JPH06310977A - ラダー型フィルタ - Google Patents

ラダー型フィルタ

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Publication number
JPH06310977A
JPH06310977A JP9419093A JP9419093A JPH06310977A JP H06310977 A JPH06310977 A JP H06310977A JP 9419093 A JP9419093 A JP 9419093A JP 9419093 A JP9419093 A JP 9419093A JP H06310977 A JPH06310977 A JP H06310977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating substrate
case
type filter
parallel
ladder type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9419093A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nagano
孝一 永野
Kenji Fuse
謙二 布施
Takashi Niimura
隆司 新村
Sotoshi Numata
外志 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9419093A priority Critical patent/JPH06310977A/ja
Publication of JPH06310977A publication Critical patent/JPH06310977A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 群遅延特性が良く低損失で、かつ、信頼性に
優れた小型のラダー型フィルタを提供する。 【構成】 表面に第1のダンピング抵抗と第2のダンピ
ング抵抗と電極を形成した絶縁基板をケースに固定する
とともに、該ケースに収納した圧電共振子から導出した
外部接続用の端子を前記絶縁基板上の電極に接続して圧
電共振子とダンピング抵抗を結線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信機、携帯用無線
機、コードレス電話等に使用されるラダー型フィルタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、本件出願人は群遅延特性が良
く、かつ、低損失のラダー型フィルタ回路として、ラダ
ー型フィルタ回路の入力端子と出力端子との間に直列に
接続した圧電共振子に並列にダンピング抵抗を接続し、
入力端子と出力端子との間に並列に接続した圧電共振子
に直列にダンピング抵抗を接続したものを提案してきた
(特開昭60−264113、特願平4−17787
3)。
【0003】ところで、ラダー型フィルタの一種類とし
て、圧電共振子や端子を重ねて略箱形状をなすケースに
収納する構造のものがある。このラダー型フィルタはケ
ースの一方から入力端子および出力端子が導出してお
り、ケースの他方からグランド端子が導出している。従
来、この種のラダー型フィルタは前記入力端子、出力端
子およびグランド端子にチップ型のダンピング抵抗をは
んだ付けにより接続して、低損失で群遅延特性の優れた
ラダー型フィルタ回路を構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、抵抗をダンプし
たラダー型フィルタにおいては、ラダー型フィルタとダ
ンピング抵抗をはんだ付けして結線する工数がかかっ
た。また時として、はんだが完全に溶けずに接合が不十
分となり、信頼性を低下させる場合もあった。また、個
別部品として抵抗を外付けするため、ラダー型フィルタ
の外形寸法の小形化にも限界があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、安価で信頼性に
優れた小型の、抵抗をダンプしたラダー型フィルタを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のラダー型フィルタは、入力端子と出力端子
との間に直列に接続した圧電共振子の少なくとも1つに
第1のダンピング抵抗が並列に接続され、入力端子と出
力端子との間に並列に接続した圧電共振子の少なくとも
1つに第2のダンピング抵抗が直列に接続されたラダー
型フィルタにおいて、前記圧電共振子はケースに収納さ
れており、前記第1および第2のダンピング抵抗は絶縁
基板の表面に形成されており、該絶縁基板はケースに固
定されているとともに、該絶縁基板表面の第1および第
2のダンビング抵抗は、圧電共振子に接続されケースか
ら導出した端子と接続されている、ことを特徴とする。
【0007】また結線としては、ケースの一方の開口部
から導出した入力端子と出力端子と中継端子は、前記絶
縁基板の表面に形成された入力電極と出力電極と中継電
極にそれぞれ接続されており、ケースの他方の開口部か
ら導出した中継端子は、前記絶縁基板の表面に形成され
た中継電極に接続されている、ことを特徴とする。
【0008】
