JPH09240086A - プリンタ - Google Patents
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- JPH09240086A JPH09240086A JP4860696A JP4860696A JPH09240086A JP H09240086 A JPH09240086 A JP H09240086A JP 4860696 A JP4860696 A JP 4860696A JP 4860696 A JP4860696 A JP 4860696A JP H09240086 A JPH09240086 A JP H09240086A
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Abstract
設ける構成を採らずに、かつ利用者が用紙サイズの設定
入力を忘れたり間違ったりした場合でも、プリンタの基
本的な構成要素を使って用紙サイズに対する適応制御を
自動的に行え、用紙サイズの異常や給紙異常が発生して
も制御が混乱しないようにする。 【解決手段】 電源投入後とカセット開閉後の最初の印
刷実行時において、印刷部に送り込まれる用紙について
の給紙センサ13の出力に基づいて当該用紙のサイズの
種別を弁別し、そのサイズ情報をサイズメモリ19に更
新記憶する。電源投入直後およびカセット開閉直後にお
いて、所定時間内に操作パネル18から用紙サイズ情報
が入力された場合、そのサイズ情報をサイズメモリ19
に更新記憶する。また、印刷部に送り込まれる用紙サイ
ズがサイズメモリ19に記憶されているサイズの範疇に
含まれるか否かを監視し、否と判断したときには操作パ
ネル18に適宜なメッセ−ジを表示して使用者に対して
異常の発生を知らせる。
Description
プロ用の単体のプリンタとしてだけでなく、ファクシミ
リ装置やディジタル複写機などの画像記録装置としても
利用されるプリンタに関し、特に、複数の異なるサイズ
種別の用紙に適合可能であって任意の1種類のサイズの
用紙をまとめて収納する方式のユニバ−サル・カセット
がプリンタ本体に対して開閉自在に組み合わされたユニ
バ−サル・カセット付きプリンタに関する。
バ−サル・カセットでは積層収納する用紙を位置決めす
るための部材が可動式になっており、同一のカセットで
A5・A4・B5・B4などの複数種類の用紙サイズに
適合する構造になっている。もちろん異なるサイズの用
紙を混ぜて収納できるわけではなく、利用者が選んだ任
意の1サイズの用紙を収納する。
くは、カセットに収納されている用紙サイズを自動的に
検知する機能を備えており、実際に印刷処理を実行する
ときに用紙サイズに基づく各種の制御を行う。その用紙
サイズ適応制御の内容はパソコン用プリンタ、ファクシ
ミリ記録部、複写機などで異なる。一例をあげるとパソ
コン用プリンタでは、パソコン側で指定した用紙サイズ
とカセットに収納されている用紙サイズが異なる場合に
は、その旨を利用者に報知して適切な変更処置を促す制
御を行う。またファクシミリ装置では、受信した画像デ
−タをカセットに収納されている用紙サイズに合せた大
きさに縮小して印刷したり、複数のペ−ジに分割して印
刷する制御を行う。
動的に検知する機構としては、カセット内の可動式位置
決め部材のセット位置(収納する用紙サイズに合せて位
置が変えられる)を、プリンタ本体側に適宜に配設した
複数の光電センサで検知する機構が一般的である。
が、用紙カセット付きのプリンタにおける基本的な構成
要素として、カセットが開閉されたことを検知するカセ
ット開閉センサと、給紙機構の作動によりカセットから
1枚づつ取り出されて印刷部に送り込まれる用紙を所定
の位置にて検知する給紙センサと、この給紙センサの出
力に基づいて印刷処理の実行タイミングを制御して印刷
部に送り込まれる用紙に印刷を施す印刷制御手段と、カ
セット開閉センサによりカセットが開かれたことを検知
したときに印刷実行中であれば適宜に動作を中断すると
ともにカセットが閉じられたことを検知したときには中
断処理を解除する割り込み制御手段がある。
トの採用に伴ってプリンタ本体側にカセット内の用紙の
サイズを自動検知する機構を付加することは、装置の価
格を相当に引き上げることにつながる。低価格化を強く
