JPH07235859A - ラダー型フィルタ - Google Patents

ラダー型フィルタ

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JPH07235859A
JPH07235859A JP31504794A JP31504794A JPH07235859A JP H07235859 A JPH07235859 A JP H07235859A JP 31504794 A JP31504794 A JP 31504794A JP 31504794 A JP31504794 A JP 31504794A JP H07235859 A JPH07235859 A JP H07235859A
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JP
Japan
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case
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lead terminal
lead
type filter
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Application number
JP31504794A
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English (en)
Inventor
Masato Murahashi
昌人 村橋
Kanehiro Asakuma
兼弘 朝隈
Hiroki Tanaka
弘樹 田中
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース内に埋設されたリード端子と積層体と
の接触を防止する。 【構成】 ラダー型フィルタ1は、圧電共振子17,1
9,21及び22と複数の端子板16,18,20,2
3とが積層された積層体3と、積層体3を収納するケー
ス2と、端子板に一端が接続されかつケース2内に一体
成型された接地用リード端子8とを備えている。接地用
リード端子8はケース2内に埋設されており、ケース2
は、接地用リード端子8を露出させる溝9及び中央孔1
0を接地用リード端子8が埋設された部分に有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラダー型フィルタ、特
に、圧電共振子及び複数の端子板が積層された積層体
と、積層体を収納するケースと、端子板に一端が接続さ
れかつケースに一体成型されたリード端子とを備えたラ
ダー型フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】ラダー型フィルタとして、圧電共振子と
端子板とが積み重ねられた積層体と、開口を有しかつ積
層体を収納するためのケースと、ケースの開口を封止す
るための封止部としての蓋体と、端子板に一端が接合さ
れ他端が蓋体から突出する複数のリード端子とを備えた
ものが知られている。このようなラダー型フィルタにお
いては、小型化が進みリード端子が互いに接近してくる
と、ラダー型フィルタをプリント配線基板に実装する際
に各リード端子間がはんだブリッジで短絡し易くなる。
【0003】そこで本願出願人は、接地用リード端子を
ケースの底部に埋設させるとともに、開口と反対側にそ
の一端を引き出したラダー型フィルタを考えた。これに
より、小型ラダー型フィルタにおいてケースの開口側に
形成された入出力用リード端子の間隔を十分に開けるこ
とができる。なお、接地用リード端子の一端はケースの
側面に当接するように折り曲げられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ラダー型フィルタ
では、ケースを接地用リード端子と一体成型する。この
一体成型時に、接地用リード端子がケース内側に移動す
ると、その表面がケースの内面に露出する。この場合に
は、接地用リード端子が端子板等と接触することがあ
る。
【0005】また、前記ラダー型フィルタでは、接地用
リード端子の折り曲げ部がケース外面から側方にはみ出
ている。このはみ出た部分は、フィルタをプリント配線
基板に実装する際に他の部品等に引っ掛かり、実装ミス
が生じ易い。
【0006】さらに、接地用リード端子と積層体の端子
板とは、封止部に設けた接続端子を介するなどして接続
される。この場合、接地用リード端子に接続端子をほぼ
垂直に突き当てるようにして接続されるため、そのよう
な接続部分の接触面積が小さくて接続強度が不足し、機
械的衝撃や熱衝撃等によって接続部分が外れて導通不良
が発生することがある。
【0007】本発明の第1の目的は、ケース内に埋設さ
れたリード端子と積層体との接触を防止することにあ
る。
【0008】本発明の第2の目的は、ラダー型フィルタ
の実装時のミスを減らすことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るラダー
