JPH07195497A - ブロー成形品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

ブロー成形品の製造方法及びその製造装置

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JPH07195497A
JPH07195497A JP5352489A JP35248993A JPH07195497A JP H07195497 A JPH07195497 A JP H07195497A JP 5352489 A JP5352489 A JP 5352489A JP 35248993 A JP35248993 A JP 35248993A JP H07195497 A JPH07195497 A JP H07195497A
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blow
parison
die
main
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JP5352489A
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Takaya Tejima
孝哉 手島
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Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状部品が挿着される三次元ブロー成形法を
提供する。 【構成】 ダイス1に垂下する支持体6に筒状部品5の
筒内壁を係止させ、次いで、型閉め後、屈曲空洞部9a
の下端開口9cからエア吸引を行ない、続いて、ダイス
1からパリソン2を押出し、その後、パリソン2が屈曲
空洞部9aの下端開口9bを通過すると、下端開口9b
の近傍配置したシャッタ11が閉じパリソン2の下部を
閉塞させる一方、主金型9の上側に配したスライド金型
10が型閉め作動し、型閉め時に、スライド金型10に
形成した喰い切り突起10aを、ダイス1下面に固着さ
れ筒状部品5に係合する盤状体4の周面に当接して、パ
リソン1上部を封止し、しかる後、ブローノズル3から
ブロー金型8に内包されたパリソン2にエアを吹き込
み、膨張させ、上記筒状部品5と一体化成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状部品を挿着して、
屈曲形状に一体成形されるブロー成形品の製造方法及び
その製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、ガソリンの給油口25からガ
ソリンタンク26までのガソリンの流路となるフューエ
ルフィラーパイプBは金属製のものが多かったが、近
年、成形容易な合成樹脂で造られるようになってきた
(図10)。ブロア,サイドメンバー,タイヤ等の干渉
をさけるためフューエルフィラーパイプBには屈曲部分
が多く、また、燃料タンク上層のガス抜きを構成するブ
リーザチューブCを一体形成した方がシャーシ又はボデ
ィへの組付け等が簡単になるからである。
【0003】ところで、従来の樹脂製フューエルフィラ
ーパイプたるブロー成形品Aの製法は、まず、フューエ
ルフィラーパイプ本体BとブリーザチューブCとを一体
で成形する。次いで、バリ21取り,捨袋22カット,
端末加工を行なう(図11)。その後、金属製リテーナ
たる筒状部品5をフューエルフィラーパイプ本体Bに嵌
め込み(図12)、そして、アースワイヤ27を筒状部
品5とワッシャ28とに接続するといった製造工程を踏
んでいた(図10)。斯る製法が、筒状部品5をブロー
成形品Aに組付ける一般的方法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記製造方
法は以下のような問題があった。まず、ブロー成形品A
たるフューエルフィラーパイプ本体Bの口元端部29
に、リテーナたる筒状部品5を取付けなければならない
