JPH07236738A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH07236738A
JPH07236738A JP5253994A JP5253994A JPH07236738A JP H07236738 A JPH07236738 A JP H07236738A JP 5253994 A JP5253994 A JP 5253994A JP 5253994 A JP5253994 A JP 5253994A JP H07236738 A JPH07236738 A JP H07236738A
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JP
Japan
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winning opening
ball
winning
opening
pachinko machine
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Pending
Application number
JP5253994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenkichi Nakajima
健吉 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07236738A publication Critical patent/JPH07236738A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 球通路を形成するガイドリブのエッジを保護
し、安定した入賞率を維持することが可能なパチンコ機
を提供する。 【構成】 大入賞口21と小入賞口23を並設した入賞
装置ユニット26の取付基板25に一対のガイドリブ1
04を突設して球通路105を形成し、該ガイドリブ1
04の内側エッジ部106及び外側エッジ部107に、
当該エッジ106,107を保護するカバー体109を
被着し、上記エッジ部106,107の摩耗や変形を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機に関し、
特に打球を導くための球通路を形成するガイドリブを備
えるパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パチンコ機には打球を入
賞口へ導くための球通路が形成されており、この球通路
は入賞装置等に形成されている。また、入賞装置等にお
いて、打球を入賞する側と或はアウトになる側とに振り
分ける振分部材の入口寸法は、入賞の確率を設定する上
において重要になっている。そして、入賞口のエッジ
は、入口寸法を確定し易いように通常は鋭角或は鈍角に
なっているのが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記入賞装置
は、成型し易いABS樹脂を素材としている。そのた
め、入賞装置の入賞口が開放した大当り中は、特に球が
集中的に落下するので、長時間の遊技においては入賞口
の振分部材としてのエッジが、欠損したり、めくれ上が
ったりして、寸法的或は形状的に不安定なものとなって
いる。特に、入賞口の上部近くに釘がない所(例えば、
入賞口の下に入賞口がある場合など)では、球の落下ス
ピードが伴い大きな衝撃力となってエッジの破損が激し
いものとなる。また、入賞口のエッジ側がベース板側に
固定状に形成されている場合は、その部分が着脱できな
い構造なので、入賞装置を本体ごと取り替えなければな
らないので、メーカーにおいては高価な代償となってし
まう。本発明は上記に鑑み提案されたもので、球通路を
形成するガイドリブのエッジを保護し、安定した入賞率
を維持することが可能なパチンコ機を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ベース基板上に、打球を導くための球通路を
形成するガイドリブを設け、該ガイドリブのエッジ部に
は、当該エッジを保護する保護部材を設けたものであ
る。
【0005】
【作用】球通路を形成するためのガイドリブを保護部材
