JP2006112141A - 折戸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数の扉パネルを屈曲させて屏風状に開閉するに際し、吊車にはハンガーレール内移動時にハンガーレールと並行な方向の力のみが作用するようにして、スムーズな開閉が可能とし、特に大きな面積を仕切る折戸に使用可能なものとする。
【解決手段】複数枚の扉パネルを屈曲可能に連結し、ハンガーレールに吊り下げて屏風状に開閉可能とした折戸装置において、扉パネルの連結箇所を一つおきにその上端に吊車を取り付けこの吊車がハンガーレールに係止されて移動可能とするとともに、他の一つおきの扉パネル連結箇所にはそれぞれの扉パネルの任意箇所に対向させて同径の歯車を配し、この歯車を嵌合させてこの連結された扉パネルは連結部を中心として線対称に開閉するようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ハンガーレールに複数枚の扉パネルを連結し、それを屏風状に屈曲させて開閉可能とした折戸に関するものであり、特に多数の扉パネルを連結した場合に、それらがスムーズに開閉できるようにしたものである。大型の扉パネルでも、開閉に要する力が小さくて済むようにしたものである。
折戸には、2枚の扉パネルを蝶番で連結して開閉可能としたものから、もっと多数の扉パネルを連結し、これを屏風状に折り畳むようにしてより大きな面積の開閉を対象にしたものまで各種のものが実用化されている。
ところで、2枚の扉パネルを連結しこれを折戸とするものにおいては、どのような蝶番を用いて連結してもスムーズに開閉可能である。しかし、多数の扉パネルを連結した大型の折戸では、開閉作業中に扉パネルごとに開閉角度が異なったりすると、扉パネルを吊り下げてハンガーレール内を移動する吊車が横向きになってしまったりしてスムーズに開閉させるのが困難である。また、折戸を中途まで開いたような場合に、それぞれの扉パネルが勝手な角度開いた状態で止まったりして見苦しいものとなる。
特に、開閉時に吊車にハンガーレールと並行な向き以外の大きな力が作用すると、吊車が横方向を向いたりして、ハンガーレール内をスムーズに走行することの妨げとなる。特に、吊車移動時にハンガーレールと並行な向き以外の力が作用すると、吊車がその力が作用した方向を向き易く、吊車のスムーズな移動の妨げとなる。多数の扉パネルを連結してその一端を引っ張ったり、あるいは縮めたりして折戸全体の開閉を行う場合、中途の扉パネルや吊車の向きをいちいち調整していたのでは甚だしく不便である。また、開閉時には吊車が同時に移動するので、開閉作業に大きな力を要し、扉パネルが大型の場合には作業上大変なものとなる。
すなわち、折戸開閉時に扉パネルを吊り下げている吊車には、ハンガーレール内を吊車が移動するに際しては、その移動する吊車にはハンガーレールと並行な向き以外の力が作用しないようにすれば、吊車がハンガーレール内をスムーズに走行でき、ひいては折戸のスムーズな開閉を行うことが可能となる。
そこで、この発明に係る折戸装置は前記の課題を解決するために、複数枚の扉パネルを屈曲可能に連結し、ハンガーレールに吊り下げて屏風状に開閉可能とした折戸装置において、扉パネルの連結箇所を一つおきにその上端に吊車を取り付けこの吊車がハンガーレールに係止されて移動可能とするとともに、他の一つおきの扉パネル連結箇所にはそれぞれの扉パネルの任意箇所に対向させて同径の歯車を配し、この歯車を嵌合させてこの連結された扉パネルは連結部を中心として線対称に開閉するようにした(請求項1)ものである。
また前記に加え、ハンガーレールと並行にほぼ同じ高さの位置にリニアドライブ用レールを扉パネルが折り畳まれる側に設け、駆動モータにベルトを介して連結され前記リニアドライブ用レールを走行するドライブユニットを設けるとともに、ドライブユニットを先端の扉パネルを取り付けた吊車に連結し、ドライブユニットの移動により前記吊車が移動するようにし(請求項2)、さらにドライブユニットが扉パネルを折り畳む方向に移動時、駆動モータに一定値以上の負荷がかかったことを検出した場合に、駆動モータの負荷が一定値以下となるのを検出するまで駆動モータを停止するようにした(請求項3)ものである。
ハンガーレールに係止されない側の連結部は、嵌合した歯車により線対称となるように同角度開閉するので、この歯車を介して連結された一組の扉パネルごとに開閉することができる。そして、従動側となる吊車は扉パネルが完全に開くか又は閉じるまでは静止した状態を保持している。したがって、ハンガーレールに係止されている吊車は、吊車移動時にはハンガーレールと並行な方向の力のみが作用するので、吊車がハンガーレール内をスムーズに移動することになる。
