JPH07232828A - 部品供給装置 - Google Patents
部品供給装置Info
- Publication number
- JPH07232828A JPH07232828A JP6286624A JP28662494A JPH07232828A JP H07232828 A JPH07232828 A JP H07232828A JP 6286624 A JP6286624 A JP 6286624A JP 28662494 A JP28662494 A JP 28662494A JP H07232828 A JPH07232828 A JP H07232828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- carrier
- parts
- empty
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P19/00—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
- B23P19/001—Article feeders for assembling machines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機構の簡易化と処理の高速化を図るととも
に、部品の種類の変更や部品点数の増減にも容易に対応
できるようにした部品供給装置を得ることを目的とす
る。 【構成】 部品供給装置において、部品を収容したトレ
イtを貯蔵する貯蔵部Sと、この貯蔵部Sから上記トレ
イtを搬送する搬送手段Hと、この搬送手段Hによって
搬送されて来たトレイtを受入れるトレイ載置位置Pi,
トレイtに収容されている部品を組立ロボットRが取出
し可能な部品供給位置Psおよびトレイtを排出するトレ
イ排出位置Poとを少なくとも含む循環経路Lを経て、上
記トレイtを載置するトレイキャリアCを循環移動させ
る循環機構TCとを設けた。
に、部品の種類の変更や部品点数の増減にも容易に対応
できるようにした部品供給装置を得ることを目的とす
る。 【構成】 部品供給装置において、部品を収容したトレ
イtを貯蔵する貯蔵部Sと、この貯蔵部Sから上記トレ
イtを搬送する搬送手段Hと、この搬送手段Hによって
搬送されて来たトレイtを受入れるトレイ載置位置Pi,
トレイtに収容されている部品を組立ロボットRが取出
し可能な部品供給位置Psおよびトレイtを排出するトレ
イ排出位置Poとを少なくとも含む循環経路Lを経て、上
記トレイtを載置するトレイキャリアCを循環移動させ
る循環機構TCとを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機構部品を自動的に組
立てる自動組立装置などにおいて、組立作業を行なう組
立ロボットに複数種類の部品を自動的かつ連続的に供給
し得るようにした部品供給装置に関する。
立てる自動組立装置などにおいて、組立作業を行なう組
立ロボットに複数種類の部品を自動的かつ連続的に供給
し得るようにした部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動組立装置において、組立ロボットに
迅速かつ空き時間を生じないように部品を自動的に供給
する部品供給装置は、例えば特開平1−40236 号公報に
記載されており、図24の概念図によってその概略の動
作を説明する。
迅速かつ空き時間を生じないように部品を自動的に供給
する部品供給装置は、例えば特開平1−40236 号公報に
記載されており、図24の概念図によってその概略の動
作を説明する。
【0003】トレイtは、組立ロボット110によって
被組立体111に組付ける複数種類の部品を部品の種類
ごとに収容しており、異なる種類の部品を収容している
複数のトレイを積重ねたトレイ群とし無人車100など
からコンベアによってバッファ101上に移送する。
被組立体111に組付ける複数種類の部品を部品の種類
ごとに収容しており、異なる種類の部品を収容している
複数のトレイを積重ねたトレイ群とし無人車100など
からコンベアによってバッファ101上に移送する。
【0004】このバッファ101には所要の部品を収容
しているトレイを積重ねられている複数のトレイから分
離する分離機構102が設けられており、所要のトレイ
とその上にあるトレイ(群)をこのトレイより下段にあ
るトレイから分離して持ち上げるとともに、所要のトレ
イよりも上にあるトレイ(群)をさらに持ち上げること
によって所要のトレイを他のトレイから分離する。
しているトレイを積重ねられている複数のトレイから分
離する分離機構102が設けられており、所要のトレイ
とその上にあるトレイ(群)をこのトレイより下段にあ
るトレイから分離して持ち上げるとともに、所要のトレ
イよりも上にあるトレイ(群)をさらに持ち上げること
によって所要のトレイを他のトレイから分離する。
【0005】コンベアを備えたエレベータ103は、こ
の分離されたトレイの高さとコンベア上面の高さとが一
致するまで移動して、この分離機構102で分離されて
押出されてきたトレイをこのコンベアを駆動して受入
れ、次いでこのエレベータ103はこの受入れたトレイ
の高さ位置がストッカ104のこの受入れたトレイに割
当てられているストック位置と同じになるように上下に
移動してからコンベアを駆動し、トレイをストッカ10
4の割当てられているストック位置に移す。
の分離されたトレイの高さとコンベア上面の高さとが一
致するまで移動して、この分離機構102で分離されて
押出されてきたトレイをこのコンベアを駆動して受入
れ、次いでこのエレベータ103はこの受入れたトレイ
の高さ位置がストッカ104のこの受入れたトレイに割
当てられているストック位置と同じになるように上下に
移動してからコンベアを駆動し、トレイをストッカ10
4の割当てられているストック位置に移す。
【0006】このストッカ104は上下に移動して、ロ
ボット110が部品を取出す供給台の高さに等しいスト
ッカ104のストック位置にあるトレイを押出すことに
よって所要の部品をこのロボットに供給し、このロボッ
ト110は供給台上のトレイから部品を取出して被組立
体111にこの部品を取付ける。
ボット110が部品を取出す供給台の高さに等しいスト
ッカ104のストック位置にあるトレイを押出すことに
よって所要の部品をこのロボットに供給し、このロボッ
ト110は供給台上のトレイから部品を取出して被組立
体111にこの部品を取付ける。
【0007】そして、ロボットに収容している部品を供
給し終わったトレイは、供給台からエレベータ104の
割当てられているストック位置に戻され、このエレベー
タ104は次に供給すべき部品を収容しているトレイが
供給台の高さ位置になるように移動して上記と同様にこ
のトレイを供給台に移すことを繰返して、複数種類の部
品をロボットに供給する。
給し終わったトレイは、供給台からエレベータ104の
割当てられているストック位置に戻され、このエレベー
タ104は次に供給すべき部品を収容しているトレイが
供給台の高さ位置になるように移動して上記と同様にこ
のトレイを供給台に移すことを繰返して、複数種類の部
品をロボットに供給する。
【0008】収容している部品がすべてロボットによっ
て取出されて空になった空きトレイはストッか104か
らエレベータ103のコンベアの下方の位置に移され、
その後このエレベータ103は下方に移動してこの空き
トレイをコンベア105上に既に載置されている空きト
レイ(群)の上に降ろして段積みを行う。
て取出されて空になった空きトレイはストッか104か
らエレベータ103のコンベアの下方の位置に移され、
その後このエレベータ103は下方に移動してこの空き
トレイをコンベア105上に既に載置されている空きト
レイ(群)の上に降ろして段積みを行う。
【0009】そして、この段積みされた空きトレイ群は
上記コンベア105を駆動することによって、前記無人
車100の下段に設けられている空きトレイ載置台上に
移され、この無人車によって例えば無人倉庫などに戻さ
れる。
上記コンベア105を駆動することによって、前記無人
車100の下段に設けられている空きトレイ載置台上に
移され、この無人車によって例えば無人倉庫などに戻さ
れる。
【0010】この従来例においては、上記バッファ10
1において所要の部品を収容しているトレイを分離する
際に上下のトレイと分離しなければならないために、こ
のバッファ上に載置されているすべてのトレイの高さと
収容している部品の種類を記憶しておくとともに、分離
を行なう高さを演算によって求めなければならないので
高度な記憶・演算機能を有する制御装置を使用しなけれ
ばならないばかりでなく、分離機構の構造や制御が複雑
になる。
1において所要の部品を収容しているトレイを分離する
際に上下のトレイと分離しなければならないために、こ
のバッファ上に載置されているすべてのトレイの高さと
収容している部品の種類を記憶しておくとともに、分離
を行なう高さを演算によって求めなければならないので
高度な記憶・演算機能を有する制御装置を使用しなけれ
ばならないばかりでなく、分離機構の構造や制御が複雑
になる。
【0011】この問題は、特に、ロボットが組立てに使
用する部品の点数や種類、特に部品を収容している収容
箱の高さが変わった場合には、制御プログラムの修正な
どに多大の労力と時間および費用を要するという結果を
招くことになる。
用する部品の点数や種類、特に部品を収容している収容
箱の高さが変わった場合には、制御プログラムの修正な
どに多大の労力と時間および費用を要するという結果を
招くことになる。
【0012】また、それぞれが異なる部品を収容してい
るトレイを供給台に相当する一定の高さ位置でこの供給
台に押出したり、この供給台から取り出したりするため
に、上記のストッカ104を上下に移動可能にする必要
があり、さらに、このトレイを供給台に引き出すことが
必要なためにこのストッカの構造が複雑になり、制御も
困難になる。
るトレイを供給台に相当する一定の高さ位置でこの供給
台に押出したり、この供給台から取り出したりするため
に、上記のストッカ104を上下に移動可能にする必要
があり、さらに、このトレイを供給台に引き出すことが
必要なためにこのストッカの構造が複雑になり、制御も
困難になる。
【0013】加えて、上記のように収容箱を交換する際
にはストッカから空いた収容箱を引き出してから部品を
格納している新しい収容箱を押し入れるものであるか
ら、この引出動作と押入動作とは交互かつ逆方向に行な
われるものであり、これによって、収容箱の交換に要す
る時間が長くなるばかりでなく、構造や制御がさらに複
雑になる。
にはストッカから空いた収容箱を引き出してから部品を
格納している新しい収容箱を押し入れるものであるか
ら、この引出動作と押入動作とは交互かつ逆方向に行な
われるものであり、これによって、収容箱の交換に要す
る時間が長くなるばかりでなく、構造や制御がさらに複
雑になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、機構の簡易
化と処理の高速化を図るとともに、部品の種類の変更や
部品点数の増減にも容易に対応できるようにした部品供
給装置を得ることを目的とする。
化と処理の高速化を図るとともに、部品の種類の変更や
部品点数の増減にも容易に対応できるようにした部品供
給装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1の原理図に示したよ
うに、部品供給装置において、部品を収容したトレイt
を貯蔵する貯蔵部Sと、この貯蔵部Sから上記トレイt
を搬送する搬送手段Hと、この搬送手段Hによって搬送
されて来たトレイtを受入れるトレイ載置位置Pi,トレ
イtに収容されている部品を組立ロボットRが取出し可
能な部品供給位置Psおよびトレイtを排出するトレイ排
出位置Poとを少なくとも含む循環経路Lを経て、上記ト
レイtを載置するトレイキャリアCを循環移動させる循
環機構TCとを設けた。
うに、部品供給装置において、部品を収容したトレイt
を貯蔵する貯蔵部Sと、この貯蔵部Sから上記トレイt
を搬送する搬送手段Hと、この搬送手段Hによって搬送
されて来たトレイtを受入れるトレイ載置位置Pi,トレ
イtに収容されている部品を組立ロボットRが取出し可
能な部品供給位置Psおよびトレイtを排出するトレイ排
出位置Poとを少なくとも含む循環経路Lを経て、上記ト
レイtを載置するトレイキャリアCを循環移動させる循
環機構TCとを設けた。
【0016】上記循環機構TCには、同時に移動する複数
のトレイキャリアC1,C2,C3,……を設けて、これら複
数のトレイキャリアが、少なくとも上記トレイ載置位置
Piと上記部品供給位置Psと上記トレイ排出位置Poとを順
次経て循環移動するように構成することができる。
のトレイキャリアC1,C2,C3,……を設けて、これら複
数のトレイキャリアが、少なくとも上記トレイ載置位置
Piと上記部品供給位置Psと上記トレイ排出位置Poとを順
次経て循環移動するように構成することができる。
【0017】複数のトレイキャリアC1,C2,C3,……を
備える上記循環機構TCを用いるときには、1つのトレイ
キャリアが上記トレイ載置位置Piにあるとき、少なくと
も上記部品供給位置Psおよび上記トレイ排出位置Poに他
のトレイキャリアが位置するように、互いに固定された
間隔でトレイキャリアC1,C2,C3,……を設けることが
できる。
備える上記循環機構TCを用いるときには、1つのトレイ
キャリアが上記トレイ載置位置Piにあるとき、少なくと
も上記部品供給位置Psおよび上記トレイ排出位置Poに他
のトレイキャリアが位置するように、互いに固定された
間隔でトレイキャリアC1,C2,C3,……を設けることが
できる。
【0018】
【作用】図1は、本発明によって構成された部品供給装
置における循環機構TCの原理的な構成を概念図によって
示したもので、循環機構TCの基本的な動作は、組立ロボ
ットRが組立ている被組立体Wに組付けるための部品を
収容しているトレイtをトレイ載置位置Piでトレイキャ
リアCに載置し、その後、循環機構TCはこのトレイキャ
リアCを部品供給位置Psに移送し、この位置で組立ロボ
ットRがその取出アームRaで部品を取出して被組立体W
にこの部品を組付けるものである。
置における循環機構TCの原理的な構成を概念図によって
示したもので、循環機構TCの基本的な動作は、組立ロボ
ットRが組立ている被組立体Wに組付けるための部品を
収容しているトレイtをトレイ載置位置Piでトレイキャ
リアCに載置し、その後、循環機構TCはこのトレイキャ
リアCを部品供給位置Psに移送し、この位置で組立ロボ
ットRがその取出アームRaで部品を取出して被組立体W
にこの部品を組付けるものである。
【0019】なお、これらのトレイキャリアCは、順次
かつ短い時間間隔で上記組立ロボットRに部品を供給す
るために複数のトレイキャリアCを設けることが好まし
く、この図1では4個のトレイキャリアを示してある。
かつ短い時間間隔で上記組立ロボットRに部品を供給す
るために複数のトレイキャリアCを設けることが好まし
く、この図1では4個のトレイキャリアを示してある。
【0020】また、トレイtには複数個の部品が収容さ
れるが、これら部品は同一種類の部品あるいは何種類か
の部品のいずれであってもよいが、部品の補給や制御を
容易にするためには、1つのトレイtには同一種類の部
品のみを収容するようにすることが好ましい。
れるが、これら部品は同一種類の部品あるいは何種類か
の部品のいずれであってもよいが、部品の補給や制御を
容易にするためには、1つのトレイtには同一種類の部
品のみを収容するようにすることが好ましい。
【0021】より詳細に説明すると、部品を収容してい
るトレイtを載置しているトレイキャリアCは、循環サ
イクルにおいてトレイ載置位置Piから循環経路Lに沿っ
て部品供給位置Psまで移動し、組立ロボットRはこのト
レイキャリアC上に載置されているトレイtから所要の
部品を取出すことができる。
るトレイtを載置しているトレイキャリアCは、循環サ
イクルにおいてトレイ載置位置Piから循環経路Lに沿っ
て部品供給位置Psまで移動し、組立ロボットRはこのト
レイキャリアC上に載置されているトレイtから所要の
部品を取出すことができる。
【0022】そして、組立ロボットRによる部品の取出
しが終了すると、循環機構TCは次の循環サイクルにおい
て、このトレイtを載置しているトレイキャリアCを循
環経路Lに沿って次の位置、例えば待機位置Pwあるいは
トレイ排出位置Poに移動させる。
しが終了すると、循環機構TCは次の循環サイクルにおい
て、このトレイtを載置しているトレイキャリアCを循
環経路Lに沿って次の位置、例えば待機位置Pwあるいは
トレイ排出位置Poに移動させる。
【0023】なお、組立ロボットRがこのトレイtに収
容されている同一種類あるいは異なる種類の部品を連続
した組立作業に複数個使用する場合には、組立ロボット
Rがこのトレイtから所要の部品の取出しが終了するま
でこのトレイtを載置したトレイキャリアCが部品供給
位置Psに停止させておくように循環機構を制御すること
ができる。
容されている同一種類あるいは異なる種類の部品を連続
した組立作業に複数個使用する場合には、組立ロボット
Rがこのトレイtから所要の部品の取出しが終了するま
でこのトレイtを載置したトレイキャリアCが部品供給
位置Psに停止させておくように循環機構を制御すること
ができる。
【0024】この循環サイクルによるトレイキャリアの
移動によって、複数のトレイキャリアC1,C2,……を使
用している場合には、次の組付けに使用する部品を収容
したトレイtを載置したトレイキャリアがこの部品供給
位置Psに位置して、組立ロボットRに次の組立に用いる
部品を供給し得るようになる。
移動によって、複数のトレイキャリアC1,C2,……を使
用している場合には、次の組付けに使用する部品を収容
したトレイtを載置したトレイキャリアがこの部品供給
位置Psに位置して、組立ロボットRに次の組立に用いる
部品を供給し得るようになる。
【0025】ところで、このトレイキャリアに載置され
ているトレイtに収容されていた部品が組立ロボットに
よってすべて取出されてこのトレイが空になった場合な
どにはこのトレイをトレイキャリアから取り除くことが
必要になる。
ているトレイtに収容されていた部品が組立ロボットに
よってすべて取出されてこのトレイが空になった場合な
どにはこのトレイをトレイキャリアから取り除くことが
必要になる。
【0026】このため、この空きトレイを載置したトレ
イキャリアが循環サイクルによってその循環経路にある
トレイ排出位置Poに達したとき、このトレイキャリアC
に載置されているトレイtoを排出手段Jによってトレイ
キャリアから外部に排出するようにする。
イキャリアが循環サイクルによってその循環経路にある
トレイ排出位置Poに達したとき、このトレイキャリアC
に載置されているトレイtoを排出手段Jによってトレイ
キャリアから外部に排出するようにする。
【0027】なお、このトレイ排出位置Poにあるトレイ
キャリアに載置されているトレイtが収容している部品
を組立ロボットが被組立体の組立てに再度使用する場合
には、このトレイtをトレイ排出位置Poにおいても排出
せずにトレイキャリアに載置したままにしておけば、こ
のトレイは循環サイクルにしたがってこのトレイ排出位
置Poからトレイ載置位置Piを経て再び部品供給位置Psに
戻るので、組立ロボットRはこのトレイtが収容してい
る部品を再び取出すことができる。
キャリアに載置されているトレイtが収容している部品
を組立ロボットが被組立体の組立てに再度使用する場合
には、このトレイtをトレイ排出位置Poにおいても排出
せずにトレイキャリアに載置したままにしておけば、こ
のトレイは循環サイクルにしたがってこのトレイ排出位
置Poからトレイ載置位置Piを経て再び部品供給位置Psに
戻るので、組立ロボットRはこのトレイtが収容してい
る部品を再び取出すことができる。
【0028】また、トレイが収容している部品の組付け
が終了したり、さらには組付けに使用する部品の種類を
変更する場合など、このトレイ内の部品を組立に使用し
なくなった場合にも、空きトレイと同様に、トレイ排出
位置Poから排出機構Jを介して循環機構TCの外部に排出
することができる。
が終了したり、さらには組付けに使用する部品の種類を
変更する場合など、このトレイ内の部品を組立に使用し
なくなった場合にも、空きトレイと同様に、トレイ排出
位置Poから排出機構Jを介して循環機構TCの外部に排出
することができる。
【0029】上記のようにトレイをトレイ排出位置で排
出して空になったトレイキャリアが循環サイクルによっ
てトレイ載置位置Piに達したとき、貯蔵部Sから選択し
て取出された所要の部品を収容しているトレイtiを搬送
手段Hによって搬送して、この空のトレイキャリアにこ
のトレイtiを載置する。
出して空になったトレイキャリアが循環サイクルによっ
てトレイ載置位置Piに達したとき、貯蔵部Sから選択し
て取出された所要の部品を収容しているトレイtiを搬送
手段Hによって搬送して、この空のトレイキャリアにこ
のトレイtiを載置する。
【0030】なお、収容している部品の残りが少なくな
ったトレイができたときに、貯蔵部Sからこのトレイが
収容している部品と同一の部品を収容しているトレイを
選択したり、さらには途中までこのトレイを搬送してお
くことによって、部品が全て取出されて空きトレイにな
った上記トレイをトレイ排出位置Poで排出したトレイキ
ャリアがトレイ載置位置に達したときに貯蔵部Sから搬
送されてきたトレイを速やかに載置することができる。
ったトレイができたときに、貯蔵部Sからこのトレイが
収容している部品と同一の部品を収容しているトレイを
選択したり、さらには途中までこのトレイを搬送してお
くことによって、部品が全て取出されて空きトレイにな
った上記トレイをトレイ排出位置Poで排出したトレイキ
ャリアがトレイ載置位置に達したときに貯蔵部Sから搬
送されてきたトレイを速やかに載置することができる。
【0031】この本発明による構成によれば、組立ロボ
ットにはトレイキャリアにトレイ載置位置Piで載置され
たトレイが収容している部品が供給されるので、部品を
変更する場合には所要の部品を収容しているトレイを貯
蔵部Sから選択してトレイキャリアに載置するだけでよ
いから、部品の種類が変わっても循環機構TCの駆動制御
方法を変更する必要がないという効果が得られる。
ットにはトレイキャリアにトレイ載置位置Piで載置され
たトレイが収容している部品が供給されるので、部品を
変更する場合には所要の部品を収容しているトレイを貯
蔵部Sから選択してトレイキャリアに載置するだけでよ
いから、部品の種類が変わっても循環機構TCの駆動制御
方法を変更する必要がないという効果が得られる。
【0032】また、この循環機構TC同時に移動する複数
のトレイキャリアC1,C2,C3,……を設け、これら複数
のトレイキャリアが少なくとも上記トレイ載置位置Piと
上記部品供給位置Psと上記トレイ排出位置Poとを順次経
由して循環移動するようにすれば、組立ロボットにはこ
れらトレイキャリアC1,C2,C3,……に載置されている
トレイt1,t2,t3,……から順次異なった部品を供給す
ることができ、組立ロボットの待ち時間を短縮すること
ができる。
のトレイキャリアC1,C2,C3,……を設け、これら複数
のトレイキャリアが少なくとも上記トレイ載置位置Piと
上記部品供給位置Psと上記トレイ排出位置Poとを順次経
由して循環移動するようにすれば、組立ロボットにはこ
れらトレイキャリアC1,C2,C3,……に載置されている
トレイt1,t2,t3,……から順次異なった部品を供給す
ることができ、組立ロボットの待ち時間を短縮すること
ができる。
【0033】すなわち、図1に示したように4個のトレ
イキャリアを有する循環機構TCを用いて4種類の部品を
組立ロボットRに供給する場合、それぞれが1種類の部
品を収容した4種類のトレイを4個のトレイキャリアに
それぞれ載置して循環機構TCによってこのトレイキャリ
アを循環させれば、部品供給位置Psには循環サイクルに
したがって4種類の部品を収容したトレイが順次到来す
るから、組立ロボットRはこの部品供給位置Psにあるト
レイから循環サイクルごとに部品を取出すことによって
所要の4種類の部品を順次取出すことができる。
イキャリアを有する循環機構TCを用いて4種類の部品を
組立ロボットRに供給する場合、それぞれが1種類の部
品を収容した4種類のトレイを4個のトレイキャリアに
それぞれ載置して循環機構TCによってこのトレイキャリ
アを循環させれば、部品供給位置Psには循環サイクルに
したがって4種類の部品を収容したトレイが順次到来す
るから、組立ロボットRはこの部品供給位置Psにあるト
レイから循環サイクルごとに部品を取出すことによって
所要の4種類の部品を順次取出すことができる。
【0034】さらに、複数のトレイキャリアを備える上
記循環機構は、1つのトレイキャリア例えばC1 が上記
トレイ載置位置Piにあるとき、少なくとも上記部品供給
位置Psおよび上記トレイ排出位置Poに他のトレイキャリ
アC2,C3 が位置するように互いに固定された間隔でト
レイキャリアC1,C2,C3,……を設けておけば、トレイ
の載置,組立ロボットによる部品の取出し,および,空
きトレイや不要になったトレイの排出とを同時に行うこ
とができるので、これらの処理に要する時間を実質的に
著しく短縮することができる。
記循環機構は、1つのトレイキャリア例えばC1 が上記
トレイ載置位置Piにあるとき、少なくとも上記部品供給
位置Psおよび上記トレイ排出位置Poに他のトレイキャリ
アC2,C3 が位置するように互いに固定された間隔でト
レイキャリアC1,C2,C3,……を設けておけば、トレイ
の載置,組立ロボットによる部品の取出し,および,空
きトレイや不要になったトレイの排出とを同時に行うこ
とができるので、これらの処理に要する時間を実質的に
著しく短縮することができる。
【0035】
《概略の説明》図2は、本発明による部品供給装置の実
施例の全体構成の概略を示した図であって、循環機構に
相当するトレイチェンジャ4内におけるトレイキャリア
の位置などについては図1の原理図も併せて参照しなが
ら、この実施例の全体構成についてその動作の概略を先
ず説明する。
施例の全体構成の概略を示した図であって、循環機構に
相当するトレイチェンジャ4内におけるトレイキャリア
の位置などについては図1の原理図も併せて参照しなが
ら、この実施例の全体構成についてその動作の概略を先
ず説明する。
【0036】この部品供給装置は、排出機構Jを内蔵し
ているベースモジュール7と,このベースモジュール7
上に積重ねられてこの図では3個として示した貯蔵部S
および搬送手段Hに相当するストックモジュール81,8
2,83 と、循環機構TCに相当するトレイチェンジャ4と
を備えており、図示しない制御装置の制御のもとに、組
立中の被組立体12に組立ロボット3が取付ける部品を
この組立ロボット3に自動的に供給するものである。
ているベースモジュール7と,このベースモジュール7
上に積重ねられてこの図では3個として示した貯蔵部S
および搬送手段Hに相当するストックモジュール81,8
2,83 と、循環機構TCに相当するトレイチェンジャ4と
を備えており、図示しない制御装置の制御のもとに、組
立中の被組立体12に組立ロボット3が取付ける部品を
この組立ロボット3に自動的に供給するものである。
【0037】なお、この3段のストックモジュール81,
82,83 は、いずれも同一の構成を有しており、説明の
便宜上、それぞれが1種類の部品を収容した複数のトレ
イを部品の種類ごとに割当てられているストックモジュ
ール81,82,83 のいずれかに格納するものとする。し
たがって、この実施例では、3種類の部品を組立ロボッ
ト3に自動的に供給することになるが、このストックモ
ジュール8をさらに積重ねることによって、より多くの
種類の部品を供給することができる。
82,83 は、いずれも同一の構成を有しており、説明の
便宜上、それぞれが1種類の部品を収容した複数のトレ
イを部品の種類ごとに割当てられているストックモジュ
ール81,82,83 のいずれかに格納するものとする。し
たがって、この実施例では、3種類の部品を組立ロボッ
ト3に自動的に供給することになるが、このストックモ
ジュール8をさらに積重ねることによって、より多くの
種類の部品を供給することができる。
【0038】上記のストックモジュール81,82,8
3 は、それぞれ図の右側と左側とに空間91,92 が設け
られており、図の右側の空間91 は、積み重ねられたト
レイ群Tを移送する入口リフタ2が上下に移動する入口
リフタスペースであり、入口リフタ2に設けられている
ピニオンを駆動すると、このピニオンとラック21とが
噛み合っているためにこの入口リフタ2はガイドレール
22に沿ってこの入口リフタスペース91 内を上下に移
動する。
3 は、それぞれ図の右側と左側とに空間91,92 が設け
られており、図の右側の空間91 は、積み重ねられたト
レイ群Tを移送する入口リフタ2が上下に移動する入口
リフタスペースであり、入口リフタ2に設けられている
ピニオンを駆動すると、このピニオンとラック21とが
