JPS599879Y2 - 脱気機構を有するｆｒｐ成形用型 - Google Patents
脱気機構を有するｆｒｐ成形用型Info
- Publication number
- JPS599879Y2 JPS599879Y2 JP8904579U JP8904579U JPS599879Y2 JP S599879 Y2 JPS599879 Y2 JP S599879Y2 JP 8904579 U JP8904579 U JP 8904579U JP 8904579 U JP8904579 U JP 8904579U JP S599879 Y2 JPS599879 Y2 JP S599879Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- pinch
- frp
- wall surface
- male
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は脱気機構を有するＦＲＰ或形用型に関する。
ＦＲＰ （繊維強化合或樹脂）のプレス或形においては
、型窩内に空気が残ってピンホール等戊形品表面の状態
に欠陥が生じることが多い。
、型窩内に空気が残ってピンホール等戊形品表面の状態
に欠陥が生じることが多い。
即ち、ＦＲＰのコールドプレス或形においては或形圧が
低い（５〜１０ｋｇ／ｃｍ２）ので、空気が速やかに押
し出され難い事が原因となっている。
低い（５〜１０ｋｇ／ｃｍ２）ので、空気が速やかに押
し出され難い事が原因となっている。
又、シートモールデイングコンパウンド戒形のように高
圧（５０〜１００ ｋｇ／ｃｄ）の或形においても、補
強の突条などを備え複雑な形状をしたものは、空気の滞
留部を生じやすい。
圧（５０〜１００ ｋｇ／ｃｄ）の或形においても、補
強の突条などを備え複雑な形状をしたものは、空気の滞
留部を生じやすい。
ＦＲＰの或形用型においては樹脂が型外に流出しないよ
うに、極めて細巾のピンチオフが設けられる。
うに、極めて細巾のピンチオフが設けられる。
ソフトピンチオフにおいては型窩を密閉する構造である
ため空気の残留が多い。
ため空気の残留が多い。
ハードピンチオフは空気の残留は比較的少ないが型の加
工が困難である欠点があり、アングルピンチオフはハー
ドピンチオフに準じている。
工が困難である欠点があり、アングルピンチオフはハー
ドピンチオフに準じている。
本考案者は上記従来の欠点を解消すべく鋭意検討した結
果、新規な脱気機構を有するＦＲＰ或形用型を考案した
。
果、新規な脱気機構を有するＦＲＰ或形用型を考案した
。
本考案は戒形用型のピンチオフの型外方向に、雄型の壁
面と雌型の壁面が近接する摺動部を設け、密閉材を用い
て摺動部で密閉するようになし、ピンチオフと摺動部の
間で脱気管によって型窩内の空気を吸引するようにした
ものである。
面と雌型の壁面が近接する摺動部を設け、密閉材を用い
て摺動部で密閉するようになし、ピンチオフと摺動部の
間で脱気管によって型窩内の空気を吸引するようにした
ものである。
本考案の目的は、いかなる種類のピンチオツにも使用す
ることのできる、しかもＦＲＰ或形品の表面にピンチホ
ール等の製品の欠陥になるものが生じることのないＦＲ
Ｐ＄形用型を提供することに存する。
ることのできる、しかもＦＲＰ或形品の表面にピンチホ
ール等の製品の欠陥になるものが生じることのないＦＲ
Ｐ＄形用型を提供することに存する。
以下本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。
雄型１は雌型２と対になってＦＲＰ或形用型を構或する
。
。
雄型１の型面３の外方に、下方に突出するピンチオフ突
起部４が設けられている。
起部４が設けられている。
該ピンチオフ突起部４の外方には縦方向に面する垂直壁
面５が形或されている。
面５が形或されている。
該垂直壁面５には凹溝６が設けられ、弾性に富む密閉材
７が該凹溝６から突出するように嵌着されている。
７が該凹溝６から突出するように嵌着されている。
雌型２の型面８の外方に、上方に開口する凹溝９が設け
られ、シリコンゴムなどのピンチオフ密閉材１０が充填
されている。
られ、シリコンゴムなどのピンチオフ密閉材１０が充填
されている。
該ピンチオフ密閉材１０はピンチオフ突起部４と対にな
りソフトピンチオフ１１を構或する。
りソフトピンチオフ１１を構或する。
該ピンチオフ密閉材１０の外方に、垂直壁面１２が設け
られ、該垂直壁面１２の下部に脱気管１３，１３の開口
部１４．１４が設けられている。
られ、該垂直壁面１２の下部に脱気管１３，１３の開口
部１４．１４が設けられている。
該垂直壁面１２は、雄型１と雌型２の型閉工程中に垂直
壁面５と近接して摺動部１５を構或する。
壁面５と近接して摺動部１５を構或する。
垂直壁面５と垂直壁面１２が近接した時は、密閉材７の
端部が垂直壁面１２に密接する。
端部が垂直壁面１２に密接する。
次に本考案ＦＲＰ或形用型の使用態様を説明する。
第１図の２点鎖線で示す雄型１が雌型２と離隔している
状態で、雌型２内にＦＲＰ或形材料１６が仕込まれる。
状態で、雌型２内にＦＲＰ或形材料１６が仕込まれる。
雄型１が下降してくると、垂直壁面５と垂直壁面１２が
近接して密閉材７が垂直壁面１２に密接し、摺動部１５
において型窩１７内が密閉される。
近接して密閉材７が垂直壁面１２に密接し、摺動部１５
において型窩１７内が密閉される。
そして脱気管１３． １３を通じて型窩１７内の空気が
吸引される。
吸引される。
型窩１７内の空気を吸引する時は、雄型１を一旦停止し
てもよいし、下降の動作中であってもよい。
てもよいし、下降の動作中であってもよい。
雄型１が更に下降すると、ピンチオフ突起部４がピンチ
オフ密閉材１０に侵入して、ソフトピンチオフ１１が密
閉され、ＦＲＰ或形材料１６が圧縮され、硬化されて戒
形品１８が得られる。
