JPH07237783A - 電子写真記録装置 - Google Patents

電子写真記録装置

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JPH07237783A
JPH07237783A JP6032257A JP3225794A JPH07237783A JP H07237783 A JPH07237783 A JP H07237783A JP 6032257 A JP6032257 A JP 6032257A JP 3225794 A JP3225794 A JP 3225794A JP H07237783 A JPH07237783 A JP H07237783A
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JP
Japan
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sheet
paper
unit
fixing
toner
Prior art date
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JP6032257A
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English (en)
Inventor
Shunichi Ito
俊一 伊藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電後の再電源投入時のヒータ異常過熱発生
時の発煙可能性を小さくするとともに、強制中断発生時
の用紙除去に伴う不具合を除去する電子写真記録装置を
提供する。 【構成】 定着部6近傍の用紙2を検出する用紙通過セ
ンサ23および排紙センサ24を設け、電源投入時に用
紙通過センサ23および排紙センサ24により定着部6
近傍に用紙2を検出した場合に、用紙2を排出すべくメ
インモータを一定時間駆動し、一定時間経過後も用紙2
が排出されない場合は用紙ジャムと判定するCPUとを
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プリンタや電
子写真複写機等の電子写真記録装置に関し、特に熱定着
器を備えた電子写真記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真記録装置においては、電
子写真方式により用紙にトナー画像を転写し、熱定着器
により用紙にトナーを定着させて装置外に排出してい
る。このような電子写真記録装置では、電源投入時のイ
ニシャル処理およびその後の所定のタイミングで行う自
己診断処理において、装置の異常状態をチェックする。
異常状態が検出されると、モータや熱定着器のヒータ等
のアクチュエータを強制的にオフさせている。イニシャ
ル処理においては、制御部内のROMのハッシュトータ
ルチェックや、同じく制御部内のRAMのライトアフタ
ーリードチェック、あるいは用紙の搬送状態のチェック
を行う。また、自己診断処理としては、制御部内のCP
Uバス系のエラー検出、熱定着器の温度センサの異常検
出や、同じく熱定着内のファンモータの回転異常検出等
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の電子写真記録装置においては、電源投入時に装置内の
用紙搬送路に用紙を検出した場合には直ちに用紙ジャム
と判定している。したがって、装置の動作中に商用電源
への落雷等により瞬断や停電が発生し、落雷時の雷サー
ジにより熱定着器のヒータを制御する部品が破壊された
場合、再電源投入時にヒータが異常過熱し、熱定着器に
入り込んでいた用紙が、ヒータへの通電が強制的にオフ
されるまでの間に、変色したり、最悪の場合には発煙し
たりする可能性があった。
【0004】また、瞬断や停電が発生した場合、あるい
はACコンセントや電源スイッチの不意の強制オン/オ
フが発生した場合に、搬送路に用紙があると、再通電時
に、実際にはジャムではないのに用紙ジャムと判定され
る。そうした場合、操作者が装置のカバーを開けて用紙
を取り除かなければならず、また用紙を取除く際、未定