噛み合っているためにこの入口リフタ2はガイドレール
22に沿ってこの入口リフタスペース91 内を上下に移
動する。
【0039】この入口リフタ2は、部品を収容したトレ
イtが積み重ねられたトレイ群Tを最下段のストックモ
ジュール81 の高さで外部から受入れて、最下段のスト
ックモジュール81 にはそのままの高さ位置で、また、
最上段のストックモジュール83 および中段のストック
モジュール82 にはこれらストックモジュール83,8 2
の高さまで移動してから、載置されているトレイ群Tを
ストックモジュール8に向けて押し出す。
イtが積み重ねられたトレイ群Tを最下段のストックモ
ジュール81 の高さで外部から受入れて、最下段のスト
ックモジュール81 にはそのままの高さ位置で、また、
最上段のストックモジュール83 および中段のストック
モジュール82 にはこれらストックモジュール83,8 2
の高さまで移動してから、載置されているトレイ群Tを
ストックモジュール8に向けて押し出す。
【0040】これによって、それぞれのストックモジュ
ール81,82,83 にそれぞれ割当てられている部品を収
容したトレイは、部品ごとに割当てられているストック
モジュール81,82,83 のローラコンベア23上に格納
されるが、その前方に設けられている図示しない分離機
構が空いていたり、先に格納されたトレイ群Tのすべて
のトレイtが出口リフタ92 に排出されて空いたときに
は、この分離機構の位置まで上記ローラコンベア23に
よって移送される。
ール81,82,83 にそれぞれ割当てられている部品を収
容したトレイは、部品ごとに割当てられているストック
モジュール81,82,83 のローラコンベア23上に格納
されるが、その前方に設けられている図示しない分離機
構が空いていたり、先に格納されたトレイ群Tのすべて
のトレイtが出口リフタ92 に排出されて空いたときに
は、この分離機構の位置まで上記ローラコンベア23に
よって移送される。
【0041】ストックモジュール例えば最上段のストッ
クモジュール83 に格納されているトレイtが収容して
いる部品を供給する指示が制御装置から到来すると、こ
のストックモジュール83 の分離機構は積み重ねられて
いるトレイ群Tの最上段にある1つのトレイtを分離し
た後、この分離された1つのトレイを出口リフタ1に向
けて押出す。
クモジュール83 に格納されているトレイtが収容して
いる部品を供給する指示が制御装置から到来すると、こ
のストックモジュール83 の分離機構は積み重ねられて
いるトレイ群Tの最上段にある1つのトレイtを分離し
た後、この分離された1つのトレイを出口リフタ1に向
けて押出す。
【0042】この出口リフタ1は、搬送手段H(図1)
の一部に相当するものであって、ストックモジュール8
1,82,83 から押出された1つのトレイを吊り下げた状
態で保持しながらストックモジュール81,82,83 の図
で左側に設けられた出口リフタスペース92 を下方に移
動し、トレイチェンジャ4の上面に設けられて搬送手段
H(図1)の一部を構成しているローラコンベヤ60上
にこのトレイを解放・載置する。
の一部に相当するものであって、ストックモジュール8
1,82,83 から押出された1つのトレイを吊り下げた状
態で保持しながらストックモジュール81,82,83 の図
で左側に設けられた出口リフタスペース92 を下方に移
動し、トレイチェンジャ4の上面に設けられて搬送手段
H(図1)の一部を構成しているローラコンベヤ60上
にこのトレイを解放・載置する。
【0043】したがって、この出口リフタスペース92
に相当する部分にトレイチェンジャ4のローラコンベヤ
60が位置しているため、後に詳細に説明するベースモ
ジュール7は、ストックモジュール8よりもこのローラ
コンベヤ60が位置している部分だけ平面形状が小さく
なっている。
に相当する部分にトレイチェンジャ4のローラコンベヤ
60が位置しているため、後に詳細に説明するベースモ
ジュール7は、ストックモジュール8よりもこのローラ
コンベヤ60が位置している部分だけ平面形状が小さく
なっている。
【0044】トレイチェンジャ4は、このローラコンベ
ア60に載置されたトレイtをトレイ載置位置Piで図示
しないトレイキャリアに載置して、続く移動サイクルに
おいて、組立ロボット3がこのトレイtから部品を取出
す部品供給位置Psまでこのトレイtを移送する。
ア60に載置されたトレイtをトレイ載置位置Piで図示
しないトレイキャリアに載置して、続く移動サイクルに
おいて、組立ロボット3がこのトレイtから部品を取出
す部品供給位置Psまでこのトレイtを移送する。
【0045】組立ロボット3は、トレイチェンジャ4の
部品供給位置Psにあるトレイキャリアに載置されている
トレイからその取出アームによって取出した部品を組立
台12上の被組立体に組付け、この組付けが終了すれ
ば、コンベア11上のプラテン10にこの製品を乗せ
て、次の組立作業を行なう組立システムや製品を保管す
る倉庫などの所定の場所に搬送させる。なお、13はこ
の組立システムの動作を制御するための制御装置であ
る。
部品供給位置Psにあるトレイキャリアに載置されている
トレイからその取出アームによって取出した部品を組立
台12上の被組立体に組付け、この組付けが終了すれ
ば、コンベア11上のプラテン10にこの製品を乗せ
て、次の組立作業を行なう組立システムや製品を保管す
る倉庫などの所定の場所に搬送させる。なお、13はこ
の組立システムの動作を制御するための制御装置であ
る。
【0046】組立ロボット3に部品を供給し終ったトレ
イキャリアは、トレイtを載置したまま上記部品供給位
置Psから下方の待機位置Pw(図1)に移動し、次の移動
サイクルでトレイ載置位置Piの直下のトレイ排出位置Po
に移動する。このトレイが収容している部品が再び組立
ロボット3による組付けに使用される場合には、トレイ
キャリアはこのトレイを載置したまま次の移動サイクル
で上記トレイ載置位置Piへと循環し、更に続く移動サイ
クルにおいて上記部品供給位置Psに移動して、組立ロボ
ット3に再び部品を供給する。
イキャリアは、トレイtを載置したまま上記部品供給位
置Psから下方の待機位置Pw(図1)に移動し、次の移動
サイクルでトレイ載置位置Piの直下のトレイ排出位置Po
に移動する。このトレイが収容している部品が再び組立
ロボット3による組付けに使用される場合には、トレイ
キャリアはこのトレイを載置したまま次の移動サイクル
で上記トレイ載置位置Piへと循環し、更に続く移動サイ
クルにおいて上記部品供給位置Psに移動して、組立ロボ
ット3に再び部品を供給する。
【0047】しかしながら、トレイtが収容している部
品がすべて被組立体への取付けに使用されてトレイが空
になったり、このトレイが収容している部品が組立ロボ
ット3での組立に必要でなくなった場合などには、この
空いたり不必要になったトレイ(以下、空きトレイ、と
いう)は、上記のトレイ排出位置Poでトレイキャリアか
らトレイチェンジャ4のローラコンベア89上に押出さ
れる。
品がすべて被組立体への取付けに使用されてトレイが空
になったり、このトレイが収容している部品が組立ロボ
ット3での組立に必要でなくなった場合などには、この
空いたり不必要になったトレイ(以下、空きトレイ、と
いう)は、上記のトレイ排出位置Poでトレイキャリアか
らトレイチェンジャ4のローラコンベア89上に押出さ
れる。
【0048】このベースモジュール7のトレイチェンジ
ャ4のローラコンベア89に接する側には、このローラ
コンベア89から送り出された空きトレイを受入れると
ともにこの受入れた空きトレイを積み重ねる段積機構が
設けられている。
ャ4のローラコンベア89に接する側には、このローラ
コンベア89から送り出された空きトレイを受入れると
ともにこの受入れた空きトレイを積み重ねる段積機構が
設けられている。
【0049】この段積機構では、積み重ねられた空きト
レイの高さが予め定めた高さを超えると、積み重ねられ
た空きトレイはこの段積機構からローラコンベア上のス
トック部に移送され、適当な時期にベースモジュール7
から外部に送出される。
レイの高さが予め定めた高さを超えると、積み重ねられ
た空きトレイはこの段積機構からローラコンベア上のス
トック部に移送され、適当な時期にベースモジュール7
から外部に送出される。
【0050】ところで、制御装置から到来する処理命令
が処理対象などとして部品を指定する場合、この部品の
指定は部品コードによって行われるため、当該トレイが
収容している部品の部品コードを確認することが必要に
なる。
が処理対象などとして部品を指定する場合、この部品の
指定は部品コードによって行われるため、当該トレイが
収容している部品の部品コードを確認することが必要に
なる。
【0051】例えば、組立ロボットが取出そうとしてい
る部品と部品取出し位置Psにあるトレイキャリアが載置
しているトレイが収容している部品とが相違している
と、組立ロボット3が部品の取出しに使用するハンドや
部品の取出し位置などが違ってしまうために、組立ロボ
ット自体や部品が損傷してしまう恐れがある。
る部品と部品取出し位置Psにあるトレイキャリアが載置
しているトレイが収容している部品とが相違している
と、組立ロボット3が部品の取出しに使用するハンドや
部品の取出し位置などが違ってしまうために、組立ロボ
ット自体や部品が損傷してしまう恐れがある。
【0052】このような問題を避けるためには、上記し
たトレイ載置位置Pi,部品取出し位置Psあるいはトレイ
排出位置Poなどの処理命令の対象となる可能性のあるト
レイキャリアの存在位置において、このトレイキャリア
が搬送している部品を確認することが必要である。
たトレイ載置位置Pi,部品取出し位置Psあるいはトレイ
排出位置Poなどの処理命令の対象となる可能性のあるト
レイキャリアの存在位置において、このトレイキャリア
が搬送している部品を確認することが必要である。
【0053】この確認のためには、トレイtに収容され
ている部品自体を何らかの方法で識別することが最も好
ましいが、部品の形状や大きさなどをロボットなどで視
覚的に識別することは技術的に困難なばかりでなく、可
能であるとしても極めて高価なものになってしまうの
で、実際的ではない。
ている部品自体を何らかの方法で識別することが最も好
ましいが、部品の形状や大きさなどをロボットなどで視
覚的に識別することは技術的に困難なばかりでなく、可
能であるとしても極めて高価なものになってしまうの
で、実際的ではない。
【0054】このため、トレイtが収容している部品を
示すために、部品に与えられている部品コードや部品に
対応付けられたコードを示すマークをこのトレイtの外
部から観察可能な部分に表示しておき、このマークを読
取ってトレイに収容されている部品を確認するように構
成することができる。
示すために、部品に与えられている部品コードや部品に
対応付けられたコードを示すマークをこのトレイtの外
部から観察可能な部分に表示しておき、このマークを読
取ってトレイに収容されている部品を確認するように構
成することができる。
【0055】しかしながら、このような構成で部品の確
認を行うとすると、これらのトレイtが前述のようにト
レイキャリアに載置されるものであり、しかもこのトレ
イキャリアがトレイチェンジャ4内で移動していること
から、このトレイに表示されているマークを読取るため
のセンサをトレイキャリアごとに設けることが必要とな
る。
認を行うとすると、これらのトレイtが前述のようにト
レイキャリアに載置されるものであり、しかもこのトレ
イキャリアがトレイチェンジャ4内で移動していること
から、このトレイに表示されているマークを読取るため
のセンサをトレイキャリアごとに設けることが必要とな
る。
【0056】このようにセンサをトレイキャリアごとに
設けるとすると、トレイキャリア自体の構成が複雑化す
るばかりでなく、移動するトレイキャリア内のセンサへ
の電気的接続が必要になることから、トレイチェンジャ
の構造も著しく複雑なものになってしまうので価格や信
頼性の観点からその実現は困難である。
設けるとすると、トレイキャリア自体の構成が複雑化す
るばかりでなく、移動するトレイキャリア内のセンサへ
の電気的接続が必要になることから、トレイチェンジャ
の構造も著しく複雑なものになってしまうので価格や信
頼性の観点からその実現は困難である。
【0057】そこで、この実施例では、図3に示すよう
に、各トレイには外部から読取り可能な位置に収容して
いる部品の種類を示すためのトレイマークMtを表示して
おくとともに、トレイキャリアCには外部から読取り可
能な位置にそれぞれのトレイキャリアごとに異なるキャ
リアマークMcを表示しておく。
に、各トレイには外部から読取り可能な位置に収容して
いる部品の種類を示すためのトレイマークMtを表示して
おくとともに、トレイキャリアCには外部から読取り可
能な位置にそれぞれのトレイキャリアごとに異なるキャ
リアマークMcを表示しておく。
【0058】そして、トレイキャリアCに載置されるト
レイtiに表示されているトレイマークMtを読取ったトレ
イセンサStの出力によってこのトレイtが収容している
部品の種類を示す部品コードを出力するトレイ読取装置
と、トレイ載置位置Piにあって上記トレイtiを載置する
トレイキャリアに表示されているキャリアマークMcを読
取ったセンサScの出力によって個々のトレイキャリアを
識別するためのキャリアコードを出力するキャリア読取
装置と、このキャリア読取装置からのキャリアコードと
上記トレイ読取装置からの部品コードとを対応させて記
憶するテーブル手段とを設ける。
レイtiに表示されているトレイマークMtを読取ったトレ
イセンサStの出力によってこのトレイtが収容している
部品の種類を示す部品コードを出力するトレイ読取装置
と、トレイ載置位置Piにあって上記トレイtiを載置する
トレイキャリアに表示されているキャリアマークMcを読
取ったセンサScの出力によって個々のトレイキャリアを
識別するためのキャリアコードを出力するキャリア読取
装置と、このキャリア読取装置からのキャリアコードと
上記トレイ読取装置からの部品コードとを対応させて記
憶するテーブル手段とを設ける。
【0059】これによって、部品コードを指定した命令
が上位装置から入力したとき、上記テーブル手段を参照
して上記命令中の部品コードをこの部品コードに対応す
るキャリアコードに変換し、このキャリアコードに基づ
いてこの命令を実行するようにした。なお、部品供給装
置に設けられている制御プロセッサによって、これらの
処理を実行させることができる。
が上位装置から入力したとき、上記テーブル手段を参照
して上記命令中の部品コードをこの部品コードに対応す
るキャリアコードに変換し、このキャリアコードに基づ
いてこの命令を実行するようにした。なお、部品供給装
置に設けられている制御プロセッサによって、これらの
処理を実行させることができる。
【0060】以下の説明では理解を容易にするために、
それぞれのトレイtには1種類の部品のみが収容されて
いて、このトレイマークMtはこのトレイtに収容されて
いる部品に与えられている部品コードDpを示すものとし
て説明する。
それぞれのトレイtには1種類の部品のみが収容されて
いて、このトレイマークMtはこのトレイtに収容されて
いる部品に与えられている部品コードDpを示すものとし
て説明する。
【0061】上記トレイ載置位置Piに近接してトレイコ
ードセンサStが設けられており、このトレイコードセン
サStはトレイに表示されている上記のトレイマークMtを
読取り、この読取ったデータをプロセッサに送って部品
コードDpに変換する。すなわち、このトレイコードセン
サStとプロセッサのトレイコードセンサStの読取出力を
部品コードDpに変換する機能とによって、部品コードを
出力するトレイ読取装置が構成される。
ードセンサStが設けられており、このトレイコードセン
サStはトレイに表示されている上記のトレイマークMtを
読取り、この読取ったデータをプロセッサに送って部品
コードDpに変換する。すなわち、このトレイコードセン
サStとプロセッサのトレイコードセンサStの読取出力を
部品コードDpに変換する機能とによって、部品コードを
出力するトレイ読取装置が構成される。
【0062】一方、上記トレイ載置位置Piにはキャリア
コードセンサScが設けられて、このトレイ載置位置Psに
あるトレイキャリアCの例えば側面に設けられているキ
ャリアマークMcを読取って上記同様にキャリアコードDc
に変換する。すなわち、このキャリアコードセンサScと
プロセッサのキャリアコードセンサScの読取出力をキャ
リアコードDcに変換する機能とがキャリアコードを出力
するトレイ読取装置に相当する。
コードセンサScが設けられて、このトレイ載置位置Psに
あるトレイキャリアCの例えば側面に設けられているキ
ャリアマークMcを読取って上記同様にキャリアコードDc
に変換する。すなわち、このキャリアコードセンサScと
プロセッサのキャリアコードセンサScの読取出力をキャ
リアコードDcに変換する機能とがキャリアコードを出力
するトレイ読取装置に相当する。
【0063】なお、図示のようにトレイキャリアが4個
であれば、上記のキャリアマークMcとして、例えば2つ
の白あるいは黒のマークを一組として用いることによっ
て、これら4つのトレイキャリアをそれぞれ個別に識別
することができる。
であれば、上記のキャリアマークMcとして、例えば2つ
の白あるいは黒のマークを一組として用いることによっ
て、これら4つのトレイキャリアをそれぞれ個別に識別
することができる。
【0064】このように、トレイ載置位置Piでトレイt
のトレイマークMtからの部品コードDtとトレイキャリア
CのキャリアマークMcからのキャリアコードDcとを検出
することによって、図4(b) に示したようなトレイキャ
リアCとこのトレイキャリアCに載置されているトレイ
tの対応関係をキャリアコードDcと部品コードDtとを対
照させたテーブルとして得ることができる。換言すれ
ば、このテーブルは、トレイキャリアCとこのトレイキ
ャリアC上の部品の種類との対応関係を示すことにな
る。
のトレイマークMtからの部品コードDtとトレイキャリア
CのキャリアマークMcからのキャリアコードDcとを検出
することによって、図4(b) に示したようなトレイキャ
リアCとこのトレイキャリアCに載置されているトレイ
tの対応関係をキャリアコードDcと部品コードDtとを対
照させたテーブルとして得ることができる。換言すれ
ば、このテーブルは、トレイキャリアCとこのトレイキ
ャリアC上の部品の種類との対応関係を示すことにな
る。
【0065】このとき、トレイから部品の取出しを行う
部品供給位置Psおよびトレイ排出位置Poなど当該位置に
あるトレイが収容している部品を識別したり確認したり
する必要がある位置には、それぞれ上記したキャリアコ
ードセンサScと同様なコードセンサを設け、それぞれの
センサで読取ったキャリアマークMcからのキャリアコー
ドDcによって上記テーブルを参照して、このキャリアコ
ードDcに対応して記憶されている部品コードDtを得るよ
うにする。
部品供給位置Psおよびトレイ排出位置Poなど当該位置に
あるトレイが収容している部品を識別したり確認したり
する必要がある位置には、それぞれ上記したキャリアコ
ードセンサScと同様なコードセンサを設け、それぞれの
センサで読取ったキャリアマークMcからのキャリアコー
ドDcによって上記テーブルを参照して、このキャリアコ
ードDcに対応して記憶されている部品コードDtを得るよ
うにする。
【0066】なお、図3では、上記の部品供給位置Psお
よびトレイ排出位置Poなどに設けられるセンサについて
は、簡明を図るために図示を省略した。
よびトレイ排出位置Poなどに設けられるセンサについて
は、簡明を図るために図示を省略した。
【0067】また、図4(c) に示すように、上記テーブ
ルとして例えばシフトレジスタを用い、部品コードDtと
キャリアコードDcの対を単位としてシフトするように構
成しておき、トレイキャリアCが次の位置、例えば1つ
のトレイキャリアがトレイ載置位置Piから部品供給位置
Psに移動するごとにこのシフトを行わせれば、部品コー
ドDtとキャリアコードDcの対のテーブル上での位置はト
レイキャリアCの循環経路L上の位置に常に対応するも
のとなる。
ルとして例えばシフトレジスタを用い、部品コードDtと
キャリアコードDcの対を単位としてシフトするように構
成しておき、トレイキャリアCが次の位置、例えば1つ
のトレイキャリアがトレイ載置位置Piから部品供給位置
Psに移動するごとにこのシフトを行わせれば、部品コー
ドDtとキャリアコードDcの対のテーブル上での位置はト
レイキャリアCの循環経路L上の位置に常に対応するも
のとなる。
【0068】したがって、この図の右側に示したよう
に、テーブルの定った位置のデータを読出すことによっ
て、このテーブル上の位置に対応する循環経路上の位
置、例えばトレイ載置位置Pi,部品供給位置Psあるいは
トレイ排出位置Poに位置しているトレイキャリアCとこ
のトレイキャリアに載置されている部品を容易に認識す
ることができる。
に、テーブルの定った位置のデータを読出すことによっ
て、このテーブル上の位置に対応する循環経路上の位
置、例えばトレイ載置位置Pi,部品供給位置Psあるいは
トレイ排出位置Poに位置しているトレイキャリアCとこ
のトレイキャリアに載置されている部品を容易に認識す
ることができる。
【0069】図4(a) は、上記のようなテーブルを用い
たこの実施例の原理を示すフローチャートであって、部
品コードによって部品を指定した命令が到来したときに
実行するサブルーチンの例を示している。
たこの実施例の原理を示すフローチャートであって、部
品コードによって部品を指定した命令が到来したときに
実行するサブルーチンの例を示している。
【0070】ステップ[1]では到来した命令が部品コ
ードによって部品を指定した命令であるか否かを判断し
ており、このような命令が到来すると、次のステップ
[2]に移ってこの命令中の部品コードDpを抽出し、ス
テップ[3]でこの部品コードDpをキーとしてテーブル
を参照する。
ードによって部品を指定した命令であるか否かを判断し
ており、このような命令が到来すると、次のステップ
[2]に移ってこの命令中の部品コードDpを抽出し、ス
テップ[3]でこの部品コードDpをキーとしてテーブル
を参照する。
【0071】ステップ[4]でこの部品コードDpがテー
ブルに存在するか否かをチェックして、この部品コード
Dpがテーブルになければステップ[5]に移って上位装
置に通知したり、部品供給装置の動作を停止させるなど
の異常処理を行った後、このサブルーチンを終了させ
る。
ブルに存在するか否かをチェックして、この部品コード
Dpがテーブルになければステップ[5]に移って上位装
置に通知したり、部品供給装置の動作を停止させるなど
の異常処理を行った後、このサブルーチンを終了させ
る。
【0072】しかしながら、テーブルにこの部品コード
Dpが存在すればステップ[6]で上記命令の部品コード
DpをキャリアコードDcに置換え、ステップ[7]では命
令の内容に応じてキャリアコードDcを対象としたり、あ
るいは、キャリアコードDcに基づいたりしてこの命令を
実行する。なお、このステップ[7]は、この図のサブ
ルーチン内で実行されるものではないが、便宜上、この
サブルーチン内に点線で囲って示した。
Dpが存在すればステップ[6]で上記命令の部品コード
DpをキャリアコードDcに置換え、ステップ[7]では命
令の内容に応じてキャリアコードDcを対象としたり、あ
るいは、キャリアコードDcに基づいたりしてこの命令を
実行する。なお、このステップ[7]は、この図のサブ
ルーチン内で実行されるものではないが、便宜上、この
サブルーチン内に点線で囲って示した。
【0073】なお、トレイtに表示されているトレイマ
ークMtとして、部品に付与されている部品コードDpとは
異なるコード、例えばそれぞれのトレイt1,t2,……t
z にそれぞれ割当てられているコード、あるいは、収容
している部品ごとに設定されているコードに基づくマー
クが用いられている場合には、例えばテーブルを用いて
これらコードを部品コードに変換すれば、部品コードを
指定した命令を上記したと同様に処理することができ
る。
ークMtとして、部品に付与されている部品コードDpとは
異なるコード、例えばそれぞれのトレイt1,t2,……t
z にそれぞれ割当てられているコード、あるいは、収容
している部品ごとに設定されているコードに基づくマー
クが用いられている場合には、例えばテーブルを用いて
これらコードを部品コードに変換すれば、部品コードを
指定した命令を上記したと同様に処理することができ
る。
【0074】図2に示した部品供給装置の実施例におけ
る個々の構成要素について以下に説明する。
る個々の構成要素について以下に説明する。
【0075】《トレイ》図5を参照しながら部品を収容
するトレイの実施例を説明する。なお、このトレイtに
は一種類の部品だけが収容されるものとしてあり、ま
た、このトレイに収容される部品は組立ロボットRが取
出すために上下方向に抜き差し可能に収容されるもので
ある。なお、この部品のトレイt内における保持方法は
部品の形状や構造によって異なることからトレイにおけ
る部品の保持手段については図示を省略してある。
するトレイの実施例を説明する。なお、このトレイtに
は一種類の部品だけが収容されるものとしてあり、ま
た、このトレイに収容される部品は組立ロボットRが取
出すために上下方向に抜き差し可能に収容されるもので
ある。なお、この部品のトレイt内における保持方法は
部品の形状や構造によって異なることからトレイにおけ
る部品の保持手段については図示を省略してある。
【0076】図5(a) はトレイtの斜視図であって、ト
レイtは全体として箱型であり、その上縁に設けられた
フランジ部には、複数のトレイを積み重ねたときに上段
のトレイ底部が例えば5mm 程度嵌合してトレイ相互のず
れを防止するための凹部t2を残してフランジt1が設けら
れており、このフランジt1には平面形状が外縁側で広い
ほぼ等脚台形に形成された第1および第2の切欠き部
t3,t4がそれぞれ形成されている。
レイtは全体として箱型であり、その上縁に設けられた
フランジ部には、複数のトレイを積み重ねたときに上段
のトレイ底部が例えば5mm 程度嵌合してトレイ相互のず
れを防止するための凹部t2を残してフランジt1が設けら
れており、このフランジt1には平面形状が外縁側で広い
ほぼ等脚台形に形成された第1および第2の切欠き部
t3,t4がそれぞれ形成されている。
【0077】また、トレイtの底部には、上記したよう
にトレイを積み重ねたときに上段となるトレイtの底部
t5が下段のトレイの上縁部に設けられている上記凹部t2
と嵌合するようにするための段部t6が底部全周にわたっ
て設けられている。
にトレイを積み重ねたときに上段となるトレイtの底部
t5が下段のトレイの上縁部に設けられている上記凹部t2
と嵌合するようにするための段部t6が底部全周にわたっ
て設けられている。
【0078】さらに、このトレイの底面には、先に図3
について“Mt”として説明したトレイマーク14が表示
されており、このマーク14はラベルとして貼付するな
どの方法により設けられる。
について“Mt”として説明したトレイマーク14が表示
されており、このマーク14はラベルとして貼付するな
どの方法により設けられる。
【0079】このトレイマークとしては、部品の種類に
相当する数の種別を表示することが可能なバーコードや
ドットマークなど適宜のマークを用いることができ、ま
た、その表示する内容としては、前述したように、トレ
イに一種類の部品だけを収容している場合には、収容し
ている部品の部品コードを符号化したものを用いること
が望ましい。
相当する数の種別を表示することが可能なバーコードや
ドットマークなど適宜のマークを用いることができ、ま
た、その表示する内容としては、前述したように、トレ
イに一種類の部品だけを収容している場合には、収容し
ている部品の部品コードを符号化したものを用いること
が望ましい。
【0080】このトレイtの平面的な大きさは使用され
るトレイのすべてについて同一であるが、これらトレイ
に収容する部品の大きさに応じて、図5(b) に示すよう
に、その深さだけが45mm,85mm,125mm などのように異な
る深さの複数種類のトレイを用いることができる。な
お、以下の説明では、この図に示した3種類の深さのト
レイを用いるものとし、深さが45mmのものをSトレイ,
85mmのものをMトレイ,125mm のものをLトレイとい
う。
るトレイのすべてについて同一であるが、これらトレイ
に収容する部品の大きさに応じて、図5(b) に示すよう
に、その深さだけが45mm,85mm,125mm などのように異な
る深さの複数種類のトレイを用いることができる。な
お、以下の説明では、この図に示した3種類の深さのト
レイを用いるものとし、深さが45mmのものをSトレイ,
85mmのものをMトレイ,125mm のものをLトレイとい
う。
【0081】《入口リフタ》図6にその構成を示した入
口リフタ2は、図2で説明したように、ストックモジュ
ール81,82,83 のそれぞれに設けられている入口リフ
