JPH0723668B2 - 積層状折畳み戸の戸袋装置 - Google Patents

積層状折畳み戸の戸袋装置

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JPH0723668B2
JPH0723668B2 JP1225051A JP22505189A JPH0723668B2 JP H0723668 B2 JPH0723668 B2 JP H0723668B2 JP 1225051 A JP1225051 A JP 1225051A JP 22505189 A JP22505189 A JP 22505189A JP H0723668 B2 JPH0723668 B2 JP H0723668B2
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満 小林
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    • E05D15/0604—Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane allowing an additional movement
    • E05D15/0608—Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane allowing an additional movement caused by track lay-out
    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00—Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/92—Doors or windows extensible when set in position
    • E06B3/922—Doors or windows extensible when set in position with several wings opening horizontally towards the same side of the opening and each closing a separate part of the opening
    • E06B3/924—Doors or windows extensible when set in position with several wings opening horizontally towards the same side of the opening and each closing a separate part of the opening positioned in one plane when closed
    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05Y—INDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/10—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
    • E05Y2900/13—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof characterised by the type of wing
    • E05Y2900/132—Doors

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は，建物の開口部に設置される積層状折畳み戸の
戸袋装置に関する。
［従来の技術］ 蛇腹状折畳み戸に代わるものとして，積層状折畳み自在
にパネルを連結した折畳み戸が提案されている。
本出願人は，この種積層状折畳み戸に関し，例えば特開
昭61−40985号や特開昭64−6484号により，パネルの連
結装置を出願済であり，これらによれば，隣接するパネ
ルの一方に固定し，他方において幅方向にスライドする
ように可動連結体を設置して，この可動連結体により各
パネルを積層状折畳み自在に連結するものとしてある。
ところで，このような積層状折畳み戸は，例えば上吊り
式に水平ガイドレールに案内せしめて開閉を行うものと
する一方，戸袋部に折畳み収納するものとされている
が，パネルの折畳み状態は，ガイドレールの，例えば室
