JPH08324285A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JPH08324285A
JPH08324285A JP7132350A JP13235095A JPH08324285A JP H08324285 A JPH08324285 A JP H08324285A JP 7132350 A JP7132350 A JP 7132350A JP 13235095 A JP13235095 A JP 13235095A JP H08324285 A JPH08324285 A JP H08324285A
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electrode terminal
support member
automatic transmission
electric component
control device
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Takao Taniguchi
孝男 谷口
Nobuaki Miki
修昭 三木
Takemasu Kano
威倍 加納
Naoto Ogasawara
直人 小笠原
Naotaka Murakami
直隆 村上
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】汎(はん)用性をなくすことなく、部品点数及
び組付工数を少なくすることができ、コストを低くする
ことができるようにする。 【構成】第1の支持部材と、第2の支持部材と、第1の
電気部品と、第2の電気部品と、前記第1の電気部品に
接続された第1の電極端子と、前記第2の電気部品に接
続された第2の電極端子と、前記第1の支持部材と第2
の支持部材との間に形成されるシール手段と、前記第1
の支持部材と第2の支持部材とを締結する締結手段とを
有する。前記第1の電極端子及び第2の電極端子は、第
1の支持部材と第2の支持部材とを組み付けたときに互
いに接触する位置に配設される。前記シール手段は、前
記第1の電極端子及び第2の電極端子より外周側におい
て内側をシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機においては、変速装置
を作動させて各変速段を達成するために制御装置が配設
される。そして、例えば、回転数センサ等の各種のセン
サによって変速装置の各変量が検出され、検出された変
量に基づいて各制御が行われるようになっている。
【0003】図2は従来の自動変速機の外観図、図3は
従来の自動変速機における回転数センサの取付状態図で
ある。図において、11は制御装置であり、該制御装置
11は、エンジンルーム内に取り付けられた制御ボック
ス12内に収容され、図示しない制御基板、該制御基板
を収容するケース、及び該ケースを密封するカバーを有
する。
【0004】一方、センサは、例えば、回転数センサ1
5の場合、自動変速機ケース16内に臨ませ、図示しな
い変速装置を構成する回転部材に対向させて配設され、
自動変速機ケース16の所定位置に形成された貫通孔2
0に取り付けられる。そして、前記回転数センサ15
は、回転数を検出するセンサ本体25、及び該センサ本
体25を収容するケース26を有する。
【0005】前記制御装置11と回転数センサ15との
間には、前記制御基板とセンサ本体25とを電気的に接
続するためにリード線18が配設される。そして、前記
制御装置11とリード線18とを、また、前記回転数セ
ンサ15とリード線18とを接続する際の取付性及び汎
(はん)用性を向上させるために、第1〜第4のコネク
タ21〜24が配設されるようになっている。
【0006】すなわち、前記制御装置11には、前記制
御基板をセンサ等の他の電気部品に接続するための第1
のコネクタ21が配設され、前記回転数センサ15に
は、センサ本体25を制御装置11に接続するための第
2のコネクタ22が、前記リード線18の一端には、前
記第1のコネクタ21と係脱させられる第3のコネクタ
23が、前記リード線18の他端には、前記第2のコネ
クタ22と係脱させられる第4のコネクタ24が取り付
けられる。なお、前記ケース26と第2のコネクタ22
とは一体に形成される。また、28はシール部材であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動変速機においては、制御装置11とリード線1
8とを前記第1のコネクタ21と第3のコネクタ23と
によって、回転数センサ15とリード線18とを第2の
コネクタ22と第4のコネクタ24とによって接続する
必要があるので、部品点数及び組付工数が多くなり、コ
ストが高くなってしまう。
【0008】そして、制御装置11の前記ケース内に水
等が進入すると、制御装置11が破損する恐れがあるの
で、前記ケースとカバーとの間に防水用のシール部材を
配設する必要がある。また、前記貫通孔20を介して自
