JPH07234742A - クロックパルス監視装置 - Google Patents

クロックパルス監視装置

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JPH07234742A
JPH07234742A JP2537794A JP2537794A JPH07234742A JP H07234742 A JPH07234742 A JP H07234742A JP 2537794 A JP2537794 A JP 2537794A JP 2537794 A JP2537794 A JP 2537794A JP H07234742 A JPH07234742 A JP H07234742A
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JP
Japan
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pulse
clock pulse
time
edge detection
abnormality
Prior art date
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Pending
Application number
JP2537794A
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English (en)
Inventor
Toshio Onozuka
敏男 小野塚
Yoshiyuki Hayakawa
芳幸 早川
Kenji Arai
健司 新井
Shinichi Hiramoto
伸一 平本
Atsuki Umehara
篤樹 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロックパルスの周波数及びデューティー比
異常を確実に検出する。 【構成】 エッジ検出部10でクロックパルスCKの立
上り及び立下りエッジを検出したエッジ検出信号SEを
リセット信号としてアナログタイマー21を起動し、ア
ナログタイマー21のカウント時間に応じた出力電圧V
1 が予め設定した基準電圧Va1 より大きくなったとき
二次クロックパルス発生回路22から二次クロックパル
スSCKを“HIGH”として出力し、二次クロックエ
ッジ検出回路31で二次クロックパルスSCKの立下り
エッジを検出したエッジ検出信号Escをリセット信号
としてアナログタイマー32を起動し、アナログタイマ
ー32のカウント時間に応じた出力電圧V2 が予め設定
した基準電圧Va2 より大きくなったとき異常検出回路
33において、クロックパルスCKのパルス異常として
異常検出信号Serを“HIGH”として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロックパルスの監視
を行って周波数異常等を検出するクロックパルス監視装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クロックパルスの周波数異常等を
検出するクロックパルス監視装置においては、入力され
るクロックパルスの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエ
ッジを検出してエッジ検出パルスとして出力し、このエ
ッジ検出パルスをリセット信号としてアナログタイマー
をリセットし、予めクロックパルスのパルス幅に応じて
アナログタイマーのオーバーフロー時間を設定してお
き、アナログタイマーがオーバーフローするか否かによ
って異常検出を行っている。
【0003】そして、アナログタイマーでは、予め設定
したアナログタイマーのオーバーフロー時間以内にエッ
ジ検出パルスが入力された場合にはクロックパルスは正
常であるものと判定し、オーバーフロー時間以内にエッ
ジ検出パルスが入力されない場合にはクロックパルスは
異常であるものと判定するようになされており、主に、
クロック周波数の周波数低下の検出に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクロックパルス監視装置においては、オーバーフロ
ー時間以内にエッジ検出パルスが入力された場合には、
正常であると判定しているため、例えば、オーバーフロ
ー時間以内にエッジ検出パルスが入力され、そのオーバ
ーフロー時間以内に再度エッジ検出パルスが入力された
場合には、本来ならば、パルス周期が短くなっているの
で、パルス異常であるにもかかわらず、クロックパルス