タスペース91 内を上下に移動可能なものであり、トレ
イ群Tを受入れた位置からストックモジュール81,82,
83 中の所定のモジュールに対応する高さまで上記入口
リフタスペース91 を移動して、その上に載置されてい
る部品入りトレイ群Tをそのストックモジュールに押出
すものである。
口リフタ2は、図2で説明したように、ストックモジュ
ール81,82,83 のそれぞれに設けられている入口リフ
タスペース91 内を上下に移動可能なものであり、トレ
イ群Tを受入れた位置からストックモジュール81,82,
83 中の所定のモジュールに対応する高さまで上記入口
リフタスペース91 を移動して、その上に載置されてい
る部品入りトレイ群Tをそのストックモジュールに押出
すものである。
【0082】この入口リフタ2は、図6に点線で示した
ように、各ストックモジュール81,82,83 の入口リフ
タスペース91 の隅にそれぞれ設けられたガイドレール
22と係合するガイドローラ19が設けられるととも
に、これらのガイドレール22の少なくとも1本に設け
られたラック21に係合するピニオン181 と、このピ
ニオン181 を駆動する上下駆動モータ18を備えてお
り、このモータ18を駆動することによってこの入口リ
フタ2は上下に移動する。
ように、各ストックモジュール81,82,83 の入口リフ
タスペース91 の隅にそれぞれ設けられたガイドレール
22と係合するガイドローラ19が設けられるととも
に、これらのガイドレール22の少なくとも1本に設け
られたラック21に係合するピニオン181 と、このピ
ニオン181 を駆動する上下駆動モータ18を備えてお
り、このモータ18を駆動することによってこの入口リ
フタ2は上下に移動する。
【0083】この入口リフタ2には、載置されたトレイ
群Tを受入れたり、ストックモジュール8に押出すため
のベルトコンベア15が設けられており、さらに、この
ベルトコンベア15上に載置されたトレイtの底面に表
示されている前述したトレイマーク14(図5)を読取
るための光電センサ20と、トレイの停止位置を決める
ためにシリンダなどの駆動機構によって倒伏制御可能な
ストッパ16と、トレイ群Tの横方向の移動を制限する
ためのガイド板17が設けられている。
群Tを受入れたり、ストックモジュール8に押出すため
のベルトコンベア15が設けられており、さらに、この
ベルトコンベア15上に載置されたトレイtの底面に表
示されている前述したトレイマーク14(図5)を読取
るための光電センサ20と、トレイの停止位置を決める
ためにシリンダなどの駆動機構によって倒伏制御可能な
ストッパ16と、トレイ群Tの横方向の移動を制限する
ためのガイド板17が設けられている。
【0084】例えば自動倉庫への出庫指示によって無人
車が指定されたトレイ群を搬送して部品供給装置に到着
すると、初期位置にある入口リフタ2のベルトコンベア
15は回転して無人車から段積みされたトレイ群Tをこ
のコンベア15上に受入れるが、このときストッパ16
は上昇位置にあってトレイ群が搬入されたときの前端の
位置を決める。
車が指定されたトレイ群を搬送して部品供給装置に到着
すると、初期位置にある入口リフタ2のベルトコンベア
15は回転して無人車から段積みされたトレイ群Tをこ
のコンベア15上に受入れるが、このときストッパ16
は上昇位置にあってトレイ群が搬入されたときの前端の
位置を決める。
【0085】トレイ群Tがこのストッパ16に到着する
と、ストッパ16に隣接して配置された光電センサ20
1 がこのトレイ群の到着を検知し、上記ベルトコンベア
15を停止させる。
と、ストッパ16に隣接して配置された光電センサ20
1 がこのトレイ群の到着を検知し、上記ベルトコンベア
15を停止させる。
【0086】また、ストッパ16とガイド板17により
位置を決められたトレイ群の最下部にあるトレイの底面
のトレイマーク14は、ベルトコンベア15の中に設け
られた複数の感光素子からなる光電センサ20により読
取られ、制御プロセッサによって、このトレイ群が収容
している部品が指定された部品であるか否かがこのトレ
イマーク14に基づいて検査される。
位置を決められたトレイ群の最下部にあるトレイの底面
のトレイマーク14は、ベルトコンベア15の中に設け
られた複数の感光素子からなる光電センサ20により読
取られ、制御プロセッサによって、このトレイ群が収容
している部品が指定された部品であるか否かがこのトレ
イマーク14に基づいて検査される。
【0087】指定された部品を収容したトレイ群であれ
ば、入口リフタ2は上下駆動モータ18の駆動により回
転するピニオンとガイドレールに設けられたラック21
の噛み合いによってストックモジュール82,83 のいず
れかの指定されているストックモジュールにこのトレイ
群を運ぶ。
ば、入口リフタ2は上下駆動モータ18の駆動により回
転するピニオンとガイドレールに設けられたラック21
の噛み合いによってストックモジュール82,83 のいず
れかの指定されているストックモジュールにこのトレイ
群を運ぶ。
【0088】なお、初期状態において、入口リフタ2の
高さ位置が入口リフタ2のベルトコンベア15の上面と
ベースモジュール7のコンベア23の上面とが同一高さ
となるように設定されていれば、ストックモジュール8
1 にトレイ群Tを搬送する際に入口リフタ2が上下移動
する必要がないことは明らかであろう。
高さ位置が入口リフタ2のベルトコンベア15の上面と
ベースモジュール7のコンベア23の上面とが同一高さ
となるように設定されていれば、ストックモジュール8
1 にトレイ群Tを搬送する際に入口リフタ2が上下移動
する必要がないことは明らかであろう。
【0089】入口リフタ2が所定のストックモジュール
の高さに位置すると、ストッパ16を下降させるととも
にベルトコンベア20を回転させて、トレイ群Tをスト
ックモジュール8のフリーフローコンベアによって構成
されたバッファ23(図2,図7(a) )へ送り出す。
の高さに位置すると、ストッパ16を下降させるととも
にベルトコンベア20を回転させて、トレイ群Tをスト
ックモジュール8のフリーフローコンベアによって構成
されたバッファ23(図2,図7(a) )へ送り出す。
【0090】《ストックモジュール》図7(a) にその1
つを示したストックモジュール8は、同一種類の部品を
収容した複数のトレイtが積重ねられたトレイ群Tを前
記の入口リフタ2から受入れて一旦ストックし、また、
このストックされていたトレイ群Tからその最下段にあ
る1つのトレイtを分離して出口リフタ6に送り出すた
めのものである。
つを示したストックモジュール8は、同一種類の部品を
収容した複数のトレイtが積重ねられたトレイ群Tを前
記の入口リフタ2から受入れて一旦ストックし、また、
このストックされていたトレイ群Tからその最下段にあ
る1つのトレイtを分離して出口リフタ6に送り出すた
めのものである。
【0091】なお、これらストックモジュール81,82,
83 はそれぞれが1種類の部品に割当てられており、し
たがって、1つのストックモジュールがストックしてい
るトレイ群Tは、いずれも同一の部品を収容しているも
のとしてある。
83 はそれぞれが1種類の部品に割当てられており、し
たがって、1つのストックモジュールがストックしてい
るトレイ群Tは、いずれも同一の部品を収容しているも
のとしてある。
【0092】この図7(a) の右側の4本のガイドレール
22で囲まれた空間は、前述した入口リフタ2が昇降す
る入口リフタスペース91 であり、このガイドレール2
2の少なくとも1本には入口リフタ2の昇降用ピニオン
181 (図6)と噛み合うラック21が設けられてい
る。
22で囲まれた空間は、前述した入口リフタ2が昇降す
る入口リフタスペース91 であり、このガイドレール2
2の少なくとも1本には入口リフタ2の昇降用ピニオン
181 (図6)と噛み合うラック21が設けられてい
る。
【0093】この入口リフタ2が指定されたストックモ
ジュール8の高さまで上昇した後に入口リフタ2のコン
ベア15によって送り出されたトレイ群Tは、複数のト
レイ群を貯蔵するためのフリーフローコンベアによって
構成されたバッファ23上に移され、このバッファ上に
貯蔵されている複数のトレイ群の中で最前方にあるトレ
イ群が倒伏可能なストッパ24に突き当たる位置まで移
動して停止する。
ジュール8の高さまで上昇した後に入口リフタ2のコン
ベア15によって送り出されたトレイ群Tは、複数のト
レイ群を貯蔵するためのフリーフローコンベアによって
構成されたバッファ23上に移され、このバッファ上に
貯蔵されている複数のトレイ群の中で最前方にあるトレ
イ群が倒伏可能なストッパ24に突き当たる位置まで移
動して停止する。
【0094】このストックモジュール8に貯蔵されてい
るトレイを組立ロボットに供給する指示が制御装置から
到来したとき、上記バッファ23の前方に設けられてい
る分離機構の分離爪26の直下に設けられてコンベア2
5上のトレイ群の存在を検知するセンサ(図示せず)に
より分離機構にトレイがないことが検知されると、バッ
ファ23の前端に設けれている前記のストッパ24を下
降してからフリーフローコンベア23と分離爪26の下
のコンベア25を駆動してバッファ23内のトレイ群を
分離機構に移動させる。
るトレイを組立ロボットに供給する指示が制御装置から
到来したとき、上記バッファ23の前方に設けられてい
る分離機構の分離爪26の直下に設けられてコンベア2
5上のトレイ群の存在を検知するセンサ(図示せず)に
より分離機構にトレイがないことが検知されると、バッ
ファ23の前端に設けれている前記のストッパ24を下
降してからフリーフローコンベア23と分離爪26の下
のコンベア25を駆動してバッファ23内のトレイ群を
分離機構に移動させる。
【0095】トレイ群の先端が分離爪26の下のコンベ
ア25に到達すると、このコンベア25の移送速度はフ
リーフローコンベア23の移送速度より早いので、先頭
のトレイ群と次のトレイ群の間に間隙を生じ、この間隙
に前記ストッパ24を再び上昇させることによって、分
離機構に移されたトレイ群Tとバッファ23上に残され
たトレイ群とが分離される。
ア25に到達すると、このコンベア25の移送速度はフ
リーフローコンベア23の移送速度より早いので、先頭
のトレイ群と次のトレイ群の間に間隙を生じ、この間隙
に前記ストッパ24を再び上昇させることによって、分
離機構に移されたトレイ群Tとバッファ23上に残され
たトレイ群とが分離される。
【0096】このコンベア25の位置には、図7(b) に
その断面を示したように、ラック27,ピニオン28お
よびロータリーアクチュエーター29によって分離爪2
6をこの図の紙面に垂直な方向に移動させるように構成
されており、これによって、トレイのフランジ部t
1 (図5)をその下方から掛止する突出状態とこのフラ
ンジ部t1 から離間する引込状態とを切換える。
その断面を示したように、ラック27,ピニオン28お
よびロータリーアクチュエーター29によって分離爪2
6をこの図の紙面に垂直な方向に移動させるように構成
されており、これによって、トレイのフランジ部t
1 (図5)をその下方から掛止する突出状態とこのフラ
ンジ部t1 から離間する引込状態とを切換える。
【0097】この分離爪26は上下に移動可能で左右一
対として設けられており、モータ32によって軸33を
介して駆動される左右のチェーン31にそれぞれの分離
爪26は結合されているので、このモータ32を駆動す
るとこれら一対の分離爪26はガイド機構30に沿って
同じ高さを保ちながら上下に移動する。
対として設けられており、モータ32によって軸33を
介して駆動される左右のチェーン31にそれぞれの分離
爪26は結合されているので、このモータ32を駆動す
るとこれら一対の分離爪26はガイド機構30に沿って
同じ高さを保ちながら上下に移動する。
【0098】そして、1個のトレイのフランジの高さよ
り高く、かつ、このトレイを2個積み重ねたときの上段
のトレイのフランジの高さより低い高さからこの分離爪
26を突出した状態で上昇させると、分離位置にあるト
レイ群Tの下から2段目に位置しているトレイのフラン
ジ部にこの分離爪26が係合して2段目より上にあるト
レイが持ち上げられるので、最下段のトレイが他のトレ
イから分離される。
り高く、かつ、このトレイを2個積み重ねたときの上段
のトレイのフランジの高さより低い高さからこの分離爪
26を突出した状態で上昇させると、分離位置にあるト
レイ群Tの下から2段目に位置しているトレイのフラン
ジ部にこの分離爪26が係合して2段目より上にあるト
レイが持ち上げられるので、最下段のトレイが他のトレ
イから分離される。
【0099】例えば、図5について説明したLトレイを
ストックしているストックモジュールでは、Lトレイの
フランジの上面の高さ(125mm) より高く、Lトレイを2
個積み重ねたときの上段のLトレイのフランジの下縁の
高さ(125+120-10=235mm)より低い高さから分離爪26を
突出した状態で上昇させることによって、最下段のトレ
イが分離される。
ストックしているストックモジュールでは、Lトレイの
フランジの上面の高さ(125mm) より高く、Lトレイを2
個積み重ねたときの上段のLトレイのフランジの下縁の
高さ(125+120-10=235mm)より低い高さから分離爪26を
突出した状態で上昇させることによって、最下段のトレ
イが分離される。
【0100】上記のように、分離機構によってトレイ群
Tから最下段のトレイが分離されるとこの最下段にある
トレイのみがコンベア25上に残るので、このコンベア
25を駆動することによって最下段にあったトレイは出
口リフタ6に向けて押し出される。
Tから最下段のトレイが分離されるとこの最下段にある
トレイのみがコンベア25上に残るので、このコンベア
25を駆動することによって最下段にあったトレイは出
口リフタ6に向けて押し出される。
【0101】なお、最下段のトレイが出口リフタに排出
された後、突出状態にある分離爪26をモータ32を回
転させることによって下方に移動させ、この分離爪26
上に残っているトレイ群をコンベア25上に降ろす。そ
の後、ロータリーアクチュエーター29を駆動して分離
爪26を突出位置から引込み位置に移動させて、このト
レイ群をコンベア25上に保持させる。
された後、突出状態にある分離爪26をモータ32を回
転させることによって下方に移動させ、この分離爪26
上に残っているトレイ群をコンベア25上に降ろす。そ
の後、ロータリーアクチュエーター29を駆動して分離
爪26を突出位置から引込み位置に移動させて、このト
レイ群をコンベア25上に保持させる。
【0102】《出口リフタ》図8(a) に斜視図で示した
出口リフタ6は、上記のようにストックモジュール8の
分離機構で分離されたトレイを把持しながら各ストック
モジュール81,82,83 の出口リフタスペース92 を下
方に移動して、トレイチェンジャ4(図2)の上面に設
けられているローラコンベア60上にこのトレイを載置
するためのものである。
出口リフタ6は、上記のようにストックモジュール8の
分離機構で分離されたトレイを把持しながら各ストック
モジュール81,82,83 の出口リフタスペース92 を下
方に移動して、トレイチェンジャ4(図2)の上面に設
けられているローラコンベア60上にこのトレイを載置
するためのものである。
【0103】この出口リフタ6は、入口リフタ2と同様
に、その基板61 の四隅にそれぞれ取付けられたガイド
ローラ49がガイドレール50に沿って上下に移動可能
なように支持されており、少なくとも1本のガイドレー
ルに設けたラック52に噛み合うピニオン481 をモー
タ48で回転駆動することによってこの基板61 が上下
に移動するように構成されている。
に、その基板61 の四隅にそれぞれ取付けられたガイド
ローラ49がガイドレール50に沿って上下に移動可能
なように支持されており、少なくとも1本のガイドレー
ルに設けたラック52に噛み合うピニオン481 をモー
タ48で回転駆動することによってこの基板61 が上下
に移動するように構成されている。
【0104】出口リフタ6の基板61 の下面には、断面
がコの字状でその垂直部に設けられた孔から突出するよ
うにしてベルトコベア47が設けられた一対の支持爪5
6が向かいあっており、これら支持爪56の間隔を把持
されるトレイtの側面に押付ける押付位置と押付けを解
除する解除位置とに移動させるための移動機構が設けら
れている。
がコの字状でその垂直部に設けられた孔から突出するよ
うにしてベルトコベア47が設けられた一対の支持爪5
6が向かいあっており、これら支持爪56の間隔を把持
されるトレイtの側面に押付ける押付位置と押付けを解
除する解除位置とに移動させるための移動機構が設けら
れている。
【0105】この移動機構は、図8(b) の断面図および
同図(c) の平面図に示したように、支持爪561,562
にそれぞれ結合されているラック563,564 を備え、
これらラック563,564 はギヤによってその一方が移
動すると他方のラックが逆方向に移動するように構成さ
れている。
同図(c) の平面図に示したように、支持爪561,562
にそれぞれ結合されているラック563,564 を備え、
これらラック563,564 はギヤによってその一方が移
動すると他方のラックが逆方向に移動するように構成さ
れている。
【0106】シリンダ53,54およびカム55は、上
記ラックの一方563 を移動させる機構であって、シリ
ンダ54はカム55を図8(c) の上下方向に移動させる
ものであり、シリンダ53はそのアームの先端に取付け
られているローラ531 をこのカム55のカム面に押付
けるものである。
記ラックの一方563 を移動させる機構であって、シリ
ンダ54はカム55を図8(c) の上下方向に移動させる
ものであり、シリンダ53はそのアームの先端に取付け
られているローラ531 をこのカム55のカム面に押付
けるものである。
【0107】この8(c) 図図示の状態では、シリンダ5
3のアームの先端に取付けられているローラ531 がカ
ム55によって図の左方に押されているので、シリンダ
53のアームに結合されている一方のラック563 も図
の左方にあり、他方のラック564 は右方に寄っている
ので、支持爪561,562 はその間隔が小さく、把持す
るトレイにコンベア47を押付ける押付位置にある。
3のアームの先端に取付けられているローラ531 がカ
ム55によって図の左方に押されているので、シリンダ
53のアームに結合されている一方のラック563 も図
の左方にあり、他方のラック564 は右方に寄っている
ので、支持爪561,562 はその間隔が小さく、把持す
るトレイにコンベア47を押付ける押付位置にある。
【0108】シリンダ54を制御してこのカム55を図
の上方に移動させると、上記ローラ531 が図の右方に
移動するので、このローラ531 が取付けられているア
ームに結合されている上記ラック563 も図の右方に移
動し、他方のラック564 は介在するギアによって逆に
図の左方に移動するので、支持爪561,562 の間隔が
トレイの幅より拡がって、把持しているトレイを解放す
る解除位置となる。
の上方に移動させると、上記ローラ531 が図の右方に
移動するので、このローラ531 が取付けられているア
ームに結合されている上記ラック563 も図の右方に移
動し、他方のラック564 は介在するギアによって逆に
図の左方に移動するので、支持爪561,562 の間隔が
トレイの幅より拡がって、把持しているトレイを解放す
る解除位置となる。
【0109】初期状態においては、出口リフタ6は支持
爪561,562 が押付位置にある状態で最上段のストッ
クモジュールの位置にあり、部品を格納したトレイを供
給する指令が制御プロセッサから到来すると、出口リフ
タ6の支持爪56の上端面と供給すべき部品を収容した
トレイがストックされているストックモジュール8のベ
ルトコンベア25(図7(a))の上面とが同一高さになっ
たことを図示しない近接スイッチが検知するまでモータ
48を回転させて、出口リフタ6を下方に移動させる。
爪561,562 が押付位置にある状態で最上段のストッ
クモジュールの位置にあり、部品を格納したトレイを供
給する指令が制御プロセッサから到来すると、出口リフ
タ6の支持爪56の上端面と供給すべき部品を収容した
トレイがストックされているストックモジュール8のベ
ルトコンベア25(図7(a))の上面とが同一高さになっ
たことを図示しない近接スイッチが検知するまでモータ
48を回転させて、出口リフタ6を下方に移動させる。
【0110】出口リフタ6がこの位置に到達した後、図
7(a) のストックモジュール8のベルトコンベア25を
駆動すると分離されたトレイtはこのコンベア25によ
って押出され、上記ベルトコンベア47を内側(トレイ
側)に押付けながら駆動すると、ストックモジュール8
から押出されたトレイtは上記コンベア47がそれぞれ
設けられている一対の支持爪56によってガイドされな
がら、図8(b) に点線で示したように、支持爪561,5
62 によって把持される。
7(a) のストックモジュール8のベルトコンベア25を
駆動すると分離されたトレイtはこのコンベア25によ
って押出され、上記ベルトコンベア47を内側(トレイ
側)に押付けながら駆動すると、ストックモジュール8
から押出されたトレイtは上記コンベア47がそれぞれ
設けられている一対の支持爪56によってガイドされな
がら、図8(b) に点線で示したように、支持爪561,5
62 によって把持される。
【0111】このようにしてトレイtを把持した出口リ
フタ6をトレイチェンジャ4の上面に設けられているロ
ーラコンベア60(図2)に近接した高さまで下降させ
た後にシリンダ54によって一対の支持爪56を開く
と、これら一対の支持爪56によって把持されていたト
レイtはトレイチェンジャ4のローラコンベア60上に
移される。
フタ6をトレイチェンジャ4の上面に設けられているロ
ーラコンベア60(図2)に近接した高さまで下降させ
た後にシリンダ54によって一対の支持爪56を開く
と、これら一対の支持爪56によって把持されていたト
レイtはトレイチェンジャ4のローラコンベア60上に
移される。
【0112】その後、出口リフタ6は、初期状態である
最上段のストックモジュールの位置に移動し、シリンダ
54を制御して支持爪56を押付位置に戻す。
最上段のストックモジュールの位置に移動し、シリンダ
54を制御して支持爪56を押付位置に戻す。
【0113】《トレイチェンジャ》図9に斜視図で示す
トレイチェンジャは、全体として図1の原理図で説明し
た循環機構に相当するものである。なお、この図9で
は、図示の便宜上、既に説明した図2,図6〜図8とは
逆方向から見た斜視図によって示されており、したがっ
て、入口リフタからのトレイは図の左から右に移送され
るものである。
トレイチェンジャは、全体として図1の原理図で説明し
た循環機構に相当するものである。なお、この図9で
は、図示の便宜上、既に説明した図2,図6〜図8とは
逆方向から見た斜視図によって示されており、したがっ
て、入口リフタからのトレイは図の左から右に移送され
るものである。
【0114】このトレイチェンジャは、上述のように出
口リフタ6(図2,図8)によってストックモジュール
82,83 から搬送されてきたトレイ、あるいは、ストッ
クモジュール81 から押出されたトレイを受けるローラ
コンベア60と、トレイの停止位置を決めるストッパ6
1と、トレイを搬入するための上下する押し爪65と、
搬入シリンダ66、およびトレイ受け開閉用シリンダ6
4、トレイの種類検知センサ68などからなる受入機構
を備えている。
口リフタ6(図2,図8)によってストックモジュール
82,83 から搬送されてきたトレイ、あるいは、ストッ
クモジュール81 から押出されたトレイを受けるローラ
コンベア60と、トレイの停止位置を決めるストッパ6
1と、トレイを搬入するための上下する押し爪65と、
搬入シリンダ66、およびトレイ受け開閉用シリンダ6
4、トレイの種類検知センサ68などからなる受入機構
を備えている。
【0115】この受入機構へのトレイの受入は、この受
入機構内にトレイが存在するか否かを制御プロセッサが
記憶している情報などに基づいて判断を行い、トレイが
ない場合にトレイを受入れるものである。
入機構内にトレイが存在するか否かを制御プロセッサが
記憶している情報などに基づいて判断を行い、トレイが
ない場合にトレイを受入れるものである。
【0116】ストックモジュール82,83 から前述のよ
うに出口リフタ6によってローラコンベア60に載置さ
れたトレイ、あるいは、ストックモジュール81 から水
平方向に押出されてローラコンベア60上に位置したト
レイは、ローラコンベア60を駆動することによってト
レイtはストッパ61に向けて移送され、このトレイが
ストッパ61に突き当たると図示しないトレイ検知手段
が働いてローラコンベア60を停止させることによっ
て、所定の位置にトレイtを停止させる。
うに出口リフタ6によってローラコンベア60に載置さ
れたトレイ、あるいは、ストックモジュール81 から水
平方向に押出されてローラコンベア60上に位置したト
レイは、ローラコンベア60を駆動することによってト
レイtはストッパ61に向けて移送され、このトレイが
ストッパ61に突き当たると図示しないトレイ検知手段
が働いてローラコンベア60を停止させることによっ
て、所定の位置にトレイtを停止させる。
【0117】この位置で、ローラコンベア60の搬送面
より少し低い位置に設けられている光電センサ68によ
って図5に示したようにこのトレイの底面に設けられて
いるトレイマーク14が読取られる。
より少し低い位置に設けられている光電センサ68によ
って図5に示したようにこのトレイの底面に設けられて
いるトレイマーク14が読取られる。
【0118】なお、この実施例における光電センサ68
は、光ファイバを介してマークを読取る形式のものとし
てあり、図にはこの光ファイバの先端部がローラコンベ
ア60のローラの間に示されているが、この光ファイバ
の他端には図示されていない光電変換素子が設けられて
いる。
は、光ファイバを介してマークを読取る形式のものとし
てあり、図にはこの光ファイバの先端部がローラコンベ
ア60のローラの間に示されているが、この光ファイバ
の他端には図示されていない光電変換素子が設けられて
いる。
【0119】前述したように、この実施例では、この光
電センサ68で読取られたマークのデータは制御プロセ
ッサに送られて部品コードに変換された後、作業メモリ
に一旦格納される。そして、後述するように、このトレ
イを載置したトレイキャリアのキャリアコードが得られ
たとき、図4(b),(c) に例示したようなテーブル手段の
部品コード領域にこのキャリアコードに対応した状態で
格納される。
電センサ68で読取られたマークのデータは制御プロセ
ッサに送られて部品コードに変換された後、作業メモリ
に一旦格納される。そして、後述するように、このトレ
イを載置したトレイキャリアのキャリアコードが得られ
たとき、図4(b),(c) に例示したようなテーブル手段の
部品コード領域にこのキャリアコードに対応した状態で
格納される。
【0120】なお、この部品コードを制御プロセッサが
要求した部品の部品コードと比較することによって、こ
のトレイが所要の部品を収容しているトレイであるか否
かを確認することができる。
要求した部品の部品コードと比較することによって、こ
のトレイが所要の部品を収容しているトレイであるか否
かを確認することができる。
【0121】《トレイキャリアの循環機構》このトレイ
チェンジャには、トレイを載置するトレイキャリア62
1,622,623,624 を循環経路L(図1)に沿って水
平を保ちながらトレイ載置位置Pi→部品供給位置Ps→待
機位置Pw→トレイ排出位置Po→トレイ載置位置Piと順次
移動させるため、走行経路の形状がいずれもこの循環経
路Lと同一で、水平方向にずれた位置に配置された駆動
ベルト701,702 が循環経路Lの両側にそれぞれ一組
ずつ設けられている。
チェンジャには、トレイを載置するトレイキャリア62
1,622,623,624 を循環経路L(図1)に沿って水
平を保ちながらトレイ載置位置Pi→部品供給位置Ps→待
機位置Pw→トレイ排出位置Po→トレイ載置位置Piと順次
移動させるため、走行経路の形状がいずれもこの循環経
路Lと同一で、水平方向にずれた位置に配置された駆動
ベルト701,702 が循環経路Lの両側にそれぞれ一組
ずつ設けられている。
【0122】なお、703,704 は循環経路Lの反対側
に設けられている一組の駆動ベルトであり、これら駆動
ベルト703,704 の構成およびトレイキャリア62と
の結合関係などは、図示した一組の駆動ベルト701,7
02 の構成およびトレイキャリア62との結合関係と同
一であるので、以下のトレイキャリアの循環動作につい
ての説明は、図示されている駆動ベルト701,702 と
トレイキャリア62に関する構成を引用する。
に設けられている一組の駆動ベルトであり、これら駆動
ベルト703,704 の構成およびトレイキャリア62と
の結合関係などは、図示した一組の駆動ベルト701,7
02 の構成およびトレイキャリア62との結合関係と同
一であるので、以下のトレイキャリアの循環動作につい