によって球の衝突から保護し、ガイドリブのエッジ部の
損傷を防ぎ、ガイドリブの形状変化による入賞率の変動
を防止する。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1はパチンコ機1の正面図であって、窓部を有し
た額縁状の前枠2の一側を外枠3に開閉可能に蝶着し、
上記窓部には金枠4を設け、該金枠4の上方部分にはガ
ラスを装着したガラス枠5を開閉可能に軸着し、上記外
枠3及びガラス枠5を施錠装置6で施錠可能とする。ま
た、ガラス枠5の下方部分には上皿7を設けたフロント
プレート8等からなる上受皿セット9を設け、前枠2の
下方部分には下皿10を設けた下受皿セット11を設け
る。
【0007】上記前枠2の窓部には遊技盤12を臨ま
せ、この遊技盤12の表面側のガイドレール13で囲ま
れる遊技部14のほゞ中央に、所定の条件を創出するた
め、例えば、複数の図柄を可変表示可能な第1の可変表
示装置15及び第2の可変表示装置16を形成した表示
装置ユニット17を配置する。上記可変表示装置15の
図柄表示部の上部には、打球を左右に振り分ける覆い部
材Kを形成し、この覆い部材Kの下部は打球が通過でき
るように平面状である。また、この表示装置ユニット1
7の下方に、第1の可変表示装置15の特定入賞手段と
なる第1の特定入賞口18及び第2の可変表示装置16
の特定入賞手段となる第2の特定入賞口19を設けた特
定入賞手段ユニット20を配置し、更に遊技部14を流
下する球の流入が困難で遊技者に不利な第1状態と遊技
部14を流下する球の流入が容易で遊技者に有利な第2
状態とに変換可能な大入賞口21を形成する第1の可変
入賞装置22、及び遊技者に不利な第1状態と遊技者に
有利な第2状態とに変換可能な小入賞口23を形成する
第2の可変入賞装置24を配設する。尚、図示の実施例
によれば、上記第1の可変入賞装置22と第2の可変入
賞装置24とを一つの取付基板25に並設することによ
り入賞装置ユニット26を構成してある。そして、遊技
部14の最下位置にはアウト口27を設ける。
【0008】また、図示のパチンコ機1では、上記表示
装置ユニット17の左右に一般入賞口28を設け、遊技
部14の適宜位置にはチューリップ式の一般入賞具2
9、風車30aやランプ風車30b等を配設すると共
に、ガイドレール13の外側には各種の表示灯31…を
配設し、更に外枠3の上縁部に外部表示灯32が設けて
ある。
【0009】上記表示装置ユニット17における第1の
可変表示装置15(特別図柄表示装置)は、複数の図柄
を可変表示可能であれば、どのような構成のものであっ
てもよい。例えば、周面に複数の図柄を描いた円筒体を
駆動源の駆動により回転させる回転ドラム式の表示装
置、多数の発光ダイオード等からなるマトリクス表示
器、液晶表示器等により構成し、例えば3桁の図柄表示
部を設ける。そして、各図柄表示部における可変表示
を、後述する特定入賞手段の作動に基づいて開始させ、
所定時間経過後に各図柄表示部が停止表示する図柄の組
合せ態様が所定の態様と一致するときに、第1の可変入
賞装置22(大入賞口21)を遊技者に有利な第2状態
に変換させるのである。
【0010】また、図示の表示装置ユニット17では、
取付基板の下方に普通電動役物として機能する第2の可
変入賞装置24(小入賞口23)のための第2の可変表
示装置16(普通図柄表示装置)が設けてある。この第
2の可変表示装置16は、例えば2桁の7セグメント発
光ダイオードからなる所謂デジタル表示器で構成してあ
る。更に、この表示装置ユニット17の上方部分には一
般入賞口33を設けると共に、第1の可変表示装置15
の始動記憶を可視表示する記憶表示灯34が設けてあ
る。
【0011】上記始動記憶表示灯34は4個のLEDか
らなり、特定入賞口18及び後述する特定入賞口18′
に設けられた始動スイッチ84及び84′によって始動
入賞球を計数し、その始動入賞球数を始動記憶表示灯3
4に点灯させることにより、1ゲ−ムにおける特定入賞
口18、18′への入賞球数を表示する。
【0012】この始動記憶表示灯34によって点灯表示
される始動入賞球数データは最大値が4球と定められ、
表示灯駆動回路Aにより5球目以降の始動入賞球に対す
る表示を行わない。ここで、ゲ−ム中に始動入賞球が5