は正常であると判定してしまい、クロックパルスの周波
数の上昇を検出することができないという未解決の課題
がある。
【0005】また、オーバーフロー時間以内にエッジ検
出パルスが入力されたか否かのみを監視しているので、
クロックパルスのデューティー比の異常を検出すること
ができないという未解決の課題もある。そこで、この発
明は、上記従来の未解決の課題に着目してなされたもの
であり、クロックパルスの周波数の上昇、低下及びデュ
ーティー比の異常を検出することのできるクロックパル
ス監視装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わるクロックパルス監視装置において
は、入力されるクロックパルスのエッジを検出しこのエ
ッジ検出パルスを監視することによって前記クロックパ
ルスのパルス異常を検出するクロックパルス監視装置に
おいて、前記クロックパルスの立ち上がりエッジ及び立
ち下がりエッジを検出しエッジ検出パルスを出力するエ
ッジ検出手段と、該エッジ検出手段のエッジ検出パルス
のパルス幅に応じた二次クロックパルスを形成する二次
クロックパルス形成手段と、前記二次クロックパルスの
パルス幅が予め設定した基準パルス幅を越えたとき前記
クロックパルスのパルス異常として異常信号を出力する
異常検出手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
【作用】入力されるクロックパルスの立ち上がりエッジ
及び立ち下がりエッジをエッジ検出手段によって検出
し、これをエッジ検出パルスとして出力し、このエッジ
検出パルスをもとに二次クロックパルス形成手段によっ
てエッジ検出パルスのパルス幅に応じた二次クロックパ
ルスを形成し、この二次クロックパルスをもとに異常検
出手段において、二次クロックパルスのパルス幅が予め
設定した基準パルス幅を越えているか否かを判定し、二
次クロックパルスのパルス幅が予め設定した基準パルス
幅を越えたとき、クロックパルスのパルス異常と判定し
て異常信号を出力する。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例を示したものであっ
て、クロックパルス監視装置の概略構成図である。図1
において、クロックパルス監視装置1は、エッジ検出手
段としてのエッジ検出部10と、二次クロックパルス形
成手段としての二次クロックパルス発生部20と、異常
検出手段としての異常検出部30とから構成され、情報
処理装置100において生成したクロックパルスCKを
もとに、エッジ検出部10においてクロックパルスCK
の立ち上がり及び立ち下がりエッジを検出してエッジ検
出パルスSEを形成し、このエッジ検出パルスSEをも
とに二次クロックパルス発生部20で二次クロックパル
スSCKを生成し、生成した二次クロックパルスSCK
をもとに異常検出部30において、異常検出を行う。
【0009】エッジ検出部10は、立ち上がりエッジ検
出回路11と立ち下がりエッジ検出回路12とOR回路
13とから構成され、立ち上がりエッジ検出回路11及
び立ち下がりエッジ検出回路12は、例えば、微分回路
で構成され、立ち上がりエッジ検出回路11は、クロッ
クパルスCKの立ち上がりエッジを検出し、クロックパ
ルスCKの立ち上がりエッジを検出したとき立ち上がり
エッジ検出パルスEuを出力する。また、立ち下がりエ
ッジ検出回路12は、クロックパルスCKの立ち下がり
エッジを検出し、立ち下がりエッジを検出したとき立ち
下がりエッジ検出パルスEdを出力する。
【0010】そして、OR回路13は、立ち上がりエッ
ジ検出回路11の立ち上がりエッジ検出パルスEuと、
立ち下がりエッジ検出回路12の立ち下がりエッジ検出
パルスEdとを入力し、これらの論理和を求めこれをエ
ッジ検出パルスSEとして二次クロックパルス発生部2
0に出力する。二次クロックパルス発生部20は、アナ
ログタイマー21と、二次クロック発生回路22とから
構成され、アナログタイマー21は、OR回路13から
エッジ検出パルスSEをリセット信号として作動し、カ
ウント時間に応じた出力電圧V 1 を二次クロック発生回
路22に出力する。
【0011】二次クロック発生回路22は、例えば、シ
ュミット・トリガ回路等で構成され、アナログタイマー
21からの出力電圧V1 が、予め設定したアナログタイ
マー21のオーバーフロー時間Tαに応じて設定される
基準電圧Va1 より大きいとき、二次クロックパルスS
CKを“HIGH”として異常検出部30に出力する。
【0012】ここで、アナログタイマー21のオーバー
フロー時間Tαは、クロックパルスCKの正常時の周期