ての説明は、図示されている駆動ベルト701,702 と
トレイキャリア62に関する構成を引用する。
【0123】トレイキャリア62は、図10(a) の拡大
図に示したように、その底面に設けた突出部62Aに固
定された軸69が一方のベルト701 に固定されている
軸受71を挿通してリンク板72の一方の端部に固定さ
れており、このリンク板72の他端部に植設された軸6
91 は他方のベルト702 に固定された軸受711 に挿
通されている。
図に示したように、その底面に設けた突出部62Aに固
定された軸69が一方のベルト701 に固定されている
軸受71を挿通してリンク板72の一方の端部に固定さ
れており、このリンク板72の他端部に植設された軸6
91 は他方のベルト702 に固定された軸受711 に挿
通されている。
【0124】駆動ベルト701 と702 とは、このリン
ク板72に固定されている軸69,691 に相当する間
隔だけ水平方向にずれて配置されているので、これら駆
動ベルト701,702 および反対側の駆動ベルト703,
704 とを同一の速度で回転させれば、トレイキャリア
62は水平を保ちながら循環経路に沿って循環すること
になら。
ク板72に固定されている軸69,691 に相当する間
隔だけ水平方向にずれて配置されているので、これら駆
動ベルト701,702 および反対側の駆動ベルト703,
704 とを同一の速度で回転させれば、トレイキャリア
62は水平を保ちながら循環経路に沿って循環すること
になら。
【0125】これらベルト701,702,703,704 の
駆動機構は、図9に示されているように、ブレーキ機構
を内蔵しているモータ80からベルト79を介して駆動
軸78を回転駆動する。この駆動軸78には、ベルト7
01 を駆動するための駆動用プーリ76と、反対側の駆
動ベルト703 を駆動するための見えない駆動用プーリ
と、他方のベルト702,704 をそれぞれ駆動するため
の第3のプーリ761および見えない反対側の第4のプ
ーリとの4つのプーリが固着されている。
駆動機構は、図9に示されているように、ブレーキ機構
を内蔵しているモータ80からベルト79を介して駆動
軸78を回転駆動する。この駆動軸78には、ベルト7
01 を駆動するための駆動用プーリ76と、反対側の駆
動ベルト703 を駆動するための見えない駆動用プーリ
と、他方のベルト702,704 をそれぞれ駆動するため
の第3のプーリ761および見えない反対側の第4のプ
ーリとの4つのプーリが固着されている。
【0126】この第3のプーリ761 はベルト75を介
してベルト702 を駆動するための同径のプーリを駆動
するので、モータ80を回転させると、701,702,7
03704 の4本の駆動ベルトは同一の速度で回転す
る。なお、左右に設けられているガイド81は、トレイ
キャリア62が水平を保って移動するように、ベルト7
01,702,703 704 をガイドする。
してベルト702 を駆動するための同径のプーリを駆動
するので、モータ80を回転させると、701,702,7
03704 の4本の駆動ベルトは同一の速度で回転す
る。なお、左右に設けられているガイド81は、トレイ
キャリア62が水平を保って移動するように、ベルト7
01,702,703 704 をガイドする。
【0127】これによって、リンク板72は水平を保ち
ながら循環経路に沿って循環するので、このリンク板7
2に軸69で支持されているトレイキャリア62も水平
を保ちながらトレイ621,622,623,624 として図
示したトレイ載置位置Pi、部品供給位置Psおよびトレイ
排出位置Poを循環することができる。
ながら循環経路に沿って循環するので、このリンク板7
2に軸69で支持されているトレイキャリア62も水平
を保ちながらトレイ621,622,623,624 として図
示したトレイ載置位置Pi、部品供給位置Psおよびトレイ
排出位置Poを循環することができる。
【0128】組立ロボットに部品を供給するために上記
受入機構にあるトレイをトレイチェンジャのトレイキャ
リアに載置するとき、前記受入機構のローラコンベア6
0に向かい合ったトレイ載置位置Piにあるトレイキャリ
ア611 が空であることを制御プロセッサが認識し、あ
るいは、このトレイ載置位置の下のトレイ排出位置で空
のトレイを排出したトレイキャリアが上記トレイ載置位
置に達したことを示す信号を制御プロセッサが受ける
と、このトレイキャリア621 はトレイ載置位置Piに停
止させられる。
受入機構にあるトレイをトレイチェンジャのトレイキャ
リアに載置するとき、前記受入機構のローラコンベア6
0に向かい合ったトレイ載置位置Piにあるトレイキャリ
ア611 が空であることを制御プロセッサが認識し、あ
るいは、このトレイ載置位置の下のトレイ排出位置で空
のトレイを排出したトレイキャリアが上記トレイ載置位
置に達したことを示す信号を制御プロセッサが受ける
と、このトレイキャリア621 はトレイ載置位置Piに停
止させられる。
【0129】この実施例では、このトレイ載置位置で、
トレイキャリア62の側面に表示されているキャリアマ
ーク74が光電センサ741 によって読取られるが、こ
のキャリアマーク74は、前述したようにトレイチェン
ジャ内にあるトレイキャリア62を個々に識別できれば
よいため、この実施例のようにトレイキャリアが4個の
場合には、白と黒のマークを2個組合わせることによっ
て個々のトレイキャリアを識別することができる。
トレイキャリア62の側面に表示されているキャリアマ
ーク74が光電センサ741 によって読取られるが、こ
のキャリアマーク74は、前述したようにトレイチェン
ジャ内にあるトレイキャリア62を個々に識別できれば
よいため、この実施例のようにトレイキャリアが4個の
場合には、白と黒のマークを2個組合わせることによっ
て個々のトレイキャリアを識別することができる。
【0130】また、キャリアマークがこのように簡単な
ものであることから、このキャリアマークを読取るセン
サ741 も上記したような2個のマークについて2種類
の表示を識別すればよいので小型・簡易なもので足り、
さらに、このセンサに接続する導線の本数も少なくて済
むことから、トレイチェンジャ内にこのセンサ741を
設置することが容易になる。
ものであることから、このキャリアマークを読取るセン
サ741 も上記したような2個のマークについて2種類
の表示を識別すればよいので小型・簡易なもので足り、
さらに、このセンサに接続する導線の本数も少なくて済
むことから、トレイチェンジャ内にこのセンサ741を
設置することが容易になる。
【0131】この光電センサ741 によって読取られた
データは制御プロセッサに送られてキャリアコードに変
換される。そしてこのキャリアコードは、図4(b),(c)
に例示したように、前記のように作業メモリに一旦格納
されていた部品コードとこのキャリアコードとが対応し
た状態でテーブル手段に格納される。
データは制御プロセッサに送られてキャリアコードに変
換される。そしてこのキャリアコードは、図4(b),(c)
に例示したように、前記のように作業メモリに一旦格納
されていた部品コードとこのキャリアコードとが対応し
た状態でテーブル手段に格納される。
【0132】一方、ローラコンベア60上のトレイをこ
のトレイキャリア621 に載置するために、図10(b)
に示すように、トレイキャリアの端部に軸67を中心と
して回転可能に設けられている開閉式扉63をシリンダ
64で押して開くと同時に前記ストッパ61を倒す。
のトレイキャリア621 に載置するために、図10(b)
に示すように、トレイキャリアの端部に軸67を中心と
して回転可能に設けられている開閉式扉63をシリンダ
64で押して開くと同時に前記ストッパ61を倒す。
【0133】その後、左右2か所の押し爪65を上昇さ
せ、この押し爪65がトレイの後部に接触する高さまで
上昇したことが検知されると搬送用シリンダ66による
速い速度でこの押し爪65をトレイキャリア621 に向
かって移動させて、ローラコンベア60上のトレイを押
出してトレイキャリア621 に載置する。
せ、この押し爪65がトレイの後部に接触する高さまで
上昇したことが検知されると搬送用シリンダ66による
速い速度でこの押し爪65をトレイキャリア621 に向
かって移動させて、ローラコンベア60上のトレイを押
出してトレイキャリア621 に載置する。
【0134】なお、この押し爪65と搬送用シリンダ6
6とによってトレイをトレイキャリア上に載置するよう
にした理由は、このローラコンベア60によってはトレ
イの移送速度を高めることが困難なためであり、トレイ
の移送を助けるためにこのローラコンベア60を駆動し
てもよい。
6とによってトレイをトレイキャリア上に載置するよう
にした理由は、このローラコンベア60によってはトレ
イの移送速度を高めることが困難なためであり、トレイ
の移送を助けるためにこのローラコンベア60を駆動し
てもよい。
【0135】トレイがトレイキャリア621 に載置され
ると、搬送用シリンダ66、開閉扉63がスプリングに
よって閉じてトレイtはトレイキャリア621 上の所定
の位置まで押される。また、トレイキャリア621 にト
レイの搬入が完了した時点で搬送用シリンダ66を図示
の定位置に戻すとともに押し爪65を下降させて、トレ
イのトレイキャリア62への搬送処理は完了する。
ると、搬送用シリンダ66、開閉扉63がスプリングに
よって閉じてトレイtはトレイキャリア621 上の所定
の位置まで押される。また、トレイキャリア621 にト
レイの搬入が完了した時点で搬送用シリンダ66を図示
の定位置に戻すとともに押し爪65を下降させて、トレ
イのトレイキャリア62への搬送処理は完了する。
【0136】上記のようにして、トレイtがトレイキャ
リア62上に載置されるとトレイの位置決めが行なわれ
る。このトレイの進行方向の位置決めは、トレイチェン
ジャの一方の側面の左右2か所に取り付けられている位
置決め用のシリンダ82の軸の先端に取付けられている
テーパー形状のコマをトレイキャリアの逃げ穴を介して
図5に示したトレイtの縁部のテーパー形状の切欠き
t3,t4に嵌合させることによって行われる。
リア62上に載置されるとトレイの位置決めが行なわれ
る。このトレイの進行方向の位置決めは、トレイチェン
ジャの一方の側面の左右2か所に取り付けられている位
置決め用のシリンダ82の軸の先端に取付けられている
テーパー形状のコマをトレイキャリアの逃げ穴を介して
図5に示したトレイtの縁部のテーパー形状の切欠き
t3,t4に嵌合させることによって行われる。
【0137】また、このシリンダ82と対向するトレイ
の反対側の位置にも同様のシリンダを設けて、上記シリ
ンダ82と同時に駆動してトレイの中心線をトレイキャ
リア62の中心線に合わせるようにすることが望まし
い。
の反対側の位置にも同様のシリンダを設けて、上記シリ
ンダ82と同時に駆動してトレイの中心線をトレイキャ
リア62の中心線に合わせるようにすることが望まし
い。
【0138】このトレイを載置したトレイキャリア62
1 は、前述したトレイチェンジャの循環機構によって、
トレイを水平に維持しながら組立ロボット3がこのトレ
イが収容している部品を取出す部品供給位置Ps(トレイ
622 が示されている位置)まで移動する。
1 は、前述したトレイチェンジャの循環機構によって、
トレイを水平に維持しながら組立ロボット3がこのトレ
イが収容している部品を取出す部品供給位置Ps(トレイ
622 が示されている位置)まで移動する。
【0139】なお、トレイキャリア621 がトレイ載置
位置Piからこの部品供給位置Psに到達すると、制御プロ
セッサはシフトレジスタによって構成されている図4
(c) のテーブルの部品コードとキャリアコードを組とし
てトレイ載置位置Piに対応するシフトレジスタ上の記憶
位置から部品供給位置Psに対応するシフトレジスタ上の
記憶位置までシフトさせる。
位置Piからこの部品供給位置Psに到達すると、制御プロ
セッサはシフトレジスタによって構成されている図4
(c) のテーブルの部品コードとキャリアコードを組とし
てトレイ載置位置Piに対応するシフトレジスタ上の記憶
位置から部品供給位置Psに対応するシフトレジスタ上の
記憶位置までシフトさせる。
【0140】そして、このシフトレジスタからなるテー
ブルを参照して、部品供給位置Psに対応する記憶位置に
あるキャリアコードをこのトレイキャリアが収容してい
る部品コードに変換して、例えば上位装置からこの制御
プロセッサに到来している部品供給命令によって指定さ
れている部品コードとの一致を確認する。
ブルを参照して、部品供給位置Psに対応する記憶位置に
あるキャリアコードをこのトレイキャリアが収容してい
る部品コードに変換して、例えば上位装置からこの制御
プロセッサに到来している部品供給命令によって指定さ
れている部品コードとの一致を確認する。
【0141】そして、命令によって指定された部品コー
ドとテーブルから読出された部品コードとが一致する場
合には組立ロボットによる部品の取出しなどが正常に行
われるが、一致しない場合には組立ロボットによる部品
の取出しを禁止するとともに警報を発するなどの異常処
理を行う。
ドとテーブルから読出された部品コードとが一致する場
合には組立ロボットによる部品の取出しなどが正常に行
われるが、一致しない場合には組立ロボットによる部品
の取出しを禁止するとともに警報を発するなどの異常処
理を行う。
【0142】なお、このトレイに収容されている部品の
複数個を被組立体W(図1)への組付けに使用する場合
には、トレイキャリアをそのままの位置に維持して複数
回の部品取出しを行えばよいことは前述したとおりであ
る。
複数個を被組立体W(図1)への組付けに使用する場合
には、トレイキャリアをそのままの位置に維持して複数
回の部品取出しを行えばよいことは前述したとおりであ
る。
【0143】この部品供給位置Psでの組立ロボットによ
る部品の取出しが終了すると、トレイチェンジャはトレ
イキャリアをトレイ623 として示した次の位置までシ
フトし、部品供給位置Psには後続するトレイキャリア6
22 が位置して上記したと同様に組立ロボットによる部
品の取出しが行われる。
る部品の取出しが終了すると、トレイチェンジャはトレ
イキャリアをトレイ623 として示した次の位置までシ
フトし、部品供給位置Psには後続するトレイキャリア6
22 が位置して上記したと同様に組立ロボットによる部
品の取出しが行われる。
【0144】この後続するトレイキャリア622 からの
部品の取出しも終了すると、トレイチェンジャは再びシ
フト動作を行うので、トレイキャリア621 はトレイ排
出位置Poに位置するようになる。
部品の取出しも終了すると、トレイチェンジャは再びシ
フト動作を行うので、トレイキャリア621 はトレイ排
出位置Poに位置するようになる。
【0145】このとき、このトレイ排出位置Poにあるト
レイキャリアに組立ロボットに供給すべき部品が残って
いれば、後続するトレイチェンジャのシフト動作によっ
て再びトレイ載置位置Piを経て部品供給位置Psに至り、
ここでトレイが収容している部品を組立ロボットによっ
て取出させる。
レイキャリアに組立ロボットに供給すべき部品が残って
いれば、後続するトレイチェンジャのシフト動作によっ
て再びトレイ載置位置Piを経て部品供給位置Psに至り、
ここでトレイが収容している部品を組立ロボットによっ
て取出させる。
【0146】上記のように、トレイチェンジャの部品供
給位置Psで組立ロボットによってトレイから部品が順次
取出されるので、ついにはこのトレイは空になるが、こ
のトレイの各位置から部品を取出す順序は位置座標テー
ブル上で予め定められているので、その最終位置から部
品がロボットにより取出されるとトレイが空になったこ
とを意味するトレイ内最終部品信号が生成される。
給位置Psで組立ロボットによってトレイから部品が順次
取出されるので、ついにはこのトレイは空になるが、こ
のトレイの各位置から部品を取出す順序は位置座標テー
ブル上で予め定められているので、その最終位置から部
品がロボットにより取出されるとトレイが空になったこ
とを意味するトレイ内最終部品信号が生成される。
【0147】このトレイ内最終部品信号は、部品コード
によって空になったトレイを指示しているが、この部品
コードをキャリアコードに変換してから制御プロセッサ
のメモリに格納しておくことができる。
によって空になったトレイを指示しているが、この部品
コードをキャリアコードに変換してから制御プロセッサ
のメモリに格納しておくことができる。
【0148】そして、ロボットからこの最終位置にあっ
た部品を取出し終わって部品取出完了信号を制御プロセ
ッサに送ると、制御プロセッサは上記のトレイ内最終部
品信号信号と部品取出完了信号とが存在することを検出
して、この空きトレイをトレイチェンジャ4からを排出
するための排出処理を行なう。
た部品を取出し終わって部品取出完了信号を制御プロセ
ッサに送ると、制御プロセッサは上記のトレイ内最終部
品信号信号と部品取出完了信号とが存在することを検出
して、この空きトレイをトレイチェンジャ4からを排出
するための排出処理を行なう。
【0149】すなわち、この空きトレイを載置したトレ
イキャリア621 が上記の部品供給位置Psから循環経路
に沿ってトレイ排出位置Poに符号624 として示した位
置に達すると、このトレイ排出位置Poのトレイキャリア
624 上にあるトレイを、図4(c) に示したような、シ
フトレジスタとして構成されたテーブルのトレイ排出位
置に相当するシフト位置にある部品コードとキャリアコ
ードとによって確認する。
イキャリア621 が上記の部品供給位置Psから循環経路
に沿ってトレイ排出位置Poに符号624 として示した位
置に達すると、このトレイ排出位置Poのトレイキャリア
624 上にあるトレイを、図4(c) に示したような、シ
フトレジスタとして構成されたテーブルのトレイ排出位
置に相当するシフト位置にある部品コードとキャリアコ
ードとによって確認する。
【0150】なお、テーブルをシフトレジスタによって
構成していない場合には、このトレイ排出位置にトレイ
キャリア62に表示されているキャリアマークを読取る
ためのセンサを図9に741 として示したセンサと同様
に設け、その読取出力からキャリアコードを得るように
してもよいことは明らかであろう。
構成していない場合には、このトレイ排出位置にトレイ
キャリア62に表示されているキャリアマークを読取る
ためのセンサを図9に741 として示したセンサと同様
に設け、その読取出力からキャリアコードを得るように
してもよいことは明らかであろう。
【0151】このようにして、排出すべきトレイである
ことが確認されると、次に、排出すべき空きトレイを循
環経路から外して、この空きトレイをトレイチェンジャ
の排出機構によって図11に示すベースモジュール7に
向けて搬出する排出動作が行われる。
ことが確認されると、次に、排出すべき空きトレイを循
環経路から外して、この空きトレイをトレイチェンジャ
の排出機構によって図11に示すベースモジュール7に
向けて搬出する排出動作が行われる。
【0152】トレイチェンジャの排出機構は、トレイキ
ャリア62の開閉式扉63の下部に突き当ってこの扉6
3を自動的に開くカムホロワー83、押しコマ84が立
上がるように取付けられているトレイ排出用ベルト8
5、このトレイ排出用ベルト85を駆動する駆動モータ
88,駆動プーリ86および従動プーリ87、トレイ排
出のためのローラコンベア89、ストッパ90からな
る。
ャリア62の開閉式扉63の下部に突き当ってこの扉6
3を自動的に開くカムホロワー83、押しコマ84が立
上がるように取付けられているトレイ排出用ベルト8
5、このトレイ排出用ベルト85を駆動する駆動モータ
88,駆動プーリ86および従動プーリ87、トレイ排
出のためのローラコンベア89、ストッパ90からな
る。
【0153】空きトレイを載置したトレイキャリア62
がトレイ排出位置Poにあるとき、トレイチェンジャの下
部に設けられた上記カムホロワ83によりトレイキャリ
ア62の開閉扉63は自動的に開いて空きトレイは搬出
可能な状態になり、次いでトレイ排出用ベルト85を回
転させることによって、押しコマ84はトレイキャリア
62の底面部に設けられた切欠き部を通って立上がり、
空きトレイをその後方から押しながら移動し続けるの
で、空きトレイはトレイキャリア62の面上を滑りなが
らローラコンベア89上に押出される。
がトレイ排出位置Poにあるとき、トレイチェンジャの下
部に設けられた上記カムホロワ83によりトレイキャリ
ア62の開閉扉63は自動的に開いて空きトレイは搬出
可能な状態になり、次いでトレイ排出用ベルト85を回
転させることによって、押しコマ84はトレイキャリア
62の底面部に設けられた切欠き部を通って立上がり、
空きトレイをその後方から押しながら移動し続けるの
で、空きトレイはトレイキャリア62の面上を滑りなが
らローラコンベア89上に押出される。
【0154】このとき、トレイキャリア62とローラコ
ンベア89との間にできる隙間は、トレイキャリアの開
閉扉63が開いた状態で橋のようになって埋められてお
り、また、押しコマ84は空きトレイを押出し終わった
とき、駆動モータ88を逆回転させることによって図示
されている元の位置に戻る。
ンベア89との間にできる隙間は、トレイキャリアの開
閉扉63が開いた状態で橋のようになって埋められてお
り、また、押しコマ84は空きトレイを押出し終わった
とき、駆動モータ88を逆回転させることによって図示
されている元の位置に戻る。
【0155】その後、前記ローラコンベア89を駆動す
ることによって、空きトレイはベースモジュール7(図
2,図11)に向かってストッパ90に突き当たるまで
移動して停止する。
ることによって、空きトレイはベースモジュール7(図
2,図11)に向かってストッパ90に突き当たるまで
移動して停止する。
【0156】《ベースモジュール》ベースモジュール7
は、図11に示すように、トレイチェンジャ4から排出
された空きトレイを段積みするための段積機構を備えて
おり、この段積機構には、ベルトコンベア34、このコ
ンベア34上に設けられた上下可能で空きトレイのフラ
ンジ部t1(図5)に両側から掛止可能な一対の爪35、
段積み位置を決めるストッパ36が設けられている。
は、図11に示すように、トレイチェンジャ4から排出
された空きトレイを段積みするための段積機構を備えて
おり、この段積機構には、ベルトコンベア34、このコ
ンベア34上に設けられた上下可能で空きトレイのフラ
ンジ部t1(図5)に両側から掛止可能な一対の爪35、
段積み位置を決めるストッパ36が設けられている。
【0157】この一対の爪35は、モータ42から回転
軸43によって駆動される一対のチェーン41に取付け
られているアーム411 によってガイド機構40に沿っ
て上下に移動する台351 に設けられている。
軸43によって駆動される一対のチェーン41に取付け
られているアーム411 によってガイド機構40に沿っ
て上下に移動する台351 に設けられている。
【0158】そして、この爪35をコンベア34上に積
み上げられたトレイ群の最下段にあるトレイのフランジ
部を下方から掛止する突出位置と、このフランジ部から
離間した引込位置との間で往復運動させるために、この
爪35に固定されたラック37と、上記台351 に設け
られたピニオン38およびこのピニオン38を駆動する
ためのロータリーアクチュエーター39を備えている。
み上げられたトレイ群の最下段にあるトレイのフランジ
部を下方から掛止する突出位置と、このフランジ部から
離間した引込位置との間で往復運動させるために、この
爪35に固定されたラック37と、上記台351 に設け
られたピニオン38およびこのピニオン38を駆動する
ためのロータリーアクチュエーター39を備えている。
【0159】この段積機構では、トレイチェンジャ4か
らコンベア34上に移送されてきたトレイには、厚さ12
5mm のLトレイと、厚さ85mmのMトレイと、45mmのSト
レイとがトレイキャリアに載置されて循環しているもの
と仮定する。
らコンベア34上に移送されてきたトレイには、厚さ12
5mm のLトレイと、厚さ85mmのMトレイと、45mmのSト
レイとがトレイキャリアに載置されて循環しているもの
と仮定する。
【0160】段積みすべき空きトレイが段積機構にない
状態では、爪35は開いていて段積みの対象となる空き
トレイと干渉しない高さ位置に待機しており、この位置
はトレイの最大厚さがLトレイの125mm なのでコンベア
34面より130mm の位置に設定される。
状態では、爪35は開いていて段積みの対象となる空き
トレイと干渉しない高さ位置に待機しており、この位置
はトレイの最大厚さがLトレイの125mm なのでコンベア
34面より130mm の位置に設定される。
【0161】ストッパ36に空きトレイが到着したこと
がセンサ361 によって検出されると、爪35は開いた
ままで最小厚さのトレイのフランジより低い位置に移動
するが、この高さはトレイの最小厚さが45mmでフランジ
部の厚さが10mmなので、コンベア34面から30mm未満の
高さとなる。
がセンサ361 によって検出されると、爪35は開いた
ままで最小厚さのトレイのフランジより低い位置に移動
するが、この高さはトレイの最小厚さが45mmでフランジ
部の厚さが10mmなので、コンベア34面から30mm未満の
高さとなる。
【0162】なお、トレイの高さは収容する部品ごとに
定まっており、部品コードに対応してトレイの高さを格
納したテーブルを用意したり、図4(b),(c) に示したテ
ーブルに各キャリアコードに対応する部品コードに加え
て上記テーブルを参照することなどによってトレイの高
さを格納しておくことによって、トレイチェンジャから
排出されてくるトレイの高さを予め知ることができる。
定まっており、部品コードに対応してトレイの高さを格
納したテーブルを用意したり、図4(b),(c) に示したテ
ーブルに各キャリアコードに対応する部品コードに加え
て上記テーブルを参照することなどによってトレイの高
さを格納しておくことによって、トレイチェンジャから
排出されてくるトレイの高さを予め知ることができる。
【0163】この位置でロータリーアクチュエーター3
9が起動して爪35が突出位置に移動するので、空きト
レイのフランジ部は爪35に下方から掛止される。その
後、爪35はモータ42によって上昇して、最大の厚さ
125mm を有するLトレイが次にトレイチェンジャから搬
入されたとしても衝突しないように、コンベア34面か
ら 130mmの高さまで空きトレイを持ち上げて待機状態に
なる。
9が起動して爪35が突出位置に移動するので、空きト
レイのフランジ部は爪35に下方から掛止される。その
後、爪35はモータ42によって上昇して、最大の厚さ
125mm を有するLトレイが次にトレイチェンジャから搬
入されたとしても衝突しないように、コンベア34面か
ら 130mmの高さまで空きトレイを持ち上げて待機状態に
なる。
【0164】上記の待機状態、すなわち、空きトレイあ
るいは段積みされた空きトレイからなる空きトレイ群が
既に段積機構にある状態では、上述のように爪35は閉
じて段積みされている空きトレイをコンベア面より130m
m の位置に持ち上げて待機しており、次の空きトレイが
ストッパ36に到着すると、爪35はこの爪35の移動
手段に設けられている図示しない光電スイッチが新たに
搬入された空きトレイを検知する位置まで下降する。
るいは段積みされた空きトレイからなる空きトレイ群が
既に段積機構にある状態では、上述のように爪35は閉
じて段積みされている空きトレイをコンベア面より130m
m の位置に持ち上げて待機しており、次の空きトレイが
ストッパ36に到着すると、爪35はこの爪35の移動
手段に設けられている図示しない光電スイッチが新たに
搬入された空きトレイを検知する位置まで下降する。
【0165】この下降位置は既に段積みされて持ち上げ
られていた空きトレイ(群)をトレイチェンジャから搬
入された空きトレイの上に降ろす位置であり、この位置
に到達すると、ロータリーアクチュエーター39が起動
して爪35が引込み位置に移動するので、新たに搬入さ
れた空きトレイの上に既に段積みされて段積機構にあっ
た空きトレイ(群)が降ろされて段積みされる。
られていた空きトレイ(群)をトレイチェンジャから搬
入された空きトレイの上に降ろす位置であり、この位置
に到達すると、ロータリーアクチュエーター39が起動
して爪35が引込み位置に移動するので、新たに搬入さ
れた空きトレイの上に既に段積みされて段積機構にあっ
た空きトレイ(群)が降ろされて段積みされる。
【0166】その後、爪35が引込んだ状態のままこの
爪の上面の高さが最も薄いトレイのフランジより低い30
mm以下になるまで爪35は下降し、次いでロータリーア
クチュエーター39が起動して爪35が突出位置に移動
して新たに搬入されたトレイのフランジ部は爪35に下
方から掛止される。
爪の上面の高さが最も薄いトレイのフランジより低い30
mm以下になるまで爪35は下降し、次いでロータリーア
クチュエーター39が起動して爪35が突出位置に移動
して新たに搬入されたトレイのフランジ部は爪35に下
方から掛止される。
【0167】その後、モータ42の駆動によって爪35
は上昇し、空きトレイ群はコンベア面より130mm の高さ