着トナーが操作者の手に付着するという問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、用紙上にトナーを転写した後定着部により
トナーを用紙に定着させ、搬送手段により装置外に排出
する電子写真記録装置において、前記定着部近傍の用紙
を検出する検出手段と、電源投入時に前記検出手段によ
り定着部近傍に用紙を検出した場合に、用紙を排出すべ
く前記搬送手段を一定時間駆動し、一定時間経過後も用
紙が排出されない場合は用紙ジャムと判定する制御手段
とを設けたものである。
【0006】前記定着部を熱定着部とし、電源投入時に
前記検出手段により定着部近傍に用紙を検出した場合
に、前記搬送手段を一定時間駆動する前に、前記制御手
段が前記定着部を所定温度にするようにしてもよい。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、瞬断や停電
が発生し、再電源投入された場合、検出手段により定着
部近傍に用紙が検出されると、制御手段が、用紙を排出
するように搬送手段を駆動する。これにより、定着部近
傍の用紙は装置外に排出される。搬送手段を駆動してか
ら一定時間経過しても用紙が排出されない場合は、制御
手段は用紙ジャムと判定する。
【0008】また前記定着部が熱定着部であり、前記検
出手段により定着部近傍に用紙を検出した場合、定着部
を所定温度にしてから制御手段が搬送手段を駆動して用
紙を排出するようにする。このようにすることにより、
トナーが定着されてから用紙が排出される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面にしたがっ
て説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号
を付す。図1は本発明に係る第1実施例の電子写真プリ
ンタを示す説明図、図2は第1実施例の電子写真プリン
タの制御ブロック図である。
【0010】図1において、電子写真プリンタ1には、
用紙2を収納する用紙トレイ3、用紙2が搬送される搬
送路4、トナー画像を形成する画像形成部5、トナー画
像を用紙2に定着する定着装置6および排出される用紙
2を集積する排紙スタッカ7がそれぞれ設けられてい
る。
【0011】用紙トレイ3の上部には、用紙2を繰り出
すホッピングローラ8が設けられ、また搬送路4上に
は、レジストローラ9、排紙ローラ10が設けられてい
る。画像形成部5は、表面に静電潜像が形成されトナー
が付着される感光ドラム11、感光ドラム11表面を帯
電する帯電器12、印字データに応じて感光ドラム11
表面に光を照射する露光ヘッド13、現像を行う現像装
置14、感光ドラム11表面上のトナーを用紙2に転写
する転写ローラ15および感光ドラム11表面上の残留
トナーを除去するクリーニング装置16とにより構成さ
れる。
【0012】定着装置6は、加熱してトナーを用紙2に
定着させるヒートローラ17と用紙2をヒートローラ1
7に圧接させるバックアップローラ18とにより構成さ
れ、ヒートローラ17の周囲には、ヒートローラ17の
温度を検出する温度センサ19と、ヒートローラ17の
異常過熱を防止するためのサーモスタット20が設けら
れている。
【0013】用紙トレイ3の上部には、用紙トレイ3内
の用紙2を検出する給紙センサ21が配置されている。
また搬送路4に沿って、この搬送路4を通過する用紙2
を検出するセンサが設けられている。即ち、レジストロ
ーラ9の右側に用紙吸入口センサ22、レジストローラ
9と転写ローラ15の間に用紙通過センサ23および定
着装置6と排紙ローラ10の間に排紙センサ24がそれ
ぞれ設けられている。用紙通過センサ23と排紙センサ
24により、用紙2が定着装置6の近傍にあるかどうか
が検出できるようになっている。
【0014】なおプリンタ1の上部には、カバー1aが
開閉可能に設けられ、用紙ジャムが発生した場合等に、
開閉できるようになっている。
【0015】図2において、マイクロプロセッサ(CP
U)31は本実施例の電子写真プリンタ1の動作全体を
制御する。CPU31には、タイミング発生用のタイマ
32、プログラムおよび文字記号等のパターンデータを
格納するリードオンリメモリ(ROM)33、図示しな