また、扉パネルは一組ごとに開閉することができるので、折戸を中途まで開いたような場合も、開いた箇所は一直線となる一方、開いてない箇所は完全に閉じたままとなり、整然とした状態となって非常に見栄えがよいものとなる。
さらに、折戸が一組ずつ順番に開閉して開閉に要する力が小さくて済むので、モータ駆動方式にした場合扉パネルの先頭の吊車のみを移動させることにより折戸全部の開閉を行うことができる。また、一定値以上の負荷がモータにかかった場合にモータが一旦停止するようにしておくと、その停止している間に次に閉じる順番の扉パネルを少しだけ閉じる方向に自動的に又は手動で押してやると、引き続きモーター駆動によりその扉パネルが閉じることになり、自動的又は半自動的に扉パネルを折り畳むことができる。
吊車に扉パネルを吊り下げ、ハンガーレール内を吊車が係止されながら移動するようにした側の扉パネルは、それぞれの扉パネルがハンガーレールに対して並行な状態から直角の状態まで90度それぞれが他の扉パネルの回動には影響されずに独立して回動するように連結する。
一方、他の一つおきの扉パネル連結箇所にはそれぞれの扉パネルの任意箇所に対向させて同径の歯車を配し、この歯車を嵌合させる。そして、この連結された扉パネルは連結部を中心として線対称に開閉するようにする。すなわち、一方の扉パネルを動かすと、歯車の回転により、他の一方の扉パネルも連結部を中心として線対称に同角度動くことになるようにする。
また、ハンガーレールと並行に同じ高さの位置にリニアドライブ用レールを扉パネルが折り畳まれる側に設ける。そして、駆動モータにベルトを介して連結されていてリニアドライブ用レールを走行するドライブユニットでもって、先頭の扉パネルを取り付けた吊車をハンガーレールに沿って移動させるようにする。
次にこの発明に係る折戸装置に一実施例を図面に基づいて述べる。図1〜図7はAとB,CとD,EとFの三組、計6枚の扉パネルを連結し、これらが順次折り畳まれる例を示したものであるが、本発明の実施において扉パネルの連結枚数についての制限はない。また、図示した例では扉パネルを電動モータにより駆動して開閉するようにしたものを示したが、手動開閉式のものでもよい。
1は扉パネルの上方に配したハンガーレールである。ハンガーレール1は吊車2がハンガーレール1に係止されながら走行可能であれば、どのようなものでもよい。また、吊車2も扉パネルが大型で重量が重いものの場合は、車輪がハンガーレール1を走行する吊車形式のものが望ましいが、扉パネルの重量が軽いものの場合は、ハンガーレール1に係止されながら移動可能であれば、必ずしも車輪を有していなくてもよい。
3はハンガーレール1と並行にほぼ同じ高さの位置に配したリニアドライブ用レールである。リニアドライブ用レール1は原則的には扉パネルが折り畳まれる側に設ける。反対側に設けることも可能であるが、こちらの位置の方が最終的に全体的な重量バランスがとり易く、よりスムーズに開閉することができるからである。
扉パネルAの片端部A1は吊車21によりハンガーレール1に吊り下げられ、且つ扉パネルAの片端部A1は吊車21に対して回転可能となっている。また、扉パネルBの他端部B2と扉パネルCの片端部C1の連結部4は吊車22により、扉パネルDの他端部D2と扉パネルEの片端部E1の連結部4は吊車23によりハンガーレール1に吊り下げられている。なお、連結部4の仕組みについては後述する。さらに、扉パネルFの他端部F2も吊車24によりハンガーレール1に吊り下げられ、且つ扉パネルFの他端部F2は吊車24に対して回転可能となっている。
そして、吊車24にはドライブユニット5が連結されており、ドライブユニット5はベルトを介して電動モータ6により駆動され、リニアドライブ用レール3に沿って移動するように構成されている。
一方、各扉パネルの他の連結箇所は回動部7となっており、扉パネルAの他端部A2と扉パネルBの片端部B1は回動部71で、扉パネルCの他端部C2と扉パネルEの片端部E1は回動部72で、扉パネルEの他端部E2と扉パネルFの片端部F1は回動部73で、それぞれ後述するような仕組みにより線対称に開閉するように連結されている。