まで持ち上げられて待機状態に戻る。
は上昇し、空きトレイ群はコンベア面より130mm の高さ
まで持ち上げられて待機状態に戻る。
【0168】上記のように、新たに搬入された空きトレ
イの上に、持ち上げていた空きトレイ群を降ろしたとき
に段積み上限スイッチ(図示せず)がオンしたとき、す
なわち、予定した高さまで空きトレイが積み重ねられた
ときには、ロータリーアクチュエーター39は起動して
爪35を引込み位置に移動するので、空きトレイ群は新
たに搬入された空きトレイを最下段としてコンベア34
上に載置された状態になる。
イの上に、持ち上げていた空きトレイ群を降ろしたとき
に段積み上限スイッチ(図示せず)がオンしたとき、す
なわち、予定した高さまで空きトレイが積み重ねられた
ときには、ロータリーアクチュエーター39は起動して
爪35を引込み位置に移動するので、空きトレイ群は新
たに搬入された空きトレイを最下段としてコンベア34
上に載置された状態になる。
【0169】そしてストッパ36を下げてこのコンベア
34を駆動することによって、この空きトレイ群をこの
コンベア34から次のローラコンベア44へ押出して、
このコンベア44上にストックする。なお、上記のよう
に空きトレイ群をコンベア34に載置した後、段積機構
の爪35は引っ込んだ状態のままコンベア34面から13
0mm の高さまで上昇して待機状態に戻る。
34を駆動することによって、この空きトレイ群をこの
コンベア34から次のローラコンベア44へ押出して、
このコンベア44上にストックする。なお、上記のよう
に空きトレイ群をコンベア34に載置した後、段積機構
の爪35は引っ込んだ状態のままコンベア34面から13
0mm の高さまで上昇して待機状態に戻る。
【0170】上記のようにコンベア44にストックされ
ている空きトレイ群は、後続する空きトレイ群が段積機
構から前記同様に押出されてきたとき、この後続するト
レイ群に押されて前進する。
ている空きトレイ群は、後続する空きトレイ群が段積機
構から前記同様に押出されてきたとき、この後続するト
レイ群に押されて前進する。
【0171】もし、この空きトレイ群をこのローラコン
ベア44の高さのままで部品供給装置の外部に放出して
よければ、このローラコンベア44をこのベースモジュ
ールの右端近くまで延長しておけばよいが、この実施例
では、この空きトレイを部品供給装置の外部への排出を
例えば最下段のストックモジュール81 (図2)のトレ
イ搬入位置から排出するようにしている。
ベア44の高さのままで部品供給装置の外部に放出して
よければ、このローラコンベア44をこのベースモジュ
ールの右端近くまで延長しておけばよいが、この実施例
では、この空きトレイを部品供給装置の外部への排出を
例えば最下段のストックモジュール81 (図2)のトレ
イ搬入位置から排出するようにしている。
【0172】このため、ベースモジュール7のストック
モジュール8の入口リフタスペース91 (図2)に対応
する位置にも入口リフタスペース71 が設けられてお
り、このスペース71 の隅にはストックモジュール8の
ガイドレールおよびラックに対応する位置にガイドレー
ルおよびラックが設けられて、前述した入口リフタ(図
6)がこの入口リフタスペース71 内を移動し得るよう
に構成されている。
モジュール8の入口リフタスペース91 (図2)に対応
する位置にも入口リフタスペース71 が設けられてお
り、このスペース71 の隅にはストックモジュール8の
ガイドレールおよびラックに対応する位置にガイドレー
ルおよびラックが設けられて、前述した入口リフタ(図
6)がこの入口リフタスペース71 内を移動し得るよう
に構成されている。
【0173】ローラコンベア44にストックされている
空きトレイ群が段積機構から押出されてきた後続する空
きトレイ群に押されてストッパ45に突き当たる位置に
移動してこの空きトレイ群をセンサ451 が検知する
と、入口リフタ2はこのコンベア44の上面と入口リフ
タ2のベルトコンベア15の上面が一致したことをセン
サ(図示せず)が検知するまで下降する。
空きトレイ群が段積機構から押出されてきた後続する空
きトレイ群に押されてストッパ45に突き当たる位置に
移動してこの空きトレイ群をセンサ451 が検知する
と、入口リフタ2はこのコンベア44の上面と入口リフ
タ2のベルトコンベア15の上面が一致したことをセン
サ(図示せず)が検知するまで下降する。
【0174】その後、ストッパ45を下降するとともに
上記ローラコンベア44と入口リフタ2のベルトコンベ
ア15(図6)とを回転することによって、入口リフタ
2上に空きトレイ群を移送する。なお、このとき、入口
リフタのストッパはこの移送の妨げにならないようにし
ておくことはいうまでもない。
上記ローラコンベア44と入口リフタ2のベルトコンベ
ア15(図6)とを回転することによって、入口リフタ
2上に空きトレイ群を移送する。なお、このとき、入口
リフタのストッパはこの移送の妨げにならないようにし
ておくことはいうまでもない。
【0175】入口リフタ2上に載置された空きトレイ群
が図6に示した入口リフタ2のベルトコンベア15で搬
送されて、この空きトレイ群の先端がベースモジュール
7の入口リフタスペースの先方に設けられたストッパ4
6まで達したことを図示しないセンサが検知すると、ベ
ースモジュールのローラコンベア44と入口リフタ2の
ベルトコンベア15との回転を止めて空きトレイ群を入
口リフタ2上に載置する。
が図6に示した入口リフタ2のベルトコンベア15で搬
送されて、この空きトレイ群の先端がベースモジュール
7の入口リフタスペースの先方に設けられたストッパ4
6まで達したことを図示しないセンサが検知すると、ベ
ースモジュールのローラコンベア44と入口リフタ2の
ベルトコンベア15との回転を止めて空きトレイ群を入
口リフタ2上に載置する。
【0176】その後、入口リフタ2は、この空きトレイ
群を例えば無人倉庫などに無人車によって搬出するため
に、ストックモジュール81 などの所要のストックモジ
ュールの高さまで上昇し、ベルトコンベア15を回転さ
せることによって、この空きトレイ群を無人車に乗せ
る。
群を例えば無人倉庫などに無人車によって搬出するため
に、ストックモジュール81 などの所要のストックモジ
ュールの高さまで上昇し、ベルトコンベア15を回転さ
せることによって、この空きトレイ群を無人車に乗せ
る。
【0177】なお、このように無人車によって空きトレ
イ群を搬出する際には、無人車のセンサによって空きト
レイ群の無人車への搬入が確認されるたとき、この無人
車からの搬入確認を示す信号によりベースモジュール7
のベルトコンベア15の回転を止める。
イ群を搬出する際には、無人車のセンサによって空きト
レイ群の無人車への搬入が確認されるたとき、この無人
車からの搬入確認を示す信号によりベースモジュール7
のベルトコンベア15の回転を止める。
【0178】また、入口リフタ2は、図示しないセンサ
によって、空きトレイ群を無人車に乗せ終わってローラ
コンベア44のストッパ45の位置に空きトレイ群が検
知されなくなると、入口リフタ2のベルトコンベア15
の上面とベースモジュール7のコンベア23の上面とが
同じ高さになる位置に移動して初期状態に戻る。
によって、空きトレイ群を無人車に乗せ終わってローラ
コンベア44のストッパ45の位置に空きトレイ群が検
知されなくなると、入口リフタ2のベルトコンベア15
の上面とベースモジュール7のコンベア23の上面とが
同じ高さになる位置に移動して初期状態に戻る。
【0179】《組立ロボット》本発明による部品供給装
置から部品の供給を受けて、所定の製品を組立てる組立
ロボット3の例について説明する。
置から部品の供給を受けて、所定の製品を組立てる組立
ロボット3の例について説明する。
【0180】図2に概略の構成が示されている組立ロボ
ット3は、トレイチェンジャ4の循環経路内の部品供給
位置Psにあるトレイから部品を取り上げて把持する取出
アームを備えており、また、ロボットの下方の架台には
フィンガーに把持された部品を被組立体に取付けるため
の組立台12、取付けるべき個々の部品に対応したフィ
ンガーを着脱自在に保持するフィンガーストック、ネジ
やE型止輪などの汎用締結部品を供給する台なども設け
られている。
ット3は、トレイチェンジャ4の循環経路内の部品供給
位置Psにあるトレイから部品を取り上げて把持する取出
アームを備えており、また、ロボットの下方の架台には
フィンガーに把持された部品を被組立体に取付けるため
の組立台12、取付けるべき個々の部品に対応したフィ
ンガーを着脱自在に保持するフィンガーストック、ネジ
やE型止輪などの汎用締結部品を供給する台なども設け
られている。
【0181】また、部品供給装置やこの組立ロボットを
制御する制御プロセッサを含む制御装置や、部品を組付
けられる被組立体、あるいは、組立が終了した被組立体
を載置して搬送するためのプラテン(コンベア11上の
板として示されている)を運ぶコンベアなどは、架台の
側方にそれぞれ設けられている。
制御する制御プロセッサを含む制御装置や、部品を組付
けられる被組立体、あるいは、組立が終了した被組立体
を載置して搬送するためのプラテン(コンベア11上の
板として示されている)を運ぶコンベアなどは、架台の
側方にそれぞれ設けられている。
【0182】以上のように構成されている組立ロボット
で本発明の部品供給装置によって供給された部品を被組
立体に取付ける組立動作について説明する。
で本発明の部品供給装置によって供給された部品を被組
立体に取付ける組立動作について説明する。
【0183】コンベア11上を移動するプラテンが被組
立体を載置して所定の位置に到着すると、図示しないセ
ンサがこのプラテンの到着を検出し、システム全体を制
御するセルコントローラ13の制御によって図示しない
位置決め機構によってこのプラテンの位置が位置決めさ
れ、次いでこのロボットのアームによって被組立体は組
立位置に移される。
立体を載置して所定の位置に到着すると、図示しないセ
ンサがこのプラテンの到着を検出し、システム全体を制
御するセルコントローラ13の制御によって図示しない
位置決め機構によってこのプラテンの位置が位置決めさ
れ、次いでこのロボットのアームによって被組立体は組
立位置に移される。
【0184】次いで組立ロボットは、実行すべきプログ
ラム・ナンバーおよびスタート信号を上記セルコントロ
ーラから受けて組立動作を開始するが、このプログラム
・ナンバーで指示を受けて実行するプログラムには、上
記制御プロセッサの内部メモリ内に格納されているデー
タ、例えば、トレイ内の部品位置を記憶した座標テーブ
ル、部品をチャックするハンドの種類、組付けを行う座
標データ等を用いて動作に必要な情報が記述されてい
る。
ラム・ナンバーおよびスタート信号を上記セルコントロ
ーラから受けて組立動作を開始するが、このプログラム
・ナンバーで指示を受けて実行するプログラムには、上
記制御プロセッサの内部メモリ内に格納されているデー
タ、例えば、トレイ内の部品位置を記憶した座標テーブ
ル、部品をチャックするハンドの種類、組付けを行う座
標データ等を用いて動作に必要な情報が記述されてい
る。
【0185】例えば、部品供給位置Psにあるトレイから
部品を取出す部品供給位置は、収容している部品の種類
ごとにこの部品を収容しているトレイ内の部品が存在し
ている位置の位置座標がテーブルとして組立ロボットの
制御プロセッサの内部メモリに記憶されている。
部品を取出す部品供給位置は、収容している部品の種類
ごとにこの部品を収容しているトレイ内の部品が存在し
ている位置の位置座標がテーブルとして組立ロボットの
制御プロセッサの内部メモリに記憶されている。
【0186】取出すべき部品を部品コードによって指定
した命令がセルコントローラから部品供給装置の制御プ
ロセッサと組立ロボットの制御プロセッサに到来する
と、部品供給装置の制御プロセッサはテーブルを参照し
てこの命令の部品コードをキャリアコードに変換した
後、指定された部品を収容しているトレイを載置してい
るトレイキャリアを部品供給位置Psに移動させる。
した命令がセルコントローラから部品供給装置の制御プ
ロセッサと組立ロボットの制御プロセッサに到来する
と、部品供給装置の制御プロセッサはテーブルを参照し
てこの命令の部品コードをキャリアコードに変換した
後、指定された部品を収容しているトレイを載置してい
るトレイキャリアを部品供給位置Psに移動させる。
【0187】一方、組立ロボットの制御プロセッサは、
上記のトレイキャリアが部品供給位置Psに到着した通知
を部品供給装置の制御プロセッサから直接あるいはセル
コントローラを介して受け取ると、その内部メモリから
トレイ内の部品位置を記憶した座標テーブルを参照しな
がらこのトレイ内の部品の取出しを実行する。
上記のトレイキャリアが部品供給位置Psに到着した通知
を部品供給装置の制御プロセッサから直接あるいはセル
コントローラを介して受け取ると、その内部メモリから
トレイ内の部品位置を記憶した座標テーブルを参照しな
がらこのトレイ内の部品の取出しを実行する。
【0188】すなわち、トレイからの部品の取出しを1
回実行するたびにそのトレイの位置座標テーブルのデー
タを1つシフトして、次に取出す部品の位置の座標デー
タを進め、これを繰り返すことによって、トレイから予
め定められている順序で部品を取出して被組立体にこの
部品を組付けていく。
回実行するたびにそのトレイの位置座標テーブルのデー
タを1つシフトして、次に取出す部品の位置の座標デー
タを進め、これを繰り返すことによって、トレイから予
め定められている順序で部品を取出して被組立体にこの
部品を組付けていく。
【0189】このようにして組立作業が終了した被組立
体は、このロボットのアームによってコンベア11上の
プラテンに載置され、このプラテンの位置決めがセルコ
ントローラによって解除されてから、コンベア11によ
って後続する組立作業を行なう別の組立システム運ばれ
て次の組立作業が行なわれ、あるいは、完成品として保
管場所等に運ばれる。
体は、このロボットのアームによってコンベア11上の
プラテンに載置され、このプラテンの位置決めがセルコ
ントローラによって解除されてから、コンベア11によ
って後続する組立作業を行なう別の組立システム運ばれ
て次の組立作業が行なわれ、あるいは、完成品として保
管場所等に運ばれる。
【0190】《部品供給システムの制御装置の概要》図
12はこの実施例の部品供給システムの制御系の全体構
成を示すものであって、この制御系は1つのセルコント
ローラで2系統の部品供給装置と2つの組立ロボットを
併列的に制御するものとして示してある。なお、このセ
ルコントローラに接続された2系統の部品供給装置は同
一のシリアルリンクにいもづる式に接続されており、ア
クセスする部品供給装置を選択するために、伝送信号に
これら部品供給装置に予め付与されているアドレスが付
加されている。
12はこの実施例の部品供給システムの制御系の全体構
成を示すものであって、この制御系は1つのセルコント
ローラで2系統の部品供給装置と2つの組立ロボットを
併列的に制御するものとして示してある。なお、このセ
ルコントローラに接続された2系統の部品供給装置は同
一のシリアルリンクにいもづる式に接続されており、ア
クセスする部品供給装置を選択するために、伝送信号に
これら部品供給装置に予め付与されているアドレスが付
加されている。
【0191】なお、セルコントローラが部品供給装置に
アクセスする際には、部品供給装置の番号を選択するこ
とによって自動的にこのアドレスが設定されるように構
成される。
アクセスする際には、部品供給装置の番号を選択するこ
とによって自動的にこのアドレスが設定されるように構
成される。
【0192】部品供給装置や組立ロボットなどの機器に
はそれぞれ独立した制御装置が設けられており、セルコ
ントローラはこれら機器の運転状態を監視しながら、シ
ーケンスコントローラを使用して部品供給装置やその他
の周辺機器などに対する制御を行っている。
はそれぞれ独立した制御装置が設けられており、セルコ
ントローラはこれら機器の運転状態を監視しながら、シ
ーケンスコントローラを使用して部品供給装置やその他
の周辺機器などに対する制御を行っている。
【0193】すなわち、組立台、部品整列機、コンベア
など独自に制御部を持たない機器の動作制御はこのセル
コントローラがシリアル系の入出力装置で行っている
が、それぞれが単独に制御装置を持っている2組の部品
供給装置や組立ロボットなどの装置に対してはシリアル
リンクを介したコマンドによる動作命令と状態信号によ
る動作確認とで全体の動作の流れのみを制御しており、
各装置の動作そのものはそれぞれが備えている制御装置
が制御している。
など独自に制御部を持たない機器の動作制御はこのセル
コントローラがシリアル系の入出力装置で行っている
が、それぞれが単独に制御装置を持っている2組の部品
供給装置や組立ロボットなどの装置に対してはシリアル
リンクを介したコマンドによる動作命令と状態信号によ
る動作確認とで全体の動作の流れのみを制御しており、
各装置の動作そのものはそれぞれが備えている制御装置
が制御している。
【0194】この実施例の部品供給装置の構成要素が、
ベースモジュール,複数のストックモジュール,トレイ
チェンジャに分けられることは前述のとおりであるが、
これらのモジュールは部品供給装置の制御装置とそれぞ
れの機器のシリアル伝送系の入出力装置(I/0) とシリア
ル伝送路で接続されていて、この伝送路を介して動作指
示信号や状態信号などの受け渡しが行われる。
ベースモジュール,複数のストックモジュール,トレイ
チェンジャに分けられることは前述のとおりであるが、
これらのモジュールは部品供給装置の制御装置とそれぞ
れの機器のシリアル伝送系の入出力装置(I/0) とシリア
ル伝送路で接続されていて、この伝送路を介して動作指
示信号や状態信号などの受け渡しが行われる。
【0195】上記の各構成要素は、機械的にそれぞれが
分離や結合が容易なように設計されており、例えば供給
する部品の種類数に応じてストックモジュールの数が変
わるので、これら構成要素の組み替えに対応するため
に、各構成要素ル間の制御系の接続は制御信号線,動力
電源線,制御電源線などを含めてすべてコネクタによっ
て縦続接続するようにしてある。
分離や結合が容易なように設計されており、例えば供給
する部品の種類数に応じてストックモジュールの数が変
わるので、これら構成要素の組み替えに対応するため
に、各構成要素ル間の制御系の接続は制御信号線,動力
電源線,制御電源線などを含めてすべてコネクタによっ
て縦続接続するようにしてある。
【0196】なお、各構成要素間の制御線の着脱を容易
にするために、伝送する信号は全て各構成要素内でパラ
レル信号からシリアル信号に変換して、制御装置とはシ
リアル伝送により信号の受け渡しが行われることは前述
のとおりである。 《部品供給装置の制御装置》
にするために、伝送する信号は全て各構成要素内でパラ
レル信号からシリアル信号に変換して、制御装置とはシ
リアル伝送により信号の受け渡しが行われることは前述
のとおりである。 《部品供給装置の制御装置》
【0197】図13は、図4について説明したトレイコ
ードおよびキャリアコードを使用してトレイに収容され
ている部品の確認などの処理を行う部品供給装置の制御
装置の構成を示したブロック図である。
ードおよびキャリアコードを使用してトレイに収容され
ている部品の確認などの処理を行う部品供給装置の制御
装置の構成を示したブロック図である。
【0198】この制御装置は、メインメモリを含むプロ
セッサと、図4(a),(b) に示したようなテーブルを記憶
させるためのテーブル記憶装置と、部品供給装置に設け
られている上記トレイコードセンサStおよびキャリアコ
ードセンサScなどのセンサの出力を含む信号を入力する
とともにモータやアクチュエータなどの駆動源や表示装
置などを制御する制御信号を出力するための入出力イン
ターフェイス装置を有している。
セッサと、図4(a),(b) に示したようなテーブルを記憶
させるためのテーブル記憶装置と、部品供給装置に設け
られている上記トレイコードセンサStおよびキャリアコ
ードセンサScなどのセンサの出力を含む信号を入力する
とともにモータやアクチュエータなどの駆動源や表示装
置などを制御する制御信号を出力するための入出力イン
ターフェイス装置を有している。
【0199】なお、メインメモリの一部の領域を上記し
たテーブルを記憶する領域として使用すれば、図示のよ
うにこのテーブル記憶装置を別個に設ける必要がないこ
とは明らかであろう。
たテーブルを記憶する領域として使用すれば、図示のよ
うにこのテーブル記憶装置を別個に設ける必要がないこ
とは明らかであろう。
【0200】また、この図では、点線で示したように、
図12のセルコントローラに相当するホストからの指示
にしたがって処理を実行するものとして示したが、例え
ば上記入出力インターフェイス装置を介して接続される
図示しない手動操作あるいは自動操作される制御手段に
よって、この部品供給装置を独立に操作・制御すること
ができる。
図12のセルコントローラに相当するホストからの指示
にしたがって処理を実行するものとして示したが、例え
ば上記入出力インターフェイス装置を介して接続される
図示しない手動操作あるいは自動操作される制御手段に
よって、この部品供給装置を独立に操作・制御すること
ができる。
【0201】この制御装置のプロセッサは、上記のホス
トあるいは上記制御手段からの指示によって、この指示
とともに送られてくるプログラム、あるいは、後述の実
施例におけるようにプログラム記憶装置として示した適
宜の記憶手段に予め格納されているプログラムにしたが
って処理を行う。
トあるいは上記制御手段からの指示によって、この指示
とともに送られてくるプログラム、あるいは、後述の実
施例におけるようにプログラム記憶装置として示した適
宜の記憶手段に予め格納されているプログラムにしたが
って処理を行う。
【0202】これらのプログラムが、処理の対象とする
部品を部品コードで指定した内容を含む場合には、先に
説明した図4(a) のフローチャートに示したような部品
コードをキャリアコードに置換えて部品供給装置に処理
を実行させる。
部品を部品コードで指定した内容を含む場合には、先に
説明した図4(a) のフローチャートに示したような部品
コードをキャリアコードに置換えて部品供給装置に処理
を実行させる。
【0203】すなわち、このテーブルとして図4(b) に
示したようなテーブルを用いる場合には、トレイから部
品の取出しを行う部品供給位置Psやトレイの排出を行う
トレイ排出位置Poなどの部品を確認する必要がある位置
にはそれぞれ図3に示したキャリアコードセンサScと同
様なコードセンサを設けておき、これらセンサの出力を
入出力インターフェイス装置を介してプロセッサに取込
む。
示したようなテーブルを用いる場合には、トレイから部
品の取出しを行う部品供給位置Psやトレイの排出を行う
トレイ排出位置Poなどの部品を確認する必要がある位置
にはそれぞれ図3に示したキャリアコードセンサScと同
様なコードセンサを設けておき、これらセンサの出力を
入出力インターフェイス装置を介してプロセッサに取込
む。
【0204】そして、それぞれのセンサで読取ったキャ
リアマークMcから得たキャリアコードDcによって上記テ
ーブルを参照して、このキャリアコードDcに対応して記
憶されている部品コードDtを得るようにする。
リアマークMcから得たキャリアコードDcによって上記テ
ーブルを参照して、このキャリアコードDcに対応して記
憶されている部品コードDtを得るようにする。
【0205】また、図4(c) に示したような部品コード
DtとキャリアコードDcの対を単位としてシフトするよう
に構成したテーブルを用いる場合には、前述したよう
に、この制御装置のテーブル記憶装置におけるテーブル
上の所定位置のデータを読出すことによって、このテー
ブル上の所定位置に対応する循環経路上の各位置Ps,Po
にあるトレイキャリアCとこのトレイキャリアに載置さ
れているトレイが収容している部品を容易に認識するこ
とができる。
DtとキャリアコードDcの対を単位としてシフトするよう
に構成したテーブルを用いる場合には、前述したよう
に、この制御装置のテーブル記憶装置におけるテーブル
上の所定位置のデータを読出すことによって、このテー
ブル上の所定位置に対応する循環経路上の各位置Ps,Po
にあるトレイキャリアCとこのトレイキャリアに載置さ
れているトレイが収容している部品を容易に認識するこ
とができる。
【0206】《組立作業の制御》先ず、部品供給システ
ムの制御系による組立作業についての制御の概要を説明
する。
ムの制御系による組立作業についての制御の概要を説明
する。
【0207】この実施例の部品供給装置が部品の種類数
に対応してストックモジュールの数が変るために各構成
要素の着脱が簡単にできるようになっていることは前述
したとおりであって、このストックモジュールの数が変
化したときの制御の切換えのために、制御プログラムは
予想されるすべてのストックモジュール数や接続のパタ
ーンに対応させて予め用意されており、プログラムの最
初にこのパターンに応じた設定や選択を行うことによっ
て実行しようとする構成要素のパターンに対応した動作
が行われる。
に対応してストックモジュールの数が変るために各構成
要素の着脱が簡単にできるようになっていることは前述
したとおりであって、このストックモジュールの数が変
化したときの制御の切換えのために、制御プログラムは
予想されるすべてのストックモジュール数や接続のパタ
ーンに対応させて予め用意されており、プログラムの最
初にこのパターンに応じた設定や選択を行うことによっ
て実行しようとする構成要素のパターンに対応した動作
が行われる。
【0208】組立ロボットとトレイチェンジャの状態は
セルコントローラが認識・記憶しており、それに従って
組立ロボットおよび部品供給装置に動作命令を順次出力
するとともにこの命令に基づく各構成要素の動作状態を
モニターしながら組立作業を進めていく。
セルコントローラが認識・記憶しており、それに従って
組立ロボットおよび部品供給装置に動作命令を順次出力
するとともにこの命令に基づく各構成要素の動作状態を
モニターしながら組立作業を進めていく。
【0209】部品供給装置のトレイから組立ロボットに
対して部品を供給する基本的な1つのサイクルは次のと
おりである。・セルコントローラは部品供給装置の制御
装置に対して、使用する部品を収容しているトレイを載
置しているトレイキャリアを部品供給位置Psにセットす
るよう命令する。このとき、使用する部品は部品コード
によって指定される。
対して部品を供給する基本的な1つのサイクルは次のと
おりである。・セルコントローラは部品供給装置の制御
装置に対して、使用する部品を収容しているトレイを載
置しているトレイキャリアを部品供給位置Psにセットす
るよう命令する。このとき、使用する部品は部品コード
によって指定される。
【0210】・部品供給装置の制御装置は、上記命令中
の部品コードをテーブル(図4(b) または(c) )を参照
してキャリアコードに変換し、このキャリアコードを有
するトレイキャリアを部品供給位置Psにセットし、セッ
トし終わるとセット完了信号を返す。
の部品コードをテーブル(図4(b) または(c) )を参照
してキャリアコードに変換し、このキャリアコードを有
するトレイキャリアを部品供給位置Psにセットし、セッ
トし終わるとセット完了信号を返す。
【0211】・部品供給装置の制御装置は、トレイチェ
ンジャが部品供給位置Psにセットしたトレイが収容して
いる部品の種類を、図4(c) のようにシフトレジスタに
よって構成されているテーブルの部品供給位置Psに対応
する位置に記憶されている部品コードとキャリアコード
との対応によって確認する。なお、テーブルが図4(b)
のように、シフトレジスタによって構成されたものでな
い場合には、この部品供給位置Psに設けられているセン
サによって読取ったキャリアコードに基づいて部品の種
類を確認する。
ンジャが部品供給位置Psにセットしたトレイが収容して
いる部品の種類を、図4(c) のようにシフトレジスタに
よって構成されているテーブルの部品供給位置Psに対応
する位置に記憶されている部品コードとキャリアコード
との対応によって確認する。なお、テーブルが図4(b)
のように、シフトレジスタによって構成されたものでな
い場合には、この部品供給位置Psに設けられているセン
サによって読取ったキャリアコードに基づいて部品の種
類を確認する。
【0212】・指定された部品がこの部品供給位置Psに
あることが確認され、この確認完了の通知がセルコント
ローラに送られると、セルコントローラは組立ロボット
に対して作業内容に応じたプログラムを指定した指令を
発行する。
あることが確認され、この確認完了の通知がセルコント
ローラに送られると、セルコントローラは組立ロボット
に対して作業内容に応じたプログラムを指定した指令を
発行する。
【0213】・組立ロボットは、予め格納しているプロ
グラム中からこのプログラムを選択して、このプログラ
ムによる処理を実行し、この処理が終了すると処理完了
信号をセルコントローラに返す。
グラム中からこのプログラムを選択して、このプログラ
ムによる処理を実行し、この処理が終了すると処理完了
信号をセルコントローラに返す。
