JPH04121123U - ラダー型フイルタ - Google Patents

ラダー型フイルタ

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JPH04121123U
JPH04121123U JP2588191U JP2588191U JPH04121123U JP H04121123 U JPH04121123 U JP H04121123U JP 2588191 U JP2588191 U JP 2588191U JP 2588191 U JP2588191 U JP 2588191U JP H04121123 U JPH04121123 U JP H04121123U
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JP
Japan
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case
damping resistor
output terminal
terminal
input terminal
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Pending
Application number
JP2588191U
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English (en)
Inventor
孝一 永野
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 群遅延特性が良く、かつ、低損失でコンパク
トなラダー型フィルタを得る。 【構成】 等価回路で、入力端子10と出力端子11の
間に直列に接続した圧電共振子5,8に第1のダンピン
グ抵抗が並列に接続し、入力端子10と出力端子11の
間に並列に接続した圧電共振子6,7に第2のダンピン
グ抵抗が直列に接続している。そして、第1のダンピン
グ抵抗である抵抗膜を表面に設けた基板21をケース1
の一方の開口部1aに配置し、入力端子10と出力端子
11をそれぞれ第1のダンピング抵抗である抵抗膜に電
気的に接続した。同様にして、第2のダンピング抵抗で
ある抵抗膜を表面に設けた基板31をケース1の他方の
開口部1bに配置し、グランド端子15をそれぞれ第2
のダンピング抵抗である抵抗膜に電気的に接続した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通信機、携帯用無線機、コードレス電話等に使用されるラダー型フ ィルタに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】
従来より、本出願人は群遅延特性が良く、かつ、低損失のラダー型フィルタ回 路として、ラダー型フィルタ回路の入力端子と出力端子の間に直列に接続した圧 電共振子に並列にダンピング抵抗を接続し、入力端子と出力端子の間に並列に接 続した圧電共振子に直列にダンピング抵抗を接続したものを提案してきた。
【0003】 ところで、ラダー型フィルタの一種類として圧電共振子や端子を重ねて略箱形 状をなすケースに収納する構造のものがある。このラダー型フィルタはケースの 一方から入力端子及び出力端子が導出しており、ケースの他方からグランド端子 が導出している。従来、この種のラダー型フィルタは前記入力端子、出力端子及 びグランド端子に別部品のダンピング抵抗を接続して低損失で、群遅延特性の優 れたラダー型フィルタ回路を構成していた。そのため、ダンピング抵抗とフィル タを接続するための導体を必要としたり、また、抵抗とフィルタが占めるスペー スも大きくなる傾向にあった。
【0004】 そこで、本考案の課題は、群遅延特性が良く、かつ、低損失でコンパクトなラ ダー型フィルタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】
以上の課題を解決するため、本考案に係るラダー型フィルタは、等価回路で、 入力端子と出力端子の間に直列に接続した圧電共振子の少なくとも1つに第1の ダンピング抵抗が並列に接続し、入力端子と出力端子の間に並列に接続した圧電 共振子の少なくとも1つに第2のダンピング抵抗が直列に接続しているラダー型 フィルタであって、略箱形状をなすケースと、前記ケースに収納された圧電共振 子と、前記ケースに収納され、かつ、外部接続部が前記ケースの一方の開口部か ら導出している入力端子及び出力端子と、前記ケースに収納され、かつ、外部接 続部が前記ケースの他方の開口部から導出しているグランド端子と、前記ケース の一方の開口部に配置され、前記入力端子及び出力端子に電気的に接続した前記 第1のダンピング抵抗を表面に設けた基板と、前記ケースの他方の開口部に配置 され、前記グランド端子に電気的に接続した前記第2のダンピング抵抗を表面に 設けた基板とを備えたことを特徴とする。
【0006】 以上の構成において、例えば図5に示す等価回路のラダー型フィルタが形成さ れる。従って、第1、第2のダンピング抵抗が内蔵されたラダー型フィルタとな り、抵抗とフィルタを接続するための導体は不要で、また、抵抗とフィルタを合 わせた全体のスペースは小さくてすむ。 さらに、本考案に係るラダー型フィルタは、入力端子、出力端子及びグランド 端子の外部接続部がケースの側面から底面側に折り曲げられている。これによっ て、印刷配線板等への表面実装が可能である。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係るラダー型フィルタの一実施例を添付図面を参照して説明す る。 図1及び図2に示すように、ラダー型フィルタは、ケース1と4枚の圧電共振 子5,6,7,8と、入力端子10及び出力端子11と、中継端子12,13, 14と、グランド端子15と、2枚の基板21,31とで構成されている。圧電 共振子5,6,7,8はそれぞれ表裏面に電極を設けた周知のものである。
【0008】 入力端子10は接触片部10aと外部接続部10bと突起10cを備え、突起 10cが圧電共振子5の上面に圧接している。出力端子11は接触片部11aと 折り曲げて二重に重ね合わせた接触片部11bと外部接続部11cと突起11d ,11eを備え、突起11dが圧電共振子7の下面に圧接し、突起11eが圧電 共振子8の上面に圧接している。中継端子12は接触片部12a,12bと折り 曲げて二重に重ね合わせた接触片部12cと中継片部12dと突起12e,12 f,12gを備え、突起12eが圧電共振子5の下面に圧接し、突起12fが圧 電共振子6の上面に圧接し、突起12gが圧電共振子8の下面に圧接している。