指向した装置設計では用紙サイズの検知機構をなくした
い。一部のユニバ−サル・カセット付きプリンタではこ
れを実現したものがある。それはカセットに収納した用
紙のサイズを操作パネルにより手動入力する方式であ
る。したがって利用者に操作上の負担をかけることにな
り、ひじょうに煩わしいし、また用紙サイズの設定入力
を忘れたり誤入力することもあり、設定ミスによる印刷
トラブルが発生しやすい。
ら1枚づつ取り出されて印刷部に送り込まれる用紙を所
定の位置にて検知する給紙センサの機能をうまく使うこ
とで、印刷実行時に用紙サイズを自動弁別することが考
えられる。しかしその場合は、カセットにセットした用
紙束の中に1枚だけサイズの異なる用紙が混入していた
場合とか、用紙の2枚重ね送りなどの異常が発生した場
合と、用紙サイズの意図的な変更とを区別して適切に制
御しなければ、いたずらに混乱が生じるだけである。
されたもので、その目的は、カセット内の用紙サイズの
検知機構を専用に設ける構成を採らずに、プリンタの基
本的な構成要素を使って用紙サイズに対する適応制御を
自動的に行え、かつ用紙サイズの異常や給紙異常が発生
しても制御が混乱しないようにしたユニバ−サル・カセ
ット付きプリンタを提供することにある。
複数の異なるサイズ種別に適合可能であって任意の1種
類のサイズの用紙をまとめて収納する方式のユニバ−サ
ル・カセットがプリンタ本体に対して開閉自在に組み合
わされるプリンタにおいて、前記カセットが開閉された
ことを検出するカセットセンサと、給紙機構の作動によ
り前記カセットから1枚づつ取り出されて印刷部に送り
込まれる用紙が通過するのを所定位置にて検出する給紙
センサと、前記給紙センサの出力に基づいて印刷処理の
実行タイミングを制御して前記印刷部に送り込まれる用
紙に印刷を施す印刷制御手段とを有し、前記印刷制御手
段は不揮発性のサイズメモリに格納されている情報を読
み取って用紙サイズを認知し、それに合せて印刷処理を
実行し、電源投入後の最初の印刷実行時と前記カセット
開閉後の最初の印刷実行時は、前記印刷部に送り込まれ
る用紙についての前記給紙センサの出力に基づいて当該
用紙のサイズの種別を弁別し、そのサイズ情報を前記サ
イズメモリに更新記憶し、電源投入直後および前記カセ
ット開閉直後は、所定時間内に操作パネルから用紙サイ
ズ情報が入力されたならば、そのサイズ情報を前記サイ
ズメモリに更新記憶することを特徴としている。
タにおいて、望ましくは、電源投入直後および前記カセ
ット開閉直後において、使用者に対して「用紙サイズを
変更したのであれば、新しい用紙サイズを入力してくだ
さい」という主旨を伝えるための適宜なメッセ−ジを前
記操作パネルに表示する。さらに望ましくは、そのメッ
セ−ジ表示には、前記サイズメモリに記憶されいてる用
紙サイズ情報に基づいた「本装置が記憶している用紙サ
イズはこれこれです」という主旨の内容を含める。
るサイズ種別に適合可能であって任意の1種類のサイズ
の用紙をまとめて収納する方式のユニバ−サル・カセッ
トがプリンタ本体に対して開閉自在に組み合わされるプ
リンタにおいて、前記カセットが開閉されたことを検出
するカセットセンサと、給紙機構の作動により前記カセ
ットから1枚づつ取り出されて印刷部に送り込まれる用
紙が通過するのを所定位置にて検出する給紙センサと、
前記給紙センサの出力に基づいて印刷処理の実行タイミ
ングを制御して前記印刷部に送り込まれる用紙に印刷を
施す印刷制御手段とを有し、前記印刷制御手段は不揮発
性のサイズメモリに格納されている情報を読み取って用
紙サイズを認知し、それに合せて印刷処理を実行し、電
源投入後の最初の印刷実行時と前記カセット開閉後の最
初の印刷実行時、前記印刷部に送り込まれる用紙につい
ての前記給紙センサの出力に基づいて当該用紙のサイズ
の種別を弁別し、そのサイズ情報が前記サイズメモリに
記憶されている情報と異なる場合には、前記サイズメモ
リを新しいサイズ情報に書き換えるとともに、その新し
いサイズ情報に基づいて同じ内容を印刷しなおし、電源
投入後の最初の印刷実行時と前記カセット開閉後の最初
の印刷実行時の2つの場合以外の印刷実行時、前記印刷
部に送り込まれる用紙についての前記給紙センサの出力
に基づいて当該用紙のサイズが前記サイズメモリに記憶