いホスト装置からの受信データ等を一時的に記憶するラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)34および入出力制御
を行うI/Oポート/ドライバ35がバスライン36を
介して接続されている。
【0016】I/Oポート/ドライバ35には、インタ
フェース回路37、操作部38、メインモータ39、用
紙送りモータ40、ヒータ部41、露光ヘッド13、冷
却用ファンモータ42がそれぞれ接続されている。イン
タフェース回路37には図示しないホスト装置が接続さ
れている。操作部38は装置を動作させるための操作を
行う。メインモータ39は、画像形成部5を駆動すると
ともに定着装置6および排紙ローラ10を駆動する。用
紙送りモータ40は、ホッピングローラ8、レジストロ
ーラ9を駆動し、搬送路4上に用紙2を搬送させる。ヒ
ータ部41は、ヒートローラ17の内部にあり、通電さ
れると発熱するヒータ43、ヒータ43のオン/オフコ
ントロール用のトライアック44、サーモスタット45
および交流電源46とにより構成され、ヒートローラ1
7を発熱させる。冷却用モータ42は、図示しないファ
ンを回転して装置1内を冷却する。
【0017】I/Oポート/ドライバ35にはまた、上
述したセンサ群が接続されている。即ち、給紙センサ2
1、用紙吸入口センサ22、用紙通過センサ23、排紙
センサ24、温度センサ19がそれぞれ接続され、さら
にカバー開閉センサ47が接続されている。カバー開閉
センサ47は、装置1のカバー1aの開動作および閉動
作を検出する。
【0018】次に本実施例の動作を説明する。まず通常
印字動作および印字中のジャム検出動作について説明す
る。
【0019】CPU31はROM33に格納されている
プログラムにより、用紙トレイ3に用紙2が収納されて
いることを給紙センサ21により確認して、インタフェ
ース回路37を介してホスト装置から印字データを受信
すると、まず温度センサ19によりヒートローラ17が
使用可能な温度範囲かどうかチェックし、この温度範囲
になければヒータ43を点灯してヒートローラ17を使
用可能な温度になるまで加熱する。
【0020】次にCPU31はメインモータ39を回転
し、図示しない帯電ローラ、現像装置14内の現像ロー
ラ14a、感光ドラム11、転写ローラ15、ヒートロ
ーラ17、バックアップローラ18および排紙ローラ1
0を駆動する。同時に、図示しない帯電用高圧電源をオ
ンにして、帯電ローラ、現像ローラ14aを帯電させ
る。
【0021】またCPU31は、用紙送りモータ42を
駆動してホッピングローラ8を回転し、用紙トレイ3か
ら用紙送りを開始する。用紙送りモータ42は正逆回転
可能であり、正回転することによりレジストローラ9を
矢印方向に回転し、逆回転することによりホッピングロ
ーラ8を矢印方向に回転する。用紙送りは、用紙吸入口
センサ22で検出されるまで行う。続いて用紙送りモー
タ42を正回転し、レジストローラ9を駆動して、用紙
2を画像形成部5へ搬送する。
【0022】CPU31は、送り出された用紙2が印字
可能ポイントに到達した時点で、露光ヘッド13を点灯
させ、帯電器12により一様にマイナス電位に帯電され
た感光ドラム11表面に印字画像に対応した静電潜像を
形成する。そしてこの静電潜像に、マイナス電位に帯電
した現像装置14内のトナーが吸引され、トナー画像が
形成される。その後トナー画像は、感光ドラム11の回
転により転写位置に移動する。一方、転写ローラ15は
転写用高圧電源によりプラス電位に帯電され、感光ドラ
ム11上のトナー画像は、感光ドラム11と転写ローラ
15の間を搬送する用紙2に転写される。
【0023】トナー画像が転写された用紙2は、定着装
置6に搬送され、ヒートローラ17とバックアップロー
ラ18の間に挟まれ、ヒートローラ17の熱とバックア
ップローラ18の押圧力でトナー画像が用紙2に定着さ
れる。定着後、用紙2はさらに搬送され、排紙センサ2
4を通過して排紙ローラ10により排紙スタッカ7上に
排出される。
【0024】以上により印字が終了し、定着後の用紙2
の終端が排紙センサ24を通過した時点で、高圧電源を
オフにするとともにメインモータ39の回転を停止す
る。なお、冷却用ファンモータ42は、プリンタ1の内
