JPH0723217Y2 - 圧縮成形金型 - Google Patents

圧縮成形金型

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JPH0723217Y2
JPH0723217Y2 JP5307389U JP5307389U JPH0723217Y2 JP H0723217 Y2 JPH0723217 Y2 JP H0723217Y2 JP 5307389 U JP5307389 U JP 5307389U JP 5307389 U JP5307389 U JP 5307389U JP H0723217 Y2 JPH0723217 Y2 JP H0723217Y2
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JP
Japan
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mold
sealing material
molding
seal
sectional
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JP5307389U
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JPH02144410U (ja
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信雄 八木
宗侯 長谷川
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、成形素材を密閉金型に入れて真空状態として
圧縮成形する場合に使用する金型に関するものである。
〔従来の技術〕
自動車の外板用として合成樹脂成形品が採用されるよう
になり、剛性が要求される水平部には、ガラス繊維強化
の熱硬化性樹脂が一般に使用される。このガラス繊維強
化熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂にガ
ラス繊維を含浸させシート状にしたシート、モールディ
ング、コンパウンド(以下SMCという)材料が主として
使用される。
このSMCシートの成形に使用される金型の一例を第4図
に示す。
固定下金型1に可動上金型2を覆せ、スペーサー3で成
形部7を形成し、この成形部7に入れたSMCシートを成
形するものであるが、両金型1,2には温度調節配管6を
配設し、成形時の金型温度を140〜150℃に保って加熱成
形する。このため成形時にSMCシートからガスが発生
し、成形品の表面にピンホールが発生する。成形品のピ
ンホールは塗装処理により修正されるが、手間と時間を
要するため、成型時に金型の成形部を真空脱気して成形
品の表面にピンホールの発生を防止する方法が採用され
ている。
真空脱気のため、金型の成形部7の外周面に凹溝を形成
し、この中にシール材4を配設し、両金型1,2を閉じた
ときに、成形部7を真空ポンプ8で吸引する。第5図は
密封部の拡大断面図で、第5図(A)は型開き状態を示
し、シール材としてはシリコンゴムを筒状に成形し、下
金型1の凹溝の底面1bに当接する面4aを接着剤で接着す
る。第5図(B)は型閉め状態を示し、上金型2で押圧
されたシール材4が膨出して下金型1の凹溝の側面にも
当り、シール材4の頂面が上金型2の凹溝の底面に当っ
て成形部7内を密封する。
実開昭62-180508号公報には、シリコンゴムで成形した
シール材の上金型に当接する面をシリコンスポンジ層と
して密着性を改善したものが記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
投影面積が小さい小型の成形品の場合には、従来のシー
ル材で格別問題はないが、自動車のボンネットのような
平らで投影面積が大きい大型の成形品の場合には、離型
時に上金型と成形品との間が真空に近い状態となり、シ
ール材と上金型とが離れる際にシール材の破損、下金型
からの剥がれ及び脱落が発生する。
これを防止するため、上金型の離型速度を遅くしたり、
エアージェトを使用してみたが効果が無い。
本考案は、従来の上記問題点を解決し、離型時にシール
材の破損、下金型からの剥がれ及び脱落が発生しない圧
縮成形金型を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は、分割金型の少くとも一方の金型の合せ面に成
形部の外周面を取巻くアリ溝状の凹溝を形成し、該凹溝
に他方の金型との接触部の面積を小さく形成した筒状の
シール材を嵌合固定した圧縮成形金型である。
金型に成形材料を載せて金型を閉じると、シール材の先
端部が他方の金型に当り弾性変形してこの金型との間を
密封する。この際他方の金型に当接する部分のシール材
の面積を小さくしてあるので、充分な密封効果が得ら
れ、同時にシール材の胴部が膨出してシール材を取付け
た金型との間を密封する。
離型時には、シール材はその胴部が金型のアリ溝で強固
に支持され、他方の金型との接触面積を小さくしてある
のでこの金型と容易に離れ、シール材は確実に金型に保
持されていて、金型から剥がれたり脱落することがな
く、シール材の破損が防止できる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明する。
第1図は本考案の一実施例の断面図で、固定下金型1に
成形素材であるSMCシートを載せ、可動上金型2を閉
じ、成形部を真空脱気して加熱成形を行うものである点
は、先に第4図について説明しものと同じである。
第2図は本考案で使用するシール材の各種断面形状を示
すもので、シリコンゴム製の筒状体の上金型との当接面
の面積を何れも小さく形成したものであり、第2図
(A)は三角屋根状のシール材4A、第2図(B)は片面
傾斜屋根状のシール材4B、第2図(C)は頂部が平な屋