型フィルタは、圧電共振子と複数の端子板とが積層され
た積層体と、積層体を収納するケースと、端子板に一端
が接続されかつケースに一体成型されたリード端子とを
備えている。このラダー型フィルタでは、リード端子は
ケース内に埋設されており、ケースはリード端子を露出
させる開口をリード端子が埋設された部分に有してい
る。
【0010】第2の発明に係るラダー型フィルタは、圧
電共振子と複数の端子板とが積層された積層体と、積層
体を収納するケースと、ケースに一体成型され一端が端
子板が接続され他端がケースの外方に突出するリード端
子とを備えている。このラダー型フィルタでは、ケース
は外面に凹部を有しており、リード端子の他端は折り曲
げられて凹部内に収納されている。
【0011】
【作用】第1の発明に係るラダー型フィルタでは、ケー
スが、リード端子が埋設された部分にリード端子を露出
させる開口を有しているために、ケースをリード端子と
一体成型する際に開口部分を利用してリード端子の位置
決めが可能である。この結果、リード端子がケースの内
側に露出しにくくなり、リード端子と積層体との接触が
防止される。
【0012】第2の発明に係るラダー型フィルタでは、
リード端子の他端が折り曲げられてケース外面の凹部に
収納されている。したがって、リード端子の他端がケー
スの外方にはみ出ることはなく、その結果ラダー型フィ
ルタの実装時に実装ミスが生じにくい。
【0013】
【実施例】図1及び図2に本発明の一実施例としてのラ
ダー型フィルタを示す。図において、ラダー型フィルタ
1は、ケース2と、ケース2内に収納された積層体3
と、ケース2の開口6を封止する封止部4とを主として
有している。ケース2は、耐熱性樹脂からなる中空で概
ね直方体形状の部材である。ケース2の一端には開口6
が設けられており、開口6には、図2及び図3に示すよ
うに段部7が形成されている。ケース2の底面には、接
地用リード端子8が埋設されている。接地用リード端子
8は、ケース2の開口6側底部上面に露出する露出部8
aと、露出部8aから奥側に延び、奥側でケース2の下
部に露出する露出部8bと、露出部8bから上方に折り
曲げられた折り曲げ部8cとを有している。折り曲げ部
8cは、図2及び図4に示すように上方に折り曲げら
れ、ケース2の側壁外側に形成された凹部13内に収納
されている。凹部13は、上方に行くにしたがって深く
なるように形成されている。ケース2の底部には、接地
用リード端子8が延びる方向に沿って溝9が形成されて
いる。溝9は、接地用リード端子8をケース2の内面に
露出させている。さらに、ケース2の底部には下方か
ら、第1の発明に係る接地用リード端子8を露出させる
開口としての中央孔10(図2)が形成されている。こ
の中央孔10により、接地用リード端子8の中央部分が
ケース2の外部に露出している。さらに、ケース2の開
口6側端面下部には、折り曲げられた入出力用リード端
子35,36が収容される凹部11,12が形成されて
いる。
【0014】ケース2内に収納された積層体3は、図2
に示すように、コ字状の端子16と、端子16内に下か
ら順に配置された第2直列共振子17,第2端子板1
8,第1並列共振子19,第3端子板20及び第2並列
共振子21と、端子16上に配置された第1直列共振子
22と、第1端子板23と、ばね部材24とから構成さ
れている。
【0015】なお、端子16は、上下に平行に配置され
た一対の端子板26,27と両端子板26,27を連結
する連結部28とから構成され、折り曲げ加工によって
形成されている。連結部28は、ケース2の側壁と平行
に延びている。
【0016】下端子板26は正方形の板状部材であり、
図2で示すように、上面中央に突起26aを有してい
る。この突起26aは、たとえば絞り加工によって形成
されており、第2直列共振子17に当接している。上端
子板27は正方形の板状部材を2枚重ねて構成されてお
り、両側の主面にそれぞれ突起27a,27bを有して
いる。各突起27a,27bは、第1直列共振子22及
び第2並列共振子21にそれぞれ当接している。
【0017】第2直列共振子17,第1並列共振子19
及び第2並列共振子21は、両主面に電極(図示せず)
が形成された圧電セラミック製の板状部材であり、概ね
正方形状である。第2直列共振子17は、並列共振子1
9,21よりも厚みが大きく設定されている。
【0018】第2端子板18及び第3端子板20は正方
形の板状部材であり、両主面にそれぞれ突起18a,1
8bと20a,20bとを有している。各突起18a,
18b,20a,20bは、対向する共振子17,1
9,21にそれぞれ当接している。第2端子板18は、
開口6方向に延びるリード部(図示せず)を有してい
る。このリード部は、図2の紙面手前側に配置されてい
る。第3端子板20は、開口6方向に延びるリード部2
9を有している。リード部29は、第3端子板20の中
央部から延びている。
【0019】第1直列共振子22は、第2直列共振子1
7と同様に形成された圧電セラミック製の板状部材であ
る。第1端子板23は正方形の板状部材であり、下面中
央に突起23aを有している。この突起23aは、第1