部温度の上昇を抑えるために、電源投入時から回転制御
されている。
【0025】次に本実施例における印字中の用紙ジャム
の検出動作を説明する。印字動作中にCPU31は、用
紙トレイ3から用紙2の送りが開始された時点から、タ
イマ32がカウントを開始し、用紙吸入口センサ22、
用紙通過センサ23および排紙センサ24のそれぞれの
位置に対応した所定時間経過しても、それぞれのセンサ
22、23、24で用紙2を検出しなかった場合、用紙
ジャムと判断する。また用紙2のサイズに対応した所定
時間が経過した後も、用紙2を検出しなかった場合も、
用紙ジャムと判断する。用紙ジャムと判断すると、CP
U31は、操作部38の図示しない表示部にジャム表示
をして、ジャム検出時処理を行う。
【0026】ジャム検出時処理は次のように行う。即
ち、用紙吸入口センサ22、用紙通過センサ23および
排紙センサ24の検出状態に対応して、例えば検出した
センサがどれかによりジャム位置を表示し、用紙ジャム
の発生をCPU31に記憶する。また定着装置6のヒー
タ44をオフし、カバー開閉センサ47からのカバー開
検知を待ち、カバー開検知したらカバー閉検知を待っ
て、後述するカバー開閉検知時処理を行う。
【0027】次に本発明の特徴である電源投入時のイニ
シャル処理におけるジャム検出動作を図3に示すフロー
チャートにしたがって説明する。図3は第1実施例のイ
ニシャル処理を示すフローチャートである。
【0028】図示しないパワーオンリセット信号が解除
されると、CPU31は、ROM33のリセットベクタ
ー番地から順にプログラムをフェッチし、イニシャル処
理のルーチンを実行する。このルーチンではまず、自己
診断処理Iで、ROM33の内容のハッシュトータルチ
ェック処理およびRAM34のライトアフターリードチ
ェック処理を行い(ステップ1)、異常を検出したなら
ば(ステップ2)、自己診断異常検出時処理へ進む(ス
テップ3)。ROM33、RAM34のチェックが正常
であるならば、次に自己診断処理IIへ進む。
【0029】自己診断処理IIでは、まず定着装置6の
温度センサ19の異常検出処理を行い(ステップ4)、
異常を検出した場合には(ステップ5)、自己診断異常
検出時処理へ進む(ステップ3)。正常と判定した場合
には、次に冷却用ファンの回転異常検出処理を行う(ス
テップ6)。異常を検出した場合には(ステップ7)、
自己診断異常検出時処理へ進む(ステップ3)。正常で
ある場合には、次にジャム検出処理Iに進む。
【0030】ジャム検出処理Iにおいて、まず用紙吸入
口センサ22上に用紙2があって、しかも用紙通過セン
サ23上にも排紙センサ24上にも用紙2がないかどう
かチェックし(ステップ8)、用紙吸入口センサ22上
にのみ用紙2があれば、ジャム検出時処理へ進む(ステ
ップ9)。
【0031】ステップ8が「ノー」である場合には、次
に用紙通過センサ23または排紙センサ24上に用紙2
があるかどうかをチェックする(ステップ10)。この
ステップは、定着装置6のヒートローラ17とバックア
ップローラ18の間に用紙2がある可能性があるかどう
かをチェックするもので、「イエス」ならば用紙2がヒ
ートローラ17とバックアップローラ18の間にある可
能性が高く、この場合にはメインモータ39をオンして
用紙2を排出する(ステップ11)。メインモータ39
のオン時間は、装置1で使用する最大長さの用紙2を排
出するのに充分な所定の時間に設定され、この所定時間
経過後に(ステップ12)、メインモータ39をオフす
る(ステップ13)。
【0032】次に、用紙吸入口センサ22、用紙通過セ
ンサ23または排紙センサ24上に用紙2があるかどう
かチェックする(ステップ14)。これは、ステップ1
1、12の用紙排出動作により用紙2が排出されたかど
うかをチェックするもので、排出されていなければステ
ップ9へ進んでジャム検出時処理を行う。用紙2が排出
されていれば、次処理へ進む。なおステップ9のジャム
検出時処理は前述しているので説明は省略する。
【0033】以上のように本実施例では、電源投入時に
用紙2が定着装置6のヒートローラ17の下にある可能
性のある場合には、強制的に用紙排出動作を行うので、
落雷等による瞬断や停電が発生してヒータ部41のトラ
イアック44が破壊されて、再通電時のヒータ部41の