動変速機ケース16内の油が漏れることがないように、
回転数センサ15と自動変速機ケース16との間にもシ
ール部材28を配設する必要がある。したがって、部品
点数及び組付工数が多くなり、コストが高くなってしま
う。
【0009】そこで、第1〜第4のコネクタ21〜24
を廃止し、制御装置11と回転数センサ15とをリード
線によって一体に接続した制御ユニットを使用すること
が考えられるが、前記第1〜第4のコネクタ21〜24
を廃止した分だけ汎用性がなくなってしまう。したがっ
て、例えば、複数の機種の自動変速機を製造する場合、
機種ごとに制御ユニットを製造しなければならないの
で、逆にコストが高くなってしまう。
【0010】さらに、制御装置11における前記ケース
とカバーとの間のシール部材、回転数センサ15と自動
変速機ケース16との間のシール部材28等のシール部
材が必要になるので、コストが高くなってしまう。本発
明は、前記従来の自動変速機の問題点を解決して、汎用
性をなくすことなく、部品点数及び組付工数を少なくす
ることができ、コストを低くすることができる自動変速
機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動変速機においては、第1の支持部材と、該第1の支持
部材に対して着脱自在に配設された第2の支持部材と、
第1の電気部品と、第2の電気部品と、前記第1の電気
部品に接続された第1の電極端子と、前記第2の電気部
品に接続された第2の電極端子と、前記第1の支持部材
と第2の支持部材との間に形成されたシール手段と、前
記第1の支持部材と第2の支持部材とを締結する締結手
段とを有する。
【0012】そして、前記第1の電極端子及び第2の電
極端子は、第1の支持部材と第2の支持部材とを組み付
けたときに互いに接触する位置に配設される。また、前
記シール手段は、前記第1の電極端子及び第2の電極端
子より外周側に形成され、前記第1の支持部材と第2の
支持部材とを組み付けたときに、その内側をシールす
る。
【0013】本発明の他の自動変速機においては、さら
に、前記シール手段は、第1の支持部材及び第2の支持
部材の少なくとも一方に一体に形成される。本発明の更
に他の自動変速機においては、さらに、前記第1の支持
部材及び第2の支持部材の少なくとも一方が弾性材料に
よって形成される。本発明の更に他の自動変速機におい
ては、さらに、前記第1の電極端子と第2の電極端子と
が接触させられる部分の圧縮力は、前記シール手段が形
成される部分の圧縮力より大きく設定される。
【0014】本発明の更に他の自動変速機においては、
さらに、前記第1の支持部材における第1の電極端子の
面から、該第1の電極端子より外周側において第2の支
持部材と接触する面までの距離と、第2の支持部材にお
ける第2の電極端子の面から、該第2の電極端子より外
周側において第1の支持部材と接触する面までの距離と
を異ならせる。
【0015】本発明の更に他の自動変速機においては、
さらに、前記第1の電極端子と第2の電極端子とが接触
させられる部分の弾性材料の硬度と、前記シール手段が
形成される部分の弾性材料の硬度とを異ならせる。本発
明の更に他の自動変速機においては、さらに、前記第1
の電極端子は第1の電気部品の一端に接続され、該第1
の電気部品の一端は第1の支持部材と一体に形成され、
前記第1の電極端子は、第1の支持部材における第2の
支持部材と対向する面に配設される。
【0016】本発明の更に他の自動変速機においては、
さらに、前記第1の支持部材は取付板であり、第2の支
持部材は制御装置ケースであり、第1の電気部品は他の
電気部品との間を接続する接続手段であり、第2の電気
部品は制御基板である。本発明の更に他の自動変速機に
おいては、さらに、前記第1の電気部品は他の電気部品
との間を接続する接続手段であり、第2の電気部品は第
2の支持部材に一体に形成される。
【0017】本発明の更に他の自動変速機においては、
さらに、前記接続手段はフレキシブルフラットケーブル
である。
【0018】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
自動変速機においては、第1の支持部材と、該第1の支
持部材に対して着脱自在に配設された第2の支持部材
と、第1の電気部品と、第2の電気部品と、前記第1の
電気部品に接続された第1の電極端子と、前記第2の電
気部品に接続された第2の電極端子と、前記第1の支持
部材と第2の支持部材との間に形成されたシール手段
と、前記第1の支持部材と第2の支持部材とを締結する
締結手段とを有する。
【0019】そして、前記第1の電極端子及び第2の電
極端子は、第1の支持部材と第2の支持部材とを組み付
けたときに互いに接触する位置に配設される。また、前
記シール手段は、前記第1の電極端子及び第2の電極端
子より外周側に形成され、前記第1の支持部材と第2の
支持部材とを組み付けたときに、その内側をシールす
る。
【0020】したがって、第1の支持部材と第2の支持
部材とを組み付け、ボルトによって締結するだけで、第