球以上あった場合、4球目迄の各始動入賞球について
は、ゲ−ムに係る権利、即ち第1の可変表示装置15を
起動して可変表示を開始する権利を保持し、この権利が
保持されている各始動入賞球に対応した停止表示データ
を、表示灯駆動回路Aで選択し、5球目以降の始動入賞
球数に対応するデータの選択は行わない。つまり、5球
目以降の始動入賞球をゲ−ムの始動について無視するこ
とになり、この無視された始動入賞球数に対しては通常
の賞球処理のみが実施されることになる。
【0013】また、表示灯駆動回路Aは、第1の可変表
示装置15を起動させた始動入賞球、言い換えれば図柄
の停止状態から表示状態に移行させ、ゲ−ムを最初に開
示させた始動入賞球を始動入賞記憶表示灯34によって
表示しない。更に詳しくいえば、表示灯駆動回路Aは、
第1の可変表示装置15が図柄を可変表示させてから、
停止表示するまでの始動入賞球数データを、始動記憶表
示灯34によって1ゲ−ム毎に点灯表示するものであ
る。そして、第1の可変表示装置15が図柄を停止表示
させた時点で、始動記憶表示灯34が始動入賞球数デー
タを点灯表示している場合、表示灯駆動回路Aは始動入
賞球数データを始動記憶表示灯34から1球分減じるの
である。また、停止図柄が予め設定した態様のときに
「大当り」となった特別遊技中の始動入賞球数データは
始動記憶表示灯34によって点灯表示され、特別遊技が
終了した時点で始動記憶表示灯34が1球分減じると共
に、図柄を可変表示させてゲ−ムを開始する。
【0014】次に、遊技者に不利な第1状態と遊技者に
有利な第2状態とに変換可能な第1の可変入賞装置22
及び第2の可変入賞装置24を有する入賞装置ユニット
26を説明する。
【0015】上記入賞装置ユニット26は、遊技盤12
に取り付けるための取付基板25を有し、この取付基板
25には第1の可変入賞装置22である大入賞口21を
形成する横長な大開口部35を設け、この大開口部35
には当該大開口部35を塞ぐ大開閉板36が下縁付近を
横方向に開閉自在に軸着してある。また、上記大開口部
35の下方には第2の可変入賞装置24である小入賞口
23を形成する小開口部37を開設し、この小開口部3
7には当該小開口部37を塞ぐ小開閉板38が下縁付近
を横方向に開閉自在に軸着してある。
【0016】上記大入賞口21は、遊技者に不利な第1
状態と遊技者に有利な第2状態に変換可能なように大開
閉板36及び駆動源としての大入賞口用ソレノイド39
を備える。上記大開閉板36は、下縁付近に設けた支軸
40によって前回りに回動可能に支持され、両側縁には
側板41を延設すると共に、一方の側縁から操作ピン4
2を延出させる。上記側板41の後縁の下端部は、大開
閉板36を開放した際に、ストッパ43に下側から当接
して当該大開閉板36の開放角度を規制する。また、上
記側板41の後縁の上端部は大開口部35を閉止する際
にストッパ43の傾斜状の前縁部に前方から当接する。
【0017】一方、駆動源としての大入賞口用ソレノイ
ド39には大開閉板駆動部材44を止着する。この大開
閉板駆動部材44は、断面ほゞアングル状の部材であっ
て、上下の端面に第1円板挿入溝45a及び第2円板挿
入溝45bが形成してある。これらの挿入溝45a,4
5bに、プランジャ46の端部に設けた第1円板47a
及び第2円板47bを夫々挿入して大入賞口用ソレノイ
ド39と連結する。尚、上記駆動部材44の側面をソレ
ノイド取付板48に摺接させることにより、当該駆動部
材44の揺れを防止するようになっている。尚、上記ソ
レノイド取付板48は、金属板を屈曲形成した部材であ
って複数の止着孔49を有し、これらの止着孔49に通
したビスで上記大入賞口用ソレノイド39を固定すると
共に、取付ボス50に当該取付板48を固定する。ま
た、ソレノイド取付板48の下面にはストッパ板48a
が設けてあり、プランジャ46の突出を防止してある。
【0018】上記大開閉板駆動部材44の背面側の中段
には操作腕51を延設し、該操作腕51の先端に設けた
切欠溝52に上記大開閉板36の操作ピン42を遊嵌す
る。従って、大入賞口用ソレノイド39を励磁すると、
プランジャ46が戻りバネ53に抗して上昇するので、
大開閉板駆動部材44が上昇して操作腕51及び操作ピ
ン42を介して大開閉板36が前方へ回動して大入賞口