次に、回動部7の一例を図8に基づいて説明する。図面は扉パネルEの他端部E2と扉パネルFの片端部F1の回動部73の例を示したものであるが、他の回動部(71,72)も同様である。扉パネルEの他端部E2の任意箇所にアーム部8を配し、アーム部の一端には歯車9が形成してある。また、扉パネルFの片端部F1にもアーム部8を配し、一端には歯車10が形成してある。そして、歯車9と歯車10は同径,同ピッチであり互いに嵌合するようになっている。11は歯車9と歯車10を連結するとともに連結パネルEと連結パネルFを連結する断面コの字状の連結蝶番であり、連結蝶番11の両端には支承部12が形成してあり、この支承部12を軸として歯車9と歯車10が回動するようになっている。
図示した例では、歯車9と歯車10は扉パネルE,Fがそれぞれ90度回動できる範囲で形成したが、場合によってはもっと広角度に設けてもよい。いずれにしても、一方の扉パネルを90度開閉させた際、他方の扉パネルも線対称に90度開閉されるようになっていればよい。また、アーム部8や歯車9,10は扉パネルの任意箇所に少なくとも一箇所設ければ理論的には可能であるが、よりスムーズに扉パネルを開閉するためには、複数箇所において歯車を嵌合させることが望ましい。さらに、歯車を扉パネルの高さ全長にわたって、あるいは高さ全長における歯車を設けた部分の長さを多くしておくと、扉パネルが大型のものであってもスムーズに開閉することができる。
図9は回動部7の他例を示したものであり、図面は扉パネルEの他端部E2と扉パネルFの片端部F1の回動部73の例を示したものであるが、他の回動部(71,72)も同様である。扉パネルEの他端部E2の上端部又は(及び)下端部に歯車13を配設する。また、扉パネルFの片端部F1の上端部又は(及び)下端部にも歯車14を配設する。そして、歯車13と歯車14は同径,同ピッチであり互いに嵌合するようにしてある。15は歯車13と歯車14を上から押えつけるようにした連結板であり、連結板15は歯車13と歯車14の中心部においてシャフト16により扉パネルE2と扉パネルF1の端面に回転可能に取り付けてある。
すなわち、扉パネルEの他端部E2と扉パネルFの片端部F1は連結板15によりシャフト16を中心としてそれぞれの扉パネルが回動可能に連結される。一方、歯車13と歯車14は互いに嵌合しており、同径,同ピッチであるので一方の扉パネルを回動させると、他方の扉パネルも線対称に回動することになる。
なお、図示した例では、歯車13と歯車14は扉パネルE,Fがそれぞれ90度回動できる範囲で形成したが、場合によってはもっと広角度に設けてもよい。また、歯車13と歯車14は嵌合する歯車部分について同径,同ピッチであればよく、その他の部分はどのような形状でもよい。また、扉パネルへの配設方法も歯車が扉パネルに対して固定されればどのような方法でもよい。一方、歯車は扉パネルの上端面と下端面の双方に設け、それぞれの歯車を連結板で押えるようにして扉パネルE,Fを連結しておくのが望ましいが、扉パネルが小型の場合は上端面と下端面のうち片端面にのみ歯車を嵌合させ、他端面は連結板で回動可能に連結しておくだけでもよい。
次に、連結部4の一例を図10に基づいて説明する。図面は扉パネルDの他端部D2と扉パネルEの片端部E1の連結部4の例を示したものであるが、他の連結部も同様である。17は扉パネルDの他端部D2の上端面と扉パネルEの片端部E1の上端面を連結する連結板である。連結板17はシャフト18を中心としてそれぞれの扉パネルが独立して回転するようになっている。そして、連結板17の上面中央には吊車23が連結してある。シャフト18により連結板17を扉パネルの中央の重心部に配し、吊車23も扉パネルの重心部となる位置で連結板17に接続しておくと、吊車23に作用する力が片寄らずスムーズな吊車の走行を確保できる。なお、扉パネルDの他端部D2の下端面と扉パネルEの片端部E1の下端面も連結板17によりそれぞれの扉パネルが独立して回転できるように連結しておく。
図11は連結部4の他例を示したものであり、図面は扉パネルDの他端部D2と扉パネルEの片端部E1の連結部4の例を示したものであるが、他の連結部も同様である。19は扉パネルDの他端部D2の任意箇所と扉パネルEの片端部E1を連結する蝶番である。そして、蝶番19の回動軸部の上端面において吊車23が連結してある。蝶番19としては公知のものが利用できる。また、また、蝶番19は扉パネルの任意箇所に少なくとも一箇所設ければ理論的には可能であるが、よりスムーズに扉パネルを開閉するためには、複数箇所に設けることが望ましい。さらに、蝶番を扉パネルの高さ全長にわたって、あるいは高さ全長における蝶番を設けた部分の長さを多くしておくと、扉パネルが大型のものであってもスムーズに開閉することができる。