異常過熱による用紙2の変色や発煙の可能性が小さくな
る。
【0034】ジャム検出時処理において、操作部38の
図示しない表示部にジャム表示を行い、ジャム用紙2が
除去されるのを待つ。ジャム用紙2は、プリンタ1のカ
バー1aを開けることにより除去される。カバー1aの
開閉は、カバー開閉センサ47により検知される。
【0035】次に第1実施例のカバー開閉検知時処理に
ついて図4のフローチャートにしたがって説明する。図
4は第1実施例のカバー開閉検知時処理を示すフローチ
ャートである。
【0036】図4に示すように、カバー開閉検知時処理
においては、ジャム検出処理IIを行う。この処理は、
プリンタ1のカバー1aが一旦開けられ、その後閉じら
れたことをカバー開閉センサ47により確認した後行わ
れる。まず、用紙吸入口センサ22上に用紙2があるか
どうかチェックし(ステップ21)、用紙2がある場合
にはジャム検出時処理を行う(ステップ22)。
【0037】ステップ21が「ノー」である場合には、
次に用紙通過センサ23または排紙センサ24上に用紙
2があるかどうかをチェックする(ステップ23)。こ
のステップは、定着装置6のヒートローラ17とバック
アップローラ18の間に用紙2がある可能性があるかど
うかをチェックするもので、「イエス」ならば用紙2が
ヒートローラ17とバックアップローラ18の間にある
可能性が高く、この場合にはカバー1aの開閉前の印字
中にジャムを検出していたかどうかをチェックする(ス
テップ24)。具体的には、前述したジャム検出時処理
において記憶したジャムの発生をチェックすることによ
り行う。カバー1aの開閉前にジャムを検出していた場
合には、ステップ22へ進み、ジャム検出時処理を行
う。
【0038】カバー1a開閉前にジャムを検出していな
い場合には、メインモータ39をオンして用紙2を排出
する(ステップ25)。メインモータ39のオン時間
は、装置1で使用する最大長さの用紙2を排出するのに
充分な所定の時間に設定され、この所定時間経過後に
(ステップ26)、メインモータ39をオフする(ステ
ップ27)。
【0039】次に、用紙吸入口センサ22、用紙通過セ
ンサ23または排紙センサ24上に用紙2があるかどう
かチェックする(ステップ28)。これは、ステップ2
5、26の用紙排出動作により用紙2が排出されたかど
うかをチェックするもので、排出されていなければステ
ップ9へ進んでジャム検出時処理を行う。用紙2が排出
されていれば、次処理へ進む。
【0040】次に本発明の第2実施例について説明す
る。まず第2実施例のイニシャル処理について図5のフ
ローチャートにしたがって説明する。図5は第2実施例
のイニシャル処理を示すフローチャートである。
【0041】図5において、第2実施例のイニシャル処
理は、第1実施例のイニシャル処理と同様に、まず自己
診断処理I、自己診断処理IIを行う。両方の自己診断
処理において異常が検出された場合は、自己診断異常検
出時処理へ進む(ステップ30)。正常と判断された場
合には、定着装置6のヒートローラ17が所定範囲の温
度になっているかどうかをチェックする(ステップ3
1)。この場合の所定温度範囲は、トナーの定着ができ
る温度の範囲である。この所定温度範囲にない場合に
は、ヒータ部41のヒータ43を点灯する(ステップ3
2)。そして所定時間経過するのを待って(ステップ3
3)、ジャム検出処理Iへ進む。ステップ33の所定時
間は、ヒートローラ17がトナーを定着できる温度にな
るのに充分な時間に設定される。ヒートローラ17の制
御の仕方としては、温度センサ19によりヒートローラ
17の温度を検知して行っても良い。
【0042】ヒートローラ17が充分な温度になると、
次にジャム検出処理Iへ進み、図3に示すステップ8か
らステップ14までの処理を行う。この時、用紙2が、
用紙吸入口センサ22上になくて、用紙通過センサ23
または排紙センサ24上にある場合は、メインモータ3
9をオンして用紙2の排出処理を行うが、ヒートローラ
17が定着に充分な温度になっているので、未定着のト
ナーは用紙2上に定着されてから排出される。
【0043】またジャム検出処理Iにおいて、用紙吸入
口センサ22上にのみ用紙2があるか、または排出処理