をTとすると、Tα≦T/2を満たす値とする。異常検
出部30は、二次クロックエッジ検出回路31とアナロ
グタイマー32と異常検出回路33とから構成され、二
次クロックエッジ検出回路31は、二次クロック発生回
路22からの二次クロックパルスSCKの、例えば、立
ち下がりエッジを検出し、これを二次クロックエッジ検
出パルスEscとしてアナログタイマー32に出力す
る。
【0013】アナログタイマー32は、入力した二次ク
ロックエッジ検出パルスEscをリセット信号として作
動し、カウント時間に応じた出力電圧V2 を異常検出回
路33に出力する。異常検出回路33は、例えば、シュ
ミット・トリガ回路等によって構成され、入力した出力
電圧V2 が、予め設定したアナログタイマー32のオー
バーフロー時間Tβに応じて設定される基準電圧Va2
より大きいとき、クロックパルスCKのパルス異常であ
るとして異常検出信号Serを“HIGH”として、情
報処理装置100に出力する。
【0014】ここで、アナログタイマー32のオーバー
フロー時間Tβが基準パルス幅に対応し、このオーバー
フロー時間Tβは、クロックパルスCKの正常時の周期
をTとすると、(T/2)<Tβ<Tを満たす値とす
る。次に、上記実施例の動作を、図2に示すタイミング
チャートに基づいて説明する。
【0015】ここで、図2において、(a)はクロック
パルスCK、(b)は立ち上がりエッジ検出パルスE
u、(c)は立ち下がりエッジ検出パルスEd、(d)
はエッジ検出パルスSE、(e)はアナログタイマー2
1の出力電圧V1 、(f)は二次クロックパルスSC
K、(g)は二次クロックエッジ検出パルスEsc、
(h)はアナログタイマー32の出力電圧V2 、(i)
は異常検出信号Serを表す。
【0016】今、情報処理装置100において、周期
T、デューティー比が“1”のクロックパルスCKを発
生させているものとし、そのパルス幅をTwとする。ク
ロックパルス監視装置1では、入力されるクロックパル
スCKの周期がTであることから、アナログタイマー2
1のオーバーフロー時間TαをTα≦T/2を満たすよ
うに設定し、同様に、アナログタイマー32のオーバー
フロー時間Tβを(T/2)<Tβ<Tを満たすように
設定する。これによって、二次クロック発生回路22で
は、基準電圧Va1 がオーバーフロー時間Tαに応じて
設定され、同様に、異常検出回路33では、基準電圧V
2 がオーバーフロー時間Tβに応じて設定される。
【0017】この場合、例えば、オーバーフロー時間T
αはTα=T/4、オーバーフロー時間TβはTβ=3
T/4に設定したものとする。そして、今、クロックパ
ルスCKが正常状態であり、周期T、デューティー比
“1”、パルス幅Twで入力されているものとすると、
時点t1でクロックパルスCKが“LOW”から“HI
GH”になると(図2(a))、立ち上がりエッジ検出
回路11でこのクロックパルスCKの立ち上がりエッジ
を検出して立ち上がりエッジ検出パルスEuを出力し
(図2(b))、これによって、OR回路13からエッ
ジ検出パルスSEが出力され(図2(d))、アナログ
タイマー21がエッジ検出パルスSEによってリセット
される。
【0018】このとき、アナログタイマー21の出力電
圧V1 が、V1 <Va1 であることから(図2
(e))、二次クロック発生回路22からの二次クロッ
クパルスSCKは“LOW”となり(図2(f))、二
次クロックエッジ検出回路31で二次クロックパルスS
CKの立ち下がりエッジを検出して二次クロックエッジ
検出パルスEscを出力し(図2(g))、よって、ア
ナログタイマー32がリセットされる。
【0019】そして、時点t1からアナログタイマー2
1のオーバーフロー時間Tα(=T/4)が経過した時
点t2から、アナログタイマー21の出力電圧V1 が、
Va 1 <V1 となるので、二次クロック発生回路22で
は二次クロックパルスSCKを“HIGH”とする。こ
のとき、アナログタイマー32のオーバーフロー時間T
β=3T/4であるので、アナログタイマー32はオー
バーフローしない。
【0020】そして、時点t1からクロックパルスCK
のパルス幅Twが経過した時点t3でクロックパルスC
Kが“LOW”に変化すると、立ち下がりエッジ検出回
路12でこれを検出して、立ち下がりエッジ検出パルス
Edを出力し、よって、OR回路13からエッジ検出パ
ルスSEが出力される。これによって、アナログタイマ
ー21がリセットされ、その出力電圧V1 が、V1 <V
1 となるので、二次クロック発生回路22では二次ク
ロックパルスSCKを“LOW”とし、二次クロックエ