内側に菱形状に傾斜拡開するようになされており，結局
これら折畳み戸を収納する戸袋部においては少くとも菱
形状のスペースを必要とすることとされている。
これは，パネル間の可動連結体の長さや一方のパネルに
おける可動連結体のスライド範囲等の関係から，パネル
をこのように菱形状に収納することが簡便であることに
起因している。
［発明が解決しようとする課題］ しかし乍ら，この場合，戸袋部がガイドレールに対して
菱形状とされるため，そのスペースが自ずと大きく必要
とされ，殊に多数のパネルを用いた折畳み戸とする場合
には，菱形における対角線が拡大することになって有効
スペースを大きく損う結果となり，殊に前記の如くに室
内側に戸袋部を設けるようにしたときには有効広さが大
幅に制約されるという問題があった。
また，このように菱形状に戸袋部を設けてなる折畳み戸
について開閉試験を行ったところ，ガイドレール端部近
傍においてパネルが引掛り状となるケースが見られ，必
ずしもその収納引出しがスムーズに行い得ない結果とな
り，この点も改善すべき問題点とされていた。
本発明は，この種の積層状折畳み戸における以上のよう
な問題点に鑑みてなされたもので，その目的とするとこ
ろは，収納引出しがスムーズになし得るとともに，ガイ
ドレールに直交し且つ可及的コンパクトに多数のパネル
を収納できる積層状折畳み戸の戸袋装置を提供するにあ
る。
［課題を解決するための手段］ 上記目的に添って本発明は，ガイドレールの上端部に1/
4円弧の湾曲部を介して直交戸袋部を設け，この直交戸
袋部にスムーズな引出しとコンパクトな折畳みを可能と
するように，ガイドレールからの各パネルを緩傾斜状態
に折畳み収納するようにしたものであって，即ち本発明
は，積層状折畳み自在に連結したパネルのそれぞれに回
動自在に内外偏位して固定した各一対の走行戸車と，こ
れら走行戸車をそれぞれ独立案内する内側レールと外側
レールとを平行近接して備えたガイドレールと，該ガイ
ドレールの端部において上記内側レール及び外側レール
を直交方向に向けて離隔分岐し，離隔側一方のレールの
曲率半径を大とするように異径化した各1/4円弧の湾曲
部と，該湾曲部を介して配設し，上記内側レール及び外
側レールを上記一対の走行戸車間隔よりやや狭小化した
間隔に平行離隔して上記パネルの折畳み収納を上記ガイ
ドレールにおける後続側の走行戸車を遅延状にしたパネ
ルの緩傾斜状態に行う上記ガイドレールに直交する直交
戸袋部に係り且つこれを発明の要旨として上記課題解決
の手段としたものである。
なお，上記離隔側一方のレールとは，直交戸袋部をガイ
ドレールの室内側としたときは外側レールが，室外側と
したときは内側レールがそれぞれこれに該当する意味に
用いる。また，一対の走行戸車は，直交戸袋部に対して
先行する側を離隔側一方のレールに案内せしめるように
配置することが必要である。
［作用］ 本発明にあっては，間隔が一定とされることになる一対
の走行戸車のうち走行する走行戸車が早期に湾曲部に入
って首振り状に回動し乍ら案内され，後続の走行戸車が
遅れて湾曲部に入ることになるので，走行戸車の回動角
度が異なった状態でパネルの方向回転がなされることに
なり，戸袋部がガイドレールに直交するにも拘らずその
折畳み収納をスムーズになし得る。
また，レール間隔の短寸化によって，上記後続側の走行
戸車が遅れて湾曲部に入り，ガイドレール側にこの走行
戸車が引かれるように遅延状となり，結果多数の各パネ
ルは後続側の走行戸車遅延状の緩傾斜状態に直交戸袋部
に収納されるに至る。このため引張力を受けて直交戸袋
部からパネルが引出される際に，上記後続側の走行戸車
は，曲率半径が比較的小さく構成される分岐側レールの
湾曲部に対して入り易くなり，前記首振り状回動の異角
度化とも相俟ってその引出しがスムーズになされ得る。
［実施例］ 以下実施例を示す図面に従って本発明を更に具体的に説
明すれば,1は張出し状デッキ２上に設置されたフルオー
プンタイプのアルミニウム合金製サンルームであり，こ
のサンルーム１は，支柱３に支持され建物外壁に固定さ
れた屋根４と，この屋根４内側にＵ字状に設けられた水
平の上部ガイドレール26,下部ガイドレール27間に装着
された両開き用一対の各積層状折畳み戸8,8とを備えて
なる。
折畳み戸８は，多数のパネル９…を積層状折畳み自在に
連結して構成してある。本例にあって，この連結は上下
の可動連結体13,13による隣接パネル9,9同士の連結と，
これを補助する縦框18,18の係合連結とによりなされて
なる。
即ち，各パネル９において，上框10及び下框17にはその