直列共振子22に当接している。また、第1端子板23
は、開口6方向に延びるリード部30を有している。こ
のリード部30は、図2の紙面奥側に設けられている。
ばね部材24は、ケース2の上面部と第1端子板23と
の間に配置されており、積層体3をケース2内で一定の
圧力で押圧して固定するための部材である。
【0020】封止部4は、紙ベース31と、蓋体32
と、シール材33とから構成されている。紙ベース31
は、リード部29,30等に対応する位置にスリットを
有しており、段部7に当接している。リード部29,3
0等は、それぞれ対応する紙ベース31のスリットから
突出している。
【0021】蓋体32は、樹脂製の本体32aを有して
いる。本体32aには、第1リード端子35、第2リー
ド端子36及び第3リード端子37が一体にモールドさ
れている。各リード端子35,36,37は、リード部
29,30等に対応するスリットを備えた固定部をそれ
ぞれ有している。ここでは、各端子板からのリード部2
9,30等の先端が対応するリード端子35,36,3
7の固定部スリットに貫通し、各固定部にはんだ又は導
電性接着剤等の接合材料で固定されている。接合材料
は、本体32aの主面外側に供給されている。リード端
子35,36は、本体32aから突出する突出部35
a,36aをさらに有している。各突出部35a,36
aは、外方に突出しさらに下方に折り曲げられさらに内
方に折り曲げられている。この結果、突出部35a,3
6aは、シール材33の側壁に当接し、先端がケース2
に形成された凹部11,12内に収納されている。一
方、第3リード端子37は、突出部を有しておらず、蓋
体32の下端まで延びている。第3リード端子37の下
端は、接地用リード端子8の露出部8aに当接し、はん
だ又は導電性接着剤等の接合材料で固定されている。
【0022】蓋体32を外方から覆うシール材33は、
たとえばエポキシ樹脂であり、開口6の全体に充填され
ている。これにより、開口6は気密に封止されている。
前記ラダー型フィルタ1の等価回路を図5に示す。図に
おいて、対応する部分には同一の符号が付されている。
図5から明らかなように、第1リード端子35及び第2
リード端子36が入出力用端子であり、第3リード端子
37(接地用リード端子8)が接地用端子である。
【0023】次に、ラダー型フィルタ1の製造方法につ
いて説明する。始めに、ケース2を製造する。このと
き、たとえば図6に示すように、第1金型40と第2金
型41とでケース2の底面部を形成する。第1金型40
は接地用リード端子8の一方の主面に当接する細長い突
起40aを有している。また第2金型41は、接地用リ
ード端子8の他方の主面に当接する突起41aを有して
いる。このように、突起40a,41bによって接地用
リード端子8はケース2の底面中央部において上下方向
に正確に位置決めされる。この結果、接地用リード端子
8がケース2の内側に露出しにくくなり、接地用リード
端子8と端子板26との接触か防止される。なお、以上
のような金型40,41を用いることにより、成型後の
ケース2の底部には、リード端子8を露出させる溝9及
び開口としての中央孔10が形成される。
【0024】一体成型時には接地用リード端子8の折り
曲げ部8bは水平に延びているが、その後、上方に折り
曲げてケース2の背面外側に形成された凹部13内に収
納される。この結果、完成後のラダー型フィルタ1をた
とえばプリント配線用基板に実装する際に、他の部品に
引っ掛かったりする等の実装ミスが防止される。次に、
ケース2内に複数の圧電共振子及び端子板を配置した
後、紙ベース31と蓋体32とを開口6内に挿入する。
このとき、第1リード端子35及び第2リード端子36
の突出部35a,36aは水平方向に延びている。この
状態で、第1リード端子35、第2リード端子36及び
第3リード端子37の固定部にはんだ又は導電性樹脂か
らなる接合材料を供給し、各リード部29,30等とリ
ード端子35,36,37とを接合する。また、第3リ
ード端子37と接地用リード端子8とを接合する。最後
に、シール材33となるエポキシ樹脂を開口6に充填す
る。そして、第1リード端子35の突出部35aと第2
リード端子36の突出部36aを下方に折り曲げ、さら
にその先端を内側に折り曲げて凹部11,12内に収納
する。
【0025】さらに図7に、本発明のラダー型フィルタ
の好適な実施例を、図2と同様の断面図で示す。図にお
いて、図2と同様の部分には同一の符号が付されてい
る。
【0026】本実施例のラダー型フィルタは、リード端
子と積層体の端子板との接続部分がケースに積層体を収
納するための開口の開口方向に屈曲しているものであ
る。同図のラダー型フィルタ42においては、積層体3
中の第3端子板20のリード部29と、接地用リード端
子8の露出部8aとが、第3リード端子43によって接
合されて接続されている。そしてその第3リード端子4
3の接地用リード端子8との接続部分が、同図中に43
aで示すように、ケース2の積層体3を収納するための
開口6方向に屈曲している。このような屈曲部はリード
端子の端部に形成してもよいし、端子板の端部に形成し