されているサイズの範疇に含まれるか否かを監視し、否
と判断したときには操作パネルに適宜なメッセ−ジを表
示して使用者に対して異常の発生を知らせることを特徴
としている。
タにおいて、望ましくは、印刷に供された用紙が前記給
紙センサの検出位置を通過した時間について、前記サイ
ズメモリに記憶されたサイズの用紙に比べて短すぎる状
態と長すぎる状態の2つの異常を判別し、それぞれに合
せて異なるメッセ−ジを表示する。もちろん、前記給紙
機構が所定時間以上作動しているのに前記給紙センサの
検出位置を用紙が通過しきらない場合には、紙づまりと
判断し、その旨の適宜なメッセ−ジを前記操作パネルに
表示することが望ましい。
カセット付きプリンタの機構系の概略レイアウトを図1
に示している。本体ケ−ス20に内蔵されている感光ド
ラム1は矢印方向に回転駆動される。感光ドラム1の周
囲にはその回転方向に沿って順に、ドラム表面を一様に
帯電させる帯電器2、レ−ザスキャナ3でプリントしよ
うとする光画像をドラム表面に照射して静電潜像を作る
露光部、ドラム表面にトナ−をまぶして静電潜像を現像
する現像器4、ドラム表面に用紙9を接触させてトナ−
画像を用紙9に転写する転写ロ−ラ5、ドラム表面に光
を照射して残留電荷を除去する除電器6、ドラム表面の
残留トナ−を払拭して現像器4に回収するクリ−ナ7が
配設されている。
式のカセット10に多数ストックされている。カセット
10は本体ケ−ス20の下部にスライド開閉式に組み合
わされている。用紙9は、給紙ロ−ラ11によりカセッ
ト10から1枚づつ取り出され、レジストロ−ラ12に
より感光ドラム1/転写ロ−ラ5間に送り込まれ、さら
に感光ドラム1/除電器6間を通って定着器8に至り、
ここを通過して排出される。感光ドラム1/転写ロ−ラ
5間を通過するときに用紙9に転写された画像が定着器
8を通過するときに定着される。
13が配設されており、給紙機構によって移送される用
紙9が給紙センサ13で検知される。また本体ケ−ス2
0には、カセット10の開閉を検知するためのカセット
開閉センサ21が取り付けられている。 (B)制御システム このプリンタの電気制御系の概略構成を図2に示してい
る。装置の全体的な動きを統括するシ−ケンス制御やデ
−タ処理はマイコン14が担当している。マイコン14
による制御対象の入出力をすべて図2に示しているわけ
ではなく、主要なもののみを図示している。
らのキ−入力の受付処理および操作パネル18の表示処
理、画像メモリ17に格納された印刷用画像デ−タに対
する各種の加工処理、感光ドラム1を回転させるモ−タ
15の制御、給紙ロ−ラ12やレジストロ−ラ13を含
む給紙機構部16の制御、帯電器4の高圧電源の制御、
レ−ザスキャナ3による光画像の形成制御、現像器4の
モ−タやバイアス電源の制御、転写ロ−ラ5の回転制御
やロ−ラ内の帯電器の高圧電源の制御、除電器6の点灯
制御、定着器8の回転や加熱の制御など、各種の制御を
関連づけて統一的に行う。
ト10に収納されている用紙9のサイズの類別を示すサ
イズ情報が以下のように格納され、電源投入後の最初の
印刷実行時および前記カセット開閉後の最初の印刷実行
時に、以下のようにサイズ情報が更新記憶される。マイ
コン14は印刷制御を実行する際に、まずサイズメモリ
19に格納されている用紙サイズ情報をチェックするこ
とでカセット10内の用紙9のサイズを認知し、その用
紙サイズに合せた印刷制御を実行する。 (C)電源投入直後の制御手順 この発明の特徴的な制御の内容を図3〜図6のフロ−チ
ャ−トに整理して示している。このプリンタに電源を投
入すると図3の処理が先頭から実行される。まず必要な
初期化を行い(ステップ100)、つぎに20秒タイマ
を起動する(ステップ101)。そしてステップ102
にて、サイズメモリ19に記憶されいてる用紙サイズ情
報に基づいた「本装置が記憶している用紙サイズはこれ
これです」という主旨の第1メッセ−ジと、「異なるサ
イズの用紙に変更しましたか」という主旨の第2メッセ
−ジとを操作パネル18に交互表示する。
という第1メッセ−ジと、「用紙サイズ変更? 変更
いいえ」という第2メッセ−ジを数秒ほどの周期で
交互表示する。その表示状態で、操作パネル18から
「変更」のキ−入力があるか、「いいえ」のキ−入