【作用】ダンピング抵抗を絶縁基板の表面に形成し、そ
の絶縁基板をケースに固定するとともに、圧電共振子と
ダンピング抵抗を結線することにより、群遅延特性が良
く低損失で、かつ、信頼性に優れた小型のラダー型フィ
ルタとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0010】図1は本発明に係るラダー型フィルタの一
実施例を示す組み立て時の分解斜視図、図2は図1に示
したラダー型フィルタの断面図、図3は図1に示したラ
ダー型フィルタのダンピング抵抗回路を形成した絶縁基
板の平面図である。
【0011】図1および図2に示すように、ラダー型フ
ィルタは、ケース1と、2枚の直列共振子5、8と、2
枚の並列共振子6、7と、入力端子10と、出力端子1
1と、中継端子12、13、14と、ダンピング抵抗回
路を形成した絶縁基板30とで構成されている。圧電共
振子5、6、7、8は、それぞれ表裏面に振動電極を設
けた周知のものである。ケース1は一方に開口部1aを
有し、他方に開口部1bを有している。なお、中継端子
13、14は予めケース1にインサートモールドされて
いても良い。
【0012】入力端子10は接触片部10aと外部接続
部10bと突起10cを備え、突起10cが圧電共振子
5の上面に圧接している。出力端子11は接触片部11
aと折り曲げて二重に重ね合わせた接触片部11bと外
部接続部11cと突起11d、11eを備え、突起11
dが圧電共振子7の下面に圧接し、突起11eが圧電共
振子8の上面に圧接している。中継端子12は接触片部
12a、12bと折り曲げて二重に重ね合わせた接触片
部12cと中継片部12dと外部接続部12eと突起1
2f、12g、12hを備え、突起12fが圧電共振子
5の下面に圧接し、突起12gが圧電共振子6の上面に
圧接し、突起12hが圧電共振子8の下面に圧接してい
る。
【0013】中継端子13、14はそれぞれ接触片部1
3a、14aと外部接続部13b、14bと突起13
c、14cを備え、絶縁板18を間に挟んで重ねられて
いる。そして、突起13cが圧電共振子6の下面に圧接
し、突起14cが圧電共振子7の上面に圧接している。
【0014】圧電共振子5、6、7、8、端子10、1
1、12、13、14はケース1の開口部1aおよび1
bから挿入される。ケース1の開口部1a、1bの段部
には絶縁紙35、36がセットされている。ケース1の
開口部1a、1bには樹脂等のシール材39、40がポ
ッティングされており、ケース1の内部を封止してい
る。
【0015】絶縁基板30には図3に示すように、たと
えばアルミナ基板に厚膜印刷等の方法により形成された
抵抗R(1)、R(2)、R(3)、R(4)が配置さ
れている。各抵抗R(1)〜R(4)の両端部はそれぞ
れ入力電極21、中継電極22、出力電極23、中継電
極24、グランド電極25、中継電極26に接続されて
いる。なお、この絶縁基板30は、樹脂などの基板に厚
膜の電極や抵抗を形成したものや、スパッタや蒸着ある
いはめっき等の薄膜で電極や抵抗を形成したもの等、種
々選択できる。
【0016】ケース1の開口部1a、1bにポティング
されたシール材39、40は硬化される。その後、各端
子10、11、12、13、14の外部接続部10b、
11c、12e、13b、14bはケース1の側面に沿
って折り曲げられる。さらに外部接続部10b、11
c、12e、13b、14bはケース1の底面との間に
絶縁基板30を抱き込む形で折り曲げられるとともに、
それぞれ絶縁基板の入力電極21、出力電極23、中継
電極22、24、26と接続される。各端子の外部接続
部10b、11c、12e、13b、14bと絶縁基板
30の入力電極21、出力電極23、中継電極22、2
4、26との結線は接触により接続しているが、本ラダ
ー型フィルタのセット基板への実装時に、はんだ付けさ
れることで信頼性は確保される。
【0017】図4は、こうして得られたラダー型フィル
タの電気等価回路である。入力端子10と出力端子11
の間に直列に接続した圧電共振子5、8にそれぞれ並列
に第1のダンピング抵抗である抵抗R(1)、R(2)
が電気的に接続されており、入力端子10と出力端子1
1の間に並列に接続した圧電共振子6、7にそれぞれ直
列に第2のダンピング抵抗である抵抗R(3)、R
(4)が電気的に接続されている。このため、フィルタ
は、挿入損失が増加しないで、群遅延特性が平坦なもの
となる。しかも、特に別部品の抵抗をはんだ付けで接続
する必要がないので、安価で信頼性に優れた小型の、抵
抗をダンプしたラダー型フィルタとなる。
【0018】なお、上記実施例においては、ケースから
導出した端子10、11、12、13、14の外部接続
部10b、11c、12e、13b、14bを折り曲げ
て絶縁基板30を抱き込んでいるが、これに限定される
ことなく、例えば接着剤等を用いて絶縁基板30をケー
スに固定しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ダンピング抵抗を絶縁基板の表面に形成し、そ
の絶縁基板をケースに固定するとともに、圧電共振子と
ダンピング抵抗を接続する。したがって、特に別部品の
抵抗をはんだ付けで接続する必要がなくなり、群遅延特
性が良く低損失で、かつ、安価で信頼性に優れた小型の