ッジ検出回路31で二次クロックパルスSCKの立ち下
がりエッジを検出して二次クロックエッジ検出パルスE
scを出力するので、アナログタイマー32がリセット
される。
【0021】次いで、時点t3からアナログタイマー2
1のオーバーフロー時間Tαが経過した時点t4から出
力電圧V1 がVa1 <V1 となるので、二次クロック発
生回路22では、二次クロックパルスSCKを“HIG
H”とする。そして、時点t3からパルス幅Twが経過
した時点t5でクロックパルスCKが“HIGH”とな
ると、立ち上がりエッジ検出回路11から立ち上がりエ
ッジ検出パルスEuが出力され、よって、OR回路13
からエッジ検出パルスSEが出力されるので、アナログ
タイマー21がリセットされる。よって、二次クロック
パルスSCKが“LOW”となるので、二次クロックエ
ッジ検出回路31から二次クロックエッジ検出パルスE
scが出力され、これによって、アナログタイマー32
がリセットされる。
【0022】したがって、クロックパルスCKが正常状
態である場合には、アナログタイマー32がオーバーフ
ロー時間Tβ以内にリセットされるので、オーバーフロ
ーとなることはなく、異常検出信号Serは“LOW”
のままである。次に、クロックパルスCKの周波数が上
昇した場合、すなわち、クロックパルスCKのパルス幅
TwX が、TwX <Tw(正常時のパルス幅)となり、
さらに、アナログタイマー21のオーバーフロー時間T
αよりも短くなった場合(Tw X <Tα)には、例え
ば、時点t11で、クロックパルスCKが“HIGH”
となったとき立ち上がりエッジ検出パルスEuが出力さ
れて、エッジ検出パルスSEが出力されるので、アナロ
グタイマー21がリセットされる。よって、二次クロッ
クパルスSCKが“LOW”となり、二次クロックエッ
ジ検出パルスEscが出力されてアナログタイマー32
がリセットされる。
【0023】そして、時点t11から、パルス幅Twよ
りも短いパルス幅TwX が経過した時点t12で、クロ
ックパルスCKが“LOW”となると、立ち下がりエッ
ジ検出パルスEdが出力されエッジ検出パルスSEが出
力されるので、アナログタイマー21がリセットされ、
このとき、パルス幅TwX <Tαであり、アナログタイ
マー21がオーバーフローしないので、二次クロックパ
ルスSCKは“LOW”のままとなる。
【0024】次に、時点t13で、クロックパルスCK
が“HIGH”となると、立ち上がりエッジ検出パルス
Euが出力され、エッジ検出パルスSEが出力されてア
ナログタイマー21がリセットされるので、二次クロッ
クパルスSCKは“LOW”のままであり、時点t14
で、クロックパルスCKが“LOW”となると、アナロ
グタイマー21がオーバーフローする前にリセットされ
るので、二次クロックパルスSCKは“LOW”のまま
となる。
【0025】そして、時点t15で、時点t11からア
ナログタイマー32のオーバーフロー時間Tβ(=3T
/4)が経過した時点から、アナログタイマー32の出
力電圧V2 がVa2 (基準電圧)<V2 となるので、異
常検出回路33では異常検出信号Serを“HIGH”
として出力する。以後、クロックパルスCKのパルス幅
がアナログタイマー21のオーバーフロー時間Tαより
短い間は、異常検出信号Serは“HIGH”を保持
し、時点T16で、クロックパルスCKのパルス幅がオ
ーバーフロー時間Tαより長くなったとき、アナログタ
イマー21がオーバーフローすることによって、二次ク
ロックパルスSCKが“HIGH”となり、次に、時点
t17で、クロックパルスCKが“LOW”となったと
き、アナログタイマー21がリセットされることによっ
て、アナログタイマー32がリセットされ、よって、異
常検出信号Serが“LOW”となる。
【0026】ここで、パルス幅TwX が、Tα<TwX
<Twである場合には、正常パルスであるとみなすもの
とし、よって、周波数の上昇はないものとみなすものと
する。次に、クロックパルスCKの周波数が低下した場
合、すなわち、クロックパルスCKのパルス幅Tw
X が、Tw(正常時のパルス幅)<TwX となり、アナ
ログタイマー32のオーバーフロー時間Tβよりも長く
なった場合(Tβ<TwX)、例えば、時点t21でク
ロックパルスCKが“HIGH”となり、次いで、時点
t21から正常時のパルス幅Tw経過後の時点t22で
“LOW”となり、その後、時点t22からアナログタ
イマー32のオーバーフロー時間Tβよりも長い時間経
過した時点t25で、クロックパルスCKが“HIG
H”となったものとする。
【0027】この場合、時点t21から時点t22間は