21を開放する。
【0019】大開口部35の後方には、特別スイッチ収
納部54及び特別入賞球通路55を形成した大入賞口裏
カバー56を設けると共に、中枠57及び外枠58を設
けて大入賞口用球寄せ室59及び小入賞口用球寄せ室6
0を前後方向に隣接して構成する。即ち、大入賞口裏カ
バー56の背面側及び下方に止着する中枠57と外枠5
8とによって、大入賞口裏カバー56と中枠57の大入
賞口用球集合通路61と側枠板62と外枠58とで囲ま
れる大入賞口用球寄せ室59を構成する。また、上記中
枠57の下方に延設した小入賞口用裏カバー63を隔壁
とする小入賞口用球寄せ室60を取付基板25との間に
構成するのである。また、上記中枠57に設けた大入賞
口用球集合通路61の流下端には10カウントスイッチ
64を設ける。尚、上記大入賞口裏カバー56や中枠5
7及び外枠58は、取付基板25の適宜位置に突設した
中枠用ガイドボス兼外枠取付ボス65aや大入賞口裏カ
バー止着ボス65b等に、大入賞口裏カバー止着ビス6
6aを始めとする止着ビス群66…によって適宜固定さ
れている。
【0020】大入賞口裏カバー56には、特別入賞領域
を形成するように特別入賞球通路55を廊下状に設ける
と共に球の通過が可能な球通過部を設け、この球通過部
を通過する球を検出する特別(継続)スイッチ67を前
記した特別スイッチ収納部54に設ける。また、上記外
枠58には、特別入賞球通路55を通過した球を、大入
賞口用球寄せ室59へ誘導する傾斜通路Aを有する特別
入賞球誘導カバー部68が設けてある。尚、上記特別ス
イッチ67は例えば光センサでもよいし、磁気センサで
もよい。
【0021】そして、大開閉板36が開放中に、大入賞
口21に流入した球が運良く特別入賞球通路55に載る
と、特別スイッチ67に作用したのち、外枠58の特別
入賞球誘導カバー部68の傾斜通路Aに誘導され、中枠
57の大入賞口用球集合通路61に落下する。一方、上
記特別入賞球通路55に載れなかった球は中枠57の大
入賞口用球集合通路61に直接落下する。そして、上記
球集合通路61に落下した球、即ち大入賞口用球寄せ室
59に集まった球は、10カウントスイッチ64に検出
されたのち、機裏に排出されて入賞球として処理され
る。
【0022】上記のような大入賞口21には、当該大入
賞口21へ入賞した球数を可視表示する10カウント表
示灯101を設ける。この10カウント表示灯101
は、図示の実施例によれば、大入賞口裏カバー56を透
明材質で構成し、この大入賞口裏カバー56の背面側に
7セグメントの所謂デジタル表示器を臨ませてなる。即
ち、大入賞口21が開放中に入賞する球を上記10カウ
ントスイッチ64により検出し、この入賞球数を大入賞
口21が開放した状態のときに視認することができる。
尚、この実施例においては、上記デジタル表示器を構成
した基板102をビス103によって大入賞口裏カバー
56に設けた取付ボスに止着している。
【0023】上記大入賞口21の下方には、ガイドリブ
104を設けて球通路105を形成すると共に、この球
通路105を通過する球を1個宛に取り込み可能な小入
賞口23を形成する。
【0024】上記球通路105は、ベース基板としての
取付基板25の前面側に、一対のガイドリブ104を延
出することにより、当該ガイドリブ104の間に形成し
てある。ガイドリブ104は、図示の実施例によれば、
内側へ緩い下り傾斜の緩斜面部104aと、外側へ比較
的急激に傾斜する急斜面部104bとを有する山形に形
成される。また、上記緩斜面部104aの下方には垂下
面部104cが延出し、内側エッジ部106が形成され
ている。そして、左右に配置するガイドリブ104の内
側エッジ部106の間隔、即ち垂下面部104cの間が
球通路105となる。また、上記山形の頂点である外側
エッジ部107の間隔が有効領域、即ち球を球通路10
5へ誘導可能な範囲となる。
【0025】ところで、上記外側エッジ部107及び内
側エッジ部106は、鋭角或は鈍角に形成される。ま
た、上記球通路105は、一般に打球が集中する部分に
形成されることが多い。更に、上記のような入賞装置ユ
ニット26は、一般に加工の容易なABS樹脂等で成型
される。そこで、金属製の球が合成樹脂製のガイドリブ
104に繰り返し衝突することになる。従って、球の絶