なお、回動部7(71,72,73)と連結部4は上記実施例に限定されるものではなく、同様な機能を有する構成であればどのような物であってもよい。すなわち、回動部7においては一方の扉パネルを開閉させると、他の扉パネルも線対称に回動すること、一方連結部4においてはそれぞれの扉パネルが他の扉パネルの開閉には影響を受けずに個別に開閉すること、をそれぞれ満足すればよい。また、回動部7と連結部4は扉パネルが開いた状態と閉じた状態の時にそれぞれその状態を保持するために、扉パネルの開閉に対して若干の抵抗となるようなストッパー機構を設けておいてもよい。また、このストッパー機構を扉パネルの開閉に連動させて、順次その機能の設定と解除を自動的に行われるようにしてもよい。
次に、本発明にかかる折戸装置の折り畳まれ方を図1〜図7に基づいて説明する。図1〜図7は扉パネルが順次折り畳まれている様子を説明したものである。図1は扉パネルが完全に開いた状態を示しており、扉パネルA,B,C,D,E,Fは直線状となっている。また、ドライブユニット5もリニアドライブ用レール3の先端部に位置している。なお、ドライブユニット5は一定負荷以上の場合はモータ6が停止して移動せず、一定値以下の負荷となった場合にのみ移動可能としてある。
まず、ドライブユニット5を扉パネルを折り畳む方向に移動させるようにする。しかし、扉パネルA,B,C,D,E,Fが直線状となっているのでドライブユニット5一定値以上の負荷を検出することにより移動しない。
ここで、図2に示すように扉パネルEと扉パネルFを連結している回動部73を扉パネルが回動する方向に若干手動又は自動的な方法により押してやると、扉パネルFの他端部F2が接続してある吊車24はドライブユニット5に連結されているので、ドライブユニット5の負荷が一定値以下となりドライブユニット5の移動が可能となり、ドライブユニット5が移動すると吊車24も移動する。一方、扉パネルA,B,C,Dは直線状となっているので現状を維持する。結果として、扉パネルFが移動することにより扉パネルEも回動部73を中心にして線対称に移動し、図3に示すように扉パネルEと扉パネルFは折り畳まれることになる。そして、図3の状態になるとドライブユニット5は再度一定値以上の負荷を検出して自動的に停止する。
そこで、図4に示すように扉パネルCと扉パネルDを連結している回動部72を扉パネルが回動する方向に若干手動又は自動的な方法により押してやると、吊車23が移動可能となり、吊車23は吊車24により押される関係にあるので、ドライブユニット5の負荷が一定値以下となりドライブユニット5の移動が可能となり、ドライブユニット5が移動すると吊車24と吊車23も移動する。一方、扉パネルA,Bは直線状となっているので現状を維持する。結果として、扉パネルDが移動することにより扉パネルCも回動部72を中心にして線対称に移動し、図5に示すように扉パネルCと扉パネルDは折り畳まれることになる。
そして引き続いて、図5に示すように扉パネルAと扉パネルBを連結している回動部71を扉パネルが回動する方向に若干手動又は自動的な方法により押してやると、吊車22が移動可能となり、吊車22は吊車23と吊車24により押される関係にあるので、ドライブユニット5の負荷が一定値以下となりドライブユニット5の移動が可能となり、ドライブユニット5が移動すると吊車24と吊車23が移動し、よって吊車22も移動する。結果として、扉パネルBが移動することにより扉パネルAも回動部71を中心にして線対称に移動し、図6に示すように扉パネルAと扉パネルBは折り畳まれることになる。そして、扉パネルは全て折り畳まれたことになる。この状態においてドライブユニット5を引き続き作動させると、吊車21,22,23,24が順次押されることになり、扉パネルは図7に示すように壁際に収納されることになる。
一方、扉パネルを開く場合は、ドライブユニット5を開く方向に移動させると、まずドライブユニット5が連結してある吊車24が移動する。吊車24が移動すると扉パネルFが吊車24の移動につれて開く。扉パネルFが開こうとすると、回動部73で連結されている扉パネルEも線対称に開こうとする。そして、扉パネルEは扉パネルFの変位と同角度で変位するので扉パネルFが完全に開くまでは吊車23にはハンガーレール1と並行な方向の大きな力は作用しない。したがって、扉パネルFが完全に開き扉パネルEと扉パネルFが直線状になるまでは他の扉パネルは現在位置を保持する。