クロックパルスCKは正常状態であり、時点t22で、
クロックパルスCKが“LOW”となることによって、
アナログタイマー21がリセットされ、二次クロックパ
ルスCKが“LOW”となるので、アナログタイマー3
2もリセットされる。そして、時点t22からオーバー
フロー時間Tα経過後の時点t23で、アナログタイマ
ー21がオーバーフローとなることによって二次クロッ
クパルスSCKが“HIGH”となる。次いで、時点t
22からオーバーフロー時間Tβ経過後の時点t24
で、アナログタイマー32がオーバーフローすることに
よって、異常検出信号Serが“HIGH”となる。
【0028】そして、時点t25でクロックパルスCK
が“HIGH”となったとき、アナログタイマー21が
リセットされることによって二次クロックパルスSCK
が“LOW”となるので、アナログタイマー32がリセ
ットされる。これによって、異常検出信号Serが“L
OW”となる。なお、ここで、パルス幅TwX が、Tw
<TwX <Tβである場合には、正常パルスであるとみ
なすものとする。
【0029】次に、クロックパルスCKのデューティー
比が変化した場合、例えば、時点t31でクロックパル
スCKが“HIGH”となり、時点t31からオーバー
フロー時間Tαよりも短いパルス幅TwX1経過後の時点
t32で“LOW”となり、時点t32からパルス幅T
X2経過後の時点t35で“HIGH”となって時点t
31〜t35が1周期となり、デューティー比が、Tw
X1:TwX2となったものとする。
【0030】この場合、時点t31でクロックパルスC
Kが“HIGH”となったことによって、アナログタイ
マー21がリセットされて二次クロックパルスSCKが
“LOW”となり、よって、アナログタイマー32がリ
セットされる。次いで、時点t32でクロックパルスC
Kが“LOW”となったとき、アナログタイマー21が
リセットされるが、この場合、パルス幅TwX1が極短い
ため、時点t31〜t32間でアナログタイマー21の
出力電圧V1 は、図2(f)に示すように、ほとんど変
化しない。
【0031】次いで、時点t32からオーバーフロー時
間Tαが経過した時点t33でアナログタイマー21が
オーバーフローすることによって、二次クロックパルス
SCKが“HIGH”となり、そして、時点t31から
オーバーフロー時間Tβが経過した時点t34でアナロ
グタイマー32がオーバーフローすることによって、異
常検出信号Serが“HIGH”となる。
【0032】そして、時点t35でクロックパルスCK
が“HIGH”となることによって、アナログタイマー
21がリセットされ、二次クロックパルスSCKが“L
OW”となることによって、アナログタイマー32がリ
セットされ、異常検出信号Serが“LOW”となる。
したがって、クロックパルスCKのパルス幅TwX が、
Tα<TwX ≦Tβである場合には異常検出信号Ser
が“LOW”となってクロックパルスCKは正常である
ものと判定し、パルス幅TwX が、TwX ≦Tα、又
は、Tβ<TwXである場合には、異常検出信号Ser
が“HIGH”となってクロックパルスCKは異常であ
るものと判定するので、クロックパルスCKの周波数が
上昇した場合等にはパルス幅TwX が、TwX ≦Tαと
なるので、パルス異常として検出し、クロックパルスC
Kの周波数が低下した場合、また、クロックパルスCK
のディーティー比が変化した場合等にはパルス幅TwX
が、Tβ<TwX となるのでパルス異常として検出す
る。
【0033】したがって、オーバーフロー時間TαをT
/4に、また、オーバーフロー時間Tβを3T/4に設
定することによって、二次クロック発生回路22で形成
される二次クロックパルスSCKは、クロックパルスC
Kの2倍の周波数をもったパルスとなるので、この二次
クロックパルスSCKのエッジをもとにパルス異常を監
視することによって、クロックパルスCKのエッジをも
とにパルス異常を監視する場合に比べてより高精度でパ
ルス異常を検出することができ、クロックパルスCKの
周波数の上昇及び低下、デューティー比の崩れを容易確
実に検出することができる。
【0034】また、クロックパルスCKのパルス幅Tw
X が、Tα<TwX ≦Tβである場合には、正常である
ものと判定するので、Tα及びTβがT/2に近い値で
ある程、より高精度にパルス異常を検出することができ
る。なお、上記実施例においては、オーバーフロー時間
TαをT/4に、また、オーバーフロー時間Tβを3T
/4に設定した場合について説明したが、これに限ら
ず、Tα≦T/2、T/2<Tβ<Tを満たしていれば
任意に設定することができる。