が、フューエルフィラーパイプ本体Bと筒状部品5のシ
ール性を保つために、フューエルフィラーパイプ本体B
の口元端部を内径加工し、更に筒状部品5をここに圧
入,かしめを行なうといった作業を要していた。そし
て、上記作業には多くの時間と労力を費やした。更に、
筒状部品5をフューエルフィラーパイプ本体Bに嵌め込
んでも十分なシール性が確保できないことから、燃料漏
れ防止としてOリング30を介在させて筒状部品5を取
着する方法を採らざるを得なかった(図12)。また、
単純に筒状部品5をパリソン2の内側に配し、ブロー成
形を行なう方法ではバリロスが多く、非能率的で生産力
低下を招いていた。
【0005】本発明は上記問題点を解決するもので、筒
状部品がブロー成形品の開口端部に挿着されるよう予め
支持体等に保持させ三次元ブロー成形法を用いてバリを
極力抑えて上記筒状部品と一体成形できるようにしたブ
ロー成形品の製造方法及びその製造装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第一発明のブロー成形
品の製造方法は、ブロー成形装置のダイスに垂下するブ
ローノズルに設けられた支持体に、パリソン径内に収ま
る筒状部品の筒内壁を係止させ、次いで、ブロー金型の
主金型を型閉め後、該主金型のキャビティたる屈曲空洞
部の下端開口からエア吸引を行ない、屈曲空洞部内に空
気流を形成し、続いて、ダイスから押出されたパリソン
が空気流に同伴して屈曲空洞部内を自重降下するように
し、その後、このパリソンが上記屈曲空洞部の下端開口
を通過すると、該下端開口の近傍配置したシャッタが閉
じパリソンの下部を閉塞させる一方、主金型の上側に配
したスライド金型が型閉め作動し、型閉め時に、該スラ
イド金型に形成した喰い切り突起が、ダイス下面に固着
された盤状体の周面に当接して、パリソン上部を封止す
るようにし、その後、ブローノズルからブロー金型に内
包されたパリソンにエアを吹き込み、膨張させ、上記筒
状部品と一体化するようにしたことを特徴とする。本第
二発明のブロー成形品の製造方法は、本第一発明の支持
体に代え、磁性化した盤状体に金属製の筒状部品を磁力
係止させたものである。ここで、「屈曲空洞部の下端開
口」には、主金型の下面に位置するものの他、主金型の
下部側面に配される場合も含む。屈曲空洞部の屈曲度合
が大きいものもあるからである。
【0007】本第三発明のブロー成形品の製造装置は、
(イ)パリソンを押出すダイスと、(ロ)ダイスの下面
から垂下して配置されるブローノズルと、(ハ)ブロー
ノズルに設けられ、外縁に緩衝部材を備えてパリソン径
内に収まる筒状部品の筒内壁に係合し、該筒状部品を保
持し得る支持体と、(ニ)ダイスの下面に固着され、上
記筒状部品の上部と係合する盤状体と、(ホ)ダイスの
下方に配され、開閉自在にして型閉め時に、ブロー成形
品の主要部を形成するキャビティたる屈曲空洞部を備え
る一対の主金型と、該主金型の上側で上記盤状体の外周
面にパリソンを締着させる喰い切り突起を備える一対の
スライド金型とを有するブロー金型と、(ヘ)ブロー金
型の下方に配され、該ブロー金型の屈曲空洞部の下端開
口に対向してエア吸引をなし得るようにした吸引器と、
を具備することを特徴とする。本第四発明のブロー成形
品の製造方法は、本第三発明の支持体に代え、磁性化し
た盤状体で金属製の筒状部品を保持するようにしたもの
である。ここで、「ダイスの下面に固着される盤状体」
には、当初からダイスに一体製作されたものも含む。
【0008】
【作用】本発明に係るブロー成形品の製造方法及びその
製造装置によれば、筒状部品をダイスに連結する支持体
に係止させることによって、該筒状部品はパリソン径内
に収められるので、パリソンを押出すとパリソンの上方
内部に配される。そして、パリソンは、主金型の型閉め
後、主金型に係る屈曲空洞部内を上方から下端開口に向
けエア吸引した状況下で押出されるので、屈曲空洞部内
を流下する空気流に沿うようにして屈曲揺動しながら自
重降下していく。その後、屈曲空洞部の下端開口を通過