そして、さらにそのままドライブユニットを開く方向に移動させると、扉パネルFと扉パネルEが完全に直線状態となると吊車23が扉パネルEに引っ張られて移動する。吊車23が移動すると扉パネルDが吊車23の移動につれて開く。扉パネルDが開こうとすると、回動部72で連結されている扉パネルCも線対称に開こうとする。そして、扉パネルCは扉パネルDの変位と同角度で変位するので扉パネルDが完全に開くまでは吊車22にはハンガーレール1と並行な方向の大きな力は作用しない。したがって、扉パネルDが完全に開き扉パネルC,D,E,Fが直線状になるまでは扉パネルA,Bは現在位置を保持する。
さらにそのままドライブユニットを開く方向に移動させ、扉パネルCと扉パネルDと扉パネルエと扉パネルFが完全に直線状態となると、吊車22が扉パネルCに引っ張られて移動する。吊車22が移動すると扉パネルBが吊車22の移動につれて開く。扉パネルBが開こうとすると、回動部71で連結されている扉パネルAも線対称に開こうとする。そして、扉パネルAは扉パネルBの変位と同角度で変位するので扉パネルBが完全に開くまでは吊車21にはハンガーレール1と並行な方向の大きな力は作用しない。したがって、扉パネルBが完全に開き扉パネルA,B,C,D,E,Fが直線状になるまでは吊車21は現在位置を保持する。そして、引き続きドライブユニットを開く方向に移動させ、完全に開いた扉パネルを所望位置まで移動させる。
吊車にはハンガーレール内移動時にハンガーレールと並行な方向にのみ力が作用するのでスムーズな開閉が可能となり、したがって多数の扉パネルを連結して大きな面積を仕切るようにした折戸において特に有用なものとなる。また、開閉に要する力が小さくて済むので、電動式にした場合に小型のモータでも十分に駆動でき、また動きもスムーズなものとなる。
折戸の全開状態を示す平面図である。 図1の全開状態から、最初の扉パネルの組を若干閉じた状態を示す平面図である。 図2の状態から、最初の扉パネルの組を完全に閉じた状態を示す平面図である。 図3の状態から、次の扉パネルの組を若干閉じた状態を示す平面図である。 図4の状態から、最初と次の扉パネルの組を完全に閉じ、最後の組を若干閉じた状態を示す平面図である。 図5の状態から、全部の扉パネルの組を完全に閉じた状態を示す平面図である。 図6の状態から、完全に閉じた扉パネルを壁際に移動させた状態を示す平面図である。 ハンガーレールに吊車が係止されていない側の扉パネルの連結箇所の一例を示す平面図である。 ハンガーレールに吊車が係止されていない側の扉パネルの連結箇所の他例を示す平面図である。 ハンガーレールに吊車が係止されている側の扉パネルの連結箇所の一例を示す平面図である。 ハンガーレールに吊車が係止されている側の扉パネルの連結箇所の他例を示す平面図である。
符号の説明
A,B,C,D,E,F 扉パネル
1 ハンガーレール
2,21,22,23,24 吊車
3 リニアドライブ用レール
4 連結部
5 ドライブユニット
6 電動モータ
7,71,72,73 回動部
8 アーム部
9,10 歯車
11 連結蝶番
12 支承部
13,14 歯車
15 連結板
16 シャフト
17 連結板
18 シャフト
19 蝶番

Claims (3)

  1. 複数枚の扉パネルを屈曲可能に連結し、ハンガーレールに吊り下げて屏風状に開閉可能とした折戸装置において、扉パネルの連結箇所を一つおきにその上端に吊車を取り付けこの吊車がハンガーレールに係止されて移動可能とするとともに、他の一つおきの扉パネル連結箇所にはそれぞれの扉パネルの任意箇所に対向させて同径の歯車を配し、この歯車を嵌合させてこの連結された扉パネルは連結部を中心として線対称に開閉するようにしたことを特徴とする折戸装置。
  2. 請求項1記載の折戸装置に加え、ハンガーレールと並行にほぼ同じ高さの位置にリニアドライブ用レールを扉パネルが折り畳まれる側に設け、駆動モータにベルトを介して連結され前記リニアドライブ用レールを走行するドライブユニットを設けるとともに、ドライブユニットを先端の扉パネルを取り付けた吊車に連結し、ドライブユニットの移動により前記吊車が移動するようにしたことを特徴とする折戸装置。
  3. ドライブユニットが扉パネルを折り畳む方向に移動時、駆動モータに一定値以上の負荷がかかったことを検出した場合に、駆動モータの負荷が一定値以下となるのを検出するまで駆動モータを停止するようにした請求項2記載の折戸装置。
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