根状のシール材4Cを示す。
第1図(A)に示すように、下金型1の凹溝はその両側
面を内側に突出して底部にアリ溝1aを形成してシール材
4Aを嵌め込み、その突出部でシール材4Aの胴部の両側面
を押える。アリ溝1aの上部には拡開する傾斜面1bを形成
する。
下金型1にSMCシートを載せ上金型2を閉じると、第1
図(B)に示すように、シール材4Aの屋根状部が上金型
2の凹溝の底部2aに当り弾性変形して上金型2との間を
密封する。上金型2に当接する部分のシール材の面積を
小さくしてあるので、十分な密封効果が得られる。同時
にシール材4Aの胴部が膨出して下金型1の傾斜面1bに当
り、下金型1との間を充分密封する。
離型時に上金型2が上昇すると、シール材4Aはその胴部
が下金型1のアリ溝1aで強固に支持され、上金型2との
接触面積が小さくしてあるので上金型2と容易に離れ、
シール材4Aは確実に下金型1に保持されていて、下金型
1から剥がれたり脱落することがなく、シール材4Aの破
損が防止できる。
第3図に本考案の別の実施例を示す。
上下金型にそれぞれアリ溝状の凹溝を形成してそれぞれ
にシール材を固定するようにしたものであり、下金型1
のシール材4A及びその取付け構造は第1図の実施例と同
じである。この実施例では、上金型2のアリ溝2bに嵌合
固定するシール材5は、下金型1に嵌合固定するシール
材4Aよりも硬度の低い材料を使用する。例えば、シール
材4Aを見掛けゴム硬度50程度のシリコンスポンジゴムと
した場合、シール材5を見掛けゴム硬度30以下の軟かい
シリコンスポンジゴムとし、第3図(B)に示すよう
に、型閉め時においてシール材5の変形量を大とし、シ
ール材4の圧縮量を10%以内に押える。
この実施例では、両金型に嵌合固定したシール材が強固
に保持されれて金型から剥がれたり脱落することがない
だけでなく、下型のシール材の耐久性が向上する効果が
ある。
〔考案の効果〕
本考案は、離型時に金型からのシール材の剥がれ及び脱
落が発生せず、シート材の破損が防止できるので、安定
した成形作業が実施できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので第1図(A)は
型開き状態の断面図、第1図(B)は型閉め状態の断面
図、第2図(A)ないし(C)はそれぞれ本考案のシー
ル材の形状を示す断面図、第3図は本考案の他の実施例
を示すもので第3図(A)は型開き状態の断面図、第3
図(B)は型閉め状態の断面図、第4図は従来の金型の
断面図、第5図は第4図の一部拡大断面図で第5図
(A)は型開き状態、第5図(B)は型閉め状態を示す
図である。 1:下金型、1a:下金型のアリ溝 2:上金型、2a:上金型の凹溝底面 3:スペーサー、4A,4B,4C:シール材 5:軟質シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割金型の少くとも一方の金型の合せ面に
    成形部の外周面を取巻くアリ溝状の凹溝を形成し、該凹
    溝に他方の金型との接触部の面積を小さく形成した筒状
    のシール材を嵌合固定したことを特徴とする圧縮成形金
    型。
JP5307389U 1989-05-09 1989-05-09 圧縮成形金型 Expired - Lifetime JPH0723217Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5307389U JPH0723217Y2 (ja) 1989-05-09 1989-05-09 圧縮成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5307389U JPH0723217Y2 (ja) 1989-05-09 1989-05-09 圧縮成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02144410U JPH02144410U (ja) 1990-12-07
JPH0723217Y2 true JPH0723217Y2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=31573940

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JP5307389U Expired - Lifetime JPH0723217Y2 (ja) 1989-05-09 1989-05-09 圧縮成形金型

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DE102013215113A1 (de) 2013-08-01 2015-02-05 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Werkzeug zur Herstellung von faserverstärkten Kunststoffbauteilen im Injektionsprozess
JP2017013260A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 東レ株式会社 樹脂注入成形型、樹脂注入成形装置、およびそれを用いた繊維強化樹脂の製造方法
JP6664094B2 (ja) * 2016-03-23 2020-03-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 成形品の製造方法

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Publication number Publication date
JPH02144410U (ja) 1990-12-07

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