え間ない衝突によって、上記ガイドリブ104の内側エ
ッジ部106或は外側エッジ部107が摩耗する。即
ち、内側エッジ部106や外側エッジ部107がえぐれ
てしまい、球通路105の間隔或は有効領域108が変
わってしまう。すると、球の誘導が初期設定とは異る状
態となり、釘調整が難しくなる。しかも、衝突した球の
反射方向が安定しなくなるので、より一層調整が難しく
なる。
【0026】そこで、本発明は、上記ガイドリブ104
の摩耗ないし変形を防止するための保護部材を設ける。
この保護部材は、図示の実施例によれば、ガイドリブ1
04に被着するカバー体109である。このカバー体1
09は、ステンレス板を折り曲げて構成したもので、垂
下面部104c、緩斜面部104a及び急斜面部104
bを覆う被覆面109aを備えると共に、両端部に折返
片109bを備える。このカバー体109を、ガイドリ
ブ104に前端側から被着し、折返片109bで挟み込
むのである。尚、カバー体109は、左右のガイドリブ
104に共通に使用できるように、どちら側の端面から
も被着可能である。
【0027】このように、保護部材であるカバー体10
9を折返片109bによって止着するときは、ビス止め
工程が不要となるので、工程数の削減が可能である。ま
た、ネジ孔が不要であるので、ネジ孔を開設するために
生じる強度低下が避けられる。更に、左右共通に使用可
能であるので、部品点数の増加をきたすことがなく、管
理が容易である。
【0028】上記のようにして金属製のカバー体109
により合成樹脂製のガイドリブ104を保護すれば、ガ
イドリブ104が摩耗することがなく寸法精度の変化が
ない。従って、入賞率が安定し、釘調整が簡単で、出玉
管理が容易になる。
【0029】尚、上記一対のガイドリ104の前面側に
は、例えば図12に示すような下前飾り板111を取り
付ける。この下前飾り板111の背面側には、取付ボス
116及び後述する軸押え部112を突設する。そし
て、取付基板25に開設した飾り止着孔117に通した
ビスを、上記取付ボス116に締着することにより下前
飾り板111を取付基板25に対して取り付ける。
【0030】図示の実施例では、保護部材としてカバー
体109を示したが、この保護部材は他の部材であって
もよい。例えば、図13及び図14に示すように、ガイ
ドリブ104の外側エッジ部107に、金属製のピン1
10をインサート成型しておいてもよい。尚、このピン
110をインサート成型する際には、ガイドリブ104
のエッジ部に相当するピン110の周面の一部が露出す
るようにする。このようにしておけば、外側エッジ部1
07が金属製となり、球の衝突によっても容易に摩耗し
ない。尚、110′は球が接触しない程度に肉盛りされ
たピン110の補強部である。
【0031】更に、図15に示すように、下前飾り板1
11に、ガイドリブ104を設けると共に、保護部材を
設けるようにしてもよい。この実施例では、下前飾り板
111の裏面側に、ガイドリブ104を延設すると共
に、外側エッジ部107に金属製のピン110がインサ
ート成型されている。
【0032】この実施例においても、外側エッジ部10
7が金属製となるので、球の衝突によって摩耗或は変形
することがなく、入賞率が安定し、釘調整が容易にな
る。また、この実施例においては、ガイドリブ104を
下前飾り板111の裏面側に設けているので、万一破損
した場合でも、下前飾り板111のみを交換することに
より補修が可能であり、実用的価値が高い。
【0033】尚、上記各実施例では、外側エッジ部10
7にピン110をインサートする場合を示しているが、
内側エッジ部106にもピン110をインサート成型し
て保護部材を形成してもよい。
【0034】一方、上記のようにして形成した球通路1
05は、球がほゞ1個通過可能な横幅を有し、該球通路
105には小入賞口23が臨んでいる。この小入賞口2
3は球通路105に延出して通過する球を取り込む小開
閉板38及び駆動源としての小入賞口用ソレノイド69
を備えている。
【0035】上記小開閉板38は、支軸70によって前
回りに回動可能に支持され、底板部38a及び前板部3
8bを有した断面ほゞL字型の部材であって、側方に操
作ピン71が延出している。そして、底板部38a及び
前板部38bには、上記操作ピン71と反対側の側方へ