力があるか、前記の20秒タイマがタイムアップしたか
をチェックする(ステップ103→104→105)。
るいはキ−入力がないまま20秒経過した場合はステッ
プ106に進み、後述するサイズ学習フラグF1を
“1”にセットする。そして操作パネル18の表示を
「印刷できます」というメッセ−ジに切り替える(ステ
ップ107)。
ップ110に進み、操作パネル18の表示を「新しい用
紙サイズを入力してください」という主旨の第3メッセ
−ジに切り替える。具体例としては「セットした用紙サ
イズを選んでください A4 B5 レタ−」と
いうメッセ−ジを表示する。その表示状態で、操作パネ
ル18からのいずれかの入力があるか、また前記
の20秒タイマがタイムアップしたかをチェックする
(ステップ111→112→113→114)。「A
4」または「B5」または「レタ−」のキ−入力が
あったなら、ステップ115または116または117
にて前記サイズメモリ19にA4サイズまたはB5サイ
ズまたはレタ−サイズを示すサイズ情報を書き込んでス
テップ106に進む。キ−入力がないまま20秒経過し
た場合もステップ106に進む。
ズ学習フラグF1を“1”にセットし、つぎのステップ
107で操作パネル18の表示を「印刷できます」とい
うメッセ−ジに切り替える。
てから20秒間は、使用者は操作パネル18の表示を見
ながら使う用紙サイズをキ−入力できる。このとき選択
入力したサイズ情報がサイズメモリ19に書き込まれ
(書き換えられ)、操作パネル18の表示は「印刷でき
ます」に変わる。また使用者が用紙サイズの選択入力を
しなければ、サイズメモリ19の内容は変わらず、20
秒経過すると操作パネル18の表示は「印刷できます」
に変わる。 (D)カセット開閉直後の制御手順 プリンタの電源がオンになっている間は、つねにカセッ
ト10の開閉がチェックされ、開閉時には図6の割り込
み処理が実行される。つまりカセット開閉センサ21の
出力によりカセット10が開かれたことを検知すると、
ステップ160から161に進み、その時点の印刷制御
などの動作状態に応じて適切に動作を中断して待機状態
にする。また、つぎのステップ162にてたとえば
「“確認”カセットが開いています」といった警告メッ
セ−ジを操作パネル18に表示する。そしてカセット1
0が再び閉じられたのをステップ163で検知すると、
すでに詳しく説明した図3のフロ−チャ−トにおけるス
テップ101にジャンプする。
源投入直後と同様に用紙サイズを操作パネル18から手
動入力できる。そして、ステップ106でサイズ学習フ
ラグF1を“1”にセットし、つぎのステップ107で
操作パネル18の表示を「印刷できます」というメッセ
−ジに切り替える。 (E)印刷の基本動作 操作パネル18に「印刷できます」と表示されている待
機状態で印刷指令が発行されると、図4のフロ−チャ−
トにおけるステップ120→121→122と処理が進
み、印刷処理を開始し、操作パネル18の表示を「印刷
中」に切り替える。印刷処理の手順については図示して
いないが、まずサイズメモリ19の情報を読み取ってカ
セット10内の用紙9のサイズを認知し、そのサイズの
用紙9に対して印刷するように画像デ−タを準備する。
また給紙機構を起動してカセット10から1枚の用紙9
を取り出して感光ドラム1に向けて送給する。この給紙
動作と同期して各部を制御して印刷を実行する。
では、給紙センサ13により用紙9の先端が検知される
のを待つ。給紙センサ13の出力がオンになるとステッ
プ124に進み、用紙9の通過時間を計測するためのタ
イマTxを起動する。給紙機構が正常に動作しているの
であれば、用紙9の送り速度は一定なので、給紙センサ
13がオンしてから再びオフするまでの時間はその用紙
9の長さに相当する。
間計測値Txに基づいて、給紙センサ13の検出位置を
通過する用紙9の長さがサイズメモリ19に記憶されて
いるサイズ(これを記憶サイズと呼ぶ)の用紙と合致す
るか否かをチェックする。たとえば記憶サイズがA4で
ある場合、A4と判断するサイズ上限値とサイズ下限値
があらかじめ設定されており、通過時間計測値Txがサ
イズ上限値とサイズ下限値の範囲内に収まっていれば、
その用紙9をA4であったと認定する。もちろんサイズ
上限値と下限値は用紙サイズごとに設定されている。
