JPH0723155B2 - 容器の耳部折曲装置 - Google Patents

容器の耳部折曲装置

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JPH0723155B2
JPH0723155B2 JP63066893A JP6689388A JPH0723155B2 JP H0723155 B2 JPH0723155 B2 JP H0723155B2 JP 63066893 A JP63066893 A JP 63066893A JP 6689388 A JP6689388 A JP 6689388A JP H0723155 B2 JPH0723155 B2 JP H0723155B2
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ear
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は容器の耳部折曲装置に関し、より詳しくは紙容
器を製造する際に該容器の四隅に形成される耳部を折曲
げるようにした容器の耳部折曲装置に関する。
「従来の技術」 帯状シートを折曲げて直方体形状の容器を製造すること
は従来既に周知であるが、その製造の際には直方体容器
の四隅に耳部が形成されるので、各耳部を容器本体に接
着する必要がある。そして従来、上記各耳部を容器本体
に接着する際に、その前工程として各耳部を予め折曲げ
て折り癖を付けるようにし、次の接着工程において容易
に耳部を容器本体に接着できるようにした耳部折曲装置
が提案されている(特開昭57−28730号公報)。
また従来、容器の搬送方向と直交する上下方向と搬送方
向の両側とに上述した四隅の耳部を配置し、さらに容器
の搬送方向に沿って、上方における両側の耳部を折曲げ
る一対の第1ガイド部材と、下方の両側における耳部を
折曲げる一対の第2ガイド部材とを設けたものが知られ
ている(特開昭63−55038号公報)。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、前者の耳部折曲装置においては、容器を
間欠的に搬送し、かつその停止位置において耳部の折曲
部材を作動させて各耳部を折曲げて折り癖を付けるよう
にしていたので、高速処理に不向きであるという欠点が
あった。
また後者の耳部折曲装置においては、容器の搬送中に各
ガイド部材によって耳部を折曲げることができるが、各
一対の第1ガイド部材と第2ガイド部材とが必要となる
ので構成が複雑となり、さらに耳部の折曲げ方向は容器
の搬送方向を基準線とした場合その基準線を回転軸とし
た回転方向となるので、各一対のガイド部材で正確に各
耳部を折曲げるための調整が煩雑となっていた。
「課題を解決するための手段」 本発明はそのような事情に鑑み、それぞれ容器の搬送方
向前後を挟持する複数のクランプ機構と、各クランプ機
構を所定の移動軌跡上で循環搬送する循環搬送手段と、
容器の四隅に形成される耳部を上記循環搬送手段による
容器の搬送方向前後かつ両側に突出させて上記クランプ
機構に順次供給する供給手段と、上記容器の移動軌跡の
外側位置でフレームに設けられ容器の外側面を案内する
第1ガイド部材と、上記循環搬送手段による容器の搬送
方向両側位置でフレームに設けられ、その搬送方向両側
に突出する容器の耳部をそれぞれ搬送方向後方側に折曲
げる一対の第2ガイド部材とを設けるようにしたもので
ある。
「作用」 上記構成によれば、クランプ機構で容器を挟持した状態
で循環搬送手段により該クランプ機構を搬送させること
により、上記第2ガイド部材によって自動適に耳部を搬
送方向後方側へ折曲げることができるので、高速処理が
行なえるようになる。しかもその際、容器を挟持するク
ランプ機構と第1ガイド部材とによって容器の形状を所
要形状に維持した状態で、該クランプ機構によって耳部
の折曲げ位置を所定位置に規制することができるので、
耳部を正確に所定位置で折曲げることが可能となる。さ