【0009】 グランド端子15は取付け部15aと外部接続部15bを備えている。 中継端子13,14は、それぞれ接触片部13a,14aと引出し部13b, 14bと突起13c,14cを備え、絶縁板18を間に挟んで重ねられている。 そして、突起13cが圧電共振子6の下面に圧接し、突起14cが圧電共振子7 の上面に圧接している。ケース1の一方の開口部1aに配置される基板21は、 図3に示すように、表面に抵抗膜(又は抵抗部品)R(1),R(2)とこれら を接続する導電膜22,23,24を設けている。さらに、導電膜22,23, 24を設けた部分には、それぞれ端子10,11,12が貫通する穴22a,2 3a,24aを設けている。
【0010】 ケース1の他方の開口部1bに配置される基板31は、図4に示すように、表 面に抵抗膜(又は抵抗部品)R(3),R(4)とこれらを接続する導電膜32 ,33,34を設けている。さらに、導電膜32,33,34を設けた部分には 、それぞれ端子13,14,15が貫通する穴32a,33a,34aを設けて いる。
【0011】 圧電共振子5,6,7,8、端子10,11,12,13,14はケース1の 開口部1a及び1bから挿入される。ケース1の開口部1a,1bの段部には絶 縁紙35,36がセットされ、基板21及び基板31はそれぞれ端子10,11 ,12及び端子13,14を穴22a,23a,24a及び32a,33aに通 した状態で開口部1a,1bに組み付けられている。端子10,11,12,1 3,14はそれぞれ導電膜22,23,24,32,33に半田付け等により電 気的に接続している。さらに、端子15は基板31の穴34aに通された後、導 電膜34に半田付け等により電気的に接続している。ケース1の開口部1a,1 bには樹脂等のシール材39,40がポッティングされており、ケース1の内部 を封止している。
【0012】 各端子10,11,15の外部接続部10b,11c,15bは、シール材3 9,40の硬化後、ケース1の側面及び底面に沿って折り曲げられ(図2参照) 、表面実装タイプとされる。 図5は、こうして得られたラダー型フィルタの等価電気回路図である。入力端 子10と出力端子11の間に直列に接続した圧電共振子5,8にそれぞれ並列に 第1のダンピング抵抗である抵抗膜R(1),R(2)が電気的に接続されてお り、入力端子10と出力端子11の間に並列に接続した圧電共振子6,7にそれ ぞれ直列に第2のダンピング抵抗である抵抗膜R(3),R(4)が電気的に接 続されている。このため、フィルタは、挿入損失が増加しないで、群遅延特性が 平坦なものとなる。しかも、特に別部品の抵抗を接続する必要がないので、コン パクトなラダー型フィルタが得られる。
【0013】 なお、本考案に係るラダー型フィルタは前記実施例に限定するものではなく、 その要旨の範囲内で種々に変形することができる。 入力端子10、出力端子11及びグランド端子15のそれぞれの外部接続部1 0b,11c,15cはケース1の底面に沿って折り曲げる以外に、底面と同一 面上で外方へ折り曲げても表面実装可能である。また、端子10,11,15を インサートタイプにして、インサートタイプのラダー型フィルタとしてもよい。
【0014】 さらに、前記実施例では、各圧電共振子に必ず直列あるいは並列に抵抗が接続 されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、必要な圧電共振子のみ にダンピング抵抗が接続されているものであってもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、ダンピング抵抗を表面に設け た基板を、ケースの開口部に配置したので、特に別部品の抵抗を接続する必要が なくなり、群遅延特性が良く、かつ、低損失でコンパクトなラダー型フィルタが 得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るラダー型フィルタの一実施例を示
す組立て時の分解斜視図。
【図2】図1に示したラダー型フィルタの一部断面図。
【図3】第1のダンピング抵抗を表面に設けた基板と端
子の取付け状態を示す一部斜視図。
【図4】第2のダンピング抵抗を表面に設けた基板と端
子の取付け状態を示す一部斜視図。
【図5】図2に示したラダー型フィルタの電気等価回路
図。
【符号の説明】
1…ケース 1a,1b…開口部 5,6,7,8…圧電共振子 10…入力端子 11…出力端子 15…グランド端子 10b,11c,15b…外部接続部 21,31…基板 39,40…シール材 R(1),R(2)…抵抗膜(第1のダンピング抵抗) R(3),R(4)…抵抗膜(第2のダンピング抵抗)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等価回路で、入力端子と出力端子の間に
    直列に接続した圧電共振子の少なくとも1つに第1のダ
    ンピング抵抗が並列に接続し、入力端子と出力端子の間
    に並列に接続した圧電共振子の少なくとも1つに第2の
    ダンピング抵抗が直列に接続しているラダー型フィルタ
    において、略箱形状をなすケースと、前記ケースに収納
    された圧電共振子と、前記ケースに収納され、かつ、外
    部接続部が前記ケースの一方の開口部から導出している
    入力端子及び出力端子と、前記ケースに収納され、か
    つ、外部接続部が前記ケースの他方の開口部から導出し
    ているグランド端子と、前記ケースの一方の開口部に配
    置され、前記入力端子及び出力端子に電気的に接続した
    前記第1のダンピング抵抗を表面に設けた基板と、前記
    ケースの他方の開口部に配置され、前記グランド端子に
    電気的に接続した前記第2のダンピング抵抗を表面に設
    けた基板と、を備えたことを特徴とするラダー型フィル
    タ。
  2. 【請求項2】 前記入力端子、出力端子及びグランド端
    子の外部接続部がケースの側面から底面側に折り曲げら
    れていることを特徴とする請求項1記載のラダー型フィ
    ルタ。
JP2588191U 1991-04-17 1991-04-17 ラダー型フイルタ Pending JPH04121123U (ja)

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