1の電気部品と第2の電気部品とを電気的に接続するこ
とができるだけでなく、シール手段の内側をシールする
ことができるので、部品点数及び組付工数を少なくする
ことができ、コストを低くすることができる。なお、複
数の機種の自動変速機を製造する場合においても、第2
の電気部品を共用することができるので、汎用性がなく
なることはない。
【0021】本発明の他の自動変速機においては、さら
に、前記シール手段は、第1の支持部材及び第2の支持
部材の少なくとも一方に一体に形成される。この場合、
シール手段を構成するための部品が不要になる。したが
って、部品点数及び組付工数を少なくすることができ、
コストを低くすることができる。本発明の更に他の自動
変速機においては、さらに、前記第1の支持部材及び第
2の支持部材の少なくとも一方が弾性材料によって形成
される。
【0022】この場合、第1の支持部材及び第2の支持
部材の少なくとも一方を弾性材料によって形成するだけ
で、シール手段の内側をシールすることができる。した
がって、組付性を向上させることができる。本発明の更
に他の自動変速機においては、さらに、前記第1の電極
端子と第2の電極端子とが接触させられる部分の圧縮力
は、前記シール手段が形成される部分の圧縮力より大き
く設定される。
【0023】この場合、第1の支持部材と第2の支持部
材とを組み付けたときの、第1の電極端子と第2の電極
端子とが接触させられる部分の圧縮量を多くすることが
できるので、第1の電極端子と第2の電極端子との接続
部分の押圧力を大きくすることができる。したがって、
前記各接続部分における電気的な接続を良好にすること
ができる。
【0024】本発明の更に他の自動変速機においては、
さらに、前記第1の支持部材における第1の電極端子の
面から、該第1の電極端子より外周側において第2の支
持部材と接触する面までの距離と、第2の支持部材にお
ける第2の電極端子の面から、該第2の電極端子より外
周側において第1の支持部材と接触する面までの距離と
を異ならせる。
【0025】この場合、高さの差を異ならせることによ
って、第1の支持部材と第2の支持部材とを組み付けた
ときの、第1の電極端子と第2の電極端子とが接触させ
られる部分の圧縮量を多くすることができる。本発明の
更に他の自動変速機においては、さらに、前記第1の電
極端子と第2の電極端子とが接触させられる部分の弾性
材料の硬度と、前記シール手段が形成される部分の弾性
材料の硬度とを異ならせる。
【0026】この場合、硬度を異ならせることによっ
て、第1の支持部材と第2の支持部材とを組み付けたと
きの、第1の電極端子と第2の電極端子とが接触させら
れる部分の圧縮量を多くすることができる。本発明の更
に他の自動変速機においては、さらに、前記第1の電極
端子は第1の電気部品の一端に接続され、該第1の電気
部品の一端は第1の支持部材と一体に形成され、前記第
1の電極端子は、第1の支持部材における第2の支持部
材と対向する面に配設される。
【0027】この場合、第1の電気部品、第1の支持部
材及び第1の電極端子が一体に形成されるので、部品点
数及び組付工数を少なくすることができ、コストを低く
することができる。本発明の更に他の自動変速機におい
ては、さらに、前記第1の支持部材は取付板であり、第
2の支持部材は制御装置ケースであり、第1の電気部品
は他の電気部品との間を接続する接続手段であり、第2
の電気部品は制御基板である。
【0028】この場合、例えば、複数の機種の自動変速
機において、一つのセンサだけが異なる仕様になってい
る場合、第1の電気部品及び第2の電気部品をそのまま
使用することができ、センサだけを交換するだけでよ
い。また、制御装置を自動変速機ケースに直接取り付け
た場合においても、防水性及び耐振性を確保することが
できる。
【0029】本発明の更に他の自動変速機においては、
さらに、前記第1の電気部品は他の電気部品との間を接
続する接続手段であり、第2の電気部品は第2の支持部
材に一体に形成される。この場合、例えば、複数の機種
の自動変速機において、一つのセンサだけが異なる仕様
になっている場合、第1の電気部品及び第2の電気部品
をそのまま使用することができ、センサだけを交換する
だけでよい。
【0030】また、制御装置を自動変速機ケースに直接
取り付けた場合においても、防水性及び耐振性を確保す
ることができる。本発明の更に他の自動変速機において
は、さらに、前記接続手段はフレキシブルフラットケー
ブルである。この場合、フレキシブルフラットケーブル
を使用しているので、該フレキシブルフラットケーブル
を第1の支持部材と他の電気部品との間の配線経路上の
凸凹に合わせて配線することができる。したがって、設
計が容易になるとともに、組付性を向上させることがで
きる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける制御装置の分解断面図、図4は本発明の第1の実
施例における自動変速機の外観図、図5は本発明の第1