らにまた、耳部を折曲げる第2ガイド部材は一対でよい
のでそれを二対設けた従来装置に比較して構成が簡単と
なり、しかも各第2ガイド部材で耳部を搬送方向後方に
折曲げればよいのでその耳部の折曲げ方向が単純とな
り、したがって各第2ガイド部材の位置調整も容易とな
る。
「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、第1図に
おいて、熱可塑性被膜が施されるとともに所要の模様が
印刷され、かつその印刷に合せて所定の折線が形成され
た帯状シートは、その両側縁部が相互に重合されて縦シ
ール装置1により熱溶着されてチューブ体2に成形され
る。
上記チューブ体2は上方から下方に鉛直方向に搬送され
るようになっており、かつ帯状シートがチューブ体2に
成形される寸前位置からそのチューブ体2内に充填液注
入パイプ3を挿入し、該注入パイプ3によってチューブ
体2内に充填液を充填している。なお、充填物は充填液
に限定されるものではなく、粉体や粒状物等であっても
よい。
上記充填液が充填されたチューブ体2は横シール装置4
内に導入され、該横シール装置4により一定寸法毎に長
手方向と直交する方向に加熱溶着されて順次横シールさ
れ、これにより搬送方向前後に隣接した一対の横シール
部の間で充填液を封入した容器5Aを形成している。
上記横シール装置4は、鉛直面内で回転する回転体6
と、この回転体6の外周部に設けた多数の内枠7と、各
内枠7のそれぞれに開閉自在に設けた外枠8とを備えて
おり、外枠8を開放させた状態で鉛直上方から内枠7の
外側にチューブ体2を供給し、その後に外枠8を閉鎖さ
せることにより、内枠7と外枠8とでチューブ体2の所
要位置を長手方向と直交する方向に挟持させている。
そしてその状態で挟持部分を加熱溶着させてチューブ体
2を横シールすることにより、上述したように一対の横
シール部の間で充填液を封入した容器5Aを形成してい
る。このような横シール装置4は、例えば特開昭61−47
312号公報、特開昭61−69510号公報、或いは特開昭61−
178806号公報等に記載されて従来既に公知である。
上記横シール装置4で成形されて相互に連続された容器
5Aは、次に切断装置10により各横シール部の中央部分で
切断されて個々の容器5Bに分離される。この容器5Bは、
第2a図に示すように、上述した縦シール装置1によって
シールされた搬送方向に沿う縦シール部5aと、上記横シ
ール装置4によってシールされた搬送方向前後の横シー
ル部5bとを有しており、横シール装置4の内枠7と外枠
8とで挟持された際に、予め帯状シートに形成した折線
に沿って部分的に折曲られて、偏平状の容器5Bに成形さ
れている。
上記切断装置10は、横シール装置4を構成する回転体6
の斜め上方位置に近接して配設され、その回転体6と同
期して回転する回転体11と、該回転体11の上部に配設さ
れて同期回転するロータリカッタ12とを備えている。上
記回転体11の外周面には上記容器5A又は5Bを収容するポ
ケット13を所定間隔で形成してあり、各ポケット13内底
部に容器を吸着保持する負圧通路14を開口させ、各負圧
通路14を図示しないロータリジョイントを介して負圧源
に連通させている。
上記横シール装置4から切断装置10に受渡される連続し
た容器5Aは、それぞれ上記ポケット13内に収容されると
ともに負圧通路14の負圧によって吸着されて各ポケット
13内の所定位置に位置決めされ、それによって各容器5A
の間隔が所定の間隔に正確に調整される。そしてこの状
態で上記ロータリカッタ12により各容器5Aの中間部の横
シール部5bが切断されて個々の容器5Bに分離され、分離
された容器5Bはこれを直方体に押圧成形する容器成形装
置20に供給される。この際には、上記負圧通路14による
容器5Bの吸着が解除されるようになっている。
上記容器成形装置20は2つの同期して回転する第1回転
体21と第2回転体22とを備え、一方の第1回転体21は該