ラダー型フィルタが得られる。
【0020】また、ラダー型フィルタのケースは通常樹
脂で形成されているが、絶縁基板の材質を適宜選択する
ことにより、強度、耐熱性に優れたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラダー型フィルタの一実施例を示す組
み立て時の分解斜視図である。
【図2】図1に示したラダー型フィルタの一部断面図で
ある。
【図3】図1に示したラダー型フィルタのダンピング抵
抗回路を形成した絶縁基板の平面図である。
【図4】図1に示したラダー型フィルタの電気等価回路
図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a、1b 開口部 5、6、7、8 圧電共振子 10 入力端子 11 出力端子 12、13、14 中継端子 10b、11c、12e、13b、14b 外部接続
部 21 入力電極 23 出力電極 25 グランド電極 22、24、26 中継電極 30 絶縁基板 R(1)、R(2) 第1のダンピング抵抗 R(3)、R(4) 第2のダンピング抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼田 外志 京都府長岡京市天神二丁目26番10号株式会 社村田製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と出力端子との間に直列に接続
    した圧電共振子の少なくとも1つに第1のダンピング抵
    抗が並列に接続され、入力端子と出力端子との間に並列
    に接続した圧電共振子の少なくとも1つに第2のダンピ
    ング抵抗が直列に接続されたラダー型フィルタにおい
    て、 前記圧電共振子はケースに収納されており、 前記第1および第2のダンピング抵抗は絶縁基板の表面
    に形成されており、 該絶縁基板はケースに固定されているとともに、該絶縁
    基板表面の第1および第2のダンビング抵抗は、圧電共
    振子に接続されケースから導出した端子と接続されてい
    る、 ことを特徴とするラダー型フィルタ。
  2. 【請求項2】 入力端子と出力端子との間に直列に接続
    した圧電共振子の少なくとも1つに第1のダンピング抵
    抗が並列に接続され、入力端子と出力端子との間に並列
    に接続した圧電共振子の少なくとも1つに第2のダンピ
    ング抵抗が直列に接続されたラダー型フィルタにおい
    て、 前記圧電共振子はケースに収納されており、 前記第1および第2のダンピング抵抗は絶縁基板の表面
    に形成されており、 該絶縁基板はケースに固定されているとともに、 該端子のうち、ケースの一方の開口部から導出した入力
    端子と出力端子と中継端子は前記絶縁基板の表面に形成
    された入力電極と出力電極と中継電極にそれぞれ接続さ
    れており、 前記端子のうち、ケースの他方の開口部から導出した中
    継端子は前記絶縁基板の表面に形成された中継電極に接
    続されている、 ことを特徴とするラダー型フィルタ。
JP9419093A 1993-04-21 1993-04-21 ラダー型フィルタ Pending JPH06310977A (ja)

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JP9419093A JPH06310977A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 ラダー型フィルタ

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JP9419093A JPH06310977A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 ラダー型フィルタ

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JPH06310977A true JPH06310977A (ja) 1994-11-04

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ID=14103392

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JP9419093A Pending JPH06310977A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 ラダー型フィルタ

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JP (1) JPH06310977A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08324285A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08324285A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機

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