JPS622114Y2 - - Google Patents

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JPS622114Y2
JPS622114Y2 JP6716282U JP6716282U JPS622114Y2 JP S622114 Y2 JPS622114 Y2 JP S622114Y2 JP 6716282 U JP6716282 U JP 6716282U JP 6716282 U JP6716282 U JP 6716282U JP S622114 Y2 JPS622114 Y2 JP S622114Y2
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JP
Japan
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deep
skin material
clamp
base material
drawn
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JP6716282U
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JPS58168423U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用内装材、例えばドアトリム、
クオータートリムなどにおける深絞り成形基材の
表面に表皮材を真空吸着するためのクランプ構造
に関するものである。
従来この種のクランプは、表皮材を単に平面状
に保持するよう構成されていたに過ぎないため、
例えば真空吸着の際に深絞り成形基材の高い凸部
個所においては表皮材が異常な伸びを引起こして
肉厚が薄くなり、その部分の強度が低下して耐用
性を損うばかりか、出来上つた製品の見栄えを悪
くしていた。また、深絞り成形基材の深い凹部個
所では表皮材の密着が不完全となつて接着不良を
引起こす欠点があつた。また、従来のクランプ構
造では、表皮材の伸び率の許容範囲を越えた深絞
りの凹凸部を有する成形基材には真空吸着による
表皮材の貼着は不可能であつた。
さらに第6図に例示したような立体形状の成形
基材に、従来の平面的クランプを用いて表皮材を
貼着した場合には、波形に彎曲した一辺の図中符
号a,b,c,d,eで囲まれる部分まで余分に
表皮材が伸ばされるために、貼着後にその部分を
トリミングしなければならず、スクラツプが増え
ると同時に作業性が悪くなる欠点があつた。
本考案は上記の従来問題点を解消するために、
クランプを深絞り成形基材の表面周縁の凹凸形状
に合わせて彎曲した形状に形成することにより、
いかなる深絞り成形基材であつてもその表面に表
皮材を均一な肉厚を保つて貼着できるようにして
耐用性を高めると共に、表皮材の深絞り凹部個所
への接着を確実ならしめるようにした実用上極め
て有用な自動車用深絞り成形基材の表面に表皮材
を真空吸着するためのクランプ構造を提供するこ
とを目的とするものである。
以下図面に示す一実施例について本考案を説明
する。
第1図ないし第3図において、1は真空成形
型、2は所定の凹凸表面を有する深絞り成形基
材、3はその深絞り成形基材2の上方に配置した
クランプで、本考案によれば第4図に示すように
中空矩形断面よりなる上枠3aと下枠3bとによ
り構成され、その上枠3aと下枠3bは前記深絞
り成形基材2の表面周縁の凹凸形状に適合する彎
曲した形状に形成して成るものである。
表皮材4はクランプ3の上枠3aと下枠3bの
間に挾み込んで保持され、このため表皮材4はそ
のクランプ3の彎曲した形状に沿つてクランプさ
れることになり、深絞り成形基材2の凹凸表面に
対して均一な相対位置関係を保つ。尚、クランプ
3は上枠3aと下枠3bのいづれか一方を板バネ
のような弾性のある材料により形成するのが好ま
しく、さらに互いの対向内面及び下枠3bの下面
にゴム等のクツシヨン性のあるパツキン部材5を
設けてクランプ3と表皮材4及びクランプ3と成
形型1の表面との気密保持を完全にする。
しかして、表皮材4を深絞り成形基材2の表面
に貼着させるには第2図及び第3図に示したよう
に真空成形型1を上昇させて深絞り成形基材2と
クランプ3とを圧着させた後、真空吸着を開始
し、クランプ3に保持された表皮材4を深絞り成
形基材2に貼着するものである。上記の作用時に
おいて、表皮材4はクランプ3の形状により深絞
り成形基材2の凹凸表面に正確に適合して対応位
置されることになり、従つて真空吸着時の表皮材
4の凸部部分に対する局部的な異常な伸びを防止
でき、表皮材4を均一な肉厚を保つて貼着するこ
とができるものである。
以上説明したように本考案においては、表皮材
4を保持するクランプ3を深絞り成形基材の表面
周縁の凹凸形状に合わせて彎曲した形状に形成し
てなるものであるから、表皮材4が深絞り成形基
材の表面に対し適正な相対位置関係を保つて対応
位置せしめられることになる。したがつて表皮材
4は深絞り凹凸部において異常に伸びることを防
止できて均一な肉厚をもつて貼着することがで
き、著しく強度を高めて耐用性を増大し得ると共
に、深絞り部分の接着不良を解消し、さらに仕上
り状態を美しくできる利点を有する。
また、従来のクランプ構造では不可能であつた
表皮材の伸び率を越えるような深絞り部を有する
成形基材に対しても容易かつ確実に表皮材を貼着
できる。さらには、従来の平面的クランプ構造で
は成形基材に対してかなり大き目の表皮材を必要
としていたが、本考案によれば表皮材の伸び率が
少ないためにそれ程の余裕を持たせる必要はな
く、表皮材を節減できるなど種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図はクランプを具備した真空吸着装置の部分斜視
図、第2図は真空吸着状態を示す斜視図、第3図
はその断面図、第4図はクランプを分解して示す
斜視図、第5図は完成された製品の斜視図であ
る。第6図は従来のクランプによる表皮貼着の状
況を示した斜視図である。 1……真空成形型、2……深絞り成形基材、3
……クランプ、4……表皮材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真空成形型の上に深絞り成形基材を載置し、そ
    の上方に表皮材を保持する枠状のクランプを配置
    し、真空吸着によりクランプに保持された表皮材
    を深絞り成形基材の表面に貼着する自動車用深絞
    り成形基材の表皮材の貼着装置において、前記ク
    ランプを深絞り成形基材の表面周縁の凹凸形状に
    適合する彎曲した形状に形成して成ることを特徴
    とする自動車用深絞り成形基材の表面に表皮材を
    真空吸着するためのクランプ構造。
JP6716282U 1982-05-08 1982-05-08 自動車用深絞り成形基材の表面に表皮材を真空吸着するためのクランプ構造 Granted JPS58168423U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6716282U JPS58168423U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 自動車用深絞り成形基材の表面に表皮材を真空吸着するためのクランプ構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP6716282U JPS58168423U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 自動車用深絞り成形基材の表面に表皮材を真空吸着するためのクランプ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58168423U JPS58168423U (ja) 1983-11-10
JPS622114Y2 true JPS622114Y2 (ja) 1987-01-19

Family

ID=30077001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6716282U Granted JPS58168423U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 自動車用深絞り成形基材の表面に表皮材を真空吸着するためのクランプ構造

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JP (1) JPS58168423U (ja)

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JPS58168423U (ja) 1983-11-10

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