回転体の軸方向両側から容器5Bの両側を挟持する第1ク
ランプ機構23を、他方の第2回転体22は該回転体の円周
方向両側から容器5Bの前後を挟持する第2クランプ機構
24をそれぞれ備えている。
また、上記第1回転体21には第1クランプ機構23で挟持
された容器5Bの半径方向内方の側面を支持する第1支持
部材25を設けるとともに、第2回転体に22にも第2クラ
ンプ機構24で挟持される容器5Bの半径方向内方の側面を
支持する第2支持部材26を設け、両支持部材25、26が各
回転体21,22の回転中心を結ぶ線A上に位置した際に
は、両支持部材25,26で容器5Bの半径方向両側面を挟持
できるようにしている。
したがって、上記切断装置10によって個々に分離された
容器5Bは第1回転体21の第1クランプ機構23によって挟
持され、該第1回転体21の回転に伴なって搬送される。
そして該容器5Bが上記線A上まで搬送されると、該容器
5Bの半径方向両側面が支持部材25、26によって挟持さ
れ、これと同時に第2回転体22の第2クランプ機構24が
容器5Bの搬送方向前後を挟持する。その結果、容器5Bは
その周囲6面が同時に挟持押圧されて、第2b図で示すよ
うに、直方体形状に成形されるようになる。
このとき、上記第2クランプ機構24による挟持力は第1
クランプ機構23による挟持力よりも小さく設定してあ
り、したがって容器5Bの周囲6面が同時に押圧された状
態のまま両回転体21、22の回転が進むと、容器5Bは第2
クランプ機構24から強制的に離脱されるようになり、該
容器5Bは第1クランプ機構23に挟持されたまま次の耳部
折曲装置100に受渡される。
この耳部折曲装置100は、第2b図で示す直方体容器5Bの
両側前後にできた横方向に突出する耳部5cの全てを搬送
方向後方側に折曲げて折り癖を付けるもので、回転体10
1に設けられて容器5Bの搬送方向前後面を挟持するクラ
ンプ機構102を備えており、上記容器成形装置20の第1
クランプ機構23によって搬送方向両側が挟持された容器
5Bをそのクランプ機構102で搬送方向前後から挟持でき
るようになっている。
このとき、容器成形装置20の第1クランプ機構23から耳
部折曲装置100のクランプ機構102に円滑かつ確実に容器
5Bを受渡すため、容器成形装置20の第1回転体21と耳部
折曲装置100の回転体101との間に容器5Bの受渡し装置50
を設けている。
上記受渡し装置50は、上記容器成形装置20の第1回転体
21の外周に掛渡した無端状の第1ロープ51と、耳部折曲
装置100の回転体101の外周に掛渡した無端状の第2ロー
プ52とを備えており、容器成形装置20の第1クランプ機
構23上記第1ロープ51の外周において容器5Bを挟持し、
また耳部折曲装置100のクランプ機構102は第2ロープ52
の外周において容器5Bを挟持できるようになっている。
上記第1ロープ51は、上記回転体21から回転体101への
受渡し位置を基準として、容器5Bの搬送方向前方側に配
設した第1ローラ53に掛渡して容器5Bの搬送方向前方側
へ張設し、また第2ロープ52は容器5Bの搬送方向後方側
に配設した第2ローラ54に掛渡して容器5Bの搬送方向後
方側へ張設している。そして上記各ロープ51、52は、そ
れぞれ2本平行に配設して各回転体21、101およびロー
ラ53、54の各外周面に形成した溝内にそれぞれ係合させ
ている。
したがって、上記容器5Bは第1ロープ51と第2ロープ52
とでその半径方向両側面が支持されるようになり、その
状態のまま両ロープ51、52に対して殆どスリップを生じ
させることなく、容器成形装置20の第1クランプ機構23
から耳部折曲装置100のクランプ機構102に円滑かつ確実
に受渡されるようになる。なお、上記第2ロープ52は、
耳部折曲装置100からその下流側に配設した耳部接着装
置200への容器5Bの案内も兼ねるようになる。
上記耳部折曲装置100は、上記回転体101の外周に配設し
てフレーム103に固定した円弧状の第1ガイド部材104