室内側全長に亘ってそれぞれしたガイド条11を設けてあ
り，このガイド条11には，端部キャップ12で閉塞した拡
大切欠き部から，ブロツク状樹脂製のスライダー13を嵌
入装着せしめて，幅方向にスライド自在とする一方，こ
のスライダー14と隣接パネル９の縦框18室内側間に所定
長さのワイヤー15を介装固定して可動連結体13による連
結をしてあり，ワイヤー15長さを充分に確保することに
よって，各パネル９…を連結したまま完全に重ねた状態
の積層状折畳みをなし得るものとされてなる。
また，左右の縦框18にはそれぞれ同形にして断面湾曲凹
凸状とした係合部19を長手方向全長に設けてあり，上記
ワイヤー15が伸張したとき，直列状に隣接したパネル９
の縦框18が相互に内外方向から嵌り合うように係合連結
せしめるものとしてあり，これにより，折畳み戸８に対
する引張り力が各パネル９に安定して伝達されるように
する一方，折畳み時に縦框18における係合連結が容易に
解除されるようにしてある。
20,21は上吊用とした走行戸車であり，この走行戸車20,
21は各パネル９の上記縦框18,18上端にl1の間隔を置い
て一対固定されてなる。各走行戸車20,21はパネル９の
前後中心線上に設けられた支軸23に対して回転自在に横
向き垂直に固定せしめてあり，これにより，各走行戸車
20,21を内外に偏位せしめ得るとともに首振り状の回動
を可能としてある。なお，本例にあって更に縦框18下端
には上記走行戸車20,21と同位置になるよう各一対の垂
直ローラー24,25を固定して備えてある。
このように構成した各パネルからなる折畳み戸８はＵ字
状として３面を開口するようにした連結一体水平のガイ
ドレールに上吊り装着せしめてある。
即ち，上部ガイドレール26は内側レール28と外側レール
29と平行近接して相対向するように備えており，本例に
おいては同一断面の２本の各ガイドレール体27,27を連
結一体化して構成してあり，この内側レール28,外側レ
ール29に上記一対の走行戸車20,21を載架せしめて各パ
ネル９の開閉を行うものとしてある。
このとき、後述の直交戸袋部38に対して先行する側の走
行戸車21を外側レール29に，後続側の走行戸車20を内側
レール28に夫々位置せしめてあり，これによって各パネ
ル９における一対の走行戸車20,21が内外に偏位した状
態とされて，それぞれのレール28,29によって独立案内
せしめられるものとしている。
また下部ガイドレール30は内外側壁31,32とこの間の溝
状とされた単一レール33を備えて断面略Ｕ字状一体に構
成されており，各パネル９の中心線上に位置する前記各
垂直ローラー24,25を受け入れて下部における開閉の案
内を行わしめるようにしてある。
なお，図中34,37はそれぞれ下部ガイドレール30の直交
戸袋部41近傍に設けた樹脂製の連結部材であり，一方の
連結部材34は，下部ガイドレール30の溝幅と，これより
幅広とした連結部材37の溝幅とを連続するテーパーガイ
ド部35を備えており，また，この連結部材34には上下方
向に脱着自在にし，下端を矩形状に開口してなる排水口
を有する掃出しブロック36を嵌着したものとされてい
る。
上部ガイドレール26,下部ガイドレール30の端部室内側
にはそれぞれ上部及び下部の直交戸袋部38,41が設けら
れており，上記各折畳み戸８はこの直交戸袋部38,41に
おいてそれぞれ積層状に折畳み収納されるものとしてあ
る。
即ち,U字状とされて正面側から両側面側に至った上部ガ
イドレール26の両端部において，外側レール29をガイド
レール26延長線上に延設することによって内側レール28
と離隔分岐し，各1/4円弧の湾曲部R1，R2を介して，内
側レール28,と外側レール29をそれぞれ上部ガイドレー
ル26に対し直交方向に平行離隔せしめることによって上
部の直交戸袋部38を構成してある。
このとき，外側レール29と内側レール28における湾曲部
R1，R2の曲率半径を異径化することが必要であり，上記
離隔した離隔側一方のレール，本例にあって外側レール
29における曲率半径R2は，これを内側レール28の曲率半
径R1より相対的に大とするものとしており，本例にあっ
ては外側レール29側を内側レール28側の1.33倍となるよ
うに実寸を前者において200mmR,後者において150mmRと
してある。
離隔分岐した内側レール28と外側レール29とは湾曲部
R1，R2を介してこれら内側レール28及び外側レール29
を，上記一対の走行戸車20,21間にl1よりやや狭小化し
た間隔に平行離隔することによって，上記直交戸袋部38