の実施例における制御装置の分解斜視図、図6は本発明
の第1の実施例における制御基板の斜視図である。
【0032】図4において、31は制御装置であり、該
制御装置31は自動変速機ケース16の所定位置に直接
取り付けられる。一方、センサとしての回転数センサ3
5は、前記自動変速機ケース16内に臨ませ、図示しな
い変速装置を構成する回転部材に対向させて配設され、
自動変速機ケース16の所定位置に形成された図示しな
い貫通孔に取り付けられる。また、制御装置31内の図
示しない制御基板と回転数センサ35の図示しないセン
サ本体とは、第1の電気部品としての、かつ、接続手段
としてのフレキシブルフラットケーブル36によって接
続される。
【0033】この場合、フレキシブルフラットケーブル
36を使用しているので、該フレキシブルフラットケー
ブル36を制御装置31と回転数センサ35との間の配
線経路上の凸凹に合わせて配線することができる。した
がって、設計が容易になるとともに、組付性を向上させ
ることができる。次に、前記制御装置31について説明
する。
【0034】図1及び5に示すように、制御装置31
は、第1の支持部材としての矩(く)形の取付板32、
及び該取付板32に対して着脱自在に配設される第2の
支持部材としての制御装置ケース33から成り、前記取
付板32と制御装置ケース33とは図示しないボルト等
の締結手段によって組み付けられ、固定される。なお、
前記ボルトによって制御装置31を自動変速機ケース1
6に取り付けることもできる。
【0035】そのために、前記取付板32の両側縁に耳
片32aが、制御装置ケース33の両側縁に耳片33a
が形成され、これらの耳片32a、33aに図示しない
ボルトが貫通させられる。また、前記取付板32は、弾
性材料、例えば、ゴム等の弾性の高い樹脂から成り、前
記フレキシブルフラットケーブル36と一体に形成さ
れ、中央の平板部40、及び該平板部40の両端におい
て互いに対向させて突出させられた直方体状の電極部4
1、42を有する。
【0036】そして、前記フレキシブルフラットケーブ
ル36の各信号線の先端に第1の電極端子として電極端
子45、46がそれぞれ接続され、該電極端子45、4
6が前記電極部41、42の上面において露出させられ
る。このように、フレキシブルフラットケーブル36、
取付板32及び電極端子45、46が一体に形成される
ので、部品点数及び組付工数を少なくすることができ、
コストを低くすることができる。また、制御装置31を
自動変速機ケース16に直接取り付けた場合において
も、防水性及び耐振性を確保することができる。
【0037】一方、前記制御装置ケース33は、非弾性
材料、すなわち、弾性の低い樹脂から成り、上面に複数
の放熱用のフィン49が突出させて形成され、下面に第
2の電気部品としての制御基板50が取り付けられる。
該制御基板50は、取付板32と制御装置ケース33と
を組み付けたときに、前記電極部41、42間に進入さ
せられるようになっていて、制御基板50の両端に、図
6に示すように、前記電極端子45、46に対応させ
て、第2の電極端子としての電極端子51、52が取り
付けられる。
【0038】したがって、取付板32と制御装置ケース
33とを組み付けたときに、前記電極端子51と電極端
子45とが、また、電極端子52と電極端子46とがそ
れぞれ押圧されて電気的に接続される。ところで、前記
制御装置ケース33の周縁には、下方に突出させて壁体
55が形成され、該壁体55によって前記制御基板50
を包囲する収容部57が形成される。一方、前記取付板
32の周縁には、側方に突出させて肩部分56が形成さ
れる。なお、前記壁体55と肩部分56とによってシー
ル手段が構成される。
【0039】したがって、取付板32と制御装置ケース
33とを組み付けたときに、壁体55が肩部分56に押
し付けられ、前記収容部57をシールすることができ
る。その結果、該収容部57内に水等が進入するのを防
止することができ、制御基板50、電極端子51と電極
端子45との接続部分、電極端子52と電極端子46と
の接続部分等に水等が付着するのを防止することができ
る。なお、本実施例においては、取付板32を弾性材料
によって、制御装置ケース33を非弾性材料によって形
成しているが、制御装置ケース33を弾性材料によっ
て、取付板32を非弾性材料によって形成し、シール手
段を構成することもできる。さらに、取付板32及び制
御装置ケース33をいずれも弾性材料によって形成し、
シール手段を構成することもできる。
【0040】したがって、取付板32と制御装置ケース
33とを組み付けるだけで、フレキシブルフラットケー
ブル36と制御基板50とを電気的に接続することがで
きるだけでなく、収容部57をシールすることができる
ので、部品点数及び組付工数を少なくすることができ、
コストを低くすることができる。なお、複数の機種の自
動変速機を製造する場合においても、制御基板50を共
用することができるので、汎用性がなくなることはな
い。例えば、複数の機種の自動変速機において、一つの