と、回転体101の軸方向両側位置に配設して上記フレー
ム103に固定した一対の円弧状の第2ガイド部材105とを
備えており、上記クランプ機構102で挟持された容器は
第1ガイド部材104で外周面が支持された状態で一対の
第2ガイド部材105間を通過し、その際に両第2ガイド
部材105によって容器5Bの両側に突出する耳部5cがそれ
ぞれ搬送方向後方側に折曲げられて折り癖が付けられ
る。
上記耳部折曲装置100を通過した容器5Bは、さらに上述
した耳部接着装置200に供給され、該耳部接着装置200に
よって搬送方向前方側の耳部5cが容器本体の両側面に、
また搬送方向後方側の耳部5cが容器本体の後面にそれぞ
れ加熱溶着されて第2c図に示す直方体容器5Cが完成され
る。
上記耳部接着装置200は、回転体201に設けられて容器5B
の半径方向内外面を除く周囲4面を挟持するクランプ機
構202と、回転体201の外周に沿ってフレーム203に取付
けられ、上記容器5Bの回転体201に対する半径方向外側
面を支持案内する円弧状のガイド部材204と、さらに上
記回転体201に設けられ、各容器5Bの耳部5cに当接して
それを容器本体に圧接させる各容器毎に4つの圧接部材
205を備えている。
そして本実施例では、搬送方向に隣接した上記クランプ
機構202を4組ずつの複数のグループに分割している。
すなわち、各グループ毎に4つの容器5Bを搬送すること
ができるようにしてあり、したがって各グループはそれ
ぞれ合計16の圧接部材205を備えることになる。
上記各グループに属する各圧接部材205は、それぞれ連
結部材206を介して2段作動式のシリンダ装置207に連動
させてあり、各シリンダ装置207によって同一グループ
内における全ての圧接部材205を一斉に作動させて、上
記耳部5cを容器本体に近接させた近接位置と、容器本体
に圧接させた圧接位置とに2段階に移動させることがで
きるようにしている。
上記回転体201の外部には、同一グループ内に属する全
ての耳部5cの各接着部分に熱風を吹付けてその部分を加
熱する合計16本のヒータ210を設けている。各ヒータ210
は、上記回転体201の外周に配設した円弧状の揺動部材2
11に取付けてあり、この揺動部材211を支持する揺動ア
ーム212は、上記回転体201の回転中心を中心として揺動
可能に設けている。
上記揺動アーム212の所要位置にはカムフォロワ213を取
付けてあり、該カムフォロワ213をカム部材214のカム溝
215に係合させ、かつ該カム部材214の駆動軸216を図示
しないモータによって回転体201の回転に同期して回転
駆動させることにより、上記揺動アーム212、揺動部材2
11およびヒータ210を往復揺動させることができるよう
にしている。
そして上記カム部材214を回転させた際には、上記ヒー
タ210を一のグループにおける容器5Bの移動に同期させ
て、実質的にそれと同一速度で同一方向に前進させるこ
とにより各耳部5cの接着部分を加熱させ、さらに所要位
置まで前進したら早戻りさせて再び上記ヒータ210を後
続のグループの容器5Bの移動に同期して前進させること
ができるようにしている。
したがって、上記シリンダ装置207により圧接部材205を
近接位置まで前進させて耳部5cを容器本体に近接させた
状態において、各ヒータ210による各耳部5cと容器本体
との接着部分の加熱が終了したら、上記シリンダ装置20
7によって直ちに圧接部材205を圧接位置まで前進させ
て、当該グループ内の全ての耳部5cを一斉に容器本体に
圧接させることができる。そしてそれによって、第2c図
に示す直方体容器5Cが完成される。
このようにして完成された容器5Cは、上記耳部接着装置
200による鉛直面内での移送から、排出装置300による水
平面内への移送に変換されて、該排出装置300から水平
に配設した排出コンベヤ301上に排出される。
上記耳部接着装置200のクランプ機構202のうち、容器5C
の搬送方向後面を支持するクランプ部材202aはL字形に