【0035】また、上記実施例においては、クロックパ
ルスCKのパルス幅TwX が、Tα<TwX ≦Tβであ
る場合に正常であるものと判定するようになされている
が、アナログタイマー21の出力電圧V1 が、Va1
1 のとき二次クロック発生回路22が二次クロックパ
ルスSCKを“HIGH”として出力し、アナログタイ
マー32の出力電圧V2 が、Va2 ≦V2 のとき異常検
出回路33が異常検出信号Serを“HIGH”として
出力するように設定することによって、クロックパルス
CKのパルス幅TwX が、Tα≦TwX <Tβである場
合に正常であるものと判定するようにすることも可能で
ある。
【0036】また、上記実施例においては、二次クロッ
クエッジ検出回路31において、二次クロックパルスC
Kの立ち下がりエッジを検出するようになされている
が、立ち上がりエッジを検出するようにすることも可能
である。また、上記実施例においては、立ち上がりエッ
ジ検出回路11と立ち下がりエッジ検出回路12とのそ
れぞれにおいて、立ち上がりエッジEuと立ち下がりエ
ッジEdとを検出するようになされているが、1つの微
分回路によって立ち上がり及び立ち下がりエッジを検出
するようにすることも可能である。
【0037】また、上記実施例においては、立ち上がり
エッジ検出回路11及び立ち下がりエッジ検出回路12
を微分回路によって構成する場合について説明したが、
これに限らず、リトリガブルモノマルチバイブレータ等
によって構成することも可能である。また、上記実施例
においては、アナログタイマーを適用した場合について
説明したが、デジタルタイマーを適用することも可能で
あり、また、ソフトウェアによって形成したソフトウェ
アタイマーを適用することも可能である。
【0038】また、上記実施例においては、異常検出信
号Serを情報処理装置100に出力するように構成し
ているが、これに限らず、例えば、警報発生装置等に出
力することによって、パルス異常が発生したとき、警報
音を発生するようにすることも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるク
ロックパルス監視装置によれば、エッジ検出手段によっ
て入力されるクロックパルスの立ち上がりエッジ及び立
ち下がりエッジを検出してエッジ検出パルスとして出力
し、二次クロックパルス形成手段においてエッジ検出パ
ルスのパルス幅に応じて二次クロックパルスを形成し、
この二次クロックパルスのパルス幅が予め設定した基準
パルス幅を越えたとき異常検出手段によってクロックパ
ルスのパルス異常と判定することにより、クロックパル
スの周波数上昇及び低下、デューティー比の異常を確実
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクロックパルス監視装置に一実施
例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の動作説明に供するタイミングチャート
である。
【符号の説明】
10 エッジ検出部 20 二次クロックパルス発生部 30 異常検出部
フロントページの続き (72)発明者 新井 健司 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内 (72)発明者 平本 伸一 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内 (72)発明者 梅原 篤樹 東京都日野市富士町1番地 富士ファコム 制御株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるクロックパルスのエッジを検
    出しこのエッジ検出パルスを監視することによって前記
    クロックパルスのパルス異常を検出するクロックパルス
    監視装置において、前記クロックパルスの立ち上がりエ
    ッジ及び立ち下がりエッジを検出しエッジ検出パルスを
    出力するエッジ検出手段と、前記エッジ検出パルスのパ
    ルス幅に応じた二次クロックパルスを形成する二次クロ
    ックパルス形成手段と、前記二次クロックパルスのパル
    ス幅が予め設定した基準パルス幅を越えたとき前記クロ
    ックパルスのパルス異常として異常信号を出力する異常
    検出手段とを備えることを特徴とするクロックパルス監
    視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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