【0214】・セルコントローラは部品供給装置の制御
装置に対して、組立ロボットによる部品の取出しが完了
したことを示す信号を送信する。
装置に対して、組立ロボットによる部品の取出しが完了
したことを示す信号を送信する。
【0215】・部品供給装置の制御装置は、トレイチェ
ンジャにおけるトレイキャリアの位置決めを解除する。
ンジャにおけるトレイキャリアの位置決めを解除する。
【0216】そして、始めに戻って、次に到来した命令
にしたがって、循環経路上の次のトレイキャリア、ある
いは、次に組立ロボットに供給する部品を収容している
トレイを載置したトレイキャリアが部品供給位置Psに位
置するようにシフトする。組付けるべき部品の数に応じ
て上記の処理を繰返して、この部品組立システムでの組
立処理を終了する。
にしたがって、循環経路上の次のトレイキャリア、ある
いは、次に組立ロボットに供給する部品を収容している
トレイを載置したトレイキャリアが部品供給位置Psに位
置するようにシフトする。組付けるべき部品の数に応じ
て上記の処理を繰返して、この部品組立システムでの組
立処理を終了する。
【0217】《個別の処理の説明》以下、図面を参照し
ながらそれぞれの処理について説明する。図14は電源
投入時のセルコントローラ,部品供給装置および組立ロ
ボットの起動準備動作を示した図であって、セルコント
ローラに電源が投入されると、セルコントローラは部品
供給装置およびロボットに電源投入を指示するとともに
自動同期運転の状態にセットする。
ながらそれぞれの処理について説明する。図14は電源
投入時のセルコントローラ,部品供給装置および組立ロ
ボットの起動準備動作を示した図であって、セルコント
ローラに電源が投入されると、セルコントローラは部品
供給装置およびロボットに電源投入を指示するとともに
自動同期運転の状態にセットする。
【0218】次いで、操作者は原点復帰ボタンを押し
て、すべての構成要素に原点復帰動作を行なわせる。す
なわち、ロボットアームやシリンダなどはすべて予め定
められた初期位置に戻し、トレイチェンジャではあるト
レイキャリアをトレイ載置位置Piに移動させてから停止
する。
て、すべての構成要素に原点復帰動作を行なわせる。す
なわち、ロボットアームやシリンダなどはすべて予め定
められた初期位置に戻し、トレイチェンジャではあるト
レイキャリアをトレイ載置位置Piに移動させてから停止
する。
【0219】部品供給装置および組立ロボットの各構成
要素が上記のような原点復帰を完了すると、部品供給装
置および組立ロボットの制御装置からそれぞれ原点復帰
完了信号がセルコントローラに送られ、セルコントロー
ラはこれら両者からの原点復帰完了信号を受信すると原
点復帰完了の表示を行って、起動準備が完了する。
要素が上記のような原点復帰を完了すると、部品供給装
置および組立ロボットの制御装置からそれぞれ原点復帰
完了信号がセルコントローラに送られ、セルコントロー
ラはこれら両者からの原点復帰完了信号を受信すると原
点復帰完了の表示を行って、起動準備が完了する。
【0220】図15は部品取出処理のフローチャート,
図16は部品取付処理のフローチャートであり、これら
の図によって、トレイからの組付ける部品の取出しから
この取出した部品を被組立体に組付ける処理の概略を説
明する。なお、部品供給装置の制御装置および組立ロボ
ットの制御装置については、煩雑を避けるため、特記が
必要な場合を除いて、単に、部品供給装置および組立ロ
ボットという。
図16は部品取付処理のフローチャートであり、これら
の図によって、トレイからの組付ける部品の取出しから
この取出した部品を被組立体に組付ける処理の概略を説
明する。なお、部品供給装置の制御装置および組立ロボ
ットの制御装置については、煩雑を避けるため、特記が
必要な場合を除いて、単に、部品供給装置および組立ロ
ボットという。
【0221】被組立体(ワーク)の組立ロボットの組立
位置への到着、周辺機器の起動準備状態等をセルコント
ローラが確認し、組立条件が整っていると、図15のフ
ローチャートに示すように、セルコントローラからトレ
イチェンジャに対して、組立開始を指示する組立開始信
号と、使用する部品の種類を部品コードによって指示す
る信号と、この部品を部品供給位置にセットする指令信
号とが部品供給装置に対して送出される。
位置への到着、周辺機器の起動準備状態等をセルコント
ローラが確認し、組立条件が整っていると、図15のフ
ローチャートに示すように、セルコントローラからトレ
イチェンジャに対して、組立開始を指示する組立開始信
号と、使用する部品の種類を部品コードによって指示す
る信号と、この部品を部品供給位置にセットする指令信
号とが部品供給装置に対して送出される。
【0222】部品供給装置は、セルコントローラからの
部品コードをテーブルを参照してキャリアコードに変換
し、現在部品供給位置にあるトレイキャリアのキャリア
コードと一致するか否かを照合する。
部品コードをテーブルを参照してキャリアコードに変換
し、現在部品供給位置にあるトレイキャリアのキャリア
コードと一致するか否かを照合する。
【0223】もし、指示された部品コードから変換され
たキャリアコードと現在部品供給位置にあるトレイキャ
リアのキャリアコードとが一致していない場合には、ト
レイチェンジャを動作させてこれらのキャリアコードが
一致するまでトレイキャリアを循環シフトさせる。
たキャリアコードと現在部品供給位置にあるトレイキャ
リアのキャリアコードとが一致していない場合には、ト
レイチェンジャを動作させてこれらのキャリアコードが
一致するまでトレイキャリアを循環シフトさせる。
【0224】このトレイの循環シフト動作は、最初高速
でベルト701,702 (図9)を駆動し、部品供給位置
の手前で図示しない減速センサがトレイキャリア62を
検知すると上記ベルト701,702 の速度を減速し、更
にトレイキャリアが移動して部品供給位置に設けた図示
しない停止位置センサがトレイキャリアを検知すると駆
動モータ80を停止させるとともに機械的なブレーキも
作動させてトレイキャリアを部品供給位置に停止させ
る。
でベルト701,702 (図9)を駆動し、部品供給位置
の手前で図示しない減速センサがトレイキャリア62を
検知すると上記ベルト701,702 の速度を減速し、更
にトレイキャリアが移動して部品供給位置に設けた図示
しない停止位置センサがトレイキャリアを検知すると駆
動モータ80を停止させるとともに機械的なブレーキも
作動させてトレイキャリアを部品供給位置に停止させ
る。
【0225】部品コードから変換したキャリアコードと
部品供給位置にあるトレイキャリアのキャリアコードと
が一致し、あるいは、一致するようになれば、トレイの
位置決めを行い、この位置決めが完了すると位置決め完
了信号と部品供給位置にある部品コード(キャリアコー
ドから変換するか、あるいは、一致していることを条件
として指示された部品コードを返送してもよい。)をセ
ルコントローラにアンサーバックする。
部品供給位置にあるトレイキャリアのキャリアコードと
が一致し、あるいは、一致するようになれば、トレイの
位置決めを行い、この位置決めが完了すると位置決め完
了信号と部品供給位置にある部品コード(キャリアコー
ドから変換するか、あるいは、一致していることを条件
として指示された部品コードを返送してもよい。)をセ
ルコントローラにアンサーバックする。
【0226】なお、このトレイの位置決めは、トレイチ
ェンジャ本体の部品供給位置でフレームに取り付けられ
たシリンダ82(図9)のプランジャをトレイキャリア
62の側面に設けた孔を通してトレイに押しつけること
によって行う。
ェンジャ本体の部品供給位置でフレームに取り付けられ
たシリンダ82(図9)のプランジャをトレイキャリア
62の側面に設けた孔を通してトレイに押しつけること
によって行う。
【0227】セルコントローラは、このアンサーバック
された部品コードと指示した部品コードとが一致してい
ない場合には系を異常停止させるが、一致していればこ
の部品コードで指示された部品を収容しているトレイ内
の部品の形状や収容位置などに応じた部品取出しプログ
ラムを指定した部品取出し起動指令を組立ロボットに送
る。
された部品コードと指示した部品コードとが一致してい
ない場合には系を異常停止させるが、一致していればこ
の部品コードで指示された部品を収容しているトレイ内
の部品の形状や収容位置などに応じた部品取出しプログ
ラムを指定した部品取出し起動指令を組立ロボットに送
る。
【0228】なお、このプログラムには、使用する部品
のトレイ内の部品位置を記憶した座標テーブル、使用す
るハンドの種類、組付け位置座標など動作に必要な全て
の情報が記述されている。
のトレイ内の部品位置を記憶した座標テーブル、使用す
るハンドの種類、組付け位置座標など動作に必要な全て
の情報が記述されている。
【0229】組立ロボットではこのプログラムに従って
部品の取出しを実行し、部品の取出し後、組立ロボット
の制御装置に記憶したトレイ内の部品位置を示す座標テ
ーブルの座標を1つ進め(シフト)てから部品取出し完
了信号をセルコントローラに出力するが、座標テーブル
のシフトによって取出した部品の位置がトレイ内の部品
収容位置の最終位置でないことが識別された場合には直
ちに動作完了信号をセルコントローラに対して送出す
る。
部品の取出しを実行し、部品の取出し後、組立ロボット
の制御装置に記憶したトレイ内の部品位置を示す座標テ
ーブルの座標を1つ進め(シフト)てから部品取出し完
了信号をセルコントローラに出力するが、座標テーブル
のシフトによって取出した部品の位置がトレイ内の部品
収容位置の最終位置でないことが識別された場合には直
ちに動作完了信号をセルコントローラに対して送出す
る。
【0230】また、取出した部品の位置が最終位置の場
合には、トレイが空きになったことを示すトレイ空き信
号をセルコントローラに対して送出してから、動作完了
信号をセルコントローラに対して送出する。
合には、トレイが空きになったことを示すトレイ空き信
号をセルコントローラに対して送出してから、動作完了
信号をセルコントローラに対して送出する。
【0231】この図では図示されていないが、このトレ
イ空き信号を受信したセルコントローラは部品供給装置
の制御装置に対して、そのとき位置決めしていた部品と
同一の部品を収容しているトレイを格納したストックモ
ジュールから部品を収容している実トレイをトレイチェ
ンジャに供給する処理を行うよう指示する。
イ空き信号を受信したセルコントローラは部品供給装置
の制御装置に対して、そのとき位置決めしていた部品と
同一の部品を収容しているトレイを格納したストックモ
ジュールから部品を収容している実トレイをトレイチェ
ンジャに供給する処理を行うよう指示する。
【0232】部品供給装置の制御装置はセルコントロー
ラからのトレイ空き信号を受信すると、そのトレイが空
であることをトレイキャリアのキャリアコードに対応さ
せて記憶し、また、該当する部品トレイを格納したスト
ックモジュールに対して分離機構で1つのトレイを分離
するように指示するとともに、このストックモジュール
および出口リフタに対してこの分離された1つのトレイ
をトレイチェンジャの受入機構に搬送するように指示す
る。
ラからのトレイ空き信号を受信すると、そのトレイが空
であることをトレイキャリアのキャリアコードに対応さ
せて記憶し、また、該当する部品トレイを格納したスト
ックモジュールに対して分離機構で1つのトレイを分離
するように指示するとともに、このストックモジュール
および出口リフタに対してこの分離された1つのトレイ
をトレイチェンジャの受入機構に搬送するように指示す
る。
【0233】なお、トレイ内の最終部品の1、2個前に
空きトレイ準備信号を出力するようにしておけば、上記
のような実トレイの供給処理を早めに実行させることが
できることは明らかであろう。
空きトレイ準備信号を出力するようにしておけば、上記
のような実トレイの供給処理を早めに実行させることが
できることは明らかであろう。
【0234】また、同一種類の部品を複数個連続して使
用するために同一のトレイから複数個連続部品を取出す
場合には、セルコントローラで取出す部品の個数を管理
し、設定されている数の部品を取出すまでセルコントロ
ーラは組立ロボットに同一のプログラムを実行させる指
令を繰返し送出し、この設定された数の部品の取出しが
終了したときにセルコントローラに部品取出し完了信号
を送出する。
用するために同一のトレイから複数個連続部品を取出す
場合には、セルコントローラで取出す部品の個数を管理
し、設定されている数の部品を取出すまでセルコントロ
ーラは組立ロボットに同一のプログラムを実行させる指
令を繰返し送出し、この設定された数の部品の取出しが
終了したときにセルコントローラに部品取出し完了信号
を送出する。
【0235】上記の動作完了信号を受けたセルコントロ
ーラは、図16のフローチャートに示した処理に移っ
て、取出した部品の被組立体への組付け動作などを指示
するプログラムを指定した部品組付起動指令を組立ロボ
ットに対して送出し、組立ロボットはこのプログラムに
したがって部品の被組立体への取付けを実行する。
ーラは、図16のフローチャートに示した処理に移っ
て、取出した部品の被組立体への組付け動作などを指示
するプログラムを指定した部品組付起動指令を組立ロボ
ットに対して送出し、組立ロボットはこのプログラムに
したがって部品の被組立体への取付けを実行する。
【0236】一方、セルコントローラは上記した組立ロ
ボットへの部品組付起動指令を送出した後、部品供給装
置に対して組立ロボットによる部品の取出しが終了した
ことを示す部品取出完了信号を送出するが、もし、上記
したトレイ空き信号が組立ロボットからセルコントロー
ラに到来しているときにはトレイ空き信号も併せて部品
供給装置に送出する。
ボットへの部品組付起動指令を送出した後、部品供給装
置に対して組立ロボットによる部品の取出しが終了した
ことを示す部品取出完了信号を送出するが、もし、上記
したトレイ空き信号が組立ロボットからセルコントロー
ラに到来しているときにはトレイ空き信号も併せて部品
供給装置に送出する。
【0237】この部品取出完了信号を受けたトレイチェ
ンジャでは、部品供給位置にあるトレイの位置決めを解
除してトレイキャリアを循環シフトさせて次のトレイキ
ャリアを部品供給位置に移動させる。
ンジャでは、部品供給位置にあるトレイの位置決めを解
除してトレイキャリアを循環シフトさせて次のトレイキ
ャリアを部品供給位置に移動させる。
【0238】このとき、セルコントローラからトレイ空
き信号が到来している場合には、この部品供給位置にあ
ったトレイが空きになったことを示す情報を部品供給装
置に記憶しておく。なお、このトレイが空きになった情
報の記憶は、例えば、図4(b),(c) に示したように構成
されているテーブルの部品供給位置に対応する位置に記
憶されている部品コードおよびキャリアコードに対応さ
せて空きを示す適宜のコードを記憶させることによって
行ってもよい。
き信号が到来している場合には、この部品供給位置にあ
ったトレイが空きになったことを示す情報を部品供給装
置に記憶しておく。なお、このトレイが空きになった情
報の記憶は、例えば、図4(b),(c) に示したように構成
されているテーブルの部品供給位置に対応する位置に記
憶されている部品コードおよびキャリアコードに対応さ
せて空きを示す適宜のコードを記憶させることによって
行ってもよい。
【0239】セルコントローラでは、組立ロボットから
部品の組付けが完了したことを示す動作完了信号と、部
品供給装置からのトレイキャリアの循環シフトが終了し
たことを示す信号(図示せず)とを受信すると、他に組
付ける部品があるか否かを判断し、組付ける部品があれ
ば図15に“A”で示した点から処理ルーチンに戻って
次に組付ける部品の指定以降の処理を繰返えす。
部品の組付けが完了したことを示す動作完了信号と、部
品供給装置からのトレイキャリアの循環シフトが終了し
たことを示す信号(図示せず)とを受信すると、他に組
付ける部品があるか否かを判断し、組付ける部品があれ
ば図15に“A”で示した点から処理ルーチンに戻って
次に組付ける部品の指定以降の処理を繰返えす。
【0240】他に組付ける部品がなければ1サイクルが
完了したことになるので、例えば、被組立体をコンベア
11上のプラテン10に乗せて次の組立作業を行なう組
立システムや製品を保管する倉庫などの所定の場所に移
送するなどの1サイクル完了処理を行う。
完了したことになるので、例えば、被組立体をコンベア
11上のプラテン10に乗せて次の組立作業を行なう組
立システムや製品を保管する倉庫などの所定の場所に移
送するなどの1サイクル完了処理を行う。
【0241】次いでセルコントローラは、部品供給装置
の停止が指示されているか否かを判断し、停止が指示さ
れていなければ図15に“B”で示したようにスタート
開始の状態に戻るが、停止が指示されていれば部品供給
装置および組立ロボットに停止信号を送出して、部品供
給装置および組立ロボットが停止したことを確認した
後、停止する。
の停止が指示されているか否かを判断し、停止が指示さ
れていなければ図15に“B”で示したようにスタート
開始の状態に戻るが、停止が指示されていれば部品供給
装置および組立ロボットに停止信号を送出して、部品供
給装置および組立ロボットが停止したことを確認した
後、停止する。
【0242】なお、トレイキャリアにトレイを載置しな
い空の設定をする必要がある場合には、このトレイキャ
リアに載せる部品コードとして予め定めたデータ、例え
ば“0”をテーブルにおけるこのトレイキャリアに対応
した部品コードとして予め記憶させておくことによっ
て、実トレイを供給すべきトレイキャリアであるかを判
別することができる。
い空の設定をする必要がある場合には、このトレイキャ
リアに載せる部品コードとして予め定めたデータ、例え
ば“0”をテーブルにおけるこのトレイキャリアに対応
した部品コードとして予め記憶させておくことによっ
て、実トレイを供給すべきトレイキャリアであるかを判
別することができる。
【0243】図17は、トレイチェンジャにおいてトレ
イキャリアを循環し、あるいは、トレイキャリア上の空
きトレイを排出したり、部品を収容しているトレイを空
いているトレイキャリアに供給したりする、トレイチェ
ンジャのトレイ循環・交換処理を示すフローチャートで
あり、図9のトレイチェンジャの図を参照しながら説明
する。
イキャリアを循環し、あるいは、トレイキャリア上の空
きトレイを排出したり、部品を収容しているトレイを空
いているトレイキャリアに供給したりする、トレイチェ
ンジャのトレイ循環・交換処理を示すフローチャートで
あり、図9のトレイチェンジャの図を参照しながら説明
する。
【0244】トレイキャリアを循環させるために、先ず
モータ80のブレーキを解除した後にこのモータ80を
高速で駆動し、いずれかのトレイキャリアが減速点に達
したことが図示しないセンサによって検出されるとこの
モータ80の回転を応答して低速駆動に切換える。
モータ80のブレーキを解除した後にこのモータ80を
高速で駆動し、いずれかのトレイキャリアが減速点に達
したことが図示しないセンサによって検出されるとこの
モータ80の回転を応答して低速駆動に切換える。
【0245】次いで、トレイキャリアが停止点に到達す
るとこのモータ80を瞬時に停止するとともにこのモー
タのブレーキを作動させてトレイキャリアの循環を停止
させる。この実施例では、3つのトレイキャリア621,
622,624 がそれぞれトレイ載置位置Pi,部品供給位
置Ps,トレイ排出位置Poに停止し、残る1つのトレイキ
ャリア623 は図9図示のようにトレイチェンジャ62
2 の下方で停止している。
るとこのモータ80を瞬時に停止するとともにこのモー
タのブレーキを作動させてトレイキャリアの循環を停止
させる。この実施例では、3つのトレイキャリア621,
622,624 がそれぞれトレイ載置位置Pi,部品供給位
置Ps,トレイ排出位置Poに停止し、残る1つのトレイキ
ャリア623 は図9図示のようにトレイチェンジャ62
2 の下方で停止している。
【0246】このようにトレイキャリアが停止したと
き、トレイ排出位置Poにあるトレイが空き状態にあれば
図18によって後に説明する空きトレイ排出処理が行わ
れ、また、トレイ載置位置Piにあるトレイキャリアにト
レイを載置する場合には図19によって後に説明する実
トレイの供給処理が行われる。
き、トレイ排出位置Poにあるトレイが空き状態にあれば
図18によって後に説明する空きトレイ排出処理が行わ
れ、また、トレイ載置位置Piにあるトレイキャリアにト
レイを載置する場合には図19によって後に説明する実
トレイの供給処理が行われる。
【0247】なお、トレイキャリアにトレイを載置しな
い空の設定をする必要がある場合には、このトレイキャ
リアに載せる部品コードとして予め定めたデータ、例え
ば“0”をテーブルにおけるこのトレイキャリアに対応
した部品コードとして予め記憶させておくことができ
る。
い空の設定をする必要がある場合には、このトレイキャ
リアに載せる部品コードとして予め定めたデータ、例え
ば“0”をテーブルにおけるこのトレイキャリアに対応
した部品コードとして予め記憶させておくことができ
る。
【0248】このようにしておけば、トレイ載置位置Pi
にあるトレイキャリアにトレイを載置する処理を行うか
否かをこのテーブルを参照することによって直ちに判断
できるばかりでなく、部品取出し完了後にトレイを循環
させるときにも、実トレイの供給や空きトレイの排出が
ない限り、この空の設定がされているトレイキャリアが
部品供給位置にきたときにはこのトレイキャリアをを飛
ばして次のトレイキャリアが部品供給位置にセットされ
るようにすることによって部品供給装置としての処理速
度を向上させることができる。
にあるトレイキャリアにトレイを載置する処理を行うか
否かをこのテーブルを参照することによって直ちに判断
できるばかりでなく、部品取出し完了後にトレイを循環
させるときにも、実トレイの供給や空きトレイの排出が
ない限り、この空の設定がされているトレイキャリアが
部品供給位置にきたときにはこのトレイキャリアをを飛
ばして次のトレイキャリアが部品供給位置にセットされ
るようにすることによって部品供給装置としての処理速
度を向上させることができる。
【0249】なお、このような、空きトレイの排出や実
トレイの供給を必要としない場合にはこれらの処理が行
われないことは当然であり、また、上記の空きトレイ排
出処理と実トレイの供給処理の双方が必要な場合にはこ
れら処理を併行して行うことができる。
トレイの供給を必要としない場合にはこれらの処理が行
われないことは当然であり、また、上記の空きトレイ排
出処理と実トレイの供給処理の双方が必要な場合にはこ
れら処理を併行して行うことができる。
【0250】そして、部品供給位置Psにあるトレイキャ
リア622 に組立ロボットによって部品が取出されるべ
きトレイがあるか否かをチェックし、所要のトレイがあ
ればこの部品の取出しが完了するまでこの停止状態を維
持するが、所要のトレイがなければ上記の循環動作を繰
返えす。
リア622 に組立ロボットによって部品が取出されるべ
きトレイがあるか否かをチェックし、所要のトレイがあ
ればこの部品の取出しが完了するまでこの停止状態を維
持するが、所要のトレイがなければ上記の循環動作を繰
返えす。
【0251】なお、部品供給位置Psにあるトレイが所要
の部品を収容しているか否かは、テーブルがシフトレジ
スタによって構成されていれば、図4(c) について説明
したように、この部品供給位置Psトに相当するテーブル
の記憶位置にある部品コード,キャリアコードに関する
情報を用いてチェックすることができる。
の部品を収容しているか否かは、テーブルがシフトレジ
スタによって構成されていれば、図4(c) について説明
したように、この部品供給位置Psトに相当するテーブル
の記憶位置にある部品コード,キャリアコードに関する
情報を用いてチェックすることができる。
【0252】図18は、図17について上述した空きト
レイの排出処理を示すフローチャートであって、トレイ
チェンジャの構成を示した図9を参照しながら説明す
る。先ず、トレイ排出位置Poに到着したトレイキャリア
が空きトレイを載置したものであるか否かをメモリに格
納されている情報を用いてチェックするが、このチェッ
クは、前述のように、テーブルに部品コードおよびキャ
リアコードと対応して格納されているトレイの空きを示
す情報によって行なうことができる。
レイの排出処理を示すフローチャートであって、トレイ
チェンジャの構成を示した図9を参照しながら説明す
る。先ず、トレイ排出位置Poに到着したトレイキャリア
が空きトレイを載置したものであるか否かをメモリに格
納されている情報を用いてチェックするが、このチェッ
クは、前述のように、テーブルに部品コードおよびキャ
リアコードと対応して格納されているトレイの空きを示
す情報によって行なうことができる。
【0253】テーブルがシフトレジスタによって構成さ
れている場合には、図4(c) について説明したように、
このトレイ排出位置Poに相当するテーブルの記憶位置に
ある部品コード,キャリアコードに対応するトレイ空き
情報から、このトレイ排出位置にあるトレイが空きであ
るか否かの情報を得ることができる。
れている場合には、図4(c) について説明したように、
このトレイ排出位置Poに相当するテーブルの記憶位置に
ある部品コード,キャリアコードに対応するトレイ空き
情報から、このトレイ排出位置にあるトレイが空きであ
るか否かの情報を得ることができる。
【0254】上記のチェックの結果、この排出位置Poに
あるトレイキャリアに載置されているトレイが空きであ
ると判断されると、駆動モータ88によってトレイ排出
用ベルト85を回転させ、このベルト85に固定されて
いる押しコマ84がトレイキャリア62の底面部に設け
られた切欠き部を通って立上って空きトレイをその後方
から押しながら移動し続け、空きトレイはローラコンベ
ア89上をストッパ90に突き当たるまで移動する。
あるトレイキャリアに載置されているトレイが空きであ
ると判断されると、駆動モータ88によってトレイ排出
用ベルト85を回転させ、このベルト85に固定されて
いる押しコマ84がトレイキャリア62の底面部に設け
られた切欠き部を通って立上って空きトレイをその後方
から押しながら移動し続け、空きトレイはローラコンベ
ア89上をストッパ90に突き当たるまで移動する。
【0255】図示しないセンサによって移動が完了した
ことが検出されると、駆動モータ88を逆転させて押し
コマ84を図示の元の位置に戻してから、このモータ8
8およびローラコンベア89を停止させる。
ことが検出されると、駆動モータ88を逆転させて押し
コマ84を図示の元の位置に戻してから、このモータ8
8およびローラコンベア89を停止させる。
【0256】そして、上記のようにメモリに記憶されて
いるテーブルのトレイが空きであることを示すトレイ空
き情報をクリアして空きトレイ排出処理を終了する。な
お、このトレイキャリアにトレイが載置されていないこ
とを示すために、トレイを載置していないことを示す情
報をこの空き情報をクリアする代わりに書込んだり、あ
るいは、このクリアされる空き情報に対応するキャリア
コードに対応して記憶されている部品コードも同時にク
リアするようにしてもよい。
いるテーブルのトレイが空きであることを示すトレイ空
き情報をクリアして空きトレイ排出処理を終了する。な
お、このトレイキャリアにトレイが載置されていないこ
とを示すために、トレイを載置していないことを示す情
報をこの空き情報をクリアする代わりに書込んだり、あ
るいは、このクリアされる空き情報に対応するキャリア
コードに対応して記憶されている部品コードも同時にク
リアするようにしてもよい。
【0257】図19は部品を収容しているトレイ(実ト
レイ)をトレイ載置位置Piでトレイキャリアに載置する
実トレイのトレイキャリアへの載置処理を示すフローチ
ャートであって、図9のトレイチェンジャの図を参照し
ながら説明する。
レイ)をトレイ載置位置Piでトレイキャリアに載置する
実トレイのトレイキャリアへの載置処理を示すフローチ
ャートであって、図9のトレイチェンジャの図を参照し
ながら説明する。
【0258】トレイ載置位置Piにトレイキャリアが到着
すると、このトレイキャリアがトレイを載置しているか
否かを、メモリに格納している上述のようなトレイを載
置していないことを示す情報に基づいて制御装置が判断
する。
すると、このトレイキャリアがトレイを載置しているか
否かを、メモリに格納している上述のようなトレイを載
置していないことを示す情報に基づいて制御装置が判断
する。
【0259】この判断の結果、トレイキャリアにトレイ
が載置されていればそのままリターンするが、トレイが
載っていなければプログラムがこのトレイキャリアにト
レイを載置するように指示しているか否かをチェック
し、トレイを載置しないことが指示されていれば直ちに
リターンするが、トレイを載置することが指示されてい
れば次のステップに移る。
が載置されていればそのままリターンするが、トレイが
載っていなければプログラムがこのトレイキャリアにト
レイを載置するように指示しているか否かをチェック
し、トレイを載置しないことが指示されていれば直ちに