したパリソンを閉塞する一方、スライド金型が型閉めを
行なうことで、喰い切り突起がパリソンの外周面を絞る
ようにして盤状体の外周面に当接させてシールする。次
いで、ブローノズルからエアを吹き込むことによって、
ブロー金型内のパリソンが膨らみ、筒状部品と一体化し
た屈曲形状のブロー成形品が造られるようになる。筒状
部品が磁力吸着する金属製品である場合には、筒状部品
を支持体に係止させることに代えて上記盤状体を磁性化
させ、この盤状体に筒状部品を係止させることによって
も、上記内容と同様の作用が働く。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。 (1)ブロー成形品の製造装置 図1〜図9は、本発明に係るブロー成形品の製造装置一
実施例を示す。ブリーザチューブと一体で成形するフュ
ーエルフィラーパイプに適用するものである。図1は製
造装置の主要構成部を示す縦断面図、図2は図1の上部
拡大図、図3は図1から90度角度を変えたパーティン
グライン面Pにおける縦断面図、図4は図1の平面図、
図5はスライド金型周りの型割方向の断面図、図6はパ
リソン押出し時のダイス周り拡大図、図7,図8は別態
様のブローノズル下端部の拡大図、図9は別態様の筒状
部品の縦断面図である。
【0010】符号1は、下面に円形状のパリソン用隙間
を有するダイスで、ここからパリソン2が押出される。
符号3は、ダイス1の下面中央から垂下状態にしてダイ
ス1に固定したブローノズルを示す。ダイス1を貫通し
てブローノズル3に流入された空気が、ブローノズル3
の下端部から吹き出すようになっている。ブローノズル
3は、図2のごとくでも構わないが、図7,図8のごと
く吹出し口39が上方向に配向することが好ましい。ブ
ローノズル3から吹き出すエアによって、盤状体4(後
述)を冷却させ得るからである。
【0011】符号4は、ブローノズル3に嵌挿させダイ
ス1下面に取着される盤状体4を示す。盤状体4は、そ
の下面部を金属製リテーナたる筒状部品5の上部と係合
密着させる構造になっている。筒状部品5の支持体6
(後述)への挿着時に位置決めし易くなるからである。
筒状部品5は、パリソン2内に収まる大きさである。こ
こで、盤状体4は磁性化して筒状部品5の上部に嵌合す
る凹窪部4aを形成して、筒状部品5を位置決め固定で
きるのが望ましい。
【0012】盤状体4は、図2に示すごとく断熱材7を
介在させてダイス1下面に固着している。ダイス1内の
溶融パリソン2aから盤状体4への熱移動を抑えるため
である。盤状体4の下面は凹凸形状にして授受した熱を
放散しやすくするのが好ましい。また、盤状体4の周面
をフッ素樹脂加工すると好適になる。スライド金型10
(後述)の型閉め時で、喰い切り突起10aが盤状体4
の外周面にパリソン2を締着するが、盤状体4にパリソ
ン2を付着させないためである。
【0013】符号6は、ブローノズル3の下端で水平状
にして固定された円板状の支持体6を示す。この支持体
6の外周縁には、弾性ゴムからなる緩衝部材6aがビス
(図示せず)等で取着されている。緩衝部材6aを含め
た支持体6の外径は、筒状部品5の筒内壁に形成される
フューエルキャップ取付け用ねじに係る最小内径D(図
2)より僅かに大きい。緩衝部材6aの弾性変形によっ
て筒状部品5の支持体6への嵌め込みが容易で、且つ筒
状部品5の筒内壁に緩衝部材6aが係合し、ズレたり落
下したりすることなく支持体6が筒状部品5を保持でき
るからである。ところで、支持体6に代って、前述のご
とく盤状体4を磁性化し、盤状体4の凹窪部4aに金属
製筒状部品5を磁力吸着させ得ると、支持体6も不要に
なり、より好適となる。これで、盤状体4は、喰い切り
突起10aとでパリソン2をシールする役割をもつだけ
でなく、筒状部品5を保持する機能も付帯するようにな
る。
【0014】符号8は、ダイス1の下方に配されるブロ
ー金型を示す。ブロー金型8は主金型9とスライド金型
10とからなる。主金型9は一対構成で、開閉自在にし
て、型閉めするとブロー成形品主要部のキャビティを形