形成されて容器5Cの搬送方向後方側と半径方向内側面と
を支持できるようになっており、かつ回転体201の半径
方向に進退動自在に設けた作動杆220の先端に取付けら
れている。これに対し、容器5Cの搬送方向前面を支持す
るクランプ部材202b、および搬送方向両側面を支持する
一対のクランプ部材202cは上記回転体201に取付けてい
る。
そして上記作動杆220の半径方向内端部は上記フレーム2
03に固定したカム部材221に連動させてあり、完成され
た容器5Cが排出装置300に近接した際にそのカム部材221
によって半径方向外方に突出させて、上記容器5Cを半径
方向外方に押出すことができるようにしている。
この際には、容器5Cの周囲4面を挟持するクランプ機構
202はその挟持が開放されており、したがって作動杆220
を介してクランプ部材202aが半径方向外方に押出される
と、該クランプ部材202aに支持された容器5Cは他のクラ
ンプ部材202b、202cに対して半径方向外方に押出される
ので、容器5Cの搬送方向両側面および前面からそれらク
ランプ部材202b、202cが相対的に除去される。そして上
記ガイド部材204の搬送方向前方位置には、上記容器5C
の押出しに応じてその容器5Cの半径方向外側面および両
側面を支持する円弧状のガイド部材222を連続して設け
ている。
他方、上記排出装置300は、上記耳部接着装置200の回転
体201と同期して水平面内で回転する回転体302を備えて
おり、この回転体302は上記回転体201の半径方向外方位
置でその軸心を通るほぼ水平高さ位置に配設している。
上記回転体302の上面には、第3図に示すように、円周
方向等間隔位置の4箇所に半径方向外方に突出する押出
部材303をそれぞれ取付けてあり、各押出部材303を上記
ガイド部材222の上方で回転体201の軸方向に横切るよう
に回転させることにより、この押出部材303を、上記ガ
イド部材222に沿って下方から上方へそのガイド部材222
を越えて搬送されてきた容器5Cの側面に係合させて、該
容器5Cを回転体302の回転方向に押出すことができるよ
うにしている。
さらに、上記回転体302の周囲にはそれに沿って、該回
転体302に対する容器5Cの半径方向外側面を支持案内す
る円弧状のガイド部材304を配設固定してあり、またそ
の下方に容器5Cの底面を支持するガイド部材、305を配
設固定している。このガイド部材305の端部すなわち容
器5Cの入口部には斜め下方に傾斜させた傾斜部305aを形
成してあり、回転体201の回転によって下方から上方へ
移動されてきた容器5Cを回転体302の水平面内における
回転方向に押出す際に、その傾斜部305aに沿って斜め上
方に案内できるようにしている。
そして上記傾斜部305aの上方位置には、ガイド部材305
に沿わせてガイド部材306を配設固定してあり、このガ
イド部材306により上記傾斜部305aに沿って斜め上方に
案内されてきた容器5Cが上方に飛出すのを防止できるよ
うにしている。そしてさらに、上記耳部接着装置200の
回転体201から回転体302への容器受渡し位置と反対側位
置に、上記排出コンベヤ301を配設している。
したがって、クランプ部材202aによって鉛直面内で搬送
され、かつ回転体302に向けて押出されるとともに上記
ガイド部材222に案内されてきた容器5Cは、その回転体3
02に設けた押出部材303によってクランプ部材202a上か
らガイト部材305上に水平方向に押出され、さらにガイ
ド部材304に沿って円弧状に移送されて、正立した状態
で排出コンベヤ301に受渡されるようになる。
なお、上記実施例においては、容器成形装置20の第1回
転体21に設けた第1クランプ機構23によって容器を保持
搬送する第1保持部を、また耳部折曲装置100の回転体1
01に設けたクランプ機構102によって第2保持部をそれ
ぞれ構成しているが、これに限定されるものではなく、
バキュームやポケット等によって容器を保持搬送するよ