タ−トしたならば、ステップ125で通過時間計測値T
xがサイズ上限値を超えていないことを確認しながら、
ステップ126で給紙センサ13がオフするのを待つ
(搬送される用紙9の後端が給紙センサ13の検出位置
を抜けるのを待つ)。給紙センサ13がオフしたならば
ステップ127に進み、その時点の通過時間計測値Tx
を読み取り、前記サイズ下限値を下回っていないか否か
をチェックする。
憶サイズ通りであれば、給紙センサ13がオフした時点
の通過時間計測値Txはサイズ上限値とサイズ下限値の
間に収まることになる。この場合の処理はステップ12
4→125→126→127→128と進み、サイズ学
習フラグF1を“0”にリセットして、つぎの印刷指令
が発行されるの待つ状態になる(ステップ120に戻
る)。これと並行して印刷処理が正常に進行し、印刷が
終了すると、別のプロセスで操作パネル18の表示を
「印刷できます」に切り替える。 (F)サイズ学習モ−ドでの印刷 前述のサイズ学習フラグF1が“1”の状態での印刷を
サイズ学習モ−ドと呼ぶ。つまり、電源投入後の最初の
印刷実行時およびカセット開閉後の最初の印刷実行時が
サイズ学習モ−ドとなる。これに対してフラグF1が
“0”の状態での印刷を通常モ−ドと呼ぶ。
際に印刷に供された用紙9のサイズがサイズメモリ19
の記憶サイズ通りであれば、(E)印刷の基本動作で詳
しく説明した通りに処理が進み、サイズ学習フラグF1
を“0”にリセットする。
用紙9の後端がセンサ位置を通過するまえに通過時間計
測値Txが前記サイズ上限値を超えると、ステップ12
5→140→141と進み、印刷のデ−タ処理を中止し
て用紙9を排出する(用紙9の速度は印刷中と変わらな
い)。つぎのステップ142で操作パネル18の表示を
「用紙サイズ確認」に切り替える。
の後端がセンサ位置を通過して給紙センサ13がオフす
るのを待つ(通過時間計測値Txがあらかじめ設定した
大きな限界値を超えないことをステップ147で確認し
ている)。給紙センサ13がオフするとステップ144
に進み、その時点の通過時間計測値Txを読み取り、そ
の大きさをグレ−ド分けすることで実際にセンサ位置を
通過した用紙9のサイズの種類を弁別し、その新たなサ
イズ情報をサイズメモリ19に書き込む(書き換え
る)。
していた内容を再印刷する必要があるか否かを判断し、
再印刷の必要がある場合にはその準備をする。つぎのス
テップ146でサイズ学習フラグF1を“0”にリセッ
トにし、再印刷の必要がある場合はステップ121に戻
って印刷処理を行い、再印刷の必要がない場合にはステ
ップ120に戻って待機する。
までたっても給紙センサ13で検出されない場合は、ス
テップ143→147→148と進むことになり、操作
パネル18の表示を「紙づまりです」に切り替えて、紙
づまり後処理(説明省略)に進む。
いて、ステップ127で給紙センサ13がオフになった
のを検出した時点の通過時間計測値Txが前記サイズ下
限値を下回っていた場合は、ステップ127→130→
133と進み、その時点で印刷のデ−タ処理を止めると
ともに、操作パネル18の表示を「用紙サイズ確認」に
切り替える。そして、すでに詳しく説明したステップ1
44(通過時間計測値Txから新たな用紙サイズを弁別
してサイズメモリ19に書き込む)、ステップ145
(再印刷の判断と準備)、ステップ146(フラグF1
のリセット)を実行する。 (G)通常モ−ドの印刷 電源投入後の最初の印刷実行時と前記カセット開閉後の
最初の印刷実行時の2つの場合以外の印刷実行時は、サ
イズ学習フラグF1が“0”であり、通常モ−ドで印刷
が行われる。サイズメモリ19の記憶サイズと実際の用
紙9のサイズが一致している場合の動作は、(E)印刷
の基本動作で詳しく説明した通りである。
の後端がセンサ位置を通過するまえに通過時間計測値T
xが前記サイズ上限値を超えると、ステップ125→1
40→150と進み、用紙9の後端がセンサ位置を通過
して給紙センサ13がオフするのを待つ(通過時間計測
値Txがあらかじめ設定した大きな限界値を超えないこ
とをステップ153で確認している)。給紙センサ13
がオフするとステップ151に進み、操作パネル18に
適宜なメッセ−ジを表示して使用者に異常の発生を知ら
せる。具体例としては「“異常” 用紙が大きい?
2枚重ね送り?」という第1メッセ−ジと、「用紙サイ
ズ確認」という第2メッセ−ジを数秒ほどの周期で交互
表示する。そしてステップ152で再印刷の準備をして
ステップ121にジャンプする。
までたっても給紙センサ13で検出されない場合は、ス
テップ150→153→154と進むことになり、操作
パネル18の表示を「紙づまりです」に切り替えて、紙
づまり後処理(説明省略)に進む。
ステップ127で給紙センサ13がオフになったのを検
出した時点の通過時間計測値Txが前記サイズ下限値を
下回っていた場合は、ステップ127→130→131
と進み、操作パネル18に適宜なメッセ−ジを表示して
使用者に異常の発生を知らせる(前記の異常とは異なる
メッセ−ジ)。具体例としては「“異常” 用紙が小
さい?」という第1メッセ−ジと、「用紙サイズ確認」
という第2メッセ−ジを数秒ほどの周期で交互表示す
る。そしてステップ132で再印刷の準備をしてステッ
プ121にジャンプする。 (H)サイズ学習モ−ド時の再印刷の判断 ステップ145では、サイズメモリ19に記憶していた
用紙サイズと実際の用紙サイズが異なっていたことで、
印刷しようとしていた画像デ−タがすべて印刷できたか
否かを調べる。実際の用紙サイズの方が大きかったので
あれば印刷もれはないし、実際の用紙サイズの方が小さ
い場合でも印刷用画像の大きさがごく小さければ印刷も
れはない。印刷もれがなかった場合は同じ内容の再印刷
は行わない。印刷もれがあった場合は、新しいサイズの
用紙9の同じ内容を印刷するための画像の縮小処理を行
うか、それでも1ペ−ジに収まらない場合には画像を複
数ペ−ジに分割して、再印刷の制御を実行する。
構成要素を使って用紙サイズに対する適応制御を自動的
に行うことができ、カセット内の用紙サイズを検知する
ための専用のセンサ機構が不必要であり、したがって装
置の価格を大幅に低減できる。
きには、使用者自身によって新たな用紙サイズの設定入
力を行うことがてきるのに加えて、使用者が用紙サイズ
の設定入力を忘れたり間違ったりした場合でも、1回目
の印刷を行うことで正しい用紙サイズがプリンタに認知
されるので、きわめて使い勝手のよい実用的な装置とな
る。
前記通常モ−ドの印刷制御とで、サイズ異常検知に対す
る処理・制御を使い分けているので、用紙サイズの意図
的な変更に対応して印刷時に新サイズを自動弁別してサ
イズメモリを書き換えて再印刷することと、カセットに
セットした用紙束の中に1枚だけサイズの異なる用紙が
混入していた場合とか、用紙の2枚重ね送りなどの異常
が発生した場合に応じて適切な制御シ−ケンスを実現で
き、使用者を混乱させるようなことがない。
ット付きプリンタの機構系の概略レイアウトを示す図
ック図
連した制御手順の概略を示すフロ−チャ−ト
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の異なるサイズ種別に適合可能であ
って任意の1種類のサイズの用紙をまとめて収納する方
式のユニバ−サル・カセットがプリンタ本体に対して開
閉自在に組み合わされるプリンタにおいて、前記カセッ
トが開閉されたことを検出するカセットセンサと、給紙
機構の作動により前記カセットから1枚づつ取り出され
て印刷部に送り込まれる用紙が通過するのを所定位置に
て検出する給紙センサと、前記給紙センサの出力に基づ
いて印刷処理の実行タイミングを制御して前記印刷部に
送り込まれる用紙に印刷を施す印刷制御手段とを有し、
前記印刷制御手段は不揮発性のサイズメモリに格納され
ている情報を読み取って用紙サイズを認知し、それに合
せて印刷処理を実行し、電源投入後の最初の印刷実行時
と前記カセット開閉後の最初の印刷実行時は、前記印刷
部に送り込まれる用紙についての前記給紙センサの出力
に基づいて当該用紙のサイズの種別を弁別し、そのサイ
ズ情報を前記サイズメモリに更新記憶し、電源投入直後
および前記カセット開閉直後は、所定時間内に操作パネ
ルから用紙サイズ情報が入力されたならば、そのサイズ
情報を前記サイズメモリに更新記憶することを特徴とす
るプリンタ。 - 【請求項2】 請求項1において、電源投入直後および
前記カセット開閉直後、使用者に対して用紙サイズの変
更時に新しい用紙サイズを入力することを促す旨を伝え
るためのメッセ−ジを前記操作パネルに表示することを
特徴とするプリンタ。 - 【請求項3】 請求項2における前記メッセ−ジ表示に
は、前記サイズメモリに記憶されいてる用紙サイズ情報
に基づいて記憶している用紙サイズと一致している旨の
内容が含まれていることを特徴とするプリンタ。 - 【請求項4】 請求項2における前記メッセ−ジ表示に
は、前記サイズメモリに記憶されいてる用紙サイズ情報
に基づいて記憶している用紙サイズと一致している旨の
第1メッセ−ジと、用紙サイズの変更の有無を問う旨の
第2メッセ−ジとを前記操作パネルに交互表示すること
が含まれ、変更した旨の入力に応答して新しい用紙サイ
ズを入力する旨の第3メッセ−ジの表示に切り替えるこ
とを特徴とするプリンタ。 - 【請求項5】 複数の異なるサイズ種別に適合可能であ
って任意の1種類のサイズの用紙をまとめて収納する方
式のユニバ−サル・カセットがプリンタ本体に対して開
閉自在に組み合わされるプリンタにおいて、前記カセッ
トが開閉されたことを検出するカセットセンサと、給紙
機構の作動により前記カセットから1枚づつ取り出され
て印刷部に送り込まれる用紙が通過するのを所定位置に
て検出する給紙センサと、前記給紙センサの出力に基づ
いて印刷処理の実行タイミングを制御して前記印刷部に
送り込まれる用紙に印刷を施す印刷制御手段とを有し、
前記印刷制御手段は不揮発性のサイズメモリに格納され
ている情報を読み取って用紙サイズを認知し、それに合
せて印刷処理を実行し、電源投入後の最初の印刷実行時
と前記カセット開閉後の最初の印刷実行時、前記印刷部
に送り込まれる用紙についての前記給紙センサの出力に
基づいて当該用紙のサイズの種別を弁別し、そのサイズ
情報が前記サイズメモリに記憶されている情報と異なる
場合には、前記サイズメモリを新しいサイズ情報に書き
換えるとともに、その新しいサイズ情報に基づいて同じ
内容を印刷しなおし、電源投入後の最初の印刷実行時と
前記カセット開閉後の最初の印刷実行時の2つの場合以
外の印刷実行時、前記印刷部に送り込まれる用紙につい
ての前記給紙センサの出力に基づいて当該用紙のサイズ
が前記サイズメモリに記憶されているサイズの範疇に含
まれるか否かを監視し、否と判断したときには操作パネ
ルに適宜なメッセ−ジを表示して使用者に対して異常の
発生を知らせることを特徴とするプリンタ。 - 【請求項6】 請求項5において、印刷に供された用紙
が前記給紙センサの検出位置を通過した時間について、
前記サイズメモリに記憶されたサイズの用紙に比べて、
短すぎる状態と長すぎる状態の2つの異常を判別し、そ
れぞれに合せて異なるメッセ−ジを表示することを特徴
とするプリンタ。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6において、前記
給紙機構が所定時間以上作動しているのに前記給紙セン
サの検出位置を用紙が通過しきらない場合には、紙づま
りと判断し、その旨の適宜なメッセ−ジを前記操作パネ
ルに表示することを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4860696A JPH09240086A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4860696A JPH09240086A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09240086A true JPH09240086A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12808082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4860696A Pending JPH09240086A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09240086A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013338A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Ricoh Co Ltd | 給送装置及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2015087470A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2016159983A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017209935A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP2019015985A (ja) * | 2018-10-22 | 2019-01-31 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP4860696A patent/JPH09240086A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013338A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Ricoh Co Ltd | 給送装置及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2015087470A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2016159983A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017209935A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP2019015985A (ja) * | 2018-10-22 | 2019-01-31 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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A02 | Decision of refusal |
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