てもよく、あるいは開口の封止部にリード端子と端子板
とを接続するための接続端子を設けて、その接続端子が
リード端子と接続する部分あるいは端子板と接続する部
分に形成してもよい。
【0027】このように端子又は端子板の接続部分を屈
曲させることにより、それらの接続部分の接触面積や接
合長さを十分にとることができて接続状態が強固となる
ので、機械的衝撃や熱衝撃等によるリード端子の接続不
良や導通不良が発生しなくなる。即ち、図2の例のよう
に接地用リード端子8の露出部8aに第3リード端子4
3を直角に突き当てる場合に比べて、第3リード端子4
3の屈曲部43aと露出部8aとの接触面積が大きくな
るため、両者の接続強度が高められる。従って、機械的
衝撃や熱衝撃等によって接続部分が外れて導通不良が発
生することがなくなり、接続不良を生じない安定したラ
ダー型フィルタを提供することができるものである。
【0028】またこのような屈曲部43aの形状を、図
7に示したようなL字型の他にも、波型にしたり、屈曲
部に突起や孔を設けたり、屈曲部の先端を複数に分割す
ることにより、さらに接触面積を増したり接合材料によ
る接合強度を増すことができ、より確実な接続を行なう
こともできる。そのような種々の形状の例を図8に示
す。
【0029】図8(a)〜(i)はそれぞれリード端子
43の屈曲部43aの形状例を示すものであり、(a)
〜(f)は要部断面図であり、(g)〜(i)は要部斜
視図である。
【0030】図8(a)は屈曲部43aの先端を上方に
曲げて接合材料が進入しやすくした例であり、同図
(b)は屈曲部43aの先端の下面に凸部を形成した
例、同図(c)は同じく上面に凸部を形成した例であ
る。また同図(d)は屈曲部43a全体を下方に湾曲し
た形状としてバネ性を持たせると共に接合材料が進入し
やすくした例であり、同図(e)及び(f)はバネ性や
接合材料の進入性・接着性を考慮して波型状及びジグザ
グ状とした例である。さらに同図(g)は屈曲部43a
の一部に孔43bを設けた例、同図(h)及び(i)は
それぞれ屈曲部43aの先端を複数に分割した例であ
り、これらによれば孔43bや複数の分割部分の隙間に
よって接合材料による接合長さや面積をより大きく確保
することができ、強固な接合と電気的接続とを同時に達
成することができる。この他にも、同様の種々の形状の
屈曲部を用いることができる。
【0031】なお、これらはいずれも第3リード端子4
3の形状として例示したが、このような屈曲部は、端子
板のリード部をリード端子まで延長して直接に接続し、
その接続部分のリード部先端に形成してもよく、リード
端子を端子板のリード部まで延長して直接に接続し、そ
のリード端子の先端に形成してもよい。
【0032】次いで図9及び図10に、ラダー型フィル
タ1並びにラダー型フィルタ42の分解組立図を示す。
図9はラダー型フィルタ1,42におけるケース2と積
層体3の各部品との分解組立図であり、図10(a)及
び(b)はそれぞれラダー型フィルタ1及び42の分解
組立図である。これらの図において、図1〜図4及び図
7と同様の部分には同一の符号が付されている。また、
各図中の白抜き矢印は部品の挿入方向を示している。
【0033】図9に示すように、ケース2には接地用リ
ード端子8が一体成型されており、このケース2の開口
6から積層体3を収納する。積層体3は、コ字状の端子
16と、第2直列共振子17,第2端子板18,第1並
列共振子19,第3端子板20,第2並列共振子21,
第1直列共振子22,第1端子板23,ばね部材24と
から構成されている。これらを図2及び図7に示したよ
うに組み合わせてケース2に収納することにより、ばね
部材24のばね圧力によって積層体3がケース2内に保
持される。
【0034】次に、ラダー型フィルタ1であれば図10
(a)に示したように、積層体3が収納されたケース2
に紙ベース31と蓋体32とを開口6内に挿入する。蓋
体32の樹脂製の本体32aには、第1リード端子35
及び第2リード端子36,第3リード端子37が一体に
モールドされていて、各リード端子35,36,37
は、積層体3からのリード部29,30等に対応するス
リットを備えた固定部をそれぞれ有している。そして、
各端子板からのリード部29,30等の先端を対応する
リード端子35,36,37の固定部スリットに貫通さ
せ、各固定部が接合材料で固定される。またリード端子
35,36は突出部35a,36aをさらに有してお
り、各突出部35a,36aの先端はケース2に形成さ
れた凹部内に収納される。第3リード端子37は突出部
を有しておらず、蓋体32の下端まで延びていて、第3
リード端子37の下端は接地用リード端子8の露出部8
aに当接し、接合材料で固定される。
【0035】一方、ラダー型フィルタ42においてもほ
ぼ同様であるが、この場合は図10(b)に示したよう
に、第3リード端子43は蓋体32の下端まで延びてい
て、その先端が開口6の開口方向に屈曲している。そし
て、この屈曲部43aが接地用リード端子8の露出部8
aに当接し、接合材料で固定されて接続される。この屈
曲部43aは、図8に示したような種々の形状とするこ