リターンするが、トレイを載置することが指示されてい
れば次のステップに移る。
【0260】このステップでは、トレイチェンジャのロ
ーラコンベア60を含むトレイ受入機構にトレイが存在
しているか否かをチェックし、トレイがなければストッ
クモジュールからトレイが移送されてくるまで待機す
る。
ーラコンベア60を含むトレイ受入機構にトレイが存在
しているか否かをチェックし、トレイがなければストッ
クモジュールからトレイが移送されてくるまで待機す
る。
【0261】この受入機構にトレイがあり、あるいは、
ストックモジュールからトレイが到着すれば、センサ6
8で読取ったこのトレイに表示されている部品コードと
このトレイキャリアに設定されている部品コードとを照
合し、不一致であれば異常停止させるが、一致すればト
レイのトレイキャリアへの載置動作を開始する。
ストックモジュールからトレイが到着すれば、センサ6
8で読取ったこのトレイに表示されている部品コードと
このトレイキャリアに設定されている部品コードとを照
合し、不一致であれば異常停止させるが、一致すればト
レイのトレイキャリアへの載置動作を開始する。
【0262】すなわち、トレイキャリア62の開閉扉6
3をプランジャ64(図10(b))で開いて、受入機構の
ストッパ61を下降させるとともに押し爪65を上昇さ
せた後、この押し爪65を搬入シリンダ66で前進さ
せ、トレイはこの押し爪65によって押出されてトレイ
キャリア62上に載置される。
3をプランジャ64(図10(b))で開いて、受入機構の
ストッパ61を下降させるとともに押し爪65を上昇さ
せた後、この押し爪65を搬入シリンダ66で前進さ
せ、トレイはこの押し爪65によって押出されてトレイ
キャリア62上に載置される。
【0263】トレイがトレイキャリア62に載置される
と、開閉扉63はスプリングの作用によって復旧してト
レイをトレイキャリア上に確保する。そして、受入機構
のストッパ61を立上げて次のトレイがトレイ載置位置
に侵入しないようにし、次いで搬送用シリンダ66を図
示の定位置に戻すとともに押し爪65を下降させて、ト
レイのトレイキャリアへのトレイ載置処理を完了させ
る。
と、開閉扉63はスプリングの作用によって復旧してト
レイをトレイキャリア上に確保する。そして、受入機構
のストッパ61を立上げて次のトレイがトレイ載置位置
に侵入しないようにし、次いで搬送用シリンダ66を図
示の定位置に戻すとともに押し爪65を下降させて、ト
レイのトレイキャリアへのトレイ載置処理を完了させ
る。
【0264】図20は、図6に示した入口リフタ2の部
品を収容しているトレイ群(実トレイ群)の受入れおよ
び空きトレイ群の移送処理を示すフローチャートであっ
て、上記の入口リフタを示した図6、ストックモジュー
ルを示した図7、ベースモジュールを示した図11を参
照しながら説明する。なお、入口リフタ2の初期位置
は、例えば無人車によって運ばれてきた実トレイ群を受
入れる高さ位置、例えばストックモジュール83 (図
2)の高さ位置にあるものとする。
品を収容しているトレイ群(実トレイ群)の受入れおよ
び空きトレイ群の移送処理を示すフローチャートであっ
て、上記の入口リフタを示した図6、ストックモジュー
ルを示した図7、ベースモジュールを示した図11を参
照しながら説明する。なお、入口リフタ2の初期位置
は、例えば無人車によって運ばれてきた実トレイ群を受
入れる高さ位置、例えばストックモジュール83 (図
2)の高さ位置にあるものとする。
【0265】入口リフタに実トレイ群が載置されると、
このトレイ群の最下段にあるトレイの底面に表示されて
いるトレイコード(部品コード)をセンサ201 によっ
て読取って、ストックモジュール81,82,83 のいずれ
かに格納すべきトレイ群であるか否かをチェックし、こ
れらのストックモジュールには格納されない部品を収容
したトレイ群であれば異常停止する。
このトレイ群の最下段にあるトレイの底面に表示されて
いるトレイコード(部品コード)をセンサ201 によっ
て読取って、ストックモジュール81,82,83 のいずれ
かに格納すべきトレイ群であるか否かをチェックし、こ
れらのストックモジュールには格納されない部品を収容
したトレイ群であれば異常停止する。
【0266】これらストックモジュール81,82,83 の
いずれかに格納すべき部品を収容しているトレイ群であ
れば、このトレイ群を格納すべきストックモジュールを
決定するとともに、このストックモジュールにこのトレ
イ群を格納するストックスペースがあるか否かをチェッ
クする。
いずれかに格納すべき部品を収容しているトレイ群であ
れば、このトレイ群を格納すべきストックモジュールを
決定するとともに、このストックモジュールにこのトレ
イ群を格納するストックスペースがあるか否かをチェッ
クする。
【0267】この決定されたストックモジュールにスト
ックスペースがなければ、入口リフタはこのトレイ群を
載置したままで待機するが、ストックモジュールにスト
ックスペースが生じた場合に実トレイ群の供給が要求さ
れるので、実際上このような状態になることはない。
ックスペースがなければ、入口リフタはこのトレイ群を
載置したままで待機するが、ストックモジュールにスト
ックスペースが生じた場合に実トレイ群の供給が要求さ
れるので、実際上このような状態になることはない。
【0268】次いで入口リフタ2は上記の決定されたス
トックモジュールがストックモジュール83 であればそ
のままの位置で、また、決定されたストックモジュール
がストックモジュール81 あるいは82 であればこれら
ストックモジュールの位置に移動してから、ストッパ1
6を下降させ、ベルトコンベア15とストックモジュー
ル8のローラコンベア23を駆動してトレイ群をストッ
クモジュール8に向けて移送する。
トックモジュールがストックモジュール83 であればそ
のままの位置で、また、決定されたストックモジュール
がストックモジュール81 あるいは82 であればこれら
ストックモジュールの位置に移動してから、ストッパ1
6を下降させ、ベルトコンベア15とストックモジュー
ル8のローラコンベア23を駆動してトレイ群をストッ
クモジュール8に向けて移送する。
【0269】このトレイ群がストックモジュール8のロ
ーラコンベア23の終端部分に設けられているストッパ
24に到着したことが図示しないセンサによって検知さ
れると、入口リフタ2のストッパ16を上昇させるとと
もにベルトコンベア15とストックモジュールのベルト
コンベア23を停止させてトレイ群をストックモジュー
ル8のローラコンベア23上にストックし、その後、入
口リフタ2は前記のようにトレイ群を受入れる高さ位置
に相当する初期位置に移動して停止する。
ーラコンベア23の終端部分に設けられているストッパ
24に到着したことが図示しないセンサによって検知さ
れると、入口リフタ2のストッパ16を上昇させるとと
もにベルトコンベア15とストックモジュールのベルト
コンベア23を停止させてトレイ群をストックモジュー
ル8のローラコンベア23上にストックし、その後、入
口リフタ2は前記のようにトレイ群を受入れる高さ位置
に相当する初期位置に移動して停止する。
【0270】一方、ベースモジュール7の段積機構上に
積み重ねられた空きトレイ群の高さが予め定められた高
さを超えて満抔になると、図20の右側のフローに示さ
れているように、入口リフタ2は、空きトレイ群をベー
スモジュールからこの空きトレイ群を外部に搬出するス
トックモジュール、例えば、ストックモジュール83ま
で搬送する処理を行う。
積み重ねられた空きトレイ群の高さが予め定められた高
さを超えて満抔になると、図20の右側のフローに示さ
れているように、入口リフタ2は、空きトレイ群をベー
スモジュールからこの空きトレイ群を外部に搬出するス
トックモジュール、例えば、ストックモジュール83ま
で搬送する処理を行う。
【0271】空きトレイが満抔になると、入口リフタ2
はベースモジュール7の入口リフタスペース71 まで下
降するととともに、ベースモジュール7のストッパ45
と入口リフタ2のストッパ16を下降させて引っ込ませ
る。
はベースモジュール7の入口リフタスペース71 まで下
降するととともに、ベースモジュール7のストッパ45
と入口リフタ2のストッパ16を下降させて引っ込ませ
る。
【0272】次いで、ベースモジュール7のローラコン
ベア44を駆動すると同時にベースモジュール7のベル
トコンベア15を逆転駆動することによって、ベースモ
ジュール7の上記ローラコンベア44上にあった空きト
レイ群がベースモジュールのストッパ46に突き当たる
まで移動させて、空きトレイ群をこの入口リフタ上に移
動・載置する。
ベア44を駆動すると同時にベースモジュール7のベル
トコンベア15を逆転駆動することによって、ベースモ
ジュール7の上記ローラコンベア44上にあった空きト
レイ群がベースモジュールのストッパ46に突き当たる
まで移動させて、空きトレイ群をこの入口リフタ上に移
動・載置する。
【0273】その後、入口リフタのストッパ16および
ベースモジュールのストッパ45を上昇させるととも
に、上記入口リフタのベルトコンベア15とベースモジ
ュールのローラコンベア44を停止させ、入口リフタ2
は空きトレイ群を載せたまま空きトレイ群を外部に搬出
するストックモジュール83 の位置、すなわち、初期位
置に移動して、外部へ空きトレイ群が移送されるのを待
機する。
ベースモジュールのストッパ45を上昇させるととも
に、上記入口リフタのベルトコンベア15とベースモジ
ュールのローラコンベア44を停止させ、入口リフタ2
は空きトレイ群を載せたまま空きトレイ群を外部に搬出
するストックモジュール83 の位置、すなわち、初期位
置に移動して、外部へ空きトレイ群が移送されるのを待
機する。
【0274】図21は、実トレイをトレイチェンジャに
送るために、ストックモジュール8に格納されているト
レイ群から1つのトレイを分離して出口リフタに移送す
るまでの処理を示すもので、ストックモジュールの構成
を示した図7を参照しながら説明する。
送るために、ストックモジュール8に格納されているト
レイ群から1つのトレイを分離して出口リフタに移送す
るまでの処理を示すもので、ストックモジュールの構成
を示した図7を参照しながら説明する。
【0275】先ず、分離された1つのトレイ、すなわ
ち、トレイ群の最上段にあってそれ以下にあったトレイ
がすべてトレイチェンジャに供給されてしまったトレイ
が分離機構のベルトコンベア25上にあるか否かをチェ
ックし、1つのトレイだけがこのベルトコンベア25上
にあれば直接出口リフタへの移送が行われるが、ベルト
コンベア25上に複数の実トレイが積み重ねられている
トレイ群がある場合には分離動作が行われる。
ち、トレイ群の最上段にあってそれ以下にあったトレイ
がすべてトレイチェンジャに供給されてしまったトレイ
が分離機構のベルトコンベア25上にあるか否かをチェ
ックし、1つのトレイだけがこのベルトコンベア25上
にあれば直接出口リフタへの移送が行われるが、ベルト
コンベア25上に複数の実トレイが積み重ねられている
トレイ群がある場合には分離動作が行われる。
【0276】この分離動作は、分離爪26を開いた状態
にしてから最下段まで降下させてから、分離機構のベル
トコンベア25上にトレイ群があるか否かをチェック
し、トレイ群がなければ入口リフタからトレイ群が供給
されるのを待つ。
にしてから最下段まで降下させてから、分離機構のベル
トコンベア25上にトレイ群があるか否かをチェック
し、トレイ群がなければ入口リフタからトレイ群が供給
されるのを待つ。
【0277】トレイ群がベルトコンベア25上に存在
し、あるいは、入口リフタからの供給によって存在する
ようになると、分離爪26はトレイ1個に相当する高さ
より高く、トレイを2段積み重ねたときの2段目のトレ
イのフランジの下縁より低い高さ、例えば、このトレイ
群がSトレイからなるものであれば図5(b) に示されて
いるように45mmから75mmの範囲の高さ、Lトレイからな
るトレイ群であれば 125mmから 235mmの範囲の高さまで
上昇して、分離爪26を閉じる。
し、あるいは、入口リフタからの供給によって存在する
ようになると、分離爪26はトレイ1個に相当する高さ
より高く、トレイを2段積み重ねたときの2段目のトレ
イのフランジの下縁より低い高さ、例えば、このトレイ
群がSトレイからなるものであれば図5(b) に示されて
いるように45mmから75mmの範囲の高さ、Lトレイからな
るトレイ群であれば 125mmから 235mmの範囲の高さまで
上昇して、分離爪26を閉じる。
【0278】この分離爪26が閉じた状態で、ベルトコ
ンベア25の上面から少なくともトレイ1個分の高さま
で上昇を続けると、トレイ群中の下から2段目のトレイ
のフランジにこの分離爪26が係合してこの2段目より
上にあるトレイを持上げるので、最下段のトレイだけが
ベルトコンベア25上に残されてトレイの分離は終了
し、前記の1つのトレイがこのベルトコンベア25上に
ある場合と同様に出口リフタへの移送が行われる。
ンベア25の上面から少なくともトレイ1個分の高さま
で上昇を続けると、トレイ群中の下から2段目のトレイ
のフランジにこの分離爪26が係合してこの2段目より
上にあるトレイを持上げるので、最下段のトレイだけが
ベルトコンベア25上に残されてトレイの分離は終了
し、前記の1つのトレイがこのベルトコンベア25上に
ある場合と同様に出口リフタへの移送が行われる。
【0279】出口リフタへのトレイの移送は、この分離
動作を終えたストックモジュールの位置までこの出口リ
フタ6が移動し終るのを待って、ストックモジュールの
ベルトコンベア25と出口リフタ6のベルトコンベア4
7とを駆動することによって行われる。
動作を終えたストックモジュールの位置までこの出口リ
フタ6が移動し終るのを待って、ストックモジュールの
ベルトコンベア25と出口リフタ6のベルトコンベア4
7とを駆動することによって行われる。
【0280】図22は、図8に示した出口リフタ6にお
けるストックモジュール8からのトレイの受入れと、載
置しているトレイのトレイチェンジャのトレイ受入機構
への移送、すなわち、トレイチェンジャへのトレイ移送
処理を示すフローチャートである。
けるストックモジュール8からのトレイの受入れと、載
置しているトレイのトレイチェンジャのトレイ受入機構
への移送、すなわち、トレイチェンジャへのトレイ移送
処理を示すフローチャートである。
【0281】セルコントローラから部品を収容している
実トレイをトレイチェンジャに供給するよう要求される
と、供給すべき部品を格納しているストックモジュール
8の位置まで出口リフタは移動し、図21について説明
した処理によって1つのトレイが分離されるのを待つ。
実トレイをトレイチェンジャに供給するよう要求される
と、供給すべき部品を格納しているストックモジュール
8の位置まで出口リフタは移動し、図21について説明
した処理によって1つのトレイが分離されるのを待つ。
【0282】1つのトレイだけがストックモジュールの
分離機構のベルトコンベア25上にある状態になると、
出口リフタのコンベア47をトレイに押付ける押付位置
に移動させるとともに、このベルトコンベア25と出口
リフタ6のベルトコンベア47とを駆動すると、ストッ
クモジュール8から押出されたトレイはこのコンベア4
7がそれぞれ設けられている一対の支持爪56によって
ガイドされながら移動して、支持爪56によって把持さ
れる。
分離機構のベルトコンベア25上にある状態になると、
出口リフタのコンベア47をトレイに押付ける押付位置
に移動させるとともに、このベルトコンベア25と出口
リフタ6のベルトコンベア47とを駆動すると、ストッ
クモジュール8から押出されたトレイはこのコンベア4
7がそれぞれ設けられている一対の支持爪56によって
ガイドされながら移動して、支持爪56によって把持さ
れる。
【0283】次いで、トレイチェンジャの受入機構にト
レイがないことを確認した後、このトレイを把持した出
口リフタ6をトレイチェンジャ4の上面に設けられてい
るローラコンベア60(図4,図9)に近接した高さま
で下降させ、シリンダ54によって一対の支持爪56を
開くことによって、トレイをトレイチェンジャ4のロー
ラコンベア60上に移す。
レイがないことを確認した後、このトレイを把持した出
口リフタ6をトレイチェンジャ4の上面に設けられてい
るローラコンベア60(図4,図9)に近接した高さま
で下降させ、シリンダ54によって一対の支持爪56を
開くことによって、トレイをトレイチェンジャ4のロー
ラコンベア60上に移す。
【0284】その後、出口リフタ6は、初期状態である
最上段のストックモジュールの位置に移動し、シリンダ
54を制御して支持爪56をトレイを押付ける押付位置
に戻して処理を終了する。
最上段のストックモジュールの位置に移動し、シリンダ
54を制御して支持爪56をトレイを押付ける押付位置
に戻して処理を終了する。
【0285】図23は、図11に示したベースモジュー
ルにおける空きトレイの段積みと排出の処理を示すフロ
ーチャートであって、トレイチェンジャから空きトレイ
が排出されたときにこの処理が行われる。
ルにおける空きトレイの段積みと排出の処理を示すフロ
ーチャートであって、トレイチェンジャから空きトレイ
が排出されたときにこの処理が行われる。
【0286】空きトレイがトレイチェンジャから排出さ
れるとベルトコンベア34を駆動してこの空きトレイを
ベースモジュールの段積機構に受入れ、段積みの対象と
なる空きトレイと干渉しない高さ位置に爪を開いた状態
で待機していた爪35を、この爪35の移動手段に設け
られているセンサがこの空きトレイを検知する位置まで
下降させる。
れるとベルトコンベア34を駆動してこの空きトレイを
ベースモジュールの段積機構に受入れ、段積みの対象と
なる空きトレイと干渉しない高さ位置に爪を開いた状態
で待機していた爪35を、この爪35の移動手段に設け
られているセンサがこの空きトレイを検知する位置まで
下降させる。
【0287】なお、図4(b),(c) に示したテーブルに各
キャリアコードに対応する部品コードに加えてトレイの
高さを格納しておけば、トレイチェンジャから排出され
てくるトレイの高さを予め知ることができることは前述
のとおりである。
キャリアコードに対応する部品コードに加えてトレイの
高さを格納しておけば、トレイチェンジャから排出され
てくるトレイの高さを予め知ることができることは前述
のとおりである。
【0288】この下降位置に到達すると、ロータリーア
クチュエーター39が起動して爪35が開く位置に移動
するので、新たに搬入された空きトレイの上に既に段積
みされて爪35によって保持されていた空きトレイ
(群)が降ろされてこの空きトレイ上に段積みされる。
クチュエーター39が起動して爪35が開く位置に移動
するので、新たに搬入された空きトレイの上に既に段積
みされて爪35によって保持されていた空きトレイ
(群)が降ろされてこの空きトレイ上に段積みされる。
【0289】その後、この爪35は、爪35が引込んだ
状態のままその上面の高さが最も薄いトレイのフランジ
より低い最下段の位置まで下降し、次いでロータリーア
クチュエーター39を起動して爪35を突出させて閉じ
位置とし、この状態でこの爪35を上昇させることによ
って新たに搬入されたトレイのフランジの下部に爪35
を掛止させる。
状態のままその上面の高さが最も薄いトレイのフランジ
より低い最下段の位置まで下降し、次いでロータリーア
クチュエーター39を起動して爪35を突出させて閉じ
位置とし、この状態でこの爪35を上昇させることによ
って新たに搬入されたトレイのフランジの下部に爪35
を掛止させる。
【0290】このように、新たに搬入された空きトレイ
の上に爪35によって持ち上げていた空きトレイ群を降
ろしたときに、図示しない段積み上限スイッチがトレイ
を検知しないときには、最大の高さを有するLトレイが
次にトレイチェンジャから移送されてきたとしても干渉
しない高さに爪35を上昇させて処理を終了する。
の上に爪35によって持ち上げていた空きトレイ群を降
ろしたときに、図示しない段積み上限スイッチがトレイ
を検知しないときには、最大の高さを有するLトレイが
次にトレイチェンジャから移送されてきたとしても干渉
しない高さに爪35を上昇させて処理を終了する。
【0291】しかしながら、上記の段積み上限スイッチ
がトレイを検知したときには、爪35を最下段まで移動
させてこの爪35を開くとともにストッパ36を下げ、
ベルトコンベア34を駆動することによって、この空き
トレイ群をこのコンベア34から次のローラコンベア4
4へ押出して、このコンベア44上に空きトレイ群をス
トックする。
がトレイを検知したときには、爪35を最下段まで移動
させてこの爪35を開くとともにストッパ36を下げ、
ベルトコンベア34を駆動することによって、この空き
トレイ群をこのコンベア34から次のローラコンベア4
4へ押出して、このコンベア44上に空きトレイ群をス
トックする。
【0292】もし、このベースモジュールのローラコン
ベア44の高さのままでこの空きトレイ群を部品供給装
置の外部に放出してよければ、このローラコンベア44
をこのベースモジュールの右端近くまで延長しておけば
よいが、この実施例では、この空きトレイの部品供給装
置の外部への排出を最下段のストックモジュール8
1(図2)のトレイ搬入位置から、例えば実トレイを搬
送してくる無人車に搭載して移送するため、この空きト
レイ群をこのストックモジュール81 まで移送する必要
がある。
ベア44の高さのままでこの空きトレイ群を部品供給装
置の外部に放出してよければ、このローラコンベア44
をこのベースモジュールの右端近くまで延長しておけば
よいが、この実施例では、この空きトレイの部品供給装
置の外部への排出を最下段のストックモジュール8
1(図2)のトレイ搬入位置から、例えば実トレイを搬
送してくる無人車に搭載して移送するため、この空きト
レイ群をこのストックモジュール81 まで移送する必要
がある。
【0293】このため、ローラコンベア44にストック
されている空きトレイ群が段積機構から押出されてきた
後続する空きトレイ群に押されてストッパ45に突き当
たる位置に移動してこの空きトレイ群をセンサ451 が
検知すると、セルコントローラは入口リフタをこのベー
スモジュールの位置に移動させるように部品供給装置に
指示する。
されている空きトレイ群が段積機構から押出されてきた
後続する空きトレイ群に押されてストッパ45に突き当
たる位置に移動してこの空きトレイ群をセンサ451 が
検知すると、セルコントローラは入口リフタをこのベー
スモジュールの位置に移動させるように部品供給装置に
指示する。
【0294】この指示によって入口リフタがこのベース
モジュール到着すると、ストッパ45を下降するととも
に上記ローラコンベア44と入口リフタ2のベルトコン
ベア15とを同時に駆動することによって、空きトレイ
群を入口リフタ2上に移送する。なお、このとき、入口
リフタのストッパ16はこの移送の妨げにならないよう
にしておくことはいうまでもない。
モジュール到着すると、ストッパ45を下降するととも
に上記ローラコンベア44と入口リフタ2のベルトコン
ベア15とを同時に駆動することによって、空きトレイ
群を入口リフタ2上に移送する。なお、このとき、入口
リフタのストッパ16はこの移送の妨げにならないよう
にしておくことはいうまでもない。
【0295】その後、ベースモジュールのストッパ45
を上昇させて次の空きトレイ群がこのベースモジュール
の入口リフタスペースに入り込まないようにして、この
処理を終了する。
を上昇させて次の空きトレイ群がこのベースモジュール
の入口リフタスペースに入り込まないようにして、この
処理を終了する。
【0296】本発明が適用されるトレイチェンジャにお
いては、組立ロボットが組付けに使用する順番にしたが
って所要の部品が速やかにこの組立ロボットに供給され
るようにするため、トレイキャリアの循環経路にしたが
って所要の部品を収容したトレイが配置されるようにト
レイキャリアへのトレイの載置順を選んで、タクトタイ
ムの短縮を図ることが望ましい。
いては、組立ロボットが組付けに使用する順番にしたが
って所要の部品が速やかにこの組立ロボットに供給され
るようにするため、トレイキャリアの循環経路にしたが
って所要の部品を収容したトレイが配置されるようにト
レイキャリアへのトレイの載置順を選んで、タクトタイ
ムの短縮を図ることが望ましい。
【0297】
【発明の効果】本発明によれば、ロボットに対して部品
を供給するトレイは循環機構によって部品の供給位置を
含む循環経路上を循環するため、組立ロボットへの逐次
の部品の供給はこれらトレイの一方向へのシフトのみに
よって達成することができるので、供給する部品の種類
が変わっても循環機構の駆動制御方法を変更する必要が
ないので、供給する部品の変更に伴う処理時間を著しく
短縮することができるという効果が得られる。
を供給するトレイは循環機構によって部品の供給位置を
含む循環経路上を循環するため、組立ロボットへの逐次
の部品の供給はこれらトレイの一方向へのシフトのみに
よって達成することができるので、供給する部品の種類
が変わっても循環機構の駆動制御方法を変更する必要が
ないので、供給する部品の変更に伴う処理時間を著しく
短縮することができるという効果が得られる。
【0298】また、この循環経路に新しいトレイを供給
する経路と空いたトレイを排出する経路とを別個の経路
として設定することができるので、供給する新しいトレ
イと排出する空きトレイとが交錯せずの構成が容易にな
るばかりでなく、トレイの交換に要する時間も短縮する
ことができるという効果が得られる。
する経路と空いたトレイを排出する経路とを別個の経路
として設定することができるので、供給する新しいトレ
イと排出する空きトレイとが交錯せずの構成が容易にな
るばかりでなく、トレイの交換に要する時間も短縮する
ことができるという効果が得られる。
【0299】また、この循環機構に同時に移動する複数
のトレイキャリアを設け、これら複数のトレイキャリア
が部品供給位置を順次経由して循環移動するように構成
することによって、組立ロボットにはそれぞれのトレイ
キャリアに載置されているトレイから順次異なった部品
を供給することができ、複数種類の部品を使用する際の
組立ロボットの待ち時間を著しく短縮することができ
る。
のトレイキャリアを設け、これら複数のトレイキャリア
が部品供給位置を順次経由して循環移動するように構成
することによって、組立ロボットにはそれぞれのトレイ
キャリアに載置されているトレイから順次異なった部品
を供給することができ、複数種類の部品を使用する際の
組立ロボットの待ち時間を著しく短縮することができ
る。
【0300】さらに、この循環機構に同時に移動する複
数のトレイキャリアを設けた場合、1つのトレイキャリ
アが例えばトレイ載置位置にあるとき、他のトレイキャ
リアが部品供給位置および/またはトレイ排出位置に位
置するようにしておけば、トレイの載置,組立ロボット
による部品の取出し,および,空きトレイや不要になっ
たトレイの排出とを同時に行うことができるので、これ
らの処理に要する時間を実質的に著しく短縮することが
できる。
数のトレイキャリアを設けた場合、1つのトレイキャリ
アが例えばトレイ載置位置にあるとき、他のトレイキャ
リアが部品供給位置および/またはトレイ排出位置に位
置するようにしておけば、トレイの載置,組立ロボット
による部品の取出し,および,空きトレイや不要になっ
たトレイの排出とを同時に行うことができるので、これ
らの処理に要する時間を実質的に著しく短縮することが
できる。
【図1】本発明の原理を示す図である。
【図2】本発明が適用される部品供給装置の実施例を概
念的に示す図である。
念的に示す図である。
【図3】トレイマークおよびキャリアマークの使用を説
明する図である。
明する図である。
【図4】部品コードの置換処理を説明する図である。
【図5】実施例で使用されるトレイを説明する図であ
る。
る。
【図6】入口リフタの実施例を示す概念図である。
【図7】ストックモジュールの実施例を示す概念図であ
る。
る。
【図8】出口リフタの実施例を示す概念図である。
【図9】トレイチェンジャの実施例を示す概念図であ
る。
る。
【図10】トレイチェンジャの要部を示す図である。
【図11】ベースモジュールの実施例を示す概念図であ
る。
る。
【図12】部品供給システムの制御系の実施例の概念図
である。
である。
【図13】部品供給装置の制御装置の実施例の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図14】起動準備を示すフローチャートである。
【図15】部品取出処理を示すフローチャートである。
【図16】部品組付処理を示すフローチャートである。
【図17】トレイチェンジャのトレイキャリア循環・ト
レイ交換処理を示すフローチャートである。
レイ交換処理を示すフローチャートである。
【図18】空きトレイの排出処理を示すフローチャート
である。
である。
【図19】トレイキャリアへの部品を収容しているトレ
イの供給処理を示すフローチャートである。
イの供給処理を示すフローチャートである。
【図20】入口リフタの部品を収容しているトレイ群受
入れと空きトレイ群の移送処理を示すフローチャートで
ある。
入れと空きトレイ群の移送処理を示すフローチャートで
