JP2600168Y2 - モ−ルド成形金型のシ−ル構造 - Google Patents

モ−ルド成形金型のシ−ル構造

Info

Publication number
JP2600168Y2
JP2600168Y2 JP1992086159U JP8615992U JP2600168Y2 JP 2600168 Y2 JP2600168 Y2 JP 2600168Y2 JP 1992086159 U JP1992086159 U JP 1992086159U JP 8615992 U JP8615992 U JP 8615992U JP 2600168 Y2 JP2600168 Y2 JP 2600168Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
groove
mating surface
packing material
seal structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992086159U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0642130U (ja
Inventor
照夫 岩井
敏雄 岩沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP1992086159U priority Critical patent/JP2600168Y2/ja
Publication of JPH0642130U publication Critical patent/JPH0642130U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600168Y2 publication Critical patent/JP2600168Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はポリウレタンフォ−ムモ
−ルド成形用金型の合わせ面に形成した溝内にパッキン
材を嵌め込んでシ−ルするモ−ルド成形金型のシ−ル構
造にかかるものである。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンフォ−ムモ−ルド品は、例
えば、アルミ製の上下の金型のキャビティ内にフォ−ム
原液を充填し、これをフォ−ム化してモ−ルド品を得る
こととなるが、上下の金型の合わせ面には、パッキン材
が嵌め込まれており、これによってキャビティ内でのフ
ォ−ム化が完全になされることとなる。かかるパッキン
材は、主として下型の合わせ面に刻設された連続溝内に
パッキン材が嵌め込まれ、パッキン材の頂部が合わせ面
よりやや突出したものであり、この合わせ面に上型の面
が当接されて完全なキャビティを構成する。
【0003】更にこの点につき詳述すると、下型におけ
るシール構造の形状は、図1〜図3に示す形状となって
いる。図1の溝11にあっては、ここに嵌め込まれたパ
ッキン材12がはずれ易いという欠点がある。
【0004】図2の場合にあっては、溝11内に嵌め込
まれたパッキン12ははずれにくくはなるが、上下型の
合わせ面、即ち、溝11が形成された面が三次元曲面形
状であると、溝11の下面は曲線となり、パッキン12
の出しろが変化してしまい、パッキン12の完全な役割
は果たさなくなる。
【0005】図3の場合には、上下型の合わせ面が三次
元曲面であっても、溝11の形状は一定となるが、パッ
キン12のはずれ易さはそれ程改善されていない。図
中、13は下型である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は以上の従来の
技術に鑑み、パッキン設置面が三次元曲面であっても、
溝構造が一定に保て、かつ溝内に嵌め込まれたパッキン
がはずれ難いシ−ル構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の目的を達
成するために次の構成を採用するものである。即ち、本
考案の要旨は、ポリウレタンフォ−ムモ−ルド成形用金
型の合わせ面に形成した溝内にパッキン材を嵌め込んで
シ−ルするモ−ルド成形金型のシ−ル構造であって、溝
の断面形状を半円以上の円弧状とし、パッキン材の断面
形状を金型の合わせ面内では溝開口部より大きい円弧状
とするとともに、合わせ面外では少なくとも溝開口部か
ら左右方向にはみ出さない形状としたことを特徴とする
モ−ルド成形金型のシ−ル構造にかかるものである。本
考案における溝は、金型の何れの合わせ面に形成しても
よく、又、パッキン材としては、弾力性のあるプラスチ
ック、ゴム等であり、例えば、EPDMやシリコンゴム
等が好んで用いられる。
【0008】
【作用】本考案は以上のような構成を有し、金型の合わ
せ面に備えるパッキンを嵌め込む溝の断面形状が円弧状
をなすため、合わせ面が三次元曲面であっても断面形状
に変化がなく、然も、下半円の上の部分でパッキンのは
ずれ防止となっている。勿論、使用されるパッキン材は
金型温度が100℃以上になるため、この温度に耐えら
れるものでなくてはならない。
【0009】
【実施例】以下、本考案を実施例に基づいて更に詳細に
説明する。図4は本考案の金型の合わせ面(下型1の
面)におけるシール構造の形状を示す断面図であり、2
aは溝開口部である。かかる溝2の断面は、半径(r)
が3mmの円弧状をなし、パッキン材3はEPDMにて
形成され、その断面円形は半径(R)3mmのの長尺体
である。このパッキン材3は略1.5mm(h)だけ合
わせ面の溝開口部2aより上方へ突出することとなる。
【0010】(テスト) 以下、実際にモ−ルド成形品を形成して耐久性をテスト
した。比較例として図3に示す従来の溝形状のものと比
較を行った。即ち、軟質ポリウレタンフォ−ムモ−ルド
品の成形金型の合わせ面において、図3に示す従来のシ
ール構造のものにあっては、100回程度の成形にしか
耐えられず、パッキン材が溝よりはずれてしまった。
【0011】一方、図4に示す本考案のシール構造のも
のにあっては、パッキンは溝内からはずれることはな
く、パッキンが変形をおこし、役目をなさなくなるまで
使用に供することが証明された。モ−ルド成形の回数は
約1800回であった。
【0012】
【考案の効果】以上の通り、本考案にあっては、上下型
の合わせ面におけるパッキン材の耐久性が大きく向上
し、産業上極めて実用性のある金型が提供できたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来の金型における合わせ面の第1のシ
ール構造の断面図である。
【図2】図2は従来の金型における合わせ面の第2のシ
ール構造の断面図である。
【図3】図3は従来の金型における合わせ面の第3のシ
ール構造の断面図である。
【図4】図4は本考案の金型における合わせ面のシール
構造の断面図である。
【符号の説明】
1、13‥‥下型、 2、11‥‥溝、 2a‥‥溝開口部、 3、12‥‥パッキン材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/22 - 39/28 B29C 33/00 B29C 33/38 - 33/42

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタンフォ−ムモ−ルド成形用金
    型の合わせ面に形成した溝内にパッキン材を嵌め込んで
    シ−ルするモ−ルド成形金型のシ−ル構造であって、溝
    の断面形状を半円以上の円弧状とし、パッキン材の断面
    形状を金型の合わせ面内では溝開口部より大きい円弧状
    とするとともに、合わせ面外では少なくとも溝開口部の
    左右方向にはみ出さない形状としたことを特徴とするモ
    −ルド成形金型のシ−ル構造。
JP1992086159U 1992-11-20 1992-11-20 モ−ルド成形金型のシ−ル構造 Expired - Lifetime JP2600168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992086159U JP2600168Y2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 モ−ルド成形金型のシ−ル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992086159U JP2600168Y2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 モ−ルド成形金型のシ−ル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0642130U JPH0642130U (ja) 1994-06-03
JP2600168Y2 true JP2600168Y2 (ja) 1999-10-04

Family

ID=13878967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992086159U Expired - Lifetime JP2600168Y2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 モ−ルド成形金型のシ−ル構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600168Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0642130U (ja) 1994-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6234742Y2 (ja)
US4928431A (en) Door weather strip for motor vehicle
JP2600168Y2 (ja) モ−ルド成形金型のシ−ル構造
IE45573L (en) Shaping plastics material foam.
JPH0236367B2 (ja)
JPS599879Y2 (ja) 脱気機構を有するfrp成形用型
JPH0332013U (ja)
CA2020117A1 (en) Mold for producing a multilayer molded article
JPS62185015U (ja)
JP2636256B2 (ja) 板硝子押えを有する樹脂金型
JPH0356332Y2 (ja)
JPH0520499Y2 (ja)
GB1420986A (en) Mould for moulding foamed plastics
JPS6234743Y2 (ja)
JPH0246989Y2 (ja)
JPS63138924U (ja)
JPH0213241Y2 (ja)
JPS5850817U (ja) プラスチツク製ブロ−成形品
JPS6139530Y2 (ja)
JPH033398Y2 (ja)
JPS635930Y2 (ja)
JPS6038140Y2 (ja) 冷蔵庫の扉体
JPS6238926Y2 (ja)
JPH0280417U (ja)
JPH04171314A (ja) ダストカバー

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 9