とができる。
【0036】このように組み立てられた後、蓋体32を
外方からシール材で覆って開口6を気密に封止すること
により、本発明のラダー型フィルタ1,42が得られ
る。
【0037】
【発明の効果】第1の発明に係るラダー型フィルタで
は、ケースが、リード端子を露出させる開口をリード端
子が埋設された部分に有しているために、ケースをリー
ド端子と一体成型する際に開口部分を利用してリード端
子の位置決めが可能である。この結果、リード端子がケ
ースの内側に露出しにくくなり、リード端子と積層体と
の接触が防止される。
【0038】第2の発明に係るラダー型フィルタでは、
リード端子の他端が折り曲げられてケース外面の凹部に
収納されている。この結果、リード端子の他端がケース
の外方にはみ出ることがなく、ラダー型フィルタの実装
時に実装ミスが生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのラダー型フィルタの
斜視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】ケースの斜視図。
【図4】図3のIV矢視図。
【図5】前記実施例の等価回路図。
【図6】ケースを製造する際の金型断面図。
【図7】本発明の他の実施例としてのラダー型フィルタ
の断面図。
【図8】(a)〜(i)はリード端子の屈曲部形状の例
を示す要部断面図並びに要部斜視図。
【図9】実施例のラダー型フィルタの分解組立図。
【図10】(a)及び(b)は実施例のラダー型フィル
タの分解組立図。
【符号の説明】
1,42 ラダー型フィルタ 2 ケース 3 積層体 8 接地用リード端子 9 溝 10 中央孔(開口) 13 凹部 20 第3端子板 37,43 第3リード端子 43a 屈曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電共振子と複数の端子板とが積層された
    積層体と、前記積層体を収納するケースと、前記端子板
    に一端が接続されかつ前記ケースに一体成型されたリー
    ド端子とを備えたラダー型フィルタにおいて、 前記リード端子は前記ケース内に埋設されており、前記
    ケースは、前記リード端子を露出させる開口を前記リー
    ド端子が埋設された部分に有していることを特徴とする
    ラダー型フィルタ。
  2. 【請求項2】圧電共振子と複数の端子板とが積層された
    積層体と、前記積層体を収納するケースと、前記ケース
    に一体成型され、一端が前記端子板が接続され他端が前
    記ケースの外方に突出するリード端子とを備えたラダー
    型フィルタにおいて、 前記ケースは外面に凹部を有しており、前記リード端子
    の他端は折り曲げられて前記凹部内に収納されているこ
    とを特徴とするラダー型フィルタ。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載のラダー型フィ
    ルタにおいて、前記リード端子と前記端子板との接続部
    分が、前記ケースの前記積層体を収納する開口方向に屈
    曲していることを特徴とするラダー型フィルタ。
JP31504794A 1993-12-28 1994-12-19 ラダー型フィルタ Pending JPH07235859A (ja)

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JP31504794A JPH07235859A (ja) 1993-12-28 1994-12-19 ラダー型フィルタ

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JP (1) JPH07235859A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6060963A (en) * 1998-05-11 2000-05-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ladder-type piezoelectric filter with lid providing predetermined contact pressure and method of manufacturing same
US6121858A (en) * 1998-05-11 2000-09-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric ladder filter with series resonators having a pair of grooves and method of forming same
JP2011181710A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Kitani Denki Kk 太陽光発電システム用接続箱

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