ある。
【図21】ストックモジュールの分離機構の処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図22】出口リフタのトレイチェンジャへの移送処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図23】ベースモジュールの空きトレイの段積み・排
出処理を示すフローチャートである。
出処理を示すフローチャートである。
【図24】従来の部品供給装置の例を示す概念図であ
る。
る。
S 貯蔵部 H 搬送手段 TC 循環機構・トレイチェンジャ C トレイキャリア L 循環経路 Pi トレイ載置位置 Ps 部品供給位置 Po トレイ排出位置 Pw 待機位置 J 排出手段 t トレイ ti トレイ(供給されるトレイ) to トレイ(排出されるトレイ) R 組立ロボット Ra ロボットアーム W 被組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神村 晃 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】 部品を収容したトレイを貯蔵する貯蔵部
と、 この貯蔵部から上記トレイを搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって搬送されて来たトレイを受入れる
トレイ載置位置と、トレイに収容されている部品を組立
ロボットが取出し可能な部品供給位置と、トレイを排出
するトレイ排出位置とを少なくとも含む循環経路を経
て、上記トレイを載置するトレイキャリアを循環移動さ
せる循環機構とを備えることを特徴とする部品供給装
置。 - 【請求項2】 上記循環機構は、同時に移動する複数の
トレイキャリアを備えており、これら複数のトレイキャ
リアは、少なくとも上記トレイ載置位置と上記部品供給
位置と上記トレイ排出位置とを順次経て循環移動するこ
とを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。 - 【請求項3】 複数のトレイキャリアを備える上記循環
機構は、1つのトレイキャリアが上記トレイ載置位置に
あるとき、少なくとも上記部品供給位置および上記トレ
イ排出位置に他のトレイキャリアが位置するように、互
いに固定された間隔でトレイキャリアが設けられている
ことを特徴とする請求項2記載の部品供給装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28662494A JP3344850B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-11-21 | 部品供給装置 |
US08/733,195 US5692867A (en) | 1993-12-28 | 1996-10-17 | Parts supply system |
US08/898,200 US5930144A (en) | 1993-12-28 | 1997-07-22 | Parts supply system |
US09/335,520 US6275743B1 (en) | 1993-12-28 | 1999-06-18 | Parts supply system |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-351416 | 1993-12-28 | ||
JP35141693 | 1993-12-28 | ||
JP28662494A JP3344850B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-11-21 | 部品供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232828A true JPH07232828A (ja) | 1995-09-05 |
JP3344850B2 JP3344850B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=26556388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28662494A Expired - Fee Related JP3344850B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-11-21 | 部品供給装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US5692867A (ja) |
JP (1) | JP3344850B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8327531B2 (en) | 2007-03-07 | 2012-12-11 | Seiko Epson Corporation | Production system general-purpose cell |
WO2017187612A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | ヤマハ発動機株式会社 | 部品供給装置及びこれを備えた部品実装機 |
CN111217113A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-02 | 浙江捷创智能技术有限公司 | 一种周转箱上料装置及上料方法 |
Families Citing this family (45)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3344850B2 (ja) | 1993-12-28 | 2002-11-18 | 株式会社リコー | 部品供給装置 |
US5672040A (en) * | 1994-03-07 | 1997-09-30 | Sony Corporation | Parts feeding apparatus and parts feeding process |
US6387326B1 (en) * | 1994-07-19 | 2002-05-14 | Fisher Scientific Company L.L.C. | Automated slide staining system and method thereof |
KR970053345A (ko) * | 1995-12-30 | 1997-07-31 | 김광호 | 캐리어(carrier) 이송 장치 |
JP3459534B2 (ja) * | 1997-03-27 | 2003-10-20 | 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ | 電子部品装着装置における部品供給装置 |
NO972004D0 (no) * | 1997-04-30 | 1997-04-30 | Hatteland Electronic As Jacob | Metode for organisering av vareflyt for en horisontalt lagdelt og dypstablet lagerbeholdning med uensartede komponenter, samt forflytningsutstyr for standariserte beholdere til formålet |
EP0885816A1 (en) * | 1997-06-19 | 1998-12-23 | de naamloze vennootschap: "New Distribution Systems" in het kort "N.D.S." | Distributing equipment for piece goods |
JP3491557B2 (ja) * | 1999-04-22 | 2004-01-26 | 松下電器産業株式会社 | 電子部品供給用のトレイフィーダ |
DE19935320A1 (de) * | 1999-07-28 | 2001-02-08 | Schneider Automation Gmbh | Verfahren zur Überwachung eines Werkstückes während eines Transport- und/oder Fertigungsprozesses |
JP2001162465A (ja) * | 1999-09-27 | 2001-06-19 | Denso Corp | 組立加工装置 |
US6206594B1 (en) * | 1999-09-30 | 2001-03-27 | Hewlett-Packard Company | Print media level sensor and method for use in printing devices |
CN100360274C (zh) * | 2000-04-12 | 2008-01-09 | 松下电器产业株式会社 | 供给零件用的托盘供料器及其零件的拾取方法 |
JP2001353627A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-12-25 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 自動車用組み立て品の組み立てライン |
US6560508B1 (en) * | 2000-10-31 | 2003-05-06 | Joseph E. Radican | Standard parts metering system |
US6516243B2 (en) * | 2001-01-16 | 2003-02-04 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd | Stocker apparatus affording manual access |
JP4551584B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2010-09-29 | 株式会社湯山製作所 | 輸液ボトル供給装置 |
US6873881B1 (en) * | 2001-08-30 | 2005-03-29 | Seth R. Schneible, Sr. | Automated paperless order selection system |
US6895306B2 (en) * | 2001-09-03 | 2005-05-17 | Denso Wave Incorporated | Method and apparatus for controlling a tray changer incorporated in a robot control system |
US7195236B2 (en) * | 2003-03-28 | 2007-03-27 | Northrop Grumman Corporation | Automated induction systems and methods for mail and/or other objects |
US20050077217A1 (en) * | 2003-03-28 | 2005-04-14 | Hillerich Thomas A. | Carrier for mail and/or the like thin objects |
US20040245714A1 (en) * | 2003-05-13 | 2004-12-09 | Ryan Patrick J. | Enhanced object-feeder pre-processing system |
US20060022081A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-02 | Pemeas Gmbh | Cartridge and method for handling thin film membranes |
WO2006036701A2 (en) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Northrop Grumman Corporation | Anti-toppling device for mail and/or the like |
US20080118334A1 (en) * | 2006-11-22 | 2008-05-22 | Bonora Anthony C | Variable pitch storage shelves |
DE102007062376A1 (de) * | 2007-12-22 | 2009-06-25 | Dietz-Automotive Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Montage einer Baugruppe |
US7766171B2 (en) | 2008-02-28 | 2010-08-03 | Northrop Grumman Systems Corporation | Rigid storage tray for flat and letter mail |
EP2165946A1 (en) * | 2008-09-23 | 2010-03-24 | 3M Innovative Properties Company | Automatic apparatus for selecting, dispensing and collecting re-usable items |
JP5440479B2 (ja) * | 2010-11-26 | 2014-03-12 | パナソニック株式会社 | 部品実装装置およびトレイフィーダにおけるトレイ交換方法 |
DE102011117242A1 (de) * | 2011-10-27 | 2013-05-02 | Multivac Sepp Haggenmüller Gmbh & Co. Kg | Linienverteiler |
DE102012007134B3 (de) * | 2012-04-10 | 2013-05-16 | Märzhäuser Wetzlar GmbH & Co. KG | Objektträger-Bevorratungs- und -Bereitstellungs-Vorrichtung |
CN103112712B (zh) * | 2013-01-31 | 2016-06-29 | 深圳深蓝精机有限公司 | 装载设备 |
DE202014007901U1 (de) * | 2014-10-06 | 2016-01-08 | Bystronic Laser Ag | Biegepresse |
US9815155B2 (en) * | 2015-03-31 | 2017-11-14 | GM Global Technology Operations LLC | Reconfigurable assembly work station |
US9836069B1 (en) * | 2015-03-31 | 2017-12-05 | Google Inc. | Devices and methods for protecting unattended children in the home |
EP3344027B1 (en) | 2015-08-25 | 2022-12-14 | FUJI Corporation | Component mounting line |
EP3419402B1 (en) * | 2016-02-17 | 2021-10-27 | Fuji Corporation | Work apparatus and production line |
US9725256B1 (en) * | 2016-03-28 | 2017-08-08 | An-Sung Wang | Automatic staged object feeding and discharging system |
EP3312541B1 (en) * | 2016-10-21 | 2020-09-09 | HS Marston Aerospace Limited | Method and system for manufacturing laminated heat exchangers |
CN107857134B (zh) * | 2017-07-03 | 2019-07-26 | 张坤 | 集装箱扭锁自动拆装系统 |
BE1025801B1 (nl) * | 2017-12-15 | 2019-07-19 | Katholieke Universiteit Leuven | Verticaal opslagsysteem |
WO2019222968A1 (zh) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | 深圳配天智能技术研究院有限公司 | 一种智能上下料系统及其工作方法 |
US11731792B2 (en) * | 2018-09-26 | 2023-08-22 | Dexterity, Inc. | Kitting machine |
CN112478800A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-03-12 | 河北汉光重工有限责任公司 | 一种基于航空运输托盘的自动化检测设备及检测方法 |
ES2932298A1 (es) * | 2021-07-06 | 2023-01-17 | Mecanizados Ogal S L | Máquina portacontenedores recirculante y método de funcionamiento |
US11932501B2 (en) * | 2022-04-14 | 2024-03-19 | Dexterity, Inc. | Containerized robotic system |
Family Cites Families (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4651863A (en) * | 1983-08-31 | 1987-03-24 | Westinghouse Electric Corp. | System for assembling electronic component kits |
US4669047A (en) * | 1984-03-20 | 1987-05-26 | Clark Equipment Company | Automated parts supply system |
US5166884A (en) * | 1984-12-24 | 1992-11-24 | Asyst Technologies, Inc. | Intelligent system for processing and storing articles |
US5171120A (en) * | 1985-05-13 | 1992-12-15 | Bernard Ii Clay | System for delivery |
US4932828A (en) * | 1985-09-04 | 1990-06-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Automatic article feeding system |
FR2596299B1 (fr) * | 1986-03-27 | 1989-08-11 | Cga Hbs | Procede de confection de lots de petits elements et installation de mise en oeuvre |
US4786229A (en) * | 1986-04-30 | 1988-11-22 | Henderson Thomas R | Document storage and retrieval apparatus and method |
JPS63209904A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-08-31 | Bridgestone Corp | 成型・加硫工程間生タイヤ供給設備 |
EP0282058B1 (en) * | 1987-03-11 | 1992-06-03 | Kao Corporation | Method and apparatus for assembling and storing goods |
US5203661A (en) * | 1987-08-05 | 1993-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Handling device for articles or containers |
JPH0720762B2 (ja) * | 1988-03-26 | 1995-03-08 | 富士電機株式会社 | 物流設備 |
JPH072532B2 (ja) * | 1988-04-28 | 1995-01-18 | 麒麟麦酒株式会社 | ピッキング方法 |
US4946340A (en) * | 1988-09-30 | 1990-08-07 | Simplimatic Engineering Company | Dunnage handling system |
US5190434A (en) * | 1989-03-14 | 1993-03-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Article supplier |
SE505062C2 (sv) * | 1989-06-06 | 1997-06-16 | Amada Co Ltd | Sätt och anordning för in- och utmatning av arbetsstycken vid en plåtbearbetningsmaskin |
JPH03177206A (ja) * | 1989-12-02 | 1991-08-01 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 物品の取り出し・格納方法と装置 |
US5880443A (en) * | 1990-01-24 | 1999-03-09 | Automated Healthcare | Automated system for selecting packages from a cylindrical storage area |
JP2525686B2 (ja) * | 1990-04-27 | 1996-08-21 | 花王株式会社 | 物品の取扱い装置 |
DE4016810C1 (ja) * | 1990-05-25 | 1991-11-21 | Keuro Maschinenbau Gmbh & Co Kg, 7590 Achern, De | |
JPH04116001A (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-16 | Itoki Crebio Corp | 入出庫装置 |
JP3167735B2 (ja) * | 1991-04-11 | 2001-05-21 | 株式会社アマダ | 加工機に対する素材、製品搬出入装置 |
JPH06179511A (ja) * | 1992-12-14 | 1994-06-28 | Hitachi Ltd | 自動配送センタシステム |
JP3344850B2 (ja) | 1993-12-28 | 2002-11-18 | 株式会社リコー | 部品供給装置 |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP28662494A patent/JP3344850B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-10-17 US US08/733,195 patent/US5692867A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-07-22 US US08/898,200 patent/US5930144A/en not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-06-18 US US09/335,520 patent/US6275743B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8327531B2 (en) | 2007-03-07 | 2012-12-11 | Seiko Epson Corporation | Production system general-purpose cell |
US8720046B2 (en) | 2007-03-07 | 2014-05-13 | Seiko Epson Corporation | Production system general-purpose cell |
US9248533B2 (en) | 2007-03-07 | 2016-02-02 | Seiko Epson Corporation | Production system general-purpose cell |
US9623525B2 (en) | 2007-03-07 | 2017-04-18 | Seiko Epson Corporation | Production system general-purpose cell |
WO2017187612A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | ヤマハ発動機株式会社 | 部品供給装置及びこれを備えた部品実装機 |
JPWO2017187612A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2018-09-13 | ヤマハ発動機株式会社 | 部品供給装置及びこれを備えた部品実装機 |
CN111217113A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-02 | 浙江捷创智能技术有限公司 | 一种周转箱上料装置及上料方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6275743B1 (en) | 2001-08-14 |
US5692867A (en) | 1997-12-02 |
US5930144A (en) | 1999-07-27 |
JP3344850B2 (ja) | 2002-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07232828A (ja) | 部品供給装置 | |
US11008184B2 (en) | Palletizer-depalletizer system for distribution facilities | |
WO2017110499A1 (ja) | ピッキングシステム | |
JPH0853227A (ja) | 物品の取り出し方法 | |
US5348441A (en) | Parts tray conveying system | |
US5672040A (en) | Parts feeding apparatus and parts feeding process | |
JP3283717B2 (ja) | 部品供給装置 | |
JP3447790B2 (ja) | 部品供給装置 | |
JPH0812088A (ja) | 部品供給装置 | |
JP3344870B2 (ja) | 部品供給装置 | |
JPH01115526A (ja) | トレイ供給装置 | |
JPH07196164A (ja) | 部品供給装置 | |
JP3283726B2 (ja) | 部品供給装置 | |
JP3464315B2 (ja) | 部品供給装置及びその異常停止方法 | |
JP3283718B2 (ja) | 部品供給装置 | |
CN116692498B (zh) | 一种全自动低位卸瓶方法及卸瓶系统 | |
JPS591127A (ja) | 部品収容装置 | |
JP3447841B2 (ja) | 収容箱ストックモジュールおよびこれを用いた部品供給装置 | |
JPH042906Y2 (ja) | ||
JPH0724998B2 (ja) | 小型機器の自動組立装置 | |
JPH07172512A (ja) | リードフレーム処理装置、及びリードフレームとマガジンの物流方法 | |
JPH0699008B2 (ja) | 物品貯蔵装置 | |
CN115088403A (zh) | 元件仓库 | |
JPH09110167A (ja) | トレイの移送方法及び装置 | |
JPS60248522A (ja) | 自動部品給排方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020730 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |