる。

【００１７】前述したように構成される用紙搬送装置に
おいて、厚紙を給紙トレイから給紙する際には、図４に
示されるように、給紙トレイ１からピックアップローラ
３により送り出される用紙Ｐの先端部は、給紙ローラ５
の表面に沿って下方に案内され、用紙さばき装置のニッ
プ位置に入るようにされる。また、用紙さばき装置のニ
ップ位置から送り出される用紙は、ガイド部材１０の案
内面１１の曲面に沿って、急激に湾曲されながら、垂直
の用紙搬送路１５に向けて案内される。その際に、用紙
Ｐは図４に実線で示されるような状態に湾曲されるが、
前記用紙の通る曲線は、給紙トレイの用紙送り出し位置
と、垂直な用紙搬送路とを結ぶ半径Ｒの曲線（鎖線で示
す）に対して、大きく下方に湾曲される曲線となる。

【００１８】したがって、前記図４に示されるように、
用紙さばき装置を通って垂直な用紙搬送路に向けて案内
される用紙は、リタードローラ７を下方に向けて押し下
げる作用を発揮せずに、給紙ローラ５を上側に向けて押
圧する力のみを加える状態となる。そして、前記図３に
示されるような構成を有する用紙搬送装置では、固定軸
に配置する給紙ローラ５に対してのみ、上向きの押圧力
を加えるので、用紙さばき装置のリタードローラ７に対
しては、ニップ圧力を低下させるような作用を加えるこ
とがない。

【００１９】前記図３に示される用紙案内機構では、ガ
イド部材を固定位置に配置した場合でも、ガイド部材の
案内面に沿って湾曲方向に案内される用紙の反力は、リ
タードローラを押し下げることはないものとなる。ま
た、前記図３に示されるガイド部材を図１のように、リ
タードローラを下から押し上げるようなアーム部材を設
けたもので構成する場合には、ガイド部材の案内面を用
紙が案内される際に、用紙さばき装置に対する影響が発
生しても、用紙さばき作用に支障が生じないようにする
ことができる。そして、用紙を送り出す位置を用紙さば
き装置のニップ位置よりも上方に配置する手段と、用紙
を湾曲させる際の反力が、給紙ローラを上方に押し上げ
る作用を発揮する状態で配置することによって、用紙の
案内作用と、さばき作用とを良好な状態で発揮させるこ
とが可能になる。

【００２０】また、前記図３に示されるように、給紙ト
レイ１からの給紙位置を高い位置に設定する場合には、
給紙部に装着するトレイの位置を、通常の給紙トレイの
場合よりも高い位置に収容可能に、トレイの支持部材を
配置することができる。その場合には、電子写真複写機
の給紙部のトレイ装着位置に対して、スペーサ等を配置
し、給紙トレイの装着位置を上げる方式を用いることが
できる。その他に、給紙部のトレイ支持部材を上下動可
能に設けて、用紙の種類に応じて、給紙トレイを支持す
る高さを変化させるような手段を用いることもできる。

【００２１】

【発明の効果】本発明の画像形成装置の用紙搬送装置
は、前述したように構成したものであるから、用紙搬送
路の湾曲部に配置するガイド部材を、リタードローラに
対して押し上げる作用を行う場合には、用紙の腰の強さ
によりガイド部材が揺動されると、前記ガイド部材の揺
動によりリタードローラを給紙ローラに向けて押圧する
作用を付与することになる。したがって、用紙の反力が
加えられても、用紙さばき装置におけるさばき作用が変
化することが防止され、給紙不良等が生じることを防止
できる。また、給紙トレイからの給紙位置を変化させる
手段を設ける場合には、給紙トレイの支持機構に若干の
追加的な機構を付与するのみであるから、給紙部の機構
が複雑になることがない。そして、用紙の送り出し位置
を、給紙ローラの側に設定する場合には、腰の強い用紙
を給紙する場合に、リタードローラに対して押し下げる
ような反力が生じないので、他の付属手段を設けなくて
も、用紙さばき装置の性能を良好に発揮させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の用紙搬送装置の構成を示す側面図で
ある。

【図２】 図１の装置の平面図である。

【図３】 本発明の用紙搬送装置の構成を示す側面図で
ある。

【図４】 図３の装置により搬送される用紙の状態を示
す説明図である。

【図５】 一般的な用紙搬送装置の側面図である。

【符号の説明】

１ 給紙トレイ、 ２ 給紙装置、 ３ ピック
アップローラ、４ 用紙さばき装置、 ５ 給紙ロ
ーラ、 ７ リタードローラ、９ 駆動軸、 １０
ガイド部材、 １１ 案内面、 １２ 支軸、
１３ アーム部材、 １５ 用紙搬送路、 ２０
リンク部材。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 給紙トレイの給紙部に配置するピックア
   ップローラと、前記ピックアップローラの下流部に配置
   する用紙さばき装置から給紙装置を構成し、 前記用紙さばき装置の下流部に配置する用紙搬送路を、
   上向きに急激に湾曲させて構成した装置において、 前記用紙さばき装置の下流部に、用紙を上向きに案内す
   るガイド部材を配置し、前記ガイド部材を水平な支軸を
   介して揺動可能に設けるとともに、 前記ガイド部材の上流側にアーム部材を突出させて配置
   し、 用紙さばき装置のリタードローラを、前記アーム部材に
   より給紙ローラに向けて付勢する手段を構成することを
   特徴とする画像形成装置の用紙搬送装置。
2. 【請求項２】 給紙トレイの給紙部に配置するピックア
   ップローラと、前記ピックアップローラの下流部に配置
   する用紙さばき装置から給紙装置を構成し、 前記用紙さばき装置の下流部に配置する用紙搬送路を、
   上向きに急激に湾曲させて構成した装置において、 前記給紙トレイの用紙送り出し位置を、用紙さばき装置
   のニップ位置に対して高さを調整可能な支持手段を介し
   て設け、 用紙の腰の強さに対応させて、給紙トレイの給紙位置を
   変化させる機構を設けることを特徴とする画像形成装置
   の用紙搬送装置。