センサだけが異なる仕様になっている場合、フレキシブ
ルフラットケーブル36及び制御基板50をそのまま使
用することができ、前記センサだけを交換するだけでよ
い。
【0041】また、壁体55と制御装置ケース33とを
一体に、肩部分56と取付板32とを一体に形成するこ
とができるので、シール手段を構成するための部品が不
要になる。したがって、部品点数及び組付工数を少なく
することができ、コストを低くすることができる。しか
も、取付板32及び制御装置ケース33の少なくとも一
方を弾性材料によって形成するだけで収容部57をシー
ルすることができるので、組付性を向上させることがで
きる。
【0042】ここで、前記電極部41、42の圧縮力
は、肩部分56の圧縮力より大きくされる。そのため
に、前記取付板32の電極端子45、46の面から、該
電極端子45、46より外周側において壁体55と接触
する肩部分56の面までの距離をδ1とし、制御装置ケ
ース33の電極端子51、52の面から、該電極端子5
1、52より外周側において肩部分56と接触する面ま
での距離をδ2としたとき、 δ1<δ2 にする。
【0043】このようにして、電極部41、42の圧縮
力は、肩部分56の圧縮力より大きくされる。この場
合、取付板32と制御装置ケース33とを組み付けたと
きの電極部41、42の圧縮量を多くすることができる
ので、電極端子51と電極端子45との接続部分、及び
電極端子52と電極端子46との接続部分の押圧力をそ
れぞれ大きくすることができる。したがって、前記各接
続部分における電気的な接続を良好にすることができ
る。
【0044】なお、電極部41、42の圧縮力を肩部分
56の圧縮力より大きくするために、前記電極部41、
42の硬度を肩部分56の硬度より高くすることもでき
る。次に、本発明の第2の実施例について説明する。図
7は本発明の第2の実施例における制御基板の斜視図で
ある。図において、150は制御基板、151、152
は電極端子である。
【0045】この場合、該電極端子151、152は前
記制御基板150の裏面において、基板パターンによっ
て形成される。したがって、制御基板150の制御装置
ケース33(図5)への組付性を向上させることができ
る。次に、本発明の第3の実施例について説明する。図
8は本発明の第3の実施例における回転数センサの取付
状態図、図9は本発明の第3の実施例における取付部材
の平面図である。
【0046】図において、16は自動変速機ケース、2
0は該自動変速機ケース16に形成された貫通孔、25
は第2の電気部品としてのセンサ本体、35は回転数セ
ンサである。この場合、該回転数センサ35は、第1の
支持部材としての環状の取付部材232、及び該取付部
材232に対して着脱自在に配設される第2の支持部材
としてのセンサ支持部材233から成り、前記取付部材
232とセンサ支持部材233とは締結手段によって組
み付けられ、固定される。なお、ボルトによって、同時
に、回転数センサ35を自動変速機ケース16に取り付
けることもできる。
【0047】また、前記取付部材232は、弾性材料、
例えば、ゴム等の弾性の高い樹脂から成り、フレキシブ
ルフラットケーブル36と一体に形成される。そして、
前記取付部材232は外壁241及び内壁242を有
し、前記外壁241と内壁242との間に溝243が形
成される。そして、前記フレキシブルフラットケーブル
36の各信号線の先端に第1の電極端子としてそれぞれ
電極端子245、246が接続され、該電極端子24
5、246が前記溝243内の上面において露出させら
れる。
【0048】一方、前記センサ支持部材233は、非弾
性材料、すなわち、弾性の低い樹脂から成り、下端にセ
ンサ本体25が取り付けられる。該センサ本体25は、
取付部材232とセンサ支持部材233とを組み付けた
ときに、前記貫通孔20内に進入させられるようになっ
ていて、センサ支持部材233の周縁には、前記電極端
子245、246に対応させて、第2の電極端子として
の電極端子251、252が取り付けられる。
【0049】したがって、取付部材232とセンサ支持
部材233とを組み付けたときに、電極端子251と電
極端子245とが、また、電極端子252と電極端子2
46とが押圧されて電気的に接続される。ところで、前
記センサ支持部材233の周縁と、前記外壁241及び
内壁242とによって電極収容部257が形成される。
したがって、取付部材232とセンサ支持部材233と
を組み付けたときに、該センサ支持部材233の周縁が
前記外壁241及び内壁242に押し付けられ、前記電
極収容部257をシールすることができる。その結果、
電極収容部257内に水等が進入するのを防止すること
ができる。また、前記ボルトによって回転数センサ35
を自動変速機ケース16に取り付けた場合は、取付部材
232とセンサ支持部材233とを組み付けることによ
って、自動変速機ケース16内をシールすることもでき
る。
【0050】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における制御装置の分解