うにしてもよい。
然して、上記耳部折曲装置100の構成をより詳細に説明
すると、第4図、第5図において、該耳部折曲装置100
の回転体101は、水平に配設した駆動軸108に取付けた筒
状ボス部材109と、該筒状ボス部材109に放射方向に取付
けた多数のリブ部材110と、波板状の部材を湾曲させて
環状に形成し、かつ上記駆動軸108を中心として各リブ
部材110の先端部に固定した環状部材111とを備えてい
る。
そして上記環状部材111を構成する波板状の各突出部分
に、容器5Bの半径方向内側面を支持するための支持部材
112をそれぞれ取付けるとともに、上記各突出部分の両
側に、リング状部材113をそれぞれボルト114で固定して
いる。
上記一対のリング状部材113間には、上記環状部材111を
構成する波板状の各凹部内を貫通させて支持軸116をそ
れぞれ取付けてあり、各支持軸116に上記クランプ機構1
02を構成する2つのクランプ部材102a、102bをそれぞれ
揺動自在に軸支するとともに、各クランプ部材102a、10
2bの半径方向内端部にそれぞれカムフォロワ117a、117b
を取付けている。
第5図に示すように、一方のカムフォロワ117aは回転体
101の一側においてフレーム103に固定したカム部材118a
のカム溝119a内に係合させ、また他方のカムフォロワ11
7bは回転体101の他側においてフレーム103に固定したカ
ム部材118bのカム溝119b内に係合させてあり、それらカ
ム溝119a、119bのカム曲線に従って各支持軸116に設け
た2つのクランプ部材102a、102bを互いに逆方向に揺動
させることができるようにしている。
したがって、上記支持部材112を挟んで対向する各一対
のクランプ部材102a、102bによってそれぞれ上述したク
ランプ機構102が構成され、各クランプ機構102によって
容器5Bの前後面を挟持することができる。
さらに、上記回転体101の外周に上述した第1ガイド部
材104を配設するとともに、回転体101の軸方向両側位置
に第2ガイド部材105を配設してあり、両第2ガイド部
材105の間隔を容器5Bの幅よりも若干大きく設定して容
器本体との間に微少の間隙を形成することにより、特に
容器5Bの搬送方向前方側の耳部5cを搬送方向後方側へ折
曲げることができるようにしている。
このとき、上記第2ガイド部材105の入口部分の間隔
は、上述の間隔よりも大きく設定してあり、それによっ
て容器5Bの耳部5cを滑らかに搬送方向後方側へ折曲げる
ことができるようにしている。
また、上記クランプ部材102a、102bの軸方向の幅は容器
5Bの同方向の幅にほぼ一致させてあり、特に容器5Bの後
面を挟持するクランプ部材102aについては、その両側端
面と第2ガイド部材105の表面との間で搬送方向後方側
に折曲げた耳部5cの全域を両側から挟み込むことができ
るようにしている。
したがって、容器5Bの搬送方向後方側の耳部5cをそのク
ランプ部材102aの両側縁部を基準として正確に後方に折
曲げることができるとともに、該クランプ部材102aの両
側端面と第2ガイド部材105の表面とによって折曲げら
れた耳部5c内に残存しようとする充填液を容器本体内に
押出すことができるので、該耳部5cを一層正確に折曲げ
ることができる。
なお、第5図に示すように、各クランプ部材102a、102b
に上述した2本の平行な第2ロープ52が係合される溝12
0をそれぞれ形成してあり、また上記容器5Bの半径方向
内側面を支持する支持部材112にもその第2ロープ52が
係合される溝121を形成している。
以上の構成を有する耳部折曲装置100において、回転体1
01に設けた支持部材112を挟んで円周方向に対向する一
対のクランプ部材102a、102bを備えたクランプ機構102
は、上述した容器成形装置20の第1回転体21に近接する
際には開放されており、その開放された一対のクランプ
部材102a、102b間に上記受渡し装置50の第1ロープ51と
