JPH0723247Y2 - 圧縮成形用型構造 - Google Patents

圧縮成形用型構造

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JPH0723247Y2
JPH0723247Y2 JP1990111071U JP11107190U JPH0723247Y2 JP H0723247 Y2 JPH0723247 Y2 JP H0723247Y2 JP 1990111071 U JP1990111071 U JP 1990111071U JP 11107190 U JP11107190 U JP 11107190U JP H0723247 Y2 JPH0723247 Y2 JP H0723247Y2
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JP
Japan
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bracket
base material
compression molding
recess
lower mold
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JP1990111071U
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JPH0469125U (ja
Inventor
貴志 森
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、フェルト、ボード等の基材を圧縮成形すると
ともに、成形時ブラケット等を同時にカシメ固定する圧
縮成形用型構造に関する。
《従来の技術》 例えば、自動車用内装部品等は、硬化フェルト、ハード
ボード等の基材表面にクッション層及び表皮層を貼着し
たものをクリップを介して車体パネルに装着するという
構成をとっている。
そして、クリップ等を装着する上で、基材の裏面には通
常クリップ取付用のブラケットが取付固定されている。
第6図は、基材1を成形するのと同時にブラケット2を
カシメ固定するための圧縮成形型構造を示すもので、下
型3に形成される凹部4にブラケット2がセットされた
後、ハードボード、フェルト等の基材1をその上側にス
ライド式に挿入し、その後上型5を下降させて、第7図
に示すように、基材1を所要形状に圧縮成形するととも
に、基材1の裏面側にブラケット2をカシメ固定するも
のである。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、従来の圧縮成形用型構造によれば、下型
3の凹部4内にブラケット2をセットした後、基材1を
セットするため、基材1のセット作業が目くら作業とな
り、ブラケット2がセット位置からずれても確認できな
いため、ずれた状態で成形すれば、第8図に示すように
ブラケット4のカシメ不良となり、製品不良の大きな要
因となる。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、基
材の成形時ブラケット等を同時にカシメ固定する圧縮成
形用型構造において、ブラケット等のセットずれを可及
的に防止することにより、不良率を大幅に低減させるよ
うにした圧縮成形用型構造を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案に係る圧縮成形用型
構造は、基材をセットする下型と、下型に型締めされる
上型と、下型の所定箇所に凹設されるブラケットセット
用の凹部、上記凹部の周囲4辺のうち、少なくともその
2辺に付設され、上方にばね付勢されたコマとから構成
れ、型締め前は、凹部にセットされたブラケットの上端
よりもコマの上端が高位置に設定されるとともに、プレ
ス成形時は、上記コマが下型内に埋設するようにしたこ
とを特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、下型の凹部にブラケッ
トをセットした後、基材を位置決めする際、ブラケット
の上端よりもコマ上端が高位置にきているため、基材と
ブラケットとが接触せず、ブラケットは基材のセット作
業による悪影響を受けない。
また、圧縮成形時、コマはばね力に抗して下型内に埋設
するため、何等成形に支障を与えない。
《実施例》 以下、本考案に係る圧縮成形用型構造の実施例について
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案による型構造の一実施例を示す断面図で
あり、本考案による型構造10は、基材をセットする下型
20と、この下型20に対して図示しない昇降機能を備え昇
降可能な上型30と、下型20の型面に形成されるブラケッ
トを収容する凹部40と、この凹部40の周囲4辺に沿って
設置されるコマ50とからなる。
さらに詳しくは、このコマ50は、プレート状をなし、下
型20に形成される収容溝51内に出没自在に収容され、ス
プリング52により常時上方にばね付勢されている。
次いで、第2図、第3図に基づいて、基材1にブラケッ
ト2をカシメ固定する工程について説明すると、まず第
2図に示すように、下型20の凹部40内にブラケット2を
セットした後、ハードボード、フェルト等の基材1を矢
印方向にスライドセットする。
このとき、コマ50の上端50aは、凹部40にセットされる
ブラケット2の上端よりも高位置に設置されているた
め、基材1の裏面とブラケット2とは、コマ50に規制さ
れるため接触することがなく、基材1のセット作業にお
いてブラケット2がずれこむ心配がない。
そして、下型20が動作して、上下型30,20の型締めによ
り基材1が所要形状に成形されるとともに、この成形
時、コマ50はスプリング52のばね圧に抗して収容溝51内
に埋設し、基材1の圧縮成形にコマ50は何等悪影響を与
えない。
このように、ブラケット2を収容する凹部40の周囲にブ
ラケット2の位置ずれ防止用のコマ50を配置させること
により、従来のブラケットの位置ずれという不具合を有
効に解決することができる。
なお、上述実施例は、第4図に示すように、ブラケット
2を収容する凹部40の周囲4辺に沿って、収容溝51をそ
れぞれ形成し、この収容溝51内にコマ50を出没自在に配
置するという構成であるが、第5図に示すように、コマ
50をピン形状とし、このコマを収容する収容孔53を下型
20に設けることにしてもよく、また、凹部40の周囲のう
ち少なくとも2辺にコマ50を設置すれば、ブラケット2
の位置ずれに効果があることが認められるため、コマ50
は凹部40の周囲4辺すべてに配設する必要はない。
《考案の効果》 以上説明したとおり、本考案による圧縮成形用型構造
は、基材の成形と同時にブラケット等をカシメ固定する
型構造において、ブラケットを収容する凹部の周囲4辺
の内少なくとも2辺に出没可能なコマを設け、コマの出
没作用により、基材のセット時、ブラケットの位置ずれ
を可及的に防止するというものであるため、目くら作業
となる基材のセット作業において、ブラケットの位置ず
れを確実に防止できるため、不良率を大幅に低減するこ
とができ、成形精度が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す圧縮成形用型構造の
構成を示す断面図、第2図、第3図は同圧縮成形用型構
造を使用した成形工程を示す断面図、第4図は同圧縮成
形用型構造の下型を上方から見た平面図、第5図は本考
案による圧縮成形用型構造の第2実施例を示す第4図同
様平面図、第6図、第7図は従来の圧縮成形用型構造を
使用した成形工程を示す各断面図、第8図は従来の圧縮
成形用型構造の不具合を示す断面図である。 10……圧縮成形用型構造、20……下型、30……上型、40
……凹部、50……コマ、51……収容溝、52……スプリン
グ、1……基材、2……ブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材をセットする下型と、下型に型締めさ
    れる上型と、下型の所定箇所に凹設されるブラケットセ
    ット用の凹部、上記凹部の周囲4辺のうち、少なくとも
    その2辺に付設され、上方にばね付勢されたコマとから
    構成され、型締め前は、凹部にセットされたブラケット
    の上端よりもコマの上端が高位置に設定されるととも
    に、プレス成形時は、上記コマが下型内に埋設するよう
    にしたことを特徴とする圧縮成形用型構造。
JP1990111071U 1990-10-25 1990-10-25 圧縮成形用型構造 Expired - Lifetime JPH0723247Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0469125U JPH0469125U (ja) 1992-06-18
JPH0723247Y2 true JPH0723247Y2 (ja) 1995-05-31

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