向けて緩い下り傾斜が設けてある。そこで、小開閉板3
8が前方に回動して小入賞口23を開放した状態では、
前板部38bがガイドリブ104の間に位置して球通路
105の下方を塞ぐと共に、底板部38aがほゞ起立し
て小入賞口23を塞ぐ。従って、有効領域108へ誘導
された球がここに貯留される。そして、小開閉板38が
戻り回動するときに、貯留した球1個を小入賞口23へ
取り込み、この取り込んだ球は後述するように側方へ向
けて抜ける。尚、図示の実施例では、上記支軸70を下
前飾り板111の裏面に突設した軸押え部112によっ
て、取付基板25に溝状に設けた軸受部113に装着し
ている。
【0036】一方、駆動源としての小入賞口用ソレノイ
ド69には小開閉板用駆動部材72を止着する。この小
開閉板用駆動部材72は、断面ほゞアングル状の部材で
あって、上下の端面に第1円板挿入溝73a及び第2円
板挿入溝73bが形成してある。これらの挿入溝73
a,73bに、プランジャ74の端部に設けた第1円板
75a及び第2円板75bを夫々挿入して小入賞口用ソ
レノイド69を連結する。尚、上記小開閉板用駆動部材
72の側面をソレノイド取付板76に摺接することによ
り当該駆動部材72の揺れを防止するようになってい
る。また、上記ソレノイド取付板76は、金属板を屈曲
形成した部材であって複数の止着孔77…を有し、これ
らの止着孔77に通したビスで上記小入賞口用ソレノイ
ド69を固定すると共に、取付ボス50に当該取付板7
6を固定する。更に、ソレノイド取付板76の下面には
ストッパ板76aが設けてあり、プランジャ74の突出
を防止してある。そして、この小入賞口用ソレノイド6
9と前記した大入賞口用ソレノイド39とはほゞ対称に
配設してある。
【0037】上記小開閉板用駆動部材72の下縁には操
作腕78を延設し、該操作腕78の先端に設けた切欠溝
79に上記した小開閉板38の操作ピン71を遊嵌す
る。従って、小入賞口用ソレノイド69を励磁すると、
プランジャ74が戻りバネ80に抗して上昇するので、
小開閉板用駆動部材72が上昇して操作腕78及び操作
ピン71を介して小開閉板38が前方へ回動して小入賞
口23を開放する。尚、この小入賞口23においては、
閉止時には小開閉板38の上縁部38′の背面側が中枠
57のストッパ43′に前方から当接すると共に、開放
時には小開閉板38の上縁部38′の前面側が下前飾り
板111の裏面に設けたストッパ114に後方から当接
して開閉角度を規制する。
【0038】一方、この小入賞口23の後方には、前記
した大入賞口21の球寄せ室59と前後方向に隣接し
て、小入賞口用の球寄せ室60が形成されている。即
ち、前記した中枠57の大入賞口用球集合通路61の下
方に延設した小入賞口用裏カバー63が隔壁となって球
寄せ室60が形成される。また、上記中枠57の大入賞
口用球集合通路61の下方には、小入賞口用カウントス
イッチ取付部81を設け、該カウントスイッチ取付部8
1に光センサ等からなる球検出スイッチを小入賞口用カ
ウントスイッチ82として止着する。
【0039】そして、前記ガイドリブ104によって形
成された有効領域108から球通路105へ誘導されて
小入賞口23へ入球した球は、小入賞口23用の球寄せ
室60に取り込まれ、取付基板25の背面に形成されて
いるリブ状の排出通路Bを通って小入賞口用カウントス
イッチ82に検出されたのち、機裏へ排出される。尚、
図示の実施例では、小入賞口用カウントスイッチ82を
門型の光センサによって構成してあるが、球通過口を有
する通過型の磁気センサを利用してもよい。また、球通
過路にコイルを設けてこの球通過路を通過する球を検出
可能とした平板状の球検出器を利用してもよく、この球
検出器を上記排出通路Bに適用することもできる。
【0040】上記のような入賞装置ユニット26の取付
基板25には、更に第1の可変表示装置15の特定入賞
手段として、前記した特定入賞ユニット20の特定入賞
口18と同じ機能を有する特定入賞口18′が左右一対
に形成してある。この特定入賞口18′は、上向きに開
口する樋状の始動球通路83を有し、該始動球通路83
に始動スイッチ84を臨ませてなる。尚、図示の実施例
によれば、上記始動スイッチ84は、当該始動スイッチ
84のケースの後端面に係止爪85によって係止させて
ある。また、上記特定入賞口18′は表示灯を形成する
ランプケース86に並設してある。
【0041】そして、上記ランプケース86の内壁は、
球を前記した小入賞口23が臨む、ガイドリブ104方
向へ誘導可能な誘導壁87となっている。尚、ガイドリ
ブ104と誘導壁87の先端との間は、球が通過可能な
間隔になっている。
【0042】上記のような入賞装置ユニット26の取付
基板25には、更に第1の可変表示装置15の特定入賞
手段として、左右一対の第1特定入賞口18′が形成し
てある。この第1特定入賞口18′は、上向きに開口す
る樋状の始動球通路83を有し、該始動球通路83に始
動スイッチ84を臨ませてなる。尚、図示の実施例によ
れば、上記始動スイッチ84は、当該始動スイッチ84
のケースの後端面に係止爪85によって係止させてあ
る。また、上記特定入賞口は表示灯を形成するランプケ
ース86に並設してある。
【0043】即ち、第1の可変表示装置15の特定入賞
手段となる第1特定入賞口18及び第2の可変表示装置
16の特定入賞手段となる第2特定入賞口19を設けた
特定入賞手段ユニット20は、図示の実施例によれば、
基板のほゞ中央上方部分に始動スイッチ84′が臨む第
1特定入賞口18の一つを設けると共に、左右側方に各
々始動スイッチ88が臨む一対の第2特定入賞口19を
設け、更に発光ダイオード等による第2特定入賞口19
の始動記憶を表示する始動記憶表示灯89を設けてな
る。尚、上記第2特定入賞口19は打球が入賞とはなら
ず通過するタイプでもよい。
【0044】始動記憶表示灯89は、前記した特定入賞
口18の始動記憶表示灯34とほゞ同様であって、この
実施例では点灯表示される始動通過球数データは最大値
が4球と定められ、表示灯駆動回路Aにより5球目以降
の始動通過球に対する表示を行わない。ゲ−ム中に始動
通過球が5球以上あっても、4球目迄の各始動通過球に
ついては、第2の可変表示装置16を起動して可変表示
を開始する権利を保持し、この権利が保持されている各
始動通過球に対応した停止表示データを表示灯駆動回路
Aで選択するが、5球目以降の始動通過球数に対応する
データの選択は行わない。つまり、5球目以降の始動通
過球をゲ−ムの始動について無視する。
【0045】次に上記のような構成のパチンコ機1にお
ける遊技の一例を簡単に説明する。尚、このパチンコ機
1は図11のブロック図に示すような制御手段によって
制御されている。また、このパチンコ機1では遊技者が
弾発した打球が大入賞口21である可変入賞装置に入賞
すると入賞球1個につき15個の賞球を払い出し、他の
一般入賞口28等に入賞した場合には入賞球1個につき
7個の賞球を払い出すように設定してある。
【0046】先ず、遊技者は、大入賞口21及び小入賞
口23を遊技者に有利な第2状態に変換させる条件を創
出するための特定入賞口18,19が集中している遊技
部14のほゞ中央に配設した特定入賞手段ユニット20
を狙って弾発する。即ち、この特定入賞手段ユニット2
0には、第1特定入賞口18及び第2特定入賞口19が
設けてあるので、打球が第1特定入賞口18に入賞する
と、第1の可変表示装置15が可変表示を開始し、停止
図柄が予め設定した態様のときに「大当り」となって、
例えば約30秒間または10カウントスイッチ64が入
賞球を10個カウントするまでを1サイクルとして、1
サイクル中に特別スイッチ67により検出された場合に
再度大入賞口21を開放して、当該大入賞口21を最大
16回開放する特別遊技へ移行する。また、第2特定入
賞口19を通過すると、第2の可変表示装置16が可変
表示を開始し、停止図柄が予め設定した態様のときに
「当り」となって小入賞口23である第2の可変入賞装
置24が例えば約3秒間開放する。
【0047】そして、大入賞口21或は小入賞口23が
開放したときも、上記特定入賞手段ユニット20を狙っ
て弾発すれば、遊技球が遊技部14のほゞ中央に集中し
て大入賞口21及び小入賞口23に流入する。従って、
遊技者は、狙いを一定に定めて弾発すればよく、ゲーム
の進行に応じて狙いを変える必要がなく、分り易いゲー
ムとなる。尚、制御手段はゲームの進行に応じてスピー
カーから種々の効果音を放声すると共に、各種の表示灯
を点灯或は点滅させてゲームを盛り上げる。