成する。このキャビティは、ブロー成形品Aの外径に合
わすよう上下左右に湾曲した屈曲空洞部9aになってい
る(図1,図2)。主金型9には、金型スライド部9b
が設けられている(図3)。ブローノズル3からブロー
金型8内のパリソン2aにエアを吹き込み膨張させると
同時に、金型スライド部9bが前進することで、フュー
エルフィラーパイプ本体BとブリーザチューブCとを分
離形成させるためである。
【0015】スライド金型10は、主金型9の上側に位
置する。そして、一対のスライド金型10,10が主金
型9と同方向で開閉自在に移動する。スライド金型10
には、型閉め時に盤状体4の外周面と筒状部品5の外周
面とに当接する喰い切り突起10a,10bが形成され
ている(図2)。喰い切り突起10aは、盤状体4の周
面とでパリソン2上部をシールして、ブローノズル3か
ら吹き出すエアによってパリソン2を膨張させ得る構成
にある。喰い切り突起10aはパリソン2の分断用で、
脱型後、ブロー成形品Aを取出し易くするものである。
ここで、喰い切り突起10bは、ブロー成形後、パリソ
ン2を分断する後加工さえ厭わなければ省略できる。し
かし、喰い切り突起10bのみ設け、喰い切り突起10
aがないと不具合を招く。筒状部品5は盤状体4に密着
するが、気密性を保有する程に完全でなく、ブローノズ
ル3からエアを吹き込みパリソン2を膨張させようとし
てもエアリークし、パリソン2を破裂させる虞れがある
からである。
【0016】符号10cはスライド金型10の外側縁に
設けた喰い切り部を示す(図5)。スライド金型10の
この部分にバリが発生することによる。スライド金型1
0の下部は、ブロー成形品Aのキャビティ上部を成形す
る徐変部10dを有する。スライド金型10,10の型
閉めによって、パリソン2が破裂しないようにするため
である。
【0017】符号11は、下端開口9cの近傍に配置し
たシャッタを示す(図1)。シャッタ11はパリソン2
が屈曲空洞部9aを自重降下し、下端開口9cを通過す
ると、センサ(図示せず)が感知し閉じることで、パリ
ソン2下部を閉塞させるようになっている。
【0018】符号12は、屈曲空洞部9aの下端開口9
cに吸引カップ12aのエア吸引口12cを対向するよ
うに配置した吸引器を示す(図1)。吸引器12は吸引
カップ12aがエアシリンダ13の作動で前進し、下端
開口9cに接合する。そして、チューブ12bに接続さ
れた吸引ポンプ(図示せず)が働くと、屈曲空洞部9a
内でエア吸引口12cに向かって吸い込まれる空気流れ
が生成されるようにしている。すなわち、主金型9を閉
じ、スライド金型10を開にして吸引ポンプを動かす
と、スライド金型10の上方の離間隙間Sから屈曲空洞
部9aに外気が入り込み、屈曲空洞部9aを通って吸引
カップ12aに吸い込まれいく(図4,図6)。斯る空
気流れに誘導されて、押出されたパリソン2が三次元屈
曲しながら下端開口9cへ向かう構成である。
【0019】(2)ブロー成形品の製造方法 次に、上記製造装置を用いてブロー成形品の製造方法に
ついて説明する。まず、支持体6に筒状部品5を嵌挿し
保持させる。緩衝部材6aが弾性変形することで、筒状
部品5は支持体6に取付けられる。そして、筒状部品5
はその上部を盤状体4に係合し、単に嵌め込むだけで位
置決めされた状態となる。尚、盤状体4を磁性化するこ
とで盤状体4のみで筒状部品5を保持してもよい。次い
で、主金型9,9を型閉めする。この型閉めで主金型
9,9に屈曲空洞部9aが出来上る(図4)。
【0020】その後、エアシリンダ13を作動させ、吸
引カップ12aのエア吸引口12cを屈曲空洞部9aの
下端開口9cに接合してエア吸引する。ここでは、スラ
イド金型10がまだ開状態にあるので、スライド金型1
0周りの外気が離間隙間Sを通って屈曲空洞部9a内に
吸い込まれ、屈曲空洞部9aで下端開口9cに向かう空
気流をつくる。斯る状態が確保されると、次に、ダイス
1から溶融樹脂のパリソン2を押出す(図6)。ここ
で、溶融樹脂の材料として、高密度ポリエチレン(HD
PE),ポリアミド(PA)が一般に用いられる。もち