第2ロープ52とによって、耳部5cを搬送方向両側に突出
させた状態で容器5Bが供給される。
この容器5Bは、回転体101の回転に伴なって搬送方向後
方側のクランプ部材102aによって前進されるようにな
り、また該容器5Bの半径方向外側面は第1ロープ51から
第1ガイド部材104に受渡されて支持されるようにな
る。そして容器5Bの半径方向外側面が第1ガイド部材10
4によって支持されるようになると、上記各カム溝119
a、119bのカム曲線によってクランプ機構102が閉じら
れ、容器5Bの搬送方向前後面を挟持する。
この状態となると、次に容器5Bは回転体101の回転に伴
なって第2ガイド部材105の間に搬入され、上述したよ
うに両第2ガイド部材105によって容器5Bの各耳部5cが
それぞれ搬送方向後方側へ折曲げられる。
この後、容器5Bが第2ガイド部材105の間、および第1
ガイド部材104を通過してほぼ回転体101の下方位置まで
搬送されると、上記クランプ機構102が開放されるの
で、容器5Bが自重により落下して耳部接着装置200に供
給される。この際、容器5Bがクランプ部材102a、102b或
いは支持部材112に貼着して落下しないような場合に
は、上記第2ロープ52が当該容器5Bを強制的に落下させ
るようになる。
なお、上記実施例においては、耳部折曲装置100の回転
体101に設けたクランプ機構102を回転体101の回転によ
って循環搬送させているが、これに限定されるものでは
なく、無端状のチエンやコンベヤ等の循環搬送手段で上
記クランプ機構102を搬送するようにしてもよい。
「発明の効果」 以上のように、本発明によれば、容器を連続的に搬送し
ながら一対の第2ガイド部材によって自動的に耳部を搬
送方向後方側へ折曲げることができるので、高速処理を
行なうことができ、しかもその際、容器を挟持するクラ
ンプ機構と第1ガイド部材とによって容器の形状を所要
形状に維持した状態で、該クランプ機構によって耳部の
折曲げ位置を所定位置に規制することができるので、耳
部を正確に所定位置で折曲げることができるという効果
が得られる。また、耳部を折曲げる第2ガイド部材は一
対でよいのでそれを二対設けた従来装置に比較して構成
が簡単となり、しかも各第2ガイド部材で耳部を搬送方
向後方に折曲げればよいのでその耳部の折曲げ方向が単
純となり、したがって各第2ガイド部材の位置調整も容
易なものとすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す紙容器の製造装置全体
を示す概略構成図、第2a図、第2b図、第2c図はそれぞれ
容器の製造過程の状態を示す斜視図、第3図は排出装置
300の拡大平面図、第4図は第1図に示す耳部折曲装置1
00の要部の部分拡大断面図、第5図は第4図のV−V線
に沿う断面図である。 5B……容器、5c……耳部 50……受渡し装置(供給手段) 100……耳部折曲装置、102……クランプ機構 101……回転体(循環搬送手段) 103……フレーム、105……ガイド部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ容器の搬送方向前後を挟持する複
    数のクランプ機構と、各クランプ機構を所定の移動軌跡
    上で循環搬送する循環搬送手段と、容器の四隅に形成さ
    れる耳部を上記循環搬送手段による容器の搬送方向前後
    かつ両側に突出させて上記クランプ機構に順次供給する
    供給手段と、上記容器の移動軌跡の外側位置でフレーム
    に設けられて容器の外側面を案内する第1ガイド部材
    と、上記循環搬送手段による容器の搬送方向両側位置で
    フレームに設けられ、その搬送方向両側に突出する容器
    の耳部をそれぞれ搬送方向後方側に折曲げる一対の第2
    ガイド部材とを備えることを特徴とする容器の耳部折曲
    装置。
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