を設けたものとしてあり，本例にあってはl1を451mm,l2
を440mmとして11mmの寸法差を，各走行戸車20,21にあっ
てそれぞれ僅かに生じることある遊びを除いて設定して
ある。
レール間隔l2をこのように設定することによって，湾曲
部R1，R2はいずれも1/4円弧とされているので，外側レ
ール29と内側レール28の離隔分岐部分における間隔も走
行戸車20,21間隔l1より狭小化されることになり，従っ
て，パネル９が上部ガイドレール26端部に位置したとき
には，常に上記先行側の走行戸車21が後続側の走行戸車
20より早期に外側レール29の湾曲部R2に入り，パネル９
が室内側に変位を開始し，次いで後続戸車20が上部ガイ
ドレール26側，即ち外側に引かれた状態とされて，内側
レール28の湾曲部R1に入るので，各パネル９は変位状態
を維持したまま該湾曲部R1，R2を介して直交戸袋部38内
に至り，各パネル９は，後続側の走行戸車20を遅延状に
した緩傾斜状態にこの直交戸袋部38に折畳み収納される
ことになって，前記作用欄に示した如くに，スムーズな
収納及び引出しがなされるに至る。
一方，下部ガイドレール30側にあって，これに連続する
下部の直交戸袋部41は樹脂製Ｌ型の湾曲部材42,44,直線
部材45…を組み合せて，下部ガイドレール30における内
外側壁31,32を同様に離隔分岐せしめて，上部の直交戸
袋部38に対応して同形状に構成するとともに室内端側で
閉鎖したものとしてある。
このとき湾曲部材42,44は，上部におけると同様に，外
側の側壁32側の曲率半径を大きくなるように異径化して
あるが，内側の側壁31に続く湾曲部材42にあっては，更
に分岐位置を山型に屈折せしめた屈折部43を設けた後に
湾曲せしめるようにしてあり，この屈折部43によって上
吊りとしたパネル９において自由端側とされることにな
る垂直ローラー24,25を確実に案内するようにしてあ
る。
図中46は，上部ガイドレール26の直交戸袋部38近傍に固
定した，モーター47により駆動する，ケース48内の駆動
ローラー,49は駆動ローラー46と対とされてパネル９を
挟み込み状に保持する保持ローラー,50はそのケースで
あり，駆動ローラー46にはその周側面全面に微小の溝状
凹凸を形成してあり，これを各パネル９の上框10室内側
全長に嵌合固定して設けたラック状の駆動プレート16と
歯合せしめて，例えば上框10の結露によって駆動ローラ
ー46が空転してパネル９の送りに支承が生じたりするの
を防止するようにしてある。また，図中５は手摺,6は戸
袋部38,41の室外側に設けて中折れ状に開閉するように
した，折畳み戸閉成時の出入口用固定パネル,7はサンル
ーム１の室内床,39は上部直交戸袋部38先端のストッパ
ー,40はこの直交戸袋部38を支承固定せしめた固定フレ
ームをそれぞれ示している。
図示した例は以上のとおりであるが、本発明のガイドレ
ールは直線状の一面開口用,L字状の２面開口用としても
よく，また直交戸袋部はガイドレールの一方の端部又は
両端部に必要に応じて設けることができる。また，折畳
み戸は，例えば建物内の仕切り用としても用いられ，こ
のとき例えばパネルをブランクのものとしたり適宜各パ
ネルの構成デザインを変えることができる。
ガイドレールの内側レール及び外側レールはこれをそれ
ぞれ溝レールとして各一対の走行戸車を案内することも
でき，またこれらレールの配置は上記対向するようにす
る他，内外に向う同方向に配列したものともなし得る。
もとよりこれら走行戸車をパネルの下部に設けて本発明
を下部におけるガイドレールに適用することや上下のガ
イドレールに同時に適用することも可能である。
ガイドレールから直交戸袋部に至る，これらの間の湾曲
部曲率半径の異径化はパネルの横幅，走行戸車の位置等
を考慮して分岐側他方のレールの曲率半径が余りに小さ
すぎないように設定するが，一般には離隔側一方のレー
ルが分岐側他方のレールより1.2〜1.5倍程度に納まるよ
うにするのが好ましい。
なお，曲率半径の異径化の程度は，平行離隔位置のレー
ル間隔及び走行戸車の間隔における寸法差と相関するの
で，パネルの納まり角度を直交戸袋部でより大きくする
場合，外側レールの曲率半径をより拡大せしめるように
することになる。
平行離隔位置のレール間隔は，一対の走行戸車間隔より
一般に１〜3cm程度短寸にすれば足りるが，分岐側他方
のレールの曲率半径を大きく設定した場合には，更にこ
の寸法差を拡大できる。なお，これを小さく設定すれば
スムーズな収納と引出しを行える一方，直交戸袋部の出