後3つのセンサ22、23、24の何れかの上にもある
場合は、ジャムと判定してステップ34へ進み、ジャム
検出時処理を行う。
【0044】図6は第2実施例のカバー開閉検知時処理
を示すフローチャートであり、次にカバー開閉検知時処
理について説明する。第2実施例のカバー開閉検知時処
理は、まず定着装置6のヒートローラ17が所定範囲の
温度になっているかどうかをチェックする(ステップ4
1)。この場合の所定温度範囲は、トナーの定着ができ
る温度の範囲である。この所定温度範囲にない場合に
は、ヒータ部41のヒータ43を点灯する(ステップ4
2)。そして所定時間経過するのを待って(ステップ4
3)、ジャム検出処理IIへ進む。ステップ43の所定
時間は、図5の場合と同様に、ヒートローラ17がトナ
ーを定着できる温度になるのに充分な時間に設定され
る。
【0045】ヒートローラ17が充分な温度になると、
次にジャム検出処理IIへ進み、図4に示すステップ2
1からステップ28までの処理を行う。この時、用紙2
が、用紙吸入口センサ22上になくて、用紙通過センサ
23または排紙センサ24上にあり、かつその用紙2が
カバー開前に検出していたものでない場合は、メインモ
ータ39をオンして用紙2の排出処理を行うが、ヒート
ローラ17が定着に充分な温度になっているので、未定
着のトナーは用紙2上に定着されてから排出される。
【0046】またジャム検出処理IIにおいては、用紙
吸入口センサ22上にのみ用紙2がある場合、用紙通過
センサ23、排紙センサ24上にあって、その用紙2が
カバー開前に検出されていた場合、または排出処理後3
つのセンサ22、23、24の何れかの上にもある場合
は、ジャムと判定してステップ44へ進み、ジャム検出
時処理を行う。
【0047】以上のように第2実施例によれば、イニシ
ャル処理またはカバー開閉検知時処理において、ヒート
ローラ17を使用可能な温度にしてから、定着装置の近
傍に検知した用紙をこの定着装置を通して排出するの
で、排出時には用紙2上のトナーは定着され、これを除
去する操作者の手を汚すことは少なくなる。
【0048】図7は第1、第2実施例の自己診断異常検
出時処理を示すフローチャートであり、次に自己診断異
常検出時処理について説明する。自己診断異常検出時処
理は、図3に示すように、ROM/RAMチェック処
理、温度センサ異常検出処理またはファンモータ回転異
常検出処理において、異常と判定された場合に行う。
【0049】まず、用紙通過センサ23または排紙セン
サ24上に用紙2があるかどうかチェックし(ステップ
51)、用紙2が検知されたならば、メインモータ39
をオンにし(ステップ52)、排出処理を行う。この
時、メインモータ39のオン時間は、装置1で使用する
最大長さの用紙2を排出するのに充分な所定の時間に設
定され、この所定時間経過後に(ステップ53)、また
用紙通過センサ23または排紙センサ24上に用紙2を
検知しなかった場合、メインモータ39をオフする(ス
テップ54)。このとき同時に、用紙送りモータ40お
よびヒータ43をオフする(ステップ54)。次に操作
部38の図示しない表示部に該当する復旧不可能エラー
表示を行い(ステップ55)、処理を終了する。
【0050】この自己診断異常検出時処理は、前記第
1、第2実施例において行う必要はないが、この処理を
行うことにより、自己診断処理I、IIにおいても用紙
2を強制的に排出することができる。
【0051】本発明は前記各実施例に限定されるもので
はなく、種々の変形が可能である。例えば、前記各実施
例は、電源投入時またはカバー開閉時、センサで用紙2
を検知した場合に用紙排出処理を行うようにしている
が、センサで用紙2を検知するしないに拘らず、無条件
で排出処理を行うようにしてもよい。
【0052】また前記第2実施例では、用紙2の排出処
理を行う前に、ヒータ43の温度をコントロールしてヒ
ートローラ17を定着可能にしているが、電源投入時ま
たはカバー開閉時のいわゆるウォーミングアップ時に、
ヒータ43をコントロールしてヒートローラ17を使用
可能な温度範囲まで加熱し、さらにメインモータ39を
所定時間回転してヒートローラ17とバックアップロー
ラ18の温度を均一化して、ヒートローラ17とバック
アップローラ18の間にある用紙2をウォーミングアッ