【0048】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、球通路を形成する入賞装置は
どのような構成のものであってもよいし、ベース基板を
直接遊技盤上に形成するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上要するに本発明は、ベース基板上
に、打球を導くための球通路を形成するガイドリブを設
け、該ガイドリブのエッジ部には、当該エッジを保護す
る保護部材を設けるようにしたので、球が繰り返し衝突
するガイドリブにおいて、保護部材によってガイドリブ
の摩耗を防止することができ、ガイドリブの形状や寸法
精度に変化がないので、入賞率が予想外に変動すること
がなくなる。従って、釘調整が簡単になり、出玉管理が
容易なパチンコ機を提供できる。また、継続使用しても
ガイドリブを設けた入賞装置を交換する必要がないの
で、交換に要する手間や費用を削減できると共に、長期
間に亙って安定した遊技が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】入賞装置ユニットの一部欠截正面図である。
【図3】入賞装置ユニットの主要部の背面図である。
【図4】入賞装置ユニットの断面を示す図3における矢
視A−Aの断面図である。
【図5】入賞装置ユニットの外枠を外した状態の一部欠
截背面図である。
【図6】図5における矢視B−Bの断面図である。
【図7】大入賞口カバー、中枠及び外枠を外した入賞装
置ユニットの主要部を示し、(A)は背面図、(B)は
側面図である。
【図8】大入賞口カバー、中枠及び外枠の分解状態の斜
視図である。
【図9】大入賞口用の駆動手段の分解斜視図である。
【図10】小入賞口用の駆動手段の分解斜視図である。
【図11】制御手段のブロック図である。
【図12】下前飾り板を背面側から見た斜視図である。
【図13】本発明の他の実施例を示す入賞装置ユニット
の一部欠截正面図である。
【図14】図13の矢視Aにおける断面図である。
【図15】本発明の他の実施例を示す下前飾り板を背面
側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 14 遊技部 15 第1の可変表示装置 16 第2の可変表示装置 21 大入賞口 23 小入賞口 104 ガイドリブ 105 球通路 106 内側エッジ部 107 外側エッジ部 110 ピン 111 下前飾り板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース基板上に、打球を導くための球通
    路を形成するガイドリブを設け、該ガイドリブのエッジ
    部には、当該エッジを保護する保護部材を設けるように
    したことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記エッジ部は、入賞口がある側と遊技
    盤面側へ導くための振分部材である請求項1記載のパチ
    ンコ機。
  3. 【請求項3】 前記保護部材は前記ガイドリブを被覆す
    るカバー材である請求項1または請求項2記載のパチン
    コ機。
  4. 【請求項4】 前記保護部材はエッジ部にインサート成
    型したインサートピンである請求項1または請求項2記
    載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 前記ガイドリブはベース基板と一体に形
    成されている請求項1ないし請求項4記載のパチンコ
    機。
  6. 【請求項6】 前記ガイドリブは、飾り部材と一体に形
    成されていると共に、ベース基板に対して着脱自在であ
    る請求項1ないし請求項4記載のパチンコ機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012065813A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2016182424A (ja) * 2016-07-25 2016-10-20 株式会社ソフイア 遊技機

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