オフ密閉材１０に侵入して、ソフトピンチオフ１１が密
閉され、ＦＲＰ或形材料１６が圧縮され、硬化されて戒
形品１８が得られる。
本考案の脱気機構を有するＦＲＰ成形用型は上述した通
り、雄型と雌型が近接したときに雄型の壁面と雌型の壁
面が近接する摺動部において、一方の壁面に設けられた
密閉材が他方の壁面に密接して、脱気管より型窩内の空
気を吸引し、有効に型窩内を減圧状態にしたま・、ＦＲ
Ｐ或形材料を圧縮或形するので、低圧の戒形であっても
、更に、補強突条などが設けられ、製品の表面が複雑で
あっても、ピンホールなど製品の欠陥になるものが生じ
ない利点があるのである。
り、雄型と雌型が近接したときに雄型の壁面と雌型の壁
面が近接する摺動部において、一方の壁面に設けられた
密閉材が他方の壁面に密接して、脱気管より型窩内の空
気を吸引し、有効に型窩内を減圧状態にしたま・、ＦＲ
Ｐ或形材料を圧縮或形するので、低圧の戒形であっても
、更に、補強突条などが設けられ、製品の表面が複雑で
あっても、ピンホールなど製品の欠陥になるものが生じ
ない利点があるのである。
又、本考案脱気機構を有するＦＲＰ或形用型は摺動部と
ピンチオフの間の雄型もしくは雌型の壁面に脱気管の開
口部が設けられているので、いかなる種類のピンチオフ
を有するＦＲＰ或形用型でも脱気機構を備えることがで
きるのである。
ピンチオフの間の雄型もしくは雌型の壁面に脱気管の開
口部が設けられているので、いかなる種類のピンチオフ
を有するＦＲＰ或形用型でも脱気機構を備えることがで
きるのである。
第１図、第２図は本考案脱気機構を有するＦＲＰ戒形用
型の一例を示す縦断面図である。 １・・・・・・雄型、２・・・・・・雌型、３・・・・
・・型面、４・・・・・・ピンチオフ突起部、５・・・
・・・垂直壁面、６・・・・・・凹溝、７・・・・・・
密閉材、８・・・・・・型面、９・・・・・・凹溝、１
０・・・・・・ピンチオフ密閉材、１１・・・・・・ソ
フトピンチオフ、１２・・・・・・垂直壁面、１３・・
・・・・脱気管、１４・・・・・・開口部、１５・・・
・・・摺動部、１６・・・・・・ＦＲＰ或形材料、１７
・・・・・・型窩、１８・・・・・・戒形品。
型の一例を示す縦断面図である。 １・・・・・・雄型、２・・・・・・雌型、３・・・・
・・型面、４・・・・・・ピンチオフ突起部、５・・・
・・・垂直壁面、６・・・・・・凹溝、７・・・・・・
密閉材、８・・・・・・型面、９・・・・・・凹溝、１
０・・・・・・ピンチオフ密閉材、１１・・・・・・ソ
フトピンチオフ、１２・・・・・・垂直壁面、１３・・
・・・・脱気管、１４・・・・・・開口部、１５・・・
・・・摺動部、１６・・・・・・ＦＲＰ或形材料、１７
・・・・・・型窩、１８・・・・・・戒形品。
Claims (1)
- 雌型と雄型の間にピンチオフが設けられたＦＲＰ戊形用
型において、該ピンチオフより型外方向に、雄型の壁面
と雌型の壁面が近接する摺動部が設けられ、該摺動部の
雄型もしくは雌型の壁面に、他方の壁面に当接する密閉
材が取着されており、該摺動部とピンチオフの間の雄型
もしくは雌型の壁面に強制排気する脱気管の開口部が設
けられている脱気機構を有するＦＲＰ或形用型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8904579U JPS599879Y2 (ja) | 1979-06-27 | 1979-06-27 | 脱気機構を有するｆｒｐ成形用型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8904579U JPS599879Y2 (ja) | 1979-06-27 | 1979-06-27 | 脱気機構を有するｆｒｐ成形用型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS565621U JPS565621U (ja) | 1981-01-19 |
| JPS599879Y2 true JPS599879Y2 (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=29322213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8904579U Expired JPS599879Y2 (ja) | 1979-06-27 | 1979-06-27 | 脱気機構を有するｆｒｐ成形用型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS599879Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5947344U (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-29 | 石川ガスケツト株式会社 | 内燃機関用ヘツドガスケツト |
| JP2001129833A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-15 | Miyagi Oki Electric Co Ltd | 成形金型及び半導体装置の製造方法 |
| JP6664094B2 (ja) * | 2016-03-23 | 2020-03-13 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 成形品の製造方法 |
-
1979
- 1979-06-27 JP JP8904579U patent/JPS599879Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS565621U (ja) | 1981-01-19 |
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