ろん、ポリエステル系,ウレタン系,アミド系エラスト
マー,エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)の鹸化物,ポ
リエステル系樹脂,ポリアセタール(POM),ポリフ
ェニレンサルファイド(PPS)等も有効である。溶融
樹脂からなるパリソン2は、上記空気流にのって三次元
屈曲形状の屈曲空洞部9a内を揺動変形しながら自重降
下していく。こうして、パリソン2が降下し下端開口9
cを通過すると、センサがパリソン2を感知する。そし
て、シャッタ11が閉じ、パリソン2の下部を閉塞させ
る。シャッタ11が閉じるのを確認し、次にスライド金
型10を型閉め作動させる。すると、喰い切り突起10
aがパリソン2を締めるように盤状体4の外周面に当接
させ、パリソン2上部を封止する(図2)。一方、喰い
切り突起10bは、筒状部品5の周面に当接してパリソ
ン2を分断する。これで、ブローノズル3先端をパリソ
ン2内に挿入して、パリソン2上下端ともにシールされ
た状態でブロー金型8内にパリソン2が内包された状態
となる。
【0021】その後、ブローノズル3からブロー金型8
内のパリソン2へエアを吹き込む。このエアによってパ
リソン2は膨らみ、屈曲空洞部9a,徐変部10d等の
内壁に押圧され三次元形状を造る。尚、本実施例では、
ブローノズル3からのエア吹き込みと同時に、金型スラ
イド部9bを前進させ、フューエルフィラーパイプ本体
BとブリーザチューブCとを分離形成させている(図
3)。
【0022】最後に、ブロー金型8を開放し、製品を取
出す。このとき、スライド金型10の喰い切り突起10
bによりパリソン2と製品とを容易に分離できる。かく
して、筒状部品5と一体成形された三次元形状した所望
のブロー成形品が得られる。ここで、筒状部品5を、予
め図9のごとく射出成形型にインサートして外周に合成
樹脂14を被覆したものを使用すると、射出成形が樹脂
圧が高く、高密充填でき更に収縮するため、密着力が増
したものとなる。そして、ブロー成形材料と相容性のあ
る材料(一般に同種)を筒状部品5の外周に被覆した場
合、ブロー成形品Aと筒状部品5との接着力が増し、筒
状部品5とのシール性が高まったブロー成形品Aが得ら
れるようになる。脱型後、取出された製品は、バリ21
取り,捨袋22カット等が行なわれる(図3参照)。符
号23は、ブロー成形品Aの車体への取付用透孔を示
す。
【0023】(5)実施例の効果 以上の態様からなるブロー成形品の製造方法及びその製
造装置によれば、筒状部品5が一体となったブロー成形
品が得られるので、面倒なブロー成形品の口元の内径加
工や筒状部品5の圧入,かしめといった作業が不要にな
った。そして、筒状部品5と一体成形することで、樹脂
の収縮等で互いの密着シール性が増し、従来、必要とし
たOリング等を要しなくなった。特に、事前に筒状部品
5の外周にブロー成形材料と相溶性のある材料で被覆し
ておいた場合には、筒状部品5と樹脂成形部との間隙は
完璧になくなり、シール性を完全確保できた。また、三
次元ブロー成形によって、パリソン2を三次元形状にし
た屈曲空洞部9a内に沿わせるため、バリロスが激減し
た。
【0024】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。例えば、ブロー成形品Aは実施例の用途
に限定されず、また、筒状部品5の形状,ブロー成形品
Aの形状,材質等は適宜選択できる。喰い切り突起10
aは盤状体4の周面にパリソン2を当接させるようにし
てパリソン2上部をシールできればよく、他の部分にも
付加するか否かを問うものでない。主金型9は、主金型
9の上側に配したスライド金型10とでブロー金型8を
構成するが、斯る主金型9は下部にスライド金型等を設
けた複合金型でもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係るブロー成形
品の製造方法及びその製造装置は、筒状部品が三次元の
屈曲形状したブロー成形品の開口端部に挿着されて一体