断面図である。
【図2】従来の自動変速機の外観図である。
【図3】従来の自動変速機における回転数センサの取付
状態図である。
【図4】本発明の第1の実施例における自動変速機の外
観図である。
【図5】本発明の第1の実施例における制御装置の分解
斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施例における制御基板の斜視
図である。
【図7】本発明の第2の実施例における制御基板の斜視
図である。
【図8】本発明の第3の実施例における回転数センサの
取付状態図である。
【図9】本発明の第3の実施例における取付部材の平面
図である。
【符号の説明】
32 取付板 33 制御装置ケース 36 フレキシブルフラットケーブル 45、46、51、52、245、246、251、2
52 電極端子 50、150 制御基板 55 壁体 56 肩部分 232 取付部材 233 センサ支持部材 δ1、δ2 距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 直人 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 村上 直隆 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の支持部材と、該第1の支持部材に
    対して着脱自在に配設された第2の支持部材と、第1の
    電気部品と、第2の電気部品と、前記第1の電気部品に
    接続された第1の電極端子と、前記第2の電気部品に接
    続された第2の電極端子と、前記第1の支持部材と第2
    の支持部材との間に形成されたシール手段と、前記第1
    の支持部材と第2の支持部材とを締結する締結手段とを
    有するとともに、前記第1の電極端子及び第2の電極端
    子は、第1の支持部材と第2の支持部材とを組み付けた
    ときに互いに接触する位置に配設され、前記シール手段
    は、前記第1の電極端子及び第2の電極端子より外周側
    に形成され、前記第1の支持部材と第2の支持部材とを
    組み付けたときに、その内側をシールすることを特徴と
    する自動変速機。
  2. 【請求項2】 前記シール手段は、第1の支持部材及び
    第2の支持部材の少なくとも一方に一体に形成された請
    求項1に記載の自動変速機。
  3. 【請求項3】 前記第1の支持部材及び第2の支持部材
    の少なくとも一方が弾性材料によって形成された請求項
    2に記載の自動変速機。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極端子と第2の電極端子と
    が接触させられる部分の圧縮力は、前記シール手段が形
    成される部分の圧縮力より大きく設定される請求項3に
    記載の自動変速機。
  5. 【請求項5】 前記第1の支持部材における第1の電極
    端子の面から、該第1の電極端子より外周側において第
    2の支持部材と接触する面までの距離と、第2の支持部
    材における第2の電極端子の面から、該第2の電極端子
    より外周側において第1の支持部材と接触する面までの
    距離とを異ならせた請求項4に記載の自動変速機。
  6. 【請求項6】 前記第1の電極端子と第2の電極端子と
    が接触させられる部分の弾性材料の硬度と、前記シール
    手段が形成される部分の弾性材料の硬度とを異ならせた
    請求項4に記載の自動変速機。
  7. 【請求項7】 前記第1の電極端子は第1の電気部品の
    一端に接続され、該第1の電気部品の一端は第1の支持
    部材と一体に形成され、前記第1の電極端子は、第1の
    支持部材における第2の支持部材と対向する面に配設さ
    れた請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動変速機。
  8. 【請求項8】 前記第1の支持部材は取付板であり、第
    2の支持部材は制御装置ケースであり、第1の電気部品
    は他の電気部品との間を接続する接続手段であり、第2
    の電気部品は制御基板である請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の自動変速機。
  9. 【請求項9】 前記第1の電気部品は他の電気部品との
    間を接続する接続手段であり、第2の電気部品は第2の
    支持部材に一体に形成された請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の自動変速機。
  10. 【請求項10】 前記接続手段はフレキシブルフラット
    ケーブルである請求項8又は9に記載の自動変速機。
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