幅を結局小さくし得るのでより好ましい。
走行戸車は上記のように回転自在とする他，その支軸を
内外に偏位させて設置し，例えば90°の範囲で首振り状
の回動をするようにすること，パネルの連結を上端又は
下端のリンク装置によって行い，このリンクが一方のパ
ネルにスライドするようにすること，ガイドレールを一
体に成型し，直交戸袋部においてこれを離隔分岐し得る
よう別の部材を連結すること等もそれぞれ可能とされ，
本発明は，このようにパネル，走行戸車，ガイドレー
ル，直交戸袋部の各具体的材質，形状，構造，寸法，折
畳み戸の用途等は上記発明の要旨に反しない限り様々に
変更でき，以上の例及び説明のものに限らない。
［発明の効果］ 本発明は，積層状折畳み自在に連結したパネルのそれぞ
れに回動自在に内外偏位して固定した各一対の走行戸車
と，これら走行戸車をそれぞれ独立案内する内側レール
と外側レールとを平行近接して備えたガイドレールと，
該ガイドレールの端部において上記内側レール及び外側
レールを直交方向に向けて離隔分岐し，離隔側一方のレ
ールの曲率半径を大とするように異径化した各1/4円弧
の湾曲部と，該湾曲部を介して配設し，上記内側レール
及び外側レールを上記一対の走行戸車間隔よりやや狭小
化した間隔に平行離隔して上記パネルの折畳み収納を上
記ガイドレールにおける後続側の走行戸車を遅延状にし
たパネルの緩傾斜状態に行う上記ガイドレールに直交す
る直交戸袋部とを備えてなることを特徴とするから，一
対の走行戸車の首振り状の回動角度を異らしめてパネル
の方向転換を可能とし，走行戸車の双方に同角度同時の
回動負荷を与えることがないので，結果パネルの収納，
引出しをスムーズになし得る上，パネルは直交戸袋部に
後続側の走行戸車遅延状態の緩傾斜状態にして，多数に
も拘らずコンパクトに収納されるので，引出しに際して
は更に走行戸車が分岐側レールの湾曲部に入り易く，引
出しをスムーズに行う上で有効である。
また，直交戸袋部は上記構成によってガイドレール直交
方向に設けてあるから，折畳み戸の積層状折畳み寸法に
可及的に合せたコンパクトな長方形及至矩形状とするこ
とができ，無駄なスペースを占有することを可及的に防
止できる。
従って本発明は戸袋部を理想的な位置，形状，大きさの
直交したものとすることができること及び折畳み戸の収
納引出しをスムーズに行うことの双方を同時に実現した
積層状折畳み戸の戸袋装置を提供できる効果を果してい
る。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示すもので，第１図はフルオープンタイ
プとしたサンルームの一部切欠き斜視図，第２図は上部
ガイドレールと直交戸袋部との関係を示す平面図，第３
図は第２図の要部における一部拡大平面図，第４図は下
部ガイドレールと直交戸袋部との関係を示す平面図，第
５図は上部の直交戸袋部とパネルとの関係を示す断面
図，第６図はパネルの連結状態を示す斜視図，第７図は
第１図中間位置における縦断面図である。 ８…折畳み戸、28…内側レール ９…パネル、29…外側レール 13…可動連結体、38…上部直交戸袋部 20,21…走行戸車、R1，R2…湾曲部 26…上部ガイドレール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】積層状折畳み自在に連結したパネルのそれ
    ぞれに回動自在に内外偏位して固定した各一対の走行戸
    車と，これら走行戸車をそれぞれ独立案内する内側レー
    ルと外側レールとを平行近接して備えたガイドレール
    と，該ガイドレールの端部において上記内側レール及び
    外側レールを直交方向に向けて離隔分岐し，離隔側一方
    のレールの曲率半径を大とするように異径化した各1/4
    円弧の湾曲部と，該湾曲部を介して配設し，上記内側レ
    ール及び外側レールを上記一対の走行戸車間隔よりやや
    狭小化した間隔に平行離隔して上記パネルの折畳み収納
    を上記ガイドレールにおける後続側の走行戸車を遅延状
    にしたパネルの緩傾斜状態に行う上記ガイドレールに直
    交する直交戸袋部とを備えてなることを特徴とする積層
    状折畳み戸の戸袋装置。
JP1225051A 1989-08-31 1989-08-31 積層状折畳み戸の戸袋装置 Expired - Fee Related JPH0723668B2 (ja)

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