成形で造られるので、後加工作業が減るばかりかバリロ
スが極小化し、生産性向上,省資源化等に優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造装置の主要構成部を示す縦断面図である。
【図2】図1の上部拡大図である。
【図3】図1から90度角度を変えたパーティングライ
ン面における縦断面図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】スライド金型周りの型割方向の断面図である。
【図6】パリソン押出し時のダイス周り拡大図である。
【図7】別態様のブローノズル下端部の拡大図である。
【図8】別態様のブローノズル下端部の拡大図である。
【図9】別態様の筒状部品の拡大図である。
【図10】従来技術の説明斜視図である。
【図11】従来技術の説明図である。
【図12】従来技術の説明断面図である。
【符号の説明】
1 ダイス 2 パリソン 3 ブローノズル 4 盤状体 5 筒状部品 6 支持体 8 ブロー金型 9 主金型 9a 屈曲空洞部 9c 下端開口 10a 喰い切り突起 11 シャッタ 12 吸引器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形装置のダイスに垂下するブロ
    ーノズルに設けられた支持体に、パリソン径内に収まる
    筒状部品の筒内壁を係止させた後、ブロー金型の主金型
    の型閉めを行ない、次いで、該主金型のキャビティたる
    屈曲空洞部の下端開口からエア吸引し屈曲空洞部内に空
    気流を形成し、その後、ダイスから押出されたパリソン
    を該空気流に同伴させ屈曲空洞部内を自重降下するよう
    にし、該パリソンが上記屈曲空洞部の下端開口を通過す
    ると、該下端開口の近傍配置したシャッタが閉じパリソ
    ンの下部を閉塞させる一方、該主金型の上側に配したス
    ライド金型が型閉め作動し、型閉め時に、該スライド金
    型に形成した喰い切り突起がダイス下面に固着された盤
    状体の周面に当接してパリソン上部を封止し、その後、
    ブローノズルから上記ブロー金型に内包されたパリソン
    にエアを吹き込み、膨張させ、上記筒状部品と一体化す
    るようにしたことを特徴とするブロー成形品の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 支持体に代え、磁性化した盤状体に金属
    製の筒状部品を磁力係止させた請求項1に記載のブロー
    成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 (イ)パリソンを押出すダイス(1)
    と、(ロ)ダイス(1)の下面から垂下して配置される
    ブローノズル(3)と、(ハ)ブローノズル(3)に設
    けられ、外縁に緩衝部材を備えてパリソン径内に収まる
    筒状部品の筒内壁に係合し、該筒状部品を保持し得る支
    持体(6)と、(ニ)ダイス(1)の下面に固着され、
    上記筒状部品の上部と係合する盤状体(4)と、(ホ)
    ダイス(1)の下方に配され、開閉自在にして型閉め時
    に、ブロー成形品の主要部を形成するキャビティたる屈
    曲空洞部を備える一対の主金型(9)と、該主金型の上
    側で上記盤状体の外周面にパリソンを締着させる喰い切
    り突起を備える一対のスライド金型(10)とを有する
    ブロー金型(8)と、(ヘ)ブロー金型(8)の下方に
    配され、該ブロー金型の屈曲空洞部の下端開口に対向し
    てエア吸引をなし得るようにした吸引器(12)と、を
    具備することを特徴とするブロー成形品の製造装置。
  4. 【請求項4】 支持体に代え、磁性化した盤状体で金属
    製の筒状部品を保持するようにした請求項3に記載のブ
    ロー成形品の製造装置。
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