プ時にメインモータ39の回転により排出するように
し、その後上述した用紙2のジャムチェックを行うよう
にしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、電源投入時に定着装置の近傍に用紙を検知した場
合、強制的に排出処理するようにしたので、また自己診
断処理により用紙を検知したとき、強制的に用紙を排出
するようにしたので、ヒータ異常過熱による発煙発生の
可能性を小さくすることができ、ユーザにとって安心で
きる装置を提供することができる。
【0054】また用紙を検知した場合、ヒートローラを
使用可能な温度にしてから用紙を排出するようにしたこ
とにより、印字強制中断発生時に操作者が手を汚すこと
なく用紙を除去できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の電子写真プリンタを
示す説明図である。
【図2】第1実施例の電子写真プリンタの制御ブロック
図である。
【図3】第1実施例のイニシャル処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】第1実施例のカバー開閉検知時処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】第2実施例のイニシャル処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】第2実施例のカバー開閉検知時処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】実施例の自己診断異常検出時処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 電子写真プリンタ 1a カバー 2 用紙 6 定着装置 17 ヒートローラ 18 バックアップローラ 22 用紙吸入口センサ 23 用紙通過センサ 24 排紙センサ 31 CPU 39 メインモータ 43 ヒータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上にトナーを転写した後定着部によ
    りトナーを用紙に定着させ、搬送手段により装置外に排
    出する電子写真記録装置において、 前記定着部近傍の用紙を検出する検出手段と、 電源投入時に前記検出手段により定着部近傍に用紙を検
    出した場合に、用紙を排出すべく前記搬送手段を一定時
    間駆動し、一定時間経過後も用紙が排出されない場合は
    用紙ジャムと判定する制御手段とを設けたことを特徴と
    する電子写真記録装置。
  2. 【請求項2】 前記定着部は熱定着部であり、 電源投入時に前記検出手段により定着部近傍に用紙を検
    出した場合に、前記搬送手段を一定時間駆動する前に、
    前記制御手段が前記定着部を所定温度にする請求項1記
    載の電子写真記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が用紙ジャムと判定した場
    合で、用紙ジャムの表示を行い、その後カバーが開閉さ
    れた後も前記検出手段により用紙を検出した場合、用紙
    ジャムと判定する請求項1記載の電子写真記録装置。
  4. 【請求項4】 用紙上にトナーを転写した後定着部によ
    りトナーを用紙に定着させて装置外に排出する電子写真
    記録装置において、 前記定着部近傍の用紙を検出する検出手段と、 カバー開の前後において前記検出手段により定着部近傍
    に用紙を検出した場合は、用紙ジャムと判定する制御手
    段とを設けたことを特徴とする電子写真記録装置。
  5. 【請求項5】 用紙上にトナーを転写した後定着部によ
    りトナーを用紙に定着させて装置外に排出するとともに
    自己診断処理を行う電子写真記録装置において、 前記定着部近傍の用紙を検出する検出手段を設け、 前記自己診断処理において異常と判定され、前記検出手
    段により定着部近傍に用紙を検出した場合、用紙を強制
    的に排出することを